JP2774945B2 - 反射光測定装置 - Google Patents

反射光測定装置

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JP2774945B2
JP2774945B2 JP5243395A JP5243395A JP2774945B2 JP 2774945 B2 JP2774945 B2 JP 2774945B2 JP 5243395 A JP5243395 A JP 5243395A JP 5243395 A JP5243395 A JP 5243395A JP 2774945 B2 JP2774945 B2 JP 2774945B2
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四郎 及川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体内部の観測点で
の反射光量を測定する反射光測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検体、特に人体の体表や体
腔内壁の表面構造を光学的に調べ、具体的には例えば胃
カメラにより胃の内壁の状態を写真撮影し、それに基づ
いて診断等が行なわれている。近年、そのような生体組
織やそれを切除して得た病理組織試料等の被検体の表面
状態の観察のみでなく、その表面の奥、すなわち被検体
の内部を光学的に観察するための研究が行なわれてい
る。表面状態のみでなく内部の状態を観察することによ
り、より多くの情報を得ることができ、例えば臨床に応
用した場合、より適切な診断を行なうことができる。
【0003】従来、被検体内部を光学的に観察する手法
として、CLSM(共焦点走査型顕微鏡),OCT(O
ptical Coherence Tomograp
hy)が知られている。図9は、CLSMの原理説明図
である。ピンホール板81のピンホール81aを経由し
た、フォーカス性の良いレーザ光80を、ハーフミラー
82および対物レンズ83を経由して被検体1の内部の
所定の観測点Rに向けて照射する。観測点Rからの反射
光は、対物レンズ83を経由し、ハーフミラー82を透
過して共焦点ピンホール板84のピンホール84aの位
置に集光する。観測点R以外の点R’での反射光は、共
焦点ピンホール板84の位置では広がってしまい、もし
くは、その共焦点ピンホール板84上の、ピンホール8
4a以外の点に集光する。したがって観測点Rからの反
射光が選択的にピンホール84aを通過する。この反射
光を検出器(図示せず)で受光する。被検体1を走査し
て各観測点について反射光信号を得ることにより被検体
1の内部の像を得ることができる。
【0004】図10は、OCT装置の説明図である。可
干渉距離の短い光を発する光源、例えばこの例ではSL
D(Super Luminescent Diod
e)91から発せられた光は、光ファイバ92に入射し
て伝達され、ファイバ・カプラ93により第1の光波
(物体光)と第2の光波(参照光)とに二分されて、そ
れぞれ光ファイバ94,95で伝達され、それぞれ対物
レンズ系96、参照レンズ系97を経由して、被検体
1、参照ミラー98に伝達される。このとき参照ミラー
98はZ方向(光ビームの光軸方向)に移動している。
【0005】尚、図10には、物体光側にPZT(Pi
ezo−electric Transducer)9
9が配置され物体光の周波数シフトが行われているが、
これは、フォトダイオード101で、このフォトダイオ
ード101、ないしこのフォトダイオード101を含む
信号処理系に適した周波数の信号が得られるようにする
ためのものであり、本装置の測定原理上は必ずしも必要
のないものであり、以下、PZT99の作用については
省略し、PZT99を備えない場合について説明する。
【0006】被検体1に照射された光ビームは被検体内
を進み、その被検体内を進む間に被検体の光ビームの進
路上の各点で反射し、その反射光は対物レンズ系96を
経由して光ファイバ94に入射し、ファイバ・カプラ9
3を経由し、光ファイバ100を経由し、光検出器、例
えばこの例ではフォトダイオード101に入射する。ま
た参照ミラー98で反射した参照光も同様に、再度、参
照レンズ系97を経由し、光ファイバ95に入射し、フ
ァイバ・カプラ93を経由し、光ファイバ100を経由
し、フォトダイオード101に入射する。
【0007】図11は、フォトダイオード101で得ら
れる信号を示した図である。この図の横軸は、参照ミラ
ー98のZ方向の位置に対応しており、この参照ミラー
98はZ方向に等速で移動しているため、この図の横軸
は時間軸tでもある。またこの図の縦軸はフォトダイオ
ード101の受光信号の振幅であり、一点鎖線はその受
光信号の包絡線である。この図は、被検体内の一点のみ
で反射が生じており、かつ、フォトダイオード101に
伝達された反射光と参照光の強度が互いに同一の場合の
ものである。
【0008】参照ミラー98を連続的に定速でZ方向に
移動すると、その参照ミラー98で反射した参照光は、
その参照ミラー98に入射した光と比べ、その周波数が
ドップラ周波数分だけ遷移した光に変換される。したが
ってフォトダイオード101上では反射光と参照光が干
渉し、それら反射光の周波数と参照光の周波数との差の
周波数の信号が観測される。
【0009】ところで、SLD91から発せられた光は
可干渉距離が短く、したがって、被検体1のある一点の
みで反射が生じているものとすると、SLD91から発
せられ、物体光として被検体に照射され、その被検体内
のある一点で反射してフォトダイオード101に至る光
路長(光学距離)と、SLD91から発せられ、参照ミ
ラー98で反射されて参照光としてフォトダイオード1
01に至る光路長とが完全に同一である、図10に示す
原点0を中点とし、そのSLD91から発せられた光の
可干渉距離に対応したZ方向の幅(時間幅)だけ、図示
のようなバースト波が観測される。実際には被検体1の
内部を進む光ビームの光路に沿った種々の点で反射が生
じており、参照ミラー98をZ方向に移動させることに
より、その移動中の各時点の参照ミラー98のZ方向の
位置に対応する、被検体内部の反射光の情報が連続的に
順次抽出された信号が得られることになる。
【0010】この図10に示すようなOCT装置は、主
に眼科領域への応用が研究されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のCLSMおよび
OCT装置のいずれにおいても、被検体1の観測点で反
射した反射光だけを検出することができず、被検体1の
表面ないし内部で多重に散乱した散乱光の混入を避ける
ことができないという問題がある。図12は、この散乱
光が混入する様子を模式的に示す説明図である。
【0012】ここでは、図12(a)に示すように、光
源111から光路112を経由して被検体1の内部の観
測点Rに向けて光を照射し、観測点Rで反射した反射光
を、再び光路112を経由して光検出器113で受光す
るものとする。このとき観測点Rで反射した反射光以外
にも、図12(a)に模式的に示すような、被検体1の
表面もしくは内部で種々に多重散乱した光が光路112
を経て光検出器113に入射する。
【0013】図12(b)は、図12(a)に示す光源
111から、極めて狭いパルス状の入射光を被検体1に
入射したときの、光検出器113に戻る出力光の時間遅
れ頻度分布(光検出器113で検出される光の強度)と
散乱回数の頻度を模式的に示したグラフである。入射光
が観測点Rに達し、観測点Rで反射して戻ってきた光が
光検出器113に入射する時刻をto としたとき、その
時刻t0 に光検出器113に入射した光に限定したとし
ても、その入射光の散乱回数は、観測点Rで1回だけ反
射した反射光のみでなく、多重に散乱した散乱光が大き
な割合で含まれている。
【0014】図9に示すCSLMにおいては、上述の多
重散乱成分が光検出器に入射するのを除去できず、この
ため、大きな測定誤差を生じるという問題がある。ま
た、CSLMにおいては、対物レンズ83(図9参照)
の開口角を大きくしても光軸方向(被検体1の深さ方
向)の分解能は、例えば数百μm程度であり、光軸に直
交する方向の分解能(例えば10μm程度)と比べ大き
く劣る。
【0015】図10に示すOCT装置においては、干渉
計が構成されているため、多重散乱光のうちの、参照光
と干渉しない成分についてはその多重散乱光による影響
を除去することができるが、この多重散乱光の中には、
観測点Rで反射した反射光と同時刻(時刻t0 )に光検
出器に入射する、参照光と干渉する成分もかなりの割合
で含まれており、その干渉する成分については多量散乱
光の影響を除去することができないという問題がある。
また、OCT装置では、光軸方向に走査する方式のた
め、対物レンズ開口角を大きく設定することはできず、
被検体の深部からは極めて微弱な反射光しか得ることが
できない。
【0016】このように、被検体内部の組織構造を高解
像度で知るためには、光検出器への入射光から多重散乱
成分を取り除くことが極めて重要である。本発明は、上
記事情に鑑み、観測点で反射した反射光成分を多重散乱
成分と区別して高精度に抽出することのできる反射光測
定装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の反射光測定装置は、 (1−1)被検体内部の所定の観測点で、所定の受光光
軸に沿う方向に反射した反射光を導く受光光学系 (1−2)上記受光光軸に直交する照射光軸に沿う方向
から、上記観測点に、受光光軸および照射光軸双方を含
む平面に垂直な方向に直線偏光した第1の偏光光、およ
びその平面に平行な方向に直線偏光した第2の偏光光
を、切替え自在に照射する照射光学系 (1−3)受光光学系により導かれた反射光の強度を検
出する光検出器 (1−4)光検出器で検出された、上記観測点が上記第
1の偏光光で照射されたときの第1の光強度と、上記観
測点が上記第2の偏光光で照射されたときの第2の光強
度との双方に基づいて、上記反射光と、被検体の表面も
しくは内部で散乱されて受光光学系に入射した散乱光と
のうちの上記反射光による光強度を抽出する反射光抽出
手段 を備えたことを特徴とする。
【0018】ここで、上記本発明の第1の反射光測定装
置において、上記(1−1)の受光光学系が、上記反射
光の、上記平面に垂直な方向に直線偏光した第1の偏光
成分を抽出する偏光抽出手段を備えていてもよい。ま
た、上記目的を達成する本発明の第2の反射光測定装置
は、 (2−1)被検体内部の所定の観測点に、所定の照射光
軸に沿う方向から照射光を照射する照射光学系 (2−2)上記観測点で、上記照射光軸に直交する受光
光軸に沿う方向に反射した反射光を導くとともに、その
反射光の、照射光軸および受光光軸双方を含む平面に垂
直な方向に直線偏光した第1の偏光成分、およびその平
面に平行な方向に直線偏光した第2の偏光成分を、切替
え自在に抽出する受光光学系 (2−3)受光光学系により抽出された反射光の偏光成
分の強度を検出する光検出器 (2−4)光検出器で検出された、その光検出器に上記
第1の偏光成分が入射したときの第1の光強度と、その
光検出器に上記第2の偏光成分が入射したときの第2の
光強度との双方に基づいて、上記反射光と、被検体の表
面もしくは内部で散乱されて受光光学系に入射した散乱
光とのうちの上記反射光による光強度を抽出する反射光
抽出手段 を備えたことを特徴とする。
【0019】この本発明の第2の反射光測定装置におい
て、上記(2−1)の照射光学系が、上記照射光とし
て、上記平面に垂直な方向に直線偏光した第1の偏光光
を照射するものであってもよい。また、上記本発明の第
1の反射光測定装置ないし第2の反射光測定装置におい
て、上記(1−4)ないし(2−4)の反射光抽出手段
では、典型的には、上記第1の光強度と上記第2の光強
度との差分演算を含む演算が行なわれる。
【0020】また、上記本発明の第1の反射光測定装置
ないし第2の反射光測定装置は、被検体内部の所定の観
測点で互いに直交する第1の光軸および第2の光軸それ
ぞれを有し、切替え自在に、上記(1−2)ないし(2
−1)の照射光学系、および上記(1−1)ないし(2
−2)の受光光学系として使用される第1の光学系およ
び第2の光学系を備えたものであってもよい。
【0021】さらに、上記本発明の第1の反射光測定装
置ないし第2の反射光測定装置は、照射光学系、受光光
学系、および光検出器を、照射光軸と受光光軸とを二等
分する軸を回動軸として回動させる回動機構を備えたも
のであってもよく、また、上記観測点で、照射光軸と受
光光軸との双方に直交する第2の受光光軸に沿う方向に
反射した反射光を導く第2の受光光学系を備えたもので
あってもよい。
【0022】また、上記本発明の第1の反射光測定装置
ないし第2の反射光測定装置は、所定の可干渉距離を有
する光を射出する光源を有し、その光源から射出された
光を第1の光と第2の光とに二分し第1の光を照射光学
系に入射するとともに第2の光を光検出器に導く干渉光
学系を備えたものであってもよい。さらに、上記本発明
の第1の反射光測定装置ないし第2の反射光測定装置
は、照射光学系が、一次元的もしくは二次元的に並ぶ複
数の観測点に光を照射し、受光光学系が、それら複数の
観測点の像を光検出器上に結像する結像光学系を備えた
ものであって、光検出器が、それら複数の観測点それぞ
れで反射した反射光それぞれを検出するものであっても
よい。
【0023】
【作用】以下では、先ず、本発明の原理について説明す
る。図1は、本発明における、基本的な光学系配置の概
念とその光学系配置の場合の散乱光発生の様子を示す模
式図である。図1に示すように、光源11から発せられ
た光は、照射光学系12を経由して照射光軸2に沿って
進み、被検体1の内部の観測点Rを照射する。観測点R
で反射して受光光軸4側に進む反射光は、受光光学系1
4を経由して光検出器13に入射する。ここで、照射光
軸2と受光光軸4は、観測点Rで互いに直交している。
【0024】このような光学配置においても、図12を
参照して説明した場合と同様に、光検出器13には、観
測点Rで1回だけ反射した反射光のほか、被検体1の表
面ないし内部で多重に散乱した散乱光も入射する。図2
は、直線偏光光の反射方向に対する反射強度分布を示し
た図である。原点Oから観測点Rに向かって、図2の上
下方向のみに電界Eを持つ光、すなわち、図2の上下方
向に直線偏光した照射光を照射すると、観測点Rでの、
その照射光の光軸Cを含む紙面に垂直な面内への反射光
(もしくは観測点Rを透過した透過光)は、ある程度の
強度をもち、例えば点Aでは、その反射光が観測される
が、観測点Rにおける、その平面との垂線方向、例えば
点Bでは、観測点Rからの反射光は観測されない。
【0025】本発明は、図2を参照して説明した直線偏
光光の性質を利用し、原理的には図1に示すような光学
系の配置によって、観測点Rからの反射光と、散乱光と
のうち、反射光のみを抽出するものである。本発明の第
1の反射光測定装置は、観測点Rを、図1の紙面に垂直
な方向に直線偏光した第1の偏光光(以下、これを「S
偏光」と称することがある)と、図1の紙面に平行な方
向に直線偏光した第2の偏光光(以下、これを「P偏
光」と称することがある)とを切替え自在に照射する。
【0026】被検体1がS偏光により照射されたとき、
観測点Rでの反射光はその偏光状態を保ったまま受光光
学系14に入射する。一方被検体1の表面ないし内部で
多重に散乱した光は、その偏光状態を失う。したがっ
て、被検体1がS偏光により照射されたときに、光検出
器13で検出される光強度IS は、観測点Rでの反射光
の、光検出器13で検出される強度をIRS、多重散乱成
分(ノイズ)の強度をn S としたとき、 IS =IRS+nS ……(1) で表わされる。
【0027】一方、被検体1がP偏光により照射された
とき観測点Rでの反射は受光光学系側には発生せず、し
たがってこのときの観測点Rでの反射光の強度はゼロで
ある。一方多重散乱成分(ノイズ)は相変わらず存在
し、その強度をnP としたとき、光検出器13で検出さ
れる光強度IP は、 IP =nP ……(2) となる。
【0028】ここで、被検体1が同一光量のS偏光,P
偏光で照射されたとすると、S偏光を照射したときのノ
イズ強度nS とP偏光を照射したときのノイズ強度nP
は互いに等しい(nS =nP )と考えられる。したがっ
て、(1)式と(2)式との差分ΔIを演算すると、 ΔI=IS −IP =IRS+nS −nP =IRS ……(3) となり、ノイズ成分がキャンセルされ、観測点Rで反射
した反射光による光強度IRSが抽出される。
【0029】ここで、上記本発明の第1の反射光測定装
置において、受光光学系14にS偏光成分のみを抽出す
る偏光抽出手段、例えば偏光板等を備えると、(1)式
の信号成分IRSはその偏光抽出手段をそのまま通過し、
ノイズ成分nS ,nP は、それらのノイズ成分nS ,n
P のうちのS偏光成分nSS,nPSのみがその偏光抽出手
段を通過する。したがって、この場合、光検出器13に
入射する光自体のS/Nが向上し、例えば上述の演算に
より、観測点Rでの反射強度IRSが、より高精度に抽出
される。
【0030】本発明の第2の反射光測定装置は、例えば
偏光状態にない照射光を被検体1に照射し、受光光学系
14の側に、その受光光学系14に入射してきた光のS
偏光成分とP偏光成分を切替え自在に抽出して光検出器
13に導く構成を有している。照射光が被検体1に照射
されたときの、観測点Rからの反射光の強度をIR 、散
乱光強度をnとしたとき、受光光学系14に入射した光
の合計の光強度IR +nのS偏光成分IS は IS =IRS+nS ……(4) を表わすことができる。図2を参照して説明したよう
に、受光光学系に入射する反射光は、既にS偏光成分の
みであるためIR =IRSである。一方、受光光学系に入
射した光の合計の光強度IR +nのP偏光成分IP は、
反射光のP偏光成分は存在しないため、 IP =nP ……(5) である。ここでも、nS =nP と考えられる。そこで、
(4)式と(5)式との差分ΔIを演算すると、 ΔI=IS −IP =IRS+nS −nP =IRS ……(6) となり、上述した本発明の第1の反射光測定装置と同様
に、散乱光成分をキャンセルされ、観測点Pからの反射
光成分のみが抽出される。
【0031】ここで、上述したように、観測点Rからの
受光光軸4側への反射光はS偏光成分のみであるため、
もともと被検体1にP偏光成分を照射する必要がなく、
照射光がS偏光であってもよい。その場合、観測点Pか
らの反射光強度IP に対する散乱光強度nの割合が減少
し、光検出器13にもともとS/Nの高い光が入射し、
したがって観測点Rでの反射光強度がより高精度に抽出
される。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
3は、本発明の反射光測定装置の第1実施例の構成図で
ある。光源11から射出された光は、ビーム拡大光学系
121、偏光板122、および対物レンズ123からな
る照射光学系12を経由し、観測点Rに集光される。観
測点Rにおいて、照射光軸2と直交する受光光軸4の方
向に反射した反射光は、図示しない散乱光とともに、対
物レンズ141、偏光板142、集光レンズ143、お
よびピンホール板144からなる受光光学系14を経由
し、ピンホール144aを通過した光が光検出器13に
より検出される。
【0033】本実施例では、照射光学系12を構成する
偏光板122は、図3の紙面に垂直な方向に偏光したS
偏光、および図3の紙面に平行な方向に偏光したP偏光
が切替え自在にこの照射光学系12から射出されるよう
に、自在に90°回転させることができる。また、本実
施例では、受光光学系14を構成する偏光板142も、
この受光光学系14に入射した光のうちのS偏光成分,
P偏光成分がそれぞれこの受光光学系14から射出され
るように、自在に90°回転することができるよう構成
されている。このように、図3に示す実施例は、照射光
学系側の偏光板122を回転させることができることか
ら、本発明の第1の反射光測定装置の一実施例であり、
またこれと同時に、受光光学系側の偏光板142を回転
させることができることから、本発明の第2の反射光測
定装置の一実施例でもある。
【0034】図3に示す反射光測定装置を、本発明の第
1の反射光測定装置として用いるときは、受光光学系側
の偏光板142は、その偏光板142からS偏光成分が
射出される向きに固定しておき、照射光学系側の偏光板
122が、S偏光成分を射出する向き、およびP偏光成
分を射出する向きに、交互にその回転角度が変更され、
その都度、光検出器13で光強度が測定される。その測
定された光強度は、反射光抽出部15に入力される。反
射光抽出部15では、上述した差分演算の、さらにその
平均が演算され、これにより、観測点Rにおける反射光
の強度が求められる。
【0035】また、図3に示す反射光測定装置を本発明
の第2の反射光測定装置として用いるときは、照射光学
系側の偏光板122は、その偏光板122からS偏光成
分が射出される向きに固定しておき、受光光学系側の偏
光板142の回転角度が、S偏光成分を射出する向き、
およびP偏光成分を射出する向きに交互にその回転角度
が変更され、上記と同様の検出、演算が行われる。
【0036】ここで、図3に示す反射光測定装置の、反
射光抽出部15を除く部分を、照射光軸2と受光光軸4
とを二等分する軸を回転軸として回転自在に構成し、多
数の回転角度における検出、差分演算を行ない、それら
多数の回転角度における差分の平均値を求めると、被検
体1の、観測点Rから外れた部分の、各部分によって異
なる誤差要因が均一化され、観測点Rからの反射光情報
のみを、一層高精度に求めることができる。
【0037】尚、被検体1の方を回転させることができ
るときは、装置の方を回転させる代わりに、被検体1の
方を、観測点Rが常に照射光軸2と受光光軸4との交点
に一致するように、回転させてもよい。ところで、受光
光学系側では、その受光光学系に入射した光のうちのS
偏光成分ないしP偏光成分を抽出する必要があるが、照
射光学系側では、光源11から射出された光の中からS
偏光成分ないしP偏光成分を「抽出」する必要はなく、
偏光板122を備えることに代えて、光源11として、
例えばもともと直線偏光している光を射出する光源、例
えば半導体レーザ等を用い、その光源を照射光軸2を中
心に90°回転させることによりS偏光とP偏光を得て
もよく、あるいは、図示しない1/2波長板を備え、そ
の1/2波長板を、照射光軸2を中心に回転させること
により、光源11から射出された直線偏光光、あるいは
偏光板122から射出された直線偏光光の偏光の向き
を、S偏光やP偏光に合わせてもよい。
【0038】図4は、照射光学系から射出された照射光
の集光点(対物レンズ121の焦点)と、受光光学系が
睨む観測点R(対物レンズ141の焦点)とを高精度に
一致させることのできる光学系の模式図である。図4で
は、照射光学系12の開口角が受光光学系14の開口角
と比べ大きくなるように光学系が構成されており、開口
角の大きな照射光学系12を、照射光軸2の延びる方向
(図示の矢印D方向)に微調移動させる移動機構125
が備えられている。この移動機構125により、開口角
の大きな照射光学系を矢印D方向に微調移動させること
により、照射光学系12の焦点と受光光学系14の焦点
を高精度に一致させることができる。
【0039】尚、図4には、照射光学系12の開口角が
受光光学系14の開口角よりも大きい例を示したが、照
射光学系12の開口角よりも受光光学系14の開口角の
方を大きく構成してもよい。そのときには、開口角の大
きい受光光学系14の方が受光光軸4に沿う方向に微調
移動される。図5は、本発明の反射光測定装置の第2実
施例の模式図である。
【0040】この第2実施例は、図3に示す第1実施例
と比べ、反射ミラー16,17と両面反射ミラー18が
備えられており、この両面反射ミラー18は、図5に実
線で示す回転位置と破線で示す回転位置とに自在に回転
させることができ、この両面反射ミラー18を破線で示
す位置に回転させると、照射光学系12と受光光学系1
4の役割りが交替する。したがって、この第2実施例の
場合、装置ないし被検体1を回転させることなく、図の
左側から照射し右側で受光するモードで求めた差分と、
図の右側から照射し左側で受光するモードで求めた差分
との平均値を求めることができ、図3に示す第1実施例
における、装置ないし被検体1を回転させない場合と比
べ、反射光をより高精度に抽出することができる。
【0041】図6は、本発明の反射光測定装置の第3実
施例における光軸を示した図である。ここでは、図示の
煩雑さを回避するため、光学系そのものは図示されてい
ない。三次元的には、被検体1の観測点Rで互いに直交
する光軸は、図5に示すように光軸21,22,23の
3本存在する。そこで、そのうちの一本を照射光軸と
し、残りの二本を受光光軸とすることにより、1回の測
定で2方向への反射の情報を得ることができ、また反射
光収集立体角が2倍に増え、測定精度が向上する。さら
に、これら3本の光軸21,22,23のいずれの1本
をも照射光軸として用い、かつ残りの2本を受光光軸と
して用いることができるように切替え自在に構成する
と、測定精度をさらに向上させることができる。さら
に、装置もしくは被検体1を、観測点Rを通る法線30
を回転軸として回転自在に構成すると、測定精度をさら
に向上させることができる。
【0042】図7は、本発明の反射光測定装置の第4実
施例の構成図である。図3に示す第1実施例と比べ、ハ
ーフミラー20,22が備えられ、さらに反射ミラー2
1が備えられている。さらに、この第4実施例では、光
源11として、可干渉距離の短い光を発する光源、例え
ばSLDが採用される。光源11から射出された光は、
ハーフミラー20により、被検体1を照射する光5と、
被検体1を経由せずに光検出器13に導かれる参照光6
とに二分される。参照光6は、さらに反射ミラー21で
反射され、もう一枚のハーフミラー22で、被写体1を
経由して受光光学系14に入射した光と合成されて、光
検出器13に入射する。ここでは、光源11から射出し
た光がハーフミラー20を透過し観測点Rを経由して光
検出器13に入射するまでの光路長と、光源11から入
射した光がハーフミラー20で反射し参照光6として光
検出器13に入射する迄の光路長とが一致するように、
光路長調整機構23により、反射ミラー21の位置が調
整される。
【0043】この第4実施例では、干渉計が構成されて
おり、しかも可干渉距離の短い光を用いているため、図
10,図11を参照して説明したように、被検体1を経
由して受光光学系14に入射し、さらに偏光板142を
通過した光のうち、参照光と干渉する成分のみが抽出さ
れる。この干渉する成分には、観測点Rからの反射光は
そのまま含まれ、散乱光の方は、その散乱光の一部の、
干渉する成分のみが検出されるため、前述した差分演算
を行う前にS/Nの高い信号が検出され、したがって前
述した差分演算と合わせ、一層高精度の測定が行われ
る。
【0044】図8は、本発明の反射光測定装置の第5実
施例の構成図である。この第5実施例では、光検出器と
して、光センサが二次元的に配列された二次元アレイセ
ンサ13Aが採用されており、図3に示す第1実施例と
比べ光検出器の前面のピンホール板144(図3参照)
は取り除かれている。また、この第5実施例に示す受光
光学系14は、照射光学系12による集光点R0 ではな
く、その集光点R0 よりもやや照射光学系12に寄りの
観測点Rを睨んでいる。また、この受光光学系14は、
その観測点Rを中心とする二次元平面の像を、二次元ア
レイセンサ13A上に形成している。
【0045】この第5実施例では、上記の構成により、
観測点Rを中心とした平面上の多数の点それぞれを観測
点として、それら多数の観測点の反射強度を二次元アレ
イセンサ13Aで一度に検出することができる。本発明
は、被検体内の二次元平面反射分布を知ろうとする場
合、一時には一点の観測点の反射情報を得るように構成
し、走査により二次元的な画像を得ることもできるが、
図8の実施例に示すように二次元的な各点の反射分布
を、走査なしで、一度に得ることもできる。
【0046】また、例えば、図3に示す第1実施例にお
いて、シリンドリカルレンズ等を配置して、観測点Rを
含む、図3に垂直な方向に延びる線状の各点を照射し、
それらの各点からの反射光を図3の紙面に垂直な方向に
一次元的に光センサが配列された光検出器を用いて同時
に検出することにより、一時に一本の直線上の複数の観
測点の反射情報を得ることもできる。尚、この場合、ピ
ンホール板144を、図3の紙面に垂直な方向に延びる
スリットが形成されたスリット板に変更する等、必要な
変更を行うことは当然である。
【0047】このように、本発明の反射光測定装置は、
一時には一点の観測点の反射情報を得るように構成する
こともでき、一時に直線上に並ぶ多数の観測点の反射情
報を得るように構成するともでき、一時に、平面上に並
ぶ多数の観測点の反射情報を得るように構成することも
できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射光測
定装置によれば、被検体内部の観測点からの反射光の情
報を、被検体表面ないし被検体内部で多重に散乱した散
乱光とは高精度に分離して抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、基本的な光学系配置の概念と
その光学系配置の場合の散乱光発生の様子を示す模式図
である。
【図2】直線偏光光の反射方向に対する反射強度分布を
示した図である。
【図3】本発明の反射光測定装置の第1実施例の構成図
である。
【図4】照射光学系から射出された照射光の集光点と、
受光光学系が睨む観測点Rとを高精度に一致させること
のできる光学系の模式図である。
【図5】本発明の反射光測定装置の第2実施例の模式図
である。
【図6】本発明の反射光測定装置の第3実施例における
光軸を示した図である。
【図7】本発明の反射光測定装置の第4実施例の構成図
である。
【図8】本発明の反射光測定装置の第5実施例の構成図
である。
【図9】CLSMの原理説明図である。
【図10】OCT装置の説明図である。
【図11】図10に示すOCT装置における、フォトダ
イオードで得られる信号を示した図である。
【図12】散乱光が混入する様子を模式的に示す説明図
である。
【符号の説明】
1 被検体 2 照射光軸 4 受光光軸 11 光源 12 照射光学系 13 光検出器 14 受光光学系 122,142 偏光板 R 観測点

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内部の所定の観測点で、所定の受
    光光軸に沿う方向に反射した反射光を導く受光光学系
    と、 前記受光光軸に直交する照射光軸に沿う方向から、前記
    観測点に、前記受光光軸および前記照射光軸双方を含む
    平面に垂直な方向に直線偏光した第1の偏光光、および
    前記平面に平行な方向に直線偏光した第2の偏光光を、
    切替え自在に照射する照射光学系と、 前記受光光学系により導かれた前記反射光の強度を検出
    する光検出器と、 前記光検出器で検出された、前記観測点が前記第1の偏
    光光で照射されたときの第1の光強度と、前記観測点が
    前記第2の偏光光で照射されたときの第2の光強度との
    双方に基づいて、前記反射光と、前記被検体の表面もし
    くは内部で散乱されて前記受光光学系に入射した散乱光
    とのうちの前記反射光による光強度を抽出する反射光抽
    出手段とを備えたことを特徴とする反射光測定装置。
  2. 【請求項2】 前記受光光学系が、前記反射光の、前記
    平面に垂直な方向に直線偏光した第1の偏光成分を抽出
    する偏光抽出手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の反射光測定装置。
  3. 【請求項3】 被検体内部の所定の観測点に、所定の照
    射光軸に沿う方向から照射光を照射する照射光学系と、 前記観測点で、前記照射光軸に直交する受光光軸に沿う
    方向に反射した反射光を導くとともに、該反射光の、前
    記照射光軸および前記受光光軸双方を含む平面に垂直な
    方向に直線偏光した第1の偏光成分、および前記平面に
    平行な方向に直線偏光した第2の偏光成分を、切替え自
    在に抽出する受光光学系と、 前記受光光学系により抽出された前記反射光の偏光成分
    の強度を検出する光検出器と、 前記光検出器で検出された、該光検出器に前記第1の偏
    光成分が入射したときの第1の光強度と、該光検出器に
    前記第2の偏光成分が入射したときの第2の光強度との
    双方に基づいて、前記反射光と、前記被検体の表面もし
    くは内部で散乱されて前記受光光学系に入射した散乱光
    とのうちの前記反射光による光強度を抽出する反射光抽
    出手段とを備えたことを特徴とする反射光測定装置。
  4. 【請求項4】 前記照射光学系が、前記照射光として、
    前記平面に垂直な方向に直線偏光した第1の偏光光を照
    射するものであることを特徴とする請求項3記載の反射
    光測定装置。
  5. 【請求項5】 前記反射光抽出手段が、前記第1の光強
    度と前記第2の光強度との差分演算を含む演算を行なう
    ものであることを特徴とする請求項1から4のうちいず
    れか1項記載の反射光測定装置。
  6. 【請求項6】 被検体内部の所定の観測点で互いに直交
    する第1の光軸および第2の光軸それぞれを有し、切替
    え自在に、前記照射光学系および前記受光光学系として
    使用される第1の光学系および第2の光学系を備えたこ
    とを特徴とする請求項1又は3記載の反射光測定装置。
  7. 【請求項7】 前記照射光学系、前記受光光学系、およ
    び前記光検出器を、前記照射光軸と前記受光光軸とを二
    等分する軸を回動軸として回動させる回動機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の反射光測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記観測点で、前記照射光軸と前記受光
    光軸との双方に直交する第2の受光光軸に沿う方向に反
    射した反射光を導く第2の受光光学系を備えたことを特
    徴とする請求項1又は3記載の反射光測定装置。
  9. 【請求項9】 所定の可干渉距離を有する光を射出する
    光源を有し、該光源から射出された光を第1の光と第2
    の光とに二分し該第1の光を前記照射光学系に入射する
    とともに該第2の光を前記光検出器に導く干渉光学系を
    備えたことを特徴とする請求項1又は3記載の反射光測
    定装置。
  10. 【請求項10】 前記照射光学系が、一次元的もしくは
    二次元的に並ぶ複数の観測点に光を照射し、前記受光光
    学系が、該複数の観測点の像を前記光検出器上に結像す
    る結像光学系を備えたものであって、前記光検出器が該
    複数の観測点それぞれで反射した反射光それぞれを検出
    するものであることを特徴とする請求項1又は3記載の
    反射光測定装置。
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