JP2796539B2 - 観賞魚用水槽用水浄化装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、観賞魚飼育のため
の水質維持と水槽管理をより簡便にする浄化利用の水浄
化装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の観賞魚飼育の為の水質維持と水槽
管理、放流方法には、水槽の外に濾過槽を設置し、成い
は、水槽にセットされている濾過槽で水は浄化され、水
槽の上部又は下部から直接噴出口を通じて放流されてい
る。濾過槽の構造は、汚れた水をスポンジやガラス玉、
一部砂利や綿類、フィルタ等を通過させ有機化合物やバ
クテリアによって有害物質を分解させるものが利用され
ている。前述した濾過装置や放流方法がよく知られてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した濾過方式、放
流方法による観賞魚飼育の水浄化装置では、第１に濾過
槽に沈殿した水の汚れがフィルター類の目づまりをつく
り清掃、交換がひんぱんに必要になっている。 第２
に、清掃、交換が遅れると汚れた水の濾過ができず水の
交換が必要になる。 第３に、水交換が遅れるて観賞魚
の病気の原因や健康維持に悪影響を及ぼし死に至らしめ
ることもある。又、病原菌を発生させ薬物の使用や飼育
を一時的に中断し消毒を行う他、時には、水槽全体を買
換え交換をしないと飼育できなくなる場合も発生してい
る。第４に、水槽の上部や下部からの直接放流は、強弱
の水流を発生させ、観賞魚にはそこで泳ぐことのみが強
要されるため疲労して健康を損ねる要因になり、身体の
弱まっている魚は、死に至らしめる結果も発生する等の
問題点があった。

【０００４】木発明は、清掃等をしなくても観賞魚が生
息するのに必要な水環境を好適につくり維持できる水浄
化装置及び自由に泳ぎ休息できる方法を提供することを
目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の水槽用水浄化装置を提案したものである。

【０００６】上記水浄化槽では、清浄前の水を水槽内よ
りポンプで水浄化槽床部のシュポレックス室へ送出し魚
の排泄物、残餌等大ゴミが処理されることになる。

【０００７】さらに、上部の２段の部屋からなる砂利室
を上昇し通過する水は 、小さなゴミや浮遊物、有害物
質が処理されることになる。

【０００８】上記各部屋には、バクテリアが大量に生息
することができ分解係となって浄化を早めることにな
る。

【０００９】上記の各部屋を通過し清浄された水は、浄
化槽上部の流出口から筒を通じて水面上部に位置するＬ
型パイプを流れ筒の噴出口から水面に向かって放流され
る。

【００１０】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１で示すように、水槽
内の汚れた水は符号１ポンプ口から上部浄化槽に送られ
図５符号２筒の流入口から矢印の方向へ左右に放出され
る。

【００１１】図５で示される実施例では、シュポレック
ス室内に放出された水に含有する符号１４魚の排泄物や
残餌等が符号３シュポレックス内に沈殿し、ここに図６
符号１５バクテリアが生息繁殖し分解係となって大きな
ゴミが処理される。

【００１２】図３で示される実施例では、大きなゴミを
処理された水が符号４砂利室用敷板の目穴を通過し符号
５砂利室において有害なアンモアや膣素、ミクロなゴミ
等をここに生息繁殖した有用微生物やバクテリアが付着
し分解係となって処理される

【００１３】図２で示される実施例では、上記で処理さ
れた水が符号６砂利室用敷板の目穴を通過し符号７砂利
室において浮遊物をここに生息繁殖したバクテリアが分
解係となって処理される。

【００１４】図１で示される実施例では、符号８清澄さ
れた水は符号９流出用筒を通じて充分な酸素を含み符号
１０Ｌ型繋ぎ用筒より符号１１上部に穴があき先端に蓋
をした噴出筒を通じて符号１２噴出口から流出し符号１
３水の進む方向で示すように水面が水の受け場所となり
波となって水槽の壁にぶつり底に向かいきえていくこに
なる。

【００１５】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を産みだすこ
とになる。

【００１６】上記した浄化装置により、ゴミや有害物質
が効果的に分解される為、浄化槽の清掃や水の交換がな
くても良好な水を常時、長期間保持できる。また、この
ことよって水温の安定化、水中植物の育成を助けること
になる。

【００１７】上記した浄化装置により、ゆるやかな水流
をつくりだし魚が自由に泳げるスペースを広げる。ま
た、このことによって観賞魚の健康維持を助けることに
なる。

【００１８】上記した装置により、観賞魚用水槽の水管
理が簡便にして効果的に行われることになる。また、既
存の水槽を改良して利用でき簡便である。したがって、
簡便にして効果的な飼育方法に役立つことになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】水槽及び浄化槽の全体縦断面図である。

【図２】浄化槽上部砂利室の平面図である。

【図３】浄化槽下部砂利室の平面図である。

【図４】浄化槽上部、下部砂利室用敷の平面図である。

【図５】浄化槽底部シュポレックス室の平面図である。

【図６】シュポレックス１つの断面図である。

【符号の説明】

１ 水中ポンプ口 ２ 流入用筒 ３ シュポレックス ４ 砂利室用敷板 ５ 下部砂利室 ６ 砂利室用敷板 ７ 上部砂利室 ８ 清澄水 ９ 流出用筒 １０ Ｌ型筒（繋ぎ用筒） １１ 墳出用筒 １２ 墳出口 １３ 水流の進む方向 １４ 排泄物や残餌等の大ゴミ １５ バクテリア

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 水槽の上部に設置する濾過槽の構造体内
   部の底部にシュポレックス室（３）を設置し、該シュポ
   レックス室内に水槽内の濾過前の水を流入筒（２）を介
   して流入させ、さらに、その上部に敷板（４）、砂利室
   （５）、敷板（６）、砂利室（７）の順に設置し、これ
   ら砂利室を通過して上部に出る水を流出筒（９）を通じ
   て水槽内に放流すると共に、前途の各シュポレックス室
   には、バクテリアを大量に生息させ、濾過を早めること
   を特徴とする水槽用水浄化装置。
2. 【請求項２】 上記流出口にＬ型の筒（１０）と上部に
   穴があき先端に蓋をした筒（１１）を繋ぎ合わせ設置す
   ることを特徴とする水槽用水浄化装置。