JP2786499B2 - 可燃性液化ガス貯槽の内部照明装置 - Google Patents

可燃性液化ガス貯槽の内部照明装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,可燃性液化ガス貯槽の内部観察時に内視鏡
やテレビカメラ等の観察手段と併用する可燃性液化ガス
貯槽の内部照明装置に関するものである。
(従来の技術) LNG,LPG等の可燃性液化ガス貯槽では,貯槽内底部に
設けた貯槽内装機器類(弁や測定機器等)や貯槽壁が良
好な状態に保持されているか否かを観察する必要があ
る。この可燃性液化ガス貯槽の内部を観察する内部観察
装置の従来例としては,第9図及び第10図に示すものが
ある。
このうち,第9図に示すものは,貯槽(タンク)
(a)の上壁(b)から下方に比較的長い観察用筒体
(c)を垂設し,同観察用筒体(c)の下部側面の適所
に観察用透明ガラス部(d)を設けるとともに,同観察
用筒体(c)の内部に照明ランプ(e)と観察用プリズ
ム(f)と観察用内視鏡(g)とを設置して,貯槽
(a)の上壁(b)を含む貯槽壁を観察するようにして
いる。
また第10図に示すものは,貯槽(タンク)(a)の上
壁(b)から下方に観察用筒体(c)を垂設して,同観
察用筒体(c)の下端部を貯槽(a)内上部に開口し,
観察装置本体(i)を上部基体(j)と同上部基体
(j)の下部に垂直軸線を中心とする旋回を可能に取付
けた支持体(k)と同支持体(k)の下端部に水平軸
(m)を中心とした俯仰を可能に取付けた器体(l)と
により構成し,ワイヤ吊り上げ機構(n)を観察用筒体
(c)内上部に設け,同ワイヤ吊り上げ機構(n)によ
り上記観察装置本体(i)を昇降可能に支持し,上記観
察用筒体(c)の上下中間部に同観察用筒体(c)外へ
の後退可能な仕切手段(h)を設けて,同仕切手段
(h)よりも上方の観察用筒体(c)内に上記観察装置
本体(i)の格納部(p)を形成し,上記器体(l)に
撮像手段(q)と照明手段(r)とを設け,上記器体
(l)を上記観察用筒体(c)の下端開口部よりも下方
に突出させたときに,上記上部器体(j)を上記観察用
筒体(c)の下端開口部内に支持する支持手段(s)を
観察用筒体(c)または上部基体(j)に設け,格納部
(p)へ吊り上げた器体(l)の撮像手段(q)や照明
手段(r)を交換するときなどに開く扉(t)を上記観
察用筒体(c)の格納部(p)の側壁に設け,電線管
(各駆動手段へ電力を供給する電線の通る電線管)
(u)を上記観察装置本体(i)から上記観察用筒体
(c)内を経て外部に突出させており,仕切手段(h)
を観察用筒体(c)外へ後退させ,次いでワイヤ吊り上
げ機構(n)のワイヤロープを繰り出して,格納部
(p)内にある観察装置本体(i)を貯槽(a)内へ下
降させ,次いで駆動手段により,観察装置本体(i)の
器体(l)を垂直軸線を中心に旋回させたり,水平軸
(m)を中心に俯仰させたりして,貯槽(a)内を監視
する外,スロツシング等の貯槽(a)内液面の挙動を観
察するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の可燃性液化ガス貯槽の内部観察装置のう
ち, 第9図に示すものは,観察可能な範囲が矢印に示す範
囲に限られ,貯槽(a)の上部側壁は観察できるもの
の,貯槽(a)の下部側壁等は観察できないという不都
合がある。また既設の貯槽(a)の屋根に取付孔を穿設
して,内部観察装置の観察用筒体(c)を取付ける場
合,この取付け時にガスが漏洩する等の不都合があっ
た。
また第10図に示すものは,駆動手段により,観察装置
本体(i)の器体(l)を垂直軸線を中心に旋回させた
り,水平軸線を中心に俯仰させたりするので,貯槽
(a)内の全域を順次観察することができるが,観察装
置本体(i)を貯槽(a)の上部に通常設けられる比較
的小径の開口部(または既設ノズル)から貯槽(a)内
へ垂下,挿入させようとすると,照明手段(r)のラン
プに小型のものを使用せざるを得ず,貯槽壁等を明るく
照らし出すことができなくて,内部観察を充分に行えな
い不都合がある。また照明手段(r)のランプに大型の
ものを使用して,貯槽壁等を明るく照らし出そうとする
と,器体(l)ひいては観察装置本体(i)が大型化し
て,貯槽(a)の上部に設けられる比較的小径の開口部
(例えば元弁付既設ノズル)から貯槽(a)内へ垂下,
挿入できず,大径の開口部を貯槽(a)の上部に別途設
ける必要があり,貯槽(a)の強度を損なう惧れがあっ
て,大掛かりな補強が必要になる等の不都合がある。ま
たこの場合には,照明手段(r)のランプに大型のもの
を使用するので,照明手段(r)が貯槽(a)内の気相
部を過熱して,種々の不都合が生じるという問題もあっ
た。
さらに上記何れの従来例でも,照明手段が貯槽内の気
相部に保持され,液化ガス中での使用が考慮されていな
いので,照明手段のランプから下方へ照射された光束が
液面で反射して,上方に戻り,液面よりも下方の貯槽壁
(底部壁を含む貯槽壁)に光束が充分に達しなくて,こ
れらの部分を明るく照らし出すことができないという問
題があった。
本発明は前記の問題点に鑑み提案するものである。そ
の目的とする処は,照明装置を貯槽内液面よりも下方
の液相内へ垂下,挿入できて,液面よりも下方の貯槽壁
を明るく照らし出すことができ,また照明装置を小型
化できて,これを貯槽の上部に設ける比較的小径の開口
部から貯槽内へ挿入でき,特別に貯槽の屋根に取付孔を
穿設して,観察用筒体を取付ける必要がなくて,照明装
置を可燃性ガスの流出なしに挿入でき,さらに照明装
置で貯槽内を過熱させることが少なくて,安全性を確保
できる可燃性液化ガス貯槽の内部照明装置を提供しよう
とする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために,本発明は,可燃性液化
ガス貯槽の上方に設置したホース巻取装置から同貯槽上
部に設けた開口部を経て同貯槽内へ垂下,挿入するケー
ブル類内蔵のフレキシブルホースの先端部に取付けた可
燃性液化ガス貯槽の内部照明装置において,前記フレキ
シブルホースの先端部に取付けて同フレキシブルホース
内に連通した耐低温透明材製の密閉円筒型照明ヘツド本
体と同照明ヘツド本体内に縦列に並べて収納した複数個
の照明ランプとを具えている。
また本発明は前記各構成要件の外に,ホース巻取装置
に設けた不活性ガス封入部と,同不活性ガス封入部内か
ら前記フレキシブルホース内を経て前記照明ヘツド本体
内へ不活性ガスを供給する不活性ガス供給系と,同不活
性ガス供給系内の圧力を検出する内部圧力センサと,前
記貯槽内気相部の圧力を検出する第1の外部圧力センサ
と,前記照明ヘツド本体周辺外部の圧力を検出する第2
の外部圧力センサと,前記内部圧力センサ、第1の外部
圧力センサ及び第2の外部圧力センサからの検出信号を
比較判定して前記照明ランプへの通電を制御する制御装
置とを具えている。
(作用) 本発明の可燃性液化ガス貯槽の内部照明装置は前記の
ように照明装置を,フレキシブルホースの先端部に取付
けて同フレキシブルホース内に連通した耐低温透明材製
の密閉円筒型照明ヘツド本体と,同照明ヘツド本体内に
縦列に並べて収納した複数個の照明ランプとにより構成
して,可燃性液化ガス貯槽内へ垂下,挿入する照明装置
を小型化する一方,フレキシブルホースにより,照明装
置の重量保持と,照明装置へ電力を供給するケーブル類
の支持とを併せ行う。
そしてホース巻取装置を繰出し方向に回転させ,ケー
ブル類内蔵のフレキシブルホースを繰出して,上記の小
型化した照明装置を貯槽上部に設けた開口部,例えば比
較的小径の既設ノズルから貯槽へ垂下,挿入して,照明
装置のランプ給電系に通電し,照明ヘツド本体内に縦列
に並べて収納した各照明ランプからの照射光により貯槽
内を明るく照らして,同貯槽内の液相内及び気相内を例
えばタンク内に別途設けた貯槽内部観察装置により観察
する。
またホース巻取装置に設けた不活性ガス封入部から不
活性ガスを不活性ガス供給系→フレキシブルホース内→
照明装置の照明ランプの周りに供給して,防爆を行う。
さらに不活性ガス供給系内の圧力を内部圧力センサに
より検出し,貯槽内気相部の圧力を第1の外部圧力セン
サにより検出し,照明ヘツド本体周辺外部の圧力を第2
の外部圧力センサにより検出し,前記内部圧力センサ、
第1の外部圧力センサ及び第2の外部圧力センサからの
検出信号を制御装置へ送り,これらの検出信号を同制御
装置で比較判定して,照明装置への通電を制御する。つ
まり照明装置が貯槽内の気相部にあって,照明装置が過
熱される危険のあるときには,各照明ランプへの通電を
遮断する。
(実施例) 次に本発明の可燃性液化ガス貯槽の内部照明装置を第
1,2,3図に示す一実施例により説明する。第1図の
(1)が可燃性液化ガス貯槽の内槽,(2)が同貯槽の
外槽,(3)が同貯槽の保冷層,(4)が同貯槽内の可
燃性液化ガスで,この可燃性液化ガス(4)が上記貯槽
(1)〜(3)内に貯えられる。フレキシブルホース
(9)は,上記貯槽(1)〜(3)の上方に設置した巻
取ドラム(13)から方向変換プーリ(11)の経て下方に
繰り出される。同フレキシブルホース(9)の先端部
(下端部)に取付けた照明装置(7)が貯槽(1)〜
(3)の上部に設けた開口部,即ち,元弁(6)を持つ
比較的小径のノズル(5)から貯槽(1)〜(3)内へ
垂下,挿入されて,照明装置(7)が可燃性液化ガス
(4)中に吊下げ支持されるようになっている。上記フ
レキシブルホース(9)には,吊下げ荷重を同フレキシ
ブルホース(9)とで分担支持するワイヤ及びケーブル
類(10)が内蔵されている。また照明装置が第2図のよ
うに構成されている。即ち,照明ヘツド上部カバー
(8)の上端部が上記フレキシブルホース(9)の先端
部(下端部)に水閉状態に固定されて,互いの内部が連
通している。(19)が上部照明ヘツド本体,(19′)が
下部照明ヘツド本体で,これら上下の照明ヘツド本体
(19)(19′)により密閉円筒型照明ヘツド本体が構成
されている。この上下の照明ヘツド本体(19)(19′)
は,耐低温透明材により作られている。この耐低温透明
材としては,線膨張率が小さくて,低温においても,内
部不活性ガスの封入圧を維持するためのシール性能を損
なわない特性を持った石英またはこれに近いガラスが好
適である。(23)がこれら上下の照明ヘツド本体(19)
(19′)の内部間を連通するパイプで,このパイプ(2
3)の上下開口部と,照明ヘツド上部カバー(8)の下
端部開口部と,上部照明ヘツド本体(19)の上下開口端
部と,下部照明ヘツド本体(19′)の上端開口部とに
は,フランジ(17)が設けられている。これらフランジ
(17)のうち,照明ヘツド上部カバー(8)の下端開口
部に設けたフランジ(17)と上部照明ヘツド本体(19)
の上端部との間には,シールリング(18)が介装されて
いる。そしてこのフランジ(17)と上部照明ヘツド本体
(19)の上端開口部に設けたフランジ(17)とがボルト
(15)により固定されている。またパイプ(23)の上端
開口部に設けたフランジ(17)と上部照明ヘツド本体
(19)の下端部との間,及び同パイプ(23)の下端開口
部に設けたフランジ(17)と下部照明ヘツド本体(1
9′)の上端開口部との間には,シールリング(18)が
介装されている。そしてこれらの対向する各フランジ
(17)がボルト(15)により固定されて,フレキシブル
ホース(9)内と上下照明ヘツド本体(19)(19′)内
とが連通している。(20)が合計8個のランプ架台で,
同各ランプ架台(20)が上下照明ヘツド本体(19)(1
9′)内に縦列に並べて取付けられ,同数の照明ランプ
(21)が同各ランプ架台(20)に取付けられている。こ
の照明ランプ(21)には,小型にも係わらず,大型のも
のと同じ光量を得られ,−190℃程度の低温にも耐え
て,破壊しないハロゲンランプが好適である。(25)が
円形ガラスで,同円形ガラス(25)が下部照明ヘツド本
体(19′)の下端部にボルト(15)と金具(16)と金属
リング(24)とにより取付けられて,下部照明ヘツド本
体(19′)の下端開口部が流体密に閉じられている。こ
の円形ガラス(25)は,小径なので,強化ソーダガラス
の使用で充分である。第3図にホース巻取装置を示し
た。同ホース巻取装置は,巻取ドラム(13)と中空のド
ラム中心軸(26)と同ドラム中心軸(26)に取付けた歯
車(33)と駆動軸(34)とクランク(35)とにより構成
されている。このクランク(35)が人手で回され,その
回転が駆動軸(34)→歯車(33)を経てドラム中心軸
(26)に伝えられて,同ドラム中心軸(26)及び巻取ド
ラム(13)が繰出し方向または巻上げ方向に回転される
ようになっている。なおクランク(35)の代わりに駆動
軸(34)にエアモータや電気モータを取付けて,ドラム
中心軸(26)及び巻取ドラム(13)をこれらの回転駆動
装置で回転するようにしてもよい。また同ドラム中心軸
(26)の回転が回転伝達機構(29)とガイドプーリ駆動
軸(28)とを介してガイドプーリ(27)に伝えられて,
同ガイドプーリ(27)がドラム中心軸(26)に沿い移動
するようになっている。またドラム中心軸(26)の右端
部側がシールフランジ(31)を貫通し,シールリング
(32)がシールフランジ(31)とドラム中心軸(26)と
の間に介装され,フレキシブルホース(9)内のケーブ
ル類(10)がドラム中心軸(26)を経てスリツプリング
(40)に接続し,外部ケーブル(41)が同スリツプリン
グ(40)に接続している。また不活性ガス供給管(42)
がケーシング(37)に取付けられて,同不活性ガス供給
管(42)がケーシング(37)内に開口し,同ケーシング
(37)内が開口部(26a),即ち,歯車(33)とシール
リング(40)との間のドラム中心軸(26)部分に設けた
開口部(26a)を介してドラム中心軸(26)内に連通
し,ドラム中心軸(26)内が同ドラム中心軸(26)に設
けた開口部(図示せず)を介してフレキシブルホース
(9)のドラム側端部内に連通している。またフレキシ
ブルホース(9)の反対側端部が照明ヘツド(7)の上
部ランプ架台(20)の上端部に設けた開口部(20a)を
介して上部照明ヘツド本体(19)内に連通し,同上部照
明ヘツド本体(19)内がその下部のパイプ(23)と下部
ランプ架台(20)の上端部に設けた開口部(20a)とを
介して下部照明ヘツド本体(19′)内に連通している。
また第3図の(38)が上記ケーシング(37)のシールハ
ウジング(31)側に取付けた第1の外部圧力センサで,
同第1の外部圧力センサ(38)が貯槽(1)〜(3)の
気相部に連通したケーシング(12)内の圧力を検出する
ようになっている。また第2図の(14)が前記照明ヘツ
ド上部カバー(8)に取付けた第2の外部圧力センサ
で,同第2の外部圧力センサ(14)が照明ヘツド本体
(19)の周辺外部の圧力を検出するようになっている。
また第3図の(39)が上記ケーシング(37)の上部内面
に取付けた内部圧力センサで,同内部圧力センサ(39)
が不活性ガス供給系(不活性ガス供給管(42)→ケーシ
ング(37)内→開口部(26a)→ドラム中心軸(26)内
→フレキシブルチユーブ(9)内→照明装置(7)の上
部ランプ架台(20)の上端部に設けた開口部(20a)→
上部の照明ヘツド本体(19)内→パイプ(23)→照明装
置(7)の下部ランプ架台(20)の上端部に設けた開口
部(20a)→下部の照明ヘツド本体(19)内)の圧力を
検出するようになっている。低温下で使用可能は上記圧
力センサ(38)(14)(39)の一例を第7図に示した。
この例では,歪みゲージ(49)をステンレス製ダイヤフ
ラム(48)に貼り付けるか蒸着し,このステンレス製ダ
イヤフラム(48)をケーシング(50)に流体密に取付け
ている。なお同第7図において,(51)は圧力ポート,
(52)は隔壁で,空間部(53)を必要に応じ真空にし
て,絶対圧力を検出し,そのとき得られる検出信号を信
号ケーブル(54)を経て出力する。また第8図に制御装
置(63)の一例を示した。(39)が不活性ガス供給系内
の圧力を検出する内部圧力センサ,(14)が照明ヘツド
本体(19)周辺外部の圧力を検出する第2の外部圧力セ
ンサ,(38)が貯槽(1)〜(3)内気相部の圧力を検
出する第1の外部圧力センサで,同各圧力センサ(38)
(14)(39)からの検出信号を増幅器(55)(56)(5
6)を経て比較器(58)(61)へ導く。同比較器(58)
(61)のうち,比較器(58)は,内部圧力センサ(39)
及び第2の外部圧力センサ(14)からの検出信号を比較
し,前者が高ければ,スイッチ(59)を閉じる。また比
較器(61)は,第2の外部圧力センサ(14)及び第1の
外部圧力センサ(38)からの検出信号を比較し,前者が
高ければ,スイツチ(62)を閉じる。また増幅器(55)
に設けたスイツチ(60)は,不活性ガス封入部(42)を
真空にして,パージした後に閉じる。照明用ハロゲンラ
ンプ(21)には,スイツチ(60)(59)(62)の全てが
閉じているときにだけ通電される。(63)は交流電源で
ある。
次に前記第I,2,3図に示す可燃性液化ガス貯槽の内部
照明装置の作用を具体的に説明する。クランク(35)を
人手で回し,その回転を駆動軸(34)→歯車(33)を経
てドラム中心軸(26)に伝えて,同ドラム中心軸(26)
及び巻取ドラム(13)を繰出し方向に回転させ,ケーブ
ル類(10)を内蔵したフレキシブルホース(9)を繰出
して,小型化した照明装置(7),即ち,耐低温透明材
製の密閉円筒型照明ヘツド本体(19)(19′)と同照明
ヘツド本体(19)(19′)内に縦列に並べて収納した照
明ランプ(21)を元弁付ノズル(5)から貯槽(1)〜
(3)へ挿入する一方,照明ランプ(21)の給電系に配
電し,同照明ランプ(21)からの大光量の照射光により
貯槽(1)〜(3)内を明るく照らして,同貯槽(1)
〜(3)内を例えば貯槽(1)〜(3)内に別途設けた
テレビカメラ等の貯槽内部観察装置により観察する。ま
た不活性ガスを不活性ガス供給管(42)→ケーシング
(37)内→開口部(26a)→ドラム中心軸(26)内→フ
レキシブルチユーブ(9)内→照明装置(7)の上部ラ
ンプ架台(20)の上端部に設けた開口部(20a)→上部
の照明ヘツド本体(19)内→パイプ(23)→照明装置
(7)の下部ランプ架台(20)の上端部に設けた開口部
(20a)→下部の照明ヘツド本体(19′)内へ供給し
て,防爆を行う。また不活性ガス供給系内の圧力を内部
圧力センサ(39)により検出し,照明ヘツド本体(19)
(19′)周辺外部の圧力を第2の外部圧力センサ(14)
により検出し,貯槽(1)〜(3)内気相部の圧力を第
1の外部圧力センサ(38)により検出し,そのとき得ら
れる検出信号を制御装置(64)へ送り,これらの検出信
号を同制御装置(64)で比較判定して,照明装置(7)
が可燃性液化ガス(4)中にあるか,気相中にあるかを
検知するとともに,不活性ガス封入圧力が照明ヘツド外
部圧力よりも高いか否かを検出し,照明装置(7)が貯
槽(1)〜(3)内の気相中にあって,照明装置(7)
が過熱される危険のあるとき,または不活性ガス封入圧
力が照明ヘツド外部圧力よりも低いときには,照明ラン
プ(21)への通電を遮断する。即ち,内部圧力センサ
(39)の検出圧力をP0,第1の外部圧力センサ(38)の
検出圧力をP1,第2の外部圧力センサ(14)の検出圧力
をP2とすると,液相中にあり,P0>P2で且つP1<P2のと
きに通電する。また気相中にあり,P0>P2で且つP1≧P2
のときと,P0<P2で且つP1<P2のときと,P0<P2で且つP1
>P2のときとに,照明用ハロゲンランプ(21)への通電
を遮断する等の通電制御を行う。
第4図は,巻取ドラム(13)の他の実施例で,巻取ド
ラム(13)の外周面にホースガイド溝(43)が螺旋状に
設けられている。この場合,ガイドプーリ(27)は,併
用しても,併用なくてもよい。
第5図(I)(II)は、巻取ドラム(13)のさらに他
の実施例で,この場合には,巻取ドラム(13)が軸方向
寸法をフレキシブルホース(9)を外径に略一致させた
巻取ドラム本体(13′)と,同巻取ドラム本体(13′)
の両側面に固定した2枚の円板(44)とにより構成され
ており,フレキシブルホース(9)が上記各円板(44)
の間で螺旋状に巻取られるようになっている。
また第6図は,照明装置(7)の他の実施例で,この
場合には,上下の照明ヘツド本体(19)(19′)に共通
のステンレス製格子状ガード(22′)の上下両端部にフ
ランジ(45)を設けられ,同各フランジ(45)に螺合し
たボルト(15)(15)を締付けることにより,上下の照
明ヘツド本体(19)(19)がシールリング(18)を介し
て流体密を接触するようになっている。
(発明の効果) 本発明の可燃性液化ガス貯槽の内部照明装置は前記の
ように照明装置を,フレキシブルホースの先端部に取付
けて同フレキシブルホース内に連通した耐低温透明材製
の密閉円筒型照明ヘツド本体と,同照明ヘツド本体内に
縦列に並べて収納した複数個の照明ランプとにより構成
しており,可燃性液化ガス貯槽内へ垂下,挿入する照明
装置を細径化できるとともに,必要な光量を確保でき
る。
また本発明の内部照明装置はフレキシブルホースによ
り,照明装置の重量保持と,ケーブル類の支持とを併せ
行っており,照明装置を貯槽内の気相部は勿論のこと,
液面よりも下方の液相内へ垂下,挿入できて,液面より
も下方の貯槽壁を照明装置の複数個の照明ランプにより
明るく照らし出すことができる。
また本発明の内部照明装置はホース巻取装置に設けた
不活性ガス封入部と,同不活性ガス封入部内から前記フ
レキシブルホース内を経て前記照明ヘツド本体内へ不活
性ガスを供給する不活性ガス供給系とを具えており,防
爆のための不活性ガスを照明装置へ供給できる。
また本発明の内部照明装置はホース巻取装置を作動
し,フレキシブルホースを繰出して,照明装置を貯槽内
へ垂下,挿入し,照明ランプの給電系に通電し,同照明
ランプからの照射光により貯槽内を明るく照らして,同
貯槽内を観察するとき,不活性ガスを不活性ガス供給管
→巻取ドラム装置のドラム中心軸内→フレキシブルホー
ス内→照明装置内へ供給して,防爆を行う一方,不活性
ガス供給系内の圧力を内部圧力センサにより検出し,貯
槽内気相部の圧力を第1の外部圧力センサにより検出
し,さらに照明ヘツド本体周辺外部の圧力を第2の外部
圧力センサにより検出し,前記内部圧力センサ、第1の
外部圧力センサ及び第2の外部圧力センサからの検出信
号を制御装置へ送り,ここでこれらの検出信号を比較判
定して,照明装置への通電を制御する。つまり照明装置
が貯槽内の気相部にあって,照明装置が過熱される危険
のあるときには,各照明ランプへの通電を遮断すること
が可能で,照明装置を貯槽内で過熱させることがなく
て,上記のように不活性ガスを照明装置へ供給できる点
と相俟って安全性を充分に確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる可燃性液化ガス貯槽の内部照明
装置の一実施例を示す縦断側面図,第2図は照明ヘツド
の縦断側面図,第3図は巻取ドラム装置の縦断側面図,
第4図はホース巻取装置の他の実施例を示す側面図,第
5図(I)はホース巻取装置のさらに他の実施例を示す
正面図,第5図(II)はその側面図,第6図は照明ヘツ
ドの他の実施例を示す縦断側面図,第7図は圧力センサ
の一例を示す縦断側面図,第8図は制御装置の一例を示
す回路図,第9,10図は従来の可燃性液化ガス貯槽の内部
観察装置の各例を示す縦断側面図である。 (1)〜(3)……可燃性液化ガス貯槽,(4)……可
燃性低温液化ガス,(5)……ノズル,(6)……ノズ
ル(5)の元弁,(7)……照明ヘツド,(9)……フ
レキシブルホース,(10)……ケーブル類,(13)……
ホース巻取装置,(14)……第2の外部圧力センサ,
(19)(19′)……耐低温透明材製の密閉円筒型照明ヘ
ツド本体,(21)……照明ランプ,(22)……ステンレ
ス製ガード,(38)……第1の外部圧力センサ,(39)
……内部圧力センサ,(42)……不活性ガス封入部,
(64)……制御装置。
フロントページの続き (72)発明者 久保田 善彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 西岡 信之 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社横浜製作所内 審査官 溝渕 良一 (56)参考文献 実開 昭63−53100(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F17C 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可燃性液化ガス貯槽の上方に設置したホー
    ス巻取装置から同貯槽上部に設けた開口部を経て同貯槽
    内へ垂下、挿入するケーブル類内蔵のフレキシブルホー
    スの先端部に取付けた可燃性液化ガス貯槽の内部照明装
    置において、前記フレキシブルホースの先端部に取付け
    て同フレキシブルホース内に連通した耐低温透明材製の
    密閉円筒型照明ヘッド本体と同照明ヘッド本体内に縦列
    に並べて収納した複数個の照明ランプとを具えているこ
    とを特徴とした可燃性液化ガス貯槽の内部照明装置。
  2. 【請求項2】前記請求項(1)記載の可燃性液化ガス貯
    槽の内部照明装置において、前記ホース巻取装置に設け
    た不活性ガス封入部と、同不活性ガス封入部内から前記
    フレキシブルホース内を経て前記照明ヘッド本体内へ不
    活性ガスを供給する不活性ガス供給系と、同不活性ガス
    供給系内の圧力を検出する内部圧力センサと、前記貯槽
    内気相部の圧力を検出する第1の外部圧力センサと、前
    記照明ヘッド本体周辺外部の圧力を検出する第2の外部
    圧力センサと、前記内部圧力センサ、第1の外部圧力セ
    ンサ及び第2の外部圧力センサからの検出信号を比較判
    定して前記照明ランプへの通電を制御する制御装置とを
    具えていることを特徴とした可燃性液化ガス貯槽の内部
    照明装置。
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