JP2778325B2 - 二次捜索レーダ装置 - Google Patents
二次捜索レーダ装置Info
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Description
路を用いた電子走査二次捜索レーダ空中線装置のSLS
空中線に関する。
ーム輻射用コラムアレイ空中線とを独立に設けている。
次に、従来例について図面を用いて説明する。図3は従
来例の系統図、図4は従来例のビームパターンを示す図
である。従来例は、和ビームおよび差ビーム輻射用のコ
ラムアレイ空中線13a〜13x、高周波切り換え器1
4a〜14h、バトラーマトリクス回路15、和・差ビ
ーム同時合成用電力分配器16およびSLS空中線19
を備える。バトラーマトリクス回路15を用いて電子走
査式空中線を実現する場合に、コラムアレイ空中線13
a〜13xの円周を整数分割し、その一つの範囲にある
コラムアレイ空中線を給電し、他の素子には給電は行わ
ない。図3は円周を三分割した例である。互いに120
度離れたコラムアレイ空中線は同時に給電されることは
ないので、バトラーマトリクス回路15の出力をSP3
T型の高周波切り換え器14a〜14hで切り換えを行
う。二次捜索レーダ送受信装置の和ビーム信号・差ビー
ム信号およびSLSビーム信号のそれぞれは和ビーム入
出力端子17、差ビーム出力端子18およびSLSビー
ム入出力端子20のそれぞれに接続される。
16の回路図である。和・差ビーム同時合成用電力分配
器16はコラムアレイ空中線の各素子に適当な開口分布
を与える回路である。和ビーム入出力端子25および差
ビーム出力端子26に接続された和ビーム信号および差
ビーム信号は電力分配器出入力端子31a〜31hに接
続される。ここで、電力分配器出入力端子31a〜31
hの出入力の値をそれぞれ和ビーム信号はAa〜Ahと
し、差ビーム信号はBa〜Bhとする。和ビーム入出力
端子25の和ビーム信号はラットレース回路27で等位
相に二分配され、タンデムフィード回路30aおよび3
0bのそれぞれに接続される。タンデムフィード回路3
0aおよび30bは二系統の電力分配回路を持ち、それ
ぞれ電力分配回路の出力の和を出力する給電回路であ
る。タンデムフィード回路30aおよび30bに接続さ
れた和ビーム信号は、タンデムフィード回路30aおよ
び30bの一系統の電力分配回路によりAa〜Ahに分
配され、それぞれ電力分配器出入力端子31a〜31h
で出入力される。差ビーム出力端子26の差ビーム信号
は差ビーム分配回路29でΣ(Aa 〜Ah):Σ
((Ba−Aa)〜(Bh−Ah))に分配され、一方
はラットレース回路27で逆位相に等分配されてタンデ
ムフィード回路30aおよび30bの和ビーム信号を接
続した系統の電力分配回路に接続され、他方はタンデム
フィード回路30aおよび30bの別系統の電力分配回
路に接続さる。差ビーム信号は、タンデムフィード回路
30aおよび30bでAn+(Bn−An)=Bnに分
配合成され、電力分配器出入力端子31a〜31hに接
続される。和・差ビーム同時合成用電力分配器16によ
りコラムアレイ空中線13a〜13xのアレイ数の三分
の一に分配された高周波信号はバトラーマトリクス回路
15で並べ替えられ、高周波切り換え器14a〜14h
で切り換えられ、コラムアレイ空中線13a〜13xの
三分の一の範囲から和ビームパターン22および差ビー
ムパターン23を形成する。SLS信号はSLSビーム
入出力端子20に接続され、コラムアレイ空中線13a
〜13xとは独立に設けられたSLS空中線19でSL
Sビームパターン24を形成する。受信の場合はこれと
逆の経路を経て二次捜索レーダ送受信装置に高周波信号
が出力される。ビーム輻射方向の走査は、バトラーマト
リクス回路15および高周波切り換え器14a〜14h
により信号を輻射するコラムアレイ空中線を切り換える
ことにより行う。
コラムアレイ空中線とSLS空中線とが独立であるの
で、地面反射によるロービングの影響が和・差ビームと
SLSビームとで同一でなく、ディファレンシャルロー
ビングにより目標をロストする欠点があった。
で、和ビームとSLSビームのディファレンシャルロー
ビングに起因する目標のロストを防止する手段をもつ二
次捜索レーダ装置を提供することを目的とする。
び差ビームを形成する複数個の空中線をもつコラムアレ
イ空中線と、このコラムアレイ空中線が輻射する高周波
信号を並べ替えるバトラーマトリクス回路と、上記コラ
ムアレイ空中線を構成する空中線を切り換える高周波切
り換え器とを備えた二次捜索レーダ装置において、高周
波信号を和ビーム信号、差ビーム信号およびSLSビー
ム信号に同時に合成して上記バトラーマトリックス回路
に分配する和・差・SLSビーム同時合成用電力分配器
と、SLSビーム信号を二つに分配し、一方を上記バト
ラーマトリクス回路に与え、他方を上記和・差・SLS
ビーム同時合成用電力分配器に与えるSLS用電力分配
器とを備えたことを特徴とする。
成用電力分配器は、上記SLSビームを上記和ビームの
方向に対して同一方向および反対方向のそれぞれに輻射
させる合成を行う手段をもつことが望ましい。
レイ空中線1dの正面方向であり、和ビームパターン1
0をコラムアレイ空中線1a〜1gから輻射する場合
に、SLS信号をSLS用電力分配器で二つに分配し、
和ビームパターン10のサイドローブを抑圧する目的で
和・差・SLSビーム同時合成用電力分配器で分配して
コラムアレイ空中線1a〜1gから輻射し、また、和ビ
ームパターン10のバックローブを抑圧する目的で一つ
のコラムアレイ空中線1pからSLS信号を輻射してS
LSパターンを形成する。バトラーマトリックス回路お
よび高周波切り換え器は輻射方向を走査するために用い
る。
して説明する。図1はこの実施例の系統図、図2はこの
実施例のパターンである。
ムおよび差ビームを形成する複数個の空中線をもつコラ
ムアレイ空中線1a〜1xと、このコラムアレイ空中線
1a〜1xが輻射する高周波信号を並べ替えるバトラー
マトリクス回路3と、コラムアレイ空中線を構成する空
中線1a〜1xを切り換える高周波切り換え器2a〜2
hとを備え、さらに、本発明の特徴とする手段として、
高周波信号を和ビーム信号、差ビーム信号およびSLS
ビーム信号に同時に合成して上記バトラーマトリックス
回路3に分配する和・差・SLSビーム同時合成用電力
分配器4と、SLSビーム信号を二つに分配し、一方を
バトラーマトリクス回路3に与え、他方を和・差・SL
Sビーム同時合成用電力分配器4に与えるSLS用電力
分配器5とを備え、和・差・SLSビーム同時合成用電
力分配器4は、SLSビームを和ビームの方向に対して
同一方向および反対方向のそれぞれに輻射させる合成を
行う手段をもつ。
ラーマトリクス回路3を用いて電子走査式空中線を実現
する場合に、空中線の円周のコラムアレイ空中線1a〜
1xを整数分割し、その一部分から輻射を行う。コラム
アレイ空中線1a〜1xを三分割した場合に、1d正面
方向に和ビームを輻射する場合について説明を行う。こ
の実施例は、SLS信号を和・差信号と逆方向に輻射す
る目的で別に一のコラムアレイ空中線1pを用いるため
に、コラムアレイ空中線1a〜1xの素子数24を三分
割した数「8」より「1」を引いた「7」のコラムアレ
イ空中線1a〜1gから和・差信号の輻射を行う。
号、差ビーム信号およびSLSビーム信号のそれぞれは
和ビーム入出力端子6、差ビーム出力端子7およびSL
Sビーム入出力端子8に接続される。和信号および差信
号は和ビーム入出力端子6および差ビーム出力端子7か
ら和・差・SLSビーム同時合成用電力分配器4に直接
に入力されるが、SLS入出力信号は和・差ビームと同
一方向と逆方向とに輻射するためにSLS用電力分配器
5で分配され、その一方が和・差・SLSビーム同時合
成用電力分配器4に入力される。和ビーム信号、差ビー
ム信号およびSLSビーム信号は和・差・SLSビーム
同時合成用電力分配器4でコラムアレイ空中線1a〜1
hのアレイ数7に分配された高周波信号はバトラーマト
リクス回路3に入力される。図5は和・差・SLSビー
ム同時合成用電力分配器4の回路図である。和・差・S
LSビーム同時合成用電力分配器4はコラムアレイ空中
線の各素子に適当な開口分布を与える回路である。和ビ
ーム入出力端子32、差ビーム出力端子33およびSL
Sビーム入出力端子34のそれぞれの入出力信号は電力
分配器出入力端子40a〜40gに接続される。ここ
で、電力分配器出入力端子40a〜40gの出入力の値
をそれぞれ和ビーム信号はAa〜Ag、差ビーム信号は
Ba〜Bg、SLSビーム信号はCa〜Cgとする。和
ビーム入出力端子32の和ビーム信号はコラムアレイ空
中線の中心素子から輻射される比率Ad:Σ(Aa〜A
c、Ae〜Ag)だけ和ビーム・SLSビーム分配回路
37で分配され、一方は電力分配器出入力端子40dに
接続される。残りの和ビーム信号はラットレース回路3
5で等位相に二分配され、タンデムフィード回路39a
および39bにそれぞれ接続される。タンデムフィード
回路39aおよび39bは二系統の電力分配回路を持
ち、それぞれ電力分配回路の出力の和を出力する給電回
路である。タンデムフィード回路39aおよび39bに
接続された和ビーム信号は、タンデムフィード回路39
aおよび39bに接続された和ビーム信号は、タンデム
フィード回路39aおよび39bの一系統の電力分配回
路でAa〜AcおよびAe〜Agに分配され、それぞれ
電力分配器出入力端子40a〜40cおよび電力分配器
出入力端子40e〜40gで出入力される。差ビーム出
力端子33の差ビーム信号は差ビーム分配回路38でΣ
(Aa〜Ac、Ae〜Ag):Σ(Ba−Aa)〜(B
c−Ac)、(Be−Ae)〜(Bg−Ag))に分配
され、一方はラットレース回路35で逆位相に等分配さ
れ、タンデムフィード回路39aおよび39bの和ビー
ム信号を接続した系統の電力分配回路に接続され、他方
はタンデムフィード回路39aおよび39bの別系統の
電力分配回路に接続される。差ビーム信号は、タンデム
フィード回路39aおよび39bでAn+(Bn−A
n)=Bnに分配合成され、電力分配器出入力端子40
a〜40cおよび電力分配器出入力端子40e〜40g
に接続される。SLSビーム入出力端子34のSLSビ
ーム信号は和ビーム・SLSビーム分配回路37でΣ
(Aa〜Ac、Ae〜Ag):Ad=Cd:Σ(Ca〜
Cc、Ce〜Cg)に分配され、一方は電力分配器出入
力端子40dに直接接続され、他方は和ビームの給電系
統を経て電力分配器出入力端子40a〜40cおよび電
力分配器出入力端子40e〜40gにCa〜Cc、Ce
〜Cgの比で接続される。バトラーマトリクス回路3は
和・差・SLSビーム同時合成用電力分配器4の七つの
出力とSLS用電力分配器5の他方の出力を加えた八つ
の信号を並べ替えて高周波切り換え器2a〜2hに出力
する。ビーム輻射方向の走査はバトラーマトリクス回路
3および高周波切り換え器2a〜2hでコラムアレイ空
中線を切り換えることにより行う。この実施例の場合
に、1d正面方向に和ビームを輻射するために、和・差
・SLSビーム同時合成用電力分配器4の七つの出力は
高周波切り換え器2a〜2gに出力され、SLS用電力
分配器5の他方の出力は高周波切り換え器2hに出力さ
れる。高周波切り換え器2a〜2hは高周波入力信号を
コラムアレイ空中線1a〜1xのうちの高周波信号の輻
射を行う素子に切り換える。高周波切り換え器2a〜2
gはそれぞれコラムアレイ空中線1a〜1gに切り換え
られ、高周波切り換え器2hはコラムアレイ空中線1p
に切り換えられる。コラムアレイ空中線1a〜1gは和
ビームパターン10および差ビームパターン11を形成
し、コラムアレイ空中線1a〜1gおよびコラムアレイ
空中線pはSLSビームパターン12を形成する。
字型であるが、和ビームパターン10の真横方向の輻射
は充分小さいので、前方と後方とにSLSビームパター
ン12を形成することにより和ビームパターン10のサ
イドローブおよびバックローブを抑圧することが可能で
ある。
ビームを和ビームと同一のコラムアレイ空中線を用いて
輻射および受信するので、地面反射によるロービングの
影響が和ビームとSLSビームと同一であり、ディファ
レンシャルロービングによる目標のロストを防止できる
効果がある。また、従来の電子走査式二次捜索レーダ空
中線装置の和・差ビーム同時形成用電力分配器を交換
し、SLS用電力分配器を追加することにより、バトラ
ーマトリクス回路、高周波切り換え器およびコラムアレ
イ空中線は同一のものを使用することができるので、容
易にかつ安価に本発明の実施ができる効果がある。
用電力分配器の構成を示す回路図。
配器の構成を示す回路図。
Claims (1)
- 【請求項1】 和ビームおよび差ビームを形成する複数
個の空中線をもつコラムアレイ空中線と、 このコラムアレイ空中線が輻射する高周波信号を並べ替
えるバトラーマトリクス回路と、 上記コラムアレイ空中線を構成する空中線を切り換える
高周波切り換え器とを備えた二次捜索レーダ装置におい
て、 高周波信号を和ビーム信号、差ビーム信号およびSLS
ビーム信号に同時に合成して上記バトラーマトリクス回
路に分配する和・差・SLSビーム同時合成用電力分配
器と、 SLSビーム信号を二つに分配し、一方を上記バトラー
マトリクス回路に与え、他方を上記和・差・SLSビー
ム同時合成用電力分配器に与えるSLS用電力分配器と
を備え、 上記和・差・SLSビーム同時合成用電力分配器は、上
記SLSビームを上記和ビームの方向に対して同一方向
に輻射するように合成を行う手段を有し、 前記バトラーマトリクス回路は、一方のSLSビーム信
号を上記和ビームの方向に対して反対方向に輻射させる
ように高周波信号を並び替える手段を有する ことを特徴
とする二次捜索レーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4016867A JP2778325B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 二次捜索レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4016867A JP2778325B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 二次捜索レーダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05209955A JPH05209955A (ja) | 1993-08-20 |
JP2778325B2 true JP2778325B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=11928164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4016867A Expired - Lifetime JP2778325B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 二次捜索レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778325B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2544463A (en) * | 2015-11-11 | 2017-05-24 | Leonardo Mw Ltd | Radar systems and methods |
JP7412933B2 (ja) * | 2019-09-17 | 2024-01-15 | 株式会社東芝 | レーダ装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0227910A3 (en) * | 1985-11-29 | 1987-12-02 | Allied Corporation | Beam forming network for a butler matrix fed circular array |
JP2580822B2 (ja) * | 1990-02-22 | 1997-02-12 | 日本電気株式会社 | 電子走査アンテナ |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4016867A patent/JP2778325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05209955A (ja) | 1993-08-20 |
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