JP2794797B2 - 静電荷像現像用現像剤 - Google Patents

静電荷像現像用現像剤

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JP2794797B2 JP1162016A JP16201689A JP2794797B2 JP 2794797 B2 JP2794797 B2 JP 2794797B2 JP 1162016 A JP1162016 A JP 1162016A JP 16201689 A JP16201689 A JP 16201689A JP 2794797 B2 JP2794797 B2 JP 2794797B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <従来の技術> 電子複写機等で使用される現像剤は、その現像工程に
おいて、例えば静電荷像が形成されている感光体等の像
担持体に一旦付着せしめられ、次に転写工程において感
光体から転写紙に転写された後、定着工程においてコピ
ー紙面に定着される。その際、潜像保持面上に形成され
る静電荷像を現像するための現像剤として、キャリアー
とトナーとから成る二成分系現像剤およびキャリアーを
必要としない一成分系現像剤(磁性トナー)が知られて
いる。
そして、従来より現像剤に帯電性を付与するものとし
てニグロシン系染料、4級アンモニウム塩等の帯電制御
剤やキャリアのコーティング剤等が知られていた。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、これら従来の帯電性付与剤は、帯電性
付与効果は必ずしも満足できるものではなく、適度な帯
電性を環境等によらず安定的に示し、且つその帯電の経
時変化が好ましい形態を示すトナーを得るのは難しく、
低温低湿下、高温高湿下、又は連続複写時にカブリ等、
画像汚れが発生し、或は安定したコピー濃度が得られな
い点が問題となっていた。
本発明者等はかかる課題を解決すべく鋭意検討した結
果、特定の構造式で示される4級アンモニウム塩を帯電
制御剤として含有せしめたトナーを樹脂コートされたフ
ェライト粉と混合し、且つ該樹脂としてメチルシリコー
ン樹脂およびメチルフェニルシリコーン樹脂を併用する
ことにより、好ましい帯電特性を示し、画質および耐久
性に優れた現像剤が得られることを見出し、本発明に到
達した。
即ち、本発明の目的は、画質の経時劣化および環境に
よる劣化の少ない、帯電特性に優れた静電荷像現像用現
像剤を提供することにある。
<課題を解決するための手段> しかして、かかる本発明の目的は、少くとも樹脂、着
色剤および下記一般式(I)で表される4級アンモニウ
ム塩を含むトナー、メチルシリコーン樹脂で被覆された
フェライト粉並びにメチルフェニルシリコーン樹脂で被
覆されたフェライト粉を含有してなる静電荷像現像用現
像剤により容易に達成される。
(式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基を表し、R2およ
びR3はそれぞれ炭素数1〜18のアルキル基を表し、R4
炭素数1〜8のアルキル基またはベンジル基を表す。) (作 用) 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる4級アンモニウム塩は前記一般式
(I)で表される通りの4級アンモニウム塩とナフトー
ルスルホン酸の造塩化合物であって、具体的には例えば
下記の化合物が挙げられる。
本発明に、使用し得る樹脂成分としては、静電荷像現
像用のトナーに適した公知の種々のものが使用できる。
例えば、スチレン系樹脂、スチレンアクリル系共重合樹
脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂及びこれらの
混合樹脂、また、これらのアルキル側鎖にアミノ基を有
するもの等があるが、中でもスチレン系又はポリエステ
ル系の樹脂が好ましい。
トナー中の一般式(I)で表される化合物の含有量
は、樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、より好まし
くは1〜3重量部とするのが好適である。
本発明で用いる着色剤としては、従来から各色のトナ
ーに用いられているものであれば特に制限されるもので
はなく、黒色トナーの場合にはカーボンブラック等を使
用する。
着色剤の含有率は、樹脂100重量部に対して3〜20重
量部とするのが好ましい。
更に、本発明現像剤のトナーには、一般式(I)で表
される化合物とは別に、公知のものを含めて他の帯電制
御剤、即ち、例えばポリアミン樹脂および/又はニグロ
シン系染料等を含有せしめてもよい。
その他、本発明現像剤のトナー構成成分として、定着
性や流動性を向上させるため、低分子量オレフィン重合
体や微粉末シリカ等を添加剤を含有せしめてもよい。
トナーの製造法としては、上記の各成分をニーダー等
で混練し冷却後、粉砕し分級すればよい。
トナーの平均粒径は5〜20μmが好適である。
本発明現像剤は、上記の様に製造されたトナーを、表
面を被覆するシリコーン系樹脂の種類の異なる2種類の
キャリアーと混合して使用することが特徴である。
即ち、シリコーン樹脂は、ケイ素原子がシロキサン結
合を介して互いに結合し、網目状に伸び広がった巨大分
子からなり、該巨大分子の表面の、シロキサン結合を介
して他の3以下のケイ素原子としか結合していないケイ
素原子は、通常水酸基を有しているが、この水酸基の少
なくとも一部がメチル基、またはメチル基およびフェニ
ル基と置き換わってなる樹脂をそれぞれメチルシリコー
ン樹脂およびメチルフェニルシリコーン樹脂と称する。
本発明現像剤に用いるキャリアーは、少なくともメチ
ルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト粉とメチルフ
ェニルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト粉の両方
を含む。キャリアーの粒径には特に制限はないが10〜20
0μmの平均粒径を有するフェライトが好ましい。これ
らキャリアーは、トナー1重量部に対して、5〜100重
量部使用することが好ましく、このうちメチルフェニル
シリコーン樹脂で被覆されたフェライトを全キャリアー
中5〜50wt%、より好ましくは10〜30wt%とするのが好
適である。
<実施例> 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが本
発明はその要旨を超えない限り以下の実施例によりなん
ら制限されるものではない。
なお、下記実施例中単に「部」とあるのはいずれも
「重量部」を意味するものとする。
(実施例1) ・スチレン系樹脂 100部 SBM−600(三洋化成(株)製) ・カーボンブラック 5部 #40(三菱化成(株)製) ・4級アンモニウム塩帯電制御剤 ボントロンP−51(オリエント化学(株)製) 2部 を配合、混練、粉砕し分級して平均粒径11μmの黒色ト
ナーを得た。この黒色トナー100部に対してシリカ粉末
(日本アエロジル(株)製R−972)0.2部をヘンシェル
ミキサーにて外添処理した。得られたトナー4部と平均
粒径約100μmのメチルシリコーン樹脂で被覆されたフ
ェライト粉50部とメチルフェニルシリコーン樹脂で被覆
されたフェライト粉50部を混合、撹拌し、現像剤を作製
した。
次に、この現像剤について、有機光導電体を感光体と
する複写機を用いて40℃/85〜90%の高温/高湿条件で1
00000枚の実写テストを実施した。
実写テストに使用した補給用トナーは、上記現像剤に
用いられたトナーと同一組成物のトナーである。
実写テストの結果、100000枚後の実写も、コピーの白
地部の汚れであるカブリの増加がなく、又コピー黒色部
の均一性及び濃度も高く高温高湿度下の厳しい環境下で
も耐久性に優れたトナー及び現像剤であった。
(実施例−2) メチルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト粉と、
メチルフェニルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト
粉の使用量をそれぞれ90部と10部とした以外は、前記実
施例1と全く同様にして現像剤を作製し、100000枚の実
写テストを実施したところ、カブリの増加のない又、コ
ピーの黒地部の均一性及び濃度も高く耐久性に優れた現
像剤であった。
(実施例−3) メチルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト粉と、
メチルフェニルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト
粉の使用量をそれぞれ10部と90部とした以外は、前記実
施例1と全く同様にして現像剤を作製し、100000枚の実
写テストを実施したところ、カブリの増加のない又、コ
ピーの黒地部の均一性及び濃度も高く耐久性に優れた現
像剤であった。
(比較例−1) メチルフェニルシリコーン樹脂で被覆されたフェライ
ト粉の使用量を100部とし、メチルシリコーン樹脂で被
覆されたフェライト粉を使用しなかった以外は、前記実
施例−1と全く同様に現像剤を作製し、100000枚の実写
テストを実施したが、1000枚付近より白地部の汚れ、す
なわちカブリが上昇し、又黒地部にハケスジが発生し、
濃度が低下し、使用に問題がある現像剤であった。
(比較例−2) メチルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト粉の使
用量を100部とし、メチルフェニルシリコーン樹脂で被
覆されたフェライト粉を使用しなかった以外は、前記実
施例−1と全く同様に現像剤を作製し、100000枚の実写
を実施したが、1000枚付近よりカブリの上昇及びコピー
濃度の低下や黒地部にハケスジが発生し使用に問題があ
る現像剤であった。
<発明の効果> 本発明の静電荷像現像用トナーは常に適度で且つ安定
した帯電性を示す等帯電性能が良好で、従来問題となっ
ていた高温高湿、低温低湿下或は連続複写時のコピー汚
れや画像濃度の低下が少ない等使用条件に係わらず良好
な画像を与え、多大な工業的利益を提供するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/097 G03G 9/113

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも、樹脂、着色剤および下記一般式
    (I)で表される4級アンモニウム塩を含むトナー、メ
    チルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト粉並びにメ
    チルフェニルシリコーン樹脂で被覆されたフェライト粉
    を含有してなる静電荷像現像用現像剤。 (式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基を表し、R2およ
    びR3はそれぞれ炭素数1〜18のアルキル基を表し、R4
    炭素数1〜8のアルキル基またはベンジル基を表す。)
JP1162016A 1989-06-23 1989-06-23 静電荷像現像用現像剤 Expired - Lifetime JP2794797B2 (ja)

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