JP2783247B2 - ソノブイ及びこのソノブイを用いた水中探査方法 - Google Patents

ソノブイ及びこのソノブイを用いた水中探査方法

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JP2783247B2
JP2783247B2 JP8092852A JP9285296A JP2783247B2 JP 2783247 B2 JP2783247 B2 JP 2783247B2 JP 8092852 A JP8092852 A JP 8092852A JP 9285296 A JP9285296 A JP 9285296A JP 2783247 B2 JP2783247 B2 JP 2783247B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機等の基地局
からの信号を、水面に浮遊する浮上部を中継して、水中
に沈降する探査部に送信し、この探査部から水中探査用
の音響信号を送信することによって目標物体の探査を行
なうソノブイ及びこのソノブイを用いた水中探査方法に
関し、特に、時間の経過によって変化する水中の音波伝
搬特性に応じて探査部の深度を自由に変更することがで
き、常に、安定した探知特性を得ることができるソノブ
イ及びこのソノブイを用いた水中探査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソノブイは、航空機等の基地局か
らの信号を、水面に浮遊する浮上部を中継して水中に沈
降する探査部に送信し、この探査部から水中探査用の音
響信号を送信することによって、潜水艦又は魚群等の目
標物体の探査を行ない、その探査結果を、前記浮上部を
中継して前記基地局に送信する構成となっていた。ま
た、前記浮上部と前記探査部とをケーブルによって連結
し、このケーブルを介して、前記浮上部と前記探査部の
信号の送受を行なっていた。
【0003】ここで、水中における音波伝搬特性は、水
温,塩分濃度等によって左右されるので、安定した目標
物体の探査を行なうには、前記探査部を水中の音波伝搬
特性の最も良好となる深度に位置させる必要があった。
ところが、ソノブイは一般に使い捨てされるため、前記
浮上部と前記探査部とを連結する前記ケーブルを巻き取
ったり、送り出したりするような複雑かつ高価な構成の
深度可変手段を採用してまで、前記探査部の深度を変更
可能にすることは好ましくなかった。
【0004】そこで、本出願人は、特開昭60−152
965号及び特開平2−112779号に示すように、
簡単な構成でありながら、前記探査部を水中の音波伝搬
特性が最も良好となる深度に位置させることができるソ
ノブイを提案した。
【0005】特開昭60−152965号のソノブイ
は、水中における音波伝搬と密接な関係がある水中の温
度傾斜に着目したものであり、ソノブイの投下着水後、
温度センサを沈降させて各深度における温度を測定し、
この測定温度にもとづいて最適深度を設定し、その後、
設定深度のもとづいてケーブルを送り出し、送受波器
(探査部)を設定深度に位置させる構成としてあった。
【0006】このような構成のソノブイによれば、水中
の温度傾斜にもとづいて最適深度を明らかにしてから前
記送受波器を沈降させることができるので、前記送受波
器の深度変更ができなくても、前記送受波器を音波伝搬
特性の良好な深度に位置させることができた。
【0007】また、特開平2−112779号のソノブ
イは、図5(a),(b),(c)に示すように、水面
に浮遊する水上部(浮上部)101と、この水上部10
1にケーブル111を介して接続され、水中の探査を行
なう第一のプローブ(探査部)102と、この第一のプ
ローブ102にケーブル112を介して接続され、水中
における音波の伝搬特性を計測する第二のプローブ(水
中特性センサ)103とを備えた構成となっていた。
【0008】上記構成からなるソノブイは、投下着水
後、まず、第二のプローブ103を沈降させて水温,塩
分濃度及び深度等の測定を行なう(図5(b))。この
測定データは、ケーブル112,ケーブル111及び水
上部101のアンテナ113を介して、航空機等の基地
局に送信される。この測定データにもどづいて、音波の
伝搬特性の最も良好な深度を選定し、前記基地局から深
度選定信号を水上部101に送信する。
【0009】この深度選定信号が、ケーブル112の送
り出し量を決定するとともにトリガ信号の役割を果た
し、第一のプローブ102が選定深度に位置される(図
5(b))。その後、第一のプローブ102によって水
中探査が行なわれる。
【0010】このようなソノブイによれば、より簡単な
構成によって、第一のプローブ(探査部)102を、水
中の音波伝搬特性が最も良好となる深度に位置させるこ
とができた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のソノブ
イは、いずれも極めて簡単な構成によって探査部(送受
波器又は第一のプローブ)を、最も音波伝搬特性が良好
となる深度に位置させることができるが、長時間にわた
って水中探査を行なう場合、時間の経過によって水中の
音波伝搬特性が変化し、このような音波伝搬特性の変化
に応じて前記探査部の深度を自由に変更することはでき
なかった。
【0012】なお、特開平3−19006号では、バル
ーンと、このバルーンにガスを供給するガス発生器と、
前記バルーンからガスを排出する排出バルブと、水圧を
検知する圧力センサと、装置外部からの調整が可能な深
度設定器とを備え、前記圧力センサと前記深度設定器か
らの信号にもとづいて、前記ガス発生器と前記排出バル
ブを制御することにより前記バルーンの膨らみ具合を調
整し、音源装置等の水中における深度調整を行なう水中
浮遊制御機構が提案されていた。
【0013】しかし、この水中浮遊制御機構は、水圧に
もとづて音源装置等の設定深度を維持させるものであ
り、したがって、この技術を応用しても、水中の音波伝
搬特性にもとづいて前記探査部の深度を変更することは
できず、時間の経過による水中の音波伝搬特性の変化に
対処することはできなかった。
【0014】本発明は上記事情にかんがみてなされたも
のであり、時間の経過によって変化する水中の音波伝搬
特性に応じて探査部の深度を自由に変更することがで
き、常に、探査部を水中の音波伝搬特性が最も良好とな
る深度に位置させることができ、安定した探知特性を得
ることができるソノブイ及びこのソノブイを用いた水中
探査方法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のソノブイは、基地局からの信号を、
水面に浮遊する浮上部を中継して、水中に沈降する探査
部に送信し、この探査部から水中探査用の音響信号を送
信することによって目標物体の探査を行ない、その探査
結果を前記浮上部を中継して前記基地局に送信するソノ
ブイにおいて、前記浮上部と前記探査部のそれぞれに設
けられ、通信用の音響信号により前記浮上部と前記探査
部との水中における信号伝送を可能とする伝送用送受波
器と、前記探査部に設けられ、水中における音波の伝搬
特性を測定する水中特性センサと、前記探査部に設けら
れ、前記浮上部を中継して前記探査部に送信された前記
基地局からの信号にもとづいて、前記探査部の深度を変
更させる深度可変装置とを備えた構成としてある。
【0016】また、請求項2記載のソノブイは、前記深
度可変装置が、圧縮気体を収納したインフレータと、こ
のインフレータからの気体の給気によって膨張するフロ
ートと、前記インフレータの気体を前記フロート内に給
気する給気バルブと、前記フロート内の気体を外部に排
気する排気バルブと、前記浮上部を介して前記探査部に
送信された前記基地局からの信号にもとづいて、前記給
気バルブ及び前記排気バルブの開閉を制御する制御部と
からなる構成としてある。
【0017】さらに、請求項3記載の本方法は、請求項
1又は請求項2記載のソノブイを用いた水中探査方法で
あって、前記探査部を水中に沈降させ、前記水中特性セ
ンサによって水中の音波伝搬特性を測定し、この測定結
果にもとづいて前記探査部の深度を選定し、この選定深
度に応じた深度選定信号を、前記基地局から前記浮上部
を中継して前記探査部に送信し、この深度選定信号よっ
て前記深度可変装置を作動させることにより、前記探査
部を前記選定深度に位置させ、前記探査部に目標物体の
探査を行なわせるようにしてある。
【0018】このような本発明のソノブイ及びこのソノ
ブイを用いた水中探査方法によれば、前記浮上部と前記
探査部との間における信号伝送を通信用の音響信号によ
り行なうこととしたので、前記探査部がケーブルに拘束
されず、ケーブルを考慮した複雑な深度可変機構を採用
する必要がなくなる。
【0019】したがって、フロートを利用した簡単な構
成の前記深度可変装置を、前記水中特性センサの測定結
果にもとづいて制御することにより、時間の経過によっ
て変化する水中の音波伝搬特性に応じて、前記探査部の
深度を自由に変更することができ、常に、前記探査部を
水中の音波伝搬特性が最も良好となる深度に位置させる
ことができ、安定した探知特性を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のソノブイ及びこの
ソノブイを用いた水中探査方法の一実施形態について、
図面を参照しつつ説明する。
【0021】まず、本発明のソノブイの実施形態につい
て説明する。図1は本発明の実施形態に係るソノブイの
投下着水前の状態を示す斜視図であり、また、図2は上
記ソノブイの投下着水後の状態を示す斜視図である。さ
らに、図3は上記ソノブイのブロック図であり、図4は
上記ソノブイの深度可変装置を示す部分断面図である。
【0022】図1,図2及び図3において、本実施形態
のソノブイは、投下着水後、水面に浮遊して信号伝送の
中継点の役割を果たす浮上部10と、水中に沈降して目
標物体の探査を行なう探査部20と、これら浮上部10
及び探査部20を収納する分割可能なカバー30,30
と、底蓋40とからなっている。
【0023】浮上部10には、該浮上部10を水面に浮
遊させるための気密室11と、この気密室11の上部に
立設したアンテナ12と、気密室11の下部に設けた電
波送受信器13と、さらに電波送受信器13の下部に取
り付けた伝送用送受波器14とで構成してある。
【0024】電波送受信器13は、アンテナ12が受信
した図示しない航空機等の基地局からの電波信号(深度
選定信号)を、電気信号に変換して伝送用送受波器14
に出力する。また、伝送用送受波器14からの電気信号
(測定データ又は探査データ)を電波信号に変換してア
ンテナ12から前記基地局へ送信する。
【0025】伝送用送受波器14は、電波送受信器13
からの電気信号(深度選定信号)を通信用音響信号に変
換して探査部20へ送信する。また、伝送用送受波器1
4は、探査部20からの通信用の音響信号(測定データ
又は探査データ)を受信し、電気信号に変換して電波送
受信器13に出力する。
【0026】探査部20は、浮上部10との通信用音響
信号の送受信を行なうための伝送用送受波器21と、各
部から入力された電気信号の処理を行なう電子回路部2
2と、水中における温度,塩分濃度,深度等を検知して
音波伝搬特性の測定を行なう水中特性センサ23と、水
中探査用の音響信号を送信して目標物体の探査を行なう
ソーナー用送受波器24と、探査部20の深度を変更さ
せる深度可変装置25とからなっている。
【0027】伝送用送受波器21は、浮上部10からの
通信用音響信号(深度選定信号)を受信し、電気信号に
変換して電子回路22に出力する。また、電子回路22
からの電気信号(測定データ又は探査データ)を入力
し、通信用音響信号に変換して浮上部10へ送信する。
【0028】電子回路22は、図3に示すように、信号
切換回路22a,周波数変換器22b,発振器22c,
電力増幅回路22dとからなっている。信号切換回路2
2aは、伝送用送受波器21からの電気信号(深度選定
信号)を、深度可変装置25及び周波数変換器22bに
出力する。周波数変換器22bは、伝送用送受波器21
からの電気信号を周波数変換し、トリガ信号を生成す
る。このトリガ信号により発振器22c→電力増幅回路
22d→ソーナー用送受波器24が作動し、水中の探査
が開始される。ソーナー用送受波器24は、水中探査用
音響信号を送信し、この水中探査用音響信号の反射波に
もとづいて潜水艦,魚群等の目標物体を探査する。
【0029】深度可変装置25は、図3及び図4に示す
ように、電子回路部22の信号切換回路22aからの電
気信号(深度選定信号)にもとづいて制御信号を出力す
る制御部25aと、この制御部25aのケース上壁面に
密閉した状態で取り付けた膨縮自在のフロート25b
と、このフロート25b内に収納された圧縮気体を内蔵
するインフレータ25cと、このインフレータ25c内
の気体をフロート25b内に供給する給気バルブ25d
と、フロート25b内の気体を外部に排気する排気バル
ブ25eと、制御部25aからの制御信号にもとづいて
給気バルブ25dを開閉させる第一モータ25fと、制
御部25aからの制御信号にもとづいて排気バルブ25
eを開閉させる第二モータ25gとで構成してある。
【0030】次に、上記構成からなるソノブイを用いた
本発明の水中探査方法の実施形態について、図1,図
2,図3及び図4を参照しつつ説明する。
【0031】投下着水前の本ソノブイは、図1に示すよ
うに、分割可能なカバー30,30と底蓋40内に、浮
上部10と探査部20とを縦積みにして収納した状態と
してあり、この状態で前記航空機等(基地局)から水面
に投下される。
【0032】投下着水後、図2に示すように、着水の衝
撃でカバー30,30と底蓋40が外れ、浮上部10が
水面に浮遊するとともに、探査部20が水中に沈降す
る。探査部20が水中に沈降すると、水中特性センサ2
3が作動して、水中における温度,塩分濃度,深度等を
検知して音波伝搬特性の測定を行なう。この測定データ
は、深度可変装置25の制御部25aと電子回路部22
の信号切換回路22aを介して伝送用送受波器21に入
力される。
【0033】水中特性センサ23の測定データ(電気信
号)を入力した伝送用送受波器21は、この測定データ
を通信用音響信号に変換し、浮上部10の伝送用送受波
器14に送信する。伝送用送受波器14は、この測定デ
ータを電気信号に変換し、電波送受信機13に出力す
る。すると、電波送受信機13がこの測定データを電波
信号に変換し、アンテナ12から前記基地局へ送信す
る。
【0034】この測定データにもとづいて、前記基地局
において、水中の音波伝搬特性が最も良好となる深度が
選定される。そして、前記基地局から浮上部10に深度
選定信号が送信される。
【0035】この深度選定信号は、アンテナ12を介し
て浮上部10の電波送受信部13に受信され、電気信号
に変換されてから伝送用送受波器14に入力される。そ
して、伝送用送受波器14が、深度選定信号を通信用音
響信号に変換し、探査部20の伝送用送受波器21に送
信する。
【0036】伝送用送受波器21は、入力した深度選定
信号を電気信号に変換し、電子回路部22の信号切換回
路22aに出力する。すると、信号切換回路22aが深
度選定信号を、同じく電子回路部22の周波数変換器2
2bと、深度可変装置25の制御部25aとの両方に出
力する。
【0037】深度可変装置25の制御部25aは、入力
された深度選定信号にもとづいて、第一又は第二モータ
25f,25gに制御信号を出力し、給気バルブ25d
又は排気バルブ25eの開閉制御を行なう。これによ
り、フロート25b内の気体の量が調整され、探査部2
0が選定深度、すなわち、水中の音波伝搬特性の最も良
好な深度に位置する。
【0038】一方、電子回路部22の周波数変換器22
bは、入力された深度選定信号を周波数変換し、トリガ
信号を出力する。このトリガ信号により発振器22c→
電力増幅回路22d→ソーナー用送受波器24が作動
し、水中における目標物体の探査が行なわれる。
【0039】ソーナー用送受波器24の探査データは、
電子回路部22の周波数変換器22bと信号切換回路2
2aを介して伝送用送受波器21に入力され、通信用音
響信号に変換されてから、浮上部10の伝送用送受波器
14に送信される。そして、この探査データは、伝送用
送受波器14によって電気信号に変換された後、電波送
受信器13によって電波信号に変換され、アンテナ12
を介して前記基地局に送信される。
【0040】その後、時間の経過によって水中の音波伝
搬特性が変化した場合は、前記基地局から再び深度選定
信号を浮上部10に送信することにより、探査部20の
深度を自由に変更することができる。
【0041】なお、水中における探査部20の位置は、
探査部20の深度,探査部20の浮上部10までの距
離、及び、浮上部10を基準とした探査部20の方位に
もとづいて確定することができる。ここで、探査部20
の深度は、水中特性センサ23の測定データにもとづい
て検出することができる。
【0042】また、探査部20の浮上部10までの距離
は、浮上部10からの深度選定信号を探査部20の伝送
用送受波器21が受信した直後、浮上部10へ確認信号
が送り返されることから、浮上部10の伝送用送受波器
14が深度確定信号を送信してから探査部20の確認信
号を受信するまでの時間にもとづいて検出することがで
きる。
【0043】さらに、浮上部10を基準とした探査部2
0の方位は、浮上部10の伝送用送受波器14が探査部
20からの深度選定信号を受信するときの信号の入射角
にもとづいて検出することができる。
【0044】このような本実施形態のソノブイ及びこの
ソノブイを用いた水中探査方法によれば、浮上部10と
探査部20との間における信号伝送を通信用音響信号に
より行なうこととしたので、探査部20がケーブルに拘
束されず、ケーブルを考慮した複雑な深度可変機構を採
用する必要がなくなる。
【0045】したがって、フロート25bを利用した簡
単な構成の深度可変装置25を、水中特性センサ23の
測定結果にもとづいて制御することにより、時間の経過
によって変化する水中の音波伝搬特性に応じて、探査部
20の深度を自由に変更することができ、常に、探査部
20を水中の音波伝搬特性が最も良好となる深度に位置
させることができ、安定した探知特性を得ることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明のソノブイ及びこ
のソノブイを用いた水中探査方法によれば、時間の経過
によって変化する水中の音波伝搬特性に応じて探査部の
深度を自由に変更することができ、常に、探査部を水中
の音波伝搬特性が最も良好となる深度に位置させること
ができ、安定した探知特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るソノブイの投下着水前
の状態を示す斜視図である。
【図2】上記ソノブイの投下着水後の状態を示す斜視図
である。
【図3】上記ソノブイのブロック図である。
【図4】上記ソノブイの深度可変装置を示す部分断面図
である。
【図5】同図(a),(b),(c)は従来のソノブイ
及びこのソノブイを用いた水中探査方法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 浮上部 11 気密室 12 アンテナ 13 電波送受信器 14 伝送用送受波器 20 探査部 21 伝送用送受波器 22 電子回路部 23 水中特性センサ 24 ソーナー用送受波器 25 深度可変装置 25a 制御部 25b フロート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 11/00 G01S 7/52 V H04B 7/26 E

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局からの信号を、水面に浮遊する浮
    上部を中継して、水中に沈降する探査部に送信し、この
    探査部から水中探査用の音響信号を送信することによっ
    て目標物体の探査を行ない、その探査結果を前記浮上部
    を中継して前記基地局に送信するソノブイにおいて、 前記浮上部と前記探査部のそれぞれに設けられ、通信用
    の音響信号により前記浮上部と前記探査部との水中にお
    ける信号伝送を可能とする伝送用送受波器と、 前記探査部に設けられ、水中における音波の伝搬特性を
    測定する水中特性センサと、 前記探査部に設けられ、前記浮上部を中継して前記探査
    部に送信された前記基地局からの信号にもとづいて、前
    記探査部の深度を変更させる深度可変装置とを備えたこ
    とを特徴とするソノブイ。
  2. 【請求項2】 前記深度可変装置が、圧縮気体を収納し
    たインフレータと、このインフレータからの気体の給気
    によって膨張するフロートと、前記インフレータの気体
    を前記フロート内に給気する給気バルブと、前記フロー
    ト内の気体を外部に排気する排気バルブと、前記浮上部
    を介して前記探査部に送信された前記基地局からの信号
    にもとづいて、前記給気バルブ及び前記排気バルブの開
    閉を制御する制御部とからなる請求項1記載のソノブ
    イ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のソノブイを
    用いた水中探査方法であって、 前記探査部を水中に沈降させ、前記水中特性センサによ
    って水中の音波伝搬特性を測定し、この測定結果にもと
    づいて前記探査部の深度を選定し、この選定深度に応じ
    た深度選定信号を、前記基地局から前記浮上部を中継し
    て前記探査部に送信し、この深度選定信号よって前記深
    度可変装置を作動させることにより、前記探査部を前記
    選定深度に位置させ、前記探査部に目標物体の探査を行
    なわせることを特徴とする水中探査方法。
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