JP2788456B2 - 2層ブラシ - Google Patents

2層ブラシ

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JP2788456B2 JP63237277A JP23727788A JP2788456B2 JP 2788456 B2 JP2788456 B2 JP 2788456B2 JP 63237277 A JP63237277 A JP 63237277A JP 23727788 A JP23727788 A JP 23727788A JP 2788456 B2 JP2788456 B2 JP 2788456B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2つの異種ブラシを積層した2層ブラシ、さ
らに詳しくは自動車、電動工具、クリーナ、ミキサー等
に使用される電動パワーモータ用の2層の積層ブラシに
関する。
〔従来の技術〕
従来、直流モータ用として一般的に用いられている第
4図(a)の単層ブラシ30は整流性を良くすると接触抵
抗が高くなり、又、接触抵抗を低くすると整流性が悪く
なる欠点があった。そのため、第4図(b)及び(c)
に示すような低抵抗層31と高抵抗層32の異種ブラシを積
層した2層の積層ブラシ(第4図(c)は同図(b)の
底面図である。)又は第4図(d)及び(e)に示すよ
うな3層の積層ブラシを整流子3の接線方向に配列した
ブラシが注目されていた。
これらの多層積層ブラシは異種材料、例えば銀−黒鉛
系ブラシと銅−黒鉛系ブラシを積層するため、積層境界
面近傍において、圧粉成形時の内部歪みや、焼成時に収
縮係数の差による内部歪み等が生じ、そのため積層境界
面から異種材料が剥離しやすい欠点がある。そこで、積
層境界面を第4図(c)、(e)に示すように凹凸係合
させて係合強度を高めた積層ブラシが考えられている。
又、その製造方法の一例としては、特公昭59−51118号
に示されるように、積層境界面に凹凸部を形成し、上記
の問題を解決することができる2層ブラシの製造方法が
知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
第4図(b)〜(e)に示される上記従来の2層又は
多層積層ブラシにおいては、積層境界面の凹凸により境
界面を剥離しようとする応力を分散させて剥離を防ぐ効
果はある。しかし、第5図(a)に示すように、凹凸の
大きさが小さいと境界面(ニ)では剥離を生じないもの
の、剪断応力に対する強度の高い層(イ)と強度の低い
層(ロ)とが積層されている場合、強度の低い層(ロ)
側の谷(もしくは山)の面(ハ)で剪断破壊が生じやす
く、又、第5図(b)に示すように、凹凸の大きさが大
きいと境界面(ホ)で剥離を生じやすい欠点を有し、そ
のため積層ブラシの材料選択、凹凸形状の設計、焼成条
件等の管理が複雑かつ困難をきわめた。
本発明は上記従来の欠点を解消すると共に、リード線
を良好に接続することのできる2層ブラシを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、2つの異種ブラシ層を積層した2層ブラシ
において、その一方の層に他方の層を貫通する凸部を設
け、上記他方の層の外側から上記凸部内を通って上記一
方の層の内部にリード線を接続したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき説明する。第1図
(a)はリード線を省略した本発明による2層ブラシの
側面図、第1図(b)はその正面図である。1は第1の
層、2は第2の層、3は整流子、Aは整流子の回転方
向、4は整流子の回転方向に平行な凹凸部、5はブラシ
を整流子4に圧接するためのコイルバネ、11は第1の層
の凸部、26は積層ブラシである。凸部11は円柱状の形状
を有し第1の層1と一体構造をなし、第2の層2を貫通
している。
しかしその形状は円柱状に限られず三角柱ないし四角
柱でもよく、又その大きさも特に限定はない。又、凸部
は複数個あってもよい。第1の層1と第2の層2は互い
にほぼ直角方向にある積層境界6及び積層境界7を介し
て係合されている。積層境界7で仮に剪断応力Bが発生
しても積層境界7の面上には凸部11が存在するのでその
応力は分散され第1の層1と第2の層2が剥離すること
はない。特に、第2の層2の焼成収縮率が第1の層1の
ものより大きい場合は積層境界6における係合がより強
くなるのでなお一層強固な積層ブラシとなる。
第2図(a)はリード線を取付けた本発明による積層
ブラシの側面図であり、第2図(b)はその正面図であ
る。12はリード線、その他の番号は第1図に示したもの
と同じである。従来の積層ブラシにおいては、例えば2
層ブラシの場合、一方のブラシ層をあらかじめ所定の形
状に仮成形した後、他方の層の仮成形物又は原料粉末と
係合させるため、積層境界を貫通してリード線を取り付
けることは製造技術上困難であった。
しかし、本発明は第1の層1は第2の層2を貫通して
いる凸部11と一体構造を有しているので、リード線12は
第1の層1及び凸部11の内部に保持されて積層境界7の
面より深く取り付けることが可能となる。
第3図(a)〜(h)は本発明の2層ブラシの製造方
法を図示したものである。13は第1の圧粉成形用ダイ
ス、14はその成形型内部、15は第2の層の原料粉末、16
・17はそれぞれ上ポンチ・下ポンチ、18は上ポンチ16に
設けられた孔、19は下ポンチ17に設けられた貫通孔形成
のためのピンであり、原料粉末15を成形型内14に充填す
る(第3図(a))。次に上下ポンチ16・17を所定圧に
より押圧して第2の層の異種ブラシ2を仮成形する。こ
のとき孔18は下降してピン19にそって移動するので成形
物に貫通孔を形成する(第3図(b))。異種ブラシ2
は、下ポンチ17を上昇させて取り出すことができる(第
3図(c))。その形状は第3図(d)に示すとおり貫
通孔22を有する。次に第2の圧粉成形用ダイス20の成形
型内21に第1の層の原料粉末23を入れ(第3図
(e))、その後、その上に上記の異種ブラシ2をおと
し入れる(第3図(f))。ダイス20の大きさが異種ブ
ラシ2より適宜大きくなっていればよい。原料粉末23
は、貫通孔22の内部に流動するが、上下ポンチ24・25で
押圧することにより完全に上ポンチ24の押圧面まで充填
することができ、かつ第1の層1と第2の層(異種ブラ
シ)2を凹凸係合することが可能となる(第3図
(g))。下ポンチ25を上昇させて一体成形された積層
ブラシ26を取り出し(第3図(h))、これを所定の焼
成工程により焼結させて2層の積層ブラシを製造する。
〔発明の効果〕
本発明は上記のような構成を有する2層ブラシである
ので上記従来の欠点が解消され、積層面において強度な
係合が得られる。又、リード線の取り付けが容易かつ強
固になるなど2層ブラシの設計上従来にない効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)・(b)は本発明の2層ブラシを示す図、
第2図(a)・(b)は本発明の他の実施例を示す図、
第3図(a)〜(h)は本発明の2層ブラシの製造方法
を説明する図、第4図・第5図はいずれも従来品の説明
図である。 1は第1の層、2は第2の層、6、7は積層境界面、11
は凸部、12はリード線、13は第1の圧粉成形用ダイス、
14はその成形型内、15は第2の層の原料粉末、16・24は
上ポンチ、17・25は下ポンチ、20は第2の圧粉成形用ダ
イス、21はその成形型内、22は貫通孔、23は第1の層の
原料粉末。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの異種ブラシ層を積層した2層ブラシ
    において、その一方の層に他方の層を貫通する凸部を設
    け、上記他方の層の外側から上記凸部内を通って上記一
    方の層の内部にリード線を接続したことを特徴とする2
    層ブラシ。
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JPH0658586U (ja) * 1993-01-14 1994-08-12 日電アネルバ株式会社 高周波電力伝達装置
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