JP2792554B2 - 防波堤用ケーソンの据付方法 - Google Patents

防波堤用ケーソンの据付方法

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JP2792554B2
JP2792554B2 JP6124254A JP12425494A JP2792554B2 JP 2792554 B2 JP2792554 B2 JP 2792554B2 JP 6124254 A JP6124254 A JP 6124254A JP 12425494 A JP12425494 A JP 12425494A JP 2792554 B2 JP2792554 B2 JP 2792554B2
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breakwater caisson
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防波堤用ケーソンの据
付方法に係り、特に、複数の防波堤用ケーソンを順次海
底に据え付けていく防波堤用ケーソンの据付方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】沿岸域を高潮や津波の被害から守るため
の防波堤は、コンクリート製の箱型構造物であるいわゆ
るケーソンを用いて構築されることが多い。
【0003】防波堤の構築にあたっては、まず、造船所
等のヤードで製作された複数のケーソンを沖合に曳航
し、次いで、これらのケーソンを沖合で順次海底に着底
させるが、近年、沿岸域の有効利用を図るべく、防波堤
の設置点がより沖合に展開されるようになってきてお
り、これに伴って、大水深、高波浪に対抗できる大型の
ケーソンが必要になり、それらの製造コストも増大して
きた。
【0004】一方、これらの事態を解決する策として、
ケーソンを長大化させて波力の平滑化を図ることによ
り、ケーソンの断面寸法を軽減可能である旨の報告がな
されている。
【0005】すなわち、波の振幅は空間的および時間的
に位相差を伴うため、ケーソンをある程度長大化させる
ことができれば、ケーソンに作用する波力がピークとな
る時刻は、ケーソンの位置によって少しずつ遅延し、そ
の結果、ケーソン全体に作用する波力の最大値は、単位
面積当たりの波力の最大値をケーソン全体にわたって総
和した値よりも緩和される。
【0006】かくして、波力の平滑化を利用してケーソ
ンの設計荷重を低減させ、断面寸法を小さくすることが
理論的あるいは実験的には可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製作ヤ
ードの規模、クレーンの能力および曳航・据付時の便宜
並びに曳航時の波力の影響等を考慮した場合、ケーソン
の長さは自ずと10m乃至20m程度に制限され、上述
した波圧の平滑化が可能な長大ケーソンを製作すること
は現実的には困難である。
【0008】そのため、ケーソンの設計荷重を低減する
ことができずに大断面のケーソンを製作することを余儀
なくされ、ケーソンの製作、曳航並びに据付コストの増
大、ひいては防波堤全体の建設費を増大させる原因とな
っていた。
【0009】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、製造時あるいは運搬時の問題を回避しつつ長
大化を図ることができる防波堤用ケーソンの据付方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の防波堤用ケーソンの据付方法は請求項1に
記載したように、海底の所定位置に敷板を敷設する工程
と、前記敷板上に所定の防波堤用ケーソンを先行据付す
る工程と、前記先行据付された防波堤用ケーソンの近傍
に別の防波堤用ケーソンを引き寄せて、前記先行据付さ
れた防波堤用ケーソンおよび前記防波堤用ケーソンの向
かい合う端にそれぞれ形成されたコンクリート充填用凹
部を対向させる工程と、前記防波堤用ケーソンを所定の
止水手段を介して前記先行据付された防波堤用ケーソン
に隣接させる工程と、前記止水手段によって外部からの
水の浸入を防ぎつつ、前記コンクリート充填用凹部に溜
まった水を抜く工程と、前記コンクリート充填用凹部に
コンクリートを打設充填する工程とを含むものである。
【0011】また、本発明の防波堤用ケーソンの据付方
法は請求項2に記載したように、所定の敷板を介して海
底に先行据付された防波堤用ケーソンの近傍に別の防波
堤用ケーソンを引き寄せて、前記先行据付された防波堤
用ケーソンおよび前記防波堤用ケーソンの端にそれぞれ
形成された連結用凹部を対向させる工程と、前記防波堤
用ケーソンの連結用凹部近傍に形成された位置合わせ部
を、前記先行据付された防波堤用ケーソンの連結用凹部
近傍に形成された位置合わせ部に嵌合若しくは支持させ
て、前記防波堤用ケーソンの連結用凹部を所定の止水手
段を介して前記先行据付された防波堤用ケーソンの連結
用凹部に隣接させる工程と、前記止水手段によって外部
からの水の浸入を防ぎつつ、前記連結用凹部に溜まった
水を抜く工程と、前記先行据付された防波堤用ケーソン
および前記防波堤用ケーソンにそれぞれ設けられたPC
鋼材用貫通孔に所定のPC鋼材を挿通する工程と、前記
PC鋼材にプレストレスを導入する工程と、前記PC鋼
材を、前記先行据付された防波堤用ケーソンおよび前記
防波堤用ケーソンの反対側の端にそれぞれ形成されたP
C鋼材定着用空間に定着する工程とを含むものである。
【0012】
【作用】本発明の防波堤用ケーソンの据付方法において
は、まず、海底の所定位置に敷板を敷設し、その敷板上
に防波堤用ケーソンを先行据付する。
【0013】次に、先行据付された防波堤用ケーソンの
近傍に別の防波堤用ケーソンを引き寄せて、先行据付さ
れた防波堤用ケーソンおよび防波堤用ケーソンの向かい
合う端にそれぞれ形成されたコンクリート充填用凹部を
対向させる。
【0014】ここで、コンクリート充填用凹部内には、
スタッド、差し筋等の所定の定着手段を設けておくのが
よい。
【0015】次に、必要に応じて、防波堤用ケーソンの
底部と敷板との摩擦力が所定の程度になるように防波堤
用ケーソン内に所定量だけ注水する。
【0016】次に、防波堤用ケーソンを所定の止水手段
を介して先行据付された防波堤用ケーソンに隣接させ
る。
【0017】次に、止水手段によって外部からの水の浸
入を防ぎつつ、コンクリート充填用凹部に溜まった水を
抜く。
【0018】すると、2つの防波堤用ケーソンは水圧作
用によって相互に密着し、コンクリート充填用凹部内に
はほとんど水が侵入しなくなる。
【0019】最後に、コンクリート充填用凹部にコンク
リートを打設充填して、2つの防波堤用ケーソンを相互
に連結する。
【0020】ここで、必要であれば、コンクリート打設
工程の前にコンクリート充填用凹部内に鉄筋等の所定の
補強手段を配設しておくのがよい。
【0021】かくして据え付けられた防波堤用ケーソン
は、据付後は一体化して長大ケーソンとなるため、設計
の際に波圧の平滑化を導入して設計荷重を従来よりも緩
和することができる。
【0022】そのため、一体化させない場合に比べて、
ケーソンの断面寸法を大幅に低減することが可能とな
る。
【0023】また、本発明の防波堤用ケーソンの据付方
法においては、まず、所定の敷板を介して海底に先行据
付された防波堤用ケーソンの近傍に別の防波堤用ケーソ
ンを引き寄せて、先行据付された防波堤用ケーソンおよ
び引き寄せ側の防波堤用ケーソンの端にそれぞれ形成さ
れた連結用凹部を対向させる。
【0024】次に、必要に応じて、引き寄せ側の防波堤
用ケーソンの底部と敷板との摩擦力が所定の程度になる
ように当該防波堤用ケーソン内に適量の水を注水する。
【0025】次に、引き寄せ側の防波堤用ケーソンの連
結用凹部近傍に形成された位置合わせ部を、先行据付さ
れた防波堤用ケーソンの連結用凹部近傍に形成された位
置合わせ部に嵌合若しくは支持させて、引き寄せ側の防
波堤用ケーソンの連結用凹部を所定の止水手段を介して
先行防波堤用ケーソンの連結用凹部に隣接させる。
【0026】かかる位置合わせによって、防波堤用ケー
ソンを高い精度で据え付けることができる。
【0027】次に、止水手段によって外部からの水の浸
入を防ぎつつ、連結用凹部に溜まった水を抜く。
【0028】すると、先行据付された防波堤用ケーソン
および引き寄せ側の防波堤用ケーソンは水圧作用によっ
て相互に密着し、連結用凹部内にはほとんど水が侵入し
なくなる。
【0029】次に、先行据付された防波堤用ケーソンお
よび引き寄せ側の防波堤用ケーソンにそれぞれ設けられ
たPC鋼材用貫通孔に所定のPC鋼材を挿通してプレス
トレスを導入する。
【0030】最後に、PC鋼材を、先行据付された防波
堤用ケーソンおよび引き寄せ側の防波堤用ケーソンの反
対側の端にそれぞれ形成されたPC鋼材定着用空間に定
着して、これらの防波堤用ケーソンを相互に連結する。
【0031】かくして据え付けられた防波堤用ケーソン
は、据付後は一体化して長大ケーソンとなるため、設計
の際に波圧の平滑化を導入して設計荷重を従来よりも緩
和することができる。
【0032】そのため、一体化させない場合に比べて、
ケーソンの断面寸法を大幅に低減することが可能とな
る。
【0033】
【実施例】以下、本発明の防波堤用ケーソンの据付方法
の実施例について、添付図面を参照して説明する。
【0034】(第1実施例)図1は、本実施例の防波堤
用ケーソンの据付方法をフローチャートで示したもので
ある。また、図2は、当該方法を実施する防波堤用ケー
ソンを示したものである。
【0035】図2でわかるように、本実施例に係る防波
堤用ケーソン1は、底板2の両縁から2つの側壁3を立
設するとともに、側壁3で挟まれた空間内に格子状の隔
壁4および隔壁5を配設してある。底板2、側壁3並び
に隔壁4および隔壁5は例えばRCで形成するのがよ
い。
【0036】ここで、最も外側の隔壁5は、底板2およ
び側壁3の端から若干内側に設けてあり、底板2、側壁
3および隔壁5で囲まれたコンクリート充填用凹部とし
ての空間6を形成している。
【0037】また、コンクリート充填用凹部6内には定
着手段としての差し筋7を配設してあるとともに、一方
のコンクリート充填用凹部6の周囲には止水手段として
のゴムガスケット8を設けてある。
【0038】差し筋7は、後述するようにコンクリート
充填用凹部6にコンクリートを打設充填した際、当該コ
ンクリート内に定着され、隣接する2つの防波堤用ケー
ソン1を強固に連結する役目を果たす。かかる差し筋7
は、防波堤用ケーソン1を製作する際に本体に定着させ
る形で設けておくのがよい。
【0039】ゴムガスケット8は、全体としてほぼU字
状をなすとともに底板2および側壁3の端から側方に向
けて突出させてあり、2つの防波堤用ケーソン1をゴム
ガスケット8を設けた側と設けていない側とで連結した
際、底板2同士および側壁3同士をゴムガスケット8を
介してぴったりと密着させ、外部の水が内側のコンクリ
ート充填用凹部6に浸入しないようになっている。
【0040】なお、ゴムガスケット8の大きさ、取付け
位置並びに底板2および側壁3の連結部分における厚み
は、10cm程度のケーソン据付誤差を吸収できる程度
の寸法とする。
【0041】次に、上述の防波堤用ケーソン1を複数連
結して海底に据え付ける手順を図1のフローチャートに
従って説明する。
【0042】なお、説明の便宜上、先行据付された防波
堤用ケーソンを1a、これに続いて隣接配置される防波
堤用ケーソンを1bとし、これらの防波堤用ケーソン1
a、1bの各部は、上述した防波堤用ケーソン1の各部
の符号にa、bを付して表すものとする。
【0043】まず、図3に示すように、海底に配設され
た捨石12上に、プレキャスト板、鋼板等で形成された
敷板13を敷設する(ステップ101)。
【0044】かかる敷板13を予め敷いておくことによ
り、後述する引寄せ作業において防波堤用ケーソン1a
と防波堤用ケーソン1bとの間に捨石12が挟まるのを
回避することができる。
【0045】次に、敷板13上に防波堤用ケーソン1a
を先行据付する(ステップ102)。ここで、格子状の
隔壁4a内の空洞に土砂等の重量物56を入れることに
より、防波堤用ケーソン1aを海底にしっかりと据え付
けるようにする。
【0046】次に、防波堤用ケーソン1aに設けられた
ウインチ51からワイヤ54を引き出し、当該ワイヤ5
4をガイド52を介して隣接据付しようとする別の防波
堤用ケーソン1bの支柱53に繋着する。
【0047】次いで、防波堤用ケーソン1bをクレーン
船55で吊下げながらウインチ51を駆動して防波堤用
ケーソン1aの近傍に引き寄せるとともに、防波堤用ケ
ーソン1aおよび防波堤用ケーソン1bの向かい合う端
にそれぞれ形成されたコンクリート充填用凹部6a、6
bを対向させる(ステップ103)。
【0048】次に、必要に応じて、防波堤用ケーソン1
bに所定量の海水57を注水して底部2bと敷板13と
を若干接触させ、防波堤用ケーソン1bを引き寄せたと
きに所定の摩擦力が作用して防波堤用ケーソン1aに衝
突させないようにする(ステップ104)。
【0049】次に、ウインチ51で防波堤用ケーソン1
bを防波堤用ケーソン1aにさらに引き寄せて、防波堤
用ケーソン1bを防波堤用ケーソン1aのゴムガスケッ
ト8aに隣接させる(ステップ105)。
【0050】図4は、かかる状態の防波堤用ケーソン1
aおよび1bを示したものである。
【0051】この状態では、コンクリート充填用凹部6
aおよび6bは一体の空間となり、その中に海水11が
存在している。
【0052】次に、ゴムガスケット8aによって外部か
らの水の浸入を防ぎつつ、コンクリート充填用凹部6a
および6bに溜まった水を抜く(ステップ106)。
【0053】海水11を抜いていくと、海の水圧は、図
5の矢印で示すように、防波堤用ケーソン1aおよび1
bを相互に密着させる方向に作用し、かかる圧力を受け
たゴムガスケット8aは、同図に示すように変形すると
ともに外部からの水の浸入をほぼ完全に遮断する。
【0054】このようにしてコンクリート充填用凹部6
aおよび6b内を完全に水抜きした後、図6に示すよう
に、鉄筋21およびこれと直交する鉄筋22をコンクリ
ート充填用凹部6aおよび6b内に適宜配置する(ステ
ップ107)。
【0055】最後に、図7に示すように、配筋が終了し
たコンクリート充填用凹部6aおよび6b内にコンクリ
ート31を打設充填する(ステップ108)。
【0056】かかる手順を順次繰り返し行えば、複数の
防波堤用ケーソンを一列に連結して、所望の長大ケーソ
ンを構築することができる。
【0057】以上説明したように、本実施例の防波堤用
ケーソンの据付方法は、隣接する2つの防波堤用ケーソ
ンの対向する端にそれぞれコンクリート充填用凹部を設
けておき、これらの端で2つの防波堤用ケーソンを隣接
させた後、外部の水の浸入を防止しながらコンクリート
充填用凹部内の水を排水してぴったりと密着させ、しか
るのちに配筋およびコンクリート打設を行うようにした
ので、連結部位においては、軸力、せん断力並びに曲げ
モーメントが伝達可能な構造、特に、波力による水平面
内の曲げモーメントあるいは不同沈下による鉛直面内の
曲げモーメントに対しても強固な構造となり、所望の数
の防波堤用ケーソンを連結して一体化を図ることができ
る。
【0058】すなわち、ケーソンの規模が製作や曳航等
を考慮した現実的な寸法、例えば長さ20m程度のもの
であっても、これらのケーソンを連結して一体化を図る
ことにより、例えば長さ100mの長大ケーソンを構築
することが可能となる。
【0059】したがって、ケーソンの設計段階で波圧の
平滑化を導入して設計荷重を従来よりも緩和し、断面寸
法を大幅に低減することができる。
【0060】また、隣接して据え付けられる2つの防波
堤用ケーソンの連結位置付近に予め敷板を敷くようにし
たので、海底の捨て石が2つの防波堤用ケーソンに挟ま
るおそれがなくなるとともに、防波堤用ケーソンの底部
を当該敷板に接触させながら引き寄せることによって、
先行据付された防波堤用ケーソンとの衝突を回避してゴ
ムガスケットの破損を未然に防止することができる。
【0061】本実施例では、防波堤用ケーソンのコンク
リート充填用凹部内に差し筋を設ける構成としたが、本
発明はかかる構成に限定されるものではなく、差し筋に
代えて、例えば防波堤用ケーソンを製作する際に予め金
物を埋めておき、本体製作後、かかる金物にスタッドボ
ルトを溶接するようにしてもよい。
【0062】また、本実施例では、2つの防波堤用ケー
ソンを確実に連結するため、コンクリート打設前に所定
の配筋作業を行ったが、波浪条件等によってはこれを省
略してもよい。
【0063】また、本実施例では特に言及しなかった
が、長大ケーソンの両端部に該当する防波堤用ケーソン
の外側端部には、コンクリート充填用凹部を設ける必要
のないことは言うまでもない。
【0064】(第2実施例)次に、第2実施例に係る防
波堤用ケーソンの据付方法について説明する。なお、第
1実施例と実質的に同一の部品等については同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0065】図8は、第2実施例に係る防波堤用ケーソ
ンの据付方法をフローチャートで示したものである。ま
た、図9乃至図11は、当該方法を実施する防波堤用ケ
ーソンとしての中間ケーソン61並びに2つの端部ケー
ソン71、81をそれぞれ示したものである。
【0066】まず、図9に示す中間ケーソン61は、底
板2の両縁から2つの側壁3を立設し、側壁3で挟まれ
た空間内に格子状の隔壁4および隔壁5を配設してあ
る。
【0067】ここで、最も外側の隔壁5は、底板2およ
び側壁3の端から若干内側に設けてあり、底板2、側壁
3および隔壁5で囲まれた連結用凹部としての空間62
aおよび62bを形成している。
【0068】ここで、連結用凹部62aを形成する側壁
3の端は、階段状の凸凹を形成して位置合わせ部として
の嵌合部63aとしてあり、連結される側に設けられた
嵌合部と嵌まり合うことによって、隣接する2つの防波
堤用ケーソンの水平方向における据付誤差を実質的にな
くすことができるようになっている。同様に、連結用凹
部62bを形成する側壁3の端には、嵌合部63bを形
成してある。
【0069】嵌合部63aおよび嵌合部63bは、例え
ば鋼板で被覆しておくことによって、本体の破損あるい
は磨耗を回避するようにしておくのがよい。
【0070】なお、連結用凹部62bの周囲には、止水
手段としてゴムガスケット8を設けてある。
【0071】また、連結用凹部62aを形成する隔壁5
の外側には、鉛直方向の位置合わせ部としてのブラケッ
ト64aを設けてあり、連結される側に設けられた同様
のブラケットに支持されることにより、隣接する2つの
防波堤用ケーソンの鉛直方向における据付誤差を実質的
になくすことができるようになっている。同様に、連結
用凹部62bを形成する隔壁5の外側には、ブラケット
64bを形成してある。
【0072】また、隔壁4には、PC鋼線を挿通するシ
ース管65を埋設してある。
【0073】図10に示す端部ケーソン71も中間ケー
ソン61と同様、底板2の両縁から2つの側壁3を立設
し、側壁3で挟まれた空間内に格子状の隔壁4および隔
壁5を配設してある。
【0074】また、最も外側の隔壁5は、底板2および
側壁3の端から若干内側に設けてあり、一端では、連結
用凹部としての空間72を、他端では外壁との間にPC
鋼材定着用空間76を形成している。
【0075】ここで、連結用凹部72を形成する側壁3
の端は、階段状の凸凹を形成して位置合わせ部としての
嵌合部73としてあり、上述の嵌合部63aと嵌まり合
うことによって、隣接する2つの防波堤用ケーソン61
及び71の水平方向における据付誤差を実質的になくす
ことができるようになっている。
【0076】嵌合部73も鋼板等で被覆しておくのがよ
い。
【0077】なお、連結用凹部72の周囲には、止水手
段としてゴムガスケット8を設けてある。
【0078】また、連結用凹部72を形成する隔壁5の
外側には、鉛直方向の位置合わせ部としてのブラケット
74を設けてあり、上述のブラケット64aを支持する
ことにより、防波堤用ケーソン61及び71の鉛直方向
における据付誤差を実質的になくすことができるように
なっている。
【0079】また、隔壁4には、PC鋼線を挿通するシ
ース管65を埋設してある。
【0080】図11に示す端部ケーソン81も、端部ケ
ーソン71とほぼ同様の構成であって、一端には連結用
凹部としての空間82を、他端にはPC鋼材定着用空間
86を形成してある。
【0081】また、連結用凹部82を形成する側壁3の
端は、階段状の凸凹を形成して位置合わせ部としての嵌
合部83としてあり、中間ケーソン61の嵌合部63b
と嵌まり合うことによって、中間ケーソン61及び端部
ケーソン81の水平方向における据付誤差を実質的にな
くすことができるようになっている。
【0082】嵌合部83も鋼板等で被覆しておくのがよ
い。
【0083】また、連結用凹部82を形成する隔壁5の
外側には、鉛直方向の位置合わせ部としてのブラケット
84を設けてあり、中間ケーソン61のブラケット64
bに支持されることにより、中間ケーソン61及び端部
ケーソン81の鉛直方向における据付誤差を実質的にな
くすことができるようになっている。
【0084】また、隔壁4には、PC鋼線を挿通するシ
ース管65を埋設してある。
【0085】次に、上述の防波堤用ケーソン71、61
および81を順次連結して海底に据え付ける手順を図8
のフローチャートに従って説明する。
【0086】まず、図3と同様に、敷板13の敷設およ
び当該敷板13上への端部ケーソン71の先行据付を行
う(ステップ111乃至112)。
【0087】次に、中間ケーソン61をクレーン船55
で吊下げながらウインチ51を駆動して端部ケーソン7
1の近傍に引き寄せるとともに、端部ケーソン71およ
び中間ケーソン61の向かい合う端にそれぞれ形成され
た連結用凹部72、62aを対向させる(ステップ11
3)。
【0088】次に、必要に応じて、中間ケーソン61に
所定量の海水を注水して底部2と敷板13とを若干接触
させ、中間ケーソン61を引き寄せたときに所定の摩擦
力が作用して端部ケーソン71に衝突させないようにす
る(ステップ114)。
【0089】次に、中間ケーソン61の連結用凹部62
a近傍に形成された嵌合部63aを端部ケーソン71の
連結用凹部72近傍に形成された嵌合部b73に嵌合さ
せるとともに、ブラケット64aをブラケット74に載
せ、中間ケーソン61の連結用凹部62aをゴムガスケ
ット8を介して端部ケーソン71の連結用凹部72に隣
接させる(ステップ115)。
【0090】図12は、かかる状態の端部ケーソン71
および中間ケーソン61を示したものである。
【0091】かかる位置合わせによって、中間ケーソン
61を端部ケーソン71に高い精度で据え付けることが
できる。
【0092】なお、この状態では、連結用凹部72およ
び62aは一体の空間となり、その中に海水11が存在
している。
【0093】次に、ゴムガスケット8によって外部から
の水の浸入を防ぎつつ、連結用凹部72および62aに
溜まった水11を抜く(ステップ116)。
【0094】海水21を抜いていくと、海の水圧は、同
図の矢印で示すように、端部ケーソン71および中間ケ
ーソン61を相互に密着させる方向に作用し、かかる圧
力を受けたゴムガスケット8は、図13に示すように変
形するとともに外部からの水の浸入をほぼ完全に遮断す
る。
【0095】このようにして連結用凹部72および連結
用凹部62a内を完全に水抜きした後、図14に示すよ
うに、上述と同様の手順でもう一つの端部ケーソン81
を中間ケーソン61の近傍に配置し、端部ケーソン81
を中間ケーソン61に密着させる(ステップ117)。
【0096】次に、図15に示すように、PC鋼材とし
てのPC鋼線91をシース管65に挿通するとともに、
連結用凹部72および連結用凹部62a並びに連結用凹
部82および連結用凹部62bにおいてカップリング9
2で結合する(ステップ118)。
【0097】次に、PC鋼線定着用空間76および86
に油圧ジャッキを据え付け、その近傍に配置された油圧
ポンプを駆動することによって、PC鋼線91にプレス
トレスを導入する(ステップ119)。
【0098】最後に、定着具93を用いてPC鋼線91
をPC鋼線定着用空間76および86に定着するととも
に、シース管65内にセメントグラウトを注入し、PC
鋼線91に防錆を施すとともに、PC鋼線とコンクリー
トとの付着を確保する(ステップ120)。
【0099】なお、図15では、一対の端部ケーソン7
1及び81の間に中間ケーソン61をひとつだけ挟んで
連結した様子を示したが、かかる中間ケーソン61の数
については、所望のケーソン長に応じて適宜増やせばよ
い。
【0100】かくして、端部ケーソン71、81および
所定数の中間ケーソン61を連結して一体化させ、所望
の長さの長大ケーソンが構築される。
【0101】以上説明したように、本実施例の防波堤用
ケーソンの据付方法は、一対の端部ケーソンおよびそれ
らに挟まれる中間ケーソンの対向する位置に連結用凹部
を設けておき、当該連結用凹部で端部ケーソンおよび中
間ケーソンを所定の止水手段を介して隣接させた後、当
該止水手段によって外部の水の浸入を防止しつつ連結用
凹部に溜まった水を抜くことによって、端部ケーソンお
よび中間ケーソンを密着させるとともに、PC鋼線をP
C鋼線用貫通孔に挿通してプレストレスを導入し、しか
るのちにPC鋼線の両端を端部ケーソンの反対側の端に
設けたPC鋼線定着用空間に定着するようにしたので、
連結部位においては、軸力、せん断力並びに曲げモーメ
ントが伝達可能な構造、特に、波力による水平面内の曲
げモーメントあるいは不同沈下による鉛直面内の曲げモ
ーメントに対しても強固な構造となり、所望の数の防波
堤用ケーソンを連結して一体化を図ることができる。
【0102】すなわち、ケーソンの規模が製作や曳航等
を考慮した現実的な寸法、例えば長さ20m程度のもの
であっても、これらのケーソンを連結して一体化を図る
ことにより、例えば長さ100mの長大ケーソンを構築
することが可能となる。
【0103】したがって、ケーソンの設計段階で波圧の
平滑化を導入して設計荷重を従来よりも緩和し、断面寸
法を大幅に低減することができる。
【0104】また、2つのケーソンを隣接および密着さ
せる際、連結用凹部近傍に設けた嵌合部同士を嵌め合わ
せるとともに、一方のブラケットを他方のブラケットに
載せるようにしたので、て水平方向および鉛直方向の据
付誤差を実質的になくすことができる。
【0105】そのため、PC鋼線を通すシース管が複数
のケーソン間でずれるおそれがなくなり、PC鋼線の挿
通およびプレストレスの導入をスムーズに行うことがで
きる。
【0106】なお、敷板に関する効果は第1実施例とほ
ぼ同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0107】本実施例では、連結用凹部においてPC鋼
線を相互に接合するようにしたが、ケーソンの全体長に
相当する長さのPC鋼線を用いてかかる中間接合を省略
してもよい。
【0108】また、本実施例ではPC鋼材としてPC鋼
線を用いたが、これに代えてPC鋼より線等を用いても
よい。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の防波堤用ケ
ーソンの据付方法は、海底の所定位置に敷板を敷設する
工程と、前記敷板上に防波堤用ケーソンを先行据付する
工程と、前記先行据付された防波堤用ケーソンの近傍に
別の防波堤用ケーソンを引き寄せて、前記先行据付され
た防波堤用ケーソンおよび前記防波堤用ケーソンの向か
い合う端にそれぞれ形成されたコンクリート充填用凹部
を対向させる工程と、前記防波堤用ケーソンを所定の止
水手段を介して前記先行据付された防波堤用ケーソンに
隣接させる工程と、前記止水手段によって外部からの水
の浸入を防ぎつつ、前記コンクリート充填用凹部に溜ま
った水を抜く工程と、前記コンクリート充填用凹部にコ
ンクリートを打設充填する工程とを含むので、製造時あ
るいは運搬時の問題を回避しつつ長大化を図ることがで
きる。
【0110】以上述べたように、本発明の防波堤用ケー
ソンの据付方法は、所定の敷板を介して海底に先行据付
された防波堤用ケーソンの近傍に別の防波堤用ケーソン
を引き寄せて、前記先行据付された防波堤用ケーソンお
よび前記防波堤用ケーソンの端にそれぞれ形成された連
結用凹部を対向させる工程と、前記防波堤用ケーソンの
連結用凹部近傍に形成された位置合わせ部を、前記先行
据付された防波堤用ケーソンの連結用凹部近傍に形成さ
れた位置合わせ部に嵌合若しくは支持させて、前記防波
堤用ケーソンの連結用凹部を所定の止水手段を介して前
記先行据付された防波堤用ケーソンの連結用凹部に隣接
させる工程と、前記止水手段によって外部からの水の浸
入を防ぎつつ、前記連結用凹部に溜まった水を抜く工程
と、前記先行据付された防波堤用ケーソンおよび前記防
波堤用ケーソンにそれぞれ設けられたPC鋼材用貫通孔
に所定のPC鋼材を挿通する工程と、前記PC鋼材にプ
レストレスを導入する工程と、前記PC鋼材を、前記先
行据付された防波堤用ケーソンおよび前記防波堤用ケー
ソンの反対側の端にそれぞれ形成されたPC鋼材定着用
空間に定着する工程とを含むので、製造時あるいは運搬
時の問題を回避しつつ長大化を図ることができる。
【0111】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る防波堤用ケーソンの据付方法
の手順を示すフローチャート。
【図2】(a)は本実施例に係る防波堤用ケーソンの平面
図、(b)は(a) のA―A線に沿う側面図、(c)は(a)のB
―B線に沿う断面図。
【図3】(a) は所定の防波堤用ケーソンを、先行据付さ
れた防波堤用ケーソンに引き寄せる様子を示す平面図、
(b)は(a)のC―C線に沿う断面図。
【図4】(a) は2つの防波堤用ケーソンを隣接させた様
子を示す平面図、(b)は(a)のD―D線に沿う断面図。
【図5】(a) はコンクリート充填用凹部に溜まった水を
抜いた様子を示す平面図、(b)は(a)のE―E線に沿う断
面図。
【図6】(a) は水を抜いたコンクリート充填用凹部内に
所定の鉄筋を配設した様子を示す平面図、(b)は(a)のF
―F線に沿う断面図。
【図7】(a) は配筋が終了したコンクリート充填用凹部
内にコンクリートを打設充填した様子を示す平面図、
(b)は(a)のG―G線に沿う断面図。
【図8】第2実施例に係る防波堤用ケーソンの据付方法
の手順を示すフローチャート。
【図9】(a)は第2実施例に係る中間ケーソンの平面
図、(b)は(a) のH―H線に沿う側面図、(c)は(a)のI
―I線に沿う断面図。
【図10】(a)は第2本実施例に係る端部ケーソンの平
面図、(b)は(a) のJ―J線に沿う側面図。
【図11】第2本実施例に係る別の端部ケーソンの平面
図。
【図12】(a) は中間ケーソンを端部ケーソンに引き寄
せて隣接させた様子を示す平面図、(b)は(a)のK―K線
に沿う断面図。
【図13】(a) は連結用凹部に溜まった水を抜いて中間
ケーソンを端部ケーソンに密着させた様子を示す平面
図、(b)は(a)のL―L線に沿う断面図。
【図14】(a) は一対の端部ケーソンの間に中間ケーソ
ンを挟んで密着させた様子を示す平面図、(b)は(a)のM
―M線に沿う断面図。
【図15】(a) は一対の端部ケーソンの間に中間ケーソ
ンを挟んでPC鋼線で連結させた様子を示す平面図、
(b)は(a)のN―N線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 防波堤用ケーソン 6 コンクリート充填用凹部 7 差し筋(定着手段) 8 ゴムガスケット(止水手段) 13 敷板 21、22 鉄筋(補強手段) 31 コンクリート 61 中間ケーソン(防波堤用ケーソン) 71、81 端部ケーソン(防波堤用ケーソン) 62、72、82 連結用凹部 63、73、83 嵌合部(位置合わせ部) 64、74、84 ブラケット(位置合わせ部) 76、86 PC鋼線定着用空間 65 PC鋼線用シース管 101、111 敷板敷設工程 102、112 先行据付工程 103、113 対向配置工程 104、114 注水工程 105、115 隣接工程 106、116 密着工程 107 配筋工程 108 コンクリート打設工程 118 PC鋼線挿通工程 119 プレストレス導入工程 120 定着工程

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底の所定位置に敷板を敷設する工程
    と、 前記敷板上に所定の防波堤用ケーソンを先行据付する工
    程と、 前記先行据付された防波堤用ケーソンの近傍に別の防波
    堤用ケーソンを引き寄せて、前記先行据付された防波堤
    用ケーソンおよび前記防波堤用ケーソンの向かい合う端
    にそれぞれ形成されたコンクリート充填用凹部を対向さ
    せる工程と、 前記防波堤用ケーソンを所定の止水手段を介して前記先
    行据付された防波堤用ケーソンに隣接させる工程と、 前記止水手段によって外部からの水の浸入を防ぎつつ、
    前記コンクリート充填用凹部に溜まった水を抜く工程
    と、 前記コンクリート充填用凹部にコンクリートを打設充填
    する工程とを含むことを特徴とする防波堤用ケーソンの
    据付方法。
  2. 【請求項2】 所定の敷板を介して海底に先行据付され
    た防波堤用ケーソンの近傍に別の防波堤用ケーソンを引
    き寄せて、前記先行据付された防波堤用ケーソンおよび
    前記防波堤用ケーソンの端にそれぞれ形成された連結用
    凹部を対向させる工程と、 前記防波堤用ケーソンの連結用凹部近傍に形成された位
    置合わせ部を、前記先行据付された防波堤用ケーソンの
    連結用凹部近傍に形成された位置合わせ部に嵌合若しく
    は支持させて、前記防波堤用ケーソンの連結用凹部を所
    定の止水手段を介して前記先行据付された防波堤用ケー
    ソンの連結用凹部に隣接させる工程と、 前記止水手段によって外部からの水の浸入を防ぎつつ、
    前記連結用凹部に溜まった水を抜く工程と、 前記先行据付された防波堤用ケーソンおよび前記防波堤
    用ケーソンにそれぞれ設けられたPC鋼材用貫通孔に所
    定のPC鋼材を挿通する工程と、 前記PC鋼材にプレストレスを導入する工程と、 前記PC鋼材を、前記先行据付された防波堤用ケーソン
    および前記防波堤用ケーソンの反対側の端にそれぞれ形
    成されたPC鋼材定着用空間に定着する工程とを含むこ
    とを特徴とする防波堤用ケーソンの据付方法。
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