JP2783402B2 - パワーステアリングアッセンブリ - Google Patents
パワーステアリングアッセンブリInfo
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- JP2783402B2 JP2783402B2 JP8130337A JP13033796A JP2783402B2 JP 2783402 B2 JP2783402 B2 JP 2783402B2 JP 8130337 A JP8130337 A JP 8130337A JP 13033796 A JP13033796 A JP 13033796A JP 2783402 B2 JP2783402 B2 JP 2783402B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve core
- tubular
- sleeve
- tubular member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
- B62D5/08—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
- B62D5/083—Rotary valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛の操舵用の油
圧式パワーステアリングアッセンブリに関し、更に詳細
には、油圧式パワーステアリングアッセンブリの振動で
生じたノイズを減衰させるための減衰リングアッセンブ
リに関する。
圧式パワーステアリングアッセンブリに関し、更に詳細
には、油圧式パワーステアリングアッセンブリの振動で
生じたノイズを減衰させるための減衰リングアッセンブ
リに関する。
【0002】
【従来の技術】車輛の操舵用の油圧式パワーステアリン
グアッセンブリは周知である。一つの一般的な種類の油
圧式パワーステアリングアッセンブリは、車輛を操舵す
るためラックを長手方向に移動自在に支持するハウジン
グを持つ補力式ラックアンドピニオン型ステアリングア
ッセンブリである。ハウジング内には、油圧式制御弁が
設けられている。制御弁は、車輛のハンドルに連結され
た入力シャフトの回転に応答し、ラックを移動するピス
トンが入った油圧シリンダへの油圧流体の流れを調節す
る。制御弁は弁コア及び弁スリーブを含み、これらは、
互いに対して回転するように支持されており、これらの
表面は、弁アッセンブリを通る油圧流体流路を構成す
る。
グアッセンブリは周知である。一つの一般的な種類の油
圧式パワーステアリングアッセンブリは、車輛を操舵す
るためラックを長手方向に移動自在に支持するハウジン
グを持つ補力式ラックアンドピニオン型ステアリングア
ッセンブリである。ハウジング内には、油圧式制御弁が
設けられている。制御弁は、車輛のハンドルに連結され
た入力シャフトの回転に応答し、ラックを移動するピス
トンが入った油圧シリンダへの油圧流体の流れを調節す
る。制御弁は弁コア及び弁スリーブを含み、これらは、
互いに対して回転するように支持されており、これらの
表面は、弁アッセンブリを通る油圧流体流路を構成す
る。
【0003】制御弁内の油圧流体の加圧流れは、弁コア
と弁スリーブとの間の望ましからぬ揺動により、弁アッ
センブリに振動を生じる。制御弁の振動は、車輛の乗員
に聞こえる程のノイズを発生する。弁コアと弁スリーブ
との間の望ましからぬ揺動を最小にし、ステアリング装
置が発生する可聴ノイズを最小にするのが望ましい。
と弁スリーブとの間の望ましからぬ揺動により、弁アッ
センブリに振動を生じる。制御弁の振動は、車輛の乗員
に聞こえる程のノイズを発生する。弁コアと弁スリーブ
との間の望ましからぬ揺動を最小にし、ステアリング装
置が発生する可聴ノイズを最小にするのが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、弁コ
アと弁スリーブとの間の望ましからぬ揺動を最小にし、
ステアリング装置が発生する可聴ノイズを最小にするこ
とである。
アと弁スリーブとの間の望ましからぬ揺動を最小にし、
ステアリング装置が発生する可聴ノイズを最小にするこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転自在の入
力部材、回転自在の出力部材、及び入力部材及び出力部
材を軸線を中心として互いに対して回転するように支持
するハウジングとを有する油圧式パワーステアリング装
置である。この装置は、弁コア及び弁スリーブからなる
油圧弁を有する。弁コアは円筒形表面を有し、出力部材
及び弁スリーブに対し、入力部材とともに回転するよう
にハウジング内に支持されている。弁スリーブは、弁コ
アの円筒形表面と隣接した円筒形表面を有し、入力部材
及び弁コアに対し、出力部材とともに回転するようにハ
ウジング内に支持されている。弁は、弁コア及び弁スリ
ーブが所定の第1相対位置にある中央状態を有する。
力部材、回転自在の出力部材、及び入力部材及び出力部
材を軸線を中心として互いに対して回転するように支持
するハウジングとを有する油圧式パワーステアリング装
置である。この装置は、弁コア及び弁スリーブからなる
油圧弁を有する。弁コアは円筒形表面を有し、出力部材
及び弁スリーブに対し、入力部材とともに回転するよう
にハウジング内に支持されている。弁スリーブは、弁コ
アの円筒形表面と隣接した円筒形表面を有し、入力部材
及び弁コアに対し、出力部材とともに回転するようにハ
ウジング内に支持されている。弁は、弁コア及び弁スリ
ーブが所定の第1相対位置にある中央状態を有する。
【0006】本装置は、弁コアの弁スリーブに対する振
動により生じるノイズを減衰するためのノイズ減衰手段
を有する。このノイズ減衰手段は、弁コアと弁スリーブ
との間を周方向に延びる減衰リングアッセンブリからな
る。減衰リングアッセンブリは、互いから半径方向に間
隔を隔てられた第1及び第2の管状部材を有し、これら
の管状部材はその間に環状部分を構成する。第1及び第
2の管状部材の各々一つは、弁コア及び弁スリーブのう
ちの夫々1つとともに回転するように連結されている。
環状部分には、突起が配置されており、この突起は、第
1管状部材にこの第1管状部材とともに回転するように
連結されている。環状部分には、エラストマー部材が配
置されており、このエラストマー部材は、第2管状部材
にこの第2管状部材ともに回転するように連結されてい
る。突起は、弁が中央状態にあるとき、エラストマー部
材から間隔を隔てられている。突起は、弁が中央状態か
ら移動するとき、エラストマー部材と係合して回転力を
突起とエラストマー部材との間で伝達でき、これによっ
て、第1及び第2の管状部材間で回転力を伝達できる。
動により生じるノイズを減衰するためのノイズ減衰手段
を有する。このノイズ減衰手段は、弁コアと弁スリーブ
との間を周方向に延びる減衰リングアッセンブリからな
る。減衰リングアッセンブリは、互いから半径方向に間
隔を隔てられた第1及び第2の管状部材を有し、これら
の管状部材はその間に環状部分を構成する。第1及び第
2の管状部材の各々一つは、弁コア及び弁スリーブのう
ちの夫々1つとともに回転するように連結されている。
環状部分には、突起が配置されており、この突起は、第
1管状部材にこの第1管状部材とともに回転するように
連結されている。環状部分には、エラストマー部材が配
置されており、このエラストマー部材は、第2管状部材
にこの第2管状部材ともに回転するように連結されてい
る。突起は、弁が中央状態にあるとき、エラストマー部
材から間隔を隔てられている。突起は、弁が中央状態か
ら移動するとき、エラストマー部材と係合して回転力を
突起とエラストマー部材との間で伝達でき、これによっ
て、第1及び第2の管状部材間で回転力を伝達できる。
【0007】本発明の好ましい実施例では、弁コアは、
突起がエラストマー部材と係合する前に、弁スリーブに
対して最大約0.5°回転できる。従って、弁が中央状
態又は中央状態の近くにあるとき、減衰リングアッセン
ブリは、操舵装置への運転者の入力と操舵装置が提供す
る補力量との間の関係に影響を及ぼさない。
突起がエラストマー部材と係合する前に、弁スリーブに
対して最大約0.5°回転できる。従って、弁が中央状
態又は中央状態の近くにあるとき、減衰リングアッセン
ブリは、操舵装置への運転者の入力と操舵装置が提供す
る補力量との間の関係に影響を及ぼさない。
【0008】本発明のこの他の特徴は、本発明が属する
技術分野の当業者には、添付図面を参照して以下の説明
を読むことによって明らかになるであろう。
技術分野の当業者には、添付図面を参照して以下の説明
を読むことによって明らかになるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、車輛を操舵するための
油圧式パワーステアリングアッセンブリに関する。本発
明は、ラックアンドピニオン型ステアリングアッセンブ
リやウォーム歯車型ステアリングアッセンブリを含む種
々の油圧式パワーステアリングアッセンブリ構造に適用
できる。本発明を代表するものとして、図1は、油圧補
力式ラックアンドピニオン型ステアリングアッセンブリ
10を示す。ステアリングアッセンブリ10は、車輛の
操舵可能なホイール(図示せず)を廻して車輛の操舵を
行うように作動できる。
油圧式パワーステアリングアッセンブリに関する。本発
明は、ラックアンドピニオン型ステアリングアッセンブ
リやウォーム歯車型ステアリングアッセンブリを含む種
々の油圧式パワーステアリングアッセンブリ構造に適用
できる。本発明を代表するものとして、図1は、油圧補
力式ラックアンドピニオン型ステアリングアッセンブリ
10を示す。ステアリングアッセンブリ10は、車輛の
操舵可能なホイール(図示せず)を廻して車輛の操舵を
行うように作動できる。
【0010】ステアリングアッセンブリ10は、以下に
詳細に説明する減衰リングアッセンブリ150を含む。
減衰リングアッセンブリ150が設けられていることを
除くと、ステアリングアッセンブリ10は、細長いラッ
ク32をラックの長手方向軸線34に沿って移動するよ
うに支持するラックハウジング11を含む米国特許第
5,213,174号に示す種類の装置である。ラック
32は、複数のラック歯36を有する。ラック32の両
端部分(図示せず)は、車輛用ステアリングリンクによ
って車輛の操舵可能なホイールに周知の方法で連結され
ている。
詳細に説明する減衰リングアッセンブリ150を含む。
減衰リングアッセンブリ150が設けられていることを
除くと、ステアリングアッセンブリ10は、細長いラッ
ク32をラックの長手方向軸線34に沿って移動するよ
うに支持するラックハウジング11を含む米国特許第
5,213,174号に示す種類の装置である。ラック
32は、複数のラック歯36を有する。ラック32の両
端部分(図示せず)は、車輛用ステアリングリンクによ
って車輛の操舵可能なホイールに周知の方法で連結され
ている。
【0011】ステアリングアッセンブリ10は、制御弁
アッセンブリ12を含む。制御弁アッセンブリ12は、
長手方向軸線42を有する円筒形の鋼製管状部材40を
含む。鋼製管状部材40は、軸線42上に中心を持つ円
形の上開口部45を取り囲む環状の上面44を有する。
環状の下面46は、軸線42上に中心を持つ円形の下開
口部47を取り囲む。鋼製管状部材40は外面48を有
し、この外面は、鋼製管状部材40の上端と下端との間
の所定の位置に環状部分50を有する。
アッセンブリ12を含む。制御弁アッセンブリ12は、
長手方向軸線42を有する円筒形の鋼製管状部材40を
含む。鋼製管状部材40は、軸線42上に中心を持つ円
形の上開口部45を取り囲む環状の上面44を有する。
環状の下面46は、軸線42上に中心を持つ円形の下開
口部47を取り囲む。鋼製管状部材40は外面48を有
し、この外面は、鋼製管状部材40の上端と下端との間
の所定の位置に環状部分50を有する。
【0012】鋼製管状部材40は、油圧流体を鋼製管状
部材に流入させたり流出させたりするためのポート58
を有する。鋼製管状部材40に設けられたポート58の
各々には、フレアナット59が溶接してある。フレアナ
ット59は、図1に概略に示す油圧ラインを鋼製管状部
材40に連結するために設けられている。油圧供給ライ
ン60は、ポンプ16及び油圧リザーバ64を鋼製管状
部材40の一つのポート58に連結する。油圧排出ライ
ン66は、別のポート58をリザーバに連結する。一対
の油圧ライン70は、一対のポート58の各々を油圧シ
リンダ14内のピストン76の両側の作用チャンバ72
及び74に夫々連結する。ピストンロッド78は、ラッ
ク32に連結されている。
部材に流入させたり流出させたりするためのポート58
を有する。鋼製管状部材40に設けられたポート58の
各々には、フレアナット59が溶接してある。フレアナ
ット59は、図1に概略に示す油圧ラインを鋼製管状部
材40に連結するために設けられている。油圧供給ライ
ン60は、ポンプ16及び油圧リザーバ64を鋼製管状
部材40の一つのポート58に連結する。油圧排出ライ
ン66は、別のポート58をリザーバに連結する。一対
の油圧ライン70は、一対のポート58の各々を油圧シ
リンダ14内のピストン76の両側の作用チャンバ72
及び74に夫々連結する。ピストンロッド78は、ラッ
ク32に連結されている。
【0013】制御弁アッセンブリ12は、入力シャフト
80、ピニオン82、トーションバー84、及び制御弁
86を更に有する。入力シャフト80は、車輛のハンド
ル(図示せず)に従って回転するように連結されてい
る。入力シャフト80は、車輛のハンドルの回転に応じ
て軸線42を中心として回転するように鋼製管状部材4
0内に支持されている。入力シャフト80は円筒形の外
面を有し、この外面には、四つの凹所88が縁部90に
よって形成されている。凹所88は、軸線42を中心と
して間隔を周方向に90°隔てられた位置に中心を持
つ。
80、ピニオン82、トーションバー84、及び制御弁
86を更に有する。入力シャフト80は、車輛のハンド
ル(図示せず)に従って回転するように連結されてい
る。入力シャフト80は、車輛のハンドルの回転に応じ
て軸線42を中心として回転するように鋼製管状部材4
0内に支持されている。入力シャフト80は円筒形の外
面を有し、この外面には、四つの凹所88が縁部90に
よって形成されている。凹所88は、軸線42を中心と
して間隔を周方向に90°隔てられた位置に中心を持
つ。
【0014】ピニオン82は、ラック32のラック歯3
6と噛み合い係合したピニオン歯92からなるアレイを
有する。ピニオン82は、ベアリング94で、軸線42
を中心として回転自在に支持されている。ベアリング9
4は、ピニオン82の端部に設けられたナット96によ
って、鋼製管状部材40の環状の下面46に対して保持
されている。
6と噛み合い係合したピニオン歯92からなるアレイを
有する。ピニオン82は、ベアリング94で、軸線42
を中心として回転自在に支持されている。ベアリング9
4は、ピニオン82の端部に設けられたナット96によ
って、鋼製管状部材40の環状の下面46に対して保持
されている。
【0015】トーションバー84は軸線42に沿って延
びており、入力シャフト80をピニオン82に連結す
る。トーションバー84により、入力シャフト80及び
ピニオン82を操舵トルクに応じて互いに対して僅かに
回転させることができる。
びており、入力シャフト80をピニオン82に連結す
る。トーションバー84により、入力シャフト80及び
ピニオン82を操舵トルクに応じて互いに対して僅かに
回転させることができる。
【0016】制御弁86は弁コア98を含む。弁コア9
8は入力シャフト80の部分であり、入力シャフトに設
けられた凹所88及び縁部90を含む。かくして、入力
シャフト80の円筒形の外面が弁コア98の円筒形の外
面を形成する。
8は入力シャフト80の部分であり、入力シャフトに設
けられた凹所88及び縁部90を含む。かくして、入力
シャフト80の円筒形の外面が弁コア98の円筒形の外
面を形成する。
【0017】制御弁86は、更に、円筒形弁スリーブ1
00を含む。弁スリーブ100はピニオン82に連結さ
れており、ピニオンとともに弁コア98に対して回転す
る。弁スリーブ100は、弁コア98の円筒形の外面と
隣接した円筒形の内面を有し、この内面には、複数の凹
所102が形成されている。弁スリーブ100の外面に
は、複数の環状溝104及び凹所106が設けられてい
る。
00を含む。弁スリーブ100はピニオン82に連結さ
れており、ピニオンとともに弁コア98に対して回転す
る。弁スリーブ100は、弁コア98の円筒形の外面と
隣接した円筒形の内面を有し、この内面には、複数の凹
所102が形成されている。弁スリーブ100の外面に
は、複数の環状溝104及び凹所106が設けられてい
る。
【0018】好ましくは水素化ニトリルブチルゴム製の
複数のO−リングシール108が溝104に配置されて
いる。シール108は、凹所106間の流体流れを遮断
する。図2に一つだけ示す複数の通路109は、弁スリ
ーブ100の外面に設けられた特定の凹所106を弁ス
リーブ100の内面に設けられた特定の凹所102と相
互連結する。かくして、通路109、弁スリーブ100
に設けられた凹所106及び102、及び入力シャフト
80に設けられた凹所88が、制御弁86を通る油圧流
体流路をポート58間に構成する。
複数のO−リングシール108が溝104に配置されて
いる。シール108は、凹所106間の流体流れを遮断
する。図2に一つだけ示す複数の通路109は、弁スリ
ーブ100の外面に設けられた特定の凹所106を弁ス
リーブ100の内面に設けられた特定の凹所102と相
互連結する。かくして、通路109、弁スリーブ100
に設けられた凹所106及び102、及び入力シャフト
80に設けられた凹所88が、制御弁86を通る油圧流
体流路をポート58間に構成する。
【0019】制御弁86は、上油圧シール110と下油
圧シール112との間に形成されたチャンバ内に鋼製管
状部材40で支持されている。上下の油圧シール110
及び112は、油圧流体がチャンバから鋼製管状部材4
0の上下の開口部45及び47に向かって軸線方向に流
れないようにする。上下の油圧シール110及び112
は、好ましくは、水素化ニトリルブチルゴム製である。
キャップ118は、鋼製管状部材40の下端(図1で見
た場合の下端)をラックハウジング11に固定する。
圧シール112との間に形成されたチャンバ内に鋼製管
状部材40で支持されている。上下の油圧シール110
及び112は、油圧流体がチャンバから鋼製管状部材4
0の上下の開口部45及び47に向かって軸線方向に流
れないようにする。上下の油圧シール110及び112
は、好ましくは、水素化ニトリルブチルゴム製である。
キャップ118は、鋼製管状部材40の下端(図1で見
た場合の下端)をラックハウジング11に固定する。
【0020】入力シャフト80及びピニオン82が、入
力シャフトに加えられた操舵トルクに応じて互いに対し
て回転するとき、弁コア98が弁スリーブ100に対し
て回転する。かくして、入力シャフト80に設けられた
凹所88は弁スリーブ100の内面に設けられた凹所1
02に対して回転する。凹所88が凹所102に対して
回転すると、特定の油圧流体流路が相対的に制限され、
特定の油圧流体流路が比較的開放されるように、弁86
を通る油圧流体流路が調節される。これによって、油圧
流体の加圧流れが、制御弁86を通してポンプ16から
油圧シリンダ14内のピストン76の一方の側に差し向
けられ、油圧流体がピストン76の他方の側から制御弁
86を通してリザーバ64に排出される。
力シャフトに加えられた操舵トルクに応じて互いに対し
て回転するとき、弁コア98が弁スリーブ100に対し
て回転する。かくして、入力シャフト80に設けられた
凹所88は弁スリーブ100の内面に設けられた凹所1
02に対して回転する。凹所88が凹所102に対して
回転すると、特定の油圧流体流路が相対的に制限され、
特定の油圧流体流路が比較的開放されるように、弁86
を通る油圧流体流路が調節される。これによって、油圧
流体の加圧流れが、制御弁86を通してポンプ16から
油圧シリンダ14内のピストン76の一方の側に差し向
けられ、油圧流体がピストン76の他方の側から制御弁
86を通してリザーバ64に排出される。
【0021】一例として、操舵トルクを入力シャフト8
0に第1回転方向に加えると、油圧流体の加圧流れがピ
ストン76の左側(図1で見て左側)の作用チャンバ7
2に差し向けられる。ピストン76及びピストンロッド
78は、図1で見て右側に移動する。ラック32は、ピ
ストンロッド78とともに長手方向に、図1で見て右側
に移動し、車輛の関連した操舵可能なホイールを第1方
向に操舵移動する。ラック32がピストンロッド78と
ともに移動するとき、移動するラック32によってピニ
オン82を回転させ、弁スリーブ100を入力シャフト
80に設けられた弁コア98に対して追従的に回転移動
させる。かくして、弁コア98から回転的に移動してい
ない所定位置まで弁スリーブ100が移動したとき、制
御弁86を通る油圧流体流路が再調節位置にあり、ピス
トンロッド78及びラック32の長手方向移動を停止
し、車輛の関連した操舵可能なホイールの移動を停止す
る。
0に第1回転方向に加えると、油圧流体の加圧流れがピ
ストン76の左側(図1で見て左側)の作用チャンバ7
2に差し向けられる。ピストン76及びピストンロッド
78は、図1で見て右側に移動する。ラック32は、ピ
ストンロッド78とともに長手方向に、図1で見て右側
に移動し、車輛の関連した操舵可能なホイールを第1方
向に操舵移動する。ラック32がピストンロッド78と
ともに移動するとき、移動するラック32によってピニ
オン82を回転させ、弁スリーブ100を入力シャフト
80に設けられた弁コア98に対して追従的に回転移動
させる。かくして、弁コア98から回転的に移動してい
ない所定位置まで弁スリーブ100が移動したとき、制
御弁86を通る油圧流体流路が再調節位置にあり、ピス
トンロッド78及びラック32の長手方向移動を停止
し、車輛の関連した操舵可能なホイールの移動を停止す
る。
【0022】操舵トルクを入力シャフト80に第1回転
方向とは逆方向の第2回転方向に加えると、油圧流体の
加圧流れがピストン76の右側(図1で見て右側)の作
用チャンバ74に差し向けられる。ピストン76及びピ
ストンロッド78は図1で見て左側に移動する。ラック
32は、ピストンロッド78に従って長手方向に図1で
見て左側に移動し、関連した車輛の操舵可能なホイール
の操舵移動を第1方向とは逆方向の第2方向に行う。ラ
ック32の左方への移動も、同様に、ピニオン82を入
力シャフト80に対して追従的に回転移動し、操舵可能
なホイールの操舵移動を停止する。
方向とは逆方向の第2回転方向に加えると、油圧流体の
加圧流れがピストン76の右側(図1で見て右側)の作
用チャンバ74に差し向けられる。ピストン76及びピ
ストンロッド78は図1で見て左側に移動する。ラック
32は、ピストンロッド78に従って長手方向に図1で
見て左側に移動し、関連した車輛の操舵可能なホイール
の操舵移動を第1方向とは逆方向の第2方向に行う。ラ
ック32の左方への移動も、同様に、ピニオン82を入
力シャフト80に対して追従的に回転移動し、操舵可能
なホイールの操舵移動を停止する。
【0023】減衰リングアッセンブリ150(図4参
照)は、管状内部材即ち内リング160、管状外部材即
ち外リング170、及び減衰部材即ちエラストマー部材
180を含む。内リング160(図3及び図4参照)
は、ステンレス鋼又は好ましくは入力シャフト80の材
料と熱膨張率が一致した他の適当な材料でできた環状部
材である。内リング160は、軸線方向に延びる平行な
内側面182及び外側面184を有する。側面182及
び184の各々は、円筒形形体を有し、軸線42(図1
参照)上に中心を有する。内リング160は、半径方向
に延びる平行な内端面186及び外端面188を更に有
する。端面186及び188の各々は環状形体を有し、
軸線42に対して垂直方向に延びる。
照)は、管状内部材即ち内リング160、管状外部材即
ち外リング170、及び減衰部材即ちエラストマー部材
180を含む。内リング160(図3及び図4参照)
は、ステンレス鋼又は好ましくは入力シャフト80の材
料と熱膨張率が一致した他の適当な材料でできた環状部
材である。内リング160は、軸線方向に延びる平行な
内側面182及び外側面184を有する。側面182及
び184の各々は、円筒形形体を有し、軸線42(図1
参照)上に中心を有する。内リング160は、半径方向
に延びる平行な内端面186及び外端面188を更に有
する。端面186及び188の各々は環状形体を有し、
軸線42に対して垂直方向に延びる。
【0024】外リング170は、ステンレス鋼又は好ま
しくは弁スリーブ100と熱膨張率が一致した他の適当
な材料でできた環状部材である。外リング170は、内
リング160と軸線方向に同延である。外リング170
は円筒形主本体部分190を有し、この主本体部分は、
軸線方向に延びる平行な内側面192及び外側面194
を有し、これらの側面は軸線42上に中心を有する。外
リング170の主本体部分190は、半径方向に延びる
平行な内端面196及び外端面198を更に有する。端
面196及び198は、環状形体を各々有し、軸線42
に対して垂直方向に延びている。
しくは弁スリーブ100と熱膨張率が一致した他の適当
な材料でできた環状部材である。外リング170は、内
リング160と軸線方向に同延である。外リング170
は円筒形主本体部分190を有し、この主本体部分は、
軸線方向に延びる平行な内側面192及び外側面194
を有し、これらの側面は軸線42上に中心を有する。外
リング170の主本体部分190は、半径方向に延びる
平行な内端面196及び外端面198を更に有する。端
面196及び198は、環状形体を各々有し、軸線42
に対して垂直方向に延びている。
【0025】外リング170は、軸線方向に延びる四つ
のリブ200を含む。これらのリブは、外リング170
の主本体部分190とともに一体の部品として形成され
ている。リブ200は、主本体部分190の内側面19
2から半径方向内方に内リング160に向かう方向に突
出している。各リブ200は、第1及び第2の平行でな
い側面202及び204を有し、これらの側面は、軸線
42と平行に延びる内端面206によって連結されてい
る。かくして、各リブ200は、図4で最もよくわかる
ように、截頭円錐形の断面形体を有する。
のリブ200を含む。これらのリブは、外リング170
の主本体部分190とともに一体の部品として形成され
ている。リブ200は、主本体部分190の内側面19
2から半径方向内方に内リング160に向かう方向に突
出している。各リブ200は、第1及び第2の平行でな
い側面202及び204を有し、これらの側面は、軸線
42と平行に延びる内端面206によって連結されてい
る。かくして、各リブ200は、図4で最もよくわかる
ように、截頭円錐形の断面形体を有する。
【0026】エラストマー部材即ち減衰部材180は、
内リング160と外リング170との間に配置されてい
る。エラストマー部材180は、制御弁86の環境内の
高温に耐え、オイルへの露呈に耐えるように選択された
材料でつくられている。エラストマー部材180用の好
ましい材料は、水素化ニトリルブチルゴム(HNBR)
である。エラストマー部材180に適した別の材料は、
ニトリルブチルゴム(NBR)、ネオプレン、及び弗素
ゴムである。エラストマー部材180は、好ましくはレ
ジリエンスが非常に低く、そのため、内リング160と
外リング170との間で減衰効果を発揮する。
内リング160と外リング170との間に配置されてい
る。エラストマー部材180は、制御弁86の環境内の
高温に耐え、オイルへの露呈に耐えるように選択された
材料でつくられている。エラストマー部材180用の好
ましい材料は、水素化ニトリルブチルゴム(HNBR)
である。エラストマー部材180に適した別の材料は、
ニトリルブチルゴム(NBR)、ネオプレン、及び弗素
ゴムである。エラストマー部材180は、好ましくはレ
ジリエンスが非常に低く、そのため、内リング160と
外リング170との間で減衰効果を発揮する。
【0027】エラストマー部材180は、内リング16
0と外リング170との間でその場で成形される。エラ
ストマー部材180は、内リング160と外リング17
0との間でその場で成形した場合、軸線方向両端面22
0及び222を有し、これらの端面は、図3に示す軸線
方向内方に弓なりになっている。このように端面220
及び222が弓なりになっているため、切欠きや裂け目
ができ難く、更に、オイルにより膨潤したり制御弁86
の環境内の熱で膨張した場合に、エラストマー部材18
0が膨張する余地を提供できる。
0と外リング170との間でその場で成形される。エラ
ストマー部材180は、内リング160と外リング17
0との間でその場で成形した場合、軸線方向両端面22
0及び222を有し、これらの端面は、図3に示す軸線
方向内方に弓なりになっている。このように端面220
及び222が弓なりになっているため、切欠きや裂け目
ができ難く、更に、オイルにより膨潤したり制御弁86
の環境内の熱で膨張した場合に、エラストマー部材18
0が膨張する余地を提供できる。
【0028】エラストマー部材180は、内リング16
0の円筒形の外面184と衝合係合した円筒形の内面2
30を有する。エラストマー部材180の円筒形の外面
232は、以下に説明するように、外リング170の円
筒形の内面192と隣接しているが、これから離間して
いる。エラストマー部材180の外面232は、エラス
トマー部材の内面230と平行に延びている。
0の円筒形の外面184と衝合係合した円筒形の内面2
30を有する。エラストマー部材180の円筒形の外面
232は、以下に説明するように、外リング170の円
筒形の内面192と隣接しているが、これから離間して
いる。エラストマー部材180の外面232は、エラス
トマー部材の内面230と平行に延びている。
【0029】軸線方向に延びる四つの溝240がエラス
トマー部材180の外面232上に形成されている。こ
れらの溝は、内リング160に向かう方向に半径方向内
方に突出している。溝240は、内リング160まで完
全に延びているわけではない。各溝240は、軸線42
と平行に延びる内端面246によって連結された第1及
び第2の平行でない側面242及び244によって構成
されている。各溝240は、外リング170のリブ20
0を夫々受け入れる。
トマー部材180の外面232上に形成されている。こ
れらの溝は、内リング160に向かう方向に半径方向内
方に突出している。溝240は、内リング160まで完
全に延びているわけではない。各溝240は、軸線42
と平行に延びる内端面246によって連結された第1及
び第2の平行でない側面242及び244によって構成
されている。各溝240は、外リング170のリブ20
0を夫々受け入れる。
【0030】外リング170の円筒形の内面192及び
内リング160の円筒形の外面184は、その間に環状
部分を構成する。エラストマー部材180がこの環状部
分を実質的に充填する。リブ200は、環状部分250
内に突出している。成形中、リブ200が環状部分25
0内にあり、エラストマー部材180を形成する材料
が、これらのリブによって占有された空間に流入しない
ため、溝240が形成される。
内リング160の円筒形の外面184は、その間に環状
部分を構成する。エラストマー部材180がこの環状部
分を実質的に充填する。リブ200は、環状部分250
内に突出している。成形中、リブ200が環状部分25
0内にあり、エラストマー部材180を形成する材料
が、これらのリブによって占有された空間に流入しない
ため、溝240が形成される。
【0031】エラストマー部材180の成形プロセス
中、内リング160がエラストマー部材に結合し、内リ
ングとエラストマー部材との間で相対的な移動が起こら
ないようにする。好ましくは、結合が所望の場所で硬化
性接着剤を使用する。外リング170は、好ましくは、
エラストマー部材180に結合しない。結合が所望でな
い場所には、剥離剤を使用する。
中、内リング160がエラストマー部材に結合し、内リ
ングとエラストマー部材との間で相対的な移動が起こら
ないようにする。好ましくは、結合が所望の場所で硬化
性接着剤を使用する。外リング170は、好ましくは、
エラストマー部材180に結合しない。結合が所望でな
い場所には、剥離剤を使用する。
【0032】成形プロセス中、エラストマー部材180
の材料が周方向に収縮し、更に、半径方向内方に軸線4
2に向かって収縮する。その結果、外リング170とエ
ラストマー部材180との間に小さな隙間260が形成
される。隙間260は、エラストマー部材180の外周
に亘って周方向に360°に亘って延びている。
の材料が周方向に収縮し、更に、半径方向内方に軸線4
2に向かって収縮する。その結果、外リング170とエ
ラストマー部材180との間に小さな隙間260が形成
される。隙間260は、エラストマー部材180の外周
に亘って周方向に360°に亘って延びている。
【0033】図5は隙間260の断面を示す。隙間26
0は、説明の目的で、相互連結された五つの部分262
−270からなる。図5で見てリブ200の左側にあ
る、隙間260の第1部分262は、外リング170の
内面192とエラストマー部材180の外面232との
間にある。隙間260の第2部分264は、リブ200
の左(図5で見て左)側面202と溝240の左側面2
42との間に配置されている。
0は、説明の目的で、相互連結された五つの部分262
−270からなる。図5で見てリブ200の左側にあ
る、隙間260の第1部分262は、外リング170の
内面192とエラストマー部材180の外面232との
間にある。隙間260の第2部分264は、リブ200
の左(図5で見て左)側面202と溝240の左側面2
42との間に配置されている。
【0034】隙間260の第3部分266は、リブ20
0の内端面206と溝240の内端面246との間に配
置されている。隙間260の第4部分268は、リブ2
00の右(図5で見て右)側面204と溝240の右側
面244との間に配置されている。図5で見てリブ20
0の右側にある、隙間260の第5部分270は、外リ
ング170の内面192とエラストマー部材180の外
面232との間に配置されている。
0の内端面206と溝240の内端面246との間に配
置されている。隙間260の第4部分268は、リブ2
00の右(図5で見て右)側面204と溝240の右側
面244との間に配置されている。図5で見てリブ20
0の右側にある、隙間260の第5部分270は、外リ
ング170の内面192とエラストマー部材180の外
面232との間に配置されている。
【0035】隙間260の実際の寸法は、ステアリング
アッセンブリ10の所望の作動特性に従って選択され、
予め決定される。例えば、直径が約25mm即ち約1イン
チの弁コア98を持つステアリングアッセンブリ10に
ついては、所望の操舵感覚及び所望量の減衰を提供する
上で、半径方向寸法が約0.1mmの隙間260が適当で
ある。隙間260の大きさにより、内リング160と外
リング170との間でエラストマー部材180との係合
前に可能な相対回転量が、以下に説明するように、決定
される。
アッセンブリ10の所望の作動特性に従って選択され、
予め決定される。例えば、直径が約25mm即ち約1イン
チの弁コア98を持つステアリングアッセンブリ10に
ついては、所望の操舵感覚及び所望量の減衰を提供する
上で、半径方向寸法が約0.1mmの隙間260が適当で
ある。隙間260の大きさにより、内リング160と外
リング170との間でエラストマー部材180との係合
前に可能な相対回転量が、以下に説明するように、決定
される。
【0036】ステアリングアッセンブリ10の製造中、
弁スリーブ100の端面282の環状溝280(図3参
照)内に減衰リングアッセンブリ150を配置する。溝
280は、半径方向に延びる端面284及び軸線方向に
延びる側面286によって構成されている。減衰リング
アッセンブリ150は、弁スリーブ100の溝280内
にあるとき、入力シャフト80の弁コア98を取り囲
む。外リング170は、弁スリーブ100にプレス嵌め
されている。外リング170の外側面194は、弁スリ
ーブ100の側面286と衝合係合している。内リング
160は、弁コア98にプレス嵌めされている。内リン
グ160の内面は、弁コア98の円筒形の外面290と
衝合係合している。
弁スリーブ100の端面282の環状溝280(図3参
照)内に減衰リングアッセンブリ150を配置する。溝
280は、半径方向に延びる端面284及び軸線方向に
延びる側面286によって構成されている。減衰リング
アッセンブリ150は、弁スリーブ100の溝280内
にあるとき、入力シャフト80の弁コア98を取り囲
む。外リング170は、弁スリーブ100にプレス嵌め
されている。外リング170の外側面194は、弁スリ
ーブ100の側面286と衝合係合している。内リング
160は、弁コア98にプレス嵌めされている。内リン
グ160の内面は、弁コア98の円筒形の外面290と
衝合係合している。
【0037】その結果、減衰リングアッセンブリ150
の外リング170は、弁スリーブ100にこの弁スリー
ブとともに回転するように連結されている。減衰リング
アッセンブリ150の内リング160は、弁コア98に
この弁コアとともに回転するように連結されている。内
リング160に結合されたエラストマー部材180は、
内リングとともに回転するように連結されており且つ内
リングと外リング170との間に配置されている。
の外リング170は、弁スリーブ100にこの弁スリー
ブとともに回転するように連結されている。減衰リング
アッセンブリ150の内リング160は、弁コア98に
この弁コアとともに回転するように連結されている。内
リング160に結合されたエラストマー部材180は、
内リングとともに回転するように連結されており且つ内
リングと外リング170との間に配置されている。
【0038】ステアリングアッセンブリ10の作動にお
いて、加圧状態の油圧流体を制御弁86を通して差し向
け、弁コア98及び弁スリーブ100を上述の方法で相
対的に回転させる。例示のパワーステアリングアッセン
ブリ10、弁コア98、及び弁スリーブ100は、図5
に示す中央状態からいずれかの方向に最大約4°乃至6
°回転させることができる。
いて、加圧状態の油圧流体を制御弁86を通して差し向
け、弁コア98及び弁スリーブ100を上述の方法で相
対的に回転させる。例示のパワーステアリングアッセン
ブリ10、弁コア98、及び弁スリーブ100は、図5
に示す中央状態からいずれかの方向に最大約4°乃至6
°回転させることができる。
【0039】制御弁86が最初に開放したとき、即ち弁
コア98と弁スリーブ100とが相対的に最大0.5°
乃至1°開放したとき、制御弁の小さな通路を通って流
れる高圧流体により弁コア及び弁スリーブが「鳴る」、
即ち互いに対して迅速に揺動する。この動きが起こった
とき、弁スリーブ100とともに移動するように連結さ
れた外リング170が、弁コア98とともに移動するよ
うに連結された内リング160に対して移動する。
コア98と弁スリーブ100とが相対的に最大0.5°
乃至1°開放したとき、制御弁の小さな通路を通って流
れる高圧流体により弁コア及び弁スリーブが「鳴る」、
即ち互いに対して迅速に揺動する。この動きが起こった
とき、弁スリーブ100とともに移動するように連結さ
れた外リング170が、弁コア98とともに移動するよ
うに連結された内リング160に対して移動する。
【0040】外リング170の内リング160に対する
回転移動は、エラストマー部材180によって抑えるこ
とができる。外リング170と内リング160との間で
約0.5°の相対回転が起こった後、隙間部分264が
閉鎖し、エラストマー部材180が外リングに設けられ
たリブ200と図6に示すように結合する。特定的に
は、エラストマー部材180に設けられた一組の側面、
例えば左側面242が、外リング170のリブ200に
設けられた対応する組をなした側面、例えば左側面20
2と係合する。かくして、エラストマー部材180は、
外リング170と力伝達関係にある。その結果、エラス
トマー部材180にこの部材とともに移動するように連
結された内リング160は、外リング170と力伝達関
係にある。
回転移動は、エラストマー部材180によって抑えるこ
とができる。外リング170と内リング160との間で
約0.5°の相対回転が起こった後、隙間部分264が
閉鎖し、エラストマー部材180が外リングに設けられ
たリブ200と図6に示すように結合する。特定的に
は、エラストマー部材180に設けられた一組の側面、
例えば左側面242が、外リング170のリブ200に
設けられた対応する組をなした側面、例えば左側面20
2と係合する。かくして、エラストマー部材180は、
外リング170と力伝達関係にある。その結果、エラス
トマー部材180にこの部材とともに移動するように連
結された内リング160は、外リング170と力伝達関
係にある。
【0041】更に、内リング160と外リング170と
の間のこれ以上の相対回転は、エラストマー部材180
の材料によって少なくとも部分的に阻止される。内リン
グ160が外リング170に対して回転するとき、エラ
ストマー部材180が剪断変形する。内リング160と
外リング170との間の相対回転のエネルギの幾分か
は、減衰リングアッセンブリ150によって、エラスト
マー部材180の剪断変形によって発生する粘性減衰力
によって、散逸される。減衰リングアッセンブリ150
によってこのようにして散逸されるエネルギは、減衰リ
ングアッセンブリが設けられていない場合には、弁スリ
ーブ100と弁コア98との間の望ましからぬ相対回転
によって消費される。かくして、減衰リングアッセンブ
リ150は、弁コア98の振動を弁スリーブ100に対
して減衰することによって、ステアリングアッセンブリ
10のノイズを減衰する。
の間のこれ以上の相対回転は、エラストマー部材180
の材料によって少なくとも部分的に阻止される。内リン
グ160が外リング170に対して回転するとき、エラ
ストマー部材180が剪断変形する。内リング160と
外リング170との間の相対回転のエネルギの幾分か
は、減衰リングアッセンブリ150によって、エラスト
マー部材180の剪断変形によって発生する粘性減衰力
によって、散逸される。減衰リングアッセンブリ150
によってこのようにして散逸されるエネルギは、減衰リ
ングアッセンブリが設けられていない場合には、弁スリ
ーブ100と弁コア98との間の望ましからぬ相対回転
によって消費される。かくして、減衰リングアッセンブ
リ150は、弁コア98の振動を弁スリーブ100に対
して減衰することによって、ステアリングアッセンブリ
10のノイズを減衰する。
【0042】隙間260の大きさは、上述のように、弁
コア98及び弁スリーブ100が中央状態から約0.5
°相対的に回転するまでエラストマー部材180がリブ
200と係合しないような大きさである。ステアリング
アッセンブリ10の中央状態からのこの最初の回転移動
範囲中、減衰リングアッセンブリ150は、弁コア98
及び弁スリーブ100の相対回転に抵抗したり阻止した
りしない。従って、ステアリングアッセンブリ10が中
央状態にあるとき、又は中央状態の近くにあるとき、減
衰リングアッセンブリ150は、ステアリングアッセン
ブリへの運転者の入力とステアリングアッセンブリが提
供する動力補助量との間の関係に影響を及ぼさない。
コア98及び弁スリーブ100が中央状態から約0.5
°相対的に回転するまでエラストマー部材180がリブ
200と係合しないような大きさである。ステアリング
アッセンブリ10の中央状態からのこの最初の回転移動
範囲中、減衰リングアッセンブリ150は、弁コア98
及び弁スリーブ100の相対回転に抵抗したり阻止した
りしない。従って、ステアリングアッセンブリ10が中
央状態にあるとき、又は中央状態の近くにあるとき、減
衰リングアッセンブリ150は、ステアリングアッセン
ブリへの運転者の入力とステアリングアッセンブリが提
供する動力補助量との間の関係に影響を及ぼさない。
【0043】当業者は、本発明の上述の記載から、改
良、変更、及び変形を理解するであろう。例えば外リン
グ170の突出部分は、必ずしもリブ200の形状でな
くてもよく、エラストマー部材180の成形に適切な任
意の他の形状であってもよい。更に、リブ200又は他
の突起を外リング170に向かう所定方向に突出するよ
うに内リング160に形成でき、或いは、このようなリ
ブ又は突出部を内リング及び外リングの両方に形成でき
る。当該技術分野でのこのような改良、変形、変更は、
添付の特許請求の範囲に含まれる。
良、変更、及び変形を理解するであろう。例えば外リン
グ170の突出部分は、必ずしもリブ200の形状でな
くてもよく、エラストマー部材180の成形に適切な任
意の他の形状であってもよい。更に、リブ200又は他
の突起を外リング170に向かう所定方向に突出するよ
うに内リング160に形成でき、或いは、このようなリ
ブ又は突出部を内リング及び外リングの両方に形成でき
る。当該技術分野でのこのような改良、変形、変更は、
添付の特許請求の範囲に含まれる。
【図1】本発明による油圧補力式ラックアンドピニオン
型ステアリングアッセンブリの断面図である。
型ステアリングアッセンブリの断面図である。
【図2】油圧流体制御弁を含む図1のステアリングアッ
センブリの一部の断面図である。
センブリの一部の断面図である。
【図3】図1のステアリングアッセンブリに含まれる減
衰リングアッセンブリを示す軸線方向断面図である。
衰リングアッセンブリを示す軸線方向断面図である。
【図4】図3の減衰リングアッセンブリの半径方向断面
図である。
図である。
【図5】制御弁が中央状態にある場合の減衰リングアッ
センブリを示す、図3の一部の拡大図である。
センブリを示す、図3の一部の拡大図である。
【図6】制御弁を中央状態から回転させたときの減衰リ
ングアッセンブリを示す図5と同様の拡大図である。
ングアッセンブリを示す図5と同様の拡大図である。
10 油圧式ラックアンドピニオン型ステアリングアッ
センブリ 98 弁コア 100 弁スリーブ 150 減衰リングアッセンブリ 160 内リング 170 外リング 180 エラストマー部材 200 リブ 260 隙間
センブリ 98 弁コア 100 弁スリーブ 150 減衰リングアッセンブリ 160 内リング 170 外リング 180 エラストマー部材 200 リブ 260 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 5/083
Claims (9)
- 【請求項1】 油圧式パワーステアリング装置におい
て、 回転自在の入力部材と、 回転自在の出力部材と、 前記入力部材及び前記出力部材を軸線を中心として互い
に対して回転するように支持するハウジングと、 弁コア及び弁スリーブを有する油圧弁とを有し、 前記弁コアは、円筒形表面を有し、前記出力部材及び前
記弁スリーブに対し、前記入力部材とともに回転するよ
うに前記ハウジング内に支持されており、 前記弁スリーブは、前記弁コアの前記円筒形表面と隣接
した円筒形表面を有し、前記弁スリーブは、前記入力部
材及び前記弁コアに対し、前記出力部材とともに回転す
るように前記ハウジング内に支持されており、 前記弁は、前記弁コア及び前記弁スリーブが所定の第1
相対位置にある中央状態を有し、 前記装置は、前記弁コアの前記弁スリーブに対する振動
により生じるノイズを減衰するためのノイズ減衰手段を
有し、このノイズ減衰手段は、前記弁コアと前記弁スリ
ーブとの間を周方向に延びる減衰リングアッセンブリか
らなり、 前記減衰リングアッセンブリは、互いから半径方向に間
隔を隔てられた第1及び第2の管状部材を有し、これら
の管状部材はその間に環状部分を構成し、前記第1及び
第2の管状部材の各々一つは、前記弁コア及び前記弁ス
リーブのうちの夫々1つとともに回転するように連結さ
れており、 前記減衰リングアッセンブリは、前記環状部分内に配置
され且つ前記第1管状部材にこの第1管状部材とともに
回転するように連結された少なくとも一つの突起を更に
有し、 前記減衰リングアッセンブリは、前記環状部分内に配置
され且つ前記第2管状部材にこの第2管状部材ともに回
転するように連結されたエラストマー部材を更に有し、 前記突起は、前記弁が前記中央状態にあるとき、前記エ
ラストマー部材から間隔を隔てられており、 前記突起は、前記弁が中央状態から移動するとき、前記
エラストマー部材と係合して回転力を前記突起と前記エ
ラストマー部材との間で伝達でき、これによって回転力
を前記第1及び第2の管状部材間で伝達できる、 油圧式パワーステアリング装置。 - 【請求項2】 前記突起は、前記第1管状部材に形成さ
れ且つ前記第2管状部材に向かって半径方向に突出した
周方向に間隔を隔てられた複数の軸線方向に延びるリブ
からなり、前記リブの各々一つは、前記エラストマー部
材に形成された夫々の溝に受け入れられており、前記減
衰リングアッセンブリは、前記弁が中央状態にあると
き、前記リブの各々一つとその関連した溝との間に隙間
を有する、請求項1に記載の油圧式パワーステアリング
装置。 - 【請求項3】 前記エラストマー部材は全体に環状の形
体を有し、前記環状部分を実質的に満たし、前記減衰リ
ングアッセンブリは、前記弁が中央状態にあるとき、前
記エラストマー部材と前記第1管状部材との間に隙間を
有する、請求項1に記載の油圧式パワーステアリング装
置。 - 【請求項4】 油圧式パワーステアリング装置におい
て、 回転自在の入力部材と、 回転自在の出力部材と、 前記入力部材及び前記出力部材を軸線を中心として互い
に対して回転するように支持するハウジングと、 弁コア及び弁スリーブを有する油圧弁とを有し、 前記弁コアは、円筒形表面を有し、前記出力部材及び前
記弁スリーブに対し、前記入力部材とともに回転するよ
うに前記ハウジング内に支持されており、 前記弁スリーブは、前記弁コアの前記円筒形表面と隣接
した円筒形表面を有し、前記弁スリーブは、前記入力部
材及び前記弁コアに対し、前記出力部材とともに回転す
るように前記ハウジング内に支持されており、 前記弁は、前記弁コア及び前記弁スリーブが所定の第1
相対位置にある中央状態を有し、 前記装置は、前記弁コアの前記弁スリーブに対する振動
により生じるノイズを減衰するためのノイズ減衰手段を
有し、このノイズ減衰手段は、前記弁コアと前記弁スリ
ーブとの間を周方向に延びる減衰リングアッセンブリか
らなり、 前記減衰リングアッセンブリは、互いから半径方向に間
隔を隔てられた第1及び第2の管状部材を有し、これら
の管状部材はその間に環状部分を構成し、前記第1及び
第2の管状部材の各々一つは、前記弁コア及び前記弁ス
リーブのうちの夫々1つとともに回転するように連結さ
れており、 前記減衰リングアッセンブリは、前記環状部分内に配置
され且つ前記第1管状部材にこの第1管状部材とともに
回転するように連結された少なくとも一つの突起を更に
有し、 前記減衰リングアッセンブリは、前記環状部分内に配置
され且つ前記第2管状部材にこの第2管状部材ともに回
転するように連結されたエラストマー部材を更に有し、 前記突起は、前記弁が前記中央状態にあるとき、前記エ
ラストマー部材から間隔を隔てられており、 前記突起は、前記弁が中央状態から移動するとき、前記
エラストマー部材と係合して回転力を前記突起と前記エ
ラストマー部材との間で伝達でき、これによって回転力
を前記第1及び第2の管状部材間で伝達でき、 前記第1管状部材は、環状主本体部分を持つ金属製リン
グからなり、前記突起は、前記第1管状部材に形成され
且つ前記第2管状部材に向かって半径方向に突出した周
方向に間隔を隔てられた複数の軸線方向に延びるリブか
らなり、前記リブの各々一つは、前記エラストマー部材
に形成された夫々の溝に受け入れられており、前記減衰
リングアッセンブリは、前記弁が中央状態にあるとき、
前記リブの各々一つとその関連した溝との間に隙間を有
する、 油圧式パワーステアリング装置。 - 【請求項5】 油圧式パワーステアリング装置におい
て、 回転自在の入力部材と、 回転自在の出力部材と、 前記入力部材及び前記出力部材を軸線を中心として互い
に対して回転するように支持するハウジングと、 弁コア及び弁スリーブを有する油圧弁とを有し、 前記弁コアは、円筒形表面を有し、前記出力部材及び前
記弁スリーブに対し、前記入力部材とともに回転するよ
うに前記ハウジング内に支持されており、 前記弁スリーブは、前記弁コアの前記円筒形表面と隣接
した円筒形表面を有し、前記弁スリーブは、前記入力部
材及び前記弁コアに対し、前記出力部材とともに回転す
るように前記ハウジング内に支持されており、 前記弁は、前記弁コア及び前記弁スリーブが所定の第1
相対位置にある中央状態を有し、 前記装置は、前記弁コアの前記弁スリーブに対する振動
により生じるノイズを減衰するためのノイズ減衰手段を
有し、このノイズ減衰手段は、前記弁コアと前記弁スリ
ーブとの間を周方向に延びる減衰リングアッセンブリか
らなり、 前記減衰リングアッセンブリは、互いから半径方向に間
隔を隔てられた第1及び第2の管状部材を有し、これら
の管状部材はその間に環状部分を構成し、前記第1及び
第2の管状部材の各々一つは、前記弁コア及び前記弁ス
リーブのうちの夫々1つとともに回転するように連結さ
れており、 前記減衰リングアッセンブリは、前記第1管状部材と前
記第2管状部材との間の前記環状部分内に設けられた減
衰部材と、前記第1管状部材と前記第2管状部材との間
の相対回転が所定の大きさを越えたときこれらの間に力
が伝達されるように、前記減衰部材をこれら第1及び第
2の管状部材に連結するための手段とを更に有する、 油圧式パワーステアリング装置。 - 【請求項6】 前記減衰部材を前記第1管状部材と前記
第2管状部材とに連結するための前記手段は、 前記第2管状部材に向かう所定方向に突出した、前記第
1管状部材の突出部分と、 前記第1管状部材の前記突出部分と隣接した、前記減衰
部材に設けられた係合面とを有し、 前記減衰部材に設けられた前記係合面及び前記第1管状
部材の前記突出部分は、前記弁が中央状態にあるとき、
第1状態にあり、この状態では、前記係合面は前記突出
部分から間隔を隔てられて前記係合面と前記突出部分と
の間に隙間を構成し、 前記減衰部材の前記係合面及び前記第1管状部材の前記
突出部分は、前記弁コア及び前記弁スリーブを所定量だ
け相対的に回転させたとき、第1状態から第2状態まで
移動でき、この第2状態では、前記減衰部材の前記係合
面が前記第1管状部材の前記突出部分と係合し、前記弁
コアと前記弁スリーブとの間の相対的な回転移動を減衰
する、請求項5に記載の油圧式パワーステアリング装
置。 - 【請求項7】 前記減衰部材は、前記第1管状部材の前
記突出部分を受け入れる凹所を持つ環状形体のエラスト
マー部材からなり、前記凹所の半径方向寸法は、前記エ
ラストマー部材の半径方向寸法よりも小さい、請求項6
に記載の油圧式パワーステアリング装置。 - 【請求項8】 前記エラストマー部材の前記係合面は、
前記弁コアと前記弁スリーブとの間で約0.5°の相対
的回転移動が起こったとき、前記第1管状部材の前記突
出部分と係合できる、請求項6に記載の油圧式パワース
テアリング装置。 - 【請求項9】 前記減衰部材は、前記第1管状部材の半
径方向突出部分を受け入れる凹所を構成する表面を持つ
環状形体のエラストマー部材からなり、前記凹所の半径
方向寸法は、前記エラストマー部材の半径方向寸法より
も小さく、前記エラストマー部材上に前記凹所を構成す
る前記表面は、前記弁を中央状態から約0.5°移動さ
せたときに前記第1管状部材の前記半径方向突出部分と
係合できる、請求項5に記載の油圧式パワーステアリン
グ装置。
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