JP2795782B2 - アイシング材 - Google Patents

アイシング材

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JP2795782B2 JP21858392A JP21858392A JP2795782B2 JP 2795782 B2 JP2795782 B2 JP 2795782B2 JP 21858392 A JP21858392 A JP 21858392A JP 21858392 A JP21858392 A JP 21858392A JP 2795782 B2 JP2795782 B2 JP 2795782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアイシング材に係り、
その目的は前もって冷蔵させておくことなく直接関節等
に使用でき、患部への貼着と同時に即効的な冷却と圧迫
とが行なえ、しかも連続して長時間使用できるアイシン
グ材、或いは運動中の足部の熱を吸収し、疲労回復の促
進や障害を予防するアイシング材、または消防防火作業
時や、日焼け後のほてりを和らげる美顔用、更には医療
用といった様々な分野で好適に使用できるアイシング材
の提供にある。
【0002】
【従来の技術】従来よりスポーツ時に生じたねんざ、打
撲等の応急処置として、氷水による冷却や抗炎症剤等が
塗布されたシップ薬の固定、貼着などが行われていた。
一方、発熱時等の熱取りとしてはビニル製の袋体内に寒
冷剤を内填させたものも使用されていた。しかし、氷水
による冷却では凍傷の恐れなどから長時間続けられず、
せいぜい10〜20分程度の冷却しか行えないとともに、常
に氷を用意しておかなくてはならないという問題が存在
した。一方、シップ薬を用いた処置では患部に対する冷
却効果が弱く、且つその薬効の持続時間も極めて短いた
め、応急処置には適していなかった。しかも、このシッ
プ薬は一度その薬効が消失してしまうと再度その薬効が
復元することがなく、貼り替え作業が必要となるため煩
雑さを伴うといった問題も存在した。さらに、ビニル製
の袋体内に寒冷剤を内填させた熱取り材では、その使用
前に冷蔵庫内へ保存しておかなくては冷却状態を復元さ
せることができず、取扱いに不便であるといった問題が
存在した。
【0003】このような問題に鑑み、この発明者らは既
に特開昭 62-159649号「自己接着性寒冷剤内蔵テーピン
グ部材」及び特開昭 64-2647号「湿布用品」を開示し
た。特開昭 62-159649号「自己接着性寒冷剤内蔵テーピ
ング部材」は開口穴をもつ伸縮自在な発泡性合成樹脂基
材の開口穴にゲル剤を充填してなるテーピング部材で、
ゲル剤として7〜11重量%のポリビニルアルコール、2
〜5重量%のポリビニルアルコールを凝固させる有機又
は無機化合物、18〜24重量%のグリコール、65〜75重量
%の水からなるものを使用し、基材が厚み3〜12mm、幅
が2〜9cmで任意長さで巻回されて開閉自在な密封容器
に充填されてなるものであった。一方、特開昭 64-2647
号「湿布用品」は、ゲル剤としては前述した特開昭 62-
159649号開示のものが使用され、このゲル剤が不織布に
含有されてアイシング材が構成され、密封容器内に収納
されてなるものであった。これら技術はいずれも、ゲル
の自己冷却機能により冷却状態を復元できるため、アイ
シング材又はテーピング部材の再使用が可能となり、従
来の抗炎症剤が塗布されたシップ薬や寒冷剤に比べると
その取扱いの簡便性に優れたものであった。
【0004】あるいは、ランニングなど運動中に発生す
る障害を防止する目的で、スポーツシューズの中敷に発
泡合成樹脂やスポンジ等からなる衝撃吸収材を配設して
おく技術も存在した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た既開示技術には以下に述べる課題が存在した。すなわ
ち、特開昭 62-159649号「自己接着性寒冷剤内蔵テーピ
ング部材」では、その使用中や使用後にゲル剤が基材中
から脱落しやすく、この脱落によって冷却能力が著しく
低下し、且つゲル剤自体の粘着度が弱く、サポーターな
どで保持をする必要があるため取扱いに手間がかかり、
しかもその連続使用できる時間も5時間程度が限界であ
るという課題が存在した。また、特開昭 62-159649号
「自己接着性寒冷剤内蔵テーピング部材」及び特開昭 6
4-2647号「湿布用品」にて開示されているゲル剤では、
患部への使用と同時に即効的な冷却を行うことができな
いという課題が存在した。しかも、この開示技術におけ
るゲル剤での冷却効果、冷却持続時間はだいたい温度18
〜23℃で、一回の連続冷却時間が約4〜5時間程度の冷
却であり、長時間冷却が行えないという課題が存在し
た。
【0006】また、スポーツシューズ中敷に衝撃吸収材
を用いた技術は、確かにランニングやジャンプの際の足
部への負担を軽くすることはできるが、あくまでも「衝
撃緩和」を目的とするものであるから、積極的に足部の
疲労回復を促進し、障害が発生した際の回復を促進させ
るものではなかった。
【0007】そこで、業界では患部への使用と同時に即
効的な冷却が行えるとともに、使用によるゲル剤の基材
からの脱落が少なく、連続して長時間使用でき、しかも
伸縮性に優れ、関節等において好適に使用され、冷却と
同時に圧迫効果をも発現できるアイシング材の創出が望
まれていた。さらに、スポーツ後の関節への使用以外
に、例えばスポーツ選手の運動中に積極的に足部の熱を
吸収し、疲労や障害の回復を促進し、運動能力の持続性
を高めたりすることのできるアイシング材や、或いは消
防防火作業時に好適に使用できるアイシング材、若しく
は日焼け後のほてり感を静めたり、美顔用の冷却パック
として使用できるアイシング材、さらには歯科治療、眼
科治療などで冷却を行う際に好適に使用できる医療用の
アイシング材など、冷却の必要な際に好適に使用できる
種々のタイプのアイシング材の創出が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明では基材とこの
基材中に充填されるゲル剤とからなり、前記ゲル剤には
少なくともポリビニルアルコール、ゲル化剤、水とが含
有されてなることを特徴とするアイシング材及び4〜1
5重量%のポリビニルアルコール、0.2〜1.2重量
%のプロピルパラベン、0.2〜1.2重量%のメチル
パラベン、0.1〜1.2重量%のゲル化剤、2〜10
重量%のグリコール、80〜90重量%の水から構成さ
れるゲル剤を用いてなることを特徴とするアイシング
材、並びにこれら構成からなるアイシング材を靴内底に
配設してなることを特徴とするアイシング材を提供する
ことにより上記従来の課題を悉く解消する。
【0009】
【作用】4〜15重量%のポリビニルアルコール、0.
2〜1.2重量%のプロピルパラベン、0.2〜1.2
重量%のメチルパラベン、0.1〜1.2重量%のゲル
化剤、2〜10重量%のグリコール、80〜90重量%
の水から構成されるゲル剤を用いることにより、ゲル剤
に適度な粘着性が付与され、基材からの脱落が小さくな
り、しかもこのゲル自体の標準温度が約10℃前後となる
ため、患部への使用と同時に水性ゲルが患部の熱を取込
んで急速な冷却が行われ、しかも8〜14℃程度の温度域
にて連続7〜8時間、水を補うと約15〜20時間の長時間
使用が可能となる。さらに、このゲル剤にL−メントー
ルやdL−カンフルを配合しておくと、貼着させる皮膚
に清涼感を与えることができる。また基材として伸縮自
在な発泡合成樹脂を用いることにより、患部へ使用する
際に適度な圧迫感が得られ、ハレを伴った場合にはより
効果的な応急処置ができる。密封容器内に収納される構
成とすることにより、ゲルが自己冷却され、再使用が可
能となると同時に可搬性にも優れ、手軽に持ち運んで、
簡便に使用でき、汎用性が向上する。シート状、または
テープ状と患部に応じて適宜その形状が選択される。ま
た袋体内にアイシング材が配設されてなる構成とする
と、スポーツ障害以外にも一般の発熱時やハレ等の患部
の熱取り用として家庭用としても好適に使用できる。基
材をポリウレタン樹脂により形成すると、基材に良好な
強度と柔軟性が発現され、しかも耐薬品性や耐熱性にも
優れ、且つ伸縮性と同時にゲル剤及び水分の吸収性、ゲ
ル剤の粘度向上等が発現されゲル剤の脱落防止効果が向
上される。
【0010】また、このアイシング材を靴内底に配設す
ることにより、スポーツ選手の足部の熱を吸収し、ラン
ニングなどの運動中に足部に受ける負担を軽減させると
ともに、疲労や障害の回復を促進し、運動能力の持続性
を高めることができる。さらに、このアイシング材をベ
スト形状とすると、着用と同時に冷却が始まり、着用部
分全体を一定の温度で持続的に冷却させることができる
ため、消防防火作業時に最適なアイシングを行うことが
できる。さらに、このアイシング材をフェイスマスク形
状とすると、皮膚に密着した状態で即効的な冷却が行え
るため、日焼け後のほてりを静めたり、或いは急速冷却
による肌の引締めなど美顔用の冷却パックとして、さら
には火傷治療の医療用パックとして最適なアイシングが
行える。
【0011】
【発明の構成】以下、この発明に係るアイシング材の構
成を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るア
イシング材(1) の一実施例を示す外観説明図で、図2は
図1に示したアイシング材の部分断面拡大図である。図
示する実施例のアイシング材(1)は、複数の細孔部(21)
を有する伸縮性発泡合成樹脂からなる基材(2)とこの基
材(2)の細孔部(21)に充填されるゲル剤(3)とから構成さ
れる。伸縮性発泡合成樹脂としては、強度、高密度で複
数の細孔部を有するものが使用され、具体的にはポリウ
レタン樹脂からなる素材が好適に使用される。基材(2)
の細孔部(21)としては、直径0.01〜0.05mmとさ
れるのが、充填されるゲル剤(3) の脱落を防止するうえ
で好ましいが特に限定はされない。この基材(2)の表面
のみならず全面において細孔部(21)にゲル剤(3) が充填
されて、アイシング材(1) とされる。
【0012】この発明において使用されるゲル剤(3) と
しては4〜15重量%のポリビニルアルコール、0.2
〜1.2重量%のプロピルパラベン、0.2〜1.2重
量%のメチルパラベン、0.1〜1.2重量%のゲル化
剤、2〜10重量%のグリコール、80〜90重量%の
水から構成されるものが第一配合例として好適に例示さ
れる。
【0013】この第一配合例において使用されるポリビ
ニルアルコールとしては重合度が300 〜2000で、加水分
解率が88〜100 %程度の高加水分解率のポリビニルアル
コールと、加水分解率が20〜30%程度の低加水分解率の
ポリビニルアルコールとが70〜80対30〜20の割合で混合
されたものが一実施例として望ましく使用される。高加
水分解率と低加水分解率のものとの重量比を70〜80対30
〜20としたのは、高加水分解率のものの割合がこれ以上
増加するとゲル剤の凝固反応時間が遅くなり、アイシン
グ材(1) の製造が非能率的となるため好ましくなく、一
方、低加水分解率のものの割合がこれ以上増加すると使
用中の水の蒸発によるゲル剤の硬化速度が著しく速くな
り、この硬化によりアイシング材(1)の再使用が困難と
なり好ましくないからである。尚、この発明において用
いられるポリビニルアルコールは前記構成のものに限定
されず、任意の重合度や加水分解率を有するものが、任
意の混合率で配合されたものが好適に使用される。
【0014】ポリビニルアルコールはこの実施例におい
て、4〜15重量%配合される。この理由は、配合量が
4重量%未満であると充分なゲル状態が得られず、一
方、15重量%を超えて配合されると得られるゲル剤の
柔軟性が発現されず、基材(2) の細孔部(21)への充填が
効率良く行われないためいずれの場合も好ましくないか
らである。
【0015】また、プロピルパラベン(パラオキシ安息
香酸プロピル)、メチルパラベン(パラオキシ安息香酸
メチル)は、基材(2) の細孔部(21)におけるかび等の発
生を抑制する抗菌剤としてそれぞれ配合される。プロピ
ルパラベン(パラオキシ安息香酸プロピル)、メチルパ
ラベン(パラオキシ安息香酸メチル)はそれぞれ0.2
〜1.2重量%、より望ましくはそれぞれ1重量%ずつ
配合される。この理由は、配合量が0.2重量%未満で
あると抗菌作用を発現させにくくなり、一方、1.2重
量%を超えて配合されても抗菌作用は配合量に比例して
良くならないため、いずれの場合も好ましくないからで
ある。また、プロピルパラベン(パラオキシ安息香酸プ
ロピル)、メチルパラベン(パラオキシ安息香酸メチ
ル)のいずれか一方しか配合されない場合は充分な抗菌
作用が得られないため好ましくないからである。
【0016】さらに、この発明では、ジェリー状のゲル
剤(3) を早急に調整し、このゲル剤(3) を望ましいゲル
状態で基材に安定させるため、ゲル化剤(商品名:ボラ
ックス;COLLOID#513)が配合される。このゲル化剤の
配合は0.1〜1.2重量%、より好ましくは1重量%
配合される。この理由は、配合量が0.1重量%未満で
あると得られるゲル剤の粘度が不足し、ゲル剤が柔らか
くなりすぎるため好ましくなく、一方1.2重量%を超
えると逆に粘度が強くなりすぎ、基材(2) に対する安定
感が損なわれるためいずれの場合も好ましくないからで
ある。
【0017】また、このゲル剤(3) には適度な粘着性を
付与させるためグリコールが2〜10重量%、より好ま
しくは5重量%配合される。この理由は、配合量が2重
量%未満であると充分な粘着性が得られず、基材(2) か
らゲル剤(3) が脱落しやすくなってしまい、一方10重
量%を超えると粘度が強すぎる反面ゲルが柔らかくな
り、化学変化により基材(2) を傷めやすくなるためいず
れの場合も好ましくないからである。また、ゲル剤(3)
にグリコールを配合することにより、より長時間の冷却
が可能となるため、好ましく用いられる。グリコールと
してはプロピレングリコール、ポリエチレングリコール
などが好適に使用される。
【0018】上記した成分以外に、このゲル剤(3) では
水が80〜90重量%、より好ましくは89重量%配合
される。この理由は、配合量が80重量%未満であると
水分の気化による吸熱が不充分となり、この発明の目的
とする長時間冷却が不可能となるため好ましくなく、一
方90重量%を超えると充分なゲル状態が得られないた
め好ましくないからである。
【0019】この発明の第一配合例に係るゲル剤(3) は
以上のような配合により調整される。ゲル剤(3) を以上
のように配合することによって、ゲル剤(3)自体に適度
な粘性が付与されるため、基材からの脱落が少なくな
り、しかもゲル剤(3)自体の標準温度を約10℃前後とす
ることができ、患部への貼着と同時にこの10℃前後のゲ
ル剤(3) が患部周辺の熱を取込み、急速に患部を冷却さ
せることができるとともにこの15〜18℃前後の適温で長
時間の冷却が可能となる。
【0020】さらにゲル剤の第二配合例として5〜15
重量%のポリビニルアルコール、0.2〜1.2重量%
のプロピルパラベン、0.2〜1.2重量%のメチルパ
ラベン、0.1〜1.2重量%のゲル化剤、82〜94
重量%の水から構成されるものも好適に例示することが
できる。また、第三配合例として前記第一及び第二の配
合例により調整されたゲル剤にL−メントールとdL−
カンフルとを混合したゲル剤も例示できる。この混合量
としては特に限定はされないが、L−メントール 0.024
%、dL−カンフル0.012%程度の配合が、皮膚に貼着
した際に好適な清涼感を発現させることができるため望
ましい。
【0021】次に、この発明に係るアイシング材(1) の
形状及び使用状態について説明する。図3は、前記図1
乃至2に示したアイシング材(1) の一実施例を示す外観
図で、図示するようにこの実施例では、開閉自在な密閉
容器(4)内にテープ状に形成され巻回されたアイシング
材(1) が収納されている。このような密閉容器(4)内に
アイシング材(1) を収納することによって、可搬性に優
れ、スポーツ等を行う際に携帯でき、手軽に使用できる
とともに、このような密閉容器(4)内に収納しておくこ
とによって、繰り返し使用することが可能となる。
【0022】図4乃至図6は図3に示したアイシング材
(1) の一使用状態を示す説明図で、図示するようにテー
プ状に形成されたアイシング材(1) は膝や肘、足首等の
関節において巻回して好適に使用される。この実施例で
は基材(2) として伸縮性発泡合成樹脂を使用しているの
で、関節に対してよく適合するとともに、ゲル剤(3) に
よる即効的な冷却と同時に圧迫効果を発現させることが
できるので、捻挫、打撲といったスポーツ障害時に、前
もって冷蔵させておくことなく、すばやく巻回させて好
適に使用できる。また、図6に示すように関節等にこの
アイシング材(1) を巻回させたまま、アイシング材(1)
に水(H)をかけると引き続き長時間、冷却効果を発現さ
せることができる。使用後は、図7に示すようにナイロ
ン袋(b)等にアイシング材(1) を収納し、このナイロン
袋(b)に水を入れ、アイシング材(1) に水分を吸収させ
た後、余分な水分を捨て、図8に示すようにナイロン袋
(b) の開口部を中のアイシング材(1) が乾燥しないよう
にモール等によりしっかりと密封して、容器(4)内に収
納し、冷暗所等に保管させておけば、冷蔵させることな
く、再使用が可能となる。従って、このような状態に保
管させておくと、どこでもすぐに患部の冷却と圧迫とが
即効的に行える。
【0023】また、アイシング材(1) の形状は冷却を要
する患部の箇所により適宜決定されればよく、前述した
テープ状に限らず、例えば図9乃至図10に示すようなシ
ート状に形成されて、発熱時の熱取りや、肩等において
貼着されてもよい。さらに図11に示すように袋体(5) 内
にアイシング材(1) を配設し、この袋体(5) の両端をベ
ルト部(51)とすると、図12乃至図13に示すように腰や肩
等に袋体(5) の両端のベルト部(51)を巻き付けて好適に
固定させることができる。或いは、図14に示すように両
肩にアイシング材(1) を貼着させて、この気化作用を利
用してスポーツ選手、特に野球選手などの肩の冷却や疲
労回復等に使用させてもよい。
【0024】次に発明に係るアイシング材(1) の変更例
について説明する。この発明に係るアイシング材(1) は
前述した構成に限定されず、例えば図15に示すような靴
中敷状に形成され、スポーツシューズ(S)の内底に配設
される構成としてもよい。或いは、図16乃至17に示すよ
うにスポーツシューズの中敷(M) の踏み付け部(M1)及び
土踏まず部(M2)、踵寄り部(M3)にそれぞれ適宜な大きさ
のアイシング材(1) を充填させておき、この中敷(M) を
スポーツ時にシューズ内に配設させて使用してもよい。
この場合、図18の断面図にて示すように、中敷(M) の所
定位置に収納部(c) を設けておいて、この収納部(c) 内
に所定形状のアイシング材(1) を充填しておき、表面を
吸湿性のよい繊維材料(f) 等で被覆させておけば、アイ
シング材(1) による冷却効果と同時に吸湿効果をも発現
させることができる。或いは中敷(M) を発泡性の合成樹
脂(w)にて形成しておき、その所定箇所にアイシング材
(1) を設ける構成としてもよい。
【0025】このようにアイシング材(1) を中敷として
スポーツシューズ(S) の内底に配設しておくと、基材
(2) である伸縮性発泡合成樹脂がランニングなどの運動
中に足部に与える衝撃を吸収して足部に対する障害を防
止させると同時に、ゲル剤により足部の熱が吸収され、
障害回復、疲労回復を促進し、アイシングと衝撃吸収作
用との相乗効果が発現され、運動能力の持続性を高める
ことができる。さらに、図16乃至17に示すように踏み付
け部(M1)、土踏まず部(M2)、踵寄り部(M3)といった特定
部位にアイシング材(1) を設けることによって、局部に
おける過度の衝撃や疲労を効果的に防止することができ
る。しかも、足部の摩擦による熱を吸収するので、マ
メ、ウオノメ等の発生をも防止することができる。
【0026】この変更例におけるアイシング材(1) のゲ
ル剤としては、第一配合例に示したゲル剤が、プロピル
パラベン、メチルパラベンといった抗菌剤が配合されて
いるので、好適に使用される。このような抗菌剤配合の
ゲル剤を使用することにより、シューズ内の低温を維持
しながら、雑菌の繁殖を防ぐことができる。さらに、こ
のアイシング材(1) は数回の使用毎に適宜交換して使用
すればよく常にその機能を発現させることができるとと
もに、スポーツの種類によって適宜取り替え可能で、そ
の装着も容易であるので、手軽に簡便に使用できる。し
かも、運動能力の維持、軽い練習中の疲労蓄積の防止、
故障回復の補助といった各種スポーツの分野で目的に応
じた構成で幅広く用いることができる。
【0027】尚、この変更例では、アイシング材(1) を
構成する基材やゲル剤は前述したものに限定はされず、
例えば基材(2) として綿、レーヨン、アセテート、ナイ
ロン、ポリエステル等の素材が単独又は混合された不織
布を用い、この基材に発泡性合成樹脂のスポンジ等を積
層させる構成としてもよい。ゲル剤としても第一配合例
のもの以外に、前述した第二配合例のゲル剤も好適に使
用できる。
【0028】図19はこの発明に係るアイシング材(1) の
第二変更例を示す平面説明図であり、図示する変更例
で、アイシング材(1) はベスト状に形成されている。こ
のように、アイシング材(1) をベスト形状とすることに
より、図20に示すように着用すると同時に冷却効果が得
られ、着用部分全体を一定の温度で冷却持続し、消防防
火作業等において好適に使用できる。この変更例におい
ても、前述の変更例と同様に、基材として伸縮性のある
発泡性合成樹脂を用いても、或いは不織布を用いてもよ
い。不織布を用いた場合には図21に示すように、不織布
(2a)の厚みの繊維間にゲル剤(3) を強固に組み込む構成
とすれば、不織布の伸縮性の小さい性質と相まって、ゲ
ル剤(3) の基材(21)からの脱落が防止され、反復的な使
用に耐用できる消防防火用のアイシング材(1) となる。
尚、ゲル剤(3) としても前述と同様、第一、第二配合例
に示したいずれのものも好適に使用できる。
【0029】図22はこの発明に係るアイシング材(1) の
第三変更例を示す外観説明図であり、図23はその使用状
態を示す説明図である。この変更例では、図示するよう
にアイシング材(1) はフェイスマスク状に形成されてい
る。このようにフェイスマスク状に形成されたアイシン
グ材(1) を顔面に装着させると、肌に密着し、適度なシ
メリ感を肌に与えながら、急速冷却を行い、肌の毛細血
管を収縮させ、肌を引き締める効果が期待できるため、
エステティックサロンや一般家庭での美顔用冷却パック
に、或いは日焼け後のほてり感を静める冷却パックとし
て好適に使用できる。尚、この変更例において、使用さ
れるアイシング材(1) としては特に限定はされず、基材
として伸縮性のある発泡性合成樹脂や不織布等が好適に
使用できる。基材として不織布を用いた場合には、アイ
ソトープによるγ滅菌などを用いた滅菌処理が素材を傷
めることなく予め行うことができるため、特に火傷の治
療など医療用の冷却パックとして好適に用いることがで
きる。ゲル剤(3) としても前述と同様、適宜任意の配合
のものが限定されることなく好適に使用でき、使用後は
密封保管することにより再使用可能となる。
【0030】さらに、この変更例では図示するように、
目、鼻、口に対応する部分にそれぞれフラップ(i) を形
成して、使用時に開口する構成としておけば、その着脱
が容易となるため好ましいが、特に限定はされず、予め
所定の開口部を設けておく構成としてもよい。
【0031】図24乃至25はこの発明に係る第四変更例を
示す外観説明図である。図示するようにこの変更例で、
アイシング材(1) は両目若しくは片目を覆う眼帯状に形
成され、クーリングアイパッドとして使用される。この
場合、特に図25に示す片目用のものには、端部に留め部
(t) を形成させておくと好ましい。さらに、このクーリ
ングアイパッドにおいては、特にゲル剤に、L−メント
ールとdL−カンフルとを配合させておくと、好適な清
涼感が発現され、ドライバーやOAオペレーターの休息
用に、予め冷却しておくことなくそのままで皮膚に密着
して好適に急速冷却することが可能となる。或いは、医
療用として炎症を伴う眼疾患に対して好適に使用するこ
とができる。さらに、図26乃至27に示すような小片状に
形成することにより前述した用途以外に、例えば歯科治
療用のアイシングパッドとして、予め冷却しておくこと
なく、そのまま使用できる。この変更例においても使用
される基材、ゲル剤は任意であるが、基材として不織布
を用いると予め滅菌処理を行なうことが可能となり、ま
たゲル剤にL−メントールとdL−カンフルとを配合さ
せておくと好適な清涼感を発現させることができるの
で、特に眼科治療や歯科治療に用いる医療用として好適
に使用できる。
【0032】この発明に係るアイシング材(1) の構成は
以上の通りであり、任意のタイプのゲル剤や基材を使用
目的や使用部位に応じて適宜組み合わせてアイシング材
(1)とすればよい。すなわち、この発明においては使用
されるゲル剤として3つのタイプの配合例のものを好適
な実施例として示した。第一配合例に示したゲル剤で
は、貼着と同時に即効的な冷却が行え、且つ10〜15℃の
低温で7〜8時間程度の冷却が可能となるという特性を
示し、また、第二配合例に示したゲル剤では、水分含有
量が高いため、長時間冷却が可能となるという特性を発
現できる。さらに第三配合例に示したゲル剤では、皮膚
に貼着した際に好適な清涼感を与えることができるた
め、炎症を伴う眼疾患や冷却用パックなどに好適に使用
できる。
【0033】従って、以上のようなゲル剤の特性、或い
は基材の特性を勘案して、適宜任意のアイシング材とす
ればよい。すなわち、捻挫や打撲といった障害に際して
即効的な冷却と圧迫とが必要な際には、基材として伸縮
性の発泡合成樹脂を用い、且つゲル剤として即効的な冷
却効果を発揮できる第一配合例のゲル剤を使用すればよ
い。またスポーツシューズの中敷として靴内底に配設す
る場合には基材として伸縮性の発泡合成樹脂を使用する
と、衝撃緩衝作用が発現されるため好ましく、さらにこ
の基材に充填されるゲル剤としては即効冷却が可能なも
の、粘着性の高いもの、冷却持続時間が長いものなど、
目的に応じて任意に選択できる。さらに、消防防火作業
用等に使用する場合には、基材として発泡ウレタン樹脂
を用いてゲル剤の含浸量を多くする構成とし、且つゲル
剤としてはグリコール含有量が多く、粘度の高いものを
用いればゲルの脱落を好適に防止しながら好適な冷却が
行えるとともに反復使用も行うことができる。また美顔
用の冷却パック或いは眼科、歯科などの医療用として顔
面などに使用する場合では、基材として、素材変性を起
こすことなく滅菌処理ができる不織布が好適に用いら
れ、且つゲル剤としてもL−メントールとdL−カンフ
ルとを配合させて清涼感を与えるものをそれぞれ任意に
採用すればよく、限定されることなくいずれの組合せも
好適に採用できる。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて、この発明に係るアイ
シング材の効果を一層明確にする。 (実施例1) 厚みが0.3cm、幅7.6cm、長さ183cmのポリウレタン製基
材に4重量%のポリビニルアルコール、1重量%のプロ
ピルパラベン、1重量%のメチルパラベン、5重量%の
ポリエチレングリコール、89重量%の水から調整され
たゲル剤を1重量%のゲル化剤溶液中に入れ、適度なゲ
ル状態を得た後、充填させ、アイシング材とした。 (実施例2) 基材として厚みが0.3cm、幅7.6cm、長さ183cmの不織布
(ポリエステル)を用い、ゲル剤として6重量%のポリ
ビニルアルコール、1重量%のポリビニルアルコール凝
固剤、1重量%のプロピルパラベン、1重量%のメチル
パラベン、91重量%の水から調整されたものを用いた
以外は実施例1と同様のアイシング材とした。
【0035】
【試験例】前記実施例1〜2で得られたアイシング材を
用い、ひじに障害のあるパネラー10人の肘に貼着し、
貼着直後の冷却感、貼着直後の圧迫感、貼着7時
間後における冷却感の各項目についてそれぞれ以下の点
数評価を行った。 −2 良くない −1 あまり良くない 0 ほぼ同じ +1 少し良い +2 かなり良い この結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は基材とこ
の基材中に充填されるゲル剤とからなり、前記ゲル剤に
は少なくともポリビニルアルコール、ゲル化剤、水とが
含有されてなることを特徴とするアイシング材及び4〜
15重量%のポリビニルアルコール、0.2〜1.2重
量%のプロピルパラベン、0.2〜1.2重量%のメチ
ルパラベン、0.1〜1.2重量%のゲル化剤、2〜1
0重量%のグリコール、80〜90重量%の水から構成
されるゲル剤を用いてなることを特徴とするアイシング
材、並びにこれら構成からなるアイシング材を靴内底に
配設してなることを特徴とするアイシング材であるか
ら、前もって冷蔵する必要がなく、必要な時に簡便に即
効的な冷却が行えるとともにこの冷却と同時に患部の圧
迫をも行え、且つ長時間冷却が可能となり、ねんざ、打
撲、肉離れ等のスポーツ障害や筋肉疲労の回復に好適に
使用され、しかもかび等の発生を防止して使用される取
扱いに優れたアイシング材となる効果を奏する。
【0038】さらに密封容器内に収納される構成とする
ことにより、ゲルが自己冷却され、再使用が可能となる
と同時に可搬性にも優れ、手軽に持ち運んで、簡便に使
用でき、汎用性が向上する。シート状、またはテープ状
とすることにより患部に応じた応急処置が行える。また
袋体内にアイシング材が配設されてなる構成とすると、
スポーツ障害以外にも一般の発熱時やハレ等の患部の熱
取り用として家庭用としても好適に使用できる。基材を
ポリウレタン樹脂により形成すると、基材自体に良好な
耐薬品性、耐熱性が発現され、且つ伸縮性と同時にゲル
剤及び水分の吸収性とゲル剤の脱落防止効果も向上さ
れ、ゲル剤の基材からの脱落を防止することができる。
【0039】このアイシング材を靴内底に配設する構成
とすると、ランニングなどの運動中に足部に対して衝撃
吸収とアイシングとの作用を同時に発現させることがで
きるので障害発生の防止、疲労回復の促進といった効果
を奏する。また、ベスト状に形成することにより、或い
はフェイスマスク状に形成することにより装着と同時の
冷却と、装着部分全体の一定の温度での持続的冷却が行
えるため消防防火作業や冷却パックとして優れたアイシ
ング材となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るアイシング材の一実施例を示し
た外観説明図である。
【図2】図1の部分断面拡大図である。
【図3】この発明に係るアイシング材の保管状態の一実
施例を示した外観説明図である。
【図4】この発明に係るアイシング材の第一使用状態を
示した外観説明図である。
【図5】この発明に係るアイシング材の第二使用状態を
示した外観説明図である。
【図6】この発明に係るアイシング材の第三使用状態を
示した外観説明図である。
【図7】この発明に係るアイシング材の一使用後の処理
方法の一部を示した外観説明図である。
【図8】この発明に係るアイシング材の一使用後の処理
方法の一部を示した外観説明図である。
【図9】この発明に係るアイシング材をシート状とした
第一使用状態を示す外観説明図である。
【図10】この発明に係るアイシング材をシート状とし
た第二使用状態を示す外観説明図である。
【図11】この発明に係るアイシング材を袋体内に配設
した状態を示す外観説明図である。
【図12】袋体内に配設されたアイシング材の第一使用
状態を示した外観説明図である。
【図13】袋体内に配設されたアイシング材の第二使用
状態を示した外観説明図である。
【図14】この発明に係るアイシング材の第三使用状態
を示した外観説明図である。
【図15】この発明に係るアイシング材の第一変更例の
一実施例を示した外観説明図である。
【図16】この発明に係るアイシング材の第一変更例の
他の実施例を示した平面説明図である。
【図17】この発明に係るアイシング材の第一変更例の
他の実施例を示した平面説明図である。
【図18】図16のA−A' 線断面図である。
【図19】この発明に係るアイシング材の第二変更例を
示した外観説明図である。
【図20】図18に示した第二変更例の使用状態説明図で
ある。
【図21】この発明に係るアイシング材の他の実施例に
おける基材とゲル剤との状態を示した説明図である。
【図22】この発明に係るアイシング材の第三変更例を
示した外観説明図である。
【図23】図21に示した第三変更例の使用状態説明図で
ある。
【図24】この発明に係るアイシング材の第四変更例を
示した外観説明図である。
【図25】この発明に係るアイシング材の第四変更例を
示した外観説明図である。
【図26】この発明に係るアイシング材の他の変更例を
示した外観説明図である。
【図27】この発明に係るアイシング材の他の変更例を
示した外観説明図である。
【符号の説明】
1 アイシング材 2 基材 3 ゲル剤 4 密封容器 5 袋体

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材とこの基材中に充填されるゲル剤と
    からなり、前記ゲル剤には少なくともポリビニルアルコ
    ール、ゲル化剤、水とが含有されてなることを特徴とす
    るアイシング材。
  2. 【請求項2】 前記ゲル剤が5〜15重量%のポリビニ
    ルアルコール、0.2〜1.2重量%のプロピルパラベ
    ン、0.2〜1.2重量%のメチルパラベン、0.1〜
    1.2重量%のゲル化剤、82〜94重量%の水から構
    成されてなることを特徴とする請求項1に記載のアイシ
    ング材。
  3. 【請求項3】 基材とこの基材中に充填されるゲル剤と
    からなり、前記ゲル剤には少なくともポリビニルアルコ
    ール、ゲル化剤、グリコール、水とが含有されてなるこ
    とを特徴とするアイシング材。
  4. 【請求項4】 前記ゲル剤が4〜15重量%のポリビニ
    ルアルコール、0.2〜1.2重量%のプロピルパラベ
    ン、0.2〜1.2重量%のメチルパラベン、0.1〜
    1.2重量%のゲル化剤、2〜10重量%のグリコー
    ル、80〜90重量%の水から構成されてなることを特
    徴とする請求項3に記載のアイシング材。
  5. 【請求項5】 前記基材が複数の細孔部を有する伸縮性
    発泡合成樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至4
    に記載のアイシング材。
  6. 【請求項6】 前記基材が不織布からなることを特徴と
    する請求項1乃至4に記載のアイシング材。
  7. 【請求項7】 前記アイシング材が開閉自在な密閉容器
    内に収納されてなることを特徴とする請求項1乃至6に
    記載のアイシング材。
  8. 【請求項8】 前記アイシング材がシート状に形成され
    てなることを特徴とする請求項1乃至6に記載のアイシ
    ング材。
  9. 【請求項9】 前記アイシング材がテープ状に形成され
    てなることを特徴とする請求項1乃至6に記載のアイシ
    ング材。
  10. 【請求項10】 前記アイシング材が靴内底に配設され
    てなることを特徴とする請求項1乃至6に記載のアイシ
    ング材。
  11. 【請求項11】 前記アイシング材がベスト状に形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1乃至6に記載のアイ
    シング材。
  12. 【請求項12】 前記アイシング材がフェイスマスク状
    に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至6に記
    載のアイシング材。
  13. 【請求項13】 前記ゲル剤にL−メントールとdL−
    カンフルが混合されてなることを特徴とする請求項1乃
    至12に記載のアイシング材。
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