JP2793332B2 - 打設管の清掃方法および打設管 - Google Patents

打設管の清掃方法および打設管

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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は打設管の清掃方法および打設管に関し、特
に、コンクリートやモルタルその他の、予め混合された
硬化する材料を水中に打設する管の清掃方法およびその
方法を実施する打設管に関する。
(従来の技術) 真水または海水中にコンクリート、モルタル、中低強
度の混合材その他の、予め混合された硬化する材料を打
設することがある。この打設には、水面上に定置したポ
ンプと、ポンプに連なる打設管とを使用し、ポンプで圧
送された前記材料が打設管を経て水中の所定の箇所に導
かれる。打設に際し、材料が水中に落下することによっ
て引き起こされる材料の分離を防止し、また周辺水質の
汚濁を抑える必要から、打設管の下方の端部を材料で取
り囲んだ状態、いわば打設管の下方の端部を材料中に差
し込んだ状態に維持する。
(発明が解決しようとする課題) 材料の打設が一度で完了せず、しかも次回の打設まで
ある程度の期間をおく場合、打設管内に残留している材
料が硬化し、打設管を閉塞してしまう。これを防ぐた
め、打設管を一旦引き上げ、船上などで打設管の内部を
清掃しているが、これは非常に手間のかかる作業であ
る。
したがって、本発明の目的は、打設管を引き上げるこ
となく、簡単な作業で清掃できる方法およびその方法を
実施するための打設管を提供することにある。
(課題を解決するための手段、作用および効果 本発明は、予め混合された硬化する材料を打設管を経
て水中に打設した後、前記打設管を清掃する方法であっ
て、前記打設管の下方の端部を打設した材料によって取
り囲んだ状態で前記打設管内に洗浄流体を圧送し、洗浄
流体が前記打設管の下方の端面近くに達したとき洗浄流
体の圧送を停止する。
真水、海水、空気その他の洗浄流体を打設管内に圧送
すると、既に打設した材料が打設管の下方の端部を取り
囲んでいることから、打設管内に残留している材料は打
設管の下方の開口を出て既に打設した材料中に入り込
む。したがって、圧送量を適当に調節すれば、打設管内
に残留している材料は通常の打設と同様に排出される。
洗浄流体が打設管の下方の端面近くに達したとき、洗
浄流体の圧送を停止する。洗浄流体による材料の圧送
は、発泡ウレタンその他の物質で作った、打設管の内径
と実質的に同じ径のプランジャを材料の上に置き、この
プランジャを介して行うことが好ましい。この場合、プ
ランジャの、打設管の軸線方向となる長さをある程度確
保しておけば、洗浄流体を既に打設した材料中に噴出さ
せることなく、プランジャを打設管の下端に到達させる
ことができる。これは、打設管の内部に材料が残留しな
い状態であり、これによって内部の清掃が終了する。
打設管を清掃する都度、水上に引き上げて打設管の内
部から材料の残留分を除く必要がないため、清掃作業の
手間を大幅に低減できる。また、洗浄流体によって打設
管内の材料を押し出すため、清掃が簡単である。
洗浄流体が打設管の下方の端面近くに達したとき、洗
浄流体の圧送を停止するため、洗浄流体が既に打設した
材料中に噴出するのを可及的に防止した状態で打設管内
の清掃ができる。このように、打設した材料の品質を損
なうことなく、打設管の内部の清掃ができる。
打設管内の材料を既に打設した材料と合体させて材料
本来の目的のために使用できるため、材料の無駄をなく
すことができる。
打設管の下方の端面近くへの洗浄流体の到達は、洗浄
流体の圧送量と打設管の長さ等に基づいて求めた時間に
よって確認することもできる。しかし、打設管の下方の
端面近くの内部状態を検出するようにすれば、より確実
であり、しかも端面のより近くまで洗浄流体を導くこと
ができる。
前記検出は、打設管の下方の端面近くに配置した一対
の電極間の電気抵抗の変化によって行うことができ、ま
た比重やpHの変化によることもできるが、電気抵抗の変
化を利用するものによれば、簡便である。この場合、一
対の電極を、打設管の直径方向に間隔をおいて配置すれ
ば、電極間のレベル差をなくすことができ、それだけ正
確に、打設管の下方の端面近くの内部状態を検出でき
る。
打設管内の残留する材料の上に載っているプランジャ
の長さが短い場合、プランジャの長さは十分であって
も、洗浄流体の圧送停止が早すぎた場合、またはプラン
ジャがない場合には、打設管内に材料が残留する。した
がって、洗浄流体の圧送を停止した後、打設管を引き抜
き、打設管内に残留する材料を排出する。このとき、洗
浄流体の圧送を停止した状態であること、打設管内に残
留する材料が少ないこと、打設管を徐々に引き抜くこと
が可能であることから、打設管の引き抜きにより、打設
管内の材料が既に打設した材料の上に落下して品質を損
なうのを可及的に抑えることができる。
打設した材料から打設管を引き抜くに先立って、打設
管の下方の端面近くを閉じるようにすれば、打設管内に
残留する材料が多少増えても、引き抜き時の材料の落下
による問題は生じないし、また一箇所での材料の打設
後、別の箇所に打設管を移動して打設するとき、都合が
よい。
そして、打設管の下方の端部を打設した材料によって
取り囲んだ状態で前記打設管内に洗浄流体を圧送すると
共に、前記打設管の下方の端面近くの内部状態を検出
し、洗浄流体が前記打設管の下方の端面近くに達したの
を検出したとき洗浄流体の圧送を停止し、その後、前記
打設管の下方の端面近くを閉じ、前記打設した材料から
前記打設管を引き抜いた後、打設管を開いて打設管内に
残留する材料を排出することにより、既に打設した材料
を乱すことなく、打設管の最も好ましい清掃ができる。
予め混合された硬化する材料を水中に打設する管は、
電気絶縁体を介在して内周面に取り付けられ、直径方向
に間隔をおいて下方の端面近くに配置された一対の電極
を備えることが好ましい。これによれば、電極にコード
と電源を接続することにより、好ましい態様の清掃方法
を実施できる。
(実施例) 清掃方法は、第1図および第2図に示すように、予め
混合された硬化する材料10を打設管12を経て水中に打設
した後、打設管12の内部を清掃するものである。
材料10は、作業船14上に配置したミキサ16によって混
合され、圧送ポンプ18から配管20を経て打設管12に送り
込まれ、打設管12からの所定の箇所に打設される。
打設管12は、図示の実施例では、打設管12の下方の開
口を開閉するバルブ22と、レベル検出センサ24と、一対
の電極26とを備える。バルブ22は作業船14から遠隔操作
される。材料の打設が所定量に達すると、レベル検出セ
ンサ24からの信号が制御盤28に入り、ここに点燈表示さ
れる。これを確認し、材料の打設を終了する。
打設終了後、発泡ウレタンのような、適当に抵抗があ
り、かつ流体を通過させない物質で作った、打設管12の
内径と実質的に同じ径のプランジャを打設管12内に差し
込み、これを打設管中の材料の上に置く。その後、打設
管12の下方の端部を打設した材料によって取り囲んだ状
態で打設管12内に洗浄流体を圧送する。
材料の打設は、材料の成分の分離を防ぐため、打設管
12の下方の端を既に打設した材料中に常に埋めた状態で
行うことから、打設が終了したとき、打設管12の下方の
端部は打設した材料によって取り囲まれている。したが
って、直ちに洗浄流体を圧送できる。
洗浄流体は、当該打設が行われている所の水をそのま
ま用いる。すなわち、打設が川、池または沼で行われて
いれば、そこの真水を、そして打設が海で行われていれ
ば、そこの海水を用いる。その外、空気を洗浄流体とす
ることもできる。洗浄流体の圧送速度は、打設管12内に
残留している材料を、打設のとき流し出す速度と同じ速
度で押し出すように定めることが好ましい。
洗浄流体が打設管12の下方の端面近くに達したとき洗
浄流体の圧送を停止する。図示の実施例では、打設管12
の下方の端面近くの内部状態を一対の電極26間の抵抗の
変化で検出している。すなわち、電極26間に電流を流
し、抵抗測定器30によって抵抗の大きさを検出し、これ
を信号変換器32で変換し、制御盤28に表示させる。
第3図に示すように、内径152mm、長さ150mmの塩化ビ
ニール製パイプ34の内面に直径方向に間隔をおいて、縦
30mm、横30mmの銅板製の一対の電極36を貼り付けたもの
を用意し、これをプラスチック製の容器38内に入れた。
他方、水道水、海水およびスラリー状の材料を用意し
た。材料は、海水520、セメント80、砂1177、粉末粘土1
10の重量割合である。水道水、海水および材料を個別に
容器38に入れ、一対の電極36をアナログテスタ40に接続
して、塩化ビニール製パイプ34を上下させて電気抵抗値
を測定したところ、水道水は6−6.4kΩ、海水は90−10
5Ω、そして材料は185−200Ωであった。
したがって、一対の電極26間に位置するものの抵抗を
図って、これを表示させれば、その表示から一対の電極
26間に位置するものが、材料であるかまたは洗浄流体で
あるかが分かり、材料から真水または材料から海水に変
わる時点の判断が確実にできる。
電極26は、電気絶縁体を介在して打設管12の内周面に
取り付けられる。第4図に示す実施例では、打設管であ
る鋼管12の内周面にゴムライナ50を貼り付け、電極26は
ゴムライナ50に止水接着されている。電極26の軸部27a
は鋼管12の孔を通って外部へ突出されてターミナル27b
となっており、樹脂製のリング52が軸部27と鋼管12との
間に配置されている。ターミナル27bは、鋼管12に溶接
したケーシング54、パッキン56およびケーシング54にね
じ込んで取り付けたキャップ58によって絶縁耐水構造と
なっている。ケーブル62がゴムのカバー60に密着して支
持され、カバー60はキャップ58に堅固に固定されてい
る。ケーブル62のめがね端子63がターミナル27bに接続
され、ターミナル27b、めがね端子63およびケーブル62
の端部は、充填したエポキシ系の樹脂64で覆われてい
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は打設管によって材料を打設する様子を示す模式
図、第2図は本発明に係る清掃方法を示す模式図、第3
図は実験装置を示すもので、aは電極を貼り付けたパイ
プの斜視図、bは実験状態を示す模式図、第4図は電極
を備える打設管の電極の周縁を示す断面図である。 10:材料、 12:打設管、 22:バルブ、 26、36:電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 15/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め混合された硬化する材料を打設管を経
    て水中に打設した後、前記打設管を清掃する方法であっ
    て、 前記打設管の下方の端部を打設した材料によって取り囲
    んだ状態で前記打設管内に洗浄流体を圧送し、 洗浄流体が前記打設管の下方の端面近くに達したとき洗
    浄流体の圧送を停止する、打設管の清掃方法。
  2. 【請求項2】予め混合された硬化する材料を打設管を経
    て水中に打設した後、前記打設管を清掃する方法であっ
    て、 前記打設管の下方の端部を打設した材料によって取り囲
    んだ状態で前記打設管内に洗浄流体を圧送すると共に、
    前記打設管の下方の端面近くの内部状態を検出し、 洗浄流体が前記打設管の下方の端面近くに達したのを検
    出したときの洗浄流体の圧送を停止する、打設管の清掃
    方法。
  3. 【請求項3】前記検出を、前記打設管の下方の端面近く
    に配置した一対の電極間の電気抵抗の変化によって行
    う、請求項(2)に記載の打設管の清掃方法。
  4. 【請求項4】前記一対の電極を打設管の直径方向に間隔
    をおいて配置し、電気抵抗を検出する、請求項(3)に
    記載の打設管の清掃方法。
  5. 【請求項5】予め混合された硬化する材料を打設管を経
    て水中に打設した後、前記打設管を清掃する方法であっ
    て、 前記打設管の下方の端部を打設した材料によって取り囲
    んだ状態で前記打設管内に洗浄流体を圧送し、 洗浄流体が前記打設管の下方の端面に近くに達したとき
    洗浄流体の圧送を停止し、 その後、前記打設した材料から前記打設管を引き抜き、
    打設管内に残存する材料を排出する、打設管の清掃方
    法。
  6. 【請求項6】前記打設した材料から前記打設管を引き抜
    くに先立って、前記打設管の下方の端面近くを閉じる、
    請求項(5)に記載の打設管の清掃方法。
  7. 【請求項7】予め混合された硬化する材料を打設管を経
    て水中に打設した後、前記打設管を清掃する方法であっ
    て、 前記打設管の下方の端部を打設した材料によって取り囲
    んだ状態で前記打設管内に洗浄流体を圧送すると共に、
    前記打設管の下方の端面近くの内部状態を検出し、 洗浄流体が前記打設管の下方の端面近くに達したのを検
    出したと洗浄流体の圧送を停止し、 その後、前記打設管の下方の端面近くを閉じ、 前記打設した材料から前記打設管を引き抜いた後、打設
    管を開いて打設管内に残存する材料を排出する、打設管
    の清掃方法。
  8. 【請求項8】予め混合された硬化する材料を水中に打設
    する管であって、 電気絶縁体を介在して内周面に取り付けられ、直径方向
    に間隔をおいて下方の端面近くに配置された一対の電極
    を備える、打設管。
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