JP2795614B2 - 往復動式圧縮機 - Google Patents

往復動式圧縮機

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JP2795614B2
JP2795614B2 JP6127883A JP12788394A JP2795614B2 JP 2795614 B2 JP2795614 B2 JP 2795614B2 JP 6127883 A JP6127883 A JP 6127883A JP 12788394 A JP12788394 A JP 12788394A JP 2795614 B2 JP2795614 B2 JP 2795614B2
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    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
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    • F04B49/03Stopping, starting, unloading or idling control by means of valves

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、往復動式圧縮機に関
し、特に、シリンダーの余裕体積に存在する高圧冷媒ガ
スを上記往復動式圧縮機のシリンダーの外部へ排出して
高圧冷媒の再膨張を低減せしめ、液体状の冷媒ガスが往
復動式圧縮機のシリンダー内に存在して圧縮機の起動初
期に過圧縮が生ずると、高圧冷媒ガスを往復動式圧縮機
のシリンダー外部へ排出させることにより、圧縮機の体
積及び圧縮効率が向上され、かつ圧縮機の被水現象の減
少された往復動式圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】一般に、往復動式圧縮機
は、図1に示すごとく、密閉された容器100内に駆動
部1と圧縮部2の内設された構造であり、上記駆動部1
はモータにて構成される。このモータはロータ120と
ステータ130とから構成され、ロータ120は回転軸
110を有している。
【0003】圧縮部2は回転軸110の下端に偏心され
るべく結合された偏心軸212と、偏心軸212に回転
可能に結合されたコネクティングロッド214と、コネ
クティングロッド214と回転可能に結合されたピスト
ン210と、ピストン210の往復動可能な円筒状のシ
リンダー200と、シリンダーの一側に結合されたバル
ブ板230及びヘッドカバー220とから構成される。
【0004】上記のごとき構成の往復動式圧縮機は、主
として冷蔵庫や空気調和機などに設けられ、循環冷媒ガ
スを吸込んだ後、高温高圧で圧縮して吐出すものであっ
て、上記ロータ120とステータ130とからなるモー
タに電源が入力され、ロータ120の回転につれて回転
軸110が回転し、同時に偏心軸212が回転されてク
ランク軸214が直線運動を行い、ピストン210がシ
リンダー200内で往復動される。この往復動によって
容器100内の循環冷媒ガスがシリンダー200内に吸
込まれた後、高温高圧に圧縮されてシリンダー200の
外部へ吐出される。
【0005】図2において、圧縮部2は回転軸110の
下端に偏心されるよう結合された偏心軸212と、これ
に回転可能に結合されたコネクティングロッド214
と、コネクティングロッド214に回転可能に結合され
たピストン210と、ピストン210の往復動可能な円
筒状のシリンダー200と、シリンダーの一側に結合さ
れたバルブ板230及びヘッドカバー220とから構成
される。
【0006】一方、シリンダー200は、両側の開放さ
れた円筒状であって、シリンダー200の一側へはピス
トン210が挿入され、他側にはバルブ板230とヘッ
ドカバー220とが結合される。
【0007】上記ヘッドカバー220は、隔壁223に
より吸込室221と吐出室222とに仕分けられ、バル
ブ板230にはシリンダー200内部と吸込室221と
を貫通する吸込口231とシリンダー200内部と吐出
室222とを貫通する吐出口232が形成されている。
吸込口231と吐出口232には夫々吸込弁233と吐
出弁234が具えられる。
【0008】上記のごとき構成にてなる従来の圧縮機
は、図2(a)のごとく、モータの回転軸110の回転
につれて偏心軸212が回転し、ピストン210を後進
させる。従って、吸込弁233が開き、吐出弁234が
閉じられることにより吸込室221の冷媒ガス(低温低
圧状態)がシリンダー200内部に流入される。
【0009】一方、図2(b)のごとくピストン210
が前進すると、吸込弁233が閉ざされ、吐出弁234
が開かれることによりシリンダー200内に流入されて
いた冷媒ガスは高温高圧に圧縮されて吐出口232を通
して吐出室222に排出される。
【0010】上記過程において、ピストン210がシリ
ンダー200内で最大に前進して冷媒ガスを圧縮して
も、ピストン210とバルブ板230間のシリンダー2
00内部には圧縮された冷媒ガスが残っている余裕空間
がある。これを余裕体積Vというのであるが、これはピ
ストン210の前面がシリンダー200のバルブ板23
0に衝突したり、過圧縮が生じたりしないようにするた
め、ピストン210の前面とバルブ板230間に余裕隙
間を設けたために生じるのである。さらに、余裕体積V
は、バルブ板230に形成された吐出口232の占める
体積などによっても生じる。
【0011】ところで、上記冷媒ガスの吸込及び吐出過
程が瞬間に生じるため、冷媒ガス吐出し直後の吸込過程
のさい、余裕体積Vに残っていた冷媒ガスが完全に吐出
されていない状態で、再膨張を行うため、シリンダー2
00内部の有効体積がそれくらい縮小されて吸込まれる
冷媒ガス量が減少される。
【0012】上記において、余裕体積Vに残っていた冷
媒ガスの再膨張に伴う容積損失は図6に示すP−V線図
におけるごとくV1′−V1となる。(図6におけるV
2−V1は、再膨張のない場合の理論的な有効体積、V
2−V1′は再膨張のある実際サイクルにおける有効体
積である)
【0013】従って、冷媒ガスの吸込量が減少し、これ
に伴う吐出量が相対的に減少して圧縮機の圧縮効率が低
下された。
【0014】また、圧縮機の起動初期に液体状の冷媒ガ
スがシリンダー200内に流入されていれば過圧縮が生
ずることになるが、これに対する対応策がないため、過
圧縮による圧縮機の被水現象が深刻となるなどの問題点
があった。
【0015】日実開平2−76181号の往復圧縮機に
は、シリンダー内に収容されたピストンの往復動により
気体をシリンダー内に吸込むとともに、これを圧縮して
吐出す往復圧縮機において、シリンダー内とシリンダー
外部の低圧側を常時連通するオリフィスを具えた技術が
開示されている。上記公報によれば、高圧に圧縮された
冷媒の再膨張や液冷媒の残存による起動初期の過圧縮の
発生は防止されうるものとみなされる。
【0016】ところで、上記公報の考案によれば、オリ
フィスによりシリンダーの内外部が常に通じているた
め、圧縮効率が低減されるという問題点があった。
【0017】また、日実開平2−3082号の圧縮機の
ピストン装置をみると、シリンダーと、シリンダー内を
往復摺動するピストンと、ピストンの摺動面に設けた溝
内に装着されたシリンダーの内壁に接触されたピストン
リングを具えた圧縮機のピストン装置において、上記ピ
ストンにはピストンリングの後端側に溝内とシリンダー
内とを連通する通し穴が設けられ、この通し穴の溝内に
開口する開口部をピストンリングの接触する面に設けた
技術が開示されている。
【0018】ところで、上記考案公報によれば、圧縮行
程時溝内に流入された冷媒ガスが通し穴を通して低圧側
へ突出されることにより、起動初期時シリンダー内に流
入されている液冷媒による過圧縮をある程度には防止で
きるものとみなされるが、余裕体積に残っている圧縮さ
れた冷媒ガスの再膨張による圧縮効率の低下を防止する
ことができなかった。
【0019】
【発明の目的】この発明は、上記点に鑑みてなされたも
のであって、シリンダー内に残存する高圧冷媒ガスの再
膨張を低減し、圧縮機の体積効率を向上させることによ
って、それに伴う圧縮効率を向上させることはもとよ
り、シリンダー内の圧力が増加しすぎると、シリンダー
内の冷媒ガスの一部をシリンダー外部の容器内に排気せ
ることにより、圧縮機の起動初期にシリンダー内に残存
する液体冷媒の圧縮による過圧縮を防止し、圧縮機の被
水現象を低減させた往復動式圧縮機の提供にその目的が
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明は、ピストンの前面にバルブを形成し、シリ
ンダー内の冷媒ガスの圧縮時ピストンとバルブのバルブ
板との間の余裕体積に残存する冷媒ガスをシリンダー外
の容器内に排気する一方、シリンダー内の圧力が増加し
すぎると、その圧力によりバルブが開かれて一部の冷媒
ガスをシリンダー外へ排気させるようにした往復動式圧
縮機に関するものである。
【0021】
【実施例】以下、この発明による一実施例を添付図面に
沿って詳述する。図3において、ピストン210にはバ
ルブ3が取付けられている。上記ピストン210の前面
中央には円錐形状の孔300が形成されており、孔30
0を中心としてピストン210の内面両側には取付具3
30a,330bが形成されている。
【0022】バルブ3は、孔300を開閉する栓310
と、栓310を孔300に弾圧して密閉する弾性部材3
20とから構成されている。
【0023】一方、栓310の先端は、ピストン210
の孔300を通して前方へ突出されるべく冗長に形成さ
れ、栓310がピストン210の前方へ抜けずに後方に
のみ移動できるように栓310と孔300は円錐形状に
てなされている。バルブ3を構成する弾性部材320の
両端には、ピストン210の内面両側に形成された取付
具330a,330bに対応する取付片322a,32
2bが形成されている。
【0024】さらに、弾性部材320の中央には孔32
1が形成され、栓310の中央には取付孔314が穿設
されている。従って、取付ねじ311が弾性部材320
の孔321を通して栓310の取付孔314に締付けら
れることにより、栓310が弾性部材320に固定され
る。
【0025】以後、弾性部材320は締付ねじ323
a,323bによりピストン210の取付具330a,
330bに締付けられる。
【0026】この際、弾性部材320の弾力は、過圧縮
力以下にして、過圧縮時その圧縮力により栓310が後
退され、孔300が開放されるようになる。
【0027】次に、上記のごとき構成のこの発明のピス
トンによる冷媒ガスの吸込及び吐出過程について図4
(a),4(b),4(c)に沿って述べる。ここで、
図4(a),4(b),4(c)は圧縮部の平断面図で
あって、吸込室は吐出室222の後方に位置し、図面上
には示されていない。
【0028】図4(a)に示すごとく、モータの回転に
より回転軸110の回転につれて偏心軸212が回転
し、コネクティングロッドとピストン210がシリンダ
ー200内で後進すると、吸込弁233が開かれつつ吸
込口231を通して吐出室222の後方に位置づけた吸
込室の冷媒ガスがシリンダー200内に流入される。
【0029】以後、図4(b)のごとく、回転軸110
が回転し続けると、偏心軸212の回転によりコネクテ
ィングロッド211とピストン210が前進し、ピスト
ン210によりシリンダー200内に吸込まれた冷媒ガ
スを高温高圧に圧縮すると、この圧力で吐出弁234が
開かれ、上記圧縮冷媒ガスは吐出口232を経て吐出室
222に吐出される。
【0030】しかし、この際過圧縮が生じる場合、吐出
弁234とは別に栓310が過圧縮により後方へ弾圧さ
れ、栓310の後進によって孔300が開放され、過圧
縮冷媒ガスはシリンダー200外の容器100内に排気
される。
【0031】この際、容器100内には低圧冷媒ガスが
満たされており、過圧縮によりシリンダー200から排
気された冷媒ガスとともに、再び吐出室222の後方に
ある吸込室内に流入される。
【0032】一方、4(c)のごとく、ピストン210
が前進してバルブ板230に接近すると、栓310の先
端がバルブ板230に接続され、続けるピストン210
の前進により栓310は弾性部材320の弾力を克服し
て後進する。これにより、孔300が開いた状態とな
り、吐出口232を通して排出されずに、余裕体積Vに
残存の高圧残留冷媒ガスが容器100内に排出される。
【0033】従って、図4(a)のごとく、ピストン2
10が後進しつつ吸込室内の冷媒ガスを吸込むさい、吸
込量が減少されない。つまり、図4(a),4(b),
4(c)に示す吸込み及び吐出し過程は、圧縮機が駆動
すると連続かつ瞬間的になされるもので、シリンダー2
00内に吸込まれた冷媒ガスが吐出口232を通して吐
出室222に吐出され、余裕体積に残留の高圧冷媒ガス
が孔310を通して容器100内に排出されることによ
り、吐出しに相次ぐ冷媒ガスの吸込時その量が十分に吸
込まれて冷媒の吸込及び吐出量が減少されない。
【0034】これは、図6に示すP−V線図においてV
2−V1″となる。(但し、V1″は、再膨張の減少状
態の体積である)
【0035】図5は、この発明の他の実施例であり、圧
縮部を構成するピストンとシリンダー及びヘッドカバー
とバルブ板との結合状態の断面図である。図5によれ
ば、ピストン210の前面中央には孔300が穿設さ
れ、孔300を開閉するバルブ3の栓310の後方に
は、押し板312が形成されている。押し板312から
一定距離を離れた所には固定板340がピストン210
の内側に設けられ、押し板312と固定板340との間
には複数のコイルばね350が結合されている。
【0036】コイルばね350は、図4で述べた弾性部
材のごとく過圧力以下の弾力を有する。
【0037】上記のごとく構成されたこの発明による他
の実施例は、図4に示す一実施例と同様の作用、効果を
有するもので、過圧縮が生じると、栓310がコイルば
ね350の弾力を克服して開かれつつ孔300を通して
過圧冷媒ガスが容器100内に排気される。
【0038】一方、冷媒ガスの吐出時、ピストン210
が前進してバルブ板230に近接すると、栓310の先
端がバルブ板230に接触され、継続されるピストン2
10の前進により栓310が後進される。この後進によ
りコイルばね350が押さえられ、孔300は開放され
て余裕体積に残っていた冷媒ガスの大部分が排気され
る。
【0039】
【発明の効果】上述のように、この発明によれば、ピス
トン210が最大に前進するさい、孔300を閉じてい
る栓310がバルブ板230により押されつつ余裕体積
Vに残っていた高圧冷媒ガスが孔300を通して排出さ
れることにより、再膨張体積が減少され、それだけ吸込
まれる冷媒ガス量が増加して圧縮機の圧縮効率が向上さ
れる効果がある。また、圧縮機の起動初期の時シリンダ
ー内に液冷媒が流入されていたとしたら、過圧縮が生ず
ることになるが、この際にもバルブの栓が開かれつつ過
圧縮された冷媒ガスが300を通して排気されることに
より、圧縮機圧縮負荷増加に伴う被水現象が低下される
ことになる。
【0040】この発明は、発明の範囲から逸脱せずにい
ろいろな変形が実施できることは明らかである。特に、
上記実施例ではピストンの前面中央に一つの孔を設けた
後、これをバルブにより密閉させる構成であったが、こ
の発明の技術的思想は上記孔数に拘らないことは明らか
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般圧縮機の正断面図である。
【図2】図2(a),2(b)は、従来の往復動式圧縮
機における冷媒ガスの吸込及び吐出過程を説明するため
の圧縮部の拡大正断面図である。
【図3】この発明の一実施例による往復動式圧縮機のピ
ストン分解斜視図である。
【図4】図4(a),4(b),4(c)は、この発明
による往復動式圧縮機における冷媒ガスの吸込及び吐出
過程の説明のための圧縮部平断面図である。
【図5】この発明による圧縮部の拡大断面図である。
【図6】圧縮機のP−V線図である。
【符号の説明】
1 駆動部 2 圧縮部 3 バルブ 100 容器 200 シリンダー 210 ピストン 220 ヘッドカバー 230 バルブ板 300 孔 310 栓 320 弾性部材

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー内に収容されたピストンの往
    復動により冷媒をシリンダー内に吸込ませた後、これを
    圧縮して吐出す往復動式圧縮機において、上記ピストン
    の前面に形成され上記シリンダー内の冷媒ガスを低圧側
    へ流出させる流出孔と、上記ピストンの内側に具えられ
    所定の弾性力を有して上記流出孔を密閉する密閉手段を
    含んで構成され、上記密閉手段は、上記ピストンの前面
    中央に形成されている孔に移動可能に嵌入され、上記ピ
    ストンの最大前進時に先端がバルブ板に接触しつつ後進
    を行うように上記ピストンの前面に突出される栓と、上
    記ピストンの内側に固定されて上記栓を弾圧することに
    より上記孔を密閉させる弾性部材とから構成された往復
    動式圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材は、過圧縮力以下の弾性を
    有する請求項1に記載の往復動式圧縮機。
  3. 【請求項3】 上記栓は、円錐形状にして先端が上記ピ
    ストンの流出孔を通して前方へ突出されるよう冗長に形
    成された請求項1に記載の往復動式圧縮機。
  4. 【請求項4】 シリンダー内に収容されたピストンの往
    復動により冷媒をシリンダー内に吸込ませた後、これを
    圧縮して吐出す往復動式圧縮機において、上記ピストン
    の前面に形成され上記シリンダー内の冷媒ガスを低圧側
    へ流出させる流出孔と、上記ピストンの内側に具えられ
    所定の弾性力を有して上記流出孔を密閉する密閉手段を
    含んで構成され、上記密閉手段は、上記ピストン内側に
    固設されている固定板と、上記ピストンの前面中央に形
    成されている孔に移動可能に嵌入され、上記ピストンの
    最大前進時に先端がバルブ板に接触しつつ後進を行うよ
    うに上記ビストンの前面へ突出される栓と、上記固定板
    により支持され上記栓を弾圧することにより、上記孔が
    密閉されるようにする弾性部材とから構成された往復動
    式圧縮機。
  5. 【請求項5】 上記弾性部材は、過圧縮力以下の弾性を
    有する請求項4に記載の往復動式圧縮機。
  6. 【請求項6】 上記栓は、円錐形状にして先端が上記ピ
    ストンの流出孔を通して前方へ突出されるよう冗長に形
    成された請求項4に記載の往復動式圧縮機。
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