JP2774936B2 - チューインガム除去装置 - Google Patents

チューインガム除去装置

Info

Publication number
JP2774936B2
JP2774936B2 JP6155760A JP15576094A JP2774936B2 JP 2774936 B2 JP2774936 B2 JP 2774936B2 JP 6155760 A JP6155760 A JP 6155760A JP 15576094 A JP15576094 A JP 15576094A JP 2774936 B2 JP2774936 B2 JP 2774936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chewing gum
main body
cover
suction port
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6155760A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0820923A (ja
Inventor
博 鈴木
Original Assignee
日本コンベヤ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本コンベヤ株式会社 filed Critical 日本コンベヤ株式会社
Priority to JP6155760A priority Critical patent/JP2774936B2/ja
Publication of JPH0820923A publication Critical patent/JPH0820923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774936B2 publication Critical patent/JP2774936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Repair (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建物の床面や駅のプラ
ットフォーム、地下街の歩行路などの美観を必要とする
対象面に吐き捨てられて固く付着したチューインガムを
能率よく除去する除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなチューインガムの除去装置
として、実開平5−16821号公報記載のものは可燃
性ガスを噴射して点火し、その炎で金属性のヘラを加熱
し、このヘラの熱でチューインガムを溶かしながら剥離
するものである。
【0003】また、実開平3−105986号公報に記
載のものは冷却用ガスを、対象面に付着したチューイン
ガムに噴射してその気化熱をチューインガムから奪って
冷却硬化させ、硬くて脆くなった状態で別に用意したへ
らで剥ぎ取るというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術のう
ち、実開平5−16821号公報記載のものは高温で溶
解したチューインガムは或る程度は除去できるが、溶解
したことにより粘着力が増加して完全に除去するには相
当な手数がかかるという問題がある。
【0005】また、実開平3−105986号公報に記
載のものは冷却硬化させるものであるから加熱する方法
よりも除去し易いと思われるが、装置が小形で手持ち式
であるため、除去作業は腰を曲げて行わなければならな
いので作業員が腰痛を起し易いなどの問題がある。
【0006】この発明の課題は上記のような従来技術の
問題点を解決して、立ったまま、または無人で操作で
き、冷却と除去作用を自動的に行なう装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は可搬式の縦向き筒状の本体の下端に、
床面などの対象面に付着したチューインガムに被さる下
端開口のカバーを設け、このカバーの中央上部に下方に
冷却用ガスを噴射するノズルを設け、上記カバー内の周
囲には上記チューインガムに向けて進退する破砕具を有
する動力駆動の破砕機を設けるとともに、破砕したチュ
ーインガムを吸引する吸引口を設け、上記本体内には上
記ノズルに冷却用ガスを供給する冷却用ガスボンベを設
けるとももに上記吸引口に通じる排気ダクトを設け、こ
の排気ダクトは本体外に設置した真空掃除機の吸込口に
フレキシブルホースにより連結した構成のものや、上記
本体内の中央に昇降自在のガイド筒と、このガイド筒の
昇降手段を設け、上記ガイド筒は位置決め棒を昇降自在
に装着するとともに、上記ガイド筒には、上記位置決
を押し下げる押ばねと、上限に上った位置決め棒をば
ねの作用で係止する係止片と、ガイド筒が下限に下った
とき係止片による位置決め棒の係止を解く係止片の解除
手段とを設け、さらに、上記本体下部のカバーの上部中
央には開口を設け、上記ノズルをこの開口へ向けて出没
自在として、ノズルが本体内に引込んでいる条件で位置
決め棒を下方に突出させてチューインガムに対する本体
の位置決めを行うようにした構成のもの、あるいは対象
面上を自由に走行する台車上に駆動手段により前後方向
に移動する移動台を設けるとともにその下部に対象面上
に付着したチューインガムを検知する複数の光センサを
横一列に並べ、上記移動台上には駆動手段により左右方
向に移動する横行台を設け、この横行台には前記請求項
1記載のチューインガム除去装置を内蔵した本体を昇降
自在に装着し、上記光センサにより検知したチューイン
ガムの位置に上記本体を移動させるよう移動台と横行台
を駆動する制御装置を設けたものなどを提供する。
【0008】また、請求項2又は3記載のチューインガ
ム除去装置において、上記冷却用ガスのかわりにドライ
アイスペレットを噴射してチューインガムを除去する装
置も提供する。
【0009】
【作用】第1の発明の装置では本体下端のカバーを目的
のチューインガムに被せ、押ボタン式スイッチなどの操
作によりノズルから冷却用ガスを噴射し、チューインガ
ムを冷却硬化させたのち、破砕機と真空掃除機を作動さ
せると、硬化したチューインガムは粉砕され、掃除機に
て吸引除去される。
【0010】また、第2の発明ではカバーから突出した
位置決め棒の下端をチューインガムの中心に当てがって
本体を押し下げると、チューインガムが正しい位置とな
り、この状態で上記第1の発明と同じ順序でチューイン
ガムの除去作業を行う。
【0011】第3の発明の場合は、台車を走行させて光
センサがチューインガムを検知すると台車が止り、移動
台と横行台がチューインガムに向けて移動し、本体を下
げて、その下端のカバーをチューインガムに被せ、他の
発明と同じ作用でチューインガムの除去を行ったのち、
移動台と横行台および本体を元に戻し、台車の走行が始
まる。
【0012】また、第の発明は第2の発明と同様にカ
バーから突出した位置決め棒の下端をチューインガムの
中心に当てがって本体を押し下げると、チューインガム
が正しい位置となり、この状態でドライアイスペレット
をチューインガムに吹き付け、各ペレットの衝突により
チューインガムを破砕して、この破砕片を掃除機により
吸引除去する。
【0013】第の発明の場合は、第3の発明と同様に
台車を走行させて光センサがチューインガムを検知する
と台車が止り、移動台と横行台がチューインガムに向け
て移動し、本体を下げて、その下端のカバーをチューイ
ンガムに被せ、第4の発明と同じ作用でチューインガム
の除去を行ったのち、移動台と横行台および本体を元に
戻し、台車の走行が始まる。
【0014】
【実施例】図1、図2に示す実施例1において、1は本
体で円筒状であり、上端には柄2を一体に設けてその上
端にハンドル3を設けてある。本体1の下端は開放さ
れ、その内部にカバー4を固定してある。このカバー4
は図2で明らかなように下端中央が開口9として開放さ
れ、上端中央が排気ダクト5に通じている。
【0015】上記排気ダクト5は本体1外に突出し、図
1のようにフレキシブルホース6により真空掃除機7の
吸込口8に連結されている。図1の10は上記掃除機7
の電源となるバッテリであるが、掃除機7の電源を交直
両用としてコンセントの近くでは電源コードから電力を
とれるようにしてもよい。
【0016】上記カバー4の下部の開口9は複数の吸引
口11により囲まれている。また、この各吸引口11に
囲まれた部分の中央上部には冷却用ガスを噴出するノズ
ル12が下向きに固定されている。このノズル12は床
面などの対象面13に付着して踏まれて押し広げられた
ガム14の全面に冷却用ガスを噴出するように、ガスを
広く噴霧する広域ノズルを用いる。
【0017】15は各吸引口11の上部に配置した複数
の破砕機で、ノミ状、針状、ヘラ状などの複数の破砕具
16を電磁石などを用いた駆動手段17により図2の矢
印方向に高速度で往復させるもので、その電源もバッテ
リ10から取るとよい。
【0018】20は本体1内に装着した冷却用ガスボン
ベで例えば液体窒素、液化炭酸ガス、液化プロパンガ
ス、規制外フロンガスなどの冷却用ガスを充填してあ
る。このボンベ20の上端にはバルブ21を介してパイ
プ22を連結し、このパイプ22を前記ノズル12に連
結する。上記バルブ21はバッテリ10を電源とする電
磁バルブとしてハンドル3に設けた押ボタン式の手元ス
イッチ23により開閉できるようにするとよい。
【0019】また、上記破砕機15や掃除機7もハンド
ル3に設けた押ボタン式の手元スイッチ24により起動
停止できるようにするとよい。その他に、自動制御回路
を設けて押ボタン式のスタートスイッチを入れると、ノ
ズル12から一定時間冷却用ガスを噴射したのち破砕機
15や真空掃除機7の作動を始めるようにする場合もあ
る。
【0020】上記実施例1の場合、駅のプラットフォー
ム、建物内の通路や床面などの対象面13上にガム14
を発見すると、本体1とともに、その下端のカバー4の
下端の開口9の中心にガム14が位置するようにカバー
4を被せる。
【0021】ついで手元スイッチ23、24を順次操作
すると最初にバルブ21が一定時間開いてボンベ20内
の冷却用ガスをノズル12からガム14の全面に噴射す
る。上記によりガム14が冷却硬化した頃バルブ21が
閉じ、真空掃除機7を起動し、破砕機15を作動させ
る。
【0022】これにより、各破砕具16が高速で往復動
して硬化したガム14を粉砕するが、この粉砕されたガ
ムの粉は各吸引口11から吸引されてダクト5からホー
ス6を経て真空掃除機7の吸込口8に吸込まれ、掃除機
7内のゴミ袋に収容される。
【0023】図3ないし図9の実施例2はガムの位置決
め装置を有するもので、実施例1と同じ部分は同一の符
号を付して説明を省略し、異なる点のみについて説明す
る。先端にノズル12を固定したL型のアーム19は、
図4のように本体1内において、ブラケット25に軸2
6により回動自在に装着してカバー4の上部中央に設け
た開口27からカバー4内に出没するようにしてある。
従ってノズル12とボンベ20間のパイプ22はフレキ
シブルとする。また、排気ダクト5は開口27の側方へ
偏心させて設ける。
【0024】上記開口27の中心には垂直の位置決め棒
30を同芯に設ける。この棒30は本体1内の中心に昇
降自在に装着したガイド筒31内に昇降自在に装着され
ている。上記ガイド筒31は図8のように外側に一対の
突条32が設けられ、これが本体1内に設けたコ字形の
ガイド33に摺動自在に係合することにより、本体1と
常に同芯となるようにしてある。
【0025】図4のように、ガイド筒31内の中間部に
固定した仕切34の中心孔を棒30が摺動自在に貫通
し、この仕切34上において、棒30に固定したばね受
け35とガイド筒31の頂板36の間には押ばね37を
装着する。
【0026】また、上記ばね受け35の下方の棒30の
途中には傘形の作用片39を固定し、上記仕切34の直
下のガイド筒31の周壁の一部の孔には出没自在の係止
片40を設ける。
【0027】上記係止片40の後半は図9に示すように
ガイド筒31の外側に固定したケース41内のばね箱4
2内に入り、係止片40の中間部に設けた受片43をば
ね44で押すことにより係止片40を常時突出状に保持
している。
【0028】上記ばね箱42の後側には係止片40の解
除手段としての電磁コイル45を設け、このコイル45
を励磁すると、鉄芯としての係止片40の後部を吸引し
てばね44に抗して係止片40を引込めるようにする。
【0029】また、上記受片43の外周一部を作用片4
6としてばね箱42の一部の溝から外部へ突出させ、係
止片40が引込んだとき、作用片46で作動するリミッ
トスイッチ47をケース41内に設ける。
【0030】前記軸26はアーム19と共に回転するも
ので、その一端にクランク50を固定し、図3のように
クランク50とその上方の作動アーム51とを連結棒5
2で連結する。作動アーム51は本体1内の上方に設け
たブラケット53に揺動自在に装着したもので、このア
ーム51の先端は図3のように上限に達したガイド筒3
1の頂板36で押し上げられるようになっている。
【0031】また、上記アーム51と本体1内の一部に
はアーム51を引下げるように働く引ばね54を設けて
ガイド筒31が下降しているときはアーム51が下方に
傾斜する構成とする。本体1内にはガイド筒31の頂板
36の一部の突片で働く上限検出用リミットスイッチ5
5と下限検出用のリミットスイッチ56を上下に配置す
る。
【0032】上記ガイド筒31の外周一部にはほぼ全長
にわたるラックギヤ57を固定する。60は上記ラック
ギヤ57に噛み合うピニオンギヤで、本体1に取付けた
モータ、減速機などからなる駆動手段61により正逆転
してラックギヤ57を介しガイド筒31を昇降させる。
図3に示すハンドル3には押ボタン式のスタートスイッ
チ62を設ける。
【0033】上記実施例2の場合は、図3の待機状態に
おいて、ハンドル3をもって本体1を持ち上げ、スター
トスイッチ62を操作すると、駆動手段61がピニオン
ギヤ60を正転させて、ラックギヤ57を介してガイド
筒31の下降を開始する。
【0034】ガイド筒31が下降を始めると、頂板36
で押し上げられていた作動アーム51が引ばね54によ
り引き下げられる。このため、連結棒52に連結してあ
るクランク50を介してアーム19が上方に回動し、ノ
ズル12を開口27から離脱させて上側方に位置させ
る。
【0035】上記のようにガイド筒31が下降して下限
に達すると頂板36の側方突出部が下限のリミットスイ
ッチ56を作用させるので、駆動手段61が停止し、同
時に図9の電磁コイル45が短時間励磁されて係止片4
0を短時間引込める。従って、これに係止されていた作
用片39が係止片40から外れる。このとき図9の作用
片46がリミットスイッチ47を押すがコイル45が励
磁されているときはスイッチ47から信号が出ないよう
に回路を構成する。
【0036】このため、位置決め棒30は押ばね37の
作用で下降し、その下端が本体1の下方に突出する。こ
の状態で対象面13上のガム14の中心に図4のように
棒30の下端を当てがって、本体1を押し下げると、図
5のように棒30に対してガイド筒31が下り、作用片
39が係止片40をばね44に抗して押し込みながら係
止片40を通過し、ばね44により復元した係止片40
で係止される。
【0037】上記のように係止片40が後退したときそ
の作用片46がリミットスイッチ47を押すが、このと
きはコイル45は励磁されていないので、スイッチ47
から信号が発せられ、その信号により駆動手段61がピ
ニオンギヤ60を逆転させる。
【0038】このため、ガイド筒31が上昇して図3の
状態に戻り、ノズル12が図7のように開口27内に突
出する。この状態で手元スイッチ23、24を順次操作
すると実施例1と同様に最初にバルブ21が一定時間開
いてボンベ20内の冷却用ガスをノズル12からガム1
4の全面に噴射してガム14を冷却硬化させ、ついでバ
ルブ21を閉じ、真空掃除機7を起動し、破砕機15を
作動させ、各破砕具16が高速で往復動して硬化したガ
ム14を粉砕し、この粉砕されたガムの粉は各吸引口1
1から吸引されてダクト5からホース6を経て真空掃除
機7の吸込口8に吸込まれ、掃除機7内のゴミ袋に収容
される。
【0039】上記の実施例2において、ノズル12をド
ライアイスペレットを噴射する構造のショットブラスト
ノズルに取替え、このノズルを図示省略してあるドライ
アイス製造機に圧送ホースにより連結すると請求項
記載したものとなる。
【0040】この場合もドライアイスペレットの噴射に
よりチューインガムが粉砕されて吸引口11に吸引され
るので破砕機は不要となる。
【0041】図10ないし図12に示す実施例3は自走
式で、有人操作および無人操作可能なものを示してい
る。この実施例3において、65は台車で、左右の前輪
66は図示省略してある公知の種々の機構による操向機
構により自由に左右操向が可能であり、後輪67は自走
するための駆動輪で、バッテリ68を電源とするモー
タ、減速機、伝動手段などからなる駆動手段69により
正転および逆転自在となっている。
【0042】そして、有人のときは台車65の後端の操
作台70上に作業員が載って、操作ボックス64上の手
動操作ハンドル71を操作して前輪66を操向する。前
66が電磁力などを利用した動力操向の場合は操作ボ
ックス64内に制御回路を設けて、この回路をハンドル
71で操作する。ただし、ハンドル71と前輪操向装置
を機械的に連結してもよい。
【0043】また、無人の場合は周囲に超音波や光セン
サなどを利用した複数の障害物用センサ72を配置して
障害物を避けながら対象面13上を走行させるものとす
る。
【0044】すなわち、操作ボックス64内には障害物
センサ72からの信号を受けると前輪66を自動的に操
向して障害物のない方向に台車65を向ける機能を有す
る自動制御回路を設ける。
【0045】73は台車65上の左右一対のガイドレー
ルで、このガイドレール73に沿って前後方向に進退す
る前後方向移動台74を設け、台車65の前部にこの台
74を進退させる電動式シリンダなどからなる駆動手段
75を設ける。
【0046】上記移動台74上には左右方向の一対の回
転軸76を配置する。この回転軸76は公知のボールね
じを介して横行台77と係合し、回転軸76をサーボモ
ータ78により正逆転させることにより、この横行台7
7が左右に移動する構造とする。
【0047】上記移動台74の前寄り下部には多数の下
向き光センサ79を一定の間隔で横一列に並べて設け、
この光センサ79を台車65に設けた開口から対象面1
3上に臨ませる。
【0048】上記横行台77上の前寄りにはブラケット
49を設け、このブラケット49に垂直の電動シリンダ
のような駆動手段59を設け、この駆動手段59で図1
2に示す本体1上の柄2を昇降させるようにする。
【0049】上記本体1内の構造は図12に示すよう
に、前記図2の構造と全く同じであるから同一の符号を
付けて説明を省略する。また真空掃除機7は横行台77
上に設け、掃除機7や駆動手段17、59、75やサー
ボモータ78の電源はバッテリ68を利用する。
【0050】上記の実施例3においては有人または無人
にて台車65を対象13上を走行させることにより光
センサ79がガム14を発見する。この場合、対象面1
3に付着しているガム14が土や塵埃により殆んど黒く
なっていることに着目して明暗によりガム14を検出す
る。
【0051】各光センサ79を反射光式としたとき、対
象面13を走行中にセンサ79が発する光を殆んど反射
しない黒い部分にきたとき、反射光を受けない光センサ
79の真下の位置をガム14と判断し、操作ボックス6
4内の制御回路から駆動手段69に停止信号を送り、台
車65の走行を停止する。
【0052】今、図11の矢印方向に走行していた台車
65が停止したとき、矢印方向に向いて左から三番目の
光センサ79がガムを検出しているとすると、台車65
が停止すると同時に制御回路からの信号で駆動手段75
が働いて移動台74を前進させ、本体1を今まで光セン
サ列があった停位まで移動させて停止する。
【0053】つぎに、両サーボモータ78が同期回転し
て両回転軸76を回し、ボールねじを介して横行台77
を移動させて本体1をガム14上に停止させると同時に
駆動手段59が働き本体1を下降させ、図12のように
ガム14上にカバー4を被せる。
【0054】カバー4の下端が対象13に接したこと
を図示省略してあるセンサが検知すると、最初にバルブ
21が一定時間開いてボンベ20内の冷却用ガスをノズ
ル12からガム14の全面に噴射してガム14を冷却硬
化させ、ついでバルブ21を閉じ、真空掃除機7を起動
し、破砕機15を作動させて、各破砕具16が高速で往
復動して硬化したガム14を粉砕し、粉砕されたガムの
粉は各吸引口11から吸引されてダクト5からホース6
を経て真空掃除機7の吸込口8に吸込まれ、掃除機7内
のゴミ袋に収容される。
【0055】そののち、真空掃除機7が停止し、駆動手
段59、75、サーボモータ78の作用で各部が元の位
置に戻り、台車65が走行を始める。これらの作用は操
作ボックス64内の制御回路により制御される。
【0056】この実施例3において、本体1内の構造を
図1に示すノズル12をドライアイスペレットを噴射す
る構造のショットブラストノズルに取替え、このノズル
を図示省略してあるドライアイス製造機に圧送ホースに
より連結すると、請求項に記載したものとなる。この
場合、ドライアイスペレット製造機を台車65上に搭載
するとよい。また、他の例と同様にドライアイスペレッ
トの噴射によりチューインガムが粉砕されて吸引口11
に吸引されるので破砕機は不要となる。
【0057】
【効果】この発明によれば立ったままスイッチを操作す
るだけでノズルからの冷却用ガスの噴射や破砕機による
ガムの粉砕や粉砕と回収が行えるので作業率が向上し、
作業員が腰痛で悩むことがなくなる。
【0058】また、位置決め棒を有するものではこの位
置決め棒によりチューインガムの中心を本体下端のカバ
ーの中心に容易に一致させることができるので冷却用ガ
スまたはドライアイスペレットをチューインガムの全体
に吹き付けて完全に破砕して除去できる。
【0059】さらに移動台車に光センサを設けたもので
は本体を人手により移動させる必要がなく、無人運転も
可能であるため、深夜における無人のチューインガム除
去作業が行えるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の縦断正面図
【図2】同上要部の拡大縦断正面図
【図3】実施例2の縦断正面図
【図4】同上要部の拡大縦断正面図
【図5】同上の作用を示す拡大縦断正面図
【図6】同上を更に拡大した縦断正面図
【図7】同上部分の作用を示す拡大縦断正面図
【図8】同じく横断平面図
【図9】係止片付近の拡大縦断装置
【図10】実施例3の縦断側面図
【図11】同上の平面図
【図12】同上要部の拡大縦断側面図
【符号の説明】
1 本体 4 カバー 5 排気ダクト 6 フレキシブルホース 7 真空掃除機 8 吸込口 9 開口 11 吸引口 12 ノズル 13 対象面 14 チューインガム 15 破砕機 16 破砕具 17 駆動手段 20 冷却用ガスボンベ 27 開口 30 位置決め棒 31 ガイド筒 37 押ばね 39 作用片 40 係止片 44 ばね 45 電磁コイル 57 ラックギヤ 59 駆動手段 60 ピニオンギヤ 61 駆動手段 69 駆動装置 74 移動台 75 駆動手段 77 横行台 78 サーボモータ 79 光センサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬式の縦向き筒状の本体の下端に、床
    面などの対象面に付着したチューインガムに被さる下端
    開口のカバーを設け、このカバーの中央上部に下方に冷
    却用ガスを噴射するノズルを設け、上記カバー内の周囲
    には上記チューインガムに向けて進退する破砕具を有す
    る動力駆動の破砕機を設けるとともに、破砕したチュー
    インガムを吸引する吸引口を設け、上記本体内には上記
    ノズルに冷却用ガスを供給する冷却用ガスボンベを設け
    るとももに上記吸引口に通じる排気ダクトを設け、この
    排気ダクトは本体外に設置した真空掃除機の吸込口にフ
    レキシブルホースにより連結したチューインガム除去装
    置。
  2. 【請求項2】 上記本体内の中央に昇降自在のガイド筒
    と、このガイド筒の昇降手段を設け、上記ガイド筒は位
    置決め棒を昇降自在に装着するとともに、上記ガイド筒
    には、上記位置決め棒を押し下げる押ばねと、上限に上
    った位置決め棒をばねの作用で係止する係止片と、ガイ
    ド筒が下限に下ったとき係止片による位置決め棒の係止
    を解く係止片の解除手段とを設け、さらに、上記本体下
    部のカバーの上部中央には開口を設け、上記ノズルをこ
    の開口へ向けて出没自在として、ノズルが本体内に引込
    んでいる条件で位置決め棒を下方に突出させてチューイ
    ンガムに対し本体の位置決めを行うようにした請求項1
    記載のチューインガム除去装置。
  3. 【請求項3】 対象面上を自由に走行する台車上に駆動
    手段により前後方向に移動する移動台を設けるとともに
    その下部に対象面上に付着したチューインガムを検知す
    る複数の光センサを横一列に並べ、上記移動台上には駆
    動手段により左右方向に移動する横行台を設け、この横
    行台には前記請求項1記載のチューインガム除去装置を
    内蔵した本体を昇降自在に装着し、上記光センサにより
    検知したチューインガムの位置に上記本体を移動させる
    よう移動台と横行台を駆動する制御装置を設けた請求項
    1記載のチューインガム除去装置。
  4. 【請求項4】 可搬式の縦向き筒状の本体の下端に、床
    面などの対象面に付着したチューインガムに被さる下端
    開口のカバーを設け、このカバーの中央上部に、下方に
    ドライアイスペレットを噴射するショットブラストノズ
    ルを設け、上記カバー内には、ドライアイスペレットに
    より破砕したチューインガムを吸引する吸引口を設け、
    上記本体内には上記吸引口に通じる排気ダクトを設け、
    この排気ダクトは本体外に設置した真空掃除機の吸込口
    にフレキシブルホースにより連結し、本体外に設置した
    ドライアイスペレット製造機と上記ショットブラストノ
    ズルとを圧送ホースを介して接続したチューインガム除
    去装置において、 上記本体内の中央に昇降自在のガイド筒と、このガイド
    筒の昇降手段を設け、上記ガイド筒は位置決め棒を昇降
    自在に装着するとともに、上記ガイド筒には、上記位置
    め棒を押し下げる押ばねと、上限に上った位置決め棒
    をばねの作用で係止する係止片と、ガイド筒が下限に下
    ったとき係止片による位置決め棒の係止を解く係止片の
    解除手段とを設け、さらに、上記本体下部のカバーの上
    部中央には開口を設け、上記ドライアイスペレットを噴
    射するショットブラストノズルを、この開口へ向けて出
    没自在として、このショットブラストノズルが本体内に
    引込んでいる条件で位置決め棒を下方に突出させてチュ
    ーインガムに対し本体の位置決めを行うようにしたチュ
    ーインガム除去装置。
  5. 【請求項5】 可搬式の縦向き筒状の本体の下端に、床
    面などの対象面に付着したチューインガムに被さる下端
    開口のカバーを設け、このカバーの中央上部に、下方に
    ドライアイスペレットを噴射するショットブラストノズ
    ルを設け、上記カバー内には、ドライアイスペレットに
    より破砕したチューインガムを吸引する吸引口を設け、
    上記本体内には上記吸引口に通じる排気ダクトを設け、
    この排気ダクトは本体外に設置した真空掃除機の吸込口
    にフレキシブルホースにより連結し、本体外に設置した
    ドライアイスペレット製造機と上記ショットブラストノ
    ズルとを圧送ホースを介して接続したチューインガム除
    去装置において、 対象面上を自由に走行する台車上に駆動手段により前後
    方向に移動する移動台を設けるとともにその下部に対象
    面上に付着したチューインガムを検知する複数の光セン
    サを横一列に並べ、上記移動台上には駆動手段により左
    右方向に移動する横行台を設け、この横行台には前記チ
    ューインガム除去装置を内蔵した本体を昇降自在に装着
    し、上記光センサにより検知したチューインガムの位置
    に上記本体を移動させるよう移動台と横行台を駆動する
    制御装置を設けたチューインガム除去装置。
JP6155760A 1994-07-07 1994-07-07 チューインガム除去装置 Expired - Lifetime JP2774936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6155760A JP2774936B2 (ja) 1994-07-07 1994-07-07 チューインガム除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6155760A JP2774936B2 (ja) 1994-07-07 1994-07-07 チューインガム除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0820923A JPH0820923A (ja) 1996-01-23
JP2774936B2 true JP2774936B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=15612815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6155760A Expired - Lifetime JP2774936B2 (ja) 1994-07-07 1994-07-07 チューインガム除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2774936B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106894372A (zh) * 2017-02-24 2017-06-27 徐丽亚 节能环保口香糖清理装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104831667A (zh) * 2015-04-23 2015-08-12 唐思 口香糖铲除器
DE102017009710A1 (de) * 2017-10-18 2019-04-18 Robel Bahnbaumaschinen Gmbh Reinigungsvorrichtung zur kontinuierlichen Reinigung verschmutzter Oberflächen
CN108487143A (zh) * 2018-03-14 2018-09-04 赵子宁 一种市政用地面口香糖清理装置
CN111648285A (zh) * 2020-06-22 2020-09-11 田振龙 一种市政用口香糖清理机的清理机构
CN113565053B (zh) * 2021-09-04 2022-11-18 山西坤洁城市管理有限公司 一种便携式多功能自动城市路面环保清扫装置
CN113914180B (zh) * 2021-10-13 2023-08-25 济宁萨奥机械有限公司 一种节能型市政道路智能清扫机

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0041797A1 (en) * 1980-06-05 1981-12-16 Parfloor Limited Surface treatment

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106894372A (zh) * 2017-02-24 2017-06-27 徐丽亚 节能环保口香糖清理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0820923A (ja) 1996-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1878915B (zh) 清洗路面灯或反射镜的玻璃表面的方法及系统
JP2774936B2 (ja) チューインガム除去装置
CA2411296C (en) Vacuum nozzle apparatus
EP0771612B1 (en) Floor surface blasting apparatus
KR101218573B1 (ko) 콘크리트 노면의 줄눈부 칩핑용 차량
WO2018126649A1 (zh) 电动汽车底盘清洁装置及清洁方法
US4503581A (en) Automatic floor treating apparatus
JPH0747039A (ja) 自走式掃除機
JP2012081952A (ja) 移動洗車機
CN112982248A (zh) 一种塑胶场地清洁维护设备
GB2433906A (en) Remotely controlled grinding device
JPS63212312A (ja) 自走式掃除機
CN110541345A (zh) 一种路面切割机
JPH05106212A (ja) グリーンカツト作業方法
CN214271576U (zh) 一种路面喷漆装置
CN217839646U (zh) 一种公路设计弯道用划线装置
CN219560168U (zh) 自动巡线的太阳能小车
CN216398490U (zh) 一种自动化机械焊接装置
JPH07323267A (ja) コンテナ洗浄装置
CN113182105B (zh) 一种建筑钢管脚手架内壁铁锈去除油漆喷涂装置
JP7207334B2 (ja) 粉体の回収方法、自走式粉体処理装置および粉体回収システム
CN220521040U (zh) 一种平整度检测装置
CN210481988U (zh) 道路桥梁施工用切缝装置
CN114808632A (zh) 一种智能化抛丸机及其控制方法
JPH05261353A (ja) 容器洗浄装置