JP2784770B2 - 人工関節 - Google Patents
人工関節Info
- Publication number
- JP2784770B2 JP2784770B2 JP63191132A JP19113288A JP2784770B2 JP 2784770 B2 JP2784770 B2 JP 2784770B2 JP 63191132 A JP63191132 A JP 63191132A JP 19113288 A JP19113288 A JP 19113288A JP 2784770 B2 JP2784770 B2 JP 2784770B2
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- JP
- Japan
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- stem
- cement
- artificial joint
- projection
- pin
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/30—Joints
- A61F2/32—Joints for the hip
- A61F2/36—Femoral heads ; Femoral endoprostheses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は股、膝、肘、肩などの関節を置換する人工関
節に関するものである。
節に関するものである。
人工関節を構成する部材には、骨の髄腔に挿入し固定
するステムがある。このステムを骨に対して強固に固定
するには、ステム自体を生体親和性のあるセラミック材
で構成したものや金属製ステム表面に水酸化アパタイト
などの生体活性質を被着したものなどが用いられてい
る。
するステムがある。このステムを骨に対して強固に固定
するには、ステム自体を生体親和性のあるセラミック材
で構成したものや金属製ステム表面に水酸化アパタイト
などの生体活性質を被着したものなどが用いられてい
る。
一方Co−Cr合金、チタン合金などの金属製ステムを髄
腔中に、予め骨セメントを充填したところに挿入して、
セメントにより固定する方法もとられている。
腔中に、予め骨セメントを充填したところに挿入して、
セメントにより固定する方法もとられている。
このうち、後者の骨セメントによりステムを固定する
方法は手術手技の容易性と初期固定性が良好なことから
現在も広く使用させている。
方法は手術手技の容易性と初期固定性が良好なことから
現在も広く使用させている。
ところが、上記骨セメントによるステムの固定では、
セメント自体が長期間にわたって性能低下を来し、特に
骨とステムとの間に存在するセメント層の厚さの不均一
さに起因して部分的に薄くなっている個所に生じた亀裂
がその周辺域にまで次々に伝幡してついには骨とステム
との接合性が破壊されルースニングが生じ、その結果人
工関節が人体中で機能しなくなるという不都合の発生す
る恐れが大きかった。
セメント自体が長期間にわたって性能低下を来し、特に
骨とステムとの間に存在するセメント層の厚さの不均一
さに起因して部分的に薄くなっている個所に生じた亀裂
がその周辺域にまで次々に伝幡してついには骨とステム
との接合性が破壊されルースニングが生じ、その結果人
工関節が人体中で機能しなくなるという不都合の発生す
る恐れが大きかった。
上記のようなルースニング現象が発生しないようにす
るため、人工関節を構成するステムと該ステムが挿入さ
れた骨との間隔を一定に保ちセメント層を均一にすべく
ステム表面にスペーサの役割を果し、且つ、アンカリン
グ（係合）作用をもたらすように、ステム表面との間に
セメントが入り込むための入込んだ空間を形成すべく末
広がり状をした大径の頭部を有する突起ピンを複数個装
着したことを特徴とする。
るため、人工関節を構成するステムと該ステムが挿入さ
れた骨との間隔を一定に保ちセメント層を均一にすべく
ステム表面にスペーサの役割を果し、且つ、アンカリン
グ（係合）作用をもたらすように、ステム表面との間に
セメントが入り込むための入込んだ空間を形成すべく末
広がり状をした大径の頭部を有する突起ピンを複数個装
着したことを特徴とする。
以下、図によって本発明実施例を具体的に説明する。
第１図には金属製のステムＳの先端部に骨頭球Ｋを具
備して成る人工関節Ｊを大腿骨Ｂの髄腔中に挿入した状
態を示すが、この人工関節Ｊの主体であるステムＳはCo
−Cr合金、チタン合金などの金属でもって作られ、適用
する股、膝、肘など部位に応じた大きさ、屈曲形状など
が決定される。図示したステムＳは大腿骨Ｂに挿入固定
するに適した屈曲を有し、このステムＳの表面の所要個
所には複数個の突起ピンＴが植立してある。
備して成る人工関節Ｊを大腿骨Ｂの髄腔中に挿入した状
態を示すが、この人工関節Ｊの主体であるステムＳはCo
−Cr合金、チタン合金などの金属でもって作られ、適用
する股、膝、肘など部位に応じた大きさ、屈曲形状など
が決定される。図示したステムＳは大腿骨Ｂに挿入固定
するに適した屈曲を有し、このステムＳの表面の所要個
所には複数個の突起ピンＴが植立してある。
この突起ピンＴをステムＳに植立せしめる手法として
は第２図の如くステムＳに螺合したり、第３図のように
テーパー嵌合によるか、あるいは第４図のように接着剤
Ｍによって突起ピンＴをステムＳにあけた孔に接着固定
したものであってもよい。また突起ピンＴの突起部の高
さＨは１〜5mm程度の高さでその形状としては、腕伏せ
型（第２図）、台形型（第３図）、球形型（第４図）な
ど、セメントが入り込むための入込んだ空間を形成すべ
く末広がり状をした大径の頭部を有する形状をしてお
り、この場合、ステムＳ表面と突起との間には入込んだ
空間Ｄが形成される形状のものがよい。
は第２図の如くステムＳに螺合したり、第３図のように
テーパー嵌合によるか、あるいは第４図のように接着剤
Ｍによって突起ピンＴをステムＳにあけた孔に接着固定
したものであってもよい。また突起ピンＴの突起部の高
さＨは１〜5mm程度の高さでその形状としては、腕伏せ
型（第２図）、台形型（第３図）、球形型（第４図）な
ど、セメントが入り込むための入込んだ空間を形成すべ
く末広がり状をした大径の頭部を有する形状をしてお
り、この場合、ステムＳ表面と突起との間には入込んだ
空間Ｄが形成される形状のものがよい。
これによって、ステムＳの表面形状が凹曲面、凸曲面
のいずれであれ、任意の自由曲面に対して植立可能とな
る。
のいずれであれ、任意の自由曲面に対して植立可能とな
る。
さらに、突起ピンＴをステムＳに螺着したり、テーパ
ー嵌合、接着固定するにあたって、例えばネジ込み量を
加減したり、テーパー角度を変えたものなどを使用する
ことによって突起の高さＨを調整することができる。
ー嵌合、接着固定するにあたって、例えばネジ込み量を
加減したり、テーパー角度を変えたものなどを使用する
ことによって突起の高さＨを調整することができる。
したがって、髄腔とステムＳとの間隙のバラツキも微
調整することができる。
調整することができる。
また、突起ピンＴの材質としてはステムＳと同一の金
属材が望ましいが、それに限らずセラミック製、プラス
チック製のものであってもよく、第１図に示したステム
Ｓを大腿骨Ｂに固定するセメントＣと同じ材質のポリメ
チルメタクリレートでもって突起ピンＴを形成しておく
ことによって、人体への装着後、突起ピンＴとセメント
Ｃとが良好に再結合して優れた結合状態をもたらすこと
ができる。なお、上記実施例では人工股関節について説
明したが、これに限らず他の膝、肘、肩などの関節を構
成するステムについても同様に適用できる。
属材が望ましいが、それに限らずセラミック製、プラス
チック製のものであってもよく、第１図に示したステム
Ｓを大腿骨Ｂに固定するセメントＣと同じ材質のポリメ
チルメタクリレートでもって突起ピンＴを形成しておく
ことによって、人体への装着後、突起ピンＴとセメント
Ｃとが良好に再結合して優れた結合状態をもたらすこと
ができる。なお、上記実施例では人工股関節について説
明したが、これに限らず他の膝、肘、肩などの関節を構
成するステムについても同様に適用できる。
叙上のように本発明によれば、ステムの表面に複数の
突起ピンを植立することによってスペーサの役割を果た
す突起が形成され、これら突起の高さを調整しておくこ
とによってステムが髄腔中に挿入され、セメント固定さ
れる場合、セメント層の厚さを均一とすることができ、
従って、セメントへの局所的な応力集中が緩和され、セ
メント層の破壊が回避され、これによってルーズニング
を防ぐことができる。
突起ピンを植立することによってスペーサの役割を果た
す突起が形成され、これら突起の高さを調整しておくこ
とによってステムが髄腔中に挿入され、セメント固定さ
れる場合、セメント層の厚さを均一とすることができ、
従って、セメントへの局所的な応力集中が緩和され、セ
メント層の破壊が回避され、これによってルーズニング
を防ぐことができる。
また、突起を設けるためにピンという形態を用いてい
るが、螺子嵌合などでピンをステムに固定するなどの手
段を用いることにより、突起の装着に手間がかからず、
容易に行える。
るが、螺子嵌合などでピンをステムに固定するなどの手
段を用いることにより、突起の装着に手間がかからず、
容易に行える。
さらに突起ピンが末広がり状をした大径の頭部を備え
るので、突起ピンによって形成される入込んだ空間に入
り込むことによって大きなアンカリング（係合）効果が
得られる。このように、より一層強固にセメント固定す
ることのできるステムをもった人工関節をもたらすこと
ができ、人類の福祉向上に寄与するところ大である。
るので、突起ピンによって形成される入込んだ空間に入
り込むことによって大きなアンカリング（係合）効果が
得られる。このように、より一層強固にセメント固定す
ることのできるステムをもった人工関節をもたらすこと
ができ、人類の福祉向上に寄与するところ大である。
第１図は本発明人工関節としての人工股関節を大腿骨に
装着した状態を示す破断面図、第２図、第３図及び第４
図はともに第１図におけるステムＳへの突起ピンＴの固
定構造例を示す部分断面図である。 J:人工関節 K:骨頭球 B:大腿骨 C:セメント T:突起ピン
装着した状態を示す破断面図、第２図、第３図及び第４
図はともに第１図におけるステムＳへの突起ピンＴの固
定構造例を示す部分断面図である。 J:人工関節 K:骨頭球 B:大腿骨 C:セメント T:突起ピン
Claims (1)
- 【請求項１】骨の髄腔内に挿入、固定されるステム表面
の所要箇所に、ステム表面との間にセメントが入り込む
ための入込んだ空間を形成すべく末広がり状をした大径
の頭部を有する複数の突起ピンが装着してあることを特
徴とする人工関節。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191132A JP2784770B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 人工関節 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191132A JP2784770B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 人工関節 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0241153A JPH0241153A (ja) | 1990-02-09 |
| JP2784770B2 true JP2784770B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=16269412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63191132A Expired - Fee Related JP2784770B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 人工関節 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2784770B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6190417B1 (en) | 1999-07-19 | 2001-02-20 | Kyocera Corporation | Femoral prosthesis device |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6045356A (ja) * | 1983-08-20 | 1985-03-11 | 住友電気工業株式会社 | 人工関節 |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP63191132A patent/JP2784770B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0241153A (ja) | 1990-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |