JP2794531B2 - パルス電子スピン共鳴信号を測定する方法、及び電子スピン共鳴型パルス分光計 - Google Patents

パルス電子スピン共鳴信号を測定する方法、及び電子スピン共鳴型パルス分光計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス電子スピン共鳴
信号を測定する方法に関する。
【0002】本発明は、更に、電子スピン共鳴型パルス
分光計に関する。
【0003】
【従来の技術】前記種類の方法及び分光計は、例えば、
ジェイ・アルジェイル(J.Allgeier)他の論
文「高周波パルス電子スピン共鳴(High−Freq
uency Pulsed Electron Spi
n Resonance)」、所収:エル・ケバン
(L.Kevan)他(編)「最新パルス・連続波電子
スピン共鳴(MODERN PULSED AND C
ONTINUOUS−WAVE ELECTRON S
PIN RESONANCE」John Wiley&
Sons出版、ニューヨーク、1989、267〜2
83頁、又は、アール・ティー・ウエーバー(R.T.
Weber)他「95GHzでの電子スピンエコー分光
法(ELECTRON SPIN ECHO SPEC
TROSCOPY AT 95 GHz」、所収:シー
・ピー・カイツェルス(C.P.Keijzers)他
(編)「パルスEPR:新たな応用分野(Pulsed
EPR:A new field of appli
cations)」、North Holland出
版、アムステルダム、1989、186〜190頁、に
より公知である。
【0004】電子スピン共鳴は、約50年来知られてい
る測定技術であり、その間に、物理学、化学及び生化学
において確立された。電子スピン共鳴は核磁気共鳴と同
じ基本現象を基礎としているのではあるが、両分野にお
いて装置の開発はきわめて異なる展開を示した。
【0005】つまり、電子の磁気回転比は、核(陽子)
のそれより因数1000だけ高い。それ故、電子スピン
共鳴の古典的装置は、0.3テスラの磁界強度、Xバン
ド(例えば9.6GHz)内の測定周波数で作動し、他
方、核磁気共鳴実験は1.4テスラの磁界、100MH
zの測定周波数で行われた。それ故、周波数範囲又は磁
界範囲はほぼ1オーダーだけ広がった。
【0006】超伝導磁石の開発によって、両範囲におい
て測定周波数が上方にずらされた。核磁気共鳴実験は、
今日、750MHz以下の測定周波数で行われ、磁界強
度は10テスラのオーダーである。
【0007】電子スピン共鳴分光法においても、エイ・
ユー・ブレスグノフ(A.Yu.Bresgunov)
の論文「2mmバンドにおけるパルスEPR(Puls
edEPR in 2−mm Band)」、所収:応
用磁気共鳴(Applied Magnetic Re
sonance)2、715〜728頁(1991)、
に記載されているように、上記よりもかなり高い測定周
波数、例えば95GHzにおいて、既に140GHzで
も、測定が行われている。
【0008】電子スピン共鳴実験は、ほぼ10年前まで
は専ら連続波実験として行われたが、それ以来、パルス
電子スピン共鳴技術も開発された。パルス実験のための
代表的電子スピン共鳴型分光計が、例えば、ドイツ特許
公報第3726046号に記載されている。
【0009】例えば0.35テスラの磁界における従来
のパルス電子スピン共鳴実験では、マイクロ波出力が1
kWの場合、電子スピンのためのフリップ角度を達成す
るには、パルス幅10nsのマイクロ波パルスが必要で
ある。パルス信号の受信時に必要な分解能は10−9s
ecのオーダーである。これらの条件の下、期待可能な
実験の証言力、特に分解力は、陽子(1H)を基準に、
測定周波数が14MHzの場合、核磁気共鳴測定のオー
ダーである。
【0010】上述の検討から明らかとなるように、電子
スピン共鳴パルス分光技術はたちまち技術的可能性の限
界に達した。なぜなら、電子部品、特に、ナノセカンド
範囲のマイクロ波部品、特に、高速で切換わるマイクロ
波スイッチが非軍事市場では殆ど入手できなかったから
である。しかしその後、Xバンドの測定周波数の場合、
こうした部品が民生市場においても入手可能となり、そ
の間に、この測定周波数において電子スピン共鳴パルス
分光技術がやはり確立された。
【0011】他方で、あらゆる磁気共鳴測定技術におい
て、測定感度が測定周波数の2乗の割合で高まるので、
測定周波数をできるだけ高める要望がしばしば見られ
る。
【0012】それ故、既に述べたように、電子スピン共
鳴パルス実験において測定周波数を100GHzを超え
る範囲にずらす試みが行われている。
【0013】冒頭指摘したアルジェイル及びウエーバー
の論文に、有効測定周波数が94.9GHzである(そ
の限りで一致した)電子スピン共鳴型パルス分光計が記
載されている。
【0014】測定信号を発生するために、周波数91.
9GHz、出力パワー150mWの第1マイクロ波発振
器が使用される。この第1マイクロ波発振器の出力信号
は、ミクサにおいて、その周波数がはるかに低い、つま
り3GHzである第2マイクロ波発振器の信号と混合さ
れる。技術上の理由から、第2マイクロ波発振器の出力
信号が走査され、それもしかも20μsの走査時間で走
査される。走査されたこの3GHzのマイクロ波信号が
次にミクサにおいて第1マイクロ波発振器の91.9G
Hz信号と混合される。この混合によって94.9GH
zの和信号が得られ、その際、ミクサ出力端の出力は、
さまざまな部材中に生じる損失に基づいて僅かに4mW
にすぎない。それ故、94.9GHz信号がインジェク
ションロック増幅器に供給され、この増幅器が信号のレ
ベルを再び210mWに高める。
【0015】ところで、パルス実験にとって必要な、き
わめて細い高動的パルスをナノセカンド範囲において発
生するために、公知の分光計では、中央計算機から別々
のドライバによって制御される3つのPINダイオード
の直列回路が使用される。従って、PINダイオード
は、高周波数(94.9GHz)、高出力(210m
W)のマイクロ波信号の分路内にある。
【0016】こうして発生されたパルスマイクロ波信号
は次に周知の仕方でサーキュレータを介して測定用共振
器に供給される。サーキュレータから発せられた共振器
の反射信号は次に別のミクサに供給され、該ミクサの第
2入力端に第1マイクロ波発振器の91.9GHzの原
出力信号が印加され、こうして、やはり3GHzの混合
出力信号が得られ、次にこの信号は、分光計の出力信号
中になお電子スピン共鳴信号の変調周波数(代表的には
1kHz)のみ有するようにするために、後続のミクサ
で第2マイクロ波発振器の3GHz信号と混合される。
【0017】しかし公知の分光計には幾つかの欠点があ
る。主な欠点は、動作周波数約95GHzのPINダイ
オードがまだ大量生産部品として利用できず、それ故、
非軍事範囲では極端な経費で入手可能であるにすぎない
ことにある。更に、こうした部品は、きわめて敏感であ
り、素手で触れただけで既に破壊されることがある。更
にそれらは、利用可能である限りで、入力減衰がきわめ
て高く、絶縁性が悪い。公知の分光計におけるように、
3つのPINダイオードを直列回路で使用する場合で
も、スイッチング挙動が十分でなく、入力減衰が−20
dBとなることがある。それ故、公知の分光計では、イ
ンジェクションロック増幅器を前置することによってこ
の高い入力減衰を補償する試みがなされたが、しかしこ
の増幅器は、型式に起因して、既に触れた走査信号を使
ったパルス動作でのみ作動可能である。それ故、パルス
実験にとって望ましいパルス信号が増幅器の走査出力信
号中に正しく配置されるようにPINダイオードを接続
するために、付加的に、支出の多い時間制御が必要であ
る。しかしこれは、電子スピン共鳴パルス実験において
受け入れることのできない制限である。なぜなら、こう
した実験では、死時間をできるだけ小さく抑えるため
に、マイクロ波パルスを時間的に任意に設定可能とした
いと希望されるからである。このことは、特に、自由誘
導減衰(FID)がなおパルス中に観察される場合にあ
てはまる。
【0018】公知の分光計では最後になお欠点として、
低周波範囲でも特殊な構成が必要であり、この構成の場
合、分光計を改造することなくしては、低マイクロ波周
波数において従来の実験を選択的に問題なく実行するこ
とができない。
【0019】冒頭引用したブレスグノフの論文に記載さ
れたような別の公知の分光計では、140GHzのマイ
クロ波測定信号が合計4つのサーキュレータを介して送
られ、そのうち2つのサーキュレータがPINダイオー
ドを備えている。
【0020】それ故、この分光計でも、高周波数を有す
る信号分路中にスイッチング要素が配置されている点に
欠点がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】それに対して、本発明
の課題は、冒頭指摘した種類の方法及び分光計を改良し
て、100GHz以上のオーダーの測定周波数を使用す
ることができ、それにも拘らず、パルス実験のために、
代表的にはXバンドの低マイクロ波周波数用に設計され
た、容易に入手可能な定評ある部品を利用することがで
きるようにすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本願の第1発明は、パルス電子スピン共鳴信号を
測定する方法であって、Wバンド以上の高マイクロ波周
波数の第1信号を発生する段階と、Xバンド以下の低マ
イクロ波周波数の第2信号を発生する段階と、第1信号
を第2信号と混合して混合信号を発生する段階と、電子
スピン共鳴パルス実験にとって好適なパルス幅を有する
パルス混合信号を発生する段階と、測定用共振器(2
7;84)にパルス混合信号を印加する段階と、測定用
共振器(27;84)から発せられた信号を、第1信号
から導き出された信号と混合して、低マイクロ波周波数
で出力信号を発生する段階と、この出力信号を処理する
段階とからなる方法において、パルス混合信号を発生す
るために、第2信号を、第1信号と混合する前に、パル
ス化することを特徴とする方法を要旨とする。
【0023】また、本願の第2発明は、電子スピン共鳴
型パルス分光計であって、Wバンド以上の高マイクロ波
周波数の測定信号を発生する第1マイクロ波発振器(1
1:80)と、Xバンド以下の低マイクロ波周波数の補
助信号を発生する第2マイクロ波発振器(14;60)
と、測定信号を補助信号と混合することによって混合信
号を発生する第1ミクサ(13;81)と、電子スピン
共鳴パルス実験にとって好適なパルス幅を有するパルス
混合信号を発生する少なくとも1つのパルス整形チャネ
ル(23;62a〜62c)と、パルス混合信号を印加
可能な測定用共振器(27;84)と、測定用共振器
(27;84)から発せられた信号を、第1マイクロ波
発振器(11;80)から導き出された信号と混合する
ことによって、低マイクロ波周波数で出力信号を発生す
る第2ミクサ(28;85)と、この出力信号を処理す
る手段(31〜33;66〜71,88)とを備えたも
のにおいて、少なくとも1つのパルス整形チャネル(6
2a〜62c)が第2マイクロ波発振器(60)と第1
ミクサ(81)との間で切替可能であることを特徴とす
る分光計を要旨とする。
【0024】
【実施例】冒頭指摘した方法において、前述の課題が、
本発明によれば、パルス混合信号を発生するために、第
2信号を、第1信号と混合する前に、パルス化すること
によって解決される。
【0025】冒頭指摘した分光計において、本発明の根
底にある課題は、本発明によれば、少なくとも1つのパ
ルス整形チャネルが第2マイクロ波発振器と第1ミクサ
との間で切替可能であることによって解決される。
【0026】本発明の根底にある課題がこうして完全に
解決される。
【0027】つまり、前記措置によって、低マイクロ波
周波数、つまり例えばXバンドのチャネル内でパルス整
形が行われる。しかし、Xバンドの場合、容易に入手可
能な頑丈な定評ある部品が利用可能である。それ故、マ
イクロ波パルスを配置するとき技巧が必要でなく、パル
スは時間的順序及び位置の点で自由に調整することがで
き、デッドタイムが現れることはない。それ故、自由誘
導減衰(FID)を既にパルス中に観察することが可能
である。
【0028】低マイクロ波周波数の範囲で信号評価が行
われるので、あらゆる公知の評価法、例えば直角検出法
を利用することができる。また、この理由から、制御プ
ログラム(ソフトウェア)を分光計用に書き改める必要
がない。なぜなら、位相サイクリング等の複雑なパルス
系列も、又は多次元実験も、本質的変更を行うことな
く、高マイクロ波周波数において行うことができるから
である。
【0029】本発明の枠内で、100GHzオーダーの
周波数範囲が好ましい。しかし本発明はこの周波数範囲
に限定されてはいない。むしろ、20〜250GHz間
で、即ち、この範囲の上端で赤外線移行部の近傍に至る
までで、適用することが可能である。
【0030】本発明の好ましい1構成では、パルス化の
とき第2信号が振幅及び位相に従って調整される。この
目的のため、パルス整形チャネルは、振幅、特に位相を
調整する手段を含む。
【0031】それ自体周知のこの措置の利点として、低
マイクロ波周波数を使った従来の分光計の場合そうであ
ったように、パルスは高マイクロ波周波数においても任
意に調整することができる。
【0032】本発明の別の1展開では、出力信号を発生
するために、測定用共振器から発せられた信号が第1信
号自体と混合される。この目的のために、第2ミクサに
測定信号自体が印加される。
【0033】この措置の利点として、第2ミクサの出力
端にやはり低マイクロ波周波数自体が現れ、次にこの周
波数が例えば2回目としてそれ自身と混合されて出力信
号を得ることができ、この信号中にはなお電子スピン共
鳴実験の磁界変調信号のみ含まれており、次にこの変調
信号は従来の仕方で位相選択整流部に供給することがで
きる。
【0034】本発明による分光計の特に好ましい1展開
では、少なくとも1つのパルス整形チャネルの出力端及
び処理手段の入力端が、選択的に、低マイクロ波周波数
で作動する別の測定用共振器の入力端又は出力端と接続
可能である。
【0035】この措置の利点として、一方で、高マイク
ロ波周波数(Wバンド)又は低マイクロ波周波数(Xバ
ンド)で実験を行うことができるようにするために、僅
かな操作で分光計を改造することができる。
【0036】更に、少なくとも1つのパルス整形チャネ
ルを遮断することによって、分光計が連続波動作で作動
可能であるのが好ましい。
【0037】その他の利点は、明細書及び添付図面から
明らかとなる。
【0038】前記特徴及び以下なお説明する特徴は、そ
の都度記載した組合せにおいてだけでなく、本発明の枠
から逸脱することなく別の組合せや単独でも勿論適用す
ることができる。
【0039】本発明の1実施例が図面に示してあり、以
下の明細書で詳しく説明される。
【0040】図示例 図1にブロック図で示した公知の電子スピン共鳴型パル
ス分光計は、冒頭指摘したアルジェイル及びウエーバー
の論文に記載された配置に相当する。
【0041】公知の分光計は全体に符号10とされてい
る。但し、図1には送信部と、受信部の一部のみ示して
あり、残りの構成要素は、磁気系も、見易くするために
省いてある。
【0042】第1マイクロ波発振器11は、例えば、9
2GHzで作動する。第1マイクロ波発振器11の出力
信号がカプラ12に供給され、カプラは出力信号の主要
部分を第1ミクサ13に送る。第1ミクサ13の第2入
力端に第2マイクロ波発振器14の出力が印加され、該
発振器は本質的に低いマイクロ波周波数、例えば3GH
zで作動する。マイクロ波発振器11、14は、二重矢
印15で示唆したように、周波数ロックを介して互いに
同期化されている。
【0043】こうして、第1ミクサ13の出力端18に
は、89GHzの差信号が濾別されたと前提して、95
GHzの混合信号が和信号として現れる。
【0044】この和信号が次にインジェクションロック
増幅器20に供給される。この増幅器は型式に起因して
被走査動作で作動するので、第2マイクロ波発振器14
の出力信号は第1ミクサ13に供給される前に走査され
る必要がある。このために役立つのが振幅変調器16で
あり、その制御入力端17が第2マイクロ波発振器14
の信号を20μsの周期で走査する。
【0045】インジェクションロック増幅器20の後段
にPINダイオードの形の複数のスイッチが設けられて
おり、そのうち図1には2個のみが21a,21bで示
してある。付属の入力端22a,22bを介してスイッ
チ21a,21bはパルス整形チャネル23に依存して
導通又は非導通とされる。その際、パルスの位置は走査
系列の位置に適合しなければならないので、パルスの位
置は自由に選択可能ではない。
【0046】こうして増幅されパルス化された95GH
zの信号は、次に、調整可能な減衰器25を介してサー
キュレータ26に供給され、サーキュレータの別の入力
端に測定用共振器27が接続されている。サーキュレー
タ26の第3入力端で、いまや、周知の如く電子スピン
共鳴信号を取り出して第2ミクサ28に供給することが
できる。第2ミクサ28はカプラ12の結合出力端から
基準信号を、調整可能な減衰器29を介して受け取り、
減衰器に付属して移相器も設けておくことができる。こ
うして、第2ミクサ28の出力端30にはやはり3GH
zの周波数の信号が現れる。この信号が第3ミクサ32
に供給され、その基準入力端には第2マイクロ波発振器
14の出力信号が印加され、この信号は移相器31を介
して第3ミクサ32に、場合によっては減衰器にも、供
給される。こうして、第3ミクサ32の出力端33に等
信号が現れる。こうして得られた信号は、次に、通常の
如く継続処理することができる。
【0047】これとは対照的に、図2は、全体に符号5
0とされた本発明による電子スピン共鳴型パルス分光計
の実施例をブロック図で示す。図2でも、受信ユニット
の部分、磁気系等は、見易くするために省かれている。
【0048】分光計50は低周波部51と分離した高周
波部52とに分かれている。低周波部51は、従来の型
式のものであり、その他の細部の点で冒頭引用したドイ
ツ特許明細書第3726046号に記載された分光計と
同じである。それ故、その他の細部についてはこのドイ
ツ特許公報を参照するように指示し、これでもって、そ
の開示内容を本発明の開示内容とする。
【0049】低周波部51は、例えば10GHz、つま
りXバンドの動作周波数を有する第1マイクロ波発振器
60を含む。第1マイクロ波発振器60は増幅器61に
働きかける。増幅器61の出力端に複数のパルス整形チ
ャネルが接続されており、そのうち図2には3つが62
a,62b,62cで示してある。パルス整形チャネル
62a〜62cは、それぞれ、スイッチングと振幅の調
整と位相の調整とを行う手段を含む。こうして、任意の
パルス列を調整することができる。特に、各位相のパル
スを任意の系列で発生することが可能である。並列分路
内で中間周波数でパルス発生が行われるので、位相又は
振幅を異にするパルス間に強制ギャップが生じない。
【0050】パルス整形チャネル62a〜62cの出力
端に、なお、共通の振幅制御器63が、例えばマイクロ
波ダイオードの形で設けられている。その出力端がやは
り増幅器64に通じており、増幅器の出力端65は、従
来の測定の場合、図2に破線で示唆したようにXバンド
測定用共振器と接続されている。第2の破線は、従来の
Xバンド共振器を使用する場合その出力信号が、やはり
10GHzで作動する別の信号処理部の入力端66に達
することを象徴したものである。この処理部は、図示実
施例の場合、2個の並列に接続されたミクサ67a,6
7bを含み、その入力端68a,68bに第1マイクロ
波発振器60の信号が印加される。それ故、出力端69
a,69bに等信号が現れ、引き続きこの信号は増幅器
70a,70bを介して出力端71a,71bに供給さ
れる。
【0051】分光計50は、パルス動作に対して選択的
に連続波動作(CW)でも作動することができる。連続
波動作のとき、位相を選択して測定信号をロック増幅器
により処理することができるようにするため、一般に、
kHz範囲の定磁界範囲の変調が利用される。この動作
モードのとき、信号処理部の入力端66に変調信号が現
れる。
【0052】従来の低周波部51を有する分光計50を
高マイクロ波周波数での測定にも利用可能とするため
に、以下に説明するように、従来のXバンド測定用共振
器を停止させ、出力端65及び入力端66を高周波部5
2と接続しなければならない。
【0053】高周波部52は第2マイクロ波発振器80
を含み、該発振器の動作周波数は例えば85GHzであ
る。第2マイクロ波発振器80の出力信号が第2ミクサ
81に送られ、該ミクサの基準入力端に出力端65が接
続されている。出力端65に10GHz信号が現れるの
で、第2ミクサ81の出力端82に現れる信号の周波数
は和周波数としての95GHzであり、75GHzの差
周波数は、周波数ギャップが(図1の先行技術と比較し
て)はるかに大きいので、それ自身で濾別される。なぜ
なら、この周波数範囲内でマイクロ波モジュールは帯域
幅が20GHzよりもはるかに小さいからである。
【0054】第2ミクサ81の出力端82がサーキュレ
ータ83と接続されており、サーキュレータの別の入力
端は測定用共振器84と、又、その第3入力端は第3ミ
クサ85と接続されている。第3ミクサ85の基準入力
端に第2マイクロ波発振器80の信号が印加され、その
際、基準制御器86が位相及び/又は振幅を調整する。
こうして、第3ミクサ85の出力端87に再び10GH
z信号が現れる。この信号は増幅器88において増幅さ
れ、次に低周波部51内の入力端66に送られる。
【0055】分光計50の作用様式は以下の如くであ
る:低周波部51において素子60〜64を介して周波
数10GHzのパルスマイクロ波信号が発生され、マイ
クロ波パルスは振幅、パルス幅及びパルス位置に応じ
て、従来の如く、電子スピン共鳴パルス実験を行うこと
ができるように調整されている。このパルス10GHz
信号は第2ミクサ81において第2マイクロ波発振器8
0の85GHz出力信号と混合され、従来の仕方で発生
されたパルスは希望する高いマイクロ波周波数に混合逓
昇される。パルス実験は、測定用共振器84において高
マイクロ波周波数で行うことができる。測定用共振器8
4の出力信号は、次に、再び10GHzに混合逓降さ
れ、低周波部51の既存の素子において処理することが
できる。
【0056】そのことから、低周波部51の構成要素を
変更する必要がなくなる。というのも、出力端65に現
れる信号は別の措置を必要とすることなく高周波部52
において処理することができ、他方で、入力端66に現
れる測定信号は、従来の動作時にXバンド内で発生され
るであろう測定信号と同じ種類のものであるからであ
る。
【0057】それ故、本発明による分光計50は、パル
ス発生部品(パルス整形チャネル62a〜62c)に関
して、Xバンド内の従来の部品で間に合う。更に、この
分光計50は僅かな操作でXバンド動作から例えばWバ
ンド動作に改造することができる。最後に、既存のあら
ゆるパルスプログラムは、発生及び評価後、何らの変更
もなしに、利用することができる。
【0058】選択的に連続波動作で作業する場合、第2
ミクサ81を低周波部51から駆動するのを中断するだ
けでよい。試料は、この場合、第2マイクロ波発振器8
0からの連続波信号で印加される。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、低マイクロ波周波数、
つまり例えばXバンドのチャネル内でパルス整形が行わ
れる。しかし、Xバンドの場合、容易に入手可能な頑丈
な定評ある部品が利用可能である。それ故、マイクロ波
パルスを配置するとき技巧が必要でなく、パルスは時間
的順序及び位置の点で自由に調整することができ、デッ
ドタイムが現れることはない。それ故、自由誘導減衰
(FID)を既にパルス中に観察することが可能であ
る。
【0060】低マイクロ波周波数の範囲で信号評価が行
われるので、あらゆる公知の評価法、例えば直角検出法
を利用することができる。また、この理由から、制御プ
ログラム(ソフトウェア)を分光計用に書き改める必要
がない。なぜなら、位相サイクリング等の複雑なパルス
系列も、又は多次元実験も、本質的変更を行うことな
く、高マイクロ波周波数において行うことができるから
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術による電子スピン共鳴型パルス分光計
のブロック図である。
【図2】本発明による電子スピン共鳴型パルス分光計の
1実施例のブロック図である。
【符号の説明】
10 分光計 11 第1マイクロ波発振器 12 カプラ 13 第1ミクサ 14 第2マイクロ波発振器 15 二重矢印 16 振幅変調器 17 制御入力端 18 出力端 20 インジェクションロック増幅器 21a,21b スイッチ 22a,22b 入力端 23 パルス整形チャネル 25 減衰器 26 サーキュレータ 27 測定用共振器 28 第2ミクサ 29 減衰器 30 出力端 32 第3ミクサ 33 出力端 50 分光計 51 低周波部 52 高周波部 60 第1マイクロ波発振器 61 増幅器 62a,62b,62c パルス整形チャネル 63 振幅制御器 64 増幅器 65 出力端 66 入力端 67a,67b ミクサ 68a,68b 入力端 69a,69b 出力端 70a,70b 増幅器 71a,71b 出力端 80 第2マイクロ波発振器 81 第2ミクサ 82 出力端 83 サーキュレータ 84 測定用共振器 85 第3ミクサ 86 基準制御器 87 出力端 88 増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディーター シュマルバイン ドイツ連邦共和国 76359 マルクツェ ル バーバッハ マールバークストラッ セ 13 (72)発明者 ペーター ホーファー ドイツ連邦共和国 76133 カールスル ヘ アマリエンストラッセ 63/65 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 24/00 - 24/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス電子スピン共鳴信号を測定する方
    法であって: Wバンド以上の高マイクロ波周波数の第1信号を発生す
    る段階; Xバンド以下の低マイクロ波周波数の第2信号を発生す
    る段階; 第1信号を第2信号と混合して混合信号を発生する段
    階; 電子スピン共鳴パルス実験にとって好適なパルス幅を有
    するパルス混合信号を発生する段階; 測定用共振器(27;84)にパルス混合信号を印加す
    る段階; 測定用共振器(27;84)から発せられた信号を、第
    1信号から導き出された信号と混合して、低マイクロ波
    周波数で出力信号を発生する段階; この出力信号を処理する段階; からなる方法において、パルス混合信号を発生するため
    に、第2信号を、第1信号と混合する前に、パルス化す
    ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 パルス化のとき第2信号を振幅及び位相
    に従って調整することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 出力信号を発生するために、測定用共振
    器(27;84)から発せられた信号を第1信号自体と
    混合することを特徴とする請求項1又は2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 電子スピン共鳴型パルス分光計であっ
    て、 Wバンド以上の高マイクロ波周波数の測定信号を発生す
    る第1マイクロ波発振器(11;80)と; Xバンド以下の低マイクロ波周波数の補助信号を発生す
    る第2マイクロ波発振器(14;60)と; 測定信号を補助信号と混合することによって混合信号を
    発生する第1ミクサ(13;81)と; 電子スピン共鳴パルス実験にとって好適なパルス幅を有
    するパルス混合信号を発生する少なくとも1つのパルス
    整形チャネル(23;62a〜62c)と; パルス混合信号を印加可能な測定用共振器(27;8
    4)と; 測定用共振器(27;84)から発せられた信号を、第
    1マイクロ波発振器(11;80)から導き出された信
    号と混合することによって、低マイクロ波周波数で出力
    信号を発生する第2ミクサ(28;85)と; この出力信号を処理する手段(31〜33;66〜7
    1,88)と; を備えたものにおいて、少なくとも1つのパルス整形チ
    ャネル(62a〜62c)が第2マイクロ波発振器(6
    0)と第1ミクサ(81)との間で切替可能であること
    を特徴とする分光計。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つのパルス整形チャネル
    (62a〜62c)が、振幅及び位相を調整する手段を
    含むことを特徴とする請求項4に記載の分光計。
  6. 【請求項6】 第2ミクサ(85)に測定信号自体が印
    加されることを特徴とする請求項4又は5に記載の分光
    計。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのパルス整形チャネル
    (62a〜62c)の出力端及び処理手段(31〜3
    3;66〜71;88)の入力端が、選択的に、低マイ
    クロ波周波数で作動する別の測定用共振器の入力端又は
    出力端と接続可能であることを特徴とする請求項4〜6
    のいずれか1項に記載の分光計。
  8. 【請求項8】 連続波測定(CW)を行うために、少な
    くとも1つのパルス整形チャネル(62a〜62c)が
    遮断可能であることを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    か1項に記載の分光計。
  9. 【請求項9】 80GHzの周波数がWバンド内で使用
    され、12GHzの周波数がXバンド内で使用される請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 80GHzの周波数がWバンド内で使
    用され、12GHzの周波数がXバンド内で使用される
    請求項4〜8のいずれか1項に記載の分光計。
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