JP2798858B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2798858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像編集装置等に用
いるカラー画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の情報処理装置用表示装置や
テレビジョンとして、様々なタイプの画像表示装置が実
用化されている。以下、従来の一般的な各種表示装置に
ついて概略を説明する。
【0003】従来のカラーCRT表示装置 まず最初に、従来のカラーCRT表示装置について説明
する。
【0004】図1は、一般的なシャドウマスク形カラー
CRT表示装置の断面を表したものであり、例えば画像
工学ハンドブック(株式会社朝倉書店発行、1986年
5月20日初版第1刷、p.271〜p.273)に記
載されている。この装置は、CRT内部を10-6〜10
-7Torrの高真空状態に保っているガラスバルブ外囲器
1、カソードにより発生した電子群を入力電気信号に応
じた量の電子ビーム5として形成させ赤色表示用及び緑
色表示用及び青色表示用(以下、RGB用という)の3
本がデルタ配列されている電子銃2(青色用のみを図
示)、画面中央部付近での3色のビームの重ね合わせを
調整するために電子ビームの向きを横方向に変えるラテ
ラルコンバーゼンス磁石3、管の中心軸に対して放射状
の方向に各電子ビームの向きを調整するラジアルコンバ
ーゼンスアセンブリ4、電子ビーム5を磁界偏向により
進行方向を曲げてドット蛍光面8への到達位置を制御す
る偏向コイル6、偏向コイル6で偏向された電子ビーム
5を対応する色の蛍光体だけを刺激するように仕分けす
るために3色蛍光体ドット1組3個に対応して孔が開け
られているシャドウマスク7、蛍光体粉末を薄層に塗布
した面で入射電子ビーム5の強度に応じて発光し可視像
を表示するドット発光面8、ガラスバルブ外囲器1の蛍
光面部分に該当するフェースプレートガラス9、ガラス
バルブ外囲器1の電子銃部分に該当するネック管10、
及びガラスバルブ外囲器1の内面に塗布した導電膜に接
触している最終電極であるアノードを制御するアノード
ボタン11等により構成されている。
【0005】図10は、従来のシャドウマスク形カラー
CRT表示装置のシャドウマスク7及びドット蛍光面8
に電子ビームが透過する様子を拡大して表した図であ
る。この図で、図示しないRGB用の3つの電子銃から
それぞれ放射された赤色用電子ビーム12、緑色用電子
ビーム13及び青色用電子ビーム5は、ドット蛍光面上
のRGBの三色蛍光体ドット1組に対応して孔の開いて
いるシャドウマスク7を通過して、ドット蛍光面8上に
到達するようになっている。
【0006】以上のような構成の従来のシャドウマスク
形カラーCRT表示装置の動作を図1及び図10ととも
に説明する。
【0007】表示すべき画像中のある画素に対応する画
像信号が入力されると、電子銃2内のカソードが加熱さ
れて熱電子が放出されて加速され、電子銃2内の3極部
で必要な量の電子になるように変調され、電子銃2内の
主レンズ部でこの電子ビーム5がドット蛍光面8上で一
番小さくなるように絞られる。また、電子ビーム5は、
最終的にドット蛍光面8上にRGBの各色用ビームを集
束する際の重ね合わせ位置の微調整のため、ラテラルコ
ンバーゼンス磁石3からの磁界によって横方向に向きを
変えられるとともに、ラジアルコンバーゼンスアセンブ
リ4によって管の中心軸に対して放射状の方向に向きを
変えられる。こうして電子銃2から放射された電子ビー
ム5は、アノードボタン11によって制御されるアノー
ド電位によりドット蛍光面8方向に進む。
【0008】次に、電子ビーム5は、偏向コイル6によ
って印加される磁界によりドット蛍光面8上の発光させ
るべき蛍光体方向に偏向される。偏向コイル6によって
偏向された電子ビーム5は、照射すべきドット蛍光面8
の手前約10mmに取り付けられたシャドウマスク7によ
って遮られ、孔を通った部分が対応する位置の蛍光体ド
ットだけを照射し蛍光体ドットが発光する。
【0009】そして、以上の動作をRGBの各電子ビー
ム12,13,5について行い、画面上の水平方向及び
垂直方向に高速に走査することによりカラー画像の表示
が行われる。
【0010】従来のTNモードカラー液晶表示装置 次に、従来のTNモード型カラー液晶表示装置について
説明する。
【0011】図11は、一般的な加法混色系として構成
されたツイステッド・ネマチック(TN)モード型カラ
ー液晶表示装置の側断面を表したものであり、例えば画
像工学ハンドブック(株式会社朝倉書店発行、1986
年5月20日初版第1刷、p.288〜p.291)に
記載されている。この装置は、ガラス基板14、ガラス
基板14の内面に網目状に配置され電圧を印加すること
により液晶分子層の所定の2次元座標の液晶分子に電界
をかける透明導電膜15、透明導電膜15上に貼り付け
られ蛍光灯などからの入力光16を透過させることによ
りRGBに着色させるRGBのカラーフィルタ17、及
び透明導電膜15への電圧印加により分子配向を変化さ
せ入力光16を透過又は遮断するTNモード液晶18等
により構成されている。
【0012】図4は、図11に示したTNモード液晶の
動作原理を示す図である。図において、TN液晶セル1
8を挟んで対向配置された透明導電膜15a,15bの
間には、両者間に電圧を印加し電界を発生させるための
電源20が接続されている。偏光板19aは、入力光1
6の偏光軸を光入射側電極表面における液晶分子配向の
向きと一致させるための入力側偏向板であり、偏光板1
9bは、特定偏向の光のみを透過させるための出力側偏
向板である。入力光16は、TN液晶セル18及び偏光
板を透過して出力光21となる。
【0013】次に動作について説明する。まず、液晶表
示装置を赤色又は緑色又は青色に発色させる場合につい
て説明する。電源20により透明導電膜15a,15b
間に電圧を印加しない場合には、図4(A)に示すよう
に、TN液晶セル18内の各分子は透明導電膜14に対
して水平に対向し、かつ左右電極表面で相対的に向きが
90度回転した状態となるようにツイストしている。透
明導電膜14a及び14bの外面には偏光板19a及び
19bを貼り付け、その偏光軸をそれぞれ光入射側透明
導電膜15aと光出射側透明導電膜15bにおける液晶
分子配向の向きと一致させておく。
【0014】この状態で図の左方から入射した入力光1
6は、偏光板19aを通過して直線偏光となり、TN液
晶セル18からなる層を通過する間に液晶分子のねじれ
に沿って偏光面が90度回転し、偏光板19bに入る。
これにより入力光16は出力光21として視認される。
【0015】ここで図11を参照すると、入力光16が
TN液晶セル18からなる層を通過する際にカラーフィ
ルタ17を透過するため所定の周波数成分のみが出力光
21として視認される。液晶表示装置の画面の所定の画
素を赤色又は緑色又は青色のうちの所望の色で発色させ
るためには、この画素に対応する座標におけるR,Gま
たはBフィルタの形成された透明導電膜15bの電極を
選択して電圧を印加しなければよい。
【0016】次に、液晶表示装置を発色させない場合に
ついて説明する。図4(B)に示すように、電源20に
より透明導電膜15a,15b間に電圧を印加しTN液
晶セル18からなる層に電界を印加すると、TN液晶セ
ル18は電界効果で透明導電膜15a,15bに対して
垂直の方向に揃うため、偏光板19aによって偏光され
た入力光16の偏光面はTN液晶セル18からなる層を
通過する際に回転しない。従って、TN液晶セル18か
らなる層を通過した入力光16は偏光板19bによって
遮断され、出力光は視認されない。
【0017】以上のように、液晶表示装置の画面上の各
画素について透明導電膜15bの各電極に電圧を印加す
るか否かで画素を赤色又は緑色又は青色で発色させある
いは発色させないように制御することができ、画面全体
としてカラー画像を表示することができる。
【0018】従来のGH(ゲスト・ホール効果)モード
カラー液晶表示装置 次に、従来のGHモード型カラー液晶表示装置について
説明する。
【0019】図12は、減法混色方式で構成した一般的
なGHモード型カラー液晶表示装置の断面を表したもの
であり、例えば画像工学ハンドブック(株式会社朝倉書
店発行、1986年5月20日初版第1刷、p.288
〜p.291)に記載されている。この装置は、入力光
16が入射されるガラス基板14、ガラス基板14の内
面に網目状に配置され液晶層の所定の2次元座標位置の
液晶分子に磁界を印加するための透明導電膜15、透明
導電膜15に電圧を印加する電源20、界面活性剤塗布
法などの方法で液晶分子の配向を均一に制御する配向制
御膜22、イエロー(Y)色素を混合したY着色液晶層
23、マゼンタ(M)色素を混合したM着色液晶層2
4、シアン(C)色素を混合したC着色液晶層25等か
ら構成される。
【0020】図6は図12に示したGHモード液晶表示
装置の動作原理を示す断面図である。図において、対向
配置された2枚のガラス基板14間には、透明導電膜1
5a,15b、電源20、配向制御膜22、偏光板2
6、ネマチック液晶等の液晶分子27、長軸方向と一致
した偏向のみに対してある波長域を選択的に強く吸収す
るY色,M色又はC色の2色性色素分子28が配置さ
れ、入力光16に対し、色素分子28により着色された
出力着色光29または出力白色光30が出力されるよう
になっている。
【0021】次に動作について説明する。まず、液晶表
示装置の各色層を着色光で発光させる場合について説明
する。透明導電膜15の間に電源20による電圧を印加
しない場合、図6(A)に示すように液晶分子27及び
色素分子28はガラス基板14に対して平行に配向され
ている。従って、蛍光灯などの照明からの白色の入力光
16がC着色液晶層25(図12)に入力すると、2色
性色素分子28の波長吸収によりC着色液晶層25を透
過した光がC色に着色される。
【0022】同じC着色液晶層25の透明導電膜14の
間に電源20を用いて電圧を印加した場合には、C着色
液晶層25に電界が印加され、図6(B)に示すように
液晶分子27の誘電異方性により液晶分子27がガラス
基板14に対して垂直に配向する。また、液晶分子27
の配向の変化に伴い、2色性色素分子28もガラス基板
14に対して垂直に配向する。従って、蛍光灯などの照
明からの白色の入力光16がC色液晶層25に入力する
と、2色性色素分子28による波長吸収は起こらず、入
力光16は白色光のままC着色液晶層25を透過する。
【0023】以上の動作を、C着色液晶層25を透過し
た光について、図12のM着色液晶層24及びY着色液
晶層23への電界印加の有無により、入射光16に対し
て各色の混色表示を行うことができる。
【0024】また、表示装置の所定の2次元座標のドッ
トを所定の色で発光させるためには、各層の透明導電膜
15に網目状に配置された電極の所定の領域に電源20
で電圧を印加し電界をかければよい。
【0025】従来の受像管投写形表示装置 次に、従来の受像管投写形表示装置について説明する。
【0026】図13は、従来の一般的な受像管投写形表
示装置の要部側断面を表したものであり、例えば画像工
学ハンドブック(株式会社朝倉書店発行、1986年5
月20日初版第1刷、p.295〜p.297)に記載
されている。この装置は、画像を表示する赤色CRT1
51、投写レンズ152、画像を反転し拡大するための
反射鏡153、反射鏡153で拡大反転された画像をさ
らに拡大しながら再度反転させる反射鏡154、反射鏡
153及び154で拡大された画像を透過させることで
写し出す透過形スクリーン155等から構成されてい
る。
【0027】次に、動作について説明する。画像を表示
するCRTは、赤色用CRT151と図示しない青色用
及び緑色用CRTからなり、図13において紙面と垂直
方向に並列している。表示したい原画像をR,G,Bの
各色成分に分解し、各色用のCRTに表示する。例え
ば、赤色成分の画像の場合は、赤色用CRT151に画
像を表示する。表示された画像は投写レンズ152を透
過し左右方向に拡大され、反射鏡153で左右反転され
ると共に上下方向に拡大される。反射鏡153で反射さ
れた拡大・反転画像は、反射鏡153で再拡大されると
共に再び左右反転され元の赤色CRT151に表示され
た画像と同じ位相の画像として透過形スクリーン155
に投影される。このようにして、元の赤色用CRT15
1に表示される画像の拡大像が透過形スクリーン155
に表示される。また、青色用CRT及び緑色用CRTに
表示した画像も同様な手順で拡大し、同一スクリーン1
55上に投写し重ね合わせることで透過形スクリーン1
55上にカラー画像を形成することができる。
【0028】従来のアイドホール形ライトバルブ投写形
表示装置 図14は、シュリーレン光学系を用いたアイドホール形
ライトバルブ投写形表示装置の一般的構成を示す側断面
図であり、例えば画像工学ハンドブック(株式会社朝倉
書店発行、1986年5月20日初版第1刷、p.29
7〜p.299)に記載されている。この装置は、電子
ビームを照射する電子銃156、油膜の変形で反射光の
反射角度を変化させ得る油膜付き凹面鏡157、キセノ
ンランプからなる光源166、シュリーレン光学系の入
出力スロットの作用をするバーミラー158、画像を拡
大してスクリーン160に投写する投写レンズ159、
及び画像を結像するスクリーン160等から構成されて
いる。
【0029】次に、動作について説明する。光源166
からの光は、シュリーレン光学系の入出力スロットの作
用をするバーミラー158で反射されて管内の油膜付き
凹面鏡157に入射する。油膜付き凹面鏡147上に一
様な厚みで塗布されている油膜に変形がなければ、凹面
鏡157からの反射光はバーミラー159で遮られ、投
写レンズ159方向に光は出ない。また、油膜の表面
は、ビデオ信号の最大値でスポット幅が最小になるよう
な変調を受けた電子銃156からの電子ビームで走査さ
れ、この油膜上に信号レベルに応じた深さの走査線構造
が形成される。これが回折格子として作用し、この部分
で反射した光はバーミラー158の間隙を通過し、投写
光学系によりスクリーン160の相対位置に結像し、投
写像となる。
【0030】また、カラー画像を結像させる方法を以下
に説明する。図15に示すように、キセノンランプ光源
166からの光をダイクロイックフィルタ201で緑、
マゼン(赤+青)に分解し、入力バーマスク198を
通して前方のターゲット(回転ガラス円盤)204の透
明導電膜上に塗布された油膜に入射させる。1本の電子
ビームに対し3種の変調方法により、それぞれR、G、
Bの信号に対応する深さの3種の回折格子199を形成
する。緑光回折用の回折格子199は走査線構造によっ
て作られ、スポットウォブリングによってその深さが変
調される。R、B用の回折格子はそれぞれ異なる周波数
で走査速度変調を行うことにより作られる。このように
して出力バーマスク200を通過したR、G、Bの回折
光は投写レンズ208によってスクリーン160上にカ
ラー画像として投写される。
【0031】従来のレーザ投写形表示装置 図16は、従来の一般的なレーザ投写形表示装置の概略
図を表したものであり、例えば画像工学ハンドブック
(株式会社朝倉書店発行、1986年5月20日初版第
1刷、p.299〜p.300)に記載されている。こ
の装置は、赤色用の光源として用いられる出力約2Wの
クリプトンイオンレーザ175、アルゴンイオンレーザ
176の光を青色光及び緑色光に分光する分光プリズム
177、レーザ光ビームを映像信号に応じて強度変調す
るKDP形の電気光学結晶を用いたR,G,B用の光変
調器178a〜c、光変調器178a〜cを駆動する帯
域30MHzの大出力で映像を増幅する光変調器駆動増
幅器174、R,G,B用の検光子179a〜c、レー
ザビームを分割するビームスプリッタ181a〜c、ビ
ームスプリッタ181a〜cで一部分割されたR,G,
Bの各色光を入力し映像信号196にバイアスをかける
ことで黒色を調整する黒レベル固定回路180、透過光
と反射光を複合するダイクロイックミラー182a〜
c、レーザビームを反射させる反射鏡184a,b、光
チョッパ185、シリンドリカルレンズ186a,b、
水平用の光偏向器として用いる25面の回転多面鏡18
7、垂直用の光偏向器として用いる振動鏡を持つガルバ
ノメータ191、検出器188、ジッタ検出用小形レー
ザ189、リレーレンズ190a,b、投写レンズ19
2a,b、回転多面鏡187とリレーレンズ190とガ
ルバノメータ191等を内包し投写スクリーン194上
にラスタ走査を行う2次元走査器193、結像させるた
めのスクリーン194、及び光量可変減衰器197等か
ら構成される。
【0032】次に、動作について説明する。カラー画像
を表示するために、クリプトンイオンレーザ175から
赤色光を光変調器178aに、アルゴンイオンレーザ1
76からの光を分光プリズム177で分光したB,Gの
色光を、それぞれ光変調器178b及び178cに照射
する。これらの光は、映像入力信号195の強さに応じ
て光変調器駆動増幅器17で増幅され黒レベル固定回路
180からのバイアス電圧で補正された映像信号196
に応じて、光変調器178a〜cで変調される。このよ
うに、映像入力信号195に対応して得られたR,G,
B用のビームはダイクロイックミラー182a,bで合
成され、回転多面鏡187で水平偏向されガルバノメー
タ191で垂直偏向され、投写レンズ192a,bを通
してスクリーン194上に結像する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラーCRT表
示装置は、上記のように構成されているため、CRT表
示装置に表示しているカラー画像をカラープリンタや印
刷機などの記録装置にハードコピー出力しようとした場
合、表示装置の蛍光体の色度特性と記録装置のインクな
どの色材の色度特性が合わないために表示画像と記録画
像の色が異なり、所望の色を使用した作成画像が記録で
きないという問題があった。
【0034】従来の液晶表示装置は、上記のように構成
されているため、液晶表示装置に表示しているカラー画
像をカラープリンタや印刷機などの記録装置にハードコ
ピー出力しようとした場合、表示装置のカラーフィルタ
の色度特性と記録装置のインクなどの色材の色度特性が
合わないために表示画像と記録画像の色が異なり、所望
の色を使用した作成画像が記録できないという問題点が
あった。
【0035】従来の液晶表示装置は、上記のように構成
されているため、液晶表示装置に表示しているカラー画
像をカラープリンタや印刷機などの記録装置にハードコ
ピー出力しようとした場合、表示装置の2色性色素分子
の色度特性と記録装置のインクなどの色材の色度特性が
合わないために表示画像と記録画像の色が異なり、所望
の色を使用した作成画像が記録できないという問題点が
あった。
【0036】従来の受像管透影形表示装置は、上記のよ
うに構成されているため、受像管投写形表示装置に表示
しているカラー画像をカラープリンタや印刷機などの記
録装置にハードコピー出力しようとした場合、表示装置
のスクリーン上に投写される画像の色度特性と記録装置
のインクなどの色材の色度特性が合わないために表示画
像と記録画像の色が異なり、所望の色を使用した作成画
像が記録できないという問題があった。
【0037】従来のシュリーレン光学系を用いたライト
バルブ投写形表示装置は、上記のように構成されている
ため、表示装置に表示しているカラー画像をカラープリ
ンタや印刷機などの記録装置にハードコピー出力しよう
とした場合、表示装置のスクリーン上に投写される画像
の色度特性と記録装置のインクなどの色材の色度特性が
合わないために表示画像と記録画像の色が異なり、所望
の色を使用した作成画像が記録できないという問題があ
った。
【0038】従来のレーザ透影形表示装置は、上記のよ
うに構成されているため、表示装置に表示しているカラ
ー画像をカラープリンタや印刷機などの記録装置にハー
ドコピー出力しようとした場合、表示装置のスクリーン
上に投写される画像の色度特性と記録装置のインクなど
の色材の色度特性が合わないために表示画像と記録画像
の色が異なり、所望の色を使用した作成画像が記録でき
ないという問題があった。
【0039】この発明は、係る課題を解決するためにな
されたものであり、各種のカラー画像表示装置に表示さ
れる画像の色度特性と、この表示画像をプリンタ等の記
録装置にハードコピー出力したときの出力画像の色度特
性とを一致させることができる画像表示装置を得ること
を目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る画像表示装置は、電子ビームにより蛍光面を走査して
カラー画像を得るカラー陰極線管形の画像表示装置にお
いて、(i) 電子銃から放射された赤・緑・青用の各電子
ビームに応じた強度の白色光を発生する白色蛍光体素子
からなるドット蛍光面と、(ii)前記電子ビームの入射方
向に対して前記ドット蛍光面の背後に、前記赤・緑・青
用の各電子ビームに応じて生じた各白色光の入射位置に
対応してそれぞれ挿入配置され、表示画像を直接印刷・
記録するための印刷記録装置に用いられる色材の分光反
射特性と相補的な分光透過特性を有する赤・緑・青のフ
ィルタと、を有することを特徴とするものである。
【0041】請求項2記載の発明に係る画像表示装置
は、印加電界の有無に応じてその配向方向を変化させる
TNモード液晶層と、該TNモード液晶層の両側に該T
Nモード液晶層への電界印加のための電極として設けら
れた透明導電膜と、前記TNモード液晶層と前記透明導
電膜を収容保持するガラス基板と、を有するカラー液晶
形の画像表示装置において、(i) 前記ガラス基板内の出
力光側透明導電膜上に形成された白色のフィルタと、(i
i)出力光側のガラス基板外面に設けられ、表示画像を直
接印刷・記録するための印刷記録装置に用いられる色材
の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有する赤・緑
・青のフィルタと、を有することを特徴とするものであ
る。
【0042】請求項3記載の発明に係る画像表示装置
は、液晶分子と第1の色素分子とを含み印加電界の有無
に応じてその配向方向を変化させる第1の着色液晶層
と、液晶分子と第2の色素分子とを含み印加電界の有無
に応じてその配向方向を変化させる第2の着色液晶層
と、液晶分子と第3の色素分子とを含み印加電界の有無
に応じてその配向方向を変化させる第3の着色液晶層
と、を有するゲスト・ホール効果モードカラー液晶表示
形の画像表示装置において、前記第1,第2及び第3の
色素分子として、それぞれ表示画像を直接印刷・記録す
るための印刷記録装置に用いられる色材の分光反射特性
と相補的な分光吸収特性を有する色素を用いたことを特
徴とするものである。
【0043】請求項4記載の発明に係る画像表示装置
は、赤・緑・青の各色用の受像管からの出力光を重ね合
わせてスクリーン上に投写することによりカラー画像を
得る受像管投写形表示装置において、前記各受像管をそ
れぞれ赤・緑・青用の白色CRTで構成するとともに、
それぞれの出力光路上に、表示画像を直接印刷・記録す
るための印刷記録装置に用いられる色材の分光反射特性
と相補的な分光透過特性を有する色補正用フィルタを設
けたことを特徴とするものである。
【0044】請求項5記載の発明に係る画像表示装置
は、シュリーレン光学系を用いたライトバルブ投写形の
画像表示装置において、光源からの出力光を色分解する
ダイクロイックフィルタとして、表示画像を直接印刷・
記録するための印刷記録装置に用いられる色材の分光反
射特性と相補的な分光透過特性を有するダイクロイック
フィルタを用いたことを特徴とするものである。
【0045】請求項6記載の発明に係る画像表示装置
は、レーザビームによりカラー画像を得る画像表示装置
において、画像の赤・緑・青の各色成分に対応するレー
ザビームとして各々白色ビームを用いると共に、各色成
分の白色ビームの光路上にそれぞれ、表示画像を直接印
刷・記録するための印刷記録装置に用いられる色材の分
光反射特性と相補的な分光透過特性を有する赤・緑・青
の各色フィルタを設けたことを特徴とするものである。
【0046】
【作用】請求項1記載の発明に係る画像表示装置では、
ドット蛍光面に入射した電子ビームによりドット蛍光体
から生じた白色光が、記録装置の色材の分光反射率特性
と相補的な分光透過特性を有する赤・緑・青色のフィル
タを透過することにより記録装置の画素と同じ色を表示
することができる。
【0047】請求項2記載の発明に係る画像表示装置で
は、電源により電圧印加されていない透明導電膜間のT
N液晶セルにより偏光面を回転させられた入力光が白色
フィルタを透過することで白色光になり、この白色光が
出力光側のガラス基板外面に設けられ記録装置の色材の
分光反射率特性と相補的な分光透過特性を有する赤・緑
・青色のフィルタを透過することにより、記録装置の画
素と同じ色を表示することができる。
【0048】請求項3記載の発明に係る画像表示装置で
は、電源によって電圧を印加された液晶層を入力光が通
過する際、記録装置の色材の分光反射率特性と相補的な
分光吸収特性を有する色素分子の長軸方向と一致した偏
光のみ、特定波長域を選択的に強く吸収するため、記録
装置の画素と同じ色を表示することができる。
【0049】請求項4記載の発明に係る画像表示装置で
は、各白色CRTから赤・緑・青に対応した白色光が出
力され、それぞれ、表示画像を直接印刷・記録するため
の印刷記録装置に用いられる色材の分光反射特性と相補
的な分光透過特性を有する色補正用フィルタを透過して
重ね合わされることにより、スクリーン上の画像と記録
装置で記録した画像の色が良好に一致する。
【0050】請求項5記載の発明に係る画像表示装置で
は、シュリーレン光学系を用いたライトバルブ投写形表
示装置のスクリーン上に結像した画像と、記録装置で記
録した画像の色が良好に一致する。
【0051】請求項6記載の発明に係る画像表示装置で
は、レーザ表示装置のスクリーンに結像した画像と、記
録装置で記録した画像の色が良好に一致する。
【0052】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0053】カラーCRT表示装置 図1は、本発明の第1実施例としてのシャドウマスク形
カラーCRT表示装置を表したものであり、ドット蛍光
面8の構成、及びRGBフィルタ(本図では図示せず、
図2参照)を新たに設けた点を除き、従来装置の構成と
ほぼ同様である。すなわち、この装置は、CRT内部を
10-6〜10-7Torrの高真空状態に保っているガラスバ
ルブ外囲器1、カソードにより発生した電子群を入力電
気信号に応じた量の電子ビーム5として形成させ赤色表
示用及び緑色表示用及び青色表示用(以下、RGB用と
いう)の3本がデルタ配列されている電子銃2(青色用
のみを図示)、画面中央部付近での3色のビームの重ね
合わせを調整するために電子ビームの向きを横方向に変
えるラテラルコンバーゼンス磁石3、管の中心軸に対し
て放射状の方向に各電子ビームの向きを調整するラジア
ルコンバーゼンスアセンブリ4、電子ビーム5を磁界偏
向により進行方向を曲げてドット蛍光面8への到達位置
を制御する偏向コイル6、偏向コイル6で偏向された電
子ビーム5を対応する色の蛍光体だけを刺激するように
仕分けするために3色蛍光体ドット1組3個に対応して
孔が開けられているシャドウマスク7、蛍光体粉末を薄
層に塗布した面で入射電子ビーム5の強度に応じて発光
し可視像を表示するドット発光面8、ドット蛍光面8の
背後に設けられたRGBフィルタ(図示せず)、ガラス
バルブ外囲器1の蛍光面部分に該当するフェースプレー
トガラス9、ガラスバルブ外囲器1の電子銃部分に該当
するネック管10、及びガラスバルブ外囲器1の内面に
塗布した導電膜に接触している最終電極であるアノード
を制御するアノードボタン11等により構成されてい
る。
【0054】図2は、図1のカラーCRT表示装置のシ
ャドウマスク7及びドット蛍光面8に電子ビームが透過
する様子を拡大して表した図である。図において、図示
しないRGB用の3つの電子銃からそれぞれ放射された
赤色用電子ビーム12、緑色用電子ビーム13及び青色
用電子ビーム5は、ドット蛍光面上のRGBの三色蛍光
体ドット1組に対応して孔の開いているシャドウマスク
7を通過して、ドット蛍光面8上に到達するようになっ
ている。ドット蛍光面8は、各色電子ビームを三色の蛍
光体ドットの組を透過させることで白色光を作り出すた
めのものである。
【0055】青色フィルタ101は、ドット蛍光面8に
到達した青色用電子ビーム5に対応して生じた白色光を
透過させることで白色光を青色に着色するフィルタであ
って、記録装置の色材の分光反射特性と相補的な分光透
過特性を有している。同様に、赤色フィルタ102は、
ドット蛍光面8に到達した赤色用電子ビーム12に対応
して生じた白色光を透過させることで白色光を赤色に着
色するフィルタであって、記録装置の色材の分光反射特
性と相補的な分光透過特性を有している。また、緑色フ
ィルタ103は、ドット蛍光面8に到達した緑色用電子
ビーム13に対応して生じた白色光を透過させることで
白色光を緑色に着色するフィルタであって、記録装置の
色材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有してい
る。これらのフィルタ101,102,103が形成す
る面は、ガラスバルブ外囲器1の内面に貼り付けられて
いる。
【0056】以上のような構成のカラーCRT表示装置
の動作を図1及び図2とともに説明する。画面に表示す
べき画像中のある画素に対応する画像信号が入力される
と、電子銃2内のカソードが加熱されて熱電子が放出さ
れ加速され、電子銃2内の3極部で必要な量の電子にな
るよう変調され、電子銃2内の主レンズ部でこの電子ビ
ーム5がドット蛍光面8上で一番小さくなるように絞ら
れる。また、電子ビーム5は最終的にドット蛍光面8上
にRGBの各色用ビームを集束する際の重ね合わせ位置
の微調整のためラテラルコンバーゼンス磁石3からの磁
界によって横方向に向きを変えられるとともに、ラジア
ルコンバーゼンスアセンブリによって管の中心軸に対し
て放射状の方向に向きを変えられる。こうして電子銃2
から放射された電子ビーム5は、アノードボタン11に
よって制御されるアノード電位によりドット蛍光面8方
向に進む。
【0057】次に、電子ビーム5は、偏向コイル6によ
って印加される磁界によりドット蛍光面8上の発光させ
るべき蛍光体方向に偏向される。偏向コイル6によって
偏向された電子ビーム5は、照射すべきドット蛍光面8
の手前約10mmに取り付けられたシャドウマスク7によ
って遮られ、孔を通った部分が対応する位置の蛍光体ド
ットだけを照射し蛍光体ドットが発光する。このとき、
対応する位置の蛍光体ドットはRGBの3色蛍光体が一
組になって配置されているため、蛍光体面を透過した光
はRGBの加法により白色光になる。蛍光体面を透過し
た白色光は、ビーム光が照射すべき所定位置のフィルタ
層の青色フィルタ101に到達する。青色フィルタ10
1を透過した白色光は、青色に着色され、ガラスバルブ
外囲器1を透過して視覚される。
【0058】以上の動作を、RGBの各電子ビーム1
2,13,5について、偏向コイル6で偏光し、画面上
の水平方向及び垂直方向に高速に走査することによりカ
ラー画像の表示が行われる。そして、最終的に得られる
青色及び赤色及び緑色の出力光は全て記録装置の色材の
分光反射特性と同じ分光特性を有する光であるため、こ
れらの混色により得られた色は記録装置で記録した色と
一致している。
【0059】TNモードカラー液晶表示装置 次に、本発明の第2実施例として、加法混色法によるT
Nモードカラー液晶表示装置について図3とともに説明
する。
【0060】この装置は、ガラス基板14、ガラス基板
14の内面に網目状に配置され電圧を印加することによ
り液晶分子層の所定の2次元座標の液晶分子に電界をか
ける透明導電膜15、透明導電膜15上に貼り付けられ
蛍光灯などからの入力光16を透過させることによりR
GBに着色させるRGBの白色フィルタ17、及び透明
導電膜15への電圧印加により分子配向を変化させ入力
光16を透過又は遮断するTNモード液晶18、フィル
タ17を透過した白色光を透過させて青色に着色するた
めのフィルタであってプリンタ等の記録装置の色材の分
光反射特性と相補的な分光透過特性を有する青色用フィ
ルタ101、フィルタ17を透過した白色光を透過させ
て赤色に着色するためのフィルタであって記録装置の色
材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有する赤色
フィルタ102、フィルタ17を透過した白色光を透過
させて緑色に着色するためのフィルタであって記録装置
の色材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有する
緑色フィルタ103等により構成されている。
【0061】図4は、図3に示したTNモード液晶の動
作原理を示す図である。図において、TN液晶セル18
を挟んで対向配置された透明導電膜15a,15bの間
には、両者間に電圧を印加し電界を発生させるための電
源20が接続されている。偏光板19aは、入力光16
の偏光軸を光入射側電極表面における液晶分子配向の向
きと一致させるための入力側偏向板であり、偏光板19
bは、特定偏向の光のみを透過させるための出力側偏向
板である。入力光16は、TN液晶セル18及び偏光板
を透過して出力光21となる。
【0062】次に動作について説明する。まず、液晶表
示装置を赤色又は緑色又は青色に発色させる場合につい
て説明する。電源20により透明導電膜15a,15b
間に電圧を印加しない場合には、図4(A)に示すよう
に、TN液晶セル18内の各分子は透明導電膜14に対
して水平に対向し、かつ左右電極表面で相対的に向きが
90度回転した状態となるようにツイストしている。透
明導電膜14a及び14bの外面には偏光板19a及び
19bを貼り付け、その偏光軸をそれぞれ光入射側透明
導電膜15aと光出射側透明導電膜15bにおける液晶
分子配向の向きと一致させておく。
【0063】この状態で図の左方から入射した入力光1
6は、偏光板19aを通過して直線偏光となり、TN液
晶セル18からなる層を通過する間に液晶分子のねじれ
に沿って偏光面が90度回転し、偏光板19bに入る。
これにより入力光16は出力光21として視認される。
【0064】ここで図11を参照すると、入力光16
は、TN液晶セル18からなる層を通過する際に白色フ
ィルタ17を透過するため白色に着色される。液晶表示
装置の画面の所定の画素を白色で発色させるためには、
画面のある2次元座標における白色のフィルタが形成さ
れている透明導電膜14内の電極を選択して電圧を印加
しなければよい。所定の2次元座標において白色光とし
て透過した光は、ガラス基板14を透過し、青色フィル
タ101又は赤色フィルタ102又は緑色フィルタ10
3を透過して青色又は赤色又は緑色に着色されて視認さ
れる。この場合、最終的に得られる青色及び赤色及び緑
色の出力光は、全て記録装置の色材の分光反射特性と相
補的な分光特性を有するため、これらの混色により得ら
れた色は記録装置で記録した色と一致している。
【0065】また、液晶表示装置を発色させない場合に
ついて説明する。図4(B)に示すように、電源20に
より透明導電膜15a,15b間に電圧を印加しTN液
晶セル18からなる層に電界を印加すると、TN液晶セ
ル18は電界効果で透明導電膜15a,15bに対して
垂直の方向に揃うため、偏光板19aによって偏光され
た入力光16の偏光面はTN液晶セル18からなる層を
通過する際に回転しない。従って、TN液晶セル18か
らなる層を通過した入力光16は偏光板19bによって
遮断され、出力光21は視認されない。
【0066】以上のように、液晶表示装置の画面上の各
画素について透明導電膜15a,15bの電極に電圧を
印加するか否かで画素を赤色又は緑色又は青色で発色さ
せ、あるいは発色させないように制御することができ、
画面全体としてカラー画像を表示することができる。
【0067】GHモードカラー液晶表示装置 次に、本発明の第3実施例として、減法混色法によるゲ
スト・ホール効果(GH)モードカラー液晶表示装置を
図5とともに説明する。
【0068】図5に示すように、この装置は、入力光1
6が入射されるガラス基板14、ガラス基板14の内面
に網目状に配置され液晶層の所定の2次元座標位置の液
晶分子に磁界を印加するための透明導電膜15、透明導
電膜15に電圧を印加する電源20、界面活性剤塗布法
などの方法で液晶分子の配向を均一に制御する配向制御
膜22、記録装置の色材の分光反射特性と相補的な分光
吸収特性を有するイエロー(Y)色素分子を混合したY
着色液晶層106、記録装置の色材の分光反射特性と相
補的な分光吸収特性を有するマゼン(M)色素分子を
混合したM着色液晶層105、記録装置の色材の分光反
射特性と相補的な分光吸収特性を有するシアン(C)色
素分子を混合したC着色液晶層104等から構成され
る。
【0069】図6は図5に示したGHモード液晶表示装
置の動作原理を示す断面図である。図において、対向配
置された2枚のガラス基板14間には、透明導電膜15
a,15b、電源20、配向制御膜22、偏光板26、
ネマチック液晶等の液晶分子27、長軸方向と一致した
偏向のみに対してある波長域を選択的に強く吸収するY
色,M色又はC色の2色性色素分子28が配置され、入
力光16に対し、色素分子28により着色された出力着
色光29または出力白色光30が出力されるようになっ
ている。
【0070】次に動作について説明する。まず、液晶表
示装置の各色層を着色光で発光させる場合について説明
する。透明導電膜15の間に電源20による電圧を印加
しない場合、図6(A)に示すように液晶分子27及び
色素分子28はガラス基板14に対して平行に配向され
ている。従って、蛍光灯などの照明からの白色の入力光
16がC着色液晶層104(図5)に入力すると、2色
性色素分子28の波長吸収によりC着色液晶層104を
透過した光がC色に着色される。
【0071】同じC着色液晶層104の透明導電膜14
の間に電源20を用いて電圧を印加した場合には、C着
色液晶層104に電界がかかり、図6(B)に示すよう
に、液晶分子27の誘電異方性により液晶分子27がガ
ラス基板14に対して垂直に配向する。また、液晶分子
27の配向の変化に伴い、2色性色素分子28もガラス
基板14に対して垂直に配向する。従って、蛍光灯など
の照明からの白色の入力光16がC着色液晶層104に
入力すると、2色性色素分子28による波長吸収は起こ
らず、入力光16は白色光のままC着色液晶層104を
透過する。
【0072】以上の動作を、C着色液晶層104を透過
した光について、図5のM着色液晶層105及びY着色
液晶層106への電界印加の有無により、入射光16に
対して各色の混色表示を行うことができる。このとき、
視認されるC,M,及びY色光は各々記録装置の色材の
分光反射特性と相補的な分光特性をもっているため、こ
れらの混色で表される色は記録装置で記録した色と同じ
色に視覚できる。
【0073】なお、表示装置の所定の2次元座標のドッ
トを所定の色で発光させるためには、各層の透明導電膜
15に網目状に配置された電極の所定の領域に電源20
で電圧を印加し電界をかければよい。
【0074】受像管投写形表示装置 次に、本発明の第4実施例として、3色単色CRT3管
を用いた背面投写式受像管透影形表示装置について、図
7とともに説明する。
【0075】この装置には、画像の赤色成分を白色光で
表示する赤色表示用白色CRT212、投写レンズ15
2、画像を反転し拡大するための反射鏡153、反射鏡
153で拡大反転された画像をさらに拡大しながら再度
反転させる反射鏡154、反射鏡153及び154で拡
大された画像を透過させることで写し出す透過形スクリ
ーン155、記録装置の色材の分光反射特性を有し赤色
表示用白色CRT212で表示する赤色成分画像を赤色
に着色する赤色用フィルタ211等から構成される。
【0076】次に動作について説明する。画像を表示す
るCRTは、赤色表示用白色CRT212と図示しない
青色表示用白色CRT、緑色表示用白色CRTからな
り、図7において紙面と垂直方向に並列している。表示
したいカラー画像をR,G,Bの各色成分に分解し、各
色表示用の白色CRTに表示する。例えば、赤色成分の
画像の場合は、赤色表示用白色CRT151に画像を表
示する。表示された画像は、記録装置の色材の分光反射
特性と相補的な分光透過特性を有する赤色用フィルタ2
11を透過して記録装置の色材に対応する分光特性の赤
色光に着色され、投写レンズ152を透過し左右方向に
拡大され、反射鏡153で左右反転されると共に上下方
向に拡大される。反射鏡153で反射された拡大・反転
画像は、反射鏡154で再拡大されると共に再び左右反
転され、元の赤色表示用白色CRT212に表示された
画像と同じ位相の画像として透過形スクリーン155に
透影される。このようにして、元の赤色表示用白色用C
RT211に表示される画像の拡大像が透過形スクリー
ン155に表示される。また、青色表示用白色CRT及
び緑色表示用白色CRTに表示した画像も同様な手順で
拡大し、同一スクリーン155上に投写し重ね合わせる
ことで透過形スクリーン155上にカラー画像を形成す
ることができる。
【0077】前記実施例では、3色単色CRT3管を用
いた背面投写式受像管投写形表示装置の例を示したが、
カラーCRT単管式のものを用いて赤色及び青色及び緑
色の画素を白色画素で置き換えると共に、記録装置の色
材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有するフィ
ルタをR,G,Bの各色画素ごとに対応する所定位置に
貼り付けることでも同様の効果が得られる。
【0078】また、前記実施例では、背面投写式の例を
示したが、前面投写式の構成にしてもよい。
【0079】単管カラーライトバルブ投写形表示装置 次に、本発明の第5実施例として、シュレーリン光学系
を用いた単管カラーライトバルブ投写形表示装置につい
て、図8とともに説明する。
【0080】この装置は、電子銃156、キセノンラン
プ166、スクリーン160、入力マスク198、出力
マスク200、記録装置の色材の分光反射特性と相補的
な分光透過特性を有するダイクロイックフィルタ20
1、回転ガラス円盤よりなるターゲット204、油だめ
205、シュリーレンレンズ206、投写レンズ208
等から構成される。なお、この図で、符号199は回折
格子のパターン、符号216はダイクロイックフィルタ
201の具体的な構成、符号203は入力マスク198
の具体的な構成、符号207は出力マスク200の具体
的な構成を示している。
【0081】以上のような構成のライトバルブ投写形表
示装置の動作を説明する。キセノンランプ光源166か
らの光は、ダイクロイックフィルタ201で緑、マゼン
タ(赤+青)に分解され、入力バーマスク198を通し
て前方のターゲット(回転ガラス円盤)204の透明導
電膜上に塗布された油膜に入射する。このとき、ダイク
ロイックフィルタ201として、記録装置の色材の分光
反射特性と相補的な分光透過特性を有するような緑及び
マゼンタ色材を使用する(符号216参照)。1本の電
子ビームに対し3種の変調方法により、それぞれR、
G、Bの信号に対応する深さの3種の回折格子199を
形成する。G用の回折格子199は走査線構造によって
作られ、スポットウォブリングによってその深さが変調
される。同様に、R、B用の回折格子もそれぞれ異なる
周波数で走査速度変調を行うことにより作られる。この
ようにして出力マスク200を通過したR、G、Bの各
回折光は、投写レンズ208によってスクリーン160
上にカラー画像として投写される。
【0082】カラーレーザ表示装置 次に、本発明の第6実施例としてのカラーレーザ表示装
置について、図9とともに説明する。この装置は、赤色
用の光源として用いられる出力約2Wのクリプトンイオ
ンレーザ175、緑色用及び青色用の光源として用いら
れる総出力約8Wのアルゴンイオンレーザ176、レー
ザ光ビームを映像信号に応じて強度変調するKDP形の
電気光学結晶を用いたR,G,B用の光変調器178a
〜b、光変調器178a〜bを駆動する帯域30MHz
の大出力で映像入力信号195を増幅する光変調器駆動
増幅器174、R,G,B用検光子179a〜b、レー
ザビームを分割するビームスプリッタ181a〜e、ビ
ームスプリッタ181で一部分割された赤色光及び青色
光及び緑色光を入力し映像信号196にバイアスをかけ
ることで黒色を調整する黒レベル固定回路180、透過
光と反射光を複合するダイクロイックミラー182a及
び182b、レーザビームを反射させる反射鏡184a
及び184b、光チョッパ185、シリンドリカルレン
ズ186a及び186b、水平用の光偏向器として用い
る25面の回転面の回転多面鏡187、垂直用の光偏向
器として用いる振動鏡を持つガルバノメータ191、検
出器188、ジッタ検出用小形レーザ189、リレーレ
ンズ190a及び190b、投写レンズ192a及び1
92b、回転多面鏡187とリレーレンズ190とガル
バノメータ191等を内包し投写スクリーン194上に
ラスタ走査を行う2次元走査器193、結像させるため
のスクリーン194、光量可変減衰器197、白色光を
赤色に着色するフィルタであって記録装置の色材の分光
反射特性と相補的な分光透過特性を有する赤色フィルタ
213、白色光を青色に着色するフィルタであって記録
装置の色材に対応する分光特性を有する青色フィルタ2
14、及び白色光を緑色に着色するフィルタであって記
録装置の色材に対応する分光特性を有する緑色フィルタ
215等から構成される。
【0083】以上のような構成のレーザ投写形表示装置
の動作について説明する。クリプトンイオンレーザ17
5から照射される赤色光及びアルゴンイオンレーザ17
6から照射される緑色用及び青色用ビームは、平面鏡1
84c及びダイクロイックミラー182cにより白色光
として集束される。そして、この白色光はビームスプリ
ッタ181d、181eにより分割され、光変調器17
8a及び178bに入射すると共に、平面鏡184dで
反射されて光変調器178cに入射する。これらの光
は、映像入力信号195の強さに応じて光変調器駆動増
幅器174で増幅され黒レベル固定回路180からのバ
イアス電圧で補正された映像信号196に応じて、光変
調器178で変調される。
【0084】このようにして、映像入力信号195に対
応して得られたR,G,B成分の白色ビームは、記録装
置の色材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有す
る赤色フィルタ213,青色フィルタ214及び緑色フ
ィルタ215でそれぞれ赤色、青色、緑色に着色され
る。これらの着色ビームは、ダイクロイックミラー18
2で合成され、回転多面鏡187による水平偏向とガル
バノメータ191による垂直偏向を受け、投写レンズ1
92を通してスクリーン194上に結像する。
【0085】なお本実施例では、入力白色光を作るため
にクリプトンイオンレーザとアルゴンイオンレーザを用
いたが、ヘリウム・ネオンレーザなど他の手段を用いて
もよい。
【0086】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ドット蛍
光面に白色蛍光体素子を用いると共に、ドット蛍光面と
フェースプレートの間に記録装置の色材の分光反射特性
と相補的な分光透過特性を有する赤色及び緑色及び青色
のフィルタを挿入するように構成したので、ドット蛍光
面に入射した電子ビームによりドット蛍光体で生じた白
色光がこれらの赤色,緑色又は青色のフィルタを透過
し、記録装置の画素と同じ色を表示することができる。
【0087】請求項2記載の発明によれば、ガラス基板
内の出力光側の各透明導電膜上に白色のフィルタを形成
すると共に、出力光側のガラス基板外面に記録装置の色
材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有する赤
色,緑色及び青色のフィルタを貼り付けることとしたの
で、電源により電圧印加されていない透明導電膜間のT
N液晶セルにより偏光面を回転させられた入力光が白色
フィルタを透過して生じた白色光が、出力光側のガラス
基板外面に貼り付けられた上記赤色,緑色又は青色のフ
ィルタを透過することにより、記録装置の画素と同じ色
を表示することができる。
【0088】請求項3記載の発明によれば、GHモード
液晶セルに、記録装置の色材の分光反射特性と相補的な
分光吸収特性を有する色素を混合することにより、電源
によって電圧を印加された液晶層を入力光が通過する
際、上記色素分子の長軸方向と一致した偏光についての
み特定波長域が選択的に強く吸収され、記録装置の画素
と同じ色を表示することができる。
【0089】請求項4記載の発明によれば、赤色用CR
Tに記録装置の色材の分光反射特性と相補的な分光透過
特性を有する赤色フィルタを貼り付けると共に、青色用
CRTに記録装置の色材の分光反射特性と相補的な分光
透過特性を有する青色フィルタを、緑色用CRTに記録
装置の色材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有
する緑色フィルタを貼り付けるように構成したので、プ
リンタなどの記録装置による記録物と画像表示装置の表
示画像の色が原理的に一致するという効果がある。
【0090】請求項5記載の発明によれば、ダイクロイ
ックフィルタの色材として、記録装置の色材の分光反射
特性と相補的な分光透過特性を有する緑色,及びマゼン
タ色の色材を使用するように構成したので、プリンタな
どの記録装置による記録物と画像表示装置の表示画像の
色が原理的に一致するという効果がある。
【0091】請求項6記載の発明によれば、赤色用,青
色用及び緑色用光変調器への入力ビームをそれぞれクリ
プトンイオンレーザ及びアルゴンイオンレーザの合成に
よる白色光にすると共に、検光子とビームスプリッタ管
の光路に記録装置の色材の分光反射特性と相補的な分光
透過特性を有する各色用のフィルタを挿入するように構
成したので、プリンタなどの記録装置による記録物と画
像表示装置の表示画像の色が原理的に一致するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのカラーCRT表示
装置の全体構成図である。
【図2】図1のカラーCRT表示装置の動作原理を示す
説明図である。
【図3】本発明の第2実施例としてのTNモードカラー
液晶表示装置の要部を示す側断面図である。
【図4】図3のTNモードカラー液晶表示装置の動作原
理を示す説明図である。
【図5】本発明の第3実施例としてのGHモードカラー
液晶表示装置の要部を示す側断面図である。
【図6】図5のGHモードカラー液晶表示装置の動作原
理を示す説明図である。
【図7】本発明の第4実施例としての受像管投写形表示
装置の要部を示す側断面図である。
【図8】本発明の第5実施例としてのライトバルブ投写
形表示装置の構成及び動作原理を示す説明図である。
【図9】本発明の第6実施例としてのレーザ投写形カラ
ー表示装置の要部を示す概略構成図である。
【図10】従来のカラーCRT表示装置の動作原理を示
す断面斜視図である。
【図11】従来のTNモード型カラー液晶表示装置の要
部を示す側断面図である。
【図12】従来のGHモード型カラー液晶表示装置の要
部を示す側断面図である。
【図13】従来の受像管投写形カラー液晶表示装置の要
部を示す側断面図である。
【図14】従来のアイドホール形ライトバルブ投写形表
示装置の構成及び動作原理を示す説明図である。
【図15】従来のカラーライトバルブ投写形表示装置の
動作原理を示す説明図である。
【図16】従来のレーザ投写形カラー表示装置の要部を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
5 青色電子ビーム 7 シャドウマスク 8 ドット蛍光面 12 赤色電子ビーム 13 緑色電子ビーム 15a,15b 透明導電膜 17 白色フィルタ 18 TN液晶層 27 液晶分子 28 色素分子 101 青色フィルタ 102 赤色フィルタ 103 緑色フィルタ 104 C着色液晶層 105 M着色液晶層 106 Y着色液晶層 152 投写レンズ 166 キセノンランプ 175 クリプトンイオンレーザ 176 アルゴンイオンレーザ 178 光変調器 181a〜181e ビームスプリッタ 182a〜182c ダイクロイックミラー 192 投写レンズ 193 2次元走査器 194 スクリーン 198 入力マスク 200 出力マスク 201 ダイクロイックフィルタ 204 ターゲット(回転ガラス円盤) 206 シュリーレンレンズ 211 赤色用フィルタ 212 赤色表示用白色CRT 213 赤色フィルタ 214 青色フィルタ 215 緑色フィルタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームにより蛍光面を走査してカラ
    ー画像を得るカラー陰極線管形の画像表示装置におい
    て、 電子銃から放射された赤・緑・青用の各電子ビームに応
    じた強度の白色光を発生する白色蛍光体素子からなるド
    ット蛍光面と、 前記電子ビームの入射方向に対して前記ドット蛍光面の
    背後に、前記赤・緑・青用の各電子ビームに応じて生じ
    た各白色光の入射位置に対応してそれぞれ挿入配置さ
    れ、表示画像を直接印刷・記録するための印刷記録装置
    に用いられる色材の分光反射特性と相補的な分光透過特
    性を有する赤・緑・青のフィルタと、 を具備することを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 印加電界の有無に応じてその配向方向を
    変化させるTNモード液晶層と、該TNモード液晶層の
    両側に該TNモード液晶層への電界印加のための電極と
    して設けられた透明導電膜と、前記TNモード液晶層と
    前記透明導電膜を収容保持するガラス基板と、を有する
    カラー液晶形の画像表示装置において、 前記ガラス基板内の出力光側透明導電膜上に形成された
    白色のフィルタと、 出力光側のガラス基板外面に設けられ、表示画像を直接
    印刷・記録するための印刷記録装置に用いられる色材の
    分光反射特性と相補的な分光透過特性を有する赤・緑・
    青のフィルタと、 を具備することを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 液晶分子と第1の色素分子とを含み印加
    電界の有無に応じてその配向方向を変化させる第1の着
    色液晶層と、液晶分子と第2の色素分子とを含み印加電
    界の有無に応じてその配向方向を変化させる第2の着色
    液晶層と、液晶分子と第3の色素分子とを含み印加電界
    の有無に応じてその配向方向を変化させる第3の着色液
    晶層と、を有するゲスト・ホール効果モードカラー液晶
    表示形の画像表示装置において、 前記第1,第2及び第3の色素分子として、それぞれ表
    示画像を直接印刷・記録するための印刷記録装置に用い
    られる色材の分光反射特性と相補的な分光吸収特性を有
    する色素を用いたことを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 赤・緑・青の各色用の受像管からの出力
    光を重ね合わせてスクリーン上に投写することによりカ
    ラー画像を得る受像管投写形表示装置において、 前記各受像管をそれぞれ赤・緑・青用の白色CRTで構
    成するとともに、それぞれの出力光路上に、表示画像を
    直接印刷・記録するための印刷記録装置に用いられる色
    材の分光反射特性と相補的な分光透過特性を有する色補
    正用フィルタを設けたことを特徴とする画像表示装置。
  5. 【請求項5】 シュリーレン光学系を用いたライトバル
    ブ投写形の画像表示装置において、 光源からの出力光を色分解するダイクロイックフィルタ
    として、表示画像を直接印刷・記録するための印刷記録
    装置に用いられる色材の分光反射特性と相補的な分光透
    過特性を有するダイクロイックフィルタを用いたことを
    特徴とする画像表示装置。
  6. 【請求項6】 レーザビームをスクリーン上に投写して
    カラー画像を得るレーザ投写形の画像表示装置におい
    て、 画像の赤・緑・青の各色成分に対応するレーザビームと
    して各々白色ビームを用いると共に、各色成分の白色ビ
    ームの光路上にそれぞれ、表示画像を直接印刷・記録す
    るための印刷記録装置に用いられる色材の分光反射特性
    と相補的な分光透過特性を有する赤・緑・青の各色フィ
    ルタを設けたことを特徴とする画像表示装置。
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