JP2787336B2 - 圧力水噴射式マッサージ装置におけるノズル上下動装置 - Google Patents

圧力水噴射式マッサージ装置におけるノズル上下動装置

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JP2787336B2 JP15063689A JP15063689A JP2787336B2 JP 2787336 B2 JP2787336 B2 JP 2787336B2 JP 15063689 A JP15063689 A JP 15063689A JP 15063689 A JP15063689 A JP 15063689A JP 2787336 B2 JP2787336 B2 JP 2787336B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はレバーを前後に傾動することによりノズルホ
ルダーを上下動し、ノズルを正確にツボに向けマッサー
ジできるようにした圧力水噴射ノズル上下動用バルブ装
置に関する。
(従来技術) 従来、実開昭55−134833号公報に示すように座板と、
内部に切欠きもしくは空間を有する背もたれと、該背も
たれの上部に取り付けられるとともに浴槽内に届く吸水
管と排水管を有する電動ポンプと、該電動ポンプの配水
管と連結されるとともに前記背もたれの切欠き、または
空間部から水が噴射されるよう背もたれに取り付けられ
た噴射ノズルとからなる噴射式指圧装置は公知である。
上記従来装置はノズルを取付けた支持体を手で直接、
又はハンドル操作で上下動させるか、又は背もたれの裏
板に設けた複数個の係合孔に選択係合固定するようにな
っている。
又、本出願人は先に特開昭62−133956号公報に示すよ
うに温水槽内に腰掛け椅子を配設し、該腰掛け椅子を上
下動し得るように取り付けた支柱をその横に配置し、そ
の上方に上下動用ハンドルを取り付け、足のせ部を足で
押すと下降でき、足を外すと元の位置に戻るよう取り付
け、温水圧力槽に連通したホース先端のノズルを前記腰
掛け椅子に座した人体の各ツボに向け得る如く配設し、
腰掛け椅子近傍にノズル噴射圧力制御装置を配設してな
る温水槽内に設置する温水噴射ツボ療法用装置を提案し
た。
上記装置は、温水槽内に配設された椅子の腰掛け部に
腰掛け、足を足のせ部にのせ、足で押して楽に足を伸ば
した状態にし、首を首支持部にのせ、この時首から上が
温水面の上に出るようにハンドルを回動して腰掛け椅子
を上下動させ、続いてノズルを必要の位置に固定させ
る。次いで各圧力ダイヤルを調節して各ノズルから各自
必要のツボに噴射される圧力を自分が適当と思われる圧
力に調整するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで上記従来技術にあっては、椅子に座って使用
時背部のノズルを自由に上下微調整できないので正確に
ツボに圧力水を噴射できないという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記問題点を簡単な手段で解決することを目
的とし、背もたれ板の中央間隙部にガイド板に沿って上
下動するノズルホルダーを配設した圧力水噴射式マッサ
ージ装置に於て、バルブに連結したレバーをスプリング
によりつり上げて閉弁し、スプリングをゆるめてストッ
プバルブを押し下げ開弁するようにしたバルブ装置を上
下左右に4個配設し、左右の上下のレバーを夫々連結棒
で連結し、左右の上部レバーをバルブ開閉板の左右部に
固定し、該回動板の中央の軸にノズル上下動用レバーの
下端を固定し、回動板の左右部をスプリングにより上方
に引張し、左右上部のバルブ装置への流入水をノズル上
下動用シリンダー装置の一端口と他端口に連通してピス
トンを正逆方向へ押圧し、ノズル上下動用シリンダー装
置よりの放出水を左右下部のバルブ装置より放水する如
くし、ノズル上下動切換レバーの揺動によりピストンに
連結し、ノズルの上下に連結したチェーンを正逆方向に
引っ張ってノズルを上下動するようにしたことを特徴と
するものである。
(実施例) 次に図示した一実施例に基づいて詳細に説明する。1
はポンプPよりの圧力水取入口1aを有するパイプ、2は
一側に配設したパイプ、3は他側に配設しシリンダー装
置Aを内蔵した筐体で、先端部の連結棒4とで矩形状の
底部枠体を形成している。5,6は両側中間部に水平に配
設したパイプで後端を下方に折曲して前記パイプ1一端
に固定し、他端は連結棒4両端に連結固定した縦枠7中
間部に固定している。8は型の上部水平枠で両側水平
部8a,8b前端は下方へ折曲してパイプ5,6中間部に固定し
ており、連結部8cには背もたれ板9上端を固定し、背も
たれ板9下端を底部枠体と一体に固定し、中央に空隙部
10が上下方向に形成されている。11は座板で座板ホルダ
ー12に固定され、該座板ホルダー12は背もたれ板9の裏
側に取り付けたガイド部材13に沿って上下動し得るよう
になっており、座板ホルダー12上端に取り付けたチェー
ン14は上方のガイドプーリー15を介して下方に吊下し、
先端に重錘16が取り付けてある。17はノズル18を固定し
た後部ノズルホルダーで、背もたれ板9の空隙部10両側
に配設したガイド棒19に沿って上下動し得るようになっ
ている。ガイド棒19の上方部19aは背もたれ板9上方の
枕部9aに向って前方に湾曲している。後部ノズルホルダ
ー17の上下端には夫々ワイヤ20,21が取り付けられ、ノ
ズル上下用シリンダー装置Aのピストン29に連結され、
上昇時はピストン29が前方に押されて上昇用ワイヤ20が
上方に引っ張られ、下降時はピストン29が後方に押され
て下降用ワイヤ21が下方に引っ張られるようになってい
る。24,25は上昇用ワイヤ20のガイドプーリー、26,27,2
8は下降用ワイヤ21のガイドプーリーである。
パイプ2の中間部より上方に分岐されたパイプ30はパ
イプ5中間部に配設された圧力水を前・後に切換える切
換バルブ31に連結されている。
Bは後部ノズルホルダー17を上下動するノズル上下動
装置で、4個の同一構造のストップバルブ装置50の中、
右側上下に2個配設し、左側上下に2個配設し、右側上
下のストップバルブ装置50のレバー50aを連杆51で連結
し、上方のレバー50aをスプリング52で上方につり上
げ、連杆50b,50cを介してストップバルブ50dを閉弁して
いる。53はバルブ開閉板で上部左右のバルブ装置50のレ
バー50aを左右に固着し、中央の軸54にノズル上下動用
レバー55の下端を固定している。
33a,33bは圧力水パイプ6より分岐し、夫々上部左右
のバルブ装置50の入口に通ずる分岐パイプ、34aは右上
方のバルブ装置50の出口とシリンダー装置Aの左側流入
口を連通するパイプ、34bは左上方のバルブ装置50の出
口とシリンダー装置Aの右側流入口を連通するパイプ、
35a,35bはシリンダー装置Aの左右流出口と上部右・左
のバルブ装置50の入口とを連通するパイプ、36は下部左
右のバルブ装置50の出口と放出口を連通するパイプであ
る。
又パイプ5の後方部にホース37が連結され、その先端
はノズル18に連結されている。38は空気取入れホース
で、その先端はノズル18に連結されている。40はパイプ
5,6先端部に摺動し得るように載置された前部ノズル台
で、ノズル41を固定した前部ノズルホルダー42下端が軸
43に枢着され前後に回動し得るように取り付けられてい
る。パイプ5先端にホース44が連結され、その先端はノ
ズル41に連結されている。45は空気取入れホースで、そ
の先端はノズル41に連結されている。
次に作用について説明する。本装置を温水槽内に設置
し、圧力水取入口1aを温水圧力ポンプPに連結する。使
用時は座板11に腰かけると第7図の如く、体重と重錘16
とがバランスして座板ホルダー12は自動的に上下動し、
首から上が水面上に出た位置で停止する。
次にノズル上下動用レバー55を第4図P1の如く手前に
傾動すると、バルブ開閉板53は軸54を中心として時計方
向に回動し、右側上下部のバルブ装置50のストップバル
ブ50dをスプリング52の弾力に抗して下方に変位し開弁
するので、圧力水は右側上部のバルブ装置50のパイプ34
aよりシリンダー装置Aの左側入口に流入し、同時にシ
リンダー装置Aの右側出口よりの流出水をパイプ35aよ
り左側下部のバルブ装置50を通りパイプ36より放出口に
排出されるので、ピストン29は右方へスライドし、上昇
用ワイヤ20が引っ張られ、ノズルホルダー17を上方へ引
っ張るのでノズルホルダー17は上方へ移動する。この
時、左方上下部のバルブ装置50のストップバルブ50dは
スプリング52を圧縮して上方へ変位するがそのまゝ閉弁
を保持する。
次にノズル上下動用レバー55を第4図P2の如く前方へ
傾動すると、バルブ開閉板53は軸54を中心として反時計
方向に回動し、左側上下部のバルブ装置50のストップバ
ルブ50dをスプリング52の弾力に抗して下方に変位し開
弁するので、圧力水は左側上部のバルブ装置50のパイプ
34bよりシリンダー装置Aの右側入口に流入し、同時に
シリンダー装置Aの左側出口よりの流出水をパイプ35b
より左側下部のバルブ装置50を通りパイプ36より放出口
に排出されるので、ピストン29は左方へスライドし、下
降用ワイヤ21が引っ張られ、ノズルホルダー17を下方へ
引っ張るのでノズルホルダー17は下方へ移動する。
この時右方上下部のバルブ装置50のストップバルブ50
dはスプリング52を圧縮して上方へ変位するがそのまゝ
閉弁を保持する。このようにしてノズル18が自分の背中
の好むツボ位置に来るように調節する。次いで切換バル
ブ31のレバー31aを第8図の如く、手前に傾動するとパ
イプ30よりの圧力水はパイプ5後方部に供給され、ホー
ス37よりノズル18に送られホース45よりの空気と共にノ
ズル18より圧力水が背中のツボに噴射される。ガイド棒
19上方部19aは背もたれ板9上方の枕部9aに向って前方
に湾曲しているので、ノズル18をこの上方部19aに位置
させることにより首の部分のツボに圧力水を噴射するこ
とができる。
次に第9図の如く足を前部ノズル台40の上にのせ、ノ
ズル41を足の裏に向け、切換バルブ31を前方に傾動する
とパイプ30よりの圧力水はパイプ前方部に供給され、ホ
ース44よりノズル41に送られホース45よりの空気と共に
ノズル41より圧力水が足の裏のツボに噴射される。更に
第10図の如く、前部ノズル台40を手前にスライドさせ、
ノズル41を足腹に向け各ツボに噴射することができる。
更に該前部ノズルホルダー42を前後に傾動し足の後側の
各ツボに噴射することができる。
(効 果) 本発明によると、背もたれ板の中央間隙部にガイド板
に沿って上下動するノズルホルダーを配設した圧力水噴
射式マッサージ装置に於て、バルブに連結したレバーを
スプリングによりつり上げて閉弁し、スプリングをゆる
めてストップバルブを押し下げ開弁するようにしたバル
ブ装置を上下左右に4個配設し、左右の上下のレバーを
夫々連結棒で連結し、左右の上部レバーをバルブ開閉板
の左右部に固定し、該回動板の中央の軸にノズル上下動
用レバーの下端を固定し、回動板の左右部をスプリング
により上方に引張し、左右上部のバルブ装置への流入水
をノズル上下動用シリンダー装置の一端口と他端口に連
通してピストンを正逆方向へ押圧し、ノズル上下動用シ
リンダー装置よりの放出水を左右下部のバルブ装置より
放水する如くし、ノズル上下動切換レバーの揺動により
ピストンに連結し、ノズルの上下に連結したチェーンを
正逆方向に引っ張ってノズルを上下動する如くしてある
ので、椅子に座って使用時背部のノズルを自由に上下微
調整でき、ノズルよりのジエット噴流を正確にツボに当
てることができ、効果的なマッサージを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例全体斜視図、第2図は第1図
の正面図、第3図は第2図の平面図、第4図は後部ノズ
ル台上下動機構説明図、第5図は第4図のストップバル
ブ装置の内部構造を示す正面図、第6図は第1図の左側
面図、第7図は座板上下動機構説明図、第8図は背部に
噴射時正面図、第9図は足の裏に噴射時正面図、第10図
は体の前部に噴射時正面図、第11図は足の後部に噴射時
正面図である。 A……シリンダー装置 B……ノズル上下動装置、6……圧力水パイプ 9……背もたれ板、10……空隙部 17……後部ノズルホルダー 41……ノズル、20……上昇用ワイヤ 21……下降用ワイヤ、29……ピストン 33a,33b……分岐パイプ 34a,34b……シリンダー入口へ連通するパイプ 35a,35b……シリンダー装置出口よりのパイプ 36……放出口へのパイプ 50……バルブ装置、50a……レバー 50b,50c……連杆、50d……ストップバルブ 51……連杆、52……スプリング 53……バルブ開閉板、54……軸 55……ノズル上下動用レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背もたれ板の中央間隙部にガイド板に沿っ
    て上下動するノズルホルダーを配設した圧力水噴射式マ
    ッサージ装置に於て、バルブに連結したレバーをスプリ
    ングによりつり上げて閉弁し、スプリングをゆるめてス
    トップバルブを押し下げ開弁するようにしたバルブ装置
    を上下左右に4個配設し、左右の上下のレバーを夫々連
    結棒で連結し、左右の上部レバーをバルブ開閉板の左右
    部に固定し、該回動板の中央の軸にノズル上下動用レバ
    ーの下端を固定し、回動板の左右部をスプリングにより
    上方に引張し、左右上部のバルブ装置への流入水をノズ
    ル上下動用シリンダー装置の一端口と他端口に連通して
    ピストンを正逆方向へ押圧し、ノズル上下動用シリンダ
    ー装置よりの放出水を左右下部のバルブ装置より放水す
    る如くし、ノズル上下動切換レバーの揺動によりピスト
    ンに連結し、ノズルの上下に連結したチェーンを正逆方
    向に引っ張ってノズルを上下動する如くした圧力水噴射
    ノズル上下動用バルブ装置。
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