JP2792507B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2792507B2
JP2792507B2 JP8156903A JP15690396A JP2792507B2 JP 2792507 B2 JP2792507 B2 JP 2792507B2 JP 8156903 A JP8156903 A JP 8156903A JP 15690396 A JP15690396 A JP 15690396A JP 2792507 B2 JP2792507 B2 JP 2792507B2
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    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速高周波用半導
体チップと複数のメモリー用半導体チップを高密度に三
次元搭載した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の半導体装置を説明する斜
視図、図6(a)は、図5のA部拡大正面図、図6
(b)は、図5のA部拡大側面図である。
【0003】図において、電気特性上有効な理由から高
密度実装基板1の中央部に高速高周波用半導体パッケー
ジ2が搭載される。半導体パッケージ2は、高速高周波
用半導体チップとキャリア基板を金属バンプ接合し、該
半導体チップ裏面に接着剤を介し放熱フィンを接合され
た構造のものである。
【0004】また基板1の周辺には、複数の三次元半導
体パッケージ3が搭載される。三次元半導体パッケージ
3は、キャリア基板20にメモリー半導体チップ21を
金属バンプ22aで接合した半導体パッケージと、該半
導体パッケージと同構成の半導体パッケージ同士を金属
バンプ22bで接合して立体的に積み上げた構造のもの
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
装置は、強制対流冷却の風速が制約される環境下におい
て、半導体チップより発生する熱の放散性が悪く、動作
時のチップジャンクション温度は許容値以上となるとい
う問題があった。
【0006】その第1の理由は、特に高速高周波用半導
体パッケージの後に搭載される三次元半導体パッケージ
ブロック列は、強制対流冷却時において風下となること
から、風上ブロック列の放熱の影響を受け、チップジャ
ンクション温度が最大となるためである。
【0007】また第2の理由は、三次元半導体パッケー
ジの多段接続によって熱放散性は、急激に低下し、特に
上下に挾まれるチップジャンクション温度が最大となる
ためである。
【0008】本発明の目的は、機器小型化,騒音等で強
制対流冷却時の風速が0.5m/s程度に制約されるパ
ソコンなどパーソナル機器に適用できる放熱性能に優れ
た半導体装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置は、風洞を有し、高速高周
波用半導体パッケージの周囲に複数の三次元半導体パッ
ケージを搭載した半導体装置であって、風洞は、前記高
速高周波用半導体パッケージ及び三次元半導体パッケー
ジを覆い、両パッケージに対して冷却流体を強制的に導
入するものである。
【0010】また前記風洞は、冷却流体入口側よりも冷
却流体出口側の流路面積が狭くなっているものである。
【0011】また前記風洞は、各パッケージに対して脱
着可能である。
【0012】また前記三次元半導体パッケージは、キャ
リア基板と半導体チップが金属バンプで接合された半導
体パッケージと、該半導体パッケージと同一構成の半導
体パッケージ同士を金属バンプで接合して立体的に積み
上げたものであり、該三次元半導体パッケージの最上段
のキャリア基板裏面に形成されたグランド電位導体パタ
ーン上に接着剤により接合された放熱フィンを備え、前
記グランド電位導体パターンは、キャリア基板と半導体
チップのグランド電位のみ選択し、熱的及び電気的に結
合されたものである。
【0013】また前記放熱フィンは、強制対流冷却流体
の風向と同一となるように少なくとも2種類有するもの
である。
【0014】また前記三次元半導体パッケージを構成す
る複数個のそれぞれ前記半導体チップの裏面に隙間を設
け、該隙間に放熱板を備えたものである。
【0015】また前記三次元半導体パッケージを構成す
る複数個のそれぞれ前記半導体チップの裏面に隙間を設
け、該隙間に放熱板を備え、該放熱板の先端は、放熱フ
ィンの側面壁に接着剤により接合されたものである。
【0016】また前記三次元半導体パッケージを構成す
る複数個のそれぞれ前記半導体チップの裏面に隙間を設
け、該隙間に放熱板を備え、該放熱板の先端は周囲冷却
流体中に突出しているものである。
【0017】
【作用】半導体装置に搭載された半導体チップより発生
する熱は、高密度実装基板全体を覆う傾斜型風洞を備え
ることで特に風下に搭載された三次元半導体パッケージ
ブロック列の熱伝達が促進される。
【0018】また、三次元半導体パッケージに設けた、
半導体チップ,キャリア基板から放熱フィンに通じるグ
ランド電位の放熱パスと、半導体チップ裏面から放熱板
に通じる放熱パスを設けることで周囲冷却流体中に効率
良く熱放散できる。
【0019】本発明によれば、強制対流冷却時の風速が
制約されるパソコンなどパーソナル機器環境下でも動作
時のチップジャンクション温度を許容値以下とする半導
体装置が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図によ
り説明する。
【0021】(実施形態1)図1及び図2は、本発明の
実施形態1を示す構成図である。
【0022】電気特性上、実装基板上に搭載する半導体
チップ間の伝搬時間が高速動作に大きな役割を占めるこ
とから、図1に示すように高密度実装基板1において、
高速高周波用半導体パッケージ2を中心として周辺に三
次元半導体パッケージ3を配置し、かつ三次元半導体パ
ッケージ3を高速高周波用半導体パッケージ2に可能な
限り近付けて高密度搭載する。この場合、単位面積当た
りの発熱密度は急激に上昇するため、最適な放熱対策が
必要となる。
【0023】そこで、本発明では、最も消費電力の大き
な高速高周波用半導体パッケージ2は、半導体チップ裏
面に高熱伝導性の接着剤を介して放熱フィンを直接接合
して実装基板1の中央部に搭載する。また、メモリー半
導体チップを立体的に積み上げてなる三次元半導体パッ
ケージ3は、放熱フィン,高熱伝導性の放熱板を熱伝導
パスとして備えており、その搭載位置は、高速高周波用
半導体パッケージ2と可能な限り隣接しており、複数個
の三次元半導体パッケージ3を搭載する。尚、三次元半
導体パッケージ3の構造の詳細については、実施形態2
で説明する。
【0024】さらに本発明では、図1及び図2に示すよ
うに、高密度実装基板1全体を覆う傾斜型風洞4又は5
がL字型溝10,コ字型溝11により高密度実装基板1
に固着されている。
【0025】傾斜型風洞4,5は、基板1から上方に立
上った側壁4c,5cと、側壁4c,5c間に設けられ
た屋根部4d,5dからなっており、屋根部4d,5d
は、冷却流体の入口側4aが高く、流体出口側4bに向
けて低くなって傾斜している。
【0026】また図2に示す傾斜型風洞5は、屋根部5
dが平面ではなく、3面に折り曲げて形成されている。
【0027】したがって傾斜型風洞4,5は、起立した
側壁4c,5cで基板1上の半導体パッケージ3の側面
を覆い、屋根部4d,5dで半導体パッケージ2,3の
上部を覆うこととなる。
【0028】本発明の実施形態によれば、高密度実装基
板1上に搭載された半導体パッケージ2,3のチップが
消費する総消費電力量は、20W相当(単位面積当たり
0.5W/cm2)であり、冷却方式は強制対流冷却を
採用することになる。
【0029】近年、パソコンなどパーソナル機器の騒音
問題,筐体の小型化による制約により、風速は、せいぜ
い1m/s以下に制限される。
【0030】したがって、風速0.5m/s,筐体内の
環境温度40℃の条件で動作時の半導体チップのジャン
クション温度が許容値以下となる放熱構造が前提条件と
なる。例えば、図5に示すように傾斜型風洞4,5を備
えず、更には三次元半導体パッケージ3に放熱フィンや
放熱板を備えない従来の半導体装置に、20W相当供給
し、風速0.5m/s,筐体内の環境温度を40℃とし
た場合、搭載された全ての半導体チップのジャンクショ
ン温度は、許容値以上となった。特に風向きに対し風下
に搭載された三次元半導体パッケージ3のブロック列の
発熱量が最大となった。
【0031】つまり、図5の従来構造では、風下に配置
された三次元半導体パッケージ3に対して、上流側に配
置された三次元半導体パッケージ3及び高速高周波用半
導体パッケージ2などで発生する熱が冷却流体中に拡散
し空気温度を上昇させ流動抵抗分までも含まれるので、
局所流速は数段小さくなる。更に、流れ方向に相隣る三
次元半導体パッケージ間に澱み域が生じ、有効な伝熱面
積が減少する。
【0032】そこで、本発明は、図1,図2に示すよう
に高密度実装基板1全体を覆う強制対流冷却流体の入口
側4a,5aから出口側4b,5bにかけて屋根部4
d,5dを傾斜させた風洞4、あるいは風洞5を備える
ことにより、前述した従来の問題を解決したものであ
る。
【0033】実施形態1によると、図1に示した傾斜型
の風洞4を備えた構成では、冷却流体の入口側4aの強
制対流冷却流体の風速が1.0m/sとなる筐体構造と
し、この風洞4により基板1の半導体パッケージ2,3
を被覆し、環境温度40℃,電力20W相当供給し、風
洞4により冷却流体を半導体パッケージ2,3に強制的
に吹き付けた場合、ジャンクション温度は、許容温度以
下となることが示された。
【0034】また、図2に示した傾斜型の風洞5を備え
た構成では、冷却流体の入口側5aの強制対流冷却流体
の風速が0.5m/sとなる筐体構造とし、図1と同じ
ように環境温度40℃,電力20W相当供給したとき
に、ジャンクション温度は、許容値以下となることが示
された。
【0035】以上のように、容器内に流入する流量と流
出する流量は一定となる物理的な原理から、第1に、冷
却流体出口側4b,5bに屋根部4d,5dを傾斜して
設けることにより、流路面積が小さくなる風下の半導体
パッケージ3のブロック近傍(冷却流体出口側4a,5
b)の局所流速は、入口側4a,5aに比べて数倍速く
なり、冷却流体出口側4b,5bの流路面積を、すなわ
ち基板1と側壁4c,5cと屋根部4d,5dとで形成
される流路の開口面積を可能な限り小さくする程、この
傾向は顕著となる。
【0036】第2に、冷却流体が風洞4,5の傾斜した
屋根部4d,5dの内面に衝突することにより、冷却流
体のベクトル方向に乱れが生じ、特に傾斜角度の大きい
下流ブロック域で乱流効果となる。
【0037】したがって、傾斜型風洞を備えない従来の
半導体装置に比べて、数段熱抵抗値を小さくすることが
可能となる。尚、傾斜型風洞4及び5を構成する材料に
ついては、特に限定はしないが、例えば加工性の優れ,
軽量かつ低コストな薄板製のアルミ板などでもよい。
【0038】次に、図1に示すL字型溝10及びコ字型
溝11について説明する。例えば、自然対流冷却におい
て風洞を備えることは逆効果となるので、この場合はL
字型溝10及びコ字型溝11を横方向に開いて取り外し
て使用する。また、固着する場合においては、L字型溝
11と基板1の側面部をネジ止めして用いても良い。
【0039】(実施形態2)図3(a),図4(a)
は、本発明の実施形態2に係る三次元半導体パッケージ
を拡大した正面図、図3(b),図4(b)は、同側面
図である。
【0040】メモリー大容量化の手段として有効な三次
元半導体パッケージ3は、キャリア基板20の接続パッ
ドとメモリー半導体チップ21の電極パッドを金属バン
プ22aで接合した半導体パッケージと、該半導体パッ
ケージと同構成の半導体パッケージ同士を金属バンプ2
2bによって接合して立体的に積み上げて構成される。
例えば、図に示す3段積み上げ構成のメモリー半導体チ
ップ21当たりの消費電力が1Wであれば、単位面積当
たりの発熱密度は単純に3倍となる。
【0041】図5に示す従来の三段積み上げた三次元半
導体パッケージを用い、電力3W,風速0.5m/s,
環境温度40℃とした場合、半導体チップのジャンクシ
ョン温度は、許容値をはるかに越えてしまうことが示さ
れた。特に、上下に挾まれる真中のメモリー半導体チッ
プ21が最大温度となる。
【0042】そこで、図3に示す本発明の三次元半導体
パッケージ3の構成によれば、キャリア基板20裏面に
グランド電位導体パターン23が形成され、最上段のキ
ャリア基板20及びグランド電位導体パターン23上に
接着剤を介し接合した放熱フィン24を備える。
【0043】この構成では、キャリア基板20裏面の放
熱フィン搭載用のグランド電位導体パターン23は、多
段接続されたそれぞれのキャリア基板20や半導体チッ
プ21のグランド電位のみ選択し、電気的及び熱的に接
続されているので、半導体チップより発生した熱伝導パ
スとなる。
【0044】したがって、この熱伝導パスから放熱フィ
ン24を通じて効率良く冷却流体中に熱放散することが
可能となる。次に、ほとんどのメモリー半導体チップ2
1の辺の長さは、ほぼ3:1の割合で長方形であり、こ
れらを多段接続してなる三次元半導体パッケージ3の搭
載方向は少なくとも2方向を有することで高密度実装が
可能となる。また、グランド電位導体パターン23と放
熱フィン24は、導電性の接着剤を用いて接合すること
でグランド同電位となり、電位の強化によるノイズ低減
や、熱的にも伝導バスが拡大されるので放熱性能は向上
する。
【0045】したがって、図3に示すように放熱フィン
24のフィン方向も三次元半導体パッケージ3の搭載位
置により2方向を有する。即ち、放熱フィン24のフィ
ン方向21aは三次元半導体パッケージ3の一辺の長い
面側が冷却流体の風向側に搭載されたケースにおいて用
い、放熱フィン24のフィン方向24bは三次元半導体
パッケージ3の一辺が短い面側が冷却流体の風向側に搭
載されたケースにおいて用いることで、半導体チップよ
り発生する熱が前述したキャリア基板20や半導体チッ
プ21のグランド電位のみ選択された熱伝導パスを通
じ、2方向を有するこれらの放熱フィン24a,24b
によって効率よく冷却流体中に熱拡散することが可能と
なる。
【0046】次に、図3に示す3段接続構造を用いた本
実施形態によると、前述した放熱フィン24に通じるグ
ランド電位が選択された熱伝導パスのみの構成では、動
作時のチップのジャンクション温度を許容値以下とする
ことは、できなかった。特に、メモリー半導体チップ2
0の上下に挾まれる真中のチップが最大温度となった。
【0047】そこで、それぞれのメモリー半導体チップ
20の素子面から発生する熱がチップ裏面に達すると
き、図3に示すようにメモリー半導体チップ21裏面と
キャリア基板20裏面間に金属バンプ22bの高さをコ
ントロールして隙間を設け、該隙間に放熱板25aを備
ける。放熱板25aは0.1mm程度で特に材料には限
定しないが、高熱伝導性のCuあるいはシリコンと熱膨
張係数の近いCu/Mo複合材料などを用いてもよい。
尚、接合部分は熱抵抗となる接着剤による接合は行わな
くともよい。
【0048】この構成では、直接メモリー半導体チップ
21裏面に放熱板25を備えることで、メモリー半導体
チップ21裏面から冷却空気中に放散するための新たな
熱伝導パスが備えられたことになる。更に、図3に示す
ように三次元半導体パッケージ3の一辺の長い面側が冷
却流体の風向側に搭載されたケースにおいて、放熱板2
5の放熱板先端25aを放熱フィン24の側面壁に高熱
伝導性の接着剤で接合する。
【0049】一方、図4に示すように三次元半導体パッ
ケージ3の一辺の短い面側が冷却流体の風向側に搭載さ
れたケースでは、放熱板24の側面壁に放熱板25を接
合することは冷却流体を妨げることになるので、図4に
示すように放熱板25の先端25bを可能な限り周辺の
冷却空気中に突出することで効果的な熱伝達が促進され
る。
【0050】即ち、多段化されたそれぞれの半導体チッ
プより発生する熱は、前述のメモリー半導体チップとキ
ャリア基板のグランド電位を選択して放熱フィンに通じ
る第1の放熱パスと、それぞれの半導体チップ裏面から
放熱板に通じる第2の放熱パスを備え、更に放熱板先端
を放熱フィンに接合することで前述の第1,第2の放熱
パスが共通の放熱パスとなることから、三次元半導体パ
ッケージ3の熱放散性が向上する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、強
制対流冷却の風速が0.5m/s〜1.0m/sの環境
条件でも、チップジャンクション温度が許容値以下とな
り、したがって、騒音などの問題で強制対流冷却時の風
速が制約されるパソコンなどパーソナル機器環境条件下
に、本半導体装置が適用できる。
【0052】その第1の理由は、三次元半導体パッケー
ジを構成するそれぞれのメモリー半導体チップから発生
する熱を、第1の放熱パスとしてグランド電位を熱流路
として放熱フィンに至る放熱パスと、第2の放熱パスと
して半導体チップ裏面に接合した放熱板先端から放熱フ
ィンに至る放熱パスと、放熱板先端の突出部から周囲冷
却流体中に至る放熱パスを備えることにより、効率的な
熱放散を行うことができるためである。
【0053】また第2の理由は、複数の半導体パッケー
ジが搭載される高密度実装基板全体を覆う傾斜型風洞を
備えることにより、特に風下に搭載される半導体パッケ
ージブロック領域の局所流速は入口流速より数段速くな
るので、効率よく熱伝達が促進され、傾斜型風洞出口の
流路面積を可能な限り小さくするほど効果が大となるた
めである。
【0054】また、風洞の傾斜角度の大きくなる下流ブ
ロック域ほど冷却流体の乱流効果により熱抵抗値を小さ
くすることが可能となる。
【0055】以上説明したように、本発明によると、電
力20W相当,強制対流冷却流体の風速を0.5m/
s,環境温度40℃の条件下でもチップジャンクション
温度は許容温度以下となることが示された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る半導体装置を示す斜
視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る半導体装置を示す斜
視図である。
【図3】(a)は本発明の実施形態2に係る半導体装置
を示す正面図、(b)は同側面図である。
【図4】(a)は本発明の実施形態2に係る半導体装置
を示す正面図、(b)は同側面図である。
【図5】従来の半導体装置を示す斜視図である。
【図6】(a)は、従来例を示す正面図、(b)は同側
面図である。
【符号の説明】
1 高密度実装基板 2 高速高周波用半導体パッケージ 3 三次元半導体パッケージ 4 傾斜型風洞 4a 冷却流体入口側 4b 冷却流体出口側 5 傾斜型風洞 5a 冷却流体入口側 5b 冷却流体出口側 10 L字型溝 11 コ字型溝 20 キャリア基板 21 メモリー半導体チップ 22a 金属バンプ 22b 金属バンプ 23 グランド電位導体パターン 24 放熱フィン 24a 放熱フィン方向 24b 放熱フィン方向 25 放熱板 25a 放熱板先端 25b 放熱板先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−95062(JP,A) 特開 平4−309294(JP,A) 特開 平4−56155(JP,A) 実開 平5−41198(JP,U) 実開 昭63−87890(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/34 - 23/473 H05K 7/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風洞を有し、高速高周波用半導体パッケ
    ージの周囲に複数の三次元半導体パッケージを搭載した
    半導体装置であって、 風洞は、前記高速高周波用半導体パッケージ及び三次元
    半導体パッケージを覆い、両パッケージに対して冷却流
    体を強制的に導入するものであることを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 前記風洞は、冷却流体入口側よりも冷却
    流体出口側の流路面積が狭くなっていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記風洞は、各パッケージに対して脱着
    可能であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記三次元半導体パッケージは、キャリ
    ア基板と半導体チップが金属バンプで接合された半導体
    パッケージと、該半導体パッケージと同一構成の半導体
    パッケージ同士を金属バンプで接合して立体的に積み上
    げたものであり、 該三次元半導体パッケージの最上段のキャリア基板裏面
    に形成されたグランド電位導体パターン上に接着剤によ
    り接合された放熱フィンを備え、 前記グランド電位導体パターンは、キャリア基板と半導
    体チップのグランド電位のみ選択し、熱的及び電気的に
    結合されたものであることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記放熱フィンは、強制対流冷却流体の
    風向と同一となるように少なくとも2種類有することを
    特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記三次元半導体パッケージを構成する
    複数個のそれぞれ前記半導体チップの裏面に隙間を設
    け、該隙間に放熱板を備えたものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記三次元半導体パッケージを構成する
    複数個のそれぞれ前記半導体チップの裏面に隙間を設
    け、該隙間に放熱板を備え、該放熱板の先端は、放熱フ
    ィンの側面壁に接着剤により接合されたものであること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記三次元半導体パッケージを構成する
    複数個のそれぞれ前記半導体チップの裏面に隙間を設
    け、該隙間に放熱板を備え、該放熱板の先端は周囲冷却
    流体中に突出しているものであることを特徴とする請求
    項7に記載の半導体装置。
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