JP2778324B2 - サブバンド分割方式 - Google Patents

サブバンド分割方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ信号や画像信
号などの1次元や2次元信号を原信号とするディジタル
信号処理に関する。
【0002】
【従来の技術】1次元や2次元信号を帯域分割して扱う
サブバンド分割は極めて有用な技術であり、オーディオ
信号や画像信号の圧縮符号化などに用いられている。こ
の技術に関しては例えば、エヌ・エス・ジャイアントと
ピーター・ノル(N.S.Jayant and Pe
ter Noll)による米国プレンティスホール社
(PRENTICE−HALL Inc,USA)、西
暦1984年発行「ディジタル・コーディング・オブ・
ウェーブフォーム」(“Digital Coding
of Waveforms”)の第11章に詳しく記
述されている。
【0003】この技術で最も簡単な構成は2分割フィル
タバンクである。図11に示すように原信号は、2分割
フィルタバンク50の低域通過フィルタ10と高域通過
フィルタ11にそれぞれ入力されて2つの信号に分割さ
れる。これらの2分割された信号には間引き回路20,
21により2:1の間引きが行われ、全体のサンプル数
は変わらないように調節される。これらの分割された信
号上で処理部40により様々の処理が行われる。これら
の分割された信号は、やはり図11に示すように合成フ
ィルタバンク60の補間回路22,23により1:2に
補間処理(1サンプル毎にゼロ信号が挿入される)が行
われ、それぞれ低域通過フィルタ12と高域通過フィル
タ13を通された後、加算器30で加え合わされ、原信
号が再現される。
【0004】更に2分割以上のサブバンド分割を行うた
めには、一般的にこの2分割フィルタバンク50を階層
的に繰り返して使用することが多い。例えば、図12に
示すように全ての分割信号を2分割フィルタバンク50
−1,50−2,50−3,50−4,50−5,50
−6,50−7で再帰的に分割していったり、図13の
ように低域側の信号のみ2分割フィルタバンク50−
1,50−2,50−3で再帰的に分割していく方法が
よく知られている。
【0005】この手法は2次元信号にも拡張できる。図
14に分割側だけを示すが、この場合は垂直方向の低域
通過フィルタ70と高域通過フィルタ71と水平方向の
低域通過フィルタ72,74と高域通過フィルタ73,
75と2:1間引き回路80,81,82,83,8
4,85による4分割フィルタバンク90をひとつの単
位として、図15に示すように4分割フィルタバンク9
0−1,90−2,90−3でやはり階層的に分割を行
うことができる。
【0006】原信号の完全な再現を保証するためには、
2分割フィルタバンクで用いられる4つのフィルタ、す
なわち分割側の低域通過フィルタと高域通過フィルタ
と、合成側の低域通過フィルタと高域通過フィルタが、
ある条件を満たさなくてはならない。その条件を満たす
フィルタは現在までにいくつか提案されており、例えば
キュー・エム・エフ(Quadrature Mirr
or Filter,以下QMFと略称)、シー・キュ
ー・エフ(Conjugated Quadratur
e Filter,以下CQFと略称)、ウェーブレッ
トフィルタが提案されている。QMFについては前掲の
「ディジタル・コーディング・オブ・ウェーブフォー
ム」に詳しく、CQFについては例えばエム・ジェイ・
ティー・スミスとティー・ピー・バーンウェル(M.
J.T.Smith and T.P.Barnwel
l)による「エグザクト・リコンストラクション・フォ
ー・ツリーストタクチャド・サブバンド・コーダー
ス」、アイ・イー・イー・イー、トランズアクション・
オン・アコースティック・スピーチ・アンド・シグナル
・プロセッシング、西暦1986年6月、第34巻、4
34頁から441頁(Exact reconstru
ction for tree−structured
subband coders,“IEEE Tran
s.on Acout.,Speech and Si
gnal Processing,Vol.ASSP−
34,pp.434−441,June 1986.)
に詳しくウェーブレットフィルタに関しては例えばイン
グリッド・ドビッシー「オーソノーマル・ベーシス・オ
ブ・コンパクトリー・サポーテッド・ウェーブレッツ」
コミュニケーション・オン・ピュア・アンド・アプライ
ド・マスマティックス、西暦1988年、第41巻、9
09頁から996頁(I.Daubechies,“O
rthonormal Bases of Compa
ctly suported Wavelets,“C
ommun.on Pure and Applied
Mathematics,vol.XLI,909−
996,1988.)に詳しい。
【0007】QMFは対称フィルタ、つまり線形位相フ
ィルタであるが近似計算で求められているために精度を
要求すると大変長いタップ数のフィルタになってしま
う。CQFは対称性の条件を外して、つまり非線形位相
フィルタとして、高い精度で完全再構成を保証するフィ
ルタであり、更に前掲のイングリッド・ドビッシーによ
るウェーブレットフィルタはこれを更に進めた4タップ
や6タップの短いタップ数のフィルタである。
【0008】サブバンド分割の応用分野においては、完
全再構成の保証と共に短いフィルタという条件は大変に
望ましい。従って前掲のイングリッド・ドビッシーによ
るウェーブレットフィルタなどは大変有効なフィルタで
ある。しかしながら、その非線形性が障害になることが
ある。
【0009】特に、このフィルタバンクを階層的に用い
た場合、この非線形フィルタを何回もかけるために、最
終的な非線形特性はかなり強くなる。階層数を4として
前掲のイングリッド・ドビッシーによって設計された4
タップのフィルタバンクを用いた場合の最終的なインパ
ルス応答を図16に示す。図中FFFFの表記で指示さ
れた曲線が最低周波サブバンドのインパルス応答であ
る。この図によって、インパルス応答の非対称性が明ら
かである。例えば符号化の応用分野では、サブバンド上
での量子化雑音がこのインパルス応答の形で出てくるこ
とを意味しており、この非対称性は好ましい性質のもの
ではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、まず
非線形フィルタを用いた場合にサブバンド・フィルタバ
ンクを階層化したときのインパルス応答の非線形性を軽
減することにある。
【0011】本発明の他の目的は、一般的にサブバンド
・フィルタバンクを階層化した時のインパルス応答の長
さを抑えることにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、原信号として
1次元信号と2次元信号の2つの信号に対応するサブバ
ンド分割方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の構成によれ
ば、1次元信号の階層的サブバンド分割フィルタバンク
において、各階層のフィルタバンクで用いられるフィル
タは同じだが、その向きが階層によっては逆になる。
【0014】また第2の発明の構成によれば、1次元信
号の階層的サブバンド分割フィルタバンクにおいて、順
序が後になる階層のフィルタほどタップ数が短くなる。
【0015】また第3の発明の構成によれば、2次元信
号の階層的サブバンド分割フィルタバンクにおいて、各
階層のフィルタバンクで用いられる水平方向と垂直方向
のフィルタは同じだが、そのフィルタ係数の順序が階層
によっては逆になる。
【0016】また第4の発明の構成によれば、2次元信
号の階層的サブバンド分割フィルタバンクにおいて、順
序が後になる階層の水平方向と垂直方向のフィルタほど
タップ数が短くなる。
【0017】
【作用】本発明の作用を説明する。まず、第1の発明で
は各階層で同じフィルタを用いながら、フィルタの向き
を、ある階層内では逆にするというものである。
【0018】ある非線形フィルタをかけた後に、フィル
タ係数を逆にしたフィルタをかければ、位相の非線形性
は相殺される。サブバンド・フィルタバンクの場合は、
フィルタの後に間引きが行われるために非線形性の完全
な相殺は期待できないが、それでも階層間でフィルタ係
数の順序を逆にすれば非線形性の抑制効果は期待でき
る。
【0019】図16に実例を示す。これは従来技術の項
でも説明したが4タップ・ウェーブレットフィルタを用
いて4階層のサブバンド分割を行った時の最低周波数帯
域のサブバンドのインパルス応答を示した図である。こ
こでは8種類のインパルス応答が描かれており、「F」
と「R」からなる4文字の組合わせで区別されている。
各文字が各階層でのフィルタ係数の向きを示しておりF
とRは逆向きのフィルタである。例えばFFRFは2番
目の階層のフィルタ係数が逆向きとなることを示してい
る。この図16から、全ての階層で同じ向きのフィルタ
を用いたFFFFよりも例えばFRRF等のフィルタの
インパルス応答の方が高い対称性を持つことが、すなわ
ち、より線形性が高いことが明らかである。すなわち、
階層によってはフィルタ係数の順序を逆にすることで最
終的なインパルス応答の非線形性をかなり抑えることが
できる。
【0020】第2の発明の構成は、順序が後の階層程、
短いフィルタを用いるというものである。もし、全ての
階層でKタップのフィルタを用いたとしたら、2階層で
インパルス応答は3K−2となり、3階層で7K−6と
なり、4階層で15K−14となる。もし、K=4の比
較的短いフィルタを用いたとしても4階層の場合インパ
ルス応答が46となることになる。こうした長いインパ
ルス応答は、例えば符号化などに応用した場合、雑音が
この長さだけ広がることを意味しており、好ましくない
場合がある。
【0021】そこで、ある階層のみフィルタの長さを抑
えるという方法が考えられる。この場合どの階層のフィ
ルタ長を短くするかであるが、先のインパルス応答長を
決定する式を、階層毎に異なるタップ数のフィルタを用
いる場合に拡張する。4階層の場合インパルス応答は8
1 +4K2 +2K3 +4K −14である。ここでK1
は(分割側で)順序的に最後の階層のフィルタタップ数
で、K4 が最初の階層のフィルタタップ数である。明ら
かに階層が後になるほどフィルタの長さが最終的なイン
パルス応答に大きく影響する。従って、フィルタの長さ
を抑えるのは、後の階層ほど効果的ということになる。
【0022】図17に、この発明の効果を示す実例を示
す。これは図16同様、4階層のサブバンド分割を行っ
た時の最低周波数帯域のサブバンドのインパルス応答を
示した図である。最後の階層のみ2タップのフィルタを
用い、その他の階層は4タップのフィルタを用いた。こ
こでは4種類のインパルス応答が描かれており、「2」
と「F」と「R」からなる4文字の組合わせで区別され
ている。「2」は2タップフィルタを表し、「F」,
「R」は4タップフィルタを表すが、FとRは逆向きの
フィルタである。例えば2FRFは最後の階層を除いて
4タップフィルタを用いるが、2番目の階層のフィルタ
係数が逆向きとなることを示している。この図17と図
16を比較すると、最後の階層のフィルタを4タップか
ら2タップへ替えることで最終的なインパルス応答が2
/3以下になったことが解る。
【0023】第3の発明の構成は、第1の発明の構成を
2次元信号へ拡張したものである。すなわち、水平方向
と垂直方向のフィルタそれぞれに関して階層毎にそのフ
ィルタ係数の順序を逆にするものである。
【0024】第4の発明の構成は、第2の発明の構成を
2次元信号へ拡張したものである。すなわち、水平方向
と垂直方向のフィルタそれぞれに関して、階層を追うに
従いフィルタ長を短くすることで、水平方向と垂直方向
のインパルス応答を短くするのである。
【0025】
【実施例】第1の発明の実施例を図1に、第2の発明の
実施例を図2に示す。これらサブバンド分割方式は、図
13で示した従来のサブバンド分割方式同様、2分割フ
ィルタバンク50−a,50−b,50−cを階層的に
配置したものであるが、各フィルタが異なり、その組合
わせに特徴がある。フィルタ50−a,50−b,50
−cを図3,図4,図5に示す。
【0026】図3,図4,図5において、1,2,3は
1サンプル遅延器であり、4,5,6,7,14,1
5,16,17は乗算器、8,18は加算器、20,2
1は2:1間引き回路である。フィルタ50−a,50
−bは共に、4タップのFIRフィルタを低域側と高域
側に備えているが、フィルタ係数(g0,g1,g2,
g3,h0,h1,h2,h3)の順序が逆になってい
る。フィルタ50−cは2タップのFIRフィルタを低
域側と高域側に備えている。図1の構成では、第2段目
のフィルタのみ50−bとして、他を50−aとしてい
る。図2の構成では、最終段のフィルタのみ50−cと
して、他を50−aとしている。
【0027】第3の発明の実施例を図6に、第4の発明
の実施例を図7に示す。これらサブバンド分割方式は、
図15で示した従来のサブバンド分割方式同様、4分割
フィルタバンク90−a,90−b,90−cを階層的
に配置したものであるが、各フィルタが異なりその組合
わせに特徴がある。フィルタ90−a,90−b,90
−cを図8,図9,図10に示す。
【0028】図8,図9,図10において、24,2
5,26は1サンプル遅延器であり、41,42,4
3,44,45,46は1ライン遅延器、27,28,
91,92,93,94は加算器、31,32,33,
34,35,36,37,38,51,52,53,5
4,55,56,57,58,61,62,63,6
4,65,66,67,68は乗算器、82,83,8
4,85は水平方向の2:1間引き回路である。
【0029】このフィルタにより、まず水平方向のフィ
ルタが計算され、それから垂直方向のフィルタが計算さ
れる。フィルタ90−a,90−bは共に4タップのF
IRフィルタを低域側と高域側に備え水平方向と垂直方
向のそれぞれに処理を行うが、フィルタ係数(g0,g
1,g2,g3,h0,h1,h2,h3)の順序が逆
になっている。フィルタ90−cは2タップのFIRフ
ィルタを低域側と高域側に備えている。図6の構成で
は、第2段目のフィルタのみ90−bとして、他を90
−aとしている。図7の構成では、最終段のフィルタの
み90−cとして、他を90−aとしている。
【0030】
【発明の効果】第1,第3の発明に従えば、2分割以上
のサブバンド・フィルタバンクに関して各要素フィルタ
に非線形フィルタを用いても最終的なインパルス応答の
非線形性を抑えることができる。また第2,第4の発明
に従えば、一部のフィルタ長を抑えることでインパルス
応答長を大幅に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例を示す図である。
【図2】第2の発明の実施例を示す図である。
【図3】第1および第2の発明に用いたフィルタを示す
図である。
【図4】第1および第2の発明に用いたフィルタを示す
図である。
【図5】第1および第2の発明に用いたフィルタを示す
図である。
【図6】第3の発明の実施例を示す図である。
【図7】第4の発明の実施例を示す図である。
【図8】第3および第4の発明に用いた2次元フィルタ
を示す図である。
【図9】第3および第4の発明に用いた2次元フィルタ
を示す図である。
【図10】第3および第4の発明に用いた2次元フィル
タを示す図である。
【図11】2分割サブバンド・フィルタバンクを示す図
である。
【図12】2分割以上のサブバンド分割例を示す図であ
る。
【図13】2分割以上のサブバンド分割例を示す図であ
る。
【図14】2次元4分割サブバンド・フィルタバンクを
示す図である。
【図15】2次元の4分割以上のサブバンド・フィルタ
バンク例を示す図である。
【図16】従来技術を用いた場合の最終的なインパルス
応答を示す図である。
【図17】本発明を用いた場合の最終的なインパルス応
答を示す図である。
【符号の説明】
10,12 低域通過フィルタ 70 垂直方向の低域通過フィルタ 72,74 水平方向の低域通過フィルタ 71 水平方向の高域通過フィルタ 73,75 水平方向の高域通過フィルタ 11,13 高域通過フィルタ 20,21 2:1間引き回路 80,81 垂直方向の2:1間引き回路 82,83,84,85 水平方向の2:1間引き回路 22,23 1:2補間回路 40 処理部 50,50−1,50−2,50−3,50−4,50
−5,50−6,50−7,50−a,50−b,50
−c 2分割フィルタバンク 60 2分割された信号を合成するフィルタバンク 90,90−1,90−2,90−3,90−a,90
−b,90−c 2次元4分割フィルタバンク 1,2,3,24,25,26 1サンプル遅延器 41,42,43,44,45,46 1ライン遅延器 4,5,6,7,14,15,16,17,31,3
2,33,34,35,36,37,38,51,5
2,53,54,55,56,57,58,61,6
2,63,64,65,66,67,68 乗算器 8,18,91,92,93,94 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 1/00 H03M 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低域通過フィルタと高域通過フィルタとを
    用いて信号を2つの信号に分割する手段と、それら分割
    された2つの信号をそれぞれ2:1に間引く手段とを有
    する2分割フィルタバンクを備え、その2分割フィルタ
    バンクを繰り返し階層的に用いて2分割以上のサブバン
    ド分割を行う方式において、全ての低域通過フィルタと
    高域通過フィルタはFIRフィルタで構成され、それら
    のFIR係数は階層毎に同じであるが、隣接階層間では
    係数の順序が反転していることを特徴とするサブバンド
    分割方式。
  2. 【請求項2】低域通過フィルタと高域通過フィルタとを
    用いて信号を2つの信号に分割する手段と、それら分割
    された2つの信号をそれぞれ2:1に間引く手段とを有
    する2分割フィルタバンクを備え、その2分割フィルタ
    バンクを繰り返し階層的に用いて2分割以上のサブバン
    ド分割を行う方式において、順序的に後の階層のフィル
    タほど、短いタップ数のフィルタを用いることを特徴と
    するサブバンド分割方式。
  3. 【請求項3】2次元画像を分割の対象とし、水平方向の
    低域通過フィルタと高域通過フィルタとを用いて信号を
    2つの信号に分割する手段と、それら分割された2つの
    信号をそれぞれ2:1に間引く手段と、更にその間引か
    れた信号に対して垂直方向の低域通過フィルタと高域通
    過フィルタとを用いて信号をそれぞれ2つの信号に分割
    する手段と、それら分割された計4つの信号をそれぞれ
    2:1に間引く手段とを有する4分割フィルタバンクを
    備え、その4分割フィルタバンクを繰り返し階層的に用
    いて4分割以上のサブバンド分割を行う方式において、
    全ての低域通過フィルタと高域通過フィルタはFIRフ
    ィルタで構成され、それらのFIR係数は階層毎に同じ
    であるが、隣接階層間では係数の順序が反転している
    とを特徴とするサブバンド分割方式。
  4. 【請求項4】2次元画像を分割の対象とし、水平方向の
    低域通過フィルタと高域通過フィル タとを用いて信号を
    2つの信号に分割する手段と、それら分割された2つの
    信号をそれぞれ2:1に間引く手段と、更にその間引か
    れた信号に対して垂直方向の低域通過フィルタと高域通
    過フィルタとを用いて信号をそれぞれ2つの信号に分割
    する手段と、それら分割された計4つの信号をそれぞれ
    2:1に間引く手段とを有する4分割フィルタバンクを
    備え、その4分割フィルタバンクを繰り返し階層的に用
    いて4分割以上のサブバンド分割を行う方式において、
    順序的に後の階層のフィルタほど、短いタップ数のフィ
    ルタを用いることを特徴とするサブバンド分割方式。
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