JP2769049B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ等の直流電源
の高電圧を所定の直流電圧に変換して出力するDC−D
Cコンバータに関し、特に密閉したケースの内部素子の
温度上昇を抑える温度管理手段を付加したDC−DCコ
ンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、本件出願人によりディーゼルエン
ジンの車両にリターダ制御装置を装備したシステムが提
案されている。このリターダ制御装置のシステムは、電
動機及び発電機として作動する誘導機をディーゼルエン
ジンの駆動系に装着し、この誘導機の発電モード制御で
電気制動してエンジンブレーキ効果を増大し、且つこの
とき機械エネルギを電気エネルギに変換してバッテリに
充電するように回生する。また、バッテリ電源により誘
導機の電動モード制御で補助加速し、エンジン出力を増
大し、排気ガスを低減することが基本的な構成になって
いる。一方、この場合のバッテリの直流電源は他の用途
にも利用することが可能であり、このためDC−DCコ
ンバータにより所定の直流電圧に変換して、ディーゼル
エンジンや車両の種々の電装品にも給電するようになっ
ている。また、このような誘導機の制御に用いられる電
力は必然的に大きく、これに対し大電流型に設定すると
誘導機のコイルを太くしたり、抵抗を低減する等の対策
が必要になって重量の増大、漏電問題を招いて好ましく
い。そこで、誘導機の電力制御系は高電圧型に設定さ
れ、このためバッテリの電源電圧も高電圧に設定され
る。従って、上記DC−DCコンバータは、効率良く高
電圧を低電圧に変換することが可能な定電圧型に構成
し、更に電装品側の種々の電気的要求に対応したり、モ
ジュールの内部素子を充分に温度管理する等の対策が必
要になる。
【0003】従来、上述のように大容量の直流電源に適
応され、高い効率で電圧変換率の比較的大きいDC−D
Cコンバータは、スイッチング方式の定電圧電源回路に
構成されている。即ち、DC−ACインバータに整流回
路を組合わせて構成され、パワートランジスタ等を有す
るスイッチング回路により入力の直流電圧を高周波出力
に変換し、この高周波入力を電源トランスで変圧しダイ
オ−ドにより脈流出力を取出し、コンデンサの整流回路
で整流し、更にチョークコイルのフィルタ回路で平滑化
して所定の直流電圧を出力する。また、出力電圧の変化
に応じて制御回路によりスイッチング回路のスイッチン
グ周波数を調整して、定電圧に保つようになっている。
一方、この定電圧型において出力端子のショート等によ
り過電流が流れて種々の素子を破壊するのを防止するた
め、過電流防止の保護回路が設けられている。更に、D
C−DCコンバータの構造について説明すると、上述の
電圧変換機能を有するモジュールが複数個密閉したケー
スの内部に並列接続して実装される。ケースは熱伝導率
の良いアルミ合金等の材料で作られ、且つ多数の放熱フ
ィンが形成されており、ケース内の内部素子の発熱をケ
ースの部分で自然空冷したり、は出力を強制的に停止
して温度管理するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のDC−DCコンバータの構成にあっては、常に定格
の直流電圧に変換する。また、電流に関しては過電流の
保護回路の制限電流値により定格出力電流以下に制限さ
れ、ケース側に自然空冷の放熱対策が施されているが、
これのみでは内部素子の温度管理が不充分なことがあ
る。即ち、DC−DCコンバータの出力側には車両の電
装品としてラジオ、ヘッドライト、ワイパ、エアコン、
各種システムの電源等が接続されており、これらの電装
品が同時に多数使用される場合は、定格出力電流付近の
電流が連続して流れる。このとき、DC−DCコンバー
タは稼動率が大きくなって、その内部素子の発熱量が出
力電流に応じて増大するが、ケース側の放熱効率は一定
であることから、ケース内部温度と共に内部素子温度が
上昇することになる。特に、DC−DCコンバータが車
両の外に搭載される場合は、ケースの放熱効率が外気温
の影響を多くけ、外気温が高い状況では内部素子の温
度上昇が一層増大する。ここで、内部素子の動作可能な
最大温度は予め決まっているため、上述の場合に内部素
子の温度が上記最大温度以上に上昇して破損することが
ある。このことから、車両に搭載されるDC−DCコン
バータでは、外気温の影響、電力消費の増大を考慮し
て、更に確実に内部素子温度を管理する対策が要求され
る。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであってその目的は、密閉したケース内部に実
装されるモジュールの内部素子の温度上昇を、出力電流
制御により強制的に抑えて確実に温度管理することが可
能なDC−DCコンバータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、図1及び図2に示すように、ケース2
0bの内部に実装されたモジュール20aに入力する直
流電圧をスイッチング方式で所定の直流電圧に変換する
手段21〜26と、基準電圧と負荷電流による比較電圧
とを比較して過電流を検知し所定の定格出力電流に制限
する過電流検知回路27とを備えたDC−DCコンバー
タの改良である。 その特徴ある構成は、内部素子温度を
検知する複数個の温度スイッチ32a,32b,32c
が上記ケース20bの内部に分散してかつ互いに並列に
接続されて配置され上記過電流検知回路27がこれら
温度スイッチ32a,32b,32cのいずれかの所
定の検知温度T 1 を検知する信号で上記比較電圧を増大
させる電流低下回路31を有するところにある。このよ
うに構成されたDC−DCコンバータでは、内部素子温
度の上昇時には、温度スイッチ32a,32b,32c
のいずれか1又は2以上のスイッチのオン動作により電
流低下回路31を作動して過電流検知回路27の比較電
圧を増大し、これに伴い負荷電流を一時的に強制低下し
て、内部素子の自己発熱と共に温度上昇を確実に抑える
ことができる
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のDC−DCコンバータの原理と、
リターダ付ディーゼルエンジンに適応した実施例を示す
構成図である。先ず、ディーゼルエンジンのリターダ制
御装置のシステムについて説明すると、ディーゼルエン
ジン1の駆動系のフライホイール2に電動機及び発電機
として作動する誘導機11が装着され、フライホイール
2がクラッチ3を介して変速機4以降に連結されてい
る。リターダ制御装置10は誘導機11がインバータ回
路12を介してバッテリ13に電力制御可能に接続さ
れ、制御回路14の電動モード信号によりインバータ回
路12で誘導機11にバッテリ電源を供給し且つ進んだ
回転磁界を生じ、電動機として作動して補助加速する。
また、発電モード信号によりインバータ回路12で誘導
機11に遅れた回転磁界を生じ、発電機として作動して
電気制動し、このとき生じた電気エネルギを回生してバ
ッテリ13に充電するように構成される。
【0008】次に、上記バッテリ13の直流電源による
各種電装品の給電システムについて説明すると、バッテ
リ13にDC−DCコンバータ20が接続される。この
DC−DCコンバータ20の正の出力側が時計5、タコ
メータ6に接続され、更にキースイッチ7のACC位置
でオンするスイッチ8を介してラジオ、ヘッドライト、
ワイパ、エアコン等の電装品15に接続される。DC−
DCコンバータ20は車両の外に搭載されるものであ
り、密閉したケース20bの内部に複数個のモジュール
20aが並列接続して実装される。ケースは熱伝導率の
良い材料で作られ、多数の放熱フィン20cを有して自
然空冷することが可能になっている。
【0009】1つのモジュール20aについて説明する
と、モジュール20aはバッテリ13と接続されるスイ
ッチング回路21を有し、このスイッチング回路21が
電源トランス22、整流回路23、フィルタ回路24に
接続され、バッテリ13の直流電圧をスイッチング方式
で所定の直流電圧に変換して出力するように構成され
。出力側には電圧検知回路25が接続されこの回路2
5により出力電圧と定格の基準電圧との偏差求め
、この偏差に応じて制御回路26によりスイッチング
回路21のスイッチング周波数調整される。また、基
準電圧回路28、比較電圧回路29、両電圧を比較する
オペアンプ30を有する過電流検知回路27が接続さ
、この回路27が基準電圧に対し所定の抵抗の負荷電
流による比較電圧を比較し、負荷電流が定格出力電流以
上に増大すると、オペアンプ30から制御回路26に制
限信号を出力して電流制限し、フィードバック制御する
ように構成される。そして、この過電流検知回路27の
比較電圧回路2には電流低下回路31が、比較電圧に
バイアス電圧を加算して増大変化するように接続され
る。一方、ケース20bの内部には内部素子温度Tを検
知する3つの温度スイッチ32a,32b,32c
れぞれ設けられ、これらのスイッチ信号で電流低下回路
31を作動するようになっている。即ち、上記温度スイ
ッチ32a,32b,32cはケース内部の温度の高い
3箇所に分散して配置され、かつ並列して接続 される。
これにより、ケースの一部に泥等が付着して放熱が局部
的に悪化した場合も、いずれかの温度スイッチ32a,
32b又は32cのいずれか1又は2以上のスイッチの
オン動作により正確に内部素子温度を検知することが可
能になっている。
【0010】次いで、この実施例の動作について説明す
る。車両走行時の定常走行、制動時にはリターダ制御装
置10が発電モードで制御され、ディーゼルエンジン1
の駆動系の誘導機11で生じる電気エネルギを回生して
バッテリ13に充電される。そして、このバッテリ13
の電源は、加速時にリターダ制御装置10が電動モード
で制御されると誘導機11に給電され、補助加速に使用
される。また、バッテリ13の直流高電圧はDC−DC
コンバータ20のモジュール20aのスイッチング回路
21で高周波入力に変換され、電源トランス22で所定
の電圧に変換され、整流回路23で整流され、更にフィ
ルタ回路24で平滑化されて所定の低い直流電圧に変換
される。このとき、出力電圧が定電圧制御され、過電流
検知で電流制限されるのであり、こうして定格の電圧と
電流が出力される。そして、この定格電圧が時計5、タ
コメータ6、各種電装品15に印加し、その負荷に応じ
た電流が流れて正常に給電され、上記バッテリ電源が低
電圧仕様の電装品15等にも使用される。一方、このよ
うにDC−DCコンバータ20が作動して電装品15等
に給電する際に、ケース20b内部では温度スイッチ
2a,32b,32cのいずれかにより内部素子温度T
が検知される。そして、内部素子温度Tの低い場合は、
温度スイッチ32a,32b,32cの全てがオフして
モジュール20aの過電流検知回路27の比較電圧が通
常の負荷電流により設定され、これにより負荷電流は定
格出力電流まで増大することが可能になる。これに対
し、内部素子温度Tが上昇すると、温度スイッチ32
a,32b,32cのいずれか1又は2以上のスイッチ
がオンして電流低下回路31により比較電圧にバイアス
電圧が加算されることになり、このため過電流検知の基
準電圧との差が減少して負荷電流の増大範囲が制限され
る。そこで、大きい負荷電流が流れて多くの電装品15
に給電している状況では、直ちに過電流検知により電流
制限されて負荷電流が強制的に低下され、これに伴い内
部素子の自己発熱と共に温度上昇が抑えられ、内部素子
の破損が防止されることになる。
【0011】図2は過電流検知回路27の具体的な実施
例を示す回路図であり、基準電圧回路28正極結線L
1 と負極結線L 2 との間に直列に接続された定電圧源V
REF1 及び2つの抵抗Ra,Rbを有し、両抵抗Ra,R
bの接続点がオペアンプ30の正相入力に接続される。
比較電圧回路29負極結線L2 に設けられた抵抗Rs
を有し、この抵抗Rsは抵抗Rcを介してオペアンプ3
0の逆相入力に接続される。また、電流低下回路31
MOSトランジスタQ 1 と抵抗Reと定電圧源V REF2
を有する。MOSトランジスタQ 1 のドレンは抵抗Rc
に並列に接続された抵抗Rfと共にオペアンプ30の逆
相入力に接続され、MOSトランジスタQ 1 のソースは
抵抗Reを介して定電圧源V REF2 に接続される。ケース
内部に装着される温度スイッチ32a,32b,32c
がオン動作する温度は内部素子の動作可能な最大温度
0より少し低検知温度T1それぞれ設定され、オフ動
作する温度はこの検知温度T1 より少し低復帰温度T2
が設定され、これらの温度T1,T2で自らオン、オフ
てヒステリシスを有するように構成される。そして、こ
れらの温度スイッチ32a,32b,32cが定電圧源
REF2 正極結線L1との間に互いに並列にそれぞれ
され、MOSトランジスタQ1のゲートも定電圧源V
REF2に接続される。
【0012】この実施例により、オペアンプ30の正相
入力の基準電圧Vaは定電圧源VREF1、抵抗Ra,Rb
により設定され、 Va=VREF1・Rb/(Ra+Rb) で表わされる。そこで、通常の内部素子温度Tが検知温
度T1 は復帰温度T2以下の低い場合は、温度スイッチ
32a,32b,32cの全てがオフしてMOSトラン
ジスタQ1もオフし、電流低下回路31に電流が流れな
。このため、オペアンプ30の逆相入力の比較電圧V
bは比較電圧回路29の抵抗Rsと負荷電流Iにより設
定されて、 Vb=Rs・I で表わされ、これらを図示すると図3のようになる。従
って、負荷電流Iが小さくて、Vb<Vaの場合は図3の
「イ」点にあり、負荷電流Iと共に比較電圧Vbが増大
して基準電圧Va以上になると、過電流検知されてオペ
アンプ30によりVb=Vaに制限され、この場合の負荷
電流Iは「ハ」点の定格出力電流IK1となる。一方、内
部素子温度Tが検知温度T1以上に上昇して温度スイッ
32a,32b,32cのいずれか1又は2以上のス
イッチがオンすると、定電圧源VREF2に電源供給されて
MOSトランジスタQ1がオンし、電流低下回路31の
抵抗Re及び比較電圧回路29の抵抗Rfに電流が流れ
。このため、定電圧源VREF2、抵抗Re,抵抗Rcと
Rfの合成抵抗Rgによりバイアス電圧Vcが、以下の
ように設定される。 Vc=VREF2・Rg/(Rg+Re) そして、このバイアス電圧Vcが比較電圧Vbに加算され
ることで、全体の比較電圧Vb3は以下のように増大す
る。 Vb3=Vb+Va 従って、この場合は基準電圧Vaに対して比較電圧Vb3
が比較され、図3の「ロ」点の負荷電流IK3で、「ニ」
点のようにVb3=Vaの条件が成立して過電流検知さ
れ、この負荷電流IK3に電流制限される。
【0013】図4は温度スイッチ32a,32b,32
cのいずれかによる内部素子の温度制御を示すタイムチ
ャートの図である。キースイッチ7のオフ時は内部素子
温度Tは外気温T3より若干高い状態にあり、t1でキ
ースイッチ7をオンすると、モジュール20aから電装
品15等に給電が開始し、その負荷状態に応じモジュー
ル20aが稼動して負荷電流Iが流れ、内部素子温度T
も徐々に上昇する。この場合に、電装品15の負荷が軽
くて負荷電流Iが小さいと、内部素子の発熱も少ないた
めケース20b側の自然空冷により充分に放熱される。
一方、負荷電流Iが増大したりは外気温T3が高い条
件になると、上記自然空冷のみでは放熱が不足し、t2
で内部素子温度Tが内部素子の動作可能な最大温度0
より低い温度スイッチ32a,32b,32cの検知温
度T1に達して検知されると、上述のように強制的に負
荷電流Iが低下されるため、内部素子温度Tは徐々に低
下する。そして、t3で復帰温度T2に達すると、温度
スイッチ32a,32b,32cの全てのオフにより負
荷電流Iは元に復帰して増大し、これに伴い内部素子温
度Tは再び上昇するようになる。こうして、負荷電流I
の復帰と強制低下が繰り返されて、内部素子温度Tは
部素子の動作可能な最大温度0より低い温度スイッチ
32a,32b,32cの検知温度T1付近に略一定制
御される。
【0014】以上、本発明の実施例について説明した
が、電流低下回路は実施例のみに限定されない。DC−
DCコンバータは実施例以外の全ての用途に適応できる
ことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、内部素子温度を検知する複数個の温度スイッチをケ
ースの内部に分散しかつ互いに並列に接続して配置し、
過電流検知回路がこれらの温度スイッチのいずれかの所
定の検知温度を検知する信号で上記比較電圧を増大させ
る電流低下回路を有するように構成したので、負荷電流
や外気温の増大に対し内部素子温度は、常にその内部素
子の動作可能な最大温度以下に制御されて適確に温度管
理することが可能になり、これにより内部素子の破損等
を確実に防止できる。また電流低下回路は過電流検知回
路を利用し、温度スイッチの所定の検知温度を検知する
信号で比較電圧を増大させるように構成したので、構造
が簡素化し、電流低下、温度管理の設定自由度も大き
なり、温度検知の精度は複数の温度スイッチの分散配置
により容易に向上できる。更に上記実施例のようにディ
ーゼルエンジンの車両の外にDC−DCコンバータを搭
載して電装品等の負荷に適用すると、外気温の影響、負
荷の変動が大きいため、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDC−DCコンバータの原理を、リタ
ーダ付ディーゼルエンジンに適応した状態で示す構成図
である。
【図2】過電流検知回路における基準電圧回路、比較電
圧回路、電流低下回路の具体的な実施例を示す回路図で
ある。
【図3】通常時と内部素子温度上昇時の動作状態を示す
線図である。
【図4】温度スイッチによる内部素子温度制御のタイム
チャートを示す図である
【符号の説明】10 リターダ装置 13 バッテリ 20 DC−DCコンバータ 20a モジュール20b ケース 21 スイッチング回路 22 電源トランス 23 整流回路 24 フィルタ回路25 電圧検知回路 26 制御回路 27 過電流検知回路 28 基準電圧回路 29 比較電圧回路 30 オペアンプ 31 電流低下回路 32a,32b,32c 温度スイッチRe 抵抗 1 MOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 篤臣 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社 日野工場内 (72)発明者 清水 邦敏 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社 日野工場内 (72)発明者 大井 修一 群馬県新田郡新田町大字早川字早川3番 地 澤藤電機株式会社 新田工場内 (72)発明者 藤橋 博 東京都台東区上野4丁目6番7−301 インテグラン株式会社内 (72)発明者 小川 邦晴 東京都台東区上野4丁目6番7−301 インテグラン株式会社内 (72)発明者 熊谷 貞二 東京都台東区上野4丁目6番7−301 インテグラン株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−109288(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 3/00 - 3/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(20b)の内部に実装されたモジュ
    ール(20a)に入力する直流電圧をスイッチング方式で所
    定の直流電圧に変換する手段(21〜26)と、基準電圧と負
    荷電流による比較電圧とを比較して過電流を検知し所
    の定格出力電流に制限する過電流検知回路(27)とを備え
    DC−DCコンバータにおいて、 内部素子温度を検知する複数個の温度スイッチ(32a,32
    b,32c)が上記ケース(20b)の内部に分散してかつ互いに
    並列に接続されて配置され、 上記過電流検知回路(27)はこれらの温度スイッチ(32a,3
    2b,32c)のいずれかの所定の検知温度(T 1 )を検知する
    で上記比較電圧を増大させる電流低下回路(31)を有す
    ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 上記電流低下回路(31)は、負荷電流によ
    り比較電圧を生じる比較電圧回路(29)の入力に、バイア
    ス電圧を加える1つの抵抗(Re)複数個の温度スイッチ
    (32a,32b,32c)いずれかの所定の検知温度(T 1 )を検知
    する信号でオンして通電するMOSトランジスタ(Q 1 )
    上記モジュール(20a)の出力とを直列に接続して構成
    れた請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 上記モジュール(20a)の入力がリターダ
    付ディーゼルエンジン(1)のリターダ制御装置(10)にお
    けるバッテリ(13)に接続され上記モジュール(20a)の
    出力各種電装品に接続されて回路構成された請求項1
    記載のDC−DCコンバータ。
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