JP2779104B2 - 簡易着脱電気コネクター - Google Patents
簡易着脱電気コネクターInfo
- Publication number
- JP2779104B2 JP2779104B2 JP4302568A JP30256892A JP2779104B2 JP 2779104 B2 JP2779104 B2 JP 2779104B2 JP 4302568 A JP4302568 A JP 4302568A JP 30256892 A JP30256892 A JP 30256892A JP 2779104 B2 JP2779104 B2 JP 2779104B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- socket
- plug
- connector
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/625—Casing or ring with bayonet engagement
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、簡易着脱電気コネク
ターに関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、現在使用されているすべての電気コネクターと置換
えることができ、また、遠隔操作機器、すなわちマニピ
ュレーターによる着脱が容易で、高温、低温、高圧、真
空、放射線、腐食性ガス雰囲気、その他の環境下いわゆ
る極限環境下に置かれる機器の電気コネクター等として
有用な、簡易着脱電気コネクターに関するものである。
ターに関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、現在使用されているすべての電気コネクターと置換
えることができ、また、遠隔操作機器、すなわちマニピ
ュレーターによる着脱が容易で、高温、低温、高圧、真
空、放射線、腐食性ガス雰囲気、その他の環境下いわゆ
る極限環境下に置かれる機器の電気コネクター等として
有用な、簡易着脱電気コネクターに関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその課題】従来の標準的な電気接続用の
コネクターとしては、キャノンプラグタイプ、バンディ
タイプ、ＢＮＣタイプ１あるいはＢＮＣタイプ２などが
ある。しかしながら、これらの従来のタイプの着脱方法
には下記のような問題点がある。 （１）キャノン プラグタイプは、メス側とオス側の位
置合わせが面倒であり、位置合わせの後の細目ネジの締
め付けがやっかいであり、締め付けにはかなりの力でプ
ラグを把持し回転させなければならない。 （２）バンディタイプは、簡易的であるが、オス側の突
起をメス側プラグ内面の溝に接触させながらねじ込む方
法であるため、かなりの力で押し込みながら回転させる
必要がある。 （３）ＢＮＣタイプ１は、キャノンプラグとほぼ同様の
問題点がある。 （４）ＢＮＣタイプ２は、バンディタイプにちかい構造
で、着脱いずれの場合もオス側プラグのもつバネの反力
を押さえながら回転させる必要がある。
コネクターとしては、キャノンプラグタイプ、バンディ
タイプ、ＢＮＣタイプ１あるいはＢＮＣタイプ２などが
ある。しかしながら、これらの従来のタイプの着脱方法
には下記のような問題点がある。 （１）キャノン プラグタイプは、メス側とオス側の位
置合わせが面倒であり、位置合わせの後の細目ネジの締
め付けがやっかいであり、締め付けにはかなりの力でプ
ラグを把持し回転させなければならない。 （２）バンディタイプは、簡易的であるが、オス側の突
起をメス側プラグ内面の溝に接触させながらねじ込む方
法であるため、かなりの力で押し込みながら回転させる
必要がある。 （３）ＢＮＣタイプ１は、キャノンプラグとほぼ同様の
問題点がある。 （４）ＢＮＣタイプ２は、バンディタイプにちかい構造
で、着脱いずれの場合もオス側プラグのもつバネの反力
を押さえながら回転させる必要がある。
【０００３】以上、いずれの場合もコネクターの着脱操
作はかなり面倒であり、もしこれらのコネクターを遠隔
操作で行うとすると、遠隔操作機器すなわちマニピュレ
ーターに与える負担は格段に大きいものとなるので、コ
ネクター着脱操作を遠隔操作機器で行うのは困難であ
る。したがって、特殊雰囲気内、つまり人間のアクセス
が困難な極限環境下に置かれる機器類に、従来のコネク
ターを使用することは難しかった。
作はかなり面倒であり、もしこれらのコネクターを遠隔
操作で行うとすると、遠隔操作機器すなわちマニピュレ
ーターに与える負担は格段に大きいものとなるので、コ
ネクター着脱操作を遠隔操作機器で行うのは困難であ
る。したがって、特殊雰囲気内、つまり人間のアクセス
が困難な極限環境下に置かれる機器類に、従来のコネク
ターを使用することは難しかった。
【０００４】それと言うのも、特殊雰囲気内、つまり人
間のアクセスが困難な極限環境下に置かれる機器類に使
用される電気コネクターにおいては、その着脱操作は、
遠隔操作機器すなわちマニピュレーターを介して行われ
る。ところが、マニピュレーターは基本的に単純な動作
を行うことしかできないので、マニピュレーターによる
コネクターの着脱操作は人為的な着脱作業に比べ格段に
操作性が悪く、作業の信頼性を低下させる。その主な原
因は、従来のコネクターにおいては、コネクターの種類
が多く、またその着脱方法がそれぞれ異なると共に複雑
であることに起因する。
間のアクセスが困難な極限環境下に置かれる機器類に使
用される電気コネクターにおいては、その着脱操作は、
遠隔操作機器すなわちマニピュレーターを介して行われ
る。ところが、マニピュレーターは基本的に単純な動作
を行うことしかできないので、マニピュレーターによる
コネクターの着脱操作は人為的な着脱作業に比べ格段に
操作性が悪く、作業の信頼性を低下させる。その主な原
因は、従来のコネクターにおいては、コネクターの種類
が多く、またその着脱方法がそれぞれ異なると共に複雑
であることに起因する。
【０００５】したがって、この発明は上記の従来のコネ
クターが有する問題点を解消することを課題とし、マニ
ピュレーターによるコネクターの動作を単純化して着脱
操作性を良好で容易なものとし、着脱作業の信頼性を向
上させマニピュレーターへの適用を可能とすることを課
題とする。
クターが有する問題点を解消することを課題とし、マニ
ピュレーターによるコネクターの動作を単純化して着脱
操作性を良好で容易なものとし、着脱作業の信頼性を向
上させマニピュレーターへの適用を可能とすることを課
題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明によるコネクタ
ーは、プラグのコネクター端子すなわち接続ピン部の外
周あるいはソケットコンタクト部の外周のいずれかにベ
アリングを装着するとともに、接続ピン部あるいはソケ
ットコンタクト部を収納するプラグケースあるいはソケ
ットケースのいずれかに回転戻し用バネを組み込んだス
ライド方式による位置決め手段を設け、さらにプラグケ
ースおよびソケットケースは一組のバヨネットによる回
転着脱手段を設け、プラグバヨネット部にボールプラン
ジャーを設け、ソケットバヨネット部にボールプランジ
ャーが嵌り込む凹部を設け、ボールプランジャーによっ
て外側ケース間に一定の圧力を加え保持する手段を設け
てある。また、接続ピン部は絶縁体に設けられた接続ピ
ンとコネクター内側のフランジに設けられたガイドピン
を有し、ソケットコンタクト部は絶縁体に設けられ且つ
接続ピンと電気的に接続するソケットコンタクトとガイ
ドピンが挿入されるガイドピン用穴を有するこれによっ
て、着脱時のコネクターに必要とされる回転力と回転範
囲はきわめて小さくなり、その動作も円滑となる。さら
に、ボールプランジャー等によってコネクターを嵌め込
み接合した状態では、一定の保持力を有しコネクターの
接合を完璧なものとすることが出来る。
ーは、プラグのコネクター端子すなわち接続ピン部の外
周あるいはソケットコンタクト部の外周のいずれかにベ
アリングを装着するとともに、接続ピン部あるいはソケ
ットコンタクト部を収納するプラグケースあるいはソケ
ットケースのいずれかに回転戻し用バネを組み込んだス
ライド方式による位置決め手段を設け、さらにプラグケ
ースおよびソケットケースは一組のバヨネットによる回
転着脱手段を設け、プラグバヨネット部にボールプラン
ジャーを設け、ソケットバヨネット部にボールプランジ
ャーが嵌り込む凹部を設け、ボールプランジャーによっ
て外側ケース間に一定の圧力を加え保持する手段を設け
てある。また、接続ピン部は絶縁体に設けられた接続ピ
ンとコネクター内側のフランジに設けられたガイドピン
を有し、ソケットコンタクト部は絶縁体に設けられ且つ
接続ピンと電気的に接続するソケットコンタクトとガイ
ドピンが挿入されるガイドピン用穴を有するこれによっ
て、着脱時のコネクターに必要とされる回転力と回転範
囲はきわめて小さくなり、その動作も円滑となる。さら
に、ボールプランジャー等によってコネクターを嵌め込
み接合した状態では、一定の保持力を有しコネクターの
接合を完璧なものとすることが出来る。
【０００７】
【作用】従来、この種の差込み式電気コネクターは、接
続を容易にするために、メス側にオス側を挿入し、一対
の電気導体であるピンおよびソケットコンタクトの接触
によって、電気信号の伝達を行わせる。また、電気接続
安定のためには、固定のためのロック機構が必要であ
る。一般には、このためにクランプ機構を設けるとかロ
ックピンの挿入、または爪の噛み合わせ等外部機構を付
加して、電気接触の固定動作を行わせようとするが、機
構が複雑となり操作が込み入ってくる。また、外部から
も強固な力を加える等の処置が必要になってくる。この
ような電気コネクターを、人間のアクセスが困難な環境
下に設置した場合、設置後のコネクターの着脱操作は、
遠隔操作機器すなわちマニピュレーターによって操作を
行わなければならない。遠隔操作聞きで操作するために
は、動作を単純化して限られた力の範囲で簡単に完了す
るようにしなければならない。
続を容易にするために、メス側にオス側を挿入し、一対
の電気導体であるピンおよびソケットコンタクトの接触
によって、電気信号の伝達を行わせる。また、電気接続
安定のためには、固定のためのロック機構が必要であ
る。一般には、このためにクランプ機構を設けるとかロ
ックピンの挿入、または爪の噛み合わせ等外部機構を付
加して、電気接触の固定動作を行わせようとするが、機
構が複雑となり操作が込み入ってくる。また、外部から
も強固な力を加える等の処置が必要になってくる。この
ような電気コネクターを、人間のアクセスが困難な環境
下に設置した場合、設置後のコネクターの着脱操作は、
遠隔操作機器すなわちマニピュレーターによって操作を
行わなければならない。遠隔操作聞きで操作するために
は、動作を単純化して限られた力の範囲で簡単に完了す
るようにしなければならない。
【０００８】この発明は、挿入のためのガイドを設け、
挿入によって電気的接合に導き、挿入後は外側ケースを
回転させて、バネ機構で戻し力を、またボールプランジ
ャーの力によって固定のロックがかかるように凹部に押
し込む構造を組み合わせたもので、特に接続されるコネ
クター端子の部分と外側ケースとをベアリングによって
分離し、可動構造にすることによりスムーズな回転動作
によって角度をずらし、特定の位置で堅牢なロック機構
を構築することを特徴としたものである。
挿入によって電気的接合に導き、挿入後は外側ケースを
回転させて、バネ機構で戻し力を、またボールプランジ
ャーの力によって固定のロックがかかるように凹部に押
し込む構造を組み合わせたもので、特に接続されるコネ
クター端子の部分と外側ケースとをベアリングによって
分離し、可動構造にすることによりスムーズな回転動作
によって角度をずらし、特定の位置で堅牢なロック機構
を構築することを特徴としたものである。
【０００９】以下、この発明の実施例について図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１０】
【実施例】図１はこの発明のオス側であるコネクタープ
ラグの構造を例示したものである。この図１において、
（ａ）はコネクタープラグの平面図、（ｂ）は（ａ）の
Ｘ−Ｘ切断図、（ｃ）はコネクタープラグの裏面図を示
す。アルミナセラミック製の絶縁体２に固定された複数
のFe−Ni製の接続ピン１によって（ｂ）の左側から右側
にまたはその逆方向に電気信号の伝達を行わせる。コネ
クタープラグの内側の接続ピン１と絶縁体２とFe−Ni製
のフランジ３並びにコネクタープラグの外側の SUS製の
ぷらぐケース１５をFe系合金製の回転用ベアリング１０
を介して２分割する。中央部の複数のピン１は図２のメ
ス側のコネクターソケットに挿入されると、中央部の複
数のピン１と図２のメス側のコネクターソケットの両者
は共に動くことなく、オス側のプラグケース１５のみが
図１の（ａ）の平面図に示す矢印の方向に廻る。この力
は内側の SUS製のバネ取付金具８および外側ケース側の
SUS製のバネ取付金具１４に取り付けられた SUS製また
はFe系合金製の回転戻し用バネ１３を引っ張る方向に働
く。また、この力を除けば回転戻し用バネ１３の力によ
って、プラグケース１５の内側に設けた位置決め案内ス
トッパー２４と SUS製のベアリング固定フランジ９の内
側に設けたストッパー爪２５の組合せによって両者の位
置決めが自動的に行われる。 SUS製のガイドピン固定ナ
ット６、７で内側のベアリング固定用フランジ９に固定
された SUS製のガイドピン４、５はプラグケース１５の
外側の嵌合用突起部２６と一緒にメス部（ソケット）ケ
ース内に挿入されるが、相互の平面方向の位置決めをガ
イドするために、各々ピンの太さおよび嵌合用突起部２
６の大きさを変えて位置決めが機械的に定まるように配
慮を施しておく。プラグケース１５の嵌合用突起部２６
の突起の中央には SUSあるいはSUJ2製のボールプランジ
ャー１６を設け、これに抗した押し込み圧力と回転力を
加えることによって、嵌合用突起部２６の突起部分をソ
ケットケース２０の内側のくぼみに嵌め込み、プラグケ
ースとソケットケースの両者を固定ロックする。 SUS製
の外側のベアリング固定フランジ１１は SUS製のフラン
ジ固定用ネジ１２でプラグケース１５に固定されてい
る。フランジ３の内側には接続の導入ガイドであると共
に電気接触部に異物等の混入を防止するカバーである挿
入ガイド兼保護カバー２７を設ける。
ラグの構造を例示したものである。この図１において、
（ａ）はコネクタープラグの平面図、（ｂ）は（ａ）の
Ｘ−Ｘ切断図、（ｃ）はコネクタープラグの裏面図を示
す。アルミナセラミック製の絶縁体２に固定された複数
のFe−Ni製の接続ピン１によって（ｂ）の左側から右側
にまたはその逆方向に電気信号の伝達を行わせる。コネ
クタープラグの内側の接続ピン１と絶縁体２とFe−Ni製
のフランジ３並びにコネクタープラグの外側の SUS製の
ぷらぐケース１５をFe系合金製の回転用ベアリング１０
を介して２分割する。中央部の複数のピン１は図２のメ
ス側のコネクターソケットに挿入されると、中央部の複
数のピン１と図２のメス側のコネクターソケットの両者
は共に動くことなく、オス側のプラグケース１５のみが
図１の（ａ）の平面図に示す矢印の方向に廻る。この力
は内側の SUS製のバネ取付金具８および外側ケース側の
SUS製のバネ取付金具１４に取り付けられた SUS製また
はFe系合金製の回転戻し用バネ１３を引っ張る方向に働
く。また、この力を除けば回転戻し用バネ１３の力によ
って、プラグケース１５の内側に設けた位置決め案内ス
トッパー２４と SUS製のベアリング固定フランジ９の内
側に設けたストッパー爪２５の組合せによって両者の位
置決めが自動的に行われる。 SUS製のガイドピン固定ナ
ット６、７で内側のベアリング固定用フランジ９に固定
された SUS製のガイドピン４、５はプラグケース１５の
外側の嵌合用突起部２６と一緒にメス部（ソケット）ケ
ース内に挿入されるが、相互の平面方向の位置決めをガ
イドするために、各々ピンの太さおよび嵌合用突起部２
６の大きさを変えて位置決めが機械的に定まるように配
慮を施しておく。プラグケース１５の嵌合用突起部２６
の突起の中央には SUSあるいはSUJ2製のボールプランジ
ャー１６を設け、これに抗した押し込み圧力と回転力を
加えることによって、嵌合用突起部２６の突起部分をソ
ケットケース２０の内側のくぼみに嵌め込み、プラグケ
ースとソケットケースの両者を固定ロックする。 SUS製
の外側のベアリング固定フランジ１１は SUS製のフラン
ジ固定用ネジ１２でプラグケース１５に固定されてい
る。フランジ３の内側には接続の導入ガイドであると共
に電気接触部に異物等の混入を防止するカバーである挿
入ガイド兼保護カバー２７を設ける。
【００１１】前記の図２は、本発明のメス側であるコネ
クターソケットの構造を例示したものであるが、この図
２において、（ａ）はコネクターソケットの平面図、
（ｂ）は（ａ）のＹ−Ｙ切断図を示している。銅合金製
またはインコネル製のソケットコンタクト１７はアルミ
ナセラミック製の絶縁体１８にセットされている。絶縁
体１８は SUS製の締付ボルト２１および SUS製の締付ナ
ット２２で SUS製のソケットケース２０に締付けられた
絶縁体固定金具１９で固定されている。ソケットケース
２０にはプラグ位置決め切欠部２８とプラグケース回転
挿入押え及びロック用凹部２９が設けてある。ソケット
ケース２０には回転角を決める SUS製の位置決めストッ
パー２３が設けられており、本図の例では回転角は約６
０°で抑えてある。
クターソケットの構造を例示したものであるが、この図
２において、（ａ）はコネクターソケットの平面図、
（ｂ）は（ａ）のＹ−Ｙ切断図を示している。銅合金製
またはインコネル製のソケットコンタクト１７はアルミ
ナセラミック製の絶縁体１８にセットされている。絶縁
体１８は SUS製の締付ボルト２１および SUS製の締付ナ
ット２２で SUS製のソケットケース２０に締付けられた
絶縁体固定金具１９で固定されている。ソケットケース
２０にはプラグ位置決め切欠部２８とプラグケース回転
挿入押え及びロック用凹部２９が設けてある。ソケット
ケース２０には回転角を決める SUS製の位置決めストッ
パー２３が設けられており、本図の例では回転角は約６
０°で抑えてある。
【００１２】この様な構造をしたメス側のコネクターソ
ケットとオス側のコネクタープラグを結合させるには、
前述したようにプラグ側を固定して考えると、オス側す
なわちプラグケース１５の嵌合用突起部２６とメス側す
なわちソケットケース２０のプラグ位置決め切欠部２８
によって、互いのピンの角度がほぼ決まり、プラグ側の
ガイドピン４、５がソケット側のガイドピン用穴３０に
挿入されることによって先導され、コネクター内側のフ
ランジ３の挿入ガイド兼保護カバー２７の中でソケット
コンタクト１７がプラグ側の接続ピン１と接触挿入され
強固な結合が完成する。さらに押し込むと、プラグ側の
ボールプランジャー１６がソケットケース内に押し込ま
れ、この時にプラグ側の外側のプラグケースを図１の
（ａ）の平面図の矢印の方向に回転させると、プラグ側
のケース１５の嵌合用突起部２６はソケットケース２０
のプラグケース回転挿入押え及びロック用凹部２９の回
転挿入押え部の溝に入り込む。ここで押し込み力を除く
とプラグのボールプランジャー１６の力によって、プラ
グのケースの嵌合用突起部２６はソケットケースの凹部
溝に押し込まれることになる。この場合、安定化したロ
ックを狙うならば、出来るだけ接触する面積を大きくし
互いに嵌り合う長さを長くした方がよい。ロックした状
態では、プラグ側の回転戻し用バネ１３は所定の長さに
伸びて張力を生む。
ケットとオス側のコネクタープラグを結合させるには、
前述したようにプラグ側を固定して考えると、オス側す
なわちプラグケース１５の嵌合用突起部２６とメス側す
なわちソケットケース２０のプラグ位置決め切欠部２８
によって、互いのピンの角度がほぼ決まり、プラグ側の
ガイドピン４、５がソケット側のガイドピン用穴３０に
挿入されることによって先導され、コネクター内側のフ
ランジ３の挿入ガイド兼保護カバー２７の中でソケット
コンタクト１７がプラグ側の接続ピン１と接触挿入され
強固な結合が完成する。さらに押し込むと、プラグ側の
ボールプランジャー１６がソケットケース内に押し込ま
れ、この時にプラグ側の外側のプラグケースを図１の
（ａ）の平面図の矢印の方向に回転させると、プラグ側
のケース１５の嵌合用突起部２６はソケットケース２０
のプラグケース回転挿入押え及びロック用凹部２９の回
転挿入押え部の溝に入り込む。ここで押し込み力を除く
とプラグのボールプランジャー１６の力によって、プラ
グのケースの嵌合用突起部２６はソケットケースの凹部
溝に押し込まれることになる。この場合、安定化したロ
ックを狙うならば、出来るだけ接触する面積を大きくし
互いに嵌り合う長さを長くした方がよい。ロックした状
態では、プラグ側の回転戻し用バネ１３は所定の長さに
伸びて張力を生む。
【００１３】ソケットとプラグの取り外し操作を行うに
は、プラグ側を押込み、ボールプランジャー１６を凹ま
せて、嵌まりこんだ溝からプラグのケースを若干廻せ
ば、回転戻し用バネ１３の張力は回転力となってベアリ
ングを介して外側のプラグケース１５を元の位置に戻す
作用をする。外側のプラグケース１５が戻った状態で両
者に引抜力を加えて、この力がピン１およびソケットコ
ンタクト１７の挿入押え圧力に勝つならば、プラグとソ
ケットは外れる。
は、プラグ側を押込み、ボールプランジャー１６を凹ま
せて、嵌まりこんだ溝からプラグのケースを若干廻せ
ば、回転戻し用バネ１３の張力は回転力となってベアリ
ングを介して外側のプラグケース１５を元の位置に戻す
作用をする。外側のプラグケース１５が戻った状態で両
者に引抜力を加えて、この力がピン１およびソケットコ
ンタクト１７の挿入押え圧力に勝つならば、プラグとソ
ケットは外れる。
【００１４】上記実施例では、プラグ側にベアリングを
設けたが、ソケット側にベアリングを設けることが可能
であり、同様に優れた機能が達成されることは言うまで
もない。
設けたが、ソケット側にベアリングを設けることが可能
であり、同様に優れた機能が達成されることは言うまで
もない。
【００１５】
【発明の効果】以上の実施例で示すように、この発明で
は、コネクター接合のプラグまたはソケットのいずれか
の接続ピン部と外側のケースとの間にベアリングを設け
ることによって、プラグとソケットの固定のための位置
ずらし回転が容易に且つスムーズに行うことが出来る。
は、コネクター接合のプラグまたはソケットのいずれか
の接続ピン部と外側のケースとの間にベアリングを設け
ることによって、プラグとソケットの固定のための位置
ずらし回転が容易に且つスムーズに行うことが出来る。
【００１６】また、ロック機構がボールプランジャーと
外側のケースに設けた凹部との組合せで安定に構成され
る。回転戻し用バネにより常時戻し力を外側ケースに加
えることによって、ロック解除後の回転がベアリングの
効果とあいまって容易に操作できる。したがって、ベア
リングを中心にして簡単な機構を付随させることによっ
て、遠隔操作機器すなわちマニピュレーターを使って
も、軽い力と単純な操作によってコネクターの接合を安
全確実に容易に着脱操作することが可能となる。
外側のケースに設けた凹部との組合せで安定に構成され
る。回転戻し用バネにより常時戻し力を外側ケースに加
えることによって、ロック解除後の回転がベアリングの
効果とあいまって容易に操作できる。したがって、ベア
リングを中心にして簡単な機構を付随させることによっ
て、遠隔操作機器すなわちマニピュレーターを使って
も、軽い力と単純な操作によってコネクターの接合を安
全確実に容易に着脱操作することが可能となる。
【図１】この発明におけるオス側のコネクタープラグを
例示した図である。（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）の
Ｘ−Ｘ線で切断した断面図、（ｃ）は裏面図である。
例示した図である。（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）の
Ｘ−Ｘ線で切断した断面図、（ｃ）は裏面図である。
【図２】この発明におけるメス側のコネクターソケット
を例示した図である。（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）
のＹ−Ｙ線で切断した断面図である。
を例示した図である。（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）
のＹ−Ｙ線で切断した断面図である。
１ 接続ピン ２ 絶縁体 ３ コネクター内側のフランジ ４ ガイドピン ５ ガイドピン ６ ガイドピン固定ナット ７ ガイドピン固定ナット ８ バネ取付金具 ９ ベアリング固定フランジ １０ 回転用ベアリング １１ ベアリング固定フランジ １２ フランジ固定用ネジ １３ 回転戻し用バネ １４ バネ取付金具 １５ プラグケース １６ ボールプランジャー １７ ソケットコンタクト １８ 絶縁体 １９ 絶縁体固定金具 ２０ ソケットケース ２１ 締付ボルト ２２ 締付ナット ２３ 位置決めストッパー ２４ 位置決め案内ストッパー ２５ ストッパー爪 ２６ 嵌合用突起部 ２７ 挿入ガイド兼保護カバー ２８ プラグ位置決め切欠部 ２９ プラグケース回転挿入押え及びロック用凹部 ３０ ガイドピン用穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 和久 茨城県日立市弁天町３丁目10番２号 日 立原町電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−95790（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−140532（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 13/625 H01R 13/629
Claims (3)
- 【請求項１】 接続ピン部およびプラグケース並びにソ
ケットコンタクト部およびソケットケースの一組からな
る着脱電気コネクターにおいて、プラグケースとソケッ
トケースの両者間に両者を回転着脱するバヨネット手段
を設け、接続ピン部とその外側のプラグケースの間ある
いはソケットコンタクト部とその外側のソケットケース
の間のいずれかにベアリングを装着し、 接続ピン部の外周の外側のプラグケースまたはソケット
コンタクト部の外周の外側のソケットケースのいずれか
にベアリングを介してスライドによる位置決め手段を設
け、接続ピン部と外側のプラグケース間またはソケット
コンタクト部と外側のソケットケース間のいずれかに引
戻し力を付加する常時回転戻し用バネ手段を設けたこと
を特徴とする簡易着脱電気コネクター。 - 【請求項２】 接続ピン部またはソケットコンタクト部
のいずれかの外周に装着したベアリングの外周に切欠き
によるガイド手段を設け、該ガイド手段のガイドをスラ
イドすることによって所定の位置でプラグバヨネット部
に設けたボールプランジャーが嵌り込む凹部をソケット
バヨネット部に設け、ボールプランジャーによって外側
ケース間に一定の圧力を加え保持する手段を設けたこと
を特徴とする請求項１の簡易着脱電気コネクター。 - 【請求項３】 接続ピン部は絶縁体に設けられた接続ピ
ンとコネクター内側のフランジに設けられたガイドピン
を有し、ソケットコンタクト部は絶縁体に設けられ且つ
接続ピンと電気的に接続するソケットコンタクトとガイ
ドピンが挿入されるガイドピン用穴を有することを特徴
とする請求項１または２の簡易着脱コネクター。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4302568A JP2779104B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 簡易着脱電気コネクター |
| DE19934338765 DE4338765C2 (de) | 1992-11-12 | 1993-11-12 | Bajonettsteckverbinder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4302568A JP2779104B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 簡易着脱電気コネクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06151003A JPH06151003A (ja) | 1994-05-31 |
| JP2779104B2 true JP2779104B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17910550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4302568A Expired - Lifetime JP2779104B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 簡易着脱電気コネクター |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2779104B2 (ja) |
| DE (1) | DE4338765C2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6083040A (en) * | 1997-07-25 | 2000-07-04 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Connector with releasable mounting flange |
| DE19920481C1 (de) * | 1999-05-04 | 2001-01-18 | Framatome Connectors Int | Selbstverriegelnde elektrische Steckverbindung, insbesondere für Kfz-Anwendungen |
| JP4652964B2 (ja) * | 2005-12-08 | 2011-03-16 | 理研計器株式会社 | 防爆型ガスセンサー装置 |
| DE102018101431A1 (de) | 2018-01-23 | 2019-07-25 | Neutrik Ag | Steckverbindung |
| CN113612439B (zh) * | 2021-08-06 | 2023-05-26 | 江苏光讯电力新能源有限公司 | 一种用于太阳能光伏系统的连接组件 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3245028A (en) * | 1964-02-17 | 1966-04-05 | Amphenol Corp | Connectors |
| US3538485A (en) * | 1967-08-29 | 1970-11-03 | Bendix Corp | Coupling device |
| JPS5240748B2 (ja) * | 1973-12-26 | 1977-10-14 | ||
| DE3838665C1 (ja) * | 1988-11-15 | 1989-10-26 | Dietrich 7502 Malsch De Gebhard |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP4302568A patent/JP2779104B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-11-12 DE DE19934338765 patent/DE4338765C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4338765C2 (de) | 2003-01-23 |
| JPH06151003A (ja) | 1994-05-31 |
| DE4338765A1 (de) | 1994-06-23 |
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