JP2790952B2 - 煙感知装置 - Google Patents

煙感知装置

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JP2790952B2
JP2790952B2 JP34744592A JP34744592A JP2790952B2 JP 2790952 B2 JP2790952 B2 JP 2790952B2 JP 34744592 A JP34744592 A JP 34744592A JP 34744592 A JP34744592 A JP 34744592A JP 2790952 B2 JP2790952 B2 JP 2790952B2
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広一 古田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気清浄器等に使用する
光電式の煙感知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光電式煙感知装置は、煙の無い
状態においても検出信号は変化する。これは発光素子の
劣化、受光素子の劣化、機構部の変動やほこり等の付着
による光学部の変動等によるものである。従って、絶対
値での煙の検出有無の判定は、長期的にみると不可であ
る。
【0003】この様な理由から検出信号の変化分をとら
え、検出の有無を判定するのが一般的であり、この方式
による従来例を図3に基づき説明をする。
【0004】図3は従来例による光電式煙感知装置(以
下、単に煙感知装置と記す)のブロック図である。
【0005】図3に示すように、煙検出部は発光ダイオ
ード1、フォトダイオード2、可視光カットフィルタ
3、ホルダー4、煙センサケース5(部分)にて構成さ
れる。6は煙検知部、6’は煙粒子、7は発光ダイオー
ド駆動回路、8は発振回路である。発光ダイオード1と
フォトダイオード2とは光軸がほぼ直交するように配置
され、煙粒子6’の散乱光を検出する構造となってい
る。発光ダイオード1は後述の検出信号処理においてA
C増幅等検出処理をし易くする為、パルス発光となって
いる(通常数ms〜数十ms)。フォトダイオード2に
て受光した検出信号は増幅回路9に送られ増幅される。
【0006】その後、増幅された信号は小さな時定数の
積分回路10、大きな時定数の積分回路11に入力さ
れ、各々差動増幅回路12に入力される。
【0007】さらに、積分回路10及び差動増幅回路1
2の各出力は比較増幅器13に入力される。14は基準
電圧発生器である。
【0008】この回路において、煙が無い状態から煙が
発生した時に小さな時定数の積分回路10の出力は短時
間に変化する。(例えば数msec〜数sec)。一方
大きな時定数の積分回路11の出力は検出信号が短時間
に変化した時は変化せず、検出信号が徐々に変化した時
(例えば数十sec以上)、又は変化の少ない信号の時
に出力される。例えば煙の無い状態にて煙センサケース
5内に埃が付着したり、外乱光が増減した後一定の時
は、大、小の時定数の積分回路10,11の出力は共に
変化し、差動増幅回路12の出力は変わらない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の煙感知装置において、積分回路10,11はコンデ
ンサ、抵抗器で時定数が決まる(τ=C×R)ため、時
定数を大きくしようとすると大容量のコンデンサが必要
で形状が大きくなり、コストアップとなっていた。ま
た、ある時定数以上(例えば数十分以上)は、現実には
設定が困難であった。又、検出信号の変化に対して、時
定数カーブが決まっている為、きめ細かな信号の処理も
できなかった。
【0010】そこで、本発明の目的はこれに対し積分回
路を廃止し小型化すると共に、検出信号の時定数カーブ
にとらわれない変化を長時間みたり、煙の有無に対する
きめ細かい対応が可能な煙感知装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、煙検知部に対して略直角に配置された発光
素子及び前記煙検知部からの前記発光素子の反射光を受
光する受光素子と、該受光素子の検出信号の変化により
煙の有無を判別する信号処理回路とを有し、前記信号処
理回路は、前記検出信号の電圧レベル及び該電圧レベル
保持時間のデータを記憶する記憶部と、該記憶データに
応じて前記検出信号を予め定めた煙感知レベルに補正さ
せるための信号を出力する制御部とを有してなることを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の煙感知装置は以上のように、光検出信
号の電圧レベル及び電圧レベル保持時間のデータを記憶
する記憶部を有しているので、従来のような場所をとる
コンデンサを使用した積分回路が不要となり小型化を図
れる。
【0013】また、検出信号の時定数カーブに関りなく
長時間の変化を検知できる。
【0014】さらに、記憶データに応じて検出信号を補
正するので、外光等と煙の違いを明確にできる。例え
ば、長時間にわたり煙有りと検知している場合には、こ
れを煙ではなく、外光等の他の要因によるものと判断
し、検出信号を予め定めた煙感知レベルに近づけるよう
補正する。
【0015】これにより、この煙感知装置を例えば空気
清浄器に使用した場合、煙が無いにも関わらずファンが
回転し続けるといった無駄な動作を停止でき、効率良い
運転を図れる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について、図1及び図2を
参照して説明する。
【0017】図1は本実施例による煙感知装置のブロッ
ク図、図2(a)及び(b)はそれぞれ、本実施例の煙
感知装置の煙感知レベルの補正を、実際の出力レベル
(後述するP点)を参照して説明する図である。
【0018】なお、図1において、図3と同一機能部分
には同一記号を付している。ここでは、図3と異なる点
についてのみ説明する。
【0019】図1に示すように、受光ダイオード2の出
力信号は増幅回路9に入力され増幅された後、マイコン
20のA/D変換器21に接続されている。
【0020】マイコン20は、前述のA/D変換器21
の他、PWM発生回路22、制御部としてのCPU2
3、発振回路24、ROM25、記憶部としてのRAM
26及び出力回路27から構成される。
【0021】この内、PWM発生回路22は平滑回路1
5を介して増幅回路9に接続されている。PWM発生回
路22及び平滑回路15は後述するように、増幅回路9
の出力信号レベルが所定の値に近づくようCPU23に
より信号調整される。
【0022】また、発光ダイオード駆動回路7はこのマ
イコン20のCPU23に接続されておりCPU23に
より制御される。
【0023】上記構成の煙感知装置の煙感知レベル補正
について、図2(a)及び(b)を参照して、以下説明
する。
【0024】図2(a)及び(b)は図1のブロック図
のP点の検出信号を示した図である。 まず、図2
(a)に示すように、始動時に無煙の場合をとりあげて
説明する。始動時の煙感知レベルは、差動増幅回路9に
おいて、アンプのダイナミックレンジの低い電圧(例え
ば始動時レベル2.4V→1V)に補正される(A
部)。この1Vが煙無しの場合のレベル基準値となる。
【0025】ここで、この補正はマイコン20のCPU
23の制御により、PWM発生回路22→平滑回路15
→差動増幅回路9の経路で行なわれる。また、補正後の
値(1V)はマイコン20のRAM26に記憶される。
【0026】その後、外光または埃等の影響により検出
信号の電圧値が約2Vに上昇した場合を考える(B
部)。
【0027】検出信号が1Vより2Vに上昇するので、
一旦は煙有りと判定し、煙有りの出力信号を出す。この
出力信号に応じて、例えば空気清浄器の場合はファンの
回転動作等が行われる。
【0028】ところがこの2Vから検出信号があまり変
化しない(±0.1V程度)状態が長く続くような場合
(例えば5分程度)、この電圧上昇は煙によるものでは
ないと考えられるため(通常は煙の清浄は5分も続かな
い)、外光または埃によるものと判断し、煙有りの出力
信号を停止するとともに検出信号のレベルを2V→1.
5Vに低下させる(C部)。ここで、検出信号のレベル
の時間は、マイコン20のRAM26に記憶される。こ
の後、1.5Vの検出信号レベル変化が同様に5分程度
にわたり、±0.1V程度しか変化しない場合、さらに
1.5V→1V(煙無しの基準値)に低下させる(D
部)。そして、始動後の動作と同様、この1Vを基準と
して煙の有無を検知する。
【0029】このように本実施例は、長時間にわたり煙
有りと検知している場合には、これを煙ではなく、外光
等の他の要因によるものと判断し、検出信号を予め定め
た煙感知レベルに近づけるよう補正する。これにより、
この煙感知装置を例えば空気清浄器に使用した場合、煙
が無いにも関わらずファンが回転し続けるといった無駄
な動作を停止でき、効率良い運転を図れる。
【0030】次に、始動時に煙がある場合をとりあげて
説明する。
【0031】始動時の煙感知レベルは、図2(a)の場
合と同様、差動増幅回路9において約1Vに補正される
(例えば3V→1V、E部)。この後、煙が拡散等によ
って薄くなると検出信号の電圧値が低下する(例えば1
V→0.7V、F部)が、この0.7Vの状態が長く続
くと(例えば5分)、煙感知レベルは1Vへ再度補正さ
れる(G部)。以後、この1Vを基準として煙の有無を
検知する。
【0032】以上のように本実施例においては、通常無
煙時の検出電圧があるレベル以上になることが無い事、
及び煙が何らかの原因で滞留したり、増幅器の飽和レベ
ルに達した時の事を考慮し、検出電圧があるレベル以上
には補正をしないようにしている。
【0033】また、外光や埃の影響を受け無煙検出レベ
ルが変わったとき(検出レベルが高くなったとき)の補
正は遅く、始動時に煙がある時の無煙検出れ(検出レベ
ルが低くなったとき)の補正スピードは早くなるよう設
定している。
【0034】以上説明したように、本実施例において
は、無煙レベル及びある期間の検出信号等をマイコン2
0のメモリ、RAM26にて記憶しているため、従来と
違い長時間検出後の検出レベルの補正及び無煙レベルの
更新もでき、きめ細かな処理が可能で、無煙レベルの変
化に対する誤動作に対し効果がある。さらに、デジタル
処理の為、小型化の妨げとなるコンデンサ等の部品を省
略でき小型化が可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、積分回路
を廃止でき小型化を図れるとともに、検出信号の時定数
カーブにとらわれない変化を長時間みたり、煙の検知レ
ベルを補正でき、きめ細かい検出動作を行なえる煙感知
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による煙感知装置のブロック
図である。
【図2】(a)及び(b)は本発明の一実施例による煙
感知装置の検知レベル補正を示す図である。
【図3】従来例による煙感知装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 受光素子 6 煙検知部 6’ 煙粒子 20 マイコン(信号処理回路) 23 CPU(制御部) 26 RAM(記憶部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−30924(JP,A) 特開 昭62−295199(JP,A) 特開 昭59−202596(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 G08B 17/00 - 17/12 A24F 19/00 - 25/02 F24F 3/00 - 3/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙検知部に対して略直角に配置された発
    光素子及び前記煙検知部からの前記発光素子の反射光を
    受光する受光素子と、該受光素子の検出信号の変化によ
    り煙の有無を判別する信号処理回路とを有し、 前記信号処理回路は、前記検出信号の電圧レベル及び該
    電圧レベル保持時間のデータを記憶する記憶部と、前記
    記憶データに応じて前記検出信号を予め定めた煙感知レ
    ベルに補正させるための信号を出力する制御部とを有し
    てなることを特徴とする煙感知装置。
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KR101307922B1 (ko) * 2010-10-15 2013-09-12 지멘스 악티엔게젤샤프트 온라인 신호 레벨 모니터링에 의한 센서 디바이스의 전자-광학 신호 경로의 교정
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JP5824605B2 (ja) * 2011-03-09 2015-11-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 煙霧透過率測定装置
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