JP2783290B2 - 顔料による皮革の染色法 - Google Patents

顔料による皮革の染色法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オキシアルキル化アミン(このアミンは少
なくとも20個の炭素原子を有する)の存在下に染色を行
うことによる、顔料を用いて皮革を染色するための新規
な方法に関する。
皮革の染色において、普通は染料が染色剤として用い
られる。しかし染料を用いて染色された皮革は、しばし
ば使用技術上の欠点例えば小さすぎる光堅牢性又はしぼ
の障害による不充分な染色を示す。
染色剤として顔料を用いる場合には、一般に良好な光
堅牢性を有する皮革染色が得られる。しかしこのように
染色された皮革においては、顔料の分布が特に表面上
で、しかし皮革の断面でも劣ることが示された。顔料は
皮革の内側及び開放しぼの損傷部に堆積する。毛穴はし
ばしば染色されないままである。
しかし今日では、多くの皮革の種類、例えばクツシヨ
ン用皮革、被服用皮革又は特別の靴表面用皮革には、完
全な染色が要求される。
従つて本発明の課題は、一様に染色された表面及び薄
い皮革の場合に皮革の完全な染色も得られる、染色剤と
して顔料を用いる皮革の染色法を提供することであつ
た。
本発明者らは、少なくとも20個の炭素原子を有するオ
キシアルキル化アミンの存在下に20〜60℃の温度で顔料
を用いて皮革を処理するとき、水性浴中で顔料を用いる
皮革の染色を有利に行いうることを見出した。
本発明方法に使用することができ、そして少なくとも
20個の炭素原子を有するオキシアルキル化アミンとは、
飽和又は不飽和の炭化水素残基(これらの基の少なくと
も1個は1個又は数個の酸素原子により中断されてい
る)を有する二級又は三級アミンである。この場合の炭
化水素残基は直鎖状、分岐状又は環状であり、場合によ
り1個又は数個のイミノ基により中断されていてもよ
く、そして/又は水酸基により置換されていてもよい。
これらのアミンは例えば、C1〜C30−アルキルアミ
ン、C3〜C30−アルケニルアミン又はC2〜C30−ヒドロキ
シアルキルアミンを次式 (式中R1及びR2は同一でも異なつていてもよく、互いに
無関係に水素原子、メチル基又はエチル基を意味する)
のアルキレンオキシドと反応させる場合に得ることがで
きる。
そのほかこれらのアミンは例えば、次式 〔式中LはC2〜C6−アルキレン基(例えばエチレン基、
1,2−プロピレン基、1,2−又は1,4−ブチレン基)、R3
は水素原子又はC1〜C6−アルキル基、nは1〜5好まし
くは1〜3である〕のポリアミン、又は芳香族もしくは
脂環族のジアミンを前記の式Iのアルキレンオキシドと
反応させる場合にも得られる。
本発明に用いられるオキシアルキル化アミンの炭素原
子数の上限は、オキシアルキル化において反応させる同
一又は異なる式Iのアルキレンオキシドのモル数に依存
する。これはしばしば正確に示されないが、オキシアル
キル化アミンの分子量の上限は、普通は約30000であ
る。
本発明方法は、平均分子量が2000〜20000好ましくは4
000〜15000特に7000〜13000であるオキシアルキル化ア
ミンを用いて行うことが好ましい。
本発明方法においてはさらに、C12〜C25−アルキルア
ミン又はC12〜C15−アルキレンアミンとエチレンオキシ
ド及び/又はプロピレンオキシドとの反応により導かれ
るオキシアルキル化アミンを用いることが好ましい。
さらに、式IIのポリアミン又は芳香族もしくは脂環族
のジアミンを反応性アミノ水素原子の1当量につき3〜
50モルのプロピレンオキシドと反応させ、次いで反応性
アミノ水素原子の1当量につき2〜70モルのエチレンオ
キシドと反応させることにより得られ、その際末端ポリ
エチレンオキシドブロツクが35〜80重量%好ましくは35
〜45重量%特に約40重量%であるオキシアルキル化アミ
ンを用いることが好ましい。この種のブロツク共重合体
は、一般に4000〜15000好ましくは11000〜15000の平均
分子量を有する。
式Iのアルキレンオキシドと反応させることのできる
好適なアミンは、例えば次のものである。メチルアミ
ン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、ブチルアミン、イソブチルアミン、二級ブチルアミ
ン、ペンチルアミン、イソペンチルアミン、ネオペンチ
ルアミン、三級ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプ
チルアミン、オクチルアミン、2−エチルヘキシルアミ
ン、ノニルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、テ
トラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、2−ヘキシル
デシルアミン、2−ヘプチルデシルアミン、オクタデシ
ルアミン、エイコシルアミン、2−オクチルドデシルア
ミン、ドコシルアミン、ヘキサコシルアミン、トリアコ
ンチルアミン、オクタデセン−9(シス)−イルアミ
ン、オクタデセン−9(トランス)−イルアミン、オク
タデカ−9(シス),12(シス)−ジエニルアミン、オ
クタデカ−9(シス),12(シス),15(シス)−トリエ
ニルアミン、相当する脂肪アミンのやし油アミン、獣脂
アミン、オレイルアミン、n−やし油プロピレンジアミ
ン又はn−獣脂プロピルアミン、エタノールアミン、プ
ロパノールアミン、イソプロパノールアミン、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、1,2−又は1,3−プロ
ピレンジアミン、ジ(1,2−又は1,3−プロピレン)トリ
アミン、o−、m−又はp−フエニレンジアミン、トル
イレンジアミン、1,1−ビス(4−アミノフエニル)シ
クロヘキサン、1,2−又は1,4−ジアミノシクロヘキサン
又は4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン。
本発明に用いられるアミンは、一般に既知の生成物で
ある。多くの場合これらの生成物は市場で入手できる。
前記種類のアミンは、例えばK.Linder著テンシド−テキ
ステイル−ヒルフスミツテル−ワツシユロ−シユトツフ
第1巻963頁以下1964年に記載されている。
本発明方法に用いることのできる顔料としては、無機
並びに有機の顔料があげられ、その際有機顔料の使用が
好ましい。
本発明方法において染色剤として役立つ無機顔料は、
例えば酸化鉄、二酸化チタン又はカーボンブラツクであ
る。
本発明方法において染色剤として役立つ有機顔料は、
例えば次のものである。モノアゾ顔料(例えばアセト酢
酸アリーリド誘導体又はβ−ナフトール誘導体から導か
れる生成物)、レーキ化されたモノアゾ染料例えばレー
キ化されたβ−オキシナフトエ酸色素、ジスアゾ顔料、
縮合ジスアゾ顔料、イソインドリン誘導体、ナフタリン
−もしくはペリレンテトラカルボン酸の誘導体、アント
ラキノン顔料、チオインジゴ誘導体、アゾメチン誘導
体、キクナリドン、ジオキサジン、ピラゾロキナゾロ
ン、フタロシアニン顔料、又はレーキ化された塩基性色
素例えばレーキ化トリアリールメタン色素。
無機顔料の例は、ピグメント・イエロー42(C.I. 774
92)、ピグメント・ホワイト6(C.I. 77891)、ピグメ
ント・ブルー27(C.I. 77510)、ピグメント・ブルー29
(C.I. 77007)又はピグメント・ブラツク7(C.I. 772
66)、並びに有機顔料の例は、ピグメント・イエロー1
(C.I. 11680)、ピグメント・イエロー3(C.I. 1171
0)、ピグメント・イエロー16(C.I. 20040)、ピグメ
ント・イエロー17(C.I. 21705)、ピグメント・イエロ
ー42(C.I. 77492)、ピグメント・イエロー74(C.I. 1
1741)、ピグメント・イエロー83(C.I. 21108)、ピグ
メント・イエロー106、ピグメント・イエロー108(C.I.
68240)、ピグメント・イエロー139、ピグメント・イ
エロー185、ピグメント・オレンジ5(C.I. 12075)、
ピグメント・オレンジ13(C.I. 21110)、ピグメント・
オレンジ34(C.I. 21115)、ピグメント・オレンジ36
(C.I. 11780)、ピグメント・オレンジ43(C.I. 7110
5)、ピグメント・オレンジ67、ピグメント・レツド
(C.I. 12120)、ピグメント・レツド48:1(C.I. 1586
5:1)、ピグメント・レツド48:4(C.I. 15865:4)、ピ
グメント・レツド101(C.I. 77491)、ピグメント・レ
ツド112(C.I. 12370)、ピグメント・レツド122(C.I.
73915)、ピグメント・レツド123(C.I. 71145)、ピ
グメント・レツド146(C.I. 12485)、ピグメント・レ
ツド169(C.I. 45160:2)、ピグメント・レツド170、ピ
グメント・バイオレツト27(C.I. 42555:3)、ピグメン
ト・ブルー1(C.I. 42595:2)、ピグメント・ブルー1
5:1(C.I. 74160)、ピグメント・ブルー15:3(C.I. 74
160)、ピグメント・ブルー61(C.I. 42765:1)、ピグ
メント・グリーン7(C.I. 74260)、ピグメント・グリ
ーン8(C.I. 10008)又はピグメント・グリーン36(C.
I. 74265)である。
オキシアルキル化アミンは、例えばそれぞれ染色され
る皮革の湿潤重量に対し0.1〜5%好ましくは0.3〜3%
特に0.3〜2%の量で用いられる。
顔料は、例えば染色される皮革の湿潤重量に対し0.02
〜4%の量で用いられる。
有機顔料の場合は、染色される皮革の湿潤重量に対し
好ましくは0.1〜2%特に0.2〜1%の顔料が用いられ
る。無機顔料の場合は、染色される皮革の湿潤重量に対
し好ましくは0.2〜4%特に0.4〜2%が用いられる。
染色される皮革としては、市販の無機質(例えば金属
クロム、アルミニウム、チタン又はジルコニウムを基礎
とする)でなめされた皮革が用いられる。この種の皮革
は、例えば皮革衣料の製造に、クツシヨン用皮革として
又は靴用皮革として用いられる。
本発明者らはさらに、顔料による皮革の処理を、少な
くとも16個の炭素原子を有するオキシアルキル化アルコ
ールの追加存在下に行うとき、きわめて好ましい染色成
績が得られることを見出した。
本発明方法に用いることのできるオキシアルキル化ア
ルコールは、飽和又は不飽和であり、そして1個又は数
個の酸素原子により中断された炭化水素残基を有するア
ルコールである。その際炭化水素残基は直鎖状、分岐状
又は環状で、場合により水酸基によりさらに置換されて
いる。
これらのアルコールは、例えばC1〜C30−アルカノー
ル、C3〜C30−アルケノール又はC2〜C30−アルカンポリ
オールを式Iのアルキレンオキシドと反応させる場合に
得られる。
本発明方法においては、C10〜C20−アルカノール、C
10〜C20−アルケノール又はC2〜C6−アルカンポリオー
ルとエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと
の反応により導かれるオキシアルキル化アルコールを用
いることが好ましい。
本発明に用いられるオキシアルキル化アルコールにお
ける炭素原子数の上限は、オキシアルキル化において反
応した式Iの同一又は異なるアルキレンオキシドのモル
数に依存する。これは多くの場合正確に示されないが、
オキシアルキル化アルコールの分子量の上限は、普通は
約10000である。
本発明方法は、好ましくは300〜2000特に500〜1500の
分子量を有するオキシアルキル化アルコールを用いて実
施される。
式Iのアルキレンオキシドと反応させることのできる
好適なオキシアルキル化アルコールは、例えば次のもの
である。メタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、イソブタノール、ペンタノ
ール、イソペンタノール、ネオペンタノール、ヘキサノ
ール、ヘプタノール、オクタノール、2−エチルヘキサ
ノール、ノナノール、デカノール、2−プロピルヘプタ
ノール、ドデカノール、2−ブチルオクタノール、テト
ラデカノール、2−ペンチルノナノール、ヘキサデカノ
ール、オクタデカノール、エイコサノール、テトラコサ
ノール、ヘキサコサノール、オクタコサノール、トリコ
サノール、オクタデセン−9(シス)−オール、オクタ
デセン−9(トランス)−オール、オクタデカ−9(シ
ス),12(シス)−ジエノール、オクタデカ−9(シ
ス),12(シス),15(シス)−トリエノール、エイコサ
ー5,8,11−14−テトラエノール、エタン−1,2−ジオー
ル、プロパン−1,2−又は−1,3−ジオール、ブタン−1,
2−、−1,3−、−1,4−又は−2,3−ジオール、ヘキサン
−1,6−ジオール、オクタデセン−9(シス)−1,12−
ジオール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、ヘキサン−1,2,5−又は1,26−トリ
オール、3−ヒドロキシメチルペンタン−2,4−ジオー
ル、エリスリツト、ペンタエリスリツト、ジペンタエリ
スリツト、マンニツト又はソルビツト、又は工業用脂肪
アルコール例えば獣脂アルコール。
本発明に用いられるオキシアルキル化アルコールは、
一般に自体公知の生成物である。多くの場合これらの生
成物は市販されている。前記種類のアルコールは、例え
ばK.Linder著テンシデ−テキステイル−ヒルフスミツテ
ル−ワツシユローシユトツフエ第1巻837頁以下1964
年、又はウルマンス・エンチクロペデイ・デル・テヒニ
ツシエン・ヘミー第4版22巻488頁以下に記載されてい
る。
オキシアルキル化アルコールは例えば、染色される皮
革に対し0.1〜5重量%好ましくは0.3〜3重量%特に0.
2〜2重量%の量で用いられる。
新規方法に染色剤として用いられる顔料は、好ましく
は自体公知の顔料調製物の形で、例えば水性分散液とし
て使用することができる。その際分散助剤として非イオ
ン性活性剤を含有する水性顔料調製物が優れている。非
イオン性活性剤としては、例えば前記の本発明により用
いられる成分、あるいは脂肪酸、フエノール類、アルキ
ルフエノール、酸アミド又はメルカプタンへのアルキレ
ンオキシドの付加生成物があげられる。
特に好ましいものは、少なくとも20個の炭素原子を有
するオキシアルキル化アミンを分散助剤として含有する
水性顔料調製物である。これは例えばDE−A2156603に記
載されている。
1μm以下例えば0.01〜0.2μmの粒径を有する顔料
が特に好ましい成績を生じることが明らかになつた。
好ましい操作法は、少なくとも20個の炭素原子を有す
るオキシアルキル化アミンを分散助剤として含有する水
性顔料調製物を用いて皮革を処理することである。
特に好ましい操作法は、オキシアルキル化アミンを含
有する水性顔料調製物及び追加のオキシアルキル化アミ
ンを用いて皮革の処理を行うことである。
さらに特に好ましい操作法は、オキシアルキル化アミ
ンを含有する水性顔料調製物及び追加のオキシアルキル
化アミン並びに少なくとも16個の炭素原子を有するオキ
シアルキル化アルコールを用いて皮革の処理を行うこと
である。
本発明方法は、好ましくは次のように実施される。常
法により前処理された皮革を、つきさらし槽内の水性浴
中に装入し、そして20〜60℃好ましくは40〜50℃の温度
で、前記の好ましくは分散助剤としてのオキシアルキル
化アミンを含有する水性調製物の形の顔料、場合により
追加のオキシアルキル化アミン並びに場合によりオキシ
アルキル化アルコールを加える。次いで皮革の染色を、
前記の温度及び4〜7好ましくは4.5〜6のpH価でつき
さらしながら行う。この染色工程は一般に0.5〜2時間
後に終了する。常法により蟻酸を用いて固着したのち、
皮革を染浴から取出し、水洗し、自体公知の方法で仕上
げ処理する。
本発明方法は、皮革染色に普通の他の助剤又は添加
物、例えばフエノール−又はナフタリンスルホン酸とホ
ルムアルデヒド及び尿素との反応生成物の市販の塩、乳
化パラフインを基礎とする加脂液、又は約2000〜5000の
分子量を有するアクリレートを基礎とする水溶性重合体
の存在下に実施することもできる。
これらの普通の助剤又は添加物は、染色工程の前に、
あるいは顔料及びオキシアルキル化アミンと一緒に、水
性浴に添加することができる。
クツシヨン用皮革の染色においては特に、染色工程を
2段階で行うこと、すなわちクツシヨン用皮革を1回顔
料で処理したのち、第2段階においてもう1回顔料で染
色し、その際第2染色浴中の顔料の含量を第2浴中のそ
れより一般に低くすることが、多くの場合に特に有利で
ある。
本発明方法を、1種又は数種の水溶性酸性染料の追加
存在下に行うとき、特に有利に皮革の染色が行われるこ
とが明らかになつた。
水性酸性染料としては、自体公知のスルホン酸基含有
アゾ染料(これは金属不含でも金属錯化合物として存在
してもよい)、スルホン酸基含有金属フタロシアニン又
はスルホン酸基含有アントラキノンが用いられる。
水溶性酸性染料は、好ましくは粉末状で又は液状調製
物の形で染色浴に添加される。その添加は有利には顔料
の添加と共に行われる。
染色される皮革の湿潤重量に対し一般に0.1〜6%好
ましくは0.5〜5%特に0.5〜3%の水溶性酸性染料が用
いられる。
本発明方法においては、単独の顔料並びに顔料の混合
物を用いて皮革を処理することができる。黄色、赤色及
び青色の顔料を用いて染色することが好ましく、その際
褐色染色が得られる。
新規方法によれば、卓越した均染性、色濃度、光沢、
並びに高い光堅牢度値、湿潤堅牢度値及び移行堅牢度値
により優れた皮革の染色が達成される。そのほかこの染
色は良好な浸透染色を示す。
下記実施例により本発明をさらに詳細に説明する。%
は重量%であり、それぞれ削つた湿潤クロムなめし皮革
に対する。
実施例中で用いられる顔料は、それぞれオキシアルキ
ル化アミンとして、まずプロピレンオキシドと、次いで
エチレンオキシドと反応させたエチレンジアミン(エチ
レンオキシド含量:40%; 10500)を含有する水性調
製物の形で使用される。顔料に対するアミンの割合は20
%である。
酸性染料は水溶液の形で用いられる。
オキシアルキル化アミンとは、約10モルのエチレンオ
キシドによりオキシエチル化されたオレイルアミンであ
る。オキシアルキル化アルコールとは、約80モルのエチ
レンオキシドによりオキシエチル化された獣脂アルコー
ルである。
(A) クツシヨン用皮革の染色 一般的染色法: 前処理 クツシヨン用皮革を常法により後なめしし、次いで水
洗する。
染色段階1 クツシヨン用皮革を50℃の温度で、アンモニア1%を
含有する水性浴200%中で10分間処理する。次いで染色
浴に顔料、場合により酸性染料、オキシアルキル化アミ
ン及びオキシアルキル化アルコールを添加する。皮革を
30分間つきさらし、市販の加脂液を加え、さらに60分間
つきさらす。蟻酸2.5%を加えたのち(15分間隔で2回
に分けて)、さらに30分間つきさらし、次いで染色浴を
除去する。
染色段階2 次いで皮革を50℃の温度で、顔料、酸性染料、オキシ
アルキル化アミン及びオキシアルキル化アルコールを含
有する染色浴200%中で30分間つきさらす。蟻酸1%を
加えたのち、30分間つきさらす。
後固着 次いで皮革を浴から取出し、40℃の温度で、蟻酸0.3
%を含有する水性浴200%中で5分間つきさらす。次い
で市販の後固着剤0.3%を加え、さらに30分間つきさら
す。皮革を常法により仕上げ処理し、すなわち湿潤幅出
しし、乾燥し、加湿し、しわ伸しする。
実施例1 染色段階1 1.0% C.I.ピグメント・レツド146 1.0% C.I.アシツド・レツド310 1.5% C.I.アシツド・レツド282 0.3% オキシアルキル化アミン 0.35 % オキシアルキル化アルコール 染色段階2 0.5 % C.I.ピグメント・レツド146 0.5 % C.I.アシツド・レツド310 0.75% C.I.アシツド・レツド282 0.15% オキシアルキル化アミン 0.18% オキシアルキル化アルコール 染色された皮革の色調:赤色 実施例2 染色段階1 0.5% 銅フタロシアニン(α−変態) 0.5% C.I.バツト・バイオレツト9 1.0% C.I.アシツド・ブルー134 1.0% C.I.アシツド・ブルー54 0.3% オキシアルキル化アミン 0.35 % オキシアルキル化アルコール 染色段階2 0.25% 銅フタロシアニン(α−変態) 0.25% C.I.バツト・バイオレツト9 0.5 % C.I.アシツド・ブルー134 0.5 % C.I.アシツド・ブルー254 0.15% オキシアルキル化アミン 0.18% オキシアルキル化アルコール 染色された皮革の色調:青色 実施例3 一般的染色法と同様に操作し、ただし段階2を行わな
い。
0.8% C.I.ピグメント・オレンジ13 3.0% C.I.アシツド・ブラウン422 0.3% オキシアルキル化アミン 0.35 % オキシアルキル化アルコール 染色された皮革の色調:黄褐色 実施例4 実施例3と同様に操作する。
1.5% C.I.ピグメント・オレンジ13 0.3% オキシアルキル化アミン 0.35 % オキシアルキル化アルコール 染色された皮革の色調:褐色 (B) 靴表面用皮革の染色 一般的操作法: 前処理 靴表面用皮革を、アクリル酸/アクリルニトリルを基
礎とする重合体なめし剤、フエノールスルホン酸とホル
ムアルデヒドとの縮合生成物を基礎とする両性なめし剤
及びメラミンとホルムアルデヒドとの縮合生成物を基礎
とする樹脂なめし剤を用いて後なめしし、次いで洗浄す
る。
染色段階 後なめしした皮革を55℃の温度で、顔料、酸性染料、
オキシアルキル化アミン及び場合によりオキシアルキル
化アルコールを含有する水性浴150%中で40分間つきさ
らす。次いで市販の加脂液6%を加え、40分間つきさら
す。最後に蟻酸1%を2回に分けて加え、1回目の添加
後20分間、2回目の添加後30分間つきさらす。次いで皮
革を浴から取出し、常法により仕上げ処理し、すなわち
減圧下に乾燥し、加湿し、しわ伸ばしする。
実施例5 0.23 % C.I.ピグメント・イエロー83 0.2% C.I.ピグメント・レツド146 0.04 % 銅フタロシアニン(α−変態) 0.04 % C.I.バツト・バイオレツト9 2.0% C.I.アシツド・ブラウン434 0.1% オキシアルキル化アミン 0.1% オキシアルキル化アルコール 染色された皮革の色調:褐色 実施例6 0.25 % C.I.ピグメント・イエロー83 0.15 % C.I.ピグメント・レツド146 0.05 % 銅フタロシアニン(α−変態) 0.05 % C.I.バツト・バイオレツト9 2.0% C.I.バツド・ブラウン290 0.1% オキシアルキル化アミン 0.1% オキシアルキル化アルコール 染色された皮革の色調:褐色 実施例7 0.23 % C.I.ピグメント・イエロー83 0.2% C.I.ピグメント・レツド146 0.04 % 銅フタロシアニン(α−変態) 0.04 % C.I.バツド・バイオレツト9 2.0% C.I.アシツド・ブラウン434 0.3% オキシアルキル化アミン 染色された皮革の色調:褐色 実施例1〜7において、透明な色調及び高い光堅牢度
を有する均染された皮革が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト・ベルデ ドイツ連邦共和国6700ルードウイツヒス ハーフ エン・ヅブリナー・シユトラー セ21 (72)発明者 パウル・ギユンテルト ドイツ連邦共和国6707シツフアーシユタ ツト・ヨハネスーブラームスーシユトラ ーセ2 (56)参考文献 特開 昭55−93884(JP,A) 米国特許3841888(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06P 3/32 D06P 1/44 D06P 1/607

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮革を、少なくとも20個の炭素原子を有す
    るオキシアルキル化アミンの存在下に20〜60℃の温度で
    顔料を用いて処理することを特徴とする、水性浴中で顔
    料を用いて皮革を染色する方法。
  2. 【請求項2】染色すべき皮革の水分重量に対し0.1〜5
    %のオキシアルキル化アミンを用いて皮革を処理するこ
    とを特徴とする、第1請求項に記載の皮革の染色法。
  3. 【請求項3】少なくとも16個の炭素原子を有するオキシ
    アルキル化アルコールの追加存在下に処理を行うことを
    特徴とする、第1請求項に記載の皮革の染色法。
  4. 【請求項4】少なくとも20個の炭素原子を有するオキシ
    アルキル化アミンを含有する水性顔料調製物を用いて処
    理を行うことを特徴とする、第1請求項に記載の皮革の
    染色法。
  5. 【請求項5】水溶性の酸性染料の追加存在下に処理を行
    うことを特徴とする、第1請求項に記載の皮革の染色
    法。
JP1130295A 1988-05-28 1989-05-25 顔料による皮革の染色法 Expired - Lifetime JP2783290B2 (ja)

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