JP2795257B2 - トラフィックシェーパのセル出力競合制御方式 - Google Patents

トラフィックシェーパのセル出力競合制御方式

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JP2795257B2
JP2795257B2 JP9254396A JP9254396A JP2795257B2 JP 2795257 B2 JP2795257 B2 JP 2795257B2 JP 9254396 A JP9254396 A JP 9254396A JP 9254396 A JP9254396 A JP 9254396A JP 2795257 B2 JP2795257 B2 JP 2795257B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5678Traffic aspects, e.g. arbitration, load balancing, smoothing, buffer management
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラフィックシェ
ーパのセル出力競合制御方式に関し、特にトラフィック
シェーパにてATM伝送路に設定された仮想パスまたは
仮想チャネル上に送出間隔を平均化してセルを送出する
場合のトラフィックシェーパのセル出力競合制御方式に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ATM網では、伝送路に多重化
された複数の仮想パス(Virtual Path)または仮想チャ
ネル(Virtual Channel )に対してセルを送出する場
合、バースト性の高いトラフィックが入力された場合で
も、個々の仮想パスまたは仮想チャネルが有するそれぞ
れの伝送容量を越えないようにするため、トラフィック
シェーパを設けて、同一仮想パスまたは仮想チャネルに
対するセルの送出間隔を平均化するものとなっている。
【0003】このトラフィックシェーパでは、到着した
セルに対して、所定のアルゴリズムに基づいてセル送出
間隔が等間隔となるように各セルの理想的な送出時刻が
決定されるとともに、各セルが遅延付加用のセルメモリ
(バッファ)に一旦格納され、これらセルが個々の送出
時間に基づいて送出される。セルの送出順序を管理する
方法としては、各セルの送出順序を管理するセルメモリ
を設け、このセルメモリの各タイムスロットに実際の送
出時刻を割り当てる方法が考えられる。
【0004】すなわち、個々のセルの理想送出時刻と同
じ送出時刻を有するタイムスロットに、そのセルまたは
セルが格納されているセルメモリ上のアドレスを格納し
ておき、現在時刻に対応するタイムスロットに格納され
ているセルまたはその格納アドレスを順次読出して、そ
のセルまたはセル格納アドレスに格納されているセルを
送出することにより、セルの送出順序を管理する方法で
ある。
【0005】この方法では、到着時刻の異なる複数のセ
ルにおいて同じ理想送出時刻が算出されることにより、
ある時刻に到着したセルの理想送出時刻と、すでに先
(過去)に到着しているセルの実送出時刻とが競合する
可能性がある。また、セル送出競合制御によって実送出
時刻が理想送出時刻とは異なる時刻となることにより、
ある時刻に到着したセルの理想送出時刻と、すでに先
(過去))に到着しているセルの実送出時刻とが競合す
る可能性がある。このような競合状態が発生した場合に
は、後から到着したセルの実送出時刻をそのセルの理想
送出時刻より後ろ(未来)に遅らせる、といったセルの
出力競合制御を行う必要がある。
【0006】従来、このようなセルの出力競合制御方法
として、到着したセルの理想送出時刻に対応するタイム
スロットで出力競合が発生した場合には、その理想送出
時刻が示すタイムスロット以降であって、かつ使用され
ていない空きタイムスロットを探索し、その空きタイム
スロットに到着セルまたはそのアドレスを格納する方法
が提案されている(例えば、「IEEE Networ
k」,Vol.6,No5,September,1992 など)。
【0007】また、この出力競合制御方法では、その空
きタイムスロットの探索方法として、送出順序管理用の
セルメモリにおいて、到着したセルの理想送出時刻に対
応するタイムスロットを探索開始スロットとし、同一仮
想パスまたは仮想チャネルでのセル送出順序を保持する
必要性から、そのタイムスロットから未来方向に向かっ
て空きタイムスロットが見つかるまで、各タイムスロッ
トの使用状態を順次検査する空きセル探索法が用いられ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトラフィックシェーパにおける出力競合制御
方式では、到着セルを格納するために単に探索開始スロ
ットから未来方向に向かって順次空きタイムスロットを
探索するものとなっているため、セルの伝送速度が大き
い場合や送出順序管理用のセルメモリ容量が大きい場合
には、セルの到着から次のセルの到着までの1セル時間
内に探索対象となるすべてのタイムスロットの使用状態
を検査することができないという問題点があった。
【0009】また、セルの伝送速度に応じて空きタイム
スロットの探索範囲を限定した場合には、送出順序管理
用のセルメモリ容量が限定されてしまい、空きタイムス
ロットが見つからずセル損失が発生するという問題点が
あった。本発明はこのような課題を解決するためのもの
であり、セルの伝送速度や送出順序管理用セルメモリの
容量に依存せず、到着セルに対応する空きタイムスロッ
トを確実に探索することができるトラフィックシェーパ
のセル出力競合制御方式を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるトラフィックシェーパのセル出
力競合制御方式は、到着セルまたはその格納アドレスを
到着した順に保持する複数の未格納セルスロット、およ
びこれら未格納セルスロットと対をなし各到着セルの理
想送出時刻を保持する理想送出時刻スロットを有する到
着順リングバッファと、予め順に割り当てられた実送出
時刻ごとに送出すべきセルまたはその格納アドレスを保
持する複数の送出セルスロットを有する送出順リングバ
ッファとを備え、対をなす所定の未格納セルスロットお
よび理想送出時刻スロットと、所定の送出セルスロット
とからそれぞれ複数のタイムスロットを構成し、個々の
タイムスロットにて所定条件が満たされた場合にのみ未
格納セルスロットの内容を送出セルスロットへ転送する
格納判断処理を実施するとともに、これら格納判断処理
を各タイムスロットごとに並列的に実施し、実送出時刻
に基づいて各送出セルスロットに格納されているセルを
順次送出するようにしたものである。
【0011】したがって、対をなす所定の未格納セルス
ロットおよび理想送出時刻スロットと、所定の送出セル
スロットとからそれぞれ複数のタイムスロットが構成さ
れ、個々のタイムスロットにて所定条件が満たされた場
合にのみ未格納セルスロットの内容を送出セルスロット
へ転送する格納判断処理が実施されるとともに、これら
格納判断処理が各タイムスロットごとに並列的に実施さ
れ、実送出時刻に基づいて各送出セルスロットに格納さ
れているセルまたはその格納アドレスで示されるセルメ
モリ内のセルが順次送出される。
【0012】また、同一タイムスロットにて理想送出時
刻スロットに格納されている理想送出時刻と送出セルス
ロットの実送出時刻とを比較し、理想送出時刻が実送出
時刻以前であって、かつ送出セルスロットが空きの場合
に、未格納セルスロットの内容を送出セルスロットに転
送するようにしたものである。したがって、同一タイム
スロットにて理想送出時刻スロットに格納されている理
想送出時刻と送出セルスロットの実送出時刻とが比較さ
れ、理想送出時刻が実送出時刻以前であって、かつ送出
セルスロットが空きの場合に、未格納セルスロットの内
容が送出セルスロットに転送される。
【0013】さらに、新規の到着セルまたはその格納ア
ドレスが格納された未格納セルスロットおよびその理想
送出時刻スロットと次のセル送出タイミングを示す実送
出時刻の送出セルスロットとからなるタイムスロットを
基準として、そのタイムスロットより過去の未格納セル
スロットおよび理想送出時刻スロットと、そのタイムス
ロットより未来の送出セルスロットとからそれぞれ順に
各タイムスロットを構成するようにしたものである。し
たがって、新規の到着セルまたはその格納アドレスが格
納された未格納セルスロットおよびその理想送出時刻ス
ロットと次のセル送出タイミングを示す実送出時刻の送
出セルスロットとからなるタイムスロットを基準とし
て、そのタイムスロットより過去の未格納セルスロット
および理想送出時刻スロットと、そのタイムスロットよ
り未来の送出セルスロットとからそれぞれ順に各タイム
スロットが構成される。
【0014】また、1対の未格納セルスロットおよび理
想送出時刻スロットと、それぞれ連続する実送出時刻を
有する複数の送出セルスロットとからタイムスロットを
構成し、現時刻に最も近い送出セルスロットから順に格
納判断処理を実施するようにしたものである。したがっ
て、1対の未格納セルスロットおよび理想送出時刻スロ
ットと、それぞれ連続する実送出時刻を有する複数の送
出セルスロットとからタイムスロットが構成され、現時
刻に最も近い送出セルスロットから順に格納判断処理が
実施される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態である
トラフィックシェーパを示すブロック図であり、同図に
おいて、1は到着セルのヘッダから仮想パス識別子(Vi
rtualPath Identifier :以下、VPIという)および
仮想チャネル識別子(VirtualChannel Identifier:以
下、VCIという)を識別するセルヘッダ識別部、2は
所定のアルゴリズムによりセルヘッダ識別部1からのV
PIおよびVCIに基づいてセル送出間隔を平均化する
ための到着セルに対する理想的な送出時刻を決定する理
想送出時刻決定部である。
【0016】3は理想送出時刻決定部2により決定され
た到着セルの理想送出時刻に基づいてセル出力の競合制
御を行う出力競合制御部、4は出力競合制御部3からの
制御情報に基づいて所定の書込み/読出しアドレス情報
を出力するアドレス制御部、5はアドレス制御部4から
のアドレス情報に基づいてセルヘッダ識別部1からの到
着セルの格納および送出セルの読出しを行うセルメモリ
である。
【0017】図2は出力競合制御部を示すブロック図で
ある。出力競合制御部3は、到着順リングバッファ12
と、送出順リングバッファ13との2つのリングバッフ
ァを有している。到着順リングバッファ12は、各到着
セルが格納されているセルメモリ5のアドレスを記憶す
る多数(n個:nは正整数)の未格納セルスロット18
a〜18nと、これと対をなし各到着セルに割り当てら
れた理想送出時刻を記憶する多数の理想送出時刻スロッ
ト19a〜19nとから構成されている。
【0018】14は到着セル21が格納されているセル
メモリ5のアドレスと、その到着セル21に割り当てら
れた理想送出時刻22とを格納する場所として、到着順
リングバッファ12の所定の未格納セルスロットおよび
理想送出時刻スロットを指し示すライトポインタ(W
P)である。
【0019】送出順リングバッファ13は、送出セルが
格納されているセルメモリ5のアドレスを記憶する多数
(n個)の送出セルスロット20a〜20nから構成さ
れている。15は送出セル23が格納されているセルメ
モリ5のアドレスを読出す場所として、送出順リングバ
ッファ13の所定の送出セルスロットを指し示すリード
ポインタ(RP)である。
【0020】特に、各送出セルスロット20a〜20n
には、セルを送出するタイミングとして実送出時刻が固
定的に順に割り当てられており、リードポインタ15お
よび送出順リングバッファ13により、セルの送出順序
管理が行われる。16a〜16nは送出順リングバッフ
ァ13の各送出セルスロット20a〜20nごとに設け
られた多数(n個)の判定器である。
【0021】17a〜17nは各実送出時刻に対応する
タイムスロットを示しており、到着順リングバッファ1
2の1対の未格納セルスロット18および理想送出時刻
スロット19と、送出順リングバッファ13の送出セル
スロット20と、判定器16とから構成される。
【0022】各タイムスロットでは、格納判断処理とし
て、所定の判定基準に基づいてそのタイムスロットの実
送出時刻と理想送出時刻スロット19とが判定器16に
より比較され、その比較結果に応じて、未格納セルスロ
ット18に格納されているアドレスを送出セルスロット
20に格納するか否かが判定される。また、これら格納
判断処理が各タイムスロットごとに並列的に同時に行わ
れる。
【0023】次に、図3および図4を参照して、本発明
の第1の実施の形態の動作を説明する。図3は、本発明
の第1の実施の形態による出力競合制御部の処理動作を
示すフローチャートであり、(a)は出力競合制御処
理、(b)は送出順リングバッファへの格納判断処理を
示している。また図4は第1の実施の形態による出力競
合動作の一例を示す説明図であり、(a)〜(h)はそ
の遷移を示している。
【0024】出力競合制御部3は、新規にセルが到着す
るタイミングに応じて、図3に示すような出力競合制御
を開始する。なお、図4(a)に示すように、到着順リ
ングバッファ12の未格納セルスロット18a,18n
〜18b、理想送出時刻スロット19a,19n〜19
b、および送出順リングバッファ13の送出セルスロッ
ト20a〜20nが、それぞれn個のタイムスロット1
7a〜17nを構成しているものとする。
【0025】この場合、ライトポインタ14が示す未格
納セルスロット18aおよび理想送出時刻スロット19
aと、リードポインタ15が示す送出セルスロット20
aとが、同一タイムスロットとなるように、それぞれの
タイムスロット17a〜17nが構成される。また、各
タイムスロット17a〜17nの実送出時刻がt=0〜
n−1となっており、実送出時刻t=1の送出セルスロ
ット20bにはセル「C1」が格納され、実送出時刻t
=2の送出セルスロット20cにはセル「C2」が格納
されており、他の送出セルスロット20a,20dほか
は「空き」であるものとする。
【0026】まず出力競合制御部3は、新規到着セルの
到着確認を行い(ステップ31)、新規到着セルがある
場合には(ステップ31:YES)、アドレス制御部4
から通知された新規到着セル「C3」が格納されたセル
メモリ5のアドレス21(図2参照)と、その新規到着
セルに割り当てられた理想送出時刻(T=1)22を、
図4(a)に示すように、ライトポインタ14が示す到
着順リングバッファ12の所定スロット、ここでは未格
納セルスロット18aおよび理想送出時刻スロット19
aにそれぞれ格納する(ステップ32)。
【0027】なお、新規到着セルがない場合には(ステ
ップ31:NO)、空きセルが到着したと見なして、ラ
イトポインタ(WP)14が示す未格納セルスロット1
8aおよび理想送出時刻スロット19aを「空き」とす
る。次に、各タイムスロット17a〜17nごとに並列
的に、図3(b)に示すような送出順リングバッファ1
3への格納判断処理を実施する(ステップ33)。
【0028】まず、タイムスロット17aでは、判定器
16aにより、理想送出時刻スロット19aに格納され
ている到着セル「C3」の理想送出時刻T=1と、タイ
ムスロット17aに割り当てられている実送出時刻t=
0とが比較される(ステップ41)。ここで、理想送出
時刻Tが実送出時刻t以前(同じまたは過去)を示す場
合(T≦t)には(ステップ41:YES)、その送出
セルスロット20aが空きか否か判断される(ステップ
42)。
【0029】送出セルスロット20aが空きの場合には
(ステップ42:YES)、未格納セルスロット18a
の内容、すなわち新規到着セル「C3」が格納されてい
るセルメモリ5のアドレスを、送出セルスロット20a
に転送し(ステップ43)、処理を終了する。一方、図
4(a)のように、理想送出時刻Tが実送出時刻tより
後(未来)を示す場合(T>t)(ステップ41:N
O)、または送出セルスロット20aが空きでない場合
(ステップ42:NO)には、直ちに処理を終了する。
【0030】このようにして、送出順リングバッファ1
3への格納判断処理が、すべてのタイムスロット17a
〜17nごとに並列的に実施される(ステップ33)。
続いて、到着順リングバッファ12のすべての未格納セ
ルスロット18a〜18nおよび理想送出時刻スロット
19a〜19nを、図4(b)に示すように、送出順リ
ングバッファ13の未来方向に、それぞれ1スロット分
だけ移動(シフト)させる(ステップ34)。
【0031】以上の送出順リングバッファへの格納判断
処理(ステップ33)、および到着順リングバッファ1
2のスロット移動操作(ステップ34)を、次の到着セ
ルが入力されるまでの1セル時間内に、2回繰り返し実
施する。したがって、図4(b)では、到着順リングバ
ッファ12のスロット移動操作により、未格納セルスロ
ット18b,18a,18n〜18c、理想送出時刻ス
ロット19b,19a,19n〜19c、および送出セ
ルスロット20a〜20nから、新たなタイムスロット
17a〜17nが構成される。
【0032】さらに、これら各タイムスロット17a〜
17nにおいて、送出順リングバッファ13への格納判
断処理が並列的に実施される。この場合、タイムスロッ
ト17bでは、理想送出時刻スロット19aに格納され
ている到着セル「C3」の理想送出時刻T=1が、タイ
ムスロット17bに割り当てられている実送出時刻t=
1と同じであるが、送出セルスロット20bにセルC1
が格納されていることから、送出セルスロット20bへ
の転送は行われずに、セル「C3」は未格納セルスロッ
ト18aに保持される。
【0033】続いて、図4(c)に示すように、到着順
リングバッファ12のスロット移動操作が実施されて、
未格納セルスロット18c〜18a,18n〜18d、
理想送出時刻スロット19c〜19a,19n〜19
d、および送出セルスロット20a〜20nから、新た
なタイムスロット17a〜17nが構成される。この
後、現時刻が実送出時刻t=0となった時点でリードポ
インタ(RP)15が示す送出順リングバッファ13の
送出セルスロット20aから、到着セルが格納されてい
るセルメモリ5のアドレスを読出す(ステップ35)。
【0034】これにより、読出されたアドレスが、出力
競合制御部3からアドレス制御部4に通知され、このア
ドレスに格納されている到着セルが、送出セルとしてセ
ルメモリ5から読出される。なお、図4(c)では、リ
ードポインタ15が示す送出セルスロット20aが「空
き」であることから、実送出時刻t=0においては「空
きセル」が送出されるものとなる。
【0035】最後に、図4(d)に示すように、ライト
ポインタ14とリードポインタ15とを、それぞれ1ス
ロットずつ未来方向に前進させるとともに、リードポイ
ンタ15が通過した送出セルスロット20の実送出時刻
を送出順リングバッファ13のうち、最も遅いタイムス
ロットt=nに設定し、新規到着セル「C3」に応じた
一連の出力競合制御処理を終了する。
【0036】したがって、到着順リングバッファ12の
各未格納セルスロット18a〜18nに保持された到着
セルは、次の到着セルに応じた出力競合制御処理によ
り、次の到着セルと並列して同時に、送出順リングバッ
ファ12への格納判断が行われる。
【0037】すなわち、図4(e)に示すように、セル
「C3」に続いて次の到着セル「C4」が入力された場
合、セル「C4」およびその理想送出時刻Tがライトポ
インタ14が示す未格納セルスロット18bおよび理想
送出時刻スロット19bにそれぞれ格納された後、各タ
イムスロット17a〜17nにて並列的に、送出順リン
グバッファ12への格納判断が行われる。
【0038】これにより、前回の出力競合制御処理にて
到着順リングバッファ12の未格納セルスロット18a
に保持されたセル「C3」が、タイムスロット17cに
て格納判断が行われる。ここでは、タイムスロット17
cを構成する送出セルスロット20cにセル「C2」が
格納されていることから、送出セルスロット20bへの
転送は行われない。
【0039】続いて、図4(f)に示すように、到着順
リングバッファ12のスロット移動操作が行われて、新
たなタイムスロット17a〜17nが構成され、各タイ
ムスロット17a〜17nにて並列的に、送出順リング
バッファ12への格納判断が行われる。ここでは、タイ
ムスロット17dにて、セル「C3」の理想送出時刻T
=1がタイムスロット17dの実送出時刻t=3より前
(過去)であり、かつその送出セルスロット20dが
「空き」であることから、未格納セルスロット18aの
内容、すなわちセル「C3」の格納アドレスが送出セル
スロット20dに転送される。
【0040】なお、タイムスロット17cのセル「C
4」については、その送出セルスロット20cにセル
「C2」が格納されていることから、送出セルスロット
20cへの転送は行われない。この後、到着順リングバ
ッファ12のスロット移動操作が行われて、図4(g)
に示すように、新たなタイムスロット17a〜17nが
構成される。
【0041】さらに、リードポインタ(RP)15が示
す送出順リングバッファ13の送出セルスロット20b
から、到着セルここではセル「C1」が格納されている
セルメモリ5のアドレスが読出されてアドレス制御部4
に通知され、このアドレスに格納されている到着セル
「C1」が、送出セルとしてセルメモリ5から読出され
る。
【0042】最後に、図4(h)に示すように、ライト
ポインタ14とリードポインタ15とを、それぞれ1ス
ロットずつ未来方向に前進させるとともに、リードポイ
ンタ15が通過した送出セルスロット20の実送出時刻
を送出順リングバッファ13の内、最も遅いタイムスロ
ットt=n+1に設定し、新規到着セル「C4」に応じ
た一連の出力競合制御処理を終了する。
【0043】したがって、図4(e)〜(f)では、到
着セル「C4」に対する送出リングバッファ13への格
納判断処理と並列して、到着セル「C4」以前に入力さ
れ到着リングバッファ12に保持されているセル、例え
ばセル「C3」に対する格納判断処理が行われるものと
なる。
【0044】このように、出力競合制御部3に、到着セ
ルの格納アドレスおよびその到着セルの理想送出時刻T
をセル到着順に未格納セルスロット18および理想送出
時刻スロット19に保持する到着順リングバッファ12
と、実送出時刻が順に割り当てられた送出セルスロット
20にそれぞれの実送出時刻に送出するセルの格納アド
レスを保持する送出順リングバッファ13とを設けて、
所定の未格納セルスロット18、理想送出時刻スロット
19および送出セルスロット20からタイムスロット1
7をそれぞれ構成し、各タイムスロット17にて所定条
件が満たされた場合にのみ未格納セルスロット18の内
容を送出セルスロット20へ転送する送出順リングバッ
ファへの格納判断処理を各タイムスロットごとに並列的
に実施するようにしたものである。
【0045】したがって、従来のように、到着セルを格
納するために単に所定の探索開始スロットから未来方向
に向かって順次空きタイムスロットを探索するものと比
較して、セルの伝送速度が大きい場合や送出順序管理用
のバッファ容量が大きい場合でも、セルの到着から次の
セルの到着までの1セル時間内における探索範囲を大幅
に削減することが可能となり、セルの伝送速度や送出順
序管理用バッファの容量に依存せず、到着セルに対応す
る空きタイムスロットを確実に探索することができる。
【0046】さらに、各タイムスロット17では、理想
送出時刻スロット19に格納されている理想送出時刻T
と、送出セルスロット20の実送出時刻tとを比較し、
理想送出時刻Tが実送出時刻t以前(同じまたは過去)
であって、かつ送出セルスロット20が空きの場合を条
件とし、この条件が満たされた場合に、未格納セルスロ
ット18の内容を送出セルスロット20に転送するよう
にしたものである。したがって、各到着セルに付与され
た理想送出時刻Tの順序に基づいて正確に送出すること
が可能となる。
【0047】また、新規到着セルが格納された未格納セ
ルスロット18およびその理想送出時刻スロット19
と、次にセルを送出する実送出時刻の送出セルスロット
20とからなるタイムスロット17を基準として、その
タイムスロット17より過去の未格納セルスロット18
および理想送出時刻スロット19と、そのタイムスロッ
ト17より未来の送出セルスロット20とからそれぞれ
順にタイムスロットを構成するようにしたものである。
【0048】したがって、次にセルを送出する実送出時
刻の送出セルスロット20が空きであり、新規到着セル
の理想送出時刻がその実送出時刻以前(同じまたは過
去)である場合には、新規到着セルを次の実送出時刻に
て直ちに送出することが可能となり、新規到着セルに対
する処理応答を迅速に実施することができ、到着セルの
滞留量を低減させることが可能となる。
【0049】なお、以上の説明において、到着順リング
バッファ12および送出順リングバッファ13に、セル
メモリ5における到着セルの格納アドレスを格納するよ
うにした場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、例えば到着セルの内容そのものを各リング
バッファ12,13に格納するようにしてもよい。この
場合には、図5に示すように、アドレス制御部4が不要
となるとともに、到着セルを一時的に蓄積するセルメモ
リと到着順リングバッファ12および送出順リングバッ
ファ13とを兼用することが可能となる。
【0050】次に、図6を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図6は本発明の第2の実施
の形態による出力競合制御部を示すブロック図であり、
特に前述した到着順リングバッファ12および送出順リ
ングバッファ13に到着セルの内容を蓄積するようにし
た場合を例に説明するが、セル格納アドレスを蓄積する
場合でも同様である。図6において、前述の説明(図2
参照)と同じまたは同等部分には同一符号を付してあ
る。
【0051】ここでは、例えば1対の未格納セルスロッ
ト18aおよび理想送出時刻スロット19aに対して、
それぞれ異なる実送出時刻を有する複数の送出セルスロ
ット、ここでは4つの送出セルスロット20a〜20d
が割り当てられ、1つのタイムスロット17aを構成し
ている。なお、判定器16a〜16dは各送出セルスロ
ット20a〜20dごとに設けられており、それぞれ未
格納セルスロット18aおよび理想送出時刻スロット1
9aと個々の送出セルスロット20a〜20dとについ
てそれぞれ格納判断処理を行う。
【0052】図7は第2の実施の形態による出力競合動
作の一例を示す説明図であり、(a)〜(d)はその遷
移を示している。ここでは、1つのタイムスロット17
に4つの送出セルスロット20が含まれている。例えば
未格納セルスロット18aおよび理想送出時刻スロット
19aに対して4つの送出セルスロット20a〜20d
が割り当てられており、これらによりタイムスロット1
7aが構成されている。
【0053】出力競合制御の動作については、前述した
図3(a)のフローチャートと同様である。特に、前述
した図3(b)の格納判断処理においては、タイムスロ
ット内の個々の送出セルスロットに対して、実送出時刻
が現時刻に近いものから順に、理想送出時刻Tと実送出
時刻tとの比較(ステップ41)および送出セルスロッ
トの空き確認(ステップ42)が実施される。
【0054】例えば、図7(a)のタイムスロット17
aでは、ライトポイント(WP)14に基づいて新規到
着セル「C3」およびその理想送出時刻(T=2)が、
それぞれ未格納セルスロット18aおよび理想送出時刻
スロット19aに格納され、送出セルスロット20a〜
20dとの格納判断処理が実施される。まず、現時刻に
近い送出セルスロット20aが対象となり、その実送出
時刻t=0と理想送出時刻スロット19aのT=2とが
比較される(ステップ41)。
【0055】この場合、理想送出時刻T=2が実送出時
刻t=0よりも後(未来)を示していることから(T>
t)、送出セルスロット20aへの格納は行われない
(ステップ41:NO)。次に、送出セルスロット20
bが対象となり、同様に、理想送出時刻T=2が実送出
時刻t=1よりも後(未来)を示していることから(T
>t)、送出セルスロット20bへの格納は行われない
(ステップ41:NO)。
【0056】続いて、送出セルスロット20cが対象と
なり、この場合、理想送出時刻T=2と実送出時刻t=
2とが等しいが(ステップ41:YES)、送出セルス
ロット20cにセル「C2」が格納されていることか
ら、送出セルスロット20cへの格納は行われない(ス
テップ41:NO)。最後に、送出セルスロット20d
が対象となり、この場合も、送出セルスロット20dに
セル「C3」が格納されていることから、送出セルスロ
ット20dへの格納は行われない(ステップ41:N
O)。
【0057】このようにして、タイムスロット17aの
各送出セルスロット20a〜20dに対して現時刻に近
いものから順に格納判断処理を実施するとともに、各タ
イムスロット17a〜17nについて並列的に同時に実
施する(ステップ33)。その後、到着順リングバッフ
ァ12のすべての未格納セルスロット18a〜18nお
よび理想送出時刻スロット19a〜19nを、図7
(b)に示すように、送出順リングバッファ13の未来
方向に、それぞれ1スロット分だけ移動(シフト)させ
る(ステップ34)。
【0058】図7(b)では、到着順リングバッファ1
2のスロット移動操作により、未格納セルスロット18
a,理想送出時刻スロット19a、および送出セルスロ
ット20e〜20hから、新たなタイムスロット17b
が構成され、前述した格納判断処理が実施される。ここ
では、セル「C4」の理想送出時刻T=2が、タイムス
ロット17b内のすべての送出セルスロット20e〜2
0hの実送出時刻tより前(過去)であって、送出セル
スロット20e〜20hが「空き」であることから、い
ずれの送出セルスロットも格納条件を満たすことにな
る。
【0059】この場合には、現時刻に最も近い実送出時
刻の送出セルスロット20eに対して未格納セルスロッ
ト18aのセル「C4」が転送されるものとなる(ステ
ップ43)。以上のようにして、送出順リングバッファ
への格納判断処理(ステップ33)、および到着順リン
グバッファ12のスロット移動操作(ステップ34)
が、次の到着セルが入力されるまでの1セル時間内に、
2回繰り返し実施されて、図7(c)に示すような状態
となり、リードポインタ(RP)15の指す送出セルス
ロット20aから、セル「C1」が読出され送出され
る。
【0060】これにより、図7(c)に示すような状態
となり、リードポインタ(RP)15の指す送出セルス
ロット20aから、セル「C1」が読出され送出され
る。最後に、図7(d)に示すように、リードポインタ
15を1スロットだけ未来方向に前進させるとともに、
リードポインタ15が通過した送出セルスロット20a
の実送出時刻を送出順リングバッファ13の内、最も遅
いタイムスロットt=n+1に設定する。
【0061】また、ライトポインタ(WP)14につい
ては、リードポインタ15が異なるタイムスロットに移
動した場合にのみ、そのタイムスロットに前進させ、リ
ードポインタ15が同一のタイムスロット内にある場合
には、次のタイムスロットへの前進は行わない。このよ
うにして、新規到着セル「C4」に応じた一連の出力競
合制御処理を終了する。
【0062】なお、リードポインタ15が存在しないタ
イムスロットでは、そのタイムスロット内のすべての送
出セルスロットに対して格納判断処理が実施されるが、
リードポインタ15が存在するタイムスロットでは、実
送出時刻が現時刻以降のものについて格納判断処理が実
施される。したがって、例えば図7(d)直後の新規到
着セルについては、送出セルスロット20aの実送出時
刻が現時刻より未来に設定されることから、タイムスロ
ット17a内では送出セルスロット20b〜20dに対
して格納判断処理が行われる。
【0063】また、リードポインタ15が存在するタイ
ムスロットにおいて、新規到着セル以外のセルすなわち
到着順リングバッファ12のシフト動作により過去に保
持されていたセルが対象となった場合には、リードポイ
ンタ15より過去側に位置する送出セルスロットが格納
判断処理の対象となる。したがって、例えば図7(d)
に示すように、リードポインタ15が送出セルスロット
20bにある場合であって、新規到着セル以外のセルが
未格納セルスロット18cに格納されている場合には、
リードポインタ15より過去側の送出セルスロット20
aが格納判断処理の対象となる。
【0064】このように、1対の未格納セルスロット1
8および理想送出時刻スロット19に対して、それぞれ
連続する実送出時刻を有する複数の送出セルスロット2
0を設けて、現時刻に最も近い送出セルスロットから格
納判断処理を実施するようにしたので、送出セルスロッ
トの数に比較して未格納セルスロットの数を削減するこ
とが可能となり、到着リングバッファの記憶容量を削減
することができる。
【0065】なお、以上の説明において、タイムスロッ
ト内の各送出セルスロットに対する格納判断処理を、現
時刻に最も近い送出セルスロットから格納判断処理を実
施する場合を例に説明したが、これに限られるものでは
なく、例えばタイムスロット内の各送出セルスロットに
対して並列的に格納判断を実施し、格納可と判断された
送出セルスロットのうち、現時刻に最も近いものに対し
て未格納セルスロットの内容を転送するようにしてもよ
く、現時刻に最も近い送出セルスロットから格納判断処
理を順に実施する場合と比較して、処理時間を短縮する
ことが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、到着セ
ルまたはその格納アドレスを到着した順に保持する複数
の未格納セルスロット、およびこれら未格納セルスロッ
トと対をなし各到着セルの理想送出時刻を保持する理想
送出時刻スロットと、予め順に割り当てられた実送出時
刻ごとに送出すべきセルまたはその格納アドレスを保持
する複数の送出セルスロットとを設けて、対をなす所定
の未格納セルスロットおよび理想送出時刻スロットと、
所定の送出セルスロットとからそれぞれ複数のタイムス
ロットを構成し、個々のタイムスロットにて所定条件が
満たされた場合にのみ未格納セルスロットの内容を送出
セルスロットへ転送する格納判断処理を実施するととも
に、これら格納判断処理を各タイムスロットごとに並列
的に実施し、実送出時刻に基づいて各送出セルスロット
に格納されているセルまたはその格納アドレスで示され
るセルメモリ内のセルを順次送出するようにしたもので
ある。
【0067】したがって、従来のように、到着セルを格
納するために単に探索開始スロットから未来方向に向か
って順次空きタイムスロットを探索するものと比較し
て、セルの伝送速度が大きい場合や送出順序管理用のバ
ッファ容量が大きい場合でも、セルの到着から次のセル
の到着までの1セル時間内における探索範囲を大幅に削
減することが可能となり、セルの伝送速度や送出順序管
理用バッファの容量に依存せず、到着セルに対応する空
きタイムスロットを確実に探索することができる。
【0068】また、同一タイムスロットにて理想送出時
刻スロットに格納されている理想送出時刻と送出セルス
ロットの実送出時刻とを比較し、理想送出時刻が実送出
時刻以前であって、かつ送出セルスロットが空きの場合
に、未格納セルスロットの内容を送出セルスロットに転
送するようにしたので、各到着セルに付与された理想送
出時刻の順序に基づいて正確にセルを送出することが可
能となる。
【0069】さらに、新規の到着セルまたはその格納ア
ドレスが格納された未格納セルスロットおよびその理想
送出時刻スロットと次のセル送出タイミングを示す実送
出時刻の送出セルスロットとからなるタイムスロットを
基準として、そのタイムスロットより過去の未格納セル
スロットおよび理想送出時刻スロットと、そのタイムス
ロットより未来の送出セルスロットとからそれぞれ順に
各タイムスロットを構成するようにしたので、例えば、
次にセルを送出する実送出時刻の送出セルスロットが空
きであり、新規到着セルの理想送出時刻がその実送出時
刻以前である場合には、新規到着セルを次の実送出時刻
にて直ちに送出することが可能となり、新規到着セルに
対する処理応答を迅速に実施することができ、到着セル
の滞留量を低減させることが可能となる。
【0070】また、1対の未格納セルスロットおよび理
想送出時刻スロットと、それぞれ連続する実送出時刻を
有する複数の送出セルスロットとからタイムスロットを
構成し、現時刻に最も近い送出セルスロットから順に格
納判断処理を実施するようにしたので、送出セルスロッ
トの数に比較して未格納セルスロットの数を削減するこ
とが可能となり、到着リングバッファの記憶容量を削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるトラフィックシ
ェーパを示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態による出力競合制
御部を示すブロック図である。
【図3】 出力競合制御部の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態による出力競合動
作の一例を示す説明図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態によるトラフィック
シェーパを示すブロック図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態による出力競合制
御部を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態による出力競合動
作の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…セルヘッダ識別部、2…理想送出時刻決定部、3…
出力競合制御部、4…アドレス制御部、5…セルメモ
リ、6…出力競合制御セルメモリ、12…到着リングバ
ッファ、13…送出リングバッファ、14…ライトポイ
ンタ(WP)、15…リードポインタ(RP)、16…
判定器、17…タイムスロット、18…未格納セルスロ
ット、19…理想送出時刻スロット、20…送出セルス
ロット。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到着セルを一時的に格納するセルメモリ
    と、前記セルの理想的な送出時刻を決定する理想送出時
    刻決定部とを有し、各到着セルの理想送出時刻に基づい
    て到着セルをセルメモリから読出して送出することによ
    り、所定のATM伝送路に設定された所定の仮想パスま
    たは仮想チャネル上に、送出間隔を平均化してセルを送
    出するトラフィックシェーパにおいて、 到着セルまたはその格納アドレスを到着した順に保持す
    る複数の未格納セルスロット、およびこれら未格納セル
    スロットと対をなし各到着セルの理想送出時刻を保持す
    る理想送出時刻スロットを有する到着順リングバッファ
    と、 予め順に割り当てられた実送出時刻ごとに送出すべきセ
    ルまたはその格納アドレスを保持する複数の送出セルス
    ロットを有する送出順リングバッファとを備え、 対をなす所定の未格納セルスロットおよび理想送出時刻
    スロットと、所定の送出セルスロットとからそれぞれ複
    数のタイムスロットを構成し、個々のタイムスロットに
    て所定条件が満たされた場合にのみ未格納セルスロット
    の内容を送出セルスロットへ転送する格納判断処理を実
    施するとともに、これら格納判断処理を各タイムスロッ
    トごとに並列的に実施し、実送出時刻に基づいて各送出
    セルスロットに格納されているセルまたはその格納アド
    レスで示されるセルメモリ内のセルを順次送出するよう
    にしたことを特徴とするトラフィックシェーパのセル出
    力競合制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトラフィックシェーパの
    セル出力競合制御方式において、 同一タイムスロットにて理想送出時刻スロットに格納さ
    れている理想送出時刻と送出セルスロットの実送出時刻
    とを比較し、理想送出時刻が実送出時刻以前であって、
    かつ送出セルスロットが空きの場合に、未格納セルスロ
    ットの内容を送出セルスロットに転送するようにしたこ
    とを特徴とするトラフィックシェーパのセル出力競合制
    御方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトラフィックシェーパの
    セル出力競合制御方式において、 新規の到着セルまたはその格納アドレスが格納された未
    格納セルスロットおよびその理想送出時刻スロットと次
    のセル送出タイミングを示す実送出時刻の送出セルスロ
    ットとからなるタイムスロットを基準として、そのタイ
    ムスロットより過去の未格納セルスロットおよび理想送
    出時刻スロットと、そのタイムスロットより未来の送出
    セルスロットとからそれぞれ順に各タイムスロットを構
    成するようにしたことを特徴とするトラフィックシェー
    パのセル出力競合制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のトラフィックシェーパの
    セル出力競合制御方式において、 1対の未格納セルスロットおよび理想送出時刻スロット
    と、それぞれ連続する実送出時刻を有する複数の送出セ
    ルスロットとからタイムスロットを構成し、現時刻に最
    も近い送出セルスロットから順に格納判断処理を実施す
    るようにしたことを特徴とするトラフィックシェーパの
    セル出力競合制御方式。
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