JP2783016B2 - 内燃機関試験設備 - Google Patents

内燃機関試験設備

Info

Publication number
JP2783016B2
JP2783016B2 JP29933591A JP29933591A JP2783016B2 JP 2783016 B2 JP2783016 B2 JP 2783016B2 JP 29933591 A JP29933591 A JP 29933591A JP 29933591 A JP29933591 A JP 29933591A JP 2783016 B2 JP2783016 B2 JP 2783016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
turntable
self
propelled body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29933591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05133844A (ja
Inventor
進 木口
昌二 多田
真人 関本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP29933591A priority Critical patent/JP2783016B2/ja
Publication of JPH05133844A publication Critical patent/JPH05133844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2783016B2 publication Critical patent/JP2783016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車組み立
て工場において、車体に組み込む前の内燃機関に対して
性能試験を行うに採用される内燃機関試験設備に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備としては、たとえば
実開昭57−162222号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来構成は、ターンテーブル上の周方向複数箇
所にエンジンセット台を設け、そしてターンテーブルの
外側で床面上に、その外周縁に沿って往復走行自在なエ
ンジン搬入台車とエンジン搬出台車とを設け、さらに両
台車の走行経路の外側にエンジン搬入コンベヤとエンジ
ン搬出コンベヤとを設けている。
【0003】この従来構成によると、エンジン搬入コン
ベヤからエンジン搬入台車に渡されたエンジンは、エン
ジン搬入台車がターンテーブルの回転に同期して走行す
る間にエンジンセット台に渡される。そしてターンテー
ブルがほぼ一回転する間に、エンジンに対して暖気運転
と、運転条件の調整と、各種の試験とが行われる。その
後にエンジンは、ターンテーブルの回転に同期して走行
するエンジン搬出台車に渡され、そしてエンジン搬出コ
ンベヤにより次工程へ搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、エンジン搬入コンベヤやエンジン搬出コンベヤは
常時駆動のチェーンコンベヤ形式であることから大きな
騒音が発生し続け、特に音関係の検査を精度よく行えな
い。またエンジンセット台に対してエンジンの搬入出を
行うに一対の台車と一対のコンベヤとを必要とし、設備
全体が大型化しかつ高価となる。さらに台車やコンベヤ
は、その設置によりフロアをかなり占有することにな
り、したがつて設備内における他の装置や人の動きに制
約を受けることになる。
【0005】本発明の目的とするところは、静かな搬送
を行えるとともに、受け渡しのための台車設備を不要に
し得、しかもフロアを有効に利用し得る内燃機関試験設
備を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の内燃機関試験設備は、縦軸心の回りに連続回転自
在なターンテーブルを設け、このターンテーブル上の周
方向複数箇所に内燃機関の試験装置を設け、前記縦軸心
を中心とした円弧状部を前記ターンテーブルの側方かつ
上方に有するレールを配設し、このレールに支持案内さ
れて往復走行自在な自走体を設け、この自走体の下部に
内燃機関の支持部を設け、この支持部と前記試験装置と
の間で内燃機関の受け渡しを行う移載手段を設けてい
る。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成によると、内燃機関を支持
した自走体は、レールに支持案内されて走行し、円弧状
部に入って所定の位置にて停止される。そして空の試験
装置は、ターンテーブルの回転に伴って移動しており、
このとき自走体を目的とする空の試験装置と同期させな
がら走行させ、そして同期した移動中において、移載手
段により、内燃機関を自走体から試験装置へと移載し得
る。
【0008】このような移載を行ったのち、ターンテー
ブルの回転中において、まず内燃機関に対して暖気運転
が行われ、次いでアイドル調整、点火時期調整、排ガス
調整など運転条件の調整が行われ、そして騒音、振動、
応答性、各部漏れなどの検査が行われたのち、油や水が
抜き取られる。前述した検査は、作業者の官能や自動検
査装置によるものであり、その際に自走体による搬送は
静かに、かつ必要時のみ行われることから、外部の騒音
などに影響されることなく正確な測定(判定)を行え
る。
【0009】このようにして内燃機関に対して所期の試
験を行った試験装置は、ターンテーブルの回転に伴って
移動しており、したがつて空の自走体を、目的とする試
験装置と同期させながら走行させ、そして同期した移動
中において、移載手段により内燃機関を試験装置から自
走体へと移載し得る。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。1はターンテーブルで、ピット2内に配設した環
状レール3に車輪4とガイド輪5とを介して支持案内さ
れ、回転駆動装置(図示せず)の駆動力を受けて縦軸心
6の回りに定速で連続回転する。前記ターンテーブル1
における上面の周方向所定角度置きの複数箇所(実施例
では36度置きの10箇所)には内燃機関7の試験装置10が
放射状に配設される。これら試験装置10は、それぞれ移
載手段の一部を形成するローラコンベヤ11と、地上側制
御装置(図示せず)に接続した制御部12を有する。
【0011】ここで試験装置10群は、ターンテーブル1
の回転に伴って、搬入工程A、暖気工程B、調整工程
C、検査工程D、油・水抜き工程E、搬出工程Fをこの
順で移動する。なお前記ターンテーブル1を含めて設備
内では、内燃機関7はパレットを介して取り扱われる。
【0012】前記ターンテーブル1の中央部を貫通して
前記縦軸心6上に多重管形式のポスト15が立設され、こ
のポスト15の上部には集電装置16が配設される。前記試
験装置10群は環状の囲壁体20により囲まれている。すな
わちターンテーブル1の中間部から内筒状壁21が立設さ
れ、そしてターンテーブル1の外縁部から外筒状壁22が
立設されるとともに、両筒状壁21,22の上端間がリング
状の天井壁23で連結されている。前記外筒状壁22の各試
験装置10に対向する位置には、内燃機関7の搬入出を行
うための通路24が形成され、これら通路24はシャッター
25により開閉自在となる。さらに外筒状壁22の通路24間
には出入り用扉26が設けられる。
【0013】前記ターンテーブル1の側方の一部でかつ
上方に、前記縦軸心6を中心とした円弧状部30aを有す
るレール30を配設している。すなわち搬入工程Aと搬出
工程Fを含む位置に円弧状部30aが位置するようにレー
ル30が配設され、そして円弧状部30aの上手側を前工程
に至らせるとともに、下手側を次工程に至らせている。
このレール30は、その一側面に連結したブラケット31を
介して天井梁などに支持されており、また他側面には給
電装置が配設してある。
【0014】前記レール30に支持案内されて往復走行自
在な自走体35は、駆動車輪36や駆動装置37などを有し、
さらに前記給電装置に摺接自在な集電装置を設けて給電
と信号授受とを可能にしている。この自走体35の下部に
は内燃機関7の支持部38が設けられる。すなわち自走体
35の下部からハンガ部材39が連設され、このハンガ部材
39の下部に、パレットを介して前記内燃機関7を支持自
在なローラコンベヤ40が配設されている。ここでローラ
コンベヤ40は移載手段の一部となり、以てこのローラコ
ンベヤ40と前記ローラコンベヤ11とにより、支持部38と
前記試験装置10との間で内燃機関7の受け渡しを行う移
載手段を構成する。
【0015】以下、上記構成における作用を説明する。
自走体35は、ローラコンベヤ40上にパレットを介して内
燃機関7を支持しており、そしてレール30に支持案内さ
れて一定経路上を自動走行する。前工程から走行してき
た自走体35は円弧状部30aに入り、この円弧状部30aの
中間部に形成される第1ホームポジションIにて停止さ
れる。
【0016】搬出工程Fにおいて内燃機関7を搬出して
空になった試験装置10は、対応するシャッター25を開動
させた状態でターンテーブル1の回転に伴って搬出工程
Fから搬入工程Aへと入ってくる。このとき自走体35を
目的とする空の試験装置10と同期させながら前述とは逆
方向へ走行(後進走行)させる。そして同期した移動中
において、ローラコンベヤ40により内燃機関7を送り出
すとともにローラコンベヤ11により内燃機関7を引き込
む。これにより内燃機関7を自走体35から試験装置10へ
と移載し得る。
【0017】このような移載を行ったのち、対応するシ
ャッター25は閉動され、また自走体35は円弧状部30aを
前進走行され、この円弧状部30aの終端部に形成される
第2ホームポジションIIにて停止される。
【0018】その後、前述したターンテーブル1の回転
中において、まず暖気工程Bで内燃機関7の暖気運転が
行われ、次いで調整工程Cでアイドル調整、点火時期調
整、排ガス調整など運転条件の調整が行われ、そして検
査工程Dで騒音、振動、応答性、各部漏れなどの検査が
行われたのち、油・水抜き工程Eで油や水が抜き取られ
る。
【0019】前述した検査工程Dでの検査は、作業者の
官能(直接に聞くことなど)や自動検査装置によるもの
であり、その際に内燃機関7は、囲壁体20により外部か
ら区画された室内に位置しており、さらに自走体35によ
る搬送は静かに、かつ必要時のみ行われることから、外
部の騒音などに影響されることなく正確な測定(判定)
を行える。
【0020】このようにして内燃機関7に対して所期の
試験を行った試験装置10は、対応するシャッター25を開
動させた状態でターンテーブル1の回転に伴って油・水
抜き工程Eから搬出工程Fへと入ってくる。このとき第
2ホームポジションIIに停止させていた自走体35を、目
的とする試験装置10と同期させながら前述とは逆方向へ
走行(後進走行)させる。そして同期した移動中におい
て、ローラコンベヤ11により内燃機関7を送り出すとと
もにローラコンベヤ40により内燃機関7を引き込む。こ
れにより内燃機関7を試験装置10から自走体35へと移載
し得る。
【0021】上記実施例において、搬入工程Aでの搬入
作業と搬出工程Fでの搬出作業とは通常、同時に行われ
るものであり、したがって円弧状部30aには2台の自走
体35が位置している。しかし、ターンテーブル1の回転
速度や、搬入工程Aと搬出工程Fの配置構成によって
は、1台の自走体35を第1ホームポジションIに停止さ
せて内燃機関7を渡し、引き続いて自走体35を第2ホー
ムポジションIIに停止させて内燃機関7を受け取ること
もできる。
【0022】上記実施例では移載手段として一対のロー
ラコンベヤ11,40を示したが、これはいずれか一方にフ
ォーク装置を配設する形式など種々な構成を採用し得
る。上記実施例において、囲壁体20は普通の材料でもよ
いが、防音構造を施工したときには一層好適に採用し得
る。
【0023】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、円弧状部の
自走体を、ターンテーブルの回転に伴って移動している
目的とする試験装置と同期させながら走行させ、そして
同期した移動中において移載手段を作動させることで、
内燃機関を自走体と試験装置との間で移載できる。これ
により、受け渡しのための台車設備を不要にしながらも
内燃機関の移載を行うことができる。
【0024】このような移載により試験装置が新たな内
燃機関を受け入れたのち、ターンテーブルの回転中に内
燃機関に対して、暖気運転、運転条件の調整、検査など
を行うことができ、その際に検査は、自走体による搬送
が静かに、かつ必要時のみ行われることから、外部の騒
音などに影響されることなく正確に行うことができる。
【0025】また受け渡しのための台車設備を不要と
し、かつ自走体による搬送が天井側のレールを介して行
われることから、フロアを占有することがなく、したが
つて設備内において他の装置や人は、制約を受けること
なくフロアを有効に利用して動き回ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、内燃機関試験設備の
縦断面図である。
【図2】同内燃機関試験設備の一部切り欠き平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ターンテーブル 6 縦軸心 7 内燃機関 10 試験装置 11 ローラコンベヤ(移載手段) 20 囲壁体 24 通路 25 シャッター 30 レール 30a 円弧状部 35 自走体 38 支持部 40 ローラコンベヤ(移載手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−229933(JP,A) 特開 昭62−32338(JP,A) 実開 昭57−162222(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦軸心の回りに連続回転自在なターンテ
    ーブルを設け、このターンテーブル上の周方向複数箇所
    に内燃機関の試験装置を設け、前記縦軸心を中心とした
    円弧状部を前記ターンテーブルの側方かつ上方に有する
    レールを配設し、このレールに支持案内されて往復走行
    自在な自走体を設け、この自走体の下部に内燃機関の支
    持部を設け、この支持部と前記試験装置との間で内燃機
    関の受け渡しを行う移載手段を設けたことを特徴とする
    内燃機関試験設備。
JP29933591A 1991-11-15 1991-11-15 内燃機関試験設備 Expired - Fee Related JP2783016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29933591A JP2783016B2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 内燃機関試験設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29933591A JP2783016B2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 内燃機関試験設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05133844A JPH05133844A (ja) 1993-05-28
JP2783016B2 true JP2783016B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=17871225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29933591A Expired - Fee Related JP2783016B2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 内燃機関試験設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2783016B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106276206A (zh) * 2016-11-03 2017-01-04 张泰� 一种精确计量圆盘给料机、及其液体添加装置及应用

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05133844A (ja) 1993-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5067871A (en) Procedure for horizontal storage of paper rolls
JPS5960257A (ja) 配管検査用の無軌道式配管走査装置
SU786876A3 (ru) Кольцева система трубопроводного контейнерного пневмотранспорта
JP2783016B2 (ja) 内燃機関試験設備
EP0772766B1 (en) Suspended single roll dynamometer
JP3425488B2 (ja) 内燃機関試験設備
SE9603105D0 (sv) A method in an autobalancing device
JP2780544B2 (ja) 内燃機関試験設備
JPH0789095B2 (ja) 内燃機関の試験方法
JP2783018B2 (ja) 内燃機関試験設備
JP2783017B2 (ja) 内燃機関試験設備
JPH085518A (ja) 内燃機関試験設備
JPH07115660B2 (ja) 自動車車体の組立装置
JPH0645228Y2 (ja) 内燃機関試験設備
JPH0599794A (ja) 内燃機関試験設備
JP2950174B2 (ja) ジョイントブッシュ供給装置
JPH08101093A (ja) 内燃機関試験設備
JPH05126680A (ja) 内燃機関試験設備
JPH1046858A (ja) 駐車装置のターンテーブル旋回駆動装置
JP2587976B2 (ja) エンジンテスト設備
JPH062970Y2 (ja) 防音装置を備えた管・棒材の転送装置
JPH01209333A (ja) 内燃機関試験設備
JPH0737914B2 (ja) 内燃機関試験設備
JPH0564763A (ja) 管内面塗装のためのマスキング装置
JPH0342350Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees