JP2794957B2 - 画像形成装置におけるトナー満杯検出装置 - Google Patents
画像形成装置におけるトナー満杯検出装置Info
- Publication number
- JP2794957B2 JP2794957B2 JP1812291A JP1812291A JP2794957B2 JP 2794957 B2 JP2794957 B2 JP 2794957B2 JP 1812291 A JP1812291 A JP 1812291A JP 1812291 A JP1812291 A JP 1812291A JP 2794957 B2 JP2794957 B2 JP 2794957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- float
- float member
- support member
- collection box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置に係わり、トナー回収装置において残留ト
ナーの満杯を検出する装置に関する。
画像形成装置に係わり、トナー回収装置において残留ト
ナーの満杯を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラム等の感光体上に形成された
静電潜像を1成分または2成分現像剤中のトナーによっ
て現像し、現像されたトナー像を転写後、感光体に残留
しているトナーをクリーニング装置のブラシ、ブレード
等によって感光体から回収し、クリーニング装置に付属
している残留トナー回収ビン等に収容するのが最も一般
的であった。
静電潜像を1成分または2成分現像剤中のトナーによっ
て現像し、現像されたトナー像を転写後、感光体に残留
しているトナーをクリーニング装置のブラシ、ブレード
等によって感光体から回収し、クリーニング装置に付属
している残留トナー回収ビン等に収容するのが最も一般
的であった。
【0003】ところで、最近、感光ドラム等の静電潜像
担持体とクリーニング装置等の周辺装置をユニット化
し、この感光体ユニットを所定枚数のコピー後に交換可
能にする方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置が、
メンテナンス性が良好ということで普及してきている。
このような感光体ユニットにおいて、残留トナーは、ク
リーニング装置に併設されるトナー回収ボックス内に収
容するか、又は、感光ドラム内のスペースに収容する方
法が採用されている。トナー回収ボックス内に残留トナ
ーを収容する場合、トナーが満杯になったことを検出す
るのに、残留トナーにより浮揚されるフロート部材と、
該フロート部材の浮揚を検出する光学式センサとからな
る満杯検出装置が知られている(例えば、特開昭62−
94883号公報)。
担持体とクリーニング装置等の周辺装置をユニット化
し、この感光体ユニットを所定枚数のコピー後に交換可
能にする方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置が、
メンテナンス性が良好ということで普及してきている。
このような感光体ユニットにおいて、残留トナーは、ク
リーニング装置に併設されるトナー回収ボックス内に収
容するか、又は、感光ドラム内のスペースに収容する方
法が採用されている。トナー回収ボックス内に残留トナ
ーを収容する場合、トナーが満杯になったことを検出す
るのに、残留トナーにより浮揚されるフロート部材と、
該フロート部材の浮揚を検出する光学式センサとからな
る満杯検出装置が知られている(例えば、特開昭62−
94883号公報)。
【0004】図8は前記満杯検出装置の断面図、図9は
フロート部材の斜視図である。トナー回収ボックス80
内には、その上壁より両端で薄いフィルム83により吊
り下げられたフロート部材81が設けられており、フロ
ート部材81は、トナー回収ボックス80の奥行きの長
さに近い長さを有しており、その略中央上部には不透明
の遮蔽部材82が一体に形成されている。また、トナー
回収ボックス80の上部には、遮蔽部材82が入り込む
空間を形成する透明壁からなる突出壁84が設けられ、
この突出壁84は溝85内に挿入される。溝85の両側
には発光素子86と受光素子87を対向して配置してい
る。そして、トナー回収ボックス80内の残留トナーT
が所定量以上になると、図8の二点鎖線で示すように、
フロート部材81がその表面に追随するように上昇し、
遮蔽部材82も上昇する。この遮蔽部材82がトナー回
収ボックス80の突出壁84内を上昇し、ある高さにな
ると、発光素子86から出て受光素子87に達している
光路を遮断することになる。従って、この遮断を検出す
ることにより、トナー回収ボックス80内のトナーの満
杯を検出することができる。
フロート部材の斜視図である。トナー回収ボックス80
内には、その上壁より両端で薄いフィルム83により吊
り下げられたフロート部材81が設けられており、フロ
ート部材81は、トナー回収ボックス80の奥行きの長
さに近い長さを有しており、その略中央上部には不透明
の遮蔽部材82が一体に形成されている。また、トナー
回収ボックス80の上部には、遮蔽部材82が入り込む
空間を形成する透明壁からなる突出壁84が設けられ、
この突出壁84は溝85内に挿入される。溝85の両側
には発光素子86と受光素子87を対向して配置してい
る。そして、トナー回収ボックス80内の残留トナーT
が所定量以上になると、図8の二点鎖線で示すように、
フロート部材81がその表面に追随するように上昇し、
遮蔽部材82も上昇する。この遮蔽部材82がトナー回
収ボックス80の突出壁84内を上昇し、ある高さにな
ると、発光素子86から出て受光素子87に達している
光路を遮断することになる。従って、この遮断を検出す
ることにより、トナー回収ボックス80内のトナーの満
杯を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た満杯検出装置においては、透明な突出壁84は少なく
ともトナーTから遮断されていないので、トナー回収ボ
ックス80内で発生するトナーの粒子がこの中に入り込
み、透明壁を汚し発光素子86から受光素子87に達す
る光路を遮断することになり、トナー回収ボックス80
が実際には満杯になっていないのにもかかわらず、満杯
になった如く検出してしまう。
た満杯検出装置においては、透明な突出壁84は少なく
ともトナーTから遮断されていないので、トナー回収ボ
ックス80内で発生するトナーの粒子がこの中に入り込
み、透明壁を汚し発光素子86から受光素子87に達す
る光路を遮断することになり、トナー回収ボックス80
が実際には満杯になっていないのにもかかわらず、満杯
になった如く検出してしまう。
【0006】この問題を解決するために、本発明者等
は、特願平2−249046号にて、前記光路即ち検出
手段をトナーから隔離するための満杯検出装置の提案を
行った。これを図7により説明すると、中央部に開口6
3を有する支持部材51と、中央部に遮蔽部材50が一
体に設けられるフロート部材49と、支持部材51とフ
ロート部材49との間の全周に接着密閉される帯状のフ
ィルム52とからなり、支持部材51をトナー回収ボッ
クス内に固定し、残留トナーが所定量以上になると、遮
蔽部材50が開口63から上昇し、ある高さになると、
前述したように発光素子から出て受光素子に達している
光路を遮断するものである。前記満杯検出装置において
は、トナーの嵩比重は通常0.4程度であるので、フロ
ート部材49をこのような軽い比重の流体に浮揚するも
のとするために例えば発泡スチロール板とし、また、フ
ィルム52としては、フロート部材49の浮揚力を阻害
するようなコシを有するものは使用できないため、10
μm程度のポリエチレンフィルムを採用している。
は、特願平2−249046号にて、前記光路即ち検出
手段をトナーから隔離するための満杯検出装置の提案を
行った。これを図7により説明すると、中央部に開口6
3を有する支持部材51と、中央部に遮蔽部材50が一
体に設けられるフロート部材49と、支持部材51とフ
ロート部材49との間の全周に接着密閉される帯状のフ
ィルム52とからなり、支持部材51をトナー回収ボッ
クス内に固定し、残留トナーが所定量以上になると、遮
蔽部材50が開口63から上昇し、ある高さになると、
前述したように発光素子から出て受光素子に達している
光路を遮断するものである。前記満杯検出装置において
は、トナーの嵩比重は通常0.4程度であるので、フロ
ート部材49をこのような軽い比重の流体に浮揚するも
のとするために例えば発泡スチロール板とし、また、フ
ィルム52としては、フロート部材49の浮揚力を阻害
するようなコシを有するものは使用できないため、10
μm程度のポリエチレンフィルムを採用している。
【0007】ところで、上記満杯検出装置において、遮
蔽部材50の開口63からの突出量bすなわち支持部材
51とフロート部材49との間の間隙aの長さは高い精
度が要求される。しかしながら、前述したように、フィ
ルム52はコシのない薄いポリエチレンフィルムを採用
するために、しわができるので間隙aの長さが変動し、
製品毎に製造誤差が生じるという問題を有している。フ
ィルム52にしわができて間隙aが狭くなった場合を考
えると、トナー回収ボックス内でトナーの堆積が偏りト
ナーがフロート部材49の一端を押圧するような事態が
生じると、フロート部材49の端が早めに支持部材51
に突き当たってしまい、トナー回収ボックス内へのトナ
ーの流入が停止し、ついにはトナーがトナー回収ボック
スから漏出してしまうことになる。
蔽部材50の開口63からの突出量bすなわち支持部材
51とフロート部材49との間の間隙aの長さは高い精
度が要求される。しかしながら、前述したように、フィ
ルム52はコシのない薄いポリエチレンフィルムを採用
するために、しわができるので間隙aの長さが変動し、
製品毎に製造誤差が生じるという問題を有している。フ
ィルム52にしわができて間隙aが狭くなった場合を考
えると、トナー回収ボックス内でトナーの堆積が偏りト
ナーがフロート部材49の一端を押圧するような事態が
生じると、フロート部材49の端が早めに支持部材51
に突き当たってしまい、トナー回収ボックス内へのトナ
ーの流入が停止し、ついにはトナーがトナー回収ボック
スから漏出してしまうことになる。
【0008】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、検出手段をトナーから遮蔽することにより誤動作を
なくすと共に、トナー検出機構の製造誤差を低減させる
ことにより確実に残留トナーを回収することができる画
像形成装置におけるトナー満杯検出装置を提供すること
を目的とする。
て、検出手段をトナーから遮蔽することにより誤動作を
なくすと共に、トナー検出機構の製造誤差を低減させる
ことにより確実に残留トナーを回収することができる画
像形成装置におけるトナー満杯検出装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の画像
形成装置におけるトナー満杯検出装置は、静電潜像担持
体表面からクリーニング装置により回収された残留トナ
ーを収容する残留トナー回収ボックスと、該ボックス内
に固定され開口を有する支持部材と、前記開口内に挿通
される遮蔽部材を有するフロート部材と、前記支持部材
とフロート部材の全周を密閉するように接着されるフィ
ルム部材と、前記フロート部材を支持部材に懸架させる
ための吊りバンドと、前記遮蔽部材の高さを検出する検
出手段とを備え、前記支持部材とフロート部材間の前記
フィルム部材の長さを前記吊りバンドの長さより長く設
定することを特徴とする。なお、少なくとも前記潜像担
持体、クリーニング装置及び残留トナー回収ボックスが
ユニットとして一体化される装置に適用すればさらに効
果がある。
形成装置におけるトナー満杯検出装置は、静電潜像担持
体表面からクリーニング装置により回収された残留トナ
ーを収容する残留トナー回収ボックスと、該ボックス内
に固定され開口を有する支持部材と、前記開口内に挿通
される遮蔽部材を有するフロート部材と、前記支持部材
とフロート部材の全周を密閉するように接着されるフィ
ルム部材と、前記フロート部材を支持部材に懸架させる
ための吊りバンドと、前記遮蔽部材の高さを検出する検
出手段とを備え、前記支持部材とフロート部材間の前記
フィルム部材の長さを前記吊りバンドの長さより長く設
定することを特徴とする。なお、少なくとも前記潜像担
持体、クリーニング装置及び残留トナー回収ボックスが
ユニットとして一体化される装置に適用すればさらに効
果がある。
【0010】
【作用】本発明においては、フロート部材と支持部材の
全周を長めのフィルム部材で取り囲み、フィルム部材を
フロート部材及び支持部材に接着させ、次いで、フロー
ト部材を懸架するように所定長さの吊りバンドにより支
持部材に接着固定する構成を採用できるため、フィルム
部材の長さに誤差があっても或いはしわ等により長さが
変動しても、吊りバンドにより遮蔽部材を開口から所定
の長さだけ突出させることができ、トナー検出機構の製
造誤差を所望範囲内におさめることができる。
全周を長めのフィルム部材で取り囲み、フィルム部材を
フロート部材及び支持部材に接着させ、次いで、フロー
ト部材を懸架するように所定長さの吊りバンドにより支
持部材に接着固定する構成を採用できるため、フィルム
部材の長さに誤差があっても或いはしわ等により長さが
変動しても、吊りバンドにより遮蔽部材を開口から所定
の長さだけ突出させることができ、トナー検出機構の製
造誤差を所望範囲内におさめることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。本発明に係わる感光体ユニットを用いる複写機の
1例の全体構成は、装置に固定された露光装置の外、感
光ドラム、クリーニング装置及び帯電装置からなる感光
体ユニット、現像器ユニット、転写器ユニット、定着器
ユニット、用紙トレーを含み、これらユニットそれぞれ
が独立に装置の前面方向へ引出し可能に構成されてい
て、紙詰まり、掃除等のメインテナンスおよび交換のた
めに各ユニットを装置から取り外すことができるように
なっている。そして、感光体ユニットは、例えば10万
枚のコピー毎に新しいものと交換する形式に構成されて
いる。10万枚のコピーの間、クリーニング装置によっ
て感光ドラムから回収される残留トナーは、自動的に確
実に感光体ユニット中に回収、収容され、ユーザーが感
光体ユニット中に回収される残留トナーに接することは
ない。
する。本発明に係わる感光体ユニットを用いる複写機の
1例の全体構成は、装置に固定された露光装置の外、感
光ドラム、クリーニング装置及び帯電装置からなる感光
体ユニット、現像器ユニット、転写器ユニット、定着器
ユニット、用紙トレーを含み、これらユニットそれぞれ
が独立に装置の前面方向へ引出し可能に構成されてい
て、紙詰まり、掃除等のメインテナンスおよび交換のた
めに各ユニットを装置から取り外すことができるように
なっている。そして、感光体ユニットは、例えば10万
枚のコピー毎に新しいものと交換する形式に構成されて
いる。10万枚のコピーの間、クリーニング装置によっ
て感光ドラムから回収される残留トナーは、自動的に確
実に感光体ユニット中に回収、収容され、ユーザーが感
光体ユニット中に回収される残留トナーに接することは
ない。
【0012】図1は本発明に係わる感光体ユニットの感
光ドラムの回転軸に垂直に切った断面図、図2は図1の
A−A線に沿って矢印方向へ見た断面図、図3は感光体
ユニット駆動系の構成図を示す。
光ドラムの回転軸に垂直に切った断面図、図2は図1の
A−A線に沿って矢印方向へ見た断面図、図3は感光体
ユニット駆動系の構成図を示す。
【0013】図1及び図2において、感光ドラム3には
両端にダイキャスト製の円筒状側板5と7が嵌め込まれ
ており、感光ドラム3および側板5と7によって仕切ら
れた空間によって残留トナーを収容する第1の容器4を
形成している。感光ドラム3の装置奥側の側板7の中心
には一体に回転軸9が設けられていて、感光体ユニット
1のハウジング11に軸受を介して回転自在に取り付け
られている。
両端にダイキャスト製の円筒状側板5と7が嵌め込まれ
ており、感光ドラム3および側板5と7によって仕切ら
れた空間によって残留トナーを収容する第1の容器4を
形成している。感光ドラム3の装置奥側の側板7の中心
には一体に回転軸9が設けられていて、感光体ユニット
1のハウジング11に軸受を介して回転自在に取り付け
られている。
【0014】装置手前側の側板5の中心には円形開口部
が設けられ、ハウジング11の開口部11bからユニッ
ト内側に突出する筒状部材13に軸受14を介して回転
自在に嵌め込まれている。また、装置奥側の側板7の外
周にはドラム用被駆動歯車15が切られていて、感光体
ユニット1を装置本体に前面から押し込んでセットした
時、装置本体側のドラム用駆動歯車151(図3)と噛
み合うようになっている。
が設けられ、ハウジング11の開口部11bからユニッ
ト内側に突出する筒状部材13に軸受14を介して回転
自在に嵌め込まれている。また、装置奥側の側板7の外
周にはドラム用被駆動歯車15が切られていて、感光体
ユニット1を装置本体に前面から押し込んでセットした
時、装置本体側のドラム用駆動歯車151(図3)と噛
み合うようになっている。
【0015】なお、装置本体側には、ハウジング11か
ら外へ突出している回転軸9の先端が嵌め込まれる位置
決め穴(図示せず)と、ハウジング11に設けられた位
置決め穴16に嵌合する軸(図示せず)とが設けられて
いる。
ら外へ突出している回転軸9の先端が嵌め込まれる位置
決め穴(図示せず)と、ハウジング11に設けられた位
置決め穴16に嵌合する軸(図示せず)とが設けられて
いる。
【0016】感光ドラム3の両端に設けられたハウジン
グ11の延長側壁間に軸受を介して回転自在にクリーニ
ングブラシ17が取り付けられており、クリーニングブ
ラシ17は感光ドラム3に接して回転することにより、
転写装置によって転写されずにドラム3に残留している
トナーを掃き落とす。クリーニングブラシ17の回転軸
19の後端(装置奥側)にはブラシ回転用歯車21が固
定されており、後述のトナー搬送回転パドル27の回転
用の歯車29と噛み合っている。
グ11の延長側壁間に軸受を介して回転自在にクリーニ
ングブラシ17が取り付けられており、クリーニングブ
ラシ17は感光ドラム3に接して回転することにより、
転写装置によって転写されずにドラム3に残留している
トナーを掃き落とす。クリーニングブラシ17の回転軸
19の後端(装置奥側)にはブラシ回転用歯車21が固
定されており、後述のトナー搬送回転パドル27の回転
用の歯車29と噛み合っている。
【0017】ハウジング11には、隔壁部材18が固定
されており、感光ドラム3とクリーニングブラシ17と
の接触点より下流には、隔壁部材18にシール材20を
介して一辺が固定され、他辺が回転ドラム3にその回転
方向に対して鋭角で接するように弾性クリーニングブレ
ード23が設けられており、クリーニングブラシ17に
よって掃き残されたトナーを感光ドラム3から掻き落と
すようになっている。クリーニングブラシ17の上流に
は、感光ドラム3に弾性的に弾接するフィルムシール2
8が設けられ、クリーニングブレード23とフィルムシ
ール28の作用により、クリーニングブラシ17側から
外部にトナーが流出しないようにしている。フィルムシ
ール28の上流には、感光ドラム3に弾接する用紙剥離
用爪40が配設されている。
されており、感光ドラム3とクリーニングブラシ17と
の接触点より下流には、隔壁部材18にシール材20を
介して一辺が固定され、他辺が回転ドラム3にその回転
方向に対して鋭角で接するように弾性クリーニングブレ
ード23が設けられており、クリーニングブラシ17に
よって掃き残されたトナーを感光ドラム3から掻き落と
すようになっている。クリーニングブラシ17の上流に
は、感光ドラム3に弾性的に弾接するフィルムシール2
8が設けられ、クリーニングブレード23とフィルムシ
ール28の作用により、クリーニングブラシ17側から
外部にトナーが流出しないようにしている。フィルムシ
ール28の上流には、感光ドラム3に弾接する用紙剥離
用爪40が配設されている。
【0018】また、感光体ユニット1には、クリーニン
グブレード23の下流に、クリーニング後の感光ドラム
3に潜像形成用の一様帯電をするための帯電装置24が
一体に設けられている。
グブレード23の下流に、クリーニング後の感光ドラム
3に潜像形成用の一様帯電をするための帯電装置24が
一体に設けられている。
【0019】隔壁部材18には、第1の垂直フランジ部
22および第2の垂直フランジ部25が形成され、第1
の垂直フランジ部22は、前記クリーニングブラシ17
と接し、クリーニングブラシ17に付着したトナーを叩
き出す作用を行う。また、ハウジング11内のクリーニ
ングブラシ17の後側(ドラム3から遠い側)に、それ
と平行にトナー搬送用回転パドル27が軸受を介して回
転自在に設けられ、クリーニングブラシ17及びクリー
ニングブレード23によってハウジング11の底部上に
掻き落とされた残留トナーをクリーニング装置30内か
らトナー回収ボックス31内に搬送するようにしてい
る。前記回転パドル27の軸端には歯車29が固定され
ていて、クリーニングブラシ17回転用の歯車21と噛
み合っており、回転パドル27及びクリーニングブラシ
17は図示の矢印方向に回転する。ハウジング11に
は、クリーニングブラシ17、クリーニングブレード2
3及びトナー搬送回転パドル27からなるクリーニング
装置30の後側に、残留トナーを収容する第2の容器で
あるトナー回収ボックス31が形成されている。
22および第2の垂直フランジ部25が形成され、第1
の垂直フランジ部22は、前記クリーニングブラシ17
と接し、クリーニングブラシ17に付着したトナーを叩
き出す作用を行う。また、ハウジング11内のクリーニ
ングブラシ17の後側(ドラム3から遠い側)に、それ
と平行にトナー搬送用回転パドル27が軸受を介して回
転自在に設けられ、クリーニングブラシ17及びクリー
ニングブレード23によってハウジング11の底部上に
掻き落とされた残留トナーをクリーニング装置30内か
らトナー回収ボックス31内に搬送するようにしてい
る。前記回転パドル27の軸端には歯車29が固定され
ていて、クリーニングブラシ17回転用の歯車21と噛
み合っており、回転パドル27及びクリーニングブラシ
17は図示の矢印方向に回転する。ハウジング11に
は、クリーニングブラシ17、クリーニングブレード2
3及びトナー搬送回転パドル27からなるクリーニング
装置30の後側に、残留トナーを収容する第2の容器で
あるトナー回収ボックス31が形成されている。
【0020】隔壁部材18の第2の垂直フランジ部25
には、下方へ伸びるように弾性のトナー掻き取りシート
26が固定されており、その下方は回転パドル27の平
面に弾接している。回転パドル27は、図示矢印の方向
に回転することにより、クリーニングブラシ17の後側
に溜まる残留トナーをトナー回収ボックス31中へ掻き
出す作用をする。この回転パドル27に先端が弾接して
いるトナー掻き取りシート26は、回転パドル27の面
に付着したトナーを掻き落とす作用と、トナー回収ボッ
クス31中に溜まったトナーが再びクリーニング装置3
0内に戻るのを防止する作用をしている。
には、下方へ伸びるように弾性のトナー掻き取りシート
26が固定されており、その下方は回転パドル27の平
面に弾接している。回転パドル27は、図示矢印の方向
に回転することにより、クリーニングブラシ17の後側
に溜まる残留トナーをトナー回収ボックス31中へ掻き
出す作用をする。この回転パドル27に先端が弾接して
いるトナー掻き取りシート26は、回転パドル27の面
に付着したトナーを掻き落とす作用と、トナー回収ボッ
クス31中に溜まったトナーが再びクリーニング装置3
0内に戻るのを防止する作用をしている。
【0021】トナー回収ボックス31の底近傍の後側ハ
ウジング11には回転自在に回転軸33が設けられてお
り、そのトナー回収ボックス31側には、ストリップ状
の板状部材をその面の法線が円筒の軸方向を向くように
してつる巻き状(螺旋状)に形成した弾性のあるトナー
搬送用螺旋体(オーガー)35が同軸に固定されてい
る。また、回転軸33の後端にはオーガー回転用歯車3
7が取り付けられている。トナー搬送用螺旋体35はト
ナー回収ボックス31の底に沿ってトナー搬送回転パド
ル27等と平行に延びている。
ウジング11には回転自在に回転軸33が設けられてお
り、そのトナー回収ボックス31側には、ストリップ状
の板状部材をその面の法線が円筒の軸方向を向くように
してつる巻き状(螺旋状)に形成した弾性のあるトナー
搬送用螺旋体(オーガー)35が同軸に固定されてい
る。また、回転軸33の後端にはオーガー回転用歯車3
7が取り付けられている。トナー搬送用螺旋体35はト
ナー回収ボックス31の底に沿ってトナー搬送回転パド
ル27等と平行に延びている。
【0022】さらに、ハウジング11の前側の壁には、
トナー搬送用螺旋体35と対向する位置に開口部11a
が形成され、この開口部11aと円筒状側板5側の開口
部11bの内周には、トナー搬送用螺旋体35の断面よ
り僅かに大きい内径を有するトナー搬送用パイプ43が
圧入される。そして、トナー搬送用螺旋体35はこのU
字形状のパイプ43に沿って曲がり、その先端45は感
光ドラム3内の空間4に突出している。トナー搬送用螺
旋体35は上記したように可撓性の螺旋バネの形状をし
ており、これを回転させると、その羽根の間に入ってき
たトナーを螺旋ポンプの原理により軸方向に搬送する作
用をするものである。したがって、トナー回収ボックス
31内でこれを回転させることにより、トナー回収ボッ
クス31内の底にある残留トナーをトナー搬送用パイプ
43に沿ってドラム3内の空間4へ搬送することができ
る。
トナー搬送用螺旋体35と対向する位置に開口部11a
が形成され、この開口部11aと円筒状側板5側の開口
部11bの内周には、トナー搬送用螺旋体35の断面よ
り僅かに大きい内径を有するトナー搬送用パイプ43が
圧入される。そして、トナー搬送用螺旋体35はこのU
字形状のパイプ43に沿って曲がり、その先端45は感
光ドラム3内の空間4に突出している。トナー搬送用螺
旋体35は上記したように可撓性の螺旋バネの形状をし
ており、これを回転させると、その羽根の間に入ってき
たトナーを螺旋ポンプの原理により軸方向に搬送する作
用をするものである。したがって、トナー回収ボックス
31内でこれを回転させることにより、トナー回収ボッ
クス31内の底にある残留トナーをトナー搬送用パイプ
43に沿ってドラム3内の空間4へ搬送することができ
る。
【0023】なお、トナー搬送用螺旋体35回転用の歯
車37と回転パドル27回転用の歯車29との両者は、
ハウジング11の後側の壁に回転自在に設けられている
クリーナ用被駆動歯車47に噛合しており、クリーナ用
被駆動用歯車47は、感光体ユニット1を装置本体にセ
ットした時、本体に設けられたクリーナ用駆動歯車15
2(図3)と噛合して、クリーニングブラシ17、トナ
ー搬送回転パドル27、トナー搬送用螺旋体35を回転
可能にするものである。
車37と回転パドル27回転用の歯車29との両者は、
ハウジング11の後側の壁に回転自在に設けられている
クリーナ用被駆動歯車47に噛合しており、クリーナ用
被駆動用歯車47は、感光体ユニット1を装置本体にセ
ットした時、本体に設けられたクリーナ用駆動歯車15
2(図3)と噛合して、クリーニングブラシ17、トナ
ー搬送回転パドル27、トナー搬送用螺旋体35を回転
可能にするものである。
【0024】トナー回収ボックス31の上部には、本発
明に係わるトナー満杯検出装置60が設けられている。
トナー満杯検出装置60は、残留トナーによって下から
浮揚するフロート部材49と、ハウジング11の下面に
両面接着テープ62により固定される支持部材51と、
フロート部材49と支持部材51間の全周を覆って両者
をつなぐ薄いフィルム部材52とを有し、フロート部材
49の中央上部には不透明の遮蔽部材50が一体に設け
られている。そして、ハウジング11の上部には、フロ
ート部材49が浮揚したときにその遮蔽部材50が下か
ら入り込む空間を形成している透明壁よりなる突出壁5
3が設けられている。一方、装置本体には感光体ユニッ
ト1をセットしたときにこの突出壁53が入り込む溝5
5が設けられており、溝55の両側には対向して発光素
子57と、受光素子59が設けてある。
明に係わるトナー満杯検出装置60が設けられている。
トナー満杯検出装置60は、残留トナーによって下から
浮揚するフロート部材49と、ハウジング11の下面に
両面接着テープ62により固定される支持部材51と、
フロート部材49と支持部材51間の全周を覆って両者
をつなぐ薄いフィルム部材52とを有し、フロート部材
49の中央上部には不透明の遮蔽部材50が一体に設け
られている。そして、ハウジング11の上部には、フロ
ート部材49が浮揚したときにその遮蔽部材50が下か
ら入り込む空間を形成している透明壁よりなる突出壁5
3が設けられている。一方、装置本体には感光体ユニッ
ト1をセットしたときにこの突出壁53が入り込む溝5
5が設けられており、溝55の両側には対向して発光素
子57と、受光素子59が設けてある。
【0025】以上のような構成からなる複写機の作用に
ついて説明すると、帯電器24によって一様に帯電され
た感光ドラム3は、図示しない露光部において像露光が
行われ、感光ドラム3表面に静電潜像が形成される。次
に、図示しない現像装置において、静電潜像の電荷と反
対極性に帯電されたトナーが感光ドラム3表面に接触さ
れ、トナー像が形成される。このトナー像は、次の位置
に設けられている図示しない転写装置において、感光ド
ラム3の周速と等速度で搬送されてきた用紙に接触さ
れ、この用紙上に転写される。トナー像が転写された用
紙は定着装置へ搬送され、トナー像が用紙に固定され装
置から排出される。
ついて説明すると、帯電器24によって一様に帯電され
た感光ドラム3は、図示しない露光部において像露光が
行われ、感光ドラム3表面に静電潜像が形成される。次
に、図示しない現像装置において、静電潜像の電荷と反
対極性に帯電されたトナーが感光ドラム3表面に接触さ
れ、トナー像が形成される。このトナー像は、次の位置
に設けられている図示しない転写装置において、感光ド
ラム3の周速と等速度で搬送されてきた用紙に接触さ
れ、この用紙上に転写される。トナー像が転写された用
紙は定着装置へ搬送され、トナー像が用紙に固定され装
置から排出される。
【0026】一方、転写装置によって転写されずに感光
ドラム3の表面に残留しているトナーは、クリーニング
ブラシ17とクリーニングブレード23によってハウジ
ング11の底板上に掻き落とされる。この位置に溜まっ
た残留トナーは、この位置で回転しているトナー搬送用
回転パドル27によって、クリーニング装置30に隣接
して設けられたトナー回収ボックス31中へ掻き出され
る。
ドラム3の表面に残留しているトナーは、クリーニング
ブラシ17とクリーニングブレード23によってハウジ
ング11の底板上に掻き落とされる。この位置に溜まっ
た残留トナーは、この位置で回転しているトナー搬送用
回転パドル27によって、クリーニング装置30に隣接
して設けられたトナー回収ボックス31中へ掻き出され
る。
【0027】トナー回収ボックス31内に掻き出された
残留トナーは、トナー搬送用螺旋体35の回転によっ
て、トナー搬送用パイプ43を経て感光ドラム3内の空
間4へ順次搬送される。感光ドラム3内の空間4にトナ
ーが充満してくると、トナー搬送用螺旋体35に大きな
抵抗がかかり始め、この抵抗が所定値以上になると、そ
の回転軸33と歯車37との間に設けられたトルクリミ
ッタ機構(図示せず)が作用して、トナー搬送用螺旋体
35の回転が停止し、感光ドラム3内の空間4へのトナ
ーの搬送は停止される。そのため、トナー搬送用回転パ
ドル27によって掻き出されるトナーは、トナー回収ボ
ックス31内に溜り始める。
残留トナーは、トナー搬送用螺旋体35の回転によっ
て、トナー搬送用パイプ43を経て感光ドラム3内の空
間4へ順次搬送される。感光ドラム3内の空間4にトナ
ーが充満してくると、トナー搬送用螺旋体35に大きな
抵抗がかかり始め、この抵抗が所定値以上になると、そ
の回転軸33と歯車37との間に設けられたトルクリミ
ッタ機構(図示せず)が作用して、トナー搬送用螺旋体
35の回転が停止し、感光ドラム3内の空間4へのトナ
ーの搬送は停止される。そのため、トナー搬送用回転パ
ドル27によって掻き出されるトナーは、トナー回収ボ
ックス31内に溜り始める。
【0028】トナー回収ボックス31内に収容された残
留トナーが所定量以上になると、フロート部材49がそ
の表面に追随するように上昇し、その遮蔽部材50も上
昇し、この遮蔽部材50が突出壁53内を上昇し、ある
高さになると、発光素子57から出て突出壁53を貫通
して受光素子59に達している光路を遮断するため、ト
ナー回収ボックス31内に収容された残留トナーが満杯
になったことを検知する。この検知信号により複写機を
停止させるか或いは警告信号を出力する。
留トナーが所定量以上になると、フロート部材49がそ
の表面に追随するように上昇し、その遮蔽部材50も上
昇し、この遮蔽部材50が突出壁53内を上昇し、ある
高さになると、発光素子57から出て突出壁53を貫通
して受光素子59に達している光路を遮断するため、ト
ナー回収ボックス31内に収容された残留トナーが満杯
になったことを検知する。この検知信号により複写機を
停止させるか或いは警告信号を出力する。
【0029】次に図4及び図5により、本発明の画像形
成装置におけるトナー満杯検出装置の1実施例について
説明する。図1において説明したように、トナー満杯検
出装置60は、フロート部材49と、その支持部材51
と、フロート部材49と支持部材51間の全周を覆って
両者をつなぐ薄いフィルム部材52とからなるトナー検
出機構を有する。図4(A)に示すように、支持部材5
1は、トナー回収ボックス31の奥行き方向の長さより
若干短い長さを有しており、略中央部に開口63が形成
され、フロート部材49は、図(B)に示すように、支
持部材51と略同形にされ前記開口63に対向して遮蔽
部材50が一体に突設されている。そして、図(C)、
図(D)に示すように、フロート部材49と支持部材5
1とを平行に配置し、両者の周囲をつなぐように帯状の
フィルム部材52で全周を取り囲み、フィルム部材52
をフロート部材49及び支持部材51に接着させてい
る。さらに、フロート部材49と支持部材51との間を
細い吊りバンド65により接着固定し、フロート部材4
9を支持部材51に懸架している。吊りバンド65は、
(C)に示すように両側2箇所に限定されるものではな
く、必要に応じて任意の箇所に設けることができる。
成装置におけるトナー満杯検出装置の1実施例について
説明する。図1において説明したように、トナー満杯検
出装置60は、フロート部材49と、その支持部材51
と、フロート部材49と支持部材51間の全周を覆って
両者をつなぐ薄いフィルム部材52とからなるトナー検
出機構を有する。図4(A)に示すように、支持部材5
1は、トナー回収ボックス31の奥行き方向の長さより
若干短い長さを有しており、略中央部に開口63が形成
され、フロート部材49は、図(B)に示すように、支
持部材51と略同形にされ前記開口63に対向して遮蔽
部材50が一体に突設されている。そして、図(C)、
図(D)に示すように、フロート部材49と支持部材5
1とを平行に配置し、両者の周囲をつなぐように帯状の
フィルム部材52で全周を取り囲み、フィルム部材52
をフロート部材49及び支持部材51に接着させてい
る。さらに、フロート部材49と支持部材51との間を
細い吊りバンド65により接着固定し、フロート部材4
9を支持部材51に懸架している。吊りバンド65は、
(C)に示すように両側2箇所に限定されるものではな
く、必要に応じて任意の箇所に設けることができる。
【0030】図5は製造工程の模式的断面図を示し、先
ず図(A)に示すように、フロート部材49と支持部材
51の周囲をつなぐように長めのフィルム部材52で全
周を取り囲み、フィルム部材52をフロート部材49及
び支持部材51に接着させ、次いで図(B)に示すよう
に、フロート部材49を懸架するように所定長さの吊り
バンド65により支持部材51に接着固定する。従っ
て、フィルム部材52の長さに誤差があっても或いはし
わ等により長さが変動しても、吊りバンド65により遮
蔽部材50を開口63から所定の長さだけ突出させるこ
とができ、製造誤差を所望範囲内におさめることができ
る。
ず図(A)に示すように、フロート部材49と支持部材
51の周囲をつなぐように長めのフィルム部材52で全
周を取り囲み、フィルム部材52をフロート部材49及
び支持部材51に接着させ、次いで図(B)に示すよう
に、フロート部材49を懸架するように所定長さの吊り
バンド65により支持部材51に接着固定する。従っ
て、フィルム部材52の長さに誤差があっても或いはし
わ等により長さが変動しても、吊りバンド65により遮
蔽部材50を開口63から所定の長さだけ突出させるこ
とができ、製造誤差を所望範囲内におさめることができ
る。
【0031】フロート部材49は、トナーの嵩比重が通
常0.4程度であるので、このような軽い比重の流体に
浮揚するものとするために例えば発泡スチロール板と
し、また、フィルム部材52としては、フロート部材4
9の浮揚力を阻害するようなコシを有するものは使用で
きないため、10μm程度のポリエチレンフィルムを採
用し、吊りバンド65としては、しわ、折れぐせがつき
にくい厚さ100μm、幅3mm程度のポリウレタンフ
ィルムを用いる。
常0.4程度であるので、このような軽い比重の流体に
浮揚するものとするために例えば発泡スチロール板と
し、また、フィルム部材52としては、フロート部材4
9の浮揚力を阻害するようなコシを有するものは使用で
きないため、10μm程度のポリエチレンフィルムを採
用し、吊りバンド65としては、しわ、折れぐせがつき
にくい厚さ100μm、幅3mm程度のポリウレタンフ
ィルムを用いる。
【0032】次に図6により、本発明に係わる満杯検出
装置の他の例について説明する。図1において、フロー
ト部材49と支持部材51との間は、フィルム部材52
によって密封されているため、フロート部材49の上昇
に伴って空気を逃がす構造にすることが好ましい。従っ
て、図1の突出壁53を取り除き単なる開口66とし
て、開口66から遮蔽部材50が突出する構造にしてい
る。なお、67は、遮蔽部材50を保護するための突出
縁を示す。
装置の他の例について説明する。図1において、フロー
ト部材49と支持部材51との間は、フィルム部材52
によって密封されているため、フロート部材49の上昇
に伴って空気を逃がす構造にすることが好ましい。従っ
て、図1の突出壁53を取り除き単なる開口66とし
て、開口66から遮蔽部材50が突出する構造にしてい
る。なお、67は、遮蔽部材50を保護するための突出
縁を示す。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の属する技術分野における通常の知
識を有する者にとって種々の変更が可能である。例え
ば、上記実施例においては、フロート部材49の高さを
検出する手段として、光電的な手段を用いることを前提
にしてきたが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、他の電気的、磁気的、機械的手段等、公知の検出手
段を採用することができる。
のではなく、本発明の属する技術分野における通常の知
識を有する者にとって種々の変更が可能である。例え
ば、上記実施例においては、フロート部材49の高さを
検出する手段として、光電的な手段を用いることを前提
にしてきたが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、他の電気的、磁気的、機械的手段等、公知の検出手
段を採用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、残
留トナー回収ボックス内にフロート部材を懸架して支持
する支持部材と、フロート部材間がフィルム部材により
全周で密閉してつながれているので、遮蔽部材周辺は、
このフィルム部材により、残留トナーから完全に隔離さ
れ、トナーが遮蔽部材の高さを計測する手段に悪影響を
及ぼして誤動作させることはない。また、フロート部材
の上面にトナーが溜まることがないので、フロート部材
の浮揚を妨げて逆に満杯であるにもかかわらずこれを検
出できないという誤動作もなくなる。さらに、支持部材
とフロート部材間の間隙が吊りバンドにより所定値にお
さめることができるので、トナー検出機構の製造誤差を
低減させ、確実にトナーを回収できる。
留トナー回収ボックス内にフロート部材を懸架して支持
する支持部材と、フロート部材間がフィルム部材により
全周で密閉してつながれているので、遮蔽部材周辺は、
このフィルム部材により、残留トナーから完全に隔離さ
れ、トナーが遮蔽部材の高さを計測する手段に悪影響を
及ぼして誤動作させることはない。また、フロート部材
の上面にトナーが溜まることがないので、フロート部材
の浮揚を妨げて逆に満杯であるにもかかわらずこれを検
出できないという誤動作もなくなる。さらに、支持部材
とフロート部材間の間隙が吊りバンドにより所定値にお
さめることができるので、トナー検出機構の製造誤差を
低減させ、確実にトナーを回収できる。
【図1】本発明に係わる感光体ユニットを感光ドラムの
回転軸に垂直に切った断面図
回転軸に垂直に切った断面図
【図2】図1のA−A線に沿って矢印方向へ見た断面図
【図3】感光体ユニット駆動系の構成図
【図4】(A)は支持部材の平面図、(B)はフロート
部材の平面図、(C) はトナー検出機構の平面図、
(D)は(C)の側面図
部材の平面図、(C) はトナー検出機構の平面図、
(D)は(C)の側面図
【図5】トナー検出機構の製造工程を説明するための断
面図
面図
【図6】本発明に係わる満杯検出装置の他の例を示す斜
視図
視図
【図7】(A)は先願発明のトナー検出機構の断面図、
(B)は(A)図のB−B線に沿って矢印方向へ見た断
面図
(B)は(A)図のB−B線に沿って矢印方向へ見た断
面図
【図8】従来の満杯検出装置の例を示す断面図
【図9】図8のフロート部材の斜視図
1…感光体ユニット、3…感光ドラム(静電潜像担持
体)、30…クリーニング装置、31…残留トナー回収
ボックス、49…フロート部材、50…遮蔽部材、51
…支持部材、52…フィルム部材、57、59…発光素
子及び受光素子(検出手段)、63…開口、65…吊り
バンド。
体)、30…クリーニング装置、31…残留トナー回収
ボックス、49…フロート部材、50…遮蔽部材、51
…支持部材、52…フィルム部材、57、59…発光素
子及び受光素子(検出手段)、63…開口、65…吊り
バンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−94883(JP,A) 特開 平4−128782(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/10 - 21/12
Claims (2)
- 【請求項1】静電潜像担持体表面からクリーニング装置
により回収された残留トナーを収容する残留トナー回収
ボックスと、該ボックス内に固定され開口を有する支持
部材と、前記開口内に挿通される遮蔽部材を有するフロ
ート部材と、前記支持部材とフロート部材の全周を密閉
するように接着されるフィルム部材と、前記フロート部
材を支持部材に懸架させるための吊りバンドと、前記遮
蔽部材の高さを検出する検出手段とを備え、前記支持部
材とフロート部材間の前記フィルム部材の長さを前記吊
りバンドの長さより長く設定することを特徴とする画像
形成装置におけるトナー満杯検出装置。 - 【請求項2】少なくとも前記静電潜像担持体、クリーニ
ング装置及び残留トナー回収ボックスがユニットとして
一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の画
像形成装置におけるトナー満杯検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1812291A JP2794957B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 画像形成装置におけるトナー満杯検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1812291A JP2794957B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 画像形成装置におけるトナー満杯検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04256989A JPH04256989A (ja) | 1992-09-11 |
JP2794957B2 true JP2794957B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=11962802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1812291A Expired - Fee Related JP2794957B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 画像形成装置におけるトナー満杯検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794957B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP1812291A patent/JP2794957B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04256989A (ja) | 1992-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0220915B1 (en) | Toner recovery device | |
JPH04211276A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1069200A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4357774B2 (ja) | クリーニング装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4617729B2 (ja) | 粉体収容装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP3702930B2 (ja) | トナー回収装置 | |
JPS6333154B2 (ja) | ||
JP2794957B2 (ja) | 画像形成装置におけるトナー満杯検出装置 | |
JPH05313441A (ja) | クリーニング装置、クリーニングシステム及び画像形成装置 | |
JP2797680B2 (ja) | 残留トナー回収ボックスの満杯検知装置 | |
JP2819837B2 (ja) | 感光体ユニットのトナー回収ボックスの満杯検出装置 | |
JP2794952B2 (ja) | 感光体ユニットのトナー回収ボックスの満杯検出装置 | |
JP2510211Y2 (ja) | 感光体ユニットのクリ―ニング装置 | |
JP2522715Y2 (ja) | 感光体ユニットにおけるトナー回収装置 | |
JP2010224284A (ja) | 廃トナー回収装置及び画像形成装置 | |
JPH04151687A (ja) | 感光体ユニットにおけるクリーニング装置 | |
JP2883921B2 (ja) | 画像形成装置用クリーニング装置 | |
JP4139057B2 (ja) | トナー飛散防止装置及び画像形成装置 | |
JPH0558195B2 (ja) | ||
JP3010720B2 (ja) | 感光体ユニットの係止装置 | |
JP2510211Z (ja) | ||
JP2928376B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2535642Y2 (ja) | 感光体ユニットにおけるトナー回収装置 | |
JPH0766226B2 (ja) | 画像形成装置のトナー回収装置 | |
JP2564706Y2 (ja) | 電子写真装置の現像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |