JP2788821B2 - 下水道の除塵装置 - Google Patents

下水道の除塵装置

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JP2788821B2 JP10879992A JP10879992A JP2788821B2 JP 2788821 B2 JP2788821 B2 JP 2788821B2 JP 10879992 A JP10879992 A JP 10879992A JP 10879992 A JP10879992 A JP 10879992A JP 2788821 B2 JP2788821 B2 JP 2788821B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道を流れるごみな
どの粗大物を除去し下水道の流れを円滑にできるように
した下水道の除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水道を流れる下水にはごみなどの粗大
物が含まれることが多く、それら粗大物が下水道のコー
ナー部や段差部に溜まると、下水の流れを妨害すること
になる。このため従来では、直線状の板を櫛歯状に並べ
た除塵格子を流路に直角に設置し、それに捕捉された粗
大物を機械式または人力式のレーキで掻き取り、流路の
閉塞を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように櫛歯状の
除塵格子に粗大物を捕捉し、捕捉された粗大物をレーキ
で掻き取る方法は、除塵格子にひっかかった粗大物を十
分に掻き取るのに時間を要し、非能率であった。また除
塵格子にひっかかった粗大物が取れないために、流路の
閉塞をもたらしがちであり、さらに粗大物が大量に流入
した場合に水位が上昇して粗大物を捕捉することなく流
出して下流の流路を閉塞させることがあった。そこで本
発明は、下水道のごみなどの粗大物を確実に捕捉して能
率よく掻き取って除去できるようにし、下水道の流れを
常に円滑に保てるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下水道に配置
して粗大物を取り除く除塵装置であって、上記目的を達
成したものである。そのため、下端が切り欠かれた多数
の円環状板を櫛歯状に集積して略円筒状の阻塞格子を形
成し、その阻塞格子の隣合う円環状板のそれぞれの間に
掻き取り刃をそれぞれ配置し、各掻き取り刃を駆動装置
により回転駆動できるように構成した。また円筒状阻塞
格子の下端開口部の下側に粗大物を受ける溝を設け、溝
の底部にコンベアを配置することにより、掻き取った粗
大物をコンベア上に落として搬送できるようにした。
【0005】
【作用】上記の下水道の除塵装置では、円筒状の阻塞格
子の軸方向一端から内部に下水が流入され、同時にごみ
などの粗大物が流入され、水分は阻塞格子を構成する各
円環状板の間から外に流出して下水道の下流側に流れ
る。また阻塞格子内の粗大物は阻塞格子の下部開口から
コンベア上に落下するか、円環状板の間にひっかかる
が、多数の掻き取り刃が駆動装置により回転されるの
で、ひっかかった粗大物を掻き取りあるいは小さく切断
して下方のコンベア上に落下させる。上記のように下水
は全て円筒状阻塞格子内を通り、円環状板にひっかかっ
た粗大物を掻き取り刃で確実かつ迅速に掻き取って下方
に落下するので、下水道内が粗大物で閉塞されるような
ことがなく、常に下水の流れを円滑に保つことができ
る。また粗大物の流入が多い時でも、阻塞格子の内部の
水位が上昇することはあっても粗大物が外部に溢れ出る
ことはない。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜3により説明す
る。除塵装置は、下水道1の適所が幅広に形成されてそ
の幅広部1aに配置され、下水道1を流れる下水の中の
ごみ等の粗大物を取り除き、水分のみを下流に流すよう
になっている。除塵装置は、略円筒状の阻塞格子2内に
多数の掻き取り刃3が設けられ、その掻き取り刃3が、
駆動機と伝達装置とからなる駆動装置4により回転駆動
されるようになっている。
【0007】阻塞格子2は、下端が切り欠かれた多数の
円環状板5を櫛歯状に集積して略円筒状に形成したもの
であり、円筒状に形成された状態で下部が軸方向に長い
開口6になっている。すなわち多数の円環状板5はそれ
ぞれ複数個の突出部を有しており、全ての円環状板5の
対応する突出部にそれぞれ長いボルト7を通し、かつ各
円環状板5の間でボルト7にカラー7aを通して各円環
状板5を一定間隔となるようにし、ボルト7の両端をナ
ット8で固定することにより、円筒状になって多数の円
環状板5の切り欠き部が開口6を構成する。また円筒状
阻塞格子2の軸方向の貫通孔は、阻塞格子2を配置させ
る下水道1の流路断面に対応した大きさにされ、図2に
示すように下水道1の所定位置に配置されることにより
下水道を流れる下水等が全て阻塞格子2の貫通孔内に入
るようになっている。
【0008】なお図3に示すように、円筒状阻塞格子2
の軸方向端部の円環状板5の外側に、円環状板5より厚
い材料からなる全円リング形のガイド部材14が設けら
れ、後記するように掻き取り刃3側に設けるローラー1
2の回転を案内するようになっている。そして阻塞格子
2は開口6が下位置となる図1に示す状態で下水道1の
幅広部1aに配置固定され、開口6の下側に開口6に沿
って長い溝9が設けられる。溝9の底に例えばチェーン
式のコンベア10が設けられ、後記するように阻塞格子
内から落下する粗大物を受けてベルトコンベア10が粗
大物を外部に搬送できるようになっている。
【0009】阻塞格子2を構成する多数の円環状板5の
それぞれの間に、掻き取り刃3をそれぞれ配置する。各
掻き取り刃3は、円環状板5の直径に近い長さに形成さ
れて、その両端が円環状板5に捕捉された粗大物を掻き
取る刃に形成され、掻き取り刃3の中心は円環状板5の
中心に位置されて、円筒状の阻塞格子2の中心軸を通る
回転軸11に取付けられる。回転軸11は、下水流出側
の端部が軸受16に支持されて回転駆動装置4に連結さ
れ、所定トルクで回転されるようになっており、回転軸
11には各掻き取り刃3を等間隔に配置させるカラー1
1aが通されている。各掻き取り刃3の両端部にそれぞ
れボルト15が通され、各掻き取り刃3の間のボルト1
5の部分にそれぞれローラー12が通されるとともに、
ボルト15の外端にもローラー12が設けられ、各ロー
ラー12は掻き取り刃3の回転時に隣の円環状板5の内
周、あるいはガイド部材14の内周に案内されるように
なっている。そして、各ローラー12が円環状板5の内
周、あるいはガイド部材14の内周に案内保持されるこ
とにより、回転する掻き取り刃3に大きな掻き取り力が
作用しても回転軸11がたわんだり変形しないようにな
っている。
【0010】上記の除塵装置が図2に示すように下水道
1に配置され、下水道1の上流側から円筒状阻塞格子2
内に下水が流入する。そして水分は阻塞格子2を構成す
る各円環状板5の間から外側の幅広下水道1aに流出
し、さらに幅広の下水道の下流端の両側に設けた流出渠
13を介して下流側に流出される。また阻塞格子2内に
流入したごみなどの粗大物は、阻塞格子2の下部の開口
6からコンベア10上に落下するか、円環状板5にひっ
かかる。このひっかかった粗大物は、回転される掻き取
り刃3により掻き取られ、下部開口6からコンベア10
上に落下される。そしてコンベア10により粗大物は外
部に搬送される。
【0011】
【発明の効果】本発明の下水道の除塵装置では、下水道
を流れる下水が全て阻塞格子内を通り、水分は阻塞格子
の外に流出し、除塵装置の円環状板にひっかかった粗大
物は回転する掻き取り刃により掻き取るようになってい
るので、ひっかかった粗大物を確実に掻き取り刃で掻き
取り、あるいは小さく切断する。このため除塵装置にひ
っかかった粗大物が流路を閉塞したり、粗大物を大きな
まま下流に流出させて下水道を閉塞させるようなことが
ない。また掻き取られてコンベア上に落下した粗大物
は、コンベアにより外部に搬送されるので、下水道の閉
塞を十分に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下水道の除塵装置の横断面図である。
【図2】本発明の下水道の除塵装置の水平概略図であ
る。
【図3】図2の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 下水道 2 阻塞格子 3 掻き取り刃 4 駆動装置 5 円環状板 10 コンベア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03F 5/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道に配置して粗大物を取り除く除塵
    装置であって、下端が切り欠かれた多数の円環状板を櫛
    歯状に集積して略円筒状に形成した阻塞格子と、阻塞格
    子の隣合う円環状板のそれぞれの間に配置した多数の掻
    き取り刃と、各掻き取り刃を回転駆動させる駆動装置と
    を備え、円筒状の阻塞格子内に流入した下水の水分を外
    に流出させ粗大物を下方に落とすようにしたことを特徴
    とする下水道の除塵装置。
  2. 【請求項2】 円筒状阻塞格子の下端開口部の下側に粗
    大物を受ける溝を設け、溝の底部にコンベアを配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の下水道の除塵装置。
JP10879992A 1992-04-01 1992-04-01 下水道の除塵装置 Expired - Fee Related JP2788821B2 (ja)

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JPH05280089A JPH05280089A (ja) 1993-10-26
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