JP2768457B2 - 包装体組立方法とそれに用いる装置 - Google Patents
包装体組立方法とそれに用いる装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプラスチック製等の小型の口紅等化粧品の試
供品容器を、厚紙製の台紙に組込んで固定する形式の包
装体の組立て方法とそれに用いる装置に関し、特に方形
状の厚紙に折線を有し、該折線に対して一側に上記容器
挿入用の孔を設けた台紙の該孔に容器を挿入し、鍔によ
り孔の周縁に係止した後、前記折線により台紙を容器の
鍔側から折返して容器を覆うような状態で接着・固定す
る包装体の組立方法とそれに用いる装置に関するもので
ある。 従来、この種の包装体を組立てるにあたっては全て手
作業で行なっており、作業能率、正確さという点におい
て著しく劣るという大きな欠点がある。したがって、台
紙の供給、プラスチック製容器の供給、該容器の台紙の
孔への挿入、台紙の折返し、接着・固定という作業を一
貫して一つのラインで行なうことができる包装体の組立
方法およびそれに用いる装置の出現が当業界においては
望まれていた。 以下、図面の実施例に基いて本発明を詳細に説明す
る。 第1図は本発明に係る装置の側面図、第2図は同平面
図、第3図は同要部を示す斜視図、第4図は本発明に用
いる台紙の平面図、第5図は同じくプラスチック製の小
型容器の構成図、第6図は同じく完成した包装体の斜視
図、第7図は本発明の装置の容器挿入部を示す部分断面
図、第8図は完成し包装体のX−X′断面図である。 まず、本発明に係る包装体組立装置は、第1図乃至第
3図に示すように、フレーム(1)上に台紙供給部
(A)、プラスチック製容器供給部(B)、容器挿入部
(C)、台紙くせ付け部(D)、糊付け部(E)、台紙
倒し部(F)、台紙固着部(G)を配設した構成を含ん
でおり、該装置を用いて、まず、台紙供給部(A)から
搬送部に、折線(24)を有し、該折線(24)に対して一
側に、第5図、第6図に示すように、例えば円筒状の筒
部の下端にそれぞれ円形の鍔(22)(22)′をそれぞれ
有する身(21)と蓋(20)とから成る容器(5)(以
下、単に容器(5)という)を挿入し、前記鍔(22)
(22)′で係止するための孔(23)を有する、例えば、
方形状の台紙(25)(以下、単体に台紙(25)という)
が供給され、その供給された台紙(25)を後述する光電
管等の検知器で搬送部上の存在を確認したら、その信号
が容器供給部(B)の後述するレール上の最下端の容器
(5)の降下をその前方で停止させているストッパーの
作動装置に送られ、ストッパーを解除し、搬送されてく
る台紙(25)の孔(23)内に容器(5)を蓋(20)を下
にして落下・挿入させて、鍔(22)により係止される。
次いで、台紙くせ付け部(D)において台紙(25)の折
線(24)に対して孔(23)を設けていない側の部分を、
前記折線(24)に沿って上方への折りくせを付け、糊付
け部(E)において、容器(5)を挿入した側の台紙
(25)の所望個所にホットメルト、エマルジョンタイプ
接着剤等を塗布し、該ホットメルト(27)等の塗布個所
に当接するように台紙倒し部(F)において、前記くせ
付けした台紙の部分を略180゜折返して容器(5)を身
(21)の側から覆うようにして、さらに、台紙固着部
(G)において圧着ロール(17)等により、台紙(25)
の折返し部分により容器(5)が完全に被包された状態
に接着されて、本発明に係る包装体の組立てが完了す
る。 さらに本発明の組立方法と装置を具体的に詳述する。
まず、装置について説明すれば、台紙供給部(A)は台
紙(25)を多数枚、重積した台紙マガジン(2)および
該台紙マガジン(2)から台紙(25)を一枚ずつ搬送部
のコンベアチェーン(9)上に載置・供給するための吸
盤(8)から成り、該吸盤(8)によりコンベアチェー
ン(9)上の送り爪(6)(6)の間に載置された台紙
(25)の存在を光電管により検知するための検知器
(4)が前記台紙マガジン(2)に隣接して設けられて
いる。容器供給部(B)は口紅等化粧品の内包されたプ
ラスチック製の容器(5)を多数個、収容して底板が振
動又は回転するようになっている整列・分離装置
(3)、該整列・分離装置(3)等から台紙(25)の孔
(23)の斜後方まで容器(5)を落下させるための下方
に傾斜した二本の平行な細いパイプ等から成る容器搬送
用のガイドレール(10)および該ガイドレール下端の容
器(5)を停止させるためにガイドレール(10)に略垂
直に容器(5)の幅と同程度の間隔をおいて設けられた
二枚の爪(26)′(26)′等で形成された上下動可能な
ストッパー(26)、該ストッパー(26)に連動して、前
記ガイドレール(10)下端の容器(5)のやや斜め前方
のコンベアチェーン(9)上の台紙(25)の存在を確認
してから前記ストッパー(26)を上方に移動させて押え
を解除させる検知器(4)から成る。 容器挿入部(C)は、第7図に示すように前記ガイド
レール(10)の下端近傍の台紙上方に位置しており、前
記ストッパー(26)を解除されて、ガイドレール(10)
上を落下してきた最下端の容器(5)を、台紙(25)の
孔(23)内に落下させるべく台紙(25)上で、容器
(5)の台紙(25)進行方向への移動を抑止するための
押え具(7)から成り、常にバネ等(図示せず)の力に
より下方に押されて第1図および第7図の示す位置に静
止している。 次に台紙くせ付け部(D)は、容器(5)が挿入され
た台紙(25)の部分に対して、折線(24)を境として反
対側の台紙の部分を上方から徐々に折曲げて、折りくせ
を付けるため、台紙(25)の折線(24)の上方部分で台
紙(25)を抑えるストッパーバー(11)と該ストッパー
バー(11)の外方から徐々に内方かつ上方に曲がって設
けられたくせ付けガイド(12)から成る。 糊付け部(E)は、例えば、糊タンク(15)とパイプ
(16)により連結された塗布ノズル(14)から成り、台
紙(25)の折りくせを付けられた部分を折返して接着す
べき個所にホットメルト(27)(27)等の接着剤を塗布
するためのものである。 台紙倒し部(F)は、上記くせ付けされ、折曲げられ
た台紙の部分を、ホットメルト(27)(27)等の接着剤
を塗布された個所に向けて180゜折返すための外方から
内方、かつ上方に曲がって設けられた倒しガイド(13)
から成る。ここで倒しガイド(13)は前記くせ付けガイ
ド(12)と連結されていてもよいし、別個に設けてもよ
いが、曲がる角度はくせ付けガイド(12)より大きくす
るのが前提である。 台紙固着部(G)は180゜折返された台紙(25)の部
分をホットメルト(27)(27)等の接着剤により完全に
接着・固定するために押圧するための圧着ロール(1
7)、または圧着ベルトから成り、第1図に示されるよ
うに台紙(25)の上下面から押圧すべく圧着ロール(1
7)(17)′で構成され、上面の圧着ロール(17)はバ
ネ(18)により押圧力を調節できるようになっている。
なお、上記容器挿入部(C)から台紙固着部(G)に至
るまで、台紙の上方にアッパーシートガイド(30)、後
端にエッジガイド(31)をそれぞれ進行方向に平行に設
けておけば、台紙のずれが防止されてよい。 次に本発明の組立て方法について詳述する。 まず、台紙供給部(A)において、台紙マガジン
(2)から真空ポンプに連結された吸盤(8)により台
紙(25)を一枚ずつ間欠的にコンベアチェーン(9)上
の送り爪(6)(6)間に、ストッパーバー(11)に対
してそのほぼ真下に折線(24)が位置し、孔(23)がス
トッパーバー(11)の内側に位置するように載置する。
一方、容器供給部(B)においては検知器(4)により
コンベアチェーン(9)上の、ガイドレール(10)の最
下端部の真下の(容器を挿入されつつある)台紙(25)
の一つ手前の台紙(25)′の存在を確認するとその信号
によりストッパー(26)が作動して、ガイドレール(1
0)上の最下端の容器(5)′を挾んで停止させている
二枚の爪(26)′(26)′を上昇させて停止状態を解除
し、ガイドレール(10)上を落下させる。このとき、ス
トッパー(26)の爪(26)′の解除、ガイドレール上の
容器(5)′の落下、台紙(25)′の搬送は相互に同調
するよう調整されているので容器(5)′は台紙(2
5)′の孔(23)′の前方に落下する。そして、容器
(5)′が台紙(25)′といっしょに前方に移動するの
を防止し、かつ正確に容器(5)′を孔(23)′内に挿
入できるようにガイドレール(10)最下端部のほぼ延長
上にバネにより軽く上方に荷重された、若干、上方に彎
曲しており、前端に突条(28)を有する略方形状の押え
具(7)により容器(5)′が前方の容器(5)と同じ
ように前方への移動を抑止されて、その間、台紙(2
5)′はコンベアチェーン(9)により前方へ移動する
ので容器(5)′は孔(23)′内に落下し、その鍔(2
2)により係止される。 次いで台紙(25)が台紙くせ付け部(D)において、
くせ付けガイド(12)により折線(24)に対して容器
(5)の挿入されていない側を折線(24)に沿って上方
に徐々に折曲げられて折りくせが付けられ、次いで、こ
のようにして折りくせが付けられた台紙の部分を貼着す
べき個所にホットメルト(27)等の接着剤を糊付け部
(E)において、ノズル(14)により塗布し、台紙倒し
部(F)の倒しガイド(13)によりさらに前記折りくせ
を付けられた台紙(25)の部分を折曲げて、容器(5)
を覆うように完全に180゜倒して、最後に台紙固着部
(G)において圧着ロール(17)(17)′により接着・
固定して、第6図に示すような包装体が完成する。 最後にデリバリーコンベア(19)上に包装体(P)が
搬出されるわけであるが、包装体(P)を区分けする必
要がある場合は、バッティング装置(29)により定数ご
とに包装体(P)の流れを蛇行させるか、マーキング方
法により行なえばよい。 なお、上記説明における包装体の台紙、容器の形態
等、特許請求の範囲に示される本発明の構成に含まれる
ものであれば、応用、変更等は許されることはもちろん
である。 本発明は以上のように構成されているので、口紅等の
化粧品の試供品の容器を、宣伝、説明等を表示した台紙
に自動的に、連続的に組込むことができ、従来に比し、
著しく能率的かつ正確に台紙とプラスチック製等の容器
とを組合わせた包装体を組立てることができ、装置とし
ても、台紙に対する容器の供給の時期を同調させるのも
光電管で検知した信号の連絡による簡単なものでよく、
また、容器の台紙の孔に対する挿入に関してもガイドレ
ールと押え具、およびくせ付けガイドと倒しガイドの組
合わせでできるので組立ての速度、正確さという点はも
ちろん、故障が少ないという点でも実用上、優れたもの
である。 なお、台紙および容器の形状、材質等は上記実施例の
ものに限定されるものではないことはもちろんである。
供品容器を、厚紙製の台紙に組込んで固定する形式の包
装体の組立て方法とそれに用いる装置に関し、特に方形
状の厚紙に折線を有し、該折線に対して一側に上記容器
挿入用の孔を設けた台紙の該孔に容器を挿入し、鍔によ
り孔の周縁に係止した後、前記折線により台紙を容器の
鍔側から折返して容器を覆うような状態で接着・固定す
る包装体の組立方法とそれに用いる装置に関するもので
ある。 従来、この種の包装体を組立てるにあたっては全て手
作業で行なっており、作業能率、正確さという点におい
て著しく劣るという大きな欠点がある。したがって、台
紙の供給、プラスチック製容器の供給、該容器の台紙の
孔への挿入、台紙の折返し、接着・固定という作業を一
貫して一つのラインで行なうことができる包装体の組立
方法およびそれに用いる装置の出現が当業界においては
望まれていた。 以下、図面の実施例に基いて本発明を詳細に説明す
る。 第1図は本発明に係る装置の側面図、第2図は同平面
図、第3図は同要部を示す斜視図、第4図は本発明に用
いる台紙の平面図、第5図は同じくプラスチック製の小
型容器の構成図、第6図は同じく完成した包装体の斜視
図、第7図は本発明の装置の容器挿入部を示す部分断面
図、第8図は完成し包装体のX−X′断面図である。 まず、本発明に係る包装体組立装置は、第1図乃至第
3図に示すように、フレーム(1)上に台紙供給部
(A)、プラスチック製容器供給部(B)、容器挿入部
(C)、台紙くせ付け部(D)、糊付け部(E)、台紙
倒し部(F)、台紙固着部(G)を配設した構成を含ん
でおり、該装置を用いて、まず、台紙供給部(A)から
搬送部に、折線(24)を有し、該折線(24)に対して一
側に、第5図、第6図に示すように、例えば円筒状の筒
部の下端にそれぞれ円形の鍔(22)(22)′をそれぞれ
有する身(21)と蓋(20)とから成る容器(5)(以
下、単に容器(5)という)を挿入し、前記鍔(22)
(22)′で係止するための孔(23)を有する、例えば、
方形状の台紙(25)(以下、単体に台紙(25)という)
が供給され、その供給された台紙(25)を後述する光電
管等の検知器で搬送部上の存在を確認したら、その信号
が容器供給部(B)の後述するレール上の最下端の容器
(5)の降下をその前方で停止させているストッパーの
作動装置に送られ、ストッパーを解除し、搬送されてく
る台紙(25)の孔(23)内に容器(5)を蓋(20)を下
にして落下・挿入させて、鍔(22)により係止される。
次いで、台紙くせ付け部(D)において台紙(25)の折
線(24)に対して孔(23)を設けていない側の部分を、
前記折線(24)に沿って上方への折りくせを付け、糊付
け部(E)において、容器(5)を挿入した側の台紙
(25)の所望個所にホットメルト、エマルジョンタイプ
接着剤等を塗布し、該ホットメルト(27)等の塗布個所
に当接するように台紙倒し部(F)において、前記くせ
付けした台紙の部分を略180゜折返して容器(5)を身
(21)の側から覆うようにして、さらに、台紙固着部
(G)において圧着ロール(17)等により、台紙(25)
の折返し部分により容器(5)が完全に被包された状態
に接着されて、本発明に係る包装体の組立てが完了す
る。 さらに本発明の組立方法と装置を具体的に詳述する。
まず、装置について説明すれば、台紙供給部(A)は台
紙(25)を多数枚、重積した台紙マガジン(2)および
該台紙マガジン(2)から台紙(25)を一枚ずつ搬送部
のコンベアチェーン(9)上に載置・供給するための吸
盤(8)から成り、該吸盤(8)によりコンベアチェー
ン(9)上の送り爪(6)(6)の間に載置された台紙
(25)の存在を光電管により検知するための検知器
(4)が前記台紙マガジン(2)に隣接して設けられて
いる。容器供給部(B)は口紅等化粧品の内包されたプ
ラスチック製の容器(5)を多数個、収容して底板が振
動又は回転するようになっている整列・分離装置
(3)、該整列・分離装置(3)等から台紙(25)の孔
(23)の斜後方まで容器(5)を落下させるための下方
に傾斜した二本の平行な細いパイプ等から成る容器搬送
用のガイドレール(10)および該ガイドレール下端の容
器(5)を停止させるためにガイドレール(10)に略垂
直に容器(5)の幅と同程度の間隔をおいて設けられた
二枚の爪(26)′(26)′等で形成された上下動可能な
ストッパー(26)、該ストッパー(26)に連動して、前
記ガイドレール(10)下端の容器(5)のやや斜め前方
のコンベアチェーン(9)上の台紙(25)の存在を確認
してから前記ストッパー(26)を上方に移動させて押え
を解除させる検知器(4)から成る。 容器挿入部(C)は、第7図に示すように前記ガイド
レール(10)の下端近傍の台紙上方に位置しており、前
記ストッパー(26)を解除されて、ガイドレール(10)
上を落下してきた最下端の容器(5)を、台紙(25)の
孔(23)内に落下させるべく台紙(25)上で、容器
(5)の台紙(25)進行方向への移動を抑止するための
押え具(7)から成り、常にバネ等(図示せず)の力に
より下方に押されて第1図および第7図の示す位置に静
止している。 次に台紙くせ付け部(D)は、容器(5)が挿入され
た台紙(25)の部分に対して、折線(24)を境として反
対側の台紙の部分を上方から徐々に折曲げて、折りくせ
を付けるため、台紙(25)の折線(24)の上方部分で台
紙(25)を抑えるストッパーバー(11)と該ストッパー
バー(11)の外方から徐々に内方かつ上方に曲がって設
けられたくせ付けガイド(12)から成る。 糊付け部(E)は、例えば、糊タンク(15)とパイプ
(16)により連結された塗布ノズル(14)から成り、台
紙(25)の折りくせを付けられた部分を折返して接着す
べき個所にホットメルト(27)(27)等の接着剤を塗布
するためのものである。 台紙倒し部(F)は、上記くせ付けされ、折曲げられ
た台紙の部分を、ホットメルト(27)(27)等の接着剤
を塗布された個所に向けて180゜折返すための外方から
内方、かつ上方に曲がって設けられた倒しガイド(13)
から成る。ここで倒しガイド(13)は前記くせ付けガイ
ド(12)と連結されていてもよいし、別個に設けてもよ
いが、曲がる角度はくせ付けガイド(12)より大きくす
るのが前提である。 台紙固着部(G)は180゜折返された台紙(25)の部
分をホットメルト(27)(27)等の接着剤により完全に
接着・固定するために押圧するための圧着ロール(1
7)、または圧着ベルトから成り、第1図に示されるよ
うに台紙(25)の上下面から押圧すべく圧着ロール(1
7)(17)′で構成され、上面の圧着ロール(17)はバ
ネ(18)により押圧力を調節できるようになっている。
なお、上記容器挿入部(C)から台紙固着部(G)に至
るまで、台紙の上方にアッパーシートガイド(30)、後
端にエッジガイド(31)をそれぞれ進行方向に平行に設
けておけば、台紙のずれが防止されてよい。 次に本発明の組立て方法について詳述する。 まず、台紙供給部(A)において、台紙マガジン
(2)から真空ポンプに連結された吸盤(8)により台
紙(25)を一枚ずつ間欠的にコンベアチェーン(9)上
の送り爪(6)(6)間に、ストッパーバー(11)に対
してそのほぼ真下に折線(24)が位置し、孔(23)がス
トッパーバー(11)の内側に位置するように載置する。
一方、容器供給部(B)においては検知器(4)により
コンベアチェーン(9)上の、ガイドレール(10)の最
下端部の真下の(容器を挿入されつつある)台紙(25)
の一つ手前の台紙(25)′の存在を確認するとその信号
によりストッパー(26)が作動して、ガイドレール(1
0)上の最下端の容器(5)′を挾んで停止させている
二枚の爪(26)′(26)′を上昇させて停止状態を解除
し、ガイドレール(10)上を落下させる。このとき、ス
トッパー(26)の爪(26)′の解除、ガイドレール上の
容器(5)′の落下、台紙(25)′の搬送は相互に同調
するよう調整されているので容器(5)′は台紙(2
5)′の孔(23)′の前方に落下する。そして、容器
(5)′が台紙(25)′といっしょに前方に移動するの
を防止し、かつ正確に容器(5)′を孔(23)′内に挿
入できるようにガイドレール(10)最下端部のほぼ延長
上にバネにより軽く上方に荷重された、若干、上方に彎
曲しており、前端に突条(28)を有する略方形状の押え
具(7)により容器(5)′が前方の容器(5)と同じ
ように前方への移動を抑止されて、その間、台紙(2
5)′はコンベアチェーン(9)により前方へ移動する
ので容器(5)′は孔(23)′内に落下し、その鍔(2
2)により係止される。 次いで台紙(25)が台紙くせ付け部(D)において、
くせ付けガイド(12)により折線(24)に対して容器
(5)の挿入されていない側を折線(24)に沿って上方
に徐々に折曲げられて折りくせが付けられ、次いで、こ
のようにして折りくせが付けられた台紙の部分を貼着す
べき個所にホットメルト(27)等の接着剤を糊付け部
(E)において、ノズル(14)により塗布し、台紙倒し
部(F)の倒しガイド(13)によりさらに前記折りくせ
を付けられた台紙(25)の部分を折曲げて、容器(5)
を覆うように完全に180゜倒して、最後に台紙固着部
(G)において圧着ロール(17)(17)′により接着・
固定して、第6図に示すような包装体が完成する。 最後にデリバリーコンベア(19)上に包装体(P)が
搬出されるわけであるが、包装体(P)を区分けする必
要がある場合は、バッティング装置(29)により定数ご
とに包装体(P)の流れを蛇行させるか、マーキング方
法により行なえばよい。 なお、上記説明における包装体の台紙、容器の形態
等、特許請求の範囲に示される本発明の構成に含まれる
ものであれば、応用、変更等は許されることはもちろん
である。 本発明は以上のように構成されているので、口紅等の
化粧品の試供品の容器を、宣伝、説明等を表示した台紙
に自動的に、連続的に組込むことができ、従来に比し、
著しく能率的かつ正確に台紙とプラスチック製等の容器
とを組合わせた包装体を組立てることができ、装置とし
ても、台紙に対する容器の供給の時期を同調させるのも
光電管で検知した信号の連絡による簡単なものでよく、
また、容器の台紙の孔に対する挿入に関してもガイドレ
ールと押え具、およびくせ付けガイドと倒しガイドの組
合わせでできるので組立ての速度、正確さという点はも
ちろん、故障が少ないという点でも実用上、優れたもの
である。 なお、台紙および容器の形状、材質等は上記実施例の
ものに限定されるものではないことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
の装置の側面図、第2図は同平面図、第3図は同要部を
示す斜視図、第4図は本発明に用いる台紙の平面図、第
5図は同容器の構成図、第6図は完成した包装体の斜視
図、第7図は本発明の容器挿入部の説明図、第8図は第
6図のX−X′断面図である。 (1)……フレーム、(2)……台紙マガジン、(3)
……整列・分離装置、(4)……検知器、(5)
(5)′……容器、(6)……送り爪、(7)……押え
具、(8)……吸盤、(9)……コンベアチェーン、
(10)……ガイドレール、(11)……ストッパーバー、
(12)……くせ付けガイド、(13)……倒しガイド、
(14)……ノズル、(15)……糊タンク、(16)……パ
イプ、(17)(17)′……圧着ロール、(18)……バ
ネ、(19)……デリバリーコンベア、(20)……蓋、
(21)……身、(22)(22)′……鍔 (23)……孔、(24)……折線、(25)(25)′(2
5)″……台紙、(26)……ストッパー、(26)′……
爪、(27)……ホットメルト (28)……突条、(29)……バッティング装置、(30)
……アッパーシートガイド、(31)……エッジガイド (A)……台紙供給部、(B)……容器供給部、(C)
……容器挿入部、(D)……台紙くせ付け部、(E)…
…糊付け部、(F)……台紙倒し部、(G)……台紙固
着部、(P)……包装体
の装置の側面図、第2図は同平面図、第3図は同要部を
示す斜視図、第4図は本発明に用いる台紙の平面図、第
5図は同容器の構成図、第6図は完成した包装体の斜視
図、第7図は本発明の容器挿入部の説明図、第8図は第
6図のX−X′断面図である。 (1)……フレーム、(2)……台紙マガジン、(3)
……整列・分離装置、(4)……検知器、(5)
(5)′……容器、(6)……送り爪、(7)……押え
具、(8)……吸盤、(9)……コンベアチェーン、
(10)……ガイドレール、(11)……ストッパーバー、
(12)……くせ付けガイド、(13)……倒しガイド、
(14)……ノズル、(15)……糊タンク、(16)……パ
イプ、(17)(17)′……圧着ロール、(18)……バ
ネ、(19)……デリバリーコンベア、(20)……蓋、
(21)……身、(22)(22)′……鍔 (23)……孔、(24)……折線、(25)(25)′(2
5)″……台紙、(26)……ストッパー、(26)′……
爪、(27)……ホットメルト (28)……突条、(29)……バッティング装置、(30)
……アッパーシートガイド、(31)……エッジガイド (A)……台紙供給部、(B)……容器供給部、(C)
……容器挿入部、(D)……台紙くせ付け部、(E)…
…糊付け部、(F)……台紙倒し部、(G)……台紙固
着部、(P)……包装体
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
B65B 15/00 - 15/04
B65D 73/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.台紙にプラスチック容器等を組込んだ包装体の組立
方法であって、 i)台紙マガジンから吸盤により、コンベアチェーン上
の送り爪間に、折線に対して一側に容器挿入孔を有する
台紙を載置する工程 ii)送り爪間の台紙の存在を検知して、該台紙と台紙マ
ガジン間のコンベアチェーン上方に設置された容器の整
列分離装置からの傾斜状のガイドレール上の最下端の容
器の降下を停止させている該容器上方のストッパーを解
除して、台紙の容器挿入孔に容器を落下・挿入して、容
器の鍔により上記挿入孔上に載置する工程 iii)台紙の略折線上にストッパーバーを当て、かつ台
紙後方にエッジガイドを当てながら、漸次内方に傾斜し
ていくくせ付けガイドを、台紙の容器が挿入されていな
い部分に当てて折りぐせを付ける工程 iv)台紙上に糊付けして、上記折りぐせを付けた台紙の
部分を倒しガイドにより180゜折返して台紙の容器挿入
孔と容器とを覆うように接着・固定する工程 とを含むことを特徴とする包装体組立方法。 2.台紙にプラスチック容器等を組込んだ包装体の組立
装置であって、 i)折線に対して一側に容器挿入孔を有する台紙を、コ
ンベアチェーン上の送り爪間に、一枚ずつ台紙を所定位
置に載置する台紙供給部 ii)多数の容器を収納した整列・分離装置、該整列・分
離装置から台紙の容器挿入孔の斜後方まで容器を落下さ
せるための下方に傾斜した容器搬送用のガイドレール、
該ガイドレール下端の容器を停止させるためにガイドレ
ールに略垂直に設けられた上下動可能なストッパー、該
ストッパーに連動して、前記ガイドレール下端の容器の
やや斜め前方のコンベアチェーン上の台紙の存在を確認
してから、前記ストッパーを上方に移動させて押えを解
除させる検知器から成る容器供給部 iii)上記ストッパーを解除されてガイドレール上を落
下してきた最下端の容器を、台紙の容器挿入孔内に落下
させるべく該台紙上で、容器の台紙進行方向への移動を
抑止するための押え具から成る容器挿入部 iv)容器が挿入された台紙の部分に対して、折線を境と
して反対側の台紙の部分を上方から徐々に折曲げて折ぐ
せを付けるためのくせ付けガイドから成る台紙くせ付け
部 v)上記くせ付けされた台紙の、容器が挿入された側に
糊を塗布するための糊付け部 vi)上記くせ付けされ、折曲げられた台紙の部分をv)
で糊を塗布された個所に向けて180゜折返すための倒し
ガイドから成る台紙倒し部 vii)180゜折返された台紙の部分を押圧して完全に接着
・固定するための台紙固着部 を含む包装体組立装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9919081A JP2768457B2 (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 包装体組立方法とそれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9919081A JP2768457B2 (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 包装体組立方法とそれに用いる装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS581615A JPS581615A (ja) | 1983-01-07 |
JP2768457B2 true JP2768457B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=14240722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9919081A Expired - Lifetime JP2768457B2 (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 包装体組立方法とそれに用いる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2768457B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210032864A (ko) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | 삼육대학교산학협력단 | 방충제 제조용 스탬핑 및 인서팅 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108116704B (zh) * | 2017-12-05 | 2024-07-09 | 柳州市妇幼保健院 | 全自动新生儿疾病筛查卡快速粘贴装置 |
-
1981
- 1981-06-26 JP JP9919081A patent/JP2768457B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210032864A (ko) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | 삼육대학교산학협력단 | 방충제 제조용 스탬핑 및 인서팅 장치 |
KR102381073B1 (ko) * | 2019-09-17 | 2022-03-31 | 삼육대학교산학협력단 | 방충제 제조용 스탬핑 및 인서팅 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS581615A (ja) | 1983-01-07 |
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