JP2783399B2 - ラック歯を有する二分割した部材の加工方法 - Google Patents

ラック歯を有する二分割した部材の加工方法

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JP2783399B2
JP2783399B2 JP5332368A JP33236893A JP2783399B2 JP 2783399 B2 JP2783399 B2 JP 2783399B2 JP 5332368 A JP5332368 A JP 5332368A JP 33236893 A JP33236893 A JP 33236893A JP 2783399 B2 JP2783399 B2 JP 2783399B2
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rack
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cutting
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teeth
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幸一郎 中谷
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日本ベルボン精機工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/76Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
    • B21K1/767Toothed racks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば写真撮影用三脚
の昇降管などのラック歯を有する二分割したラック体の
加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、写真撮影用三脚に
は、写真機を装着する雲台を取付ける昇降管1が設けら
れ、この昇降管1の周面にはラック歯2が形成され、こ
のラック歯2にピニオン4を噛合せ、このピニオン4の
回動操作により昇降管1を昇降させ、撮影アングルを調
整するようにしている。
【0003】そして、昇降管1の昇降量を大きくするに
は昇降管1が長くなり、この昇降管1が長くなると脚杆
5を広げたローアングル撮影のときに昇降管1の下端が
接地し、低いアングルの撮影ができない問題がある。そ
こで、昇降管1を二分割してローアングル撮影の場合に
は下側に突出する部分を短くして低いアングルの撮影が
できるようにすることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昇降管
を二分割したとき、昇降管に形成したラック歯の位相が
合わないとピニオンとの噛合いが合わず、昇降管が円滑
に昇降されなくなる問題がある。
【0005】そして、分割された部材にそれぞれラック
歯を形成し、接続状態でラック歯の位相が合うようにす
るには厳密な切削精度が要求され、多量生産に適さない
問題がある。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、ラック歯を有する二分割された部材を接続した状態
でラック歯の位相が確実に合致される部材が得られるラ
ック歯を有する二分割した部材の加工方法を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のラック歯を有す
る二分割した部材の加工方法は、ラック被加工部材のラ
ック形成面にラック歯を切削形成する回転切削刃をラッ
ク被加工部材の長さ方向に並列に配設し、この切削刃の
並列方向とラック被加工部材の長さ方向とを平行に保持
してこの各切削刃にてラック被加工部材のラック形成面
に多数のラック歯を同時に切削加工するラック体の加工
方法において、前記並列に配設した切削刃の間に、前記
ラック被加工部材を切断する回転切断刃とこの回転切断
刃の両側にそれぞれ隣接されラック歯の2分の1の幅の
谷部を切削形成する回転切削刃とを配設し、前記ラック
被加工部材のラック形成面に形成されるラック歯の谷部
の中央に相当する位置を回転切断刃にて切断すると同時
に各切削刃にてラック歯の谷部を切削加工するととも
に、このラック被加工部材の前記切断刃にて切断された
切断縁に沿ってラック歯の2分の1の幅の谷部を切削加
工し、ラック歯を有する分割した部材を同時に形成する
ものである。
【0008】
【作用】本発明のラック歯を有する二分割した部材の加
工方法は、ラック被加工部材を固定し、ラック形成面に
ラック歯を切削形成する回転切削刃をラック被加工部材
の長さ方向に並列に配設するとともにこの並列に配設し
た切削刃の間にラック歯の谷部の中央に相当する位置を
切断する回転切断刃とこの回転切断刃の両側にそれぞれ
隣接されラック歯の2分の1の幅の谷部を切削形成する
回転切削刃とを配設し、この切削刃の並列方向とラック
被加工部材の長さ方向とを平行に保持してこの切断刃に
てラック被加工部材のラック形成面に形成されるラック
歯の谷部の中央に相当する位置を切断すると同時にこの
各切削刃にてラック被加工部材のラック形成面に多数の
ラック歯を同時に切削加工するとともにこのラック被加
工部材の前記切断刃にて切断された切断縁に沿ってラッ
ク歯の2分の1の幅の谷部を切削加工し、ラック被加工
部材のラック形成面に形成されラック歯の谷部の中央
に相当する位置を同時に切断して、ラック歯を有する分
割した部材を同時に形成する。
【0009】そして、この部材は接続した状態では、ラ
ック歯は谷部で連結されて位相が合致し、しかも、ラッ
ク被加工部材の切断されたラック歯は谷部が2分の1の
寸法間隔で形成されているため、山部を2分の1に形成
した場合のように欠け易くなることがない。
【0010】
【実施例】本発明のラック歯を有する二分割した部材の
加工方法の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図2は、ラック被加工部材の押し出し加工
または引き抜き加工の管体11の斜視図で、この管体11を
図3に示すやげん台12に嵌合固定する。このやげん台12
は前記管体11を軸方向に沿って中央部から分割され接合
状態で保持面13が管体11の外周面の形状に合わせた凹円
弧状に形成されたやげん台部14,15とにて構成され、こ
のやげん台12はやげん台部14,15を接合した状態で管体
11を嵌合保持するようになっている。そして、このやげ
ん台12はやげん台部14,15を接合した状態で嵌合保持し
た管体11のラック形成面16が露出されるようにやげん台
部14,15の上部には開口部17が形成されるようになって
いる。
【0012】また、このやげん台12のやげん台部14,15
の中間部には切断用の凹溝18がやげん台12の長さ方向と
直交する方向に形成されている。
【0013】次に、図4は管体11のラック形成面16にラ
ック歯2を形成する円盤状の回転切削刃20の断面図で、
この切削刃20を管体11の長さ方向にラック歯2の数に応
じて並列に配設する。また、この切削刃20は図5に示す
ように、複数の切削刃20を一体に並列に形成したブロッ
ク体21を用いることもできる。
【0014】次に図6は前記切削刃20と円盤状の回転切
断刃22の断面図、図7はその側面図で、並列に配設した
前記切削刃20の間の所定切断位置に挟着する。そして、
この切断刃22は前記切削刃20と同軸で切削刃20より大径
図1に示すラック歯2の谷部2aの中央位置を切断する
形状となっている。そして、図6に示すように、前記
体11を切断する回転切断刃22の両側にそれぞれ隣接され
ラック歯の2分の1の幅の谷部を切削形成する回転切削
刃20a とを配設する。
【0015】次にこの作用を説明する。
【0016】ラック被加工部材の管体11をやげん台12の
開離状態のやげん台部14,15に形成した保持面13に嵌合
し、やげん台部14,15を互いに密着させて管体11を固定
する。この各管体11を嵌合保持したやげん台12を並列に
配設する。この状態で管体11のラック形成面16はやげん
台12の開口部17から露出されている。次いで、ラック歯
2を切削形成する切削刃20を管体11の軸方向となる長さ
方向に並列に配設するとともにこの並列に配設した切削
刃20の間の所定位置にラック歯2の谷部2aの中央に相当
する位置を切断する切断刃22とこの切断刃22の両側にそ
れぞれ隣接されラック歯の2分の1の幅の谷部を切削形
成する回転切削刃20a とを配設する。
【0017】そして、この切削刃20を回転させながら切
削刃20の並列方向と管体11の長さ方向とを平行に保持し
て横フライス機で移動させると、この切断刃22がやげん
台12のやげん台部14,15の中間部に形成した切断用の凹
溝18からやげん台12に入り込み、管体11のラック形成面
16に形成されるラック歯2の谷部2aの中央に相当する位
置を切断すると同時にこの切断刃22とともに回転される
各切削刃20にて管体11のラック形成面16に多数のラック
歯2が切削加工されるとともに前記切断刃20a にて切断
された管体11の切断縁に沿ってラック歯の2分の1の幅
の谷部を切削加工し、管体11のラック形成面16に形成さ
れるラック歯2の谷部2aの中央に相当する位置同時に
切断された状態となる。
【0018】このようにして、ラック歯2を加工された
管体11は分割した状態で同時に形成され、この分割され
た管体11a ,11b は図1に示すように、接続した状態で
は、接続位置でラック歯2は谷部2aで連結されて位相が
合致し、ラック歯2は谷部2aが2分の1の寸法間隔で形
成されているため、山部2bを2分の1に形成した場合に
比して強度が保持され欠けることがない。
【0019】なお、前記切断刃22は図8に示すように、
両側に隣設してラック歯2の谷部2aを2分した状態で加
工する切削刃部を有する切削刃20a を一体に形成したも
のとすることもできる。この場合では切削刃22も谷部2a
を2分した形状で加工する刃部を有するものを用いる。
【0020】前記実施例では、三脚の昇降管を形成する
管体11をラック被加工部材したものについて説明した
が、管体に限られるものでなく、各種分割されるラック
体に適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ラック歯を有する二分
割された部材を接続した状態でラック歯の位相が確実に
合致される部材が容易に得られ、ラック歯は強度が保持
され欠けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって加工されたラック歯を有
する二分割した部材の正面図である。
【図2】本発明のラック歯を有する二分割した部材の加
工方法に用いられるラック被加工部材の一実施例を示す
斜視図である。
【図3】本発明のラック歯を有する二分割した部材の加
工方法に用いられるラック被加工部材をラック歯を切削
加工時に保持するやげん台の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明のラック歯を有する二分割した部材の加
工方法に用いられる切削刃の一実施例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明のラック歯を有する二分割した部材の加
工方法に用いられる他の実施例を示す切削刃の断面図で
ある。
【図6】本発明のラック歯を有する二分割した部材の加
工方法に用いられる切削刃と切断刃とを組み合わせた一
実施例を示す断面図である。
【図7】同上面図である。
【図8】本発明のラック歯を有する二分割した部材の加
工方法に用いられる他の実施例を示す切断刃の断面図で
ある。
【図9】三脚の一部を切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
2 ラック歯 11 ラック被加工部材の管体 16 ラック形成面 20 切削刃 22 切断刃

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラック被加工部材のラック形成面にラッ
    ク歯を切削形成する回転切削刃をラック被加工部材の長
    さ方向に並列に配設し、この切削刃の並列方向とラック
    被加工部材の長さ方向とを平行に保持してこの各切削刃
    にてラック被加工部材のラック形成面に多数のラック歯
    を同時に切削加工するラック体の加工方法において、前記並列に配設した切削刃の間に、前記ラック被加工部
    材を切断する回転切断刃とこの回転切断刃の両側にそれ
    ぞれ隣接されラック歯の2分の1の幅の谷部を切削形成
    する回転切削刃とを配設し、 前記ラック被加工部材のラック形成面に形成されるラッ
    ク歯の谷部の中央に相当する位置を回転切断刃にて切断
    すると同時に各切削刃にてラック歯の谷部を切削加工す
    るとともに、このラック被加工部材の前記切断刃にて切
    断された切断縁に沿ってラック歯の2分の1の幅の谷部
    を切削加工し、 ック歯を有する分割した部材を同時に形成することを
    特徴とするラック歯を有する二分割した部材の加工方
    法。
JP5332368A 1993-12-27 1993-12-27 ラック歯を有する二分割した部材の加工方法 Expired - Lifetime JP2783399B2 (ja)

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WO1996026803A1 (fr) * 1995-03-02 1996-09-06 Nihon Velbon Seiki Kogyo Kabusiki Kaisha Procede destine au façonnage d'elements en deux parties dont chacune est constituee de dents de cremaillere

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