JP2780077B2 - 加圧装置 - Google Patents

加圧装置

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JP2780077B2
JP2780077B2 JP6331011A JP33101194A JP2780077B2 JP 2780077 B2 JP2780077 B2 JP 2780077B2 JP 6331011 A JP6331011 A JP 6331011A JP 33101194 A JP33101194 A JP 33101194A JP 2780077 B2 JP2780077 B2 JP 2780077B2
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JP
Japan
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cylinder
pile
pressurizing device
inner cylinder
ring
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豊一 藤岡
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CHODA KAKO KENSETSU KK
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加圧装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、杭の支持力確認装置に用いる加
圧装置として特開平1−284611号を先に本特許出
願人が提案している。
【0003】この加圧装置は、図6に示すように下杭A
上に分割した上下シリンダC、Dを設け、上下シリンダ
C、D間に伸長の少ない作動膜Eの端部Fを固定し、作
動膜Eと共に昇降するピストンGを上杭Bの下端に固定
し、ピストンGの中央に取付けた送圧管Hから加圧流体
をシリンダピストン間に流入させるようになっている。
この加圧装置は上下の支持力を相互反力にして杭の載荷
試験を行うようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】前記の加圧装置にあっては、杭の中心部に
オーガを挿入して施工する中掘り工法による埋込み杭に
は適用できない。又、トレミー管を挿入してコンクリー
トを打込む、場所打ち杭では、この加圧装置を設置する
深度までコンクリートを先に打込んだ後、加圧装置を設
置し、この加圧装置上に鉄筋籠を降下させてトレミー管
によりコンクリートを打込む必要がある。
【0005】このように、コンクリートを2回に分けて
打ち込まなければならないが、この場合、加圧装置の下
方に不良なコンクリートが残るという問題が生じる。そ
こで、本発明は中空状で且つ各種の用途に適合すること
ができる加圧装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、内外周シリンダに夫々段部を設
けて噛合うように形成し、両段部間に加圧流体を導入す
る送圧管を内外周シリンダのいずれかに設け、外周シリ
ンダの段部の下側にOリングを内周シリンダの段部の上
側にOリングを取付け、外周シリンダと内周シリンダと
の下端を、先端に切欠きを有する複数個のシアボルトで
結合した加圧装置を構成する
【0007】
【0008】更に、外周シリンダと内周シリンダとを回
転止めボルトで結合し、内周シリンダの回転ボルト用穴
の下面を下端を開口した通過溝で形成した加圧装置を構
成する。
【0009】
【作用】本発明は前記のように構成したもので、回転止
めボルトで内外周シリンダは結合しているため、両シリ
ンダは共に回転する。そして、送圧管から加圧流体が段
部間に流入すると、シアボルトの切欠き部が切れ、内外
周シリンダが夫々昇降する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を杭の載荷試験用に用いた場
合について、図1乃至図4に基いて詳細に説明する。加
圧装置1は中空状の外周シリンダ2と、この外周シリン
ダ2に嵌合する中空状の内周シリンダ3とで構成されて
おり、内外周シリンダ3、2に夫々段部4、5を設けて
噛合うように形成し、外周シリンダ2の段部5の下側内
周にOリング6を嵌入するOリング嵌入溝7を設け、内
周シリンダ3の段部4の上側外周にOリング8を嵌入す
るOリング嵌入溝9を設け、内周シリンダ3に送圧管1
0を設けて、両段部4、5間に加圧流体を流入させて、
内外周シリンダ3、2を相互に上下動させるようになっ
ている。又、内周シリンダ3の上端外周には外周シリン
ダ2の上端を覆うように突出部11を設けている。尚、
送圧管10は外周シリンダ2に設けてもよいものであ
る。
【0011】前記のように構成した加圧装置1を中掘り
工法の埋込み杭に適用する場合について説明すると、内
外周シリン3、2を杭に装着する際に、加圧装置1下の
下杭12の自重で伸長しないように図4に示すように計
4本のシアボルト13,13,13,13を通して内外
周シリンダ3、2を仮固定する。又、シアボルト13は
図5に示すように上杭14の下端に設けた切欠き部25
に頭部を位置させ、内外周シリンダ3,2の上面を仮固
定するようにしてもよいものである。尚、このシアボル
ト13,13,…は図5に示すように切欠き部26を設
けて、低加圧により切断されるようになっている。
【0012】又、上杭14を回転させながら建て込んだ
際に、上杭14と加圧装置1とが一体となって回転する
ように外周シリンダ2の下端2個所に回転止めボルト1
5,15と取付ける。この際、内周シリンダ3の下端に
は回転ボルト用穴16を設け、その下面に下端を開口し
た通過溝17を設けて内周シリンダ3と外周シリンダ2
とは別体に昇降できるようになっている。
【0013】又、外周シリンダ2の上端には図3、4に
示すように複数個のストッパー18,18,…が内周シ
リンダ3の突出部11を通って上杭14内に突出し、内
周シリンダ3の上面に設けたストッパー溝24にストッ
パー18の頭部を嵌入して内周シリンダ3の上昇を停止
させるようになっている。図3中19は上杭14内に設
けたカバーである。
【0014】又、外周シリンダ2の上面と、内周シリン
3の突出部11の上面には図2に示すように夫々複数本
の変位ロッド20,20,20a,20a,…を取付
け、夫々変位計21,21aに接続している。
【0015】又、上杭14内には送圧管10に連通する
送圧ホース22を設け、ポンプ23に接続して内外周シ
リンダ3、2の段部4、5間に加圧流体を供給するよう
になっている。
【0016】本実施例は前記のように構成したもので、
ポンプ23を駆動して送圧ホース22を介して内外周シ
リンダ3、2の段部4、5間に加圧流体を供給すると、
シアボルト13,13,…の切欠き部26を切断して図
2の(b)に示すように、内外周シリンダ3、2が上下
に変位し、上向き変位yj 、下向き変位Sj 、加圧装置
荷重Pj 、先端支持力Rp 、周面支持力Rf を夫々測定
する。そして、測定後にセメントミルクあるいは樹脂モ
ルタルのような硬化性流体を送圧ホース22に注入する
ようになっている。
【0017】本実施例の加圧装置を上下逆にして、加圧
流体の口を上にしてもよい。又、本実施例は既製コンク
リート杭に装着する際について説明したが、鋼管杭や場
所打ちコンクリート杭の鉄筋籠にも同じ要領で装着でき
る。
【0018】又、この加圧装置は杭の載荷試験に用いる
ことができるだけでなく、グランドアンカーの引張試験
等の各種の加圧装置として用いることができるものであ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は中空に形成されているので、例
えば杭を用いた際にも、杭の中心部にオーガを挿入して
施工する中掘り工法による埋込みや、トレミー管の昇降
に支障を来さない。
【0020】又、コンクリートが充分に加圧装置の周囲
に回り込むので、空胴を生じたり、不良なコンクリート
が残る心配がない。
【0021】又、シアボルト或は回転止めボルトでシリ
ンダの移動を抑止できるので、加圧装置の装着が容易で
ある。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加圧装置の一実施例を杭の載荷試
験に用いた断面図。
【図2】要部の拡大断面図で(a)は加圧前の状態、
(b)は加圧後の状態を示す。
【図3】ストッパーの状態を示す断面図。
【図4】加圧装置のみの平面図。
【図5】シアボルト部分の他の実施例の断面図。
【図6】従来装置の断面図。
【符号の説明】
A 下杭 B 上杭 C 上シリンダ D 下シリンダ E 作動膜 F 端部 G ピストン H 送圧管 1 加圧装置 2 外周シリンダ 3 内周シリンダ 4 段部 5 段部 6 Oリング 7 Oリング嵌入溝 8 Oリング 9 Oリング嵌入溝 10 送圧管 11 突出部 12 下杭 13 シアボルト 14 上杭 15 回転止めボルト 16 回転止めボルト用穴 17 通過溝 18 ストッパー 19 カバー 20 変位ロッド 20a 変位ロッド 21 変位計 21a 変位計 22 送圧ホース 23 ポンプ 24 ストッパー溝 25 切欠き部 26 切欠き部 27 セメントミルク
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 1/00 G01L 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外周シリンダに夫々段部を設けて噛合
    うように形成し、両段部間に加圧流体を導入する送圧管
    を内外周シリンダのいずれかに設け、外周シリンダの段
    部の下側にOリングを内周シリンダの段部の上側にOリ
    ングを取付け、外周シリンダと内周シリンダとの下端
    を、先端に切欠きを有する複数個のシアボルトで結合し
    たことを特徴とする加圧装置
  2. 【請求項2】 外周シリンダと内周シリンダとを回転止
    めボルトで結合し、内周シリンダの回転ボルト用穴の下
    面を下端を開口した通過溝で形成したことを特徴とする
    請求項1記載の加圧装置。
JP6331011A 1994-07-26 1994-12-09 加圧装置 Expired - Lifetime JP2780077B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331011A JP2780077B2 (ja) 1994-07-26 1994-12-09 加圧装置
US08/492,309 US5608169A (en) 1994-07-26 1995-06-19 Device and method for testing the bearing capacity of piles

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19267894 1994-07-26
JP6-192678 1994-07-26
JP6331011A JP2780077B2 (ja) 1994-07-26 1994-12-09 加圧装置

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JPH0892949A JPH0892949A (ja) 1996-04-09
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