JPH04503181A

JPH04503181A - 人工股関節

Info

Publication number: JPH04503181A
Application number: JP3501015A
Authority: JP
Inventors: ペルッソン、ベント
Original assignee: アーベー　ボルボ
Priority date: 1989-11-30
Filing date: 1990-11-30
Publication date: 1992-06-11
Also published as: SE8904053D0; WO1991007932A1; EP0502086A1; SE8904053L

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】人二ｎ節本発明は、関節ソケット部を骨盤に固定するための固定手段を有する関節ソケット部、ボール部をそのボール部分が切り取られている大腿骨の断面に固定するための固定手段を有する関節ボール部から構成される股関節補綴に関する。

この種の多くの股関節においては、関節ボール部が中央大腿骨のキャビティ内に深く差し込まれるステンレススチール又はバイクリュームの長釘又はビンに接合されて、２つの成分のセメントの作用によりその中に固定される。釘又はビンは大きい機械的応力を受けるので、釘又はビンの疲労破壊は珍しくない。破壊は、それが大腿骨の端からビンの残っている部分にまで到達することが出来ないほど中央大腿骨キャビティの下の方でしばしば発生する。そのような状況でビンエンドを除去するために使用される外科的方法は大腿骨を通して横から、そして部分的にそのビン内に穴を開けることである。その後、ビンは上方に少し削られて、新しい穴が、上方に更に削られるビン内に開けられる。この手順は、ビンが大腿骨の露出端から引き出すことが出来るように十分に遠くに強制的に押し上げられるまで繰り返される。この種の外科的処置は５時間にもわたる、時間を消費し、そしてその結果、患者や外科のチームに対して厳しいストレスを与えることとなる。それ等は、熱論、高価でもある。

本発明の目的は、疲労により破壊されにくく、そして壊れたり、摩滅した構成要素を以前より速く、そして簡単に取り替えることが出来、そしてソケット部とボール部とを相互に正確な適合を簡単な方法で達成することが出来る股関節補綴を提供することである。

本発明によれば序文で説明されたタイプの股関節補綴においてこれは、ボール部関節の固定手段が大腿骨内の骨で受けられ、そして大腿骨と一体となるように設計されたチタン製の管状要素から構成され、そしてその管状要素は内部ネジ付きボアーを有し、そして要素が外科的に移植される時、ネジがボアー内にネジ込まれて、関節ボール部が管状要素に固定すると言う事実による達成される。

本発明と従来の既知技術との基本的な差は、後者が大腿骨キャビティ内でバイタリュームなどの生体親和性で無い材料の固定要素の接着を基本とするが１本発明は固定要素内でチタンなどの生体親和性材料を使用し、そしてその要素を大腿骨の顆状部分までボーア内の軸方向に挿入する考えに基づくので、固定要素は骨組織の新しい成長により大腿骨と一体となる。望ましくは内部ネジをもつ管状固定要素は、それでボール部又はボール部に接合された中間くさび状要素を大腿骨と一体の管状要素内にネジ込むことにより非常に簡単に関節ボール部を固定するのに使用することが可能となる。くさび状要素は標準規格ブロックの役目を果たし、そしてくさびの角度を変更することにより、ボール部と管状固定手段との間の角度が変更出来る。手術中にくさび角度を変更出来るようにすることにより、ソケット部内へのボール部の正確な適合を達成することが出来る。対応する方法においては、ソケット部は又、骨の成長を通じて骨盤内に埋め込まれるようになるチタン性のソケット状保持装置で製造することも出来るので、ソケット本体がその中に固定される。

本発明は添付の図で示される例を参考にして以下により詳細に説明する。ここで。

図１は一体化移植された状態における本発明による部分断面股関節補綴器を有する骨盤と大腿骨の部分を略図的に示し。

図２はより単純化された形態における補綴器の図１のものに対応する図を示し、そして図３は大腿骨のボール部を切り離すための取り付は具を示す。

一般に図１の番号ｌは骨盤の一部を示し、モして２は、平坦部表面３が形成されるように切断されている大腿骨の上部部分を示す。関節補綴器はチタン製の椀状保持装置５とソケット本体を形成する椀状ポリエチレン要素６から成るソケット４を有する。保持装置５は５つのチタン製ネジ７（３つが示されている）で骨盤内に形成されたキャビティ内にネジ止めされる。それは一体化させるための骨に対面するその表面上に外部溝８を有する。関節補綴器のボール部９はチタン又はステンレススチールの半球１０と縦方向断面においてくさび状をしたチタンプレート１１から構成される。

本発明によれば、関節ボール部９を大腿骨の露出部表面３に固定するために、外部及び内部ネジ付チューブ１２がチューブ内にネジ込まれるネジ１３と共に使用される。そのネジは又くさび状プレートｌｌ内のネジ付ボアー１４内にもネジ込まれ、そして半球１０内のネジ付ボアー内に順にネジ込まれるネジ付スタッド１５と一体化される。くさび状プレート１１と半球ｌＯはスタッド１５と同軸に配置され、そして半球１０とくさび状プレー）−１１間を締め付けるネジから一定の切断負荷を除去するように設計された間接触する満１６と隆起部１７を有する。ここで説明された関節の移植はおよそ４ケ月ぐらいの間隔を開けた二度の手術により行われる。最初の外科処置で、椀状チタン保持装置５はネジの働きにより骨盤内の適所にネジ止めされる。一体化する骨成長期中、ソケット部６は、ネジ７が埋め込まれるようにするために２−３ミリの厚みのポリエチレン椀状体により置き換えられる。

最初の手術時に、１６ミリ径の穴が大腿骨頭部の軸に沿って穴が開けられて、そしてチューブ１２がその穴にネジ込まれる。チューブ１２はその全長に沿って内部ネジを、そしてほぼその半分の長さ、即ち、構成要素が組み立てられた時、ネジ部１３を越えたところにある部分に沿ってせん孔を有する。せん孔は骨の成長を通じて大腿骨での最上の固定可能性を提供するように設計されている。

二回目の手術で、２−３ミリ厚の暫定的ポリエチレンソケット部は、開口部を有する多孔性ポリエチレンから成り、そしてＨＥＡＬＯＮをしみ込ませたソケット本体６で置き換えられる。椀状保持装置５は内方周辺エツジ５ａを有し、そしてソケット部６はそのエツジ５ａの後ろで単にスナップ化めすることにより適所に取付けられる。

関連構成要素を有する関節補綴器のボール部がチューブ１２上に取付けられる前に、大腿骨の頭部はチューブに対して直角に切断されて、チューブの上方端と同一面とならなければならない。このために取り付は具２０が図２で示されたタイプのものに関して使用される。取り付は具は、チューブ１２の下部端にネジ止めされるアーム２１、そのアーム２１と切断により露出されるチューブの端面１２ｂと平行な表面２４を有するプレート２３にネジ止めされたネジ付スタッドボルト２２から構成され、この表面２４は、切断が行われる基準面を形成する。ネジ付スタッドボルト２２はアーム２１からの種々の距離にプレート２３を調整することが出来、それで異なる長さのチ１−プ１２にそれを適応させることが出来る。

大腿骨の頭部が切断された後、くさび状プレート１１が患者の特定解剖部に適するように選択される。望ましくは、くさび状プレートの類別は少なくとも１５度から２５度のくさび角度で利用可能である０図１で示された例においては、くさび角度は２０度である。くさび角度以外の他のパラメータ、例えばスタッド１５の中心軸やくさび状プレート１１の厚みは、ボール部やソケット部間の最適適合性を達成するために変更可能である。くさび状プレート１１は、骨の表面３に対してくさび状プレート１１を最終的に締込むことが出来るようにその下部端にネジ回し用の溝を有するネジ１３の働きにより骨の切断表面３に対して確実にネジ止めされる。表面３と接触しているプレート１１の下面は骨との一体化を促進するために歯又は溝で提供されている。半球ｌＯは、くさび状プレート１１がチューブに固定される前に、或はその後にくさび状プレート１１上にネジ止めされることが出来る。

図１に示されるように、くさび状プレートは片面に球状曲面１１ａを有し、半球の連続表面を形成して、広い範囲の関節接合を提供する。

図２は股関節補綴器の単純モデルを示す。図１のこれらに対応する詳細は図１と同じ参照番号で与えられる。図２における補綴器はくさびを持たない点において上述のものと異なる。その代わりにボール部ｌＯとネジ部１３は一体に作られている。ボール部とネジ部１３間の移行において、頚部３１を通じてボール部１０への滑らかな移行を有するプレート３０が設けられている。この形態は十分な関節接合を確保する。

本発明は股関節における構成要素の全てに関して非常に確実な固定を提供し、そしてそれと同時に、摩滅し易い構成要素、例えば、ポリエチレン製ソケット部やボール部などの取り替えを容易にする。

ＦＩＧ、３国際調査報告１６□＋＋＋Ｉ　Ａ＋＋１１＋＋Ｍ−ｍ　−ｐｒ工ｌ＜ＣＯｎ／ｎｎ７０Ｊｌｍ □Ｈ−−ＩｈＬＰＣＴ／ＳＥ　９０１００７９４国際調査報告

Claims

【特許請求の範囲】

１．関節ソケット部を骨盤に固定するための固定手段を有する関節ソケット部と、ボール部をそのボール部分が切り取られている大腿骨の断面に固定するための固定手段を有する関節ボール部とから構成される股関節補綴器において、関節ボール部（１０）の固定手段は大腿骨内のボアー内で受けられそしてその大腿骨と一体となるように設計されたチタン製の管状要素から構成され、その管状要素（１２）は内部ネジ付ボアーを有し、そしてその要素が外科的に移植される時、ネジはボアー内にネジ込まれて、関節ボールを管状要素に固定することを特徴とする関節補綴器。
２．ネジ部（１３）は大腿骨の断面端面に対して縦断面でくさび形状をしているチタン固定プレート（１１）を保持し、そしてボール部（１０）はくさび状固定プレートに固定されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の関節補綴器。
３．くさび状要素（１１）とボール部（１０）はネジ締付け具（１５）を介して互いに接合され、そしてネジ締め付け具から剪断力荷重を取り除くように設計された間接触側面（１６，１７）を有することを特徴とする請求の範囲第３項に記載の関節補綴器。
４．ネジ締付け具はくさび状プレート（１１）或はボール部（１０）のいずれかに接合されたネジ付スタッド（１５）により形成され、そのスタッドは前記要素の他方のネジ付ボアー内に挿入され、そして間接触溝（１６）と隆起部（１７）がスタッドとボア−周りに同心円的にプレートとボール部面に配置されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の関節補綴器。
５．管状要素（１２）は外部にネジ部を有し、そして大腿骨内にネジ止めされるようになっていることを特徴とする請求の範囲第１，２，３，４項のいずれかに記載の関節補綴器。
６．管状要素（１２）は、くさび状固定プレート（１１）が適所にネジ込まれると、挿入されたネジ部（１３）を越えたところにあるその長さ部分に穴が開けられていることを特徴とする請求の範囲第１，２，３，４項のいずれかに記載の関節補綴器。
７．ソケット部（４）は骨盤と一体化するようになっているチタンから成る構成要素（５）を有することを特徴とする請求の範囲第１，２，３，４，５，６項のいずれかに記載の関節補綴器。
８．ソケット部は骨盤に確実にネジ止めされて、一体となるようにされたチタンソケット部（５）から構成され、そしてポリエチレンソケット形状の離張り（６）はチタンソケットに固定されることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の関節補綴器。
９．チタンソケット部（５）は、その後ろにソケット状裏弧りがスナップ止めされる内方エッジ（５ａ）を有することを特徴とする請求の範囲第８項に記載の関節補綴器。
１０．請求の範囲第１から９項のいずれかに記載の股関節複線の外科的移植中に大腿骨の頭部を切断するために使用する装置において、支持体（２１）は管状チタン要素（１２）の自由端に固定出来、その支持体は設定手段（２２）を介して取り付け具（２３）に接合され、その働きにより、取り付け具は内部チユーブ端（１２ｂ）と同一面に設定可能となることを特徴とする切断装置。
１１．支持体（２１）は、管状要素（１２）の自由端に確実にネジ止め出来るアーム（２１）であり、設定手段は管状要素に平行に延長され、そして種々の位置で支持体（２１）に固定することが出来る要素（２２）から構成され、そして取り付け具は前記アームにより保持され、そしてその設定手段の働きにより、内部チューブ端（１２ｂ）と同一面となるように設定可能である表面（２４）を有するプレート（２３）により形成されることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の切断装置。