JP2783435B2 - 高粘性材料塗付装置 - Google Patents
高粘性材料塗付装置Info
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- JP2783435B2 JP2783435B2 JP1305544A JP30554489A JP2783435B2 JP 2783435 B2 JP2783435 B2 JP 2783435B2 JP 1305544 A JP1305544 A JP 1305544A JP 30554489 A JP30554489 A JP 30554489A JP 2783435 B2 JP2783435 B2 JP 2783435B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高粘性材料を基材に塗付する装置にかかる
ものである。
ものである。
(従来技術) 従来、セメントモルタルとかプラスター、湿式耐火被
覆材等のような粘度の高い材料を厚めに塗付しようとす
る場合は鏝塗り工法のようにその材料を擦り付けて下地
に付着させるか、もしくは吹き付け工法のように材料を
空気の圧力で下地にたたきつけることで付着塗付するの
が常であった。
覆材等のような粘度の高い材料を厚めに塗付しようとす
る場合は鏝塗り工法のようにその材料を擦り付けて下地
に付着させるか、もしくは吹き付け工法のように材料を
空気の圧力で下地にたたきつけることで付着塗付するの
が常であった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、鏝塗りの場合は人間の手で材料を少し
ずつ取りながら塗っていくため作業効率が悪く、またそ
の作業にあっては特殊な技能を要求されるため、人手不
足に悩まされることも多かった。一方、吹き付け工法に
おいては、連続作業を行なえるため鏝塗り工法と比較し
て作業効率が良い反面、材料の飛散があり、周りを汚し
たり、材料の飛散による損失があったり、あるいは塗付
厚みのばらつきが生じる等の問題があった。
ずつ取りながら塗っていくため作業効率が悪く、またそ
の作業にあっては特殊な技能を要求されるため、人手不
足に悩まされることも多かった。一方、吹き付け工法に
おいては、連続作業を行なえるため鏝塗り工法と比較し
て作業効率が良い反面、材料の飛散があり、周りを汚し
たり、材料の飛散による損失があったり、あるいは塗付
厚みのばらつきが生じる等の問題があった。
(問題点を解決するための方法) このような問題点を解決するために、本発明者らは上
記のような高粘性材料を振動によって下地に塗付する装
置を発明した。以下、本発明について実施例をもって説
明する。実施例1は第1図に示すような機構からなって
いる。すなわち、圧送ポンプより連続的に送られてくる
材料を導入する材料導入部a、流れてくる材料の容積に
応じて回転する速度が変化する容量流量計における機
構、例えば、第4図のベーンモーターからなるi、その
回転を車輪1に伝えるギアj、k、材料導入部を通り扇
形に広がった材料の幅を決める塗り付け側板b、塗り付
け側板の幅になった材料を押し付け塗付する振動押し付
け板c、震動押し付け板に振動を与えるエアーバイブレ
ーターd、エアーバイブレーターに空気を導入するエア
ホースe、振動押し付け板の支点軸であるf、振動押し
付け板のストッパーgよりなる高粘性材料塗付装置であ
る。
記のような高粘性材料を振動によって下地に塗付する装
置を発明した。以下、本発明について実施例をもって説
明する。実施例1は第1図に示すような機構からなって
いる。すなわち、圧送ポンプより連続的に送られてくる
材料を導入する材料導入部a、流れてくる材料の容積に
応じて回転する速度が変化する容量流量計における機
構、例えば、第4図のベーンモーターからなるi、その
回転を車輪1に伝えるギアj、k、材料導入部を通り扇
形に広がった材料の幅を決める塗り付け側板b、塗り付
け側板の幅になった材料を押し付け塗付する振動押し付
け板c、震動押し付け板に振動を与えるエアーバイブレ
ーターd、エアーバイブレーターに空気を導入するエア
ホースe、振動押し付け板の支点軸であるf、振動押し
付け板のストッパーgよりなる高粘性材料塗付装置であ
る。
ここで、振動押し付け板に振動を与えるバイブレータ
ーとしてエアーバイブレーターの代わりに電動式バイブ
レーター等を用いてもよい。電動式バイブレーターの際
は、エアホースeは電気コードとなる。
ーとしてエアーバイブレーターの代わりに電動式バイブ
レーター等を用いてもよい。電動式バイブレーターの際
は、エアホースeは電気コードとなる。
(作用) 本発明の高粘性材料塗付装置は、まず材料導入部aに
圧送ポンプによって連続的に送られてきた高粘性材料が
続いて塗り付け側板bによって一定の幅に整えられる。
一方この時、エアホースeを通して圧縮空気を送り、エ
アーバイブレーターdを振動させるとその振動がエアー
バイブレーターに密着して取り付けられている振動押し
付け板cに伝わる。ここで、先の高粘性材料が、fの軸
を支点として振動する振動押し付け板cによって塗付下
地面hに対して叩きつけられることになる。
圧送ポンプによって連続的に送られてきた高粘性材料が
続いて塗り付け側板bによって一定の幅に整えられる。
一方この時、エアホースeを通して圧縮空気を送り、エ
アーバイブレーターdを振動させるとその振動がエアー
バイブレーターに密着して取り付けられている振動押し
付け板cに伝わる。ここで、先の高粘性材料が、fの軸
を支点として振動する振動押し付け板cによって塗付下
地面hに対して叩きつけられることになる。
このとき、容積流量計における機構、例えば第4図の
ベーンモーターを材料導入部(a)の途中に組み込んで
いるため、材料の吐出量に合わせてギアjの回転速度が
変化する。jとkのギア比を変化させることによって、
一定容積の材料が吐出された時一定距離を移動するよう
になっている。
ベーンモーターを材料導入部(a)の途中に組み込んで
いるため、材料の吐出量に合わせてギアjの回転速度が
変化する。jとkのギア比を変化させることによって、
一定容積の材料が吐出された時一定距離を移動するよう
になっている。
すなわち、吐出量に応じて所望の速度で移動し、連続
的に高粘度材料塗付下地面に付着させながら、一定の厚
みで塗り付けることが容易にできる。
的に高粘度材料塗付下地面に付着させながら、一定の厚
みで塗り付けることが容易にできる。
以下に本発明の他の実施例を述べるが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
らに限定されるものではない。
(実施例2) 第5図に本発明の実施例を示した。これは、第1図の
高粘性材料塗付装置の材料導入部aの上面に把手mを設
けて塗付作業時にスムーズに動くようにしたものであ
る。
高粘性材料塗付装置の材料導入部aの上面に把手mを設
けて塗付作業時にスムーズに動くようにしたものであ
る。
(実施例3) 第6図に本発明のさらに他の実施例を示した。これ
は、第1図の高粘性材料塗付装置の振動押し付け板cの
下面に凹凸状のパターンnを設けて、高粘性材料の塗付
を行った際、材料表面に凹凸状のパターンを形成させる
ものである。
は、第1図の高粘性材料塗付装置の振動押し付け板cの
下面に凹凸状のパターンnを設けて、高粘性材料の塗付
を行った際、材料表面に凹凸状のパターンを形成させる
ものである。
(実施例4) 第7図に本発明のさらに他の実施例を示した。これ
は、第1図の高粘性材料塗付装置の両方の塗り付け側板
bの間にドクターブレードoを橋渡して設け、このドク
ターブレードoの高さの調節により、高粘性材料の塗付
を行った際、材料表面を更に平滑にするものである。
は、第1図の高粘性材料塗付装置の両方の塗り付け側板
bの間にドクターブレードoを橋渡して設け、このドク
ターブレードoの高さの調節により、高粘性材料の塗付
を行った際、材料表面を更に平滑にするものである。
(実施例5) 第8図に本発明の他の実施例を示した。これは、第1
図の高粘性材料塗付装置の両方の塗り付け側板bの間に
押しつけローラーpを橋渡して設け、この押しつけロー
ラーpの高さの調節により、高粘性材料の塗付を行った
際、材料表面を平滑にする。また、ローラーに各種のパ
ターン模様を付与しておけば材料表面に模様が形成され
る。
図の高粘性材料塗付装置の両方の塗り付け側板bの間に
押しつけローラーpを橋渡して設け、この押しつけロー
ラーpの高さの調節により、高粘性材料の塗付を行った
際、材料表面を平滑にする。また、ローラーに各種のパ
ターン模様を付与しておけば材料表面に模様が形成され
る。
(効果) 本発明の高粘性材料塗付装置は、連続的に一定の幅と
厚みに高粘性材料を塗付することができ、しかも振動に
よる圧力作用で下地に塗付させる機能を有しているた
め、床のような下向き作業面はもちろん、壁のような垂
直面や天井ような上向き作業面に対しても塗付作業が可
能である。また、簡単な調整や塗付装置の大きさを変え
ることで塗付材料の幅や厚みを自由に調整できる利点が
ある。また、構造が簡単であるため重量が軽く、作業性
が良い。連続的に一定の幅で高粘性材料を塗付すること
ができる。
厚みに高粘性材料を塗付することができ、しかも振動に
よる圧力作用で下地に塗付させる機能を有しているた
め、床のような下向き作業面はもちろん、壁のような垂
直面や天井ような上向き作業面に対しても塗付作業が可
能である。また、簡単な調整や塗付装置の大きさを変え
ることで塗付材料の幅や厚みを自由に調整できる利点が
ある。また、構造が簡単であるため重量が軽く、作業性
が良い。連続的に一定の幅で高粘性材料を塗付すること
ができる。
第1図は実施例1の塗付装置の正面図、第2図は実施例
1の塗付装置の側面図、第3図は実施例1の塗付装置の
平面図、第4図はベーンモーター内部機構断面図、第5
図は実施例2の塗付装置の正面図、第6図は実施例3の
塗付装置の正面図、第7図は実施例4の塗付装置の正面
図、第8図は実施例5の塗付装置の正面図を表す。 記号の説明 a:材料導入部 b:塗り付け側板 c:振動押し付け板 d:バイブレーター e:エアホース f:振動押し付け板の支点軸 g:ストッパー h:塗付下地 i:ベーンモーター j:ギア k:ギア l:車輪 m:把手 n:凹凸状のパターン o:ドクターブレード p:押しつけローラー
1の塗付装置の側面図、第3図は実施例1の塗付装置の
平面図、第4図はベーンモーター内部機構断面図、第5
図は実施例2の塗付装置の正面図、第6図は実施例3の
塗付装置の正面図、第7図は実施例4の塗付装置の正面
図、第8図は実施例5の塗付装置の正面図を表す。 記号の説明 a:材料導入部 b:塗り付け側板 c:振動押し付け板 d:バイブレーター e:エアホース f:振動押し付け板の支点軸 g:ストッパー h:塗付下地 i:ベーンモーター j:ギア k:ギア l:車輪 m:把手 n:凹凸状のパターン o:ドクターブレード p:押しつけローラー
Claims (1)
- 【請求項1】材料導入部と、材料導入部先端の開口部か
ら供給された高粘性材料を一定幅に整えるために併設し
た塗り付け側板、上部にバイブレーターを装着し、回動
自由となるように一端が固定され、振動により材料を押
し付ける振動押し付け板、及び装置全体を支え、推進力
を与える車輪からなり、さらに、材料導入部先端の開口
部の手前に容積流量計が設けられており、この容積流量
計の回転力が車輪に伝達される機構を持つ高粘性材料塗
付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1305544A JP2783435B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 高粘性材料塗付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1305544A JP2783435B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 高粘性材料塗付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04166259A JPH04166259A (ja) | 1992-06-12 |
JP2783435B2 true JP2783435B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=17946439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1305544A Expired - Fee Related JP2783435B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 高粘性材料塗付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2783435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3347088B2 (ja) | 1999-02-12 | 2002-11-20 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 関連情報検索方法およびシステム |
JP6950946B2 (ja) * | 2017-10-27 | 2021-10-13 | オート化学工業株式会社 | 塗布装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62125159A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-06-06 | 大成建設株式会社 | 混合流体のライニング装置 |
JPS63315169A (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-22 | Takashi Yonehara | 振動式塗布装置 |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP1305544A patent/JP2783435B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04166259A (ja) | 1992-06-12 |
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Legal Events
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