JP2776794B2 - ロータリーアクチュエータ - Google Patents

ロータリーアクチュエータ

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JP2776794B2
JP2776794B2 JP13716396A JP13716396A JP2776794B2 JP 2776794 B2 JP2776794 B2 JP 2776794B2 JP 13716396 A JP13716396 A JP 13716396A JP 13716396 A JP13716396 A JP 13716396A JP 2776794 B2 JP2776794 B2 JP 2776794B2
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JP
Japan
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shoe
housing
rotary actuator
vane
rotating shaft
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JP13716396A
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淳 長谷川
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NEC Yamagata Ltd
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NEC Yamagata Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気あるいは油の
供給圧でベーンを作動させ該ベーンの作動により回転軸
を回転さるベーン型のロータリーアクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転軸に回転運動を伝えるベーン型のロ
ータリーアクチュエータは、ピストンの直線運動をラッ
クピニオンで回転運動に変換するラックピニオン型のロ
ータリアクチュエータに比べ油圧あるいは空圧により直
接回転力が得られていることから、回転力が効率良く得
られ小型にすることができるという特徴をもっている。
このため、自動化設備の狭い場所でも取付けることがで
き種々の機構の駆動に使用されている。
【0003】図2は従来のベーン型のロータリーアクチ
ュエータの一例における断面図である。このロータリー
アクチュエータは、図2に示すように、中心から内壁1
2にまで伸び内室を二つに仕切るシューシール6を具備
するとともに仕切られた前記各室に圧縮空気あるいは油
の導入または排出するポート7a,7bを有する円盤状
のハウジング4と、このハウジング4の中心を貫通し回
転可能な回転軸9と、この回転軸9の外周から外方に伸
び内壁12にシール11を介して当接するとともに空気
あるいは油の供給圧を受け回転軸9を回転させるベーン
10と、このベーン10と当接し回転軸9の回転角度を
規制するシュー5a,5bとを備えている。
【0004】こロータリーアクチュエータの動作は、ま
ず、ポート7aから圧縮空気あるいは油が供給される
と、ベーン10は圧縮空気あるいは油の供給圧により時
計方向に旋回し始めこれに伴なって回転軸9は時計方向
に回転する。このときベーン10の背面側の室内の空気
あるいは油はポート7bより排出される。さらに、油ま
たは圧縮空気の供給によりベーン10はシュー5bに当
接し回転軸9の回転角度を規制する。
【0005】また、ポート7bから圧縮空気あるいは油
が供給されると、ベーン10は反時計方向に旋回しそれ
に伴なって回転軸9も回転する。そして、ベーン10が
シュー5aに当接すると、回転軸9の回転角度が規制さ
れる。このように、常に一定の回転角度に機構部を駆動
できることを特徴としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
リーアクチュエータによって駆動される機構の必要とさ
れる回転角度とロータリーアクチュエータの回転角度が
必ずしも一致せず、多くは、0.5度乃至7度程度の微
妙な回転角度の差がある。従来、このような回転角度差
が生じた場合は、機構側の所望の回転角度より稍大きめ
の回転角度をもつロータリーアクチュエータを選定し、
機構側に回転角度を規制するストッパなどを設け、実際
の装置の調整時にロータリーアクチュエータを取外した
りあるいはストッパの当接面や位置を修正しながら回転
角度の調整を行なっていた。しかし、この調整作業は多
大な工数を浪費しロータリーアクチュエータの単体のコ
ストより遥に高くなるという問題がある。また、ストッ
パなど機構部品を設けるなど駆動される機構をより複雑
にし不具合事故を多発させる原因ともなる。
【0007】従って、本発明の目的は、駆動される側の
機構部にストッパなどの機構部品を設けることなく回転
角度の調整ができかつ小型で安価なロータリーアクチュ
エータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、中心か
ら内壁にまで伸び内室を二つに仕切るシューシールを具
備するとともに仕切られた前記各室に圧縮空気あるいは
油の導入または排出するポートを有する円盤状のハウジ
ングと、このハウジングの中心を貫通し回転可能な回転
軸と、この回転軸の外周から外方に伸び該内壁にシール
を介して当接するとともに前記空気あるいは油の供給圧
を受け旋回し前記回転軸を回転させるベーンと、このベ
ーンと当接し前記回転軸の回転角度を規制するシューと
を備えるロータリーアクチュエータおいて、前記シュー
の外側から伸び前記ハウジングより突出し前記回転軸を
中心に該室内を該シューを旋回し得る棒部材と、この棒
部材を前記本体に固定する緊締機構とを備えるロータリ
ーアクチュエータである。
【0009】また、前記緊締機構は、前記棒部材を通す
穴を有し前記ハウジングの外周上の該棒部材が貫通する
長穴の両側に形成される複数の歯部と噛み合う歯部をも
つ座金部材と、この座金部材を前記ハウジングにねじ締
付ける部材とを備えることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
【0011】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態におけるロータリーアクチュエータの断面図およ
びAA矢視図である。このロータリーアクチュエータ
は、図1に示すように、シュー5bの外側から伸びハウ
ジング4に突出し回転軸9を中心にハウジング4内でシ
ュー5bを旋回させシュー5bの位置を変える調節棒1
と、この調節棒1をハウジング4に固定する緊締機構2
とを設けたことである。それ以外は従来例と同じであ
る。
【0012】位置変更されたシュー5bを固定する緊締
機構2は、ハウジング4に外周上に形成された梯形状の
歯部2bと噛み合う歯付き座金2aと、この歯付き座金
2aをハウジング4の歯部2bに押し付け固定するナッ
ト2cとで構成されている。また、調節棒1はハウジン
グ4の歯部2bの間の長穴に沿って旋回させシュー5b
の位置を変えることができる。なお、図面には示してい
ないが、シュー5bからタグのように回転軸9に向って
伸びる支持部材とこの支持部材の先端に回転軸9に嵌合
する穴を設ければ、旋回中心が固定され、シュー5bの
旋回移動が円滑にすることができる。ただし、この支持
部材でポート7bを塞がないように逃穴を設ける必要が
ある。
【0013】次に、このロータリーアクチュエータの動
作を説明する。まず、調節棒1を固定している緊締機構
2のナット2cを緩め、調節棒1によりシュー5bを移
動させ、所望の回転角度に設定する。再び、ナット2c
を締付け歯付き座金2aをハウジング4の歯部2bに押
し付けシュー5bを固定する。そして、電磁弁の動作に
より圧縮空気あるいは油をポート7aから供給する。こ
のことによりベーン10が旋回しそれに伴なって回転軸
9が回転する。ベーン10は時計廻りに回転し、位置決
め調整されたシュー5bに当り停止する。
【0014】このようにはロータリーアクチュエータを
装置から取りはずすことをせずに、ロータリーアクチュ
エータの調節棒1に取り付けられたシュー5bの停止位
置を判断しながら、調整棒1によりシュー5bの位置を
可変して所望の角度範囲を調整することが可能となる。
また、図示はしていないが、このシュー位置移動機構を
回転起点側のシュー5aに適用しても良く、更に両方の
シューに適用しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明さたように本発明は、ベーンの
旋回を停止するストッパとなるシューの位置を変えるシ
ュー位置可変機構をハウンジングに直接取付けるように
設けることによって、駆動される機構側にストッパなど
設けることなくかつ取付けたままで回転軸の回転角度を
容易に調整でき、従来のように角度調整に多大に工数を
浪費することがないという効果がある。
【0016】また、このシュー位置可変機構は、単純な
機構部品で構成されハウジング自体に取付けることがで
きるので、必要以上スペースをとることなくコンパクト
にすることができ安価で得られるという効果がある。さ
らに、駆動機構のように運動する機構部品が介在するこ
とがないことから、故障の発生頻度が小さく信頼度が高
くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるロータリーアク
チュエータの断面図およびAA矢視図である。
【図2】従来のベーン型のロータリーアクチュエータの
一例における断面図である。
【符号の説明】
1 調節棒 2 緊締機構 2a 歯付き座金 2b 歯部 2c ナット 4 ハウジング 5a,5b シュー 6 シューシール 7a,7b ポート 9 回転軸 10 ベーン 11 シール 12 内壁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 15/12 F15B 15/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心から内壁にまで伸び内室を二つに仕
    切るシューシールを具備するとともに仕切られた前記各
    室に圧縮空気あるいは油の導入または排出するポートを
    有する円盤状のハウジングと、このハウジングの中心を
    貫通し回転可能な回転軸と、この回転軸の外周から外方
    に伸び該内壁にシールを介して当接するとともに前記空
    気あるいは油の供給圧を受け旋回し前記回転軸を回転さ
    せるベーンと、このベーンと当接し前記回転軸の回転角
    度を規制するシューとを備えるロータリーアクチュエー
    タおいて、前記シューの外側から伸び前記ハウジングよ
    り突出し前記回転軸を中心に該室内を該シューを旋回し
    得る棒部材と、この棒部材を前記本体に固定する緊締機
    構とを備えることを特徴とするロータリーアクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記緊締機構は、前記棒部材を通す穴を
    有し前記ハウジングの外周上の該棒部材が貫通する長穴
    の両側に形成される複数の歯部と噛み合う歯部をもつ座
    金部材と、この座金部材を前記ハウジングにねじ締付け
    る部材とを備えることを特徴とする請求項1記載のロー
    タリーアクチュエータ。
JP13716396A 1996-05-30 1996-05-30 ロータリーアクチュエータ Expired - Lifetime JP2776794B2 (ja)

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JPH09317710A JPH09317710A (ja) 1997-12-09
JP2776794B2 true JP2776794B2 (ja) 1998-07-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101415954B (zh) * 2006-03-31 2012-11-28 费斯托股份有限两合公司 流体控制的旋转驱动装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101415954B (zh) * 2006-03-31 2012-11-28 费斯托股份有限两合公司 流体控制的旋转驱动装置

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Publication number Publication date
JPH09317710A (ja) 1997-12-09

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Effective date: 19980407