JP2769963B2 - ノイズ除去装置付コネクタ - Google Patents
ノイズ除去装置付コネクタInfo
- Publication number
- JP2769963B2 JP2769963B2 JP5139437A JP13943793A JP2769963B2 JP 2769963 B2 JP2769963 B2 JP 2769963B2 JP 5139437 A JP5139437 A JP 5139437A JP 13943793 A JP13943793 A JP 13943793A JP 2769963 B2 JP2769963 B2 JP 2769963B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- connector
- ferrite member
- insulating housing
- hole
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器などにおける
通信妨害や機器の誤動作を引き起こすノイズ対策として
フェライト部材を組み付けたノイズ除去装置付コネクタ
に関する。
通信妨害や機器の誤動作を引き起こすノイズ対策として
フェライト部材を組み付けたノイズ除去装置付コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器などにおける高周波ノイ
ズを効率よく除去するための対策として、絶縁ハウジン
グの背面から導出される複数のコンタクトのリード部に
フェライト部材を組み付けたコネクタは知られている
(例えば、特開平2−291686号公報、特開平4−
101374号公報参照)。
ズを効率よく除去するための対策として、絶縁ハウジン
グの背面から導出される複数のコンタクトのリード部に
フェライト部材を組み付けたコネクタは知られている
(例えば、特開平2−291686号公報、特開平4−
101374号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のコネクタのように、コンタクトのリード部にフェライ
ト部材を装着すると、細いリード部をフェライト部材に
設けた透孔に挿通しなければならないので、装着作業が
煩雑であるばかりでなく、リード部の曲りや脆いフェラ
イト部材に割れを生じ易いという問題があった。しか
も、前記フェライト部材を通過するノイズ信号は除去さ
れるけれども、コンタクト本体で拾われたノイズ信号が
該コンタクトに接続する別のコネクタを通じて外部機器
に伝送されるという不都合があった。さらに、コネクタ
の後方にフェライト部材を配置するためのスペースを必
要とし、実装面積が大きくなるという問題があった。
のコネクタのように、コンタクトのリード部にフェライ
ト部材を装着すると、細いリード部をフェライト部材に
設けた透孔に挿通しなければならないので、装着作業が
煩雑であるばかりでなく、リード部の曲りや脆いフェラ
イト部材に割れを生じ易いという問題があった。しか
も、前記フェライト部材を通過するノイズ信号は除去さ
れるけれども、コンタクト本体で拾われたノイズ信号が
該コンタクトに接続する別のコネクタを通じて外部機器
に伝送されるという不都合があった。さらに、コネクタ
の後方にフェライト部材を配置するためのスペースを必
要とし、実装面積が大きくなるという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決することを目的としてなされたものである。
決することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のコンタクト挿入孔が前面から背面
まで貫通して設けられている絶縁ハウジングと、前記コ
ンタクト挿入孔に挿通保持され、そのリード部が前記絶
縁ハウジングの背面から導出される複数のコンタクトと
を備えたコネクタにおいて、前記コンタクトがソケット
コンタクトであって、該ソケットコンタクトに嵌合接続
する雄コネクタのプラグが嵌挿される前記絶縁ハウジン
グの前面側に、前記コンタクト挿入孔に整合する複数の
透孔を設けたフェライト部材が配設されていることを特
徴とする。
に、本発明は、複数のコンタクト挿入孔が前面から背面
まで貫通して設けられている絶縁ハウジングと、前記コ
ンタクト挿入孔に挿通保持され、そのリード部が前記絶
縁ハウジングの背面から導出される複数のコンタクトと
を備えたコネクタにおいて、前記コンタクトがソケット
コンタクトであって、該ソケットコンタクトに嵌合接続
する雄コネクタのプラグが嵌挿される前記絶縁ハウジン
グの前面側に、前記コンタクト挿入孔に整合する複数の
透孔を設けたフェライト部材が配設されていることを特
徴とする。
【0006】フェライトは寸法精度が低いので、前記フ
ェライト部材に設ける透孔は前記ソケットコンタクトに
嵌合接続する相手側の雄コネクタのプラグが余裕をもっ
て挿通するラフな孔径に形成しておき、前記透孔の前面
及び内面に樹脂膜層を一体成形することによって、前記
透孔の寸法精度を確保すると共に、前記フェライト部材
の割れなどの破損を防止する構造とすることが好まし
い。また、前記樹脂膜層に代えて、ラフな孔径の透孔を
設けた前記フェライト部材の前面側に前記透孔に整合
し、かつ寸法精度の高いプラグ挿通孔を設けた樹脂板部
材を配設する構造を採用してもよい。
ェライト部材に設ける透孔は前記ソケットコンタクトに
嵌合接続する相手側の雄コネクタのプラグが余裕をもっ
て挿通するラフな孔径に形成しておき、前記透孔の前面
及び内面に樹脂膜層を一体成形することによって、前記
透孔の寸法精度を確保すると共に、前記フェライト部材
の割れなどの破損を防止する構造とすることが好まし
い。また、前記樹脂膜層に代えて、ラフな孔径の透孔を
設けた前記フェライト部材の前面側に前記透孔に整合
し、かつ寸法精度の高いプラグ挿通孔を設けた樹脂板部
材を配設する構造を採用してもよい。
【0007】
【作用】上記構成により、ソケットコンタクトの嵌合部
分において前記フェライト部材によりノイズ信号が除去
され、嵌合接続した相手側の雄コネクタを通じてノイズ
信号が他の機器に伝送されるおそれがない。
分において前記フェライト部材によりノイズ信号が除去
され、嵌合接続した相手側の雄コネクタを通じてノイズ
信号が他の機器に伝送されるおそれがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は、本発明によるノイズ除去装置付
コネクタを示している。該コネクタ1は、いわゆるDサ
ブコネクタのソケット側であって、基本的には図2に示
すように、絶縁ハウジング2と複数のソケットコンタク
ト3とシールドケース4とからなっている。
する。図1及び図2は、本発明によるノイズ除去装置付
コネクタを示している。該コネクタ1は、いわゆるDサ
ブコネクタのソケット側であって、基本的には図2に示
すように、絶縁ハウジング2と複数のソケットコンタク
ト3とシールドケース4とからなっている。
【0009】絶縁ハウジング2には複数のコンタクト挿
入孔5が前面から背面まで貫通し、かつ複数列(図示の
例では3列)に設けられている。また、絶縁ハウジング
2の両側にはシャーシやパネルなどへの取付孔6が設け
られている。
入孔5が前面から背面まで貫通し、かつ複数列(図示の
例では3列)に設けられている。また、絶縁ハウジング
2の両側にはシャーシやパネルなどへの取付孔6が設け
られている。
【0010】ソケットコンタクト3は、各コンタクト挿
入孔5に挿通して保持されるコンタクト本体3aと、該
コンタクト本体3aの後端に連設され絶縁ハウジング2
の背面から導出されるリード部3bとを有し、リード部
3bは絶縁ハウジング2の背面沿って下方へ延びると共
に、ハウジング底面の延長方向へ屈曲してはんだ付け部
3cが形成され、該はんだ付け部3cの近傍に突曲部分
3dが設けらけれている。一方、絶縁ハウジング2の背
部に嵌装した絶縁ブロック7の底部に複数の位置規制用
凹部8が一定のピッチで設けられていて、該凹部8に突
曲部分3dを係合することにより、各リード部3bのは
んだ付け部3cが定間隔を隔てて配列され、プリント配
線板9のパターンに正確にはんだ付けされるようになっ
ている。
入孔5に挿通して保持されるコンタクト本体3aと、該
コンタクト本体3aの後端に連設され絶縁ハウジング2
の背面から導出されるリード部3bとを有し、リード部
3bは絶縁ハウジング2の背面沿って下方へ延びると共
に、ハウジング底面の延長方向へ屈曲してはんだ付け部
3cが形成され、該はんだ付け部3cの近傍に突曲部分
3dが設けらけれている。一方、絶縁ハウジング2の背
部に嵌装した絶縁ブロック7の底部に複数の位置規制用
凹部8が一定のピッチで設けられていて、該凹部8に突
曲部分3dを係合することにより、各リード部3bのは
んだ付け部3cが定間隔を隔てて配列され、プリント配
線板9のパターンに正確にはんだ付けされるようになっ
ている。
【0011】10はソケットコンタクト3の嵌合部入口
になる絶縁ハウジング2の前面に配設したフェライト部
材である。該フェライト部材10は各コンタクト挿入孔
5に整合する複数の透孔11を設けた平板状に形成さ
れ、その前面と透孔11の内面に樹脂膜層12が一体成
形されている。これはフェライトが材質的に脆く、かつ
寸法精度が低いために講じられたもので、透孔11はソ
ケットコンタクト3に嵌合接続する相手側の雄コネクタ
のプラグ(図示せず)が余裕をもって挿通するラフな孔
径に形成しておき、該透孔11の内面に樹脂膜層12を
一体成形することで、前記プラグが位置決めして正確に
嵌挿される寸法精度に仕上げると共に、嵌挿時に前記プ
ラグが直接フェライト部材10に当接してフェライト部
材10に割れや破損が生じるのを防止している。フェラ
イト部材10は、シールドケース4を絶縁ハウジング2
に被嵌する際、該シールドケース4によって絶縁ハウジ
ング2の前面に保持固定される。したがって、ソケット
コンタクト3に拾われたノイズ信号は絶縁ハウジング2
の前面側においてフェライト部材10により除去され
る。
になる絶縁ハウジング2の前面に配設したフェライト部
材である。該フェライト部材10は各コンタクト挿入孔
5に整合する複数の透孔11を設けた平板状に形成さ
れ、その前面と透孔11の内面に樹脂膜層12が一体成
形されている。これはフェライトが材質的に脆く、かつ
寸法精度が低いために講じられたもので、透孔11はソ
ケットコンタクト3に嵌合接続する相手側の雄コネクタ
のプラグ(図示せず)が余裕をもって挿通するラフな孔
径に形成しておき、該透孔11の内面に樹脂膜層12を
一体成形することで、前記プラグが位置決めして正確に
嵌挿される寸法精度に仕上げると共に、嵌挿時に前記プ
ラグが直接フェライト部材10に当接してフェライト部
材10に割れや破損が生じるのを防止している。フェラ
イト部材10は、シールドケース4を絶縁ハウジング2
に被嵌する際、該シールドケース4によって絶縁ハウジ
ング2の前面に保持固定される。したがって、ソケット
コンタクト3に拾われたノイズ信号は絶縁ハウジング2
の前面側においてフェライト部材10により除去され
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
絶縁ハウジングの前面側、すなわちソケットコンタクト
の嵌合部入口においてノイズ信号を除去するので、該ソ
ケットコンタクトに嵌合接続する雄コネクタを通じて外
部機器にノイズ信号が伝送されるおそれがない。
絶縁ハウジングの前面側、すなわちソケットコンタクト
の嵌合部入口においてノイズ信号を除去するので、該ソ
ケットコンタクトに嵌合接続する雄コネクタを通じて外
部機器にノイズ信号が伝送されるおそれがない。
【0013】また、従来のようにコンタクトのリード部
にフェライト部材を装着したものに比べて、フェライト
部材の装着作業が容易になるばかりではなく、絶縁ハウ
シングの後方にフェライト部材を配設するためのスペー
スが省けるので、実装面積を縮小することが可能で、高
密度実装にも適している。
にフェライト部材を装着したものに比べて、フェライト
部材の装着作業が容易になるばかりではなく、絶縁ハウ
シングの後方にフェライト部材を配設するためのスペー
スが省けるので、実装面積を縮小することが可能で、高
密度実装にも適している。
【図1】本発明によるノイズ除去装置付コネクタを示す
正面図である。
正面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
1 コネクタ 2 絶縁ハウジング 3 ソケットコンタクト 3a コンタクト本体 3b リード部 3c はんだ付け部 4 シールドケース 5 コンタクト挿入孔 10 フェライト部材 11 透孔 12 樹脂膜層
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のコンタクト挿入孔が前面から背面
まで貫通して設けられている絶縁ハウジングと、前記コ
ンタクト挿入孔に収容保持され、そのリード部が前記絶
縁ハウジングの背面から導出される複数のコンタクトと
を備えたコネクタにおいて、前記コンタクトがソケットコンタクトであって、該ソケ
ットコンタクトに嵌合接続する雄コネクタのプラグが嵌
挿される 前記絶縁ハウジングの前面側に、前記コンタク
ト挿入孔に整合する複数の透孔を設けたフェライト部材
が配設されていることを特徴とするノイズ除去装置付コ
ネクタ。 - 【請求項2】 前記フェライト部材の前面及び透孔の内
面に樹脂膜層が一体成形され、該樹脂膜層によって前記
透孔の寸法精度が確保されている請求項1記載のノイズ
除去装置付コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139437A JP2769963B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | ノイズ除去装置付コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139437A JP2769963B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | ノイズ除去装置付コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325835A JPH06325835A (ja) | 1994-11-25 |
JP2769963B2 true JP2769963B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=15245181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5139437A Expired - Fee Related JP2769963B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | ノイズ除去装置付コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2769963B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3451946B2 (ja) | 1998-07-03 | 2003-09-29 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0244275U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-27 | ||
JP2546590Y2 (ja) * | 1991-05-31 | 1997-09-03 | 日本エー・エム・ピー株式会社 | フィルタコネクタ及びフィルタコネクタ用遮蔽板 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP5139437A patent/JP2769963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06325835A (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980303 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |