JP2768308B2 - パターン認識を用いた顔画像の特徴点抽出方法 - Google Patents
パターン認識を用いた顔画像の特徴点抽出方法Info
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- JP2768308B2 JP2768308B2 JP7123503A JP12350395A JP2768308B2 JP 2768308 B2 JP2768308 B2 JP 2768308B2 JP 7123503 A JP7123503 A JP 7123503A JP 12350395 A JP12350395 A JP 12350395A JP 2768308 B2 JP2768308 B2 JP 2768308B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特徴点抽出方法に関
し、特に、セキュリティー分野において、入退室やコン
ピュータへのアクセス権チェックおよびロボットの目な
どに必要となる個人識別を行うための特徴点抽出方法に
関する。
し、特に、セキュリティー分野において、入退室やコン
ピュータへのアクセス権チェックおよびロボットの目な
どに必要となる個人識別を行うための特徴点抽出方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のセキュリティー分野において確立
されている個人の識別方法は、第一にＩＤカード・暗証
番号など個人に付与された物質によって行う方法と、第
二に指紋・網膜などの個人固有の身体の一部を特徴点と
して行う方法が存在し、顔画像における識別方法は確立
されていない。
されている個人の識別方法は、第一にＩＤカード・暗証
番号など個人に付与された物質によって行う方法と、第
二に指紋・網膜などの個人固有の身体の一部を特徴点と
して行う方法が存在し、顔画像における識別方法は確立
されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によって確
立されている、ＩＤカード・暗証番号などの個人に対す
る付与物による個人識別方法は、正確にはＩＤカードお
よび暗証番号に対する識別でしかなく、盗難・紛失によ
り、その信頼性は著しく失われる。
立されている、ＩＤカード・暗証番号などの個人に対す
る付与物による個人識別方法は、正確にはＩＤカードお
よび暗証番号に対する識別でしかなく、盗難・紛失によ
り、その信頼性は著しく失われる。
【０００４】指紋・網膜における識別は、個人の身体の
一部を特徴点とした固有のＩＤの使用するため、盗難・
紛失などによって他人に悪用されるという問題は発生せ
ず、信頼性は極めて高いといえる。
一部を特徴点とした固有のＩＤの使用するため、盗難・
紛失などによって他人に悪用されるという問題は発生せ
ず、信頼性は極めて高いといえる。
【０００５】しかし、身体の一部を特徴点として個人の
識別を行う場合、その特徴点抽出のためにスキャナーな
どに対しアクセスを行う必要がある。
識別を行う場合、その特徴点抽出のためにスキャナーな
どに対しアクセスを行う必要がある。
【０００６】この識別機器に触れなければならないとい
う煩雑性は、将来的にロボットの目による人間識別など
において問題となる点であり、この問題を回避するため
に顔を二次元のイメージとして捉えて識別を行うための
特徴点抽出方法を提供することを目的とする。
う煩雑性は、将来的にロボットの目による人間識別など
において問題となる点であり、この問題を回避するため
に顔を二次元のイメージとして捉えて識別を行うための
特徴点抽出方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】照合装置との直接接触を
行わずに特徴点の比較を行うための手段について、不確
定部位の部分を採取画像から除外する照合範囲確定手段
と、顔の中心を決定するためのセンター決定手段と、前
記照合範囲確定手段およびおよび前記センター決定手段
により得られた情報に基づき輪郭部分を割り出した画像
の顔部分のデータを画素値別にグループ化し、顔半面内
での各グループ間での画素数のばらつき、顔半面同士で
の同一グループ間での画素数のばらつき、および顔全体
における画素数のばらつきを特徴点として位置づける特
徴点加工手段とを含むことを特徴とする。
行わずに特徴点の比較を行うための手段について、不確
定部位の部分を採取画像から除外する照合範囲確定手段
と、顔の中心を決定するためのセンター決定手段と、前
記照合範囲確定手段およびおよび前記センター決定手段
により得られた情報に基づき輪郭部分を割り出した画像
の顔部分のデータを画素値別にグループ化し、顔半面内
での各グループ間での画素数のばらつき、顔半面同士で
の同一グループ間での画素数のばらつき、および顔全体
における画素数のばらつきを特徴点として位置づける特
徴点加工手段とを含むことを特徴とする。
【０００８】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００９】図１は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図２は、不確定部分除去を示す図である。図３は画
素値採取のためのラスタスキャンを示す図である。
る。図２は、不確定部分除去を示す図である。図３は画
素値採取のためのラスタスキャンを示す図である。
【００１０】一定の光源下において、カメラより顔画像
（モノクロ・静止画）を採取する。この採取データはコ
ンピュータ内部に保存され以降の処理が施される。
（モノクロ・静止画）を採取する。この採取データはコ
ンピュータ内部に保存され以降の処理が施される。
【００１１】コンピュータ内部には顔のデータが各画素
（ＰＩＸＥＬ）単位に０から２５５の値の範囲で記憶さ
れ、それぞれの二次元的位置関係に関しての情報も得ら
れるものとする。
（ＰＩＸＥＬ）単位に０から２５５の値の範囲で記憶さ
れ、それぞれの二次元的位置関係に関しての情報も得ら
れるものとする。
【００１２】それらのデータが照合範囲確定手段１への
引き継がれる。ここでは実際の照合の妨げとなる主に頭
髪部分のデータからの除去を行う。第一に２５６諧調の
データに対し一定のしきい値を用いて二値化処理を行
う。その結果頭髪部分などの黒色部分のみが摘出され
る。第二にその黒色部分の画素値（二値化処理のため一
定）に対しては不確定部分と判断し、以降の照合処理の
対象から除去する。
引き継がれる。ここでは実際の照合の妨げとなる主に頭
髪部分のデータからの除去を行う。第一に２５６諧調の
データに対し一定のしきい値を用いて二値化処理を行
う。その結果頭髪部分などの黒色部分のみが摘出され
る。第二にその黒色部分の画素値（二値化処理のため一
定）に対しては不確定部分と判断し、以降の照合処理の
対象から除去する。
【００１３】除去済みのデータは次のセンター決定手段
２への引き継がれる。ここでは頭の中心線を決定するた
め次の処理を行う。第一に背景と顔の輪郭を区別するた
め画像の両端から中心に向かってラスタスキャン（線形
走査）を行う。背景と顔ではＰＩＸＥＬ値が異なるた
め、各行（座標上の）単位で輪郭を割り出すことが可能
となる。第二に、輪郭割り出し済みの画像に対し各行単
位に座標上での中心点をもとめる。その点を結ぶことに
より顔全体の中心線を決定することが可能となる。
２への引き継がれる。ここでは頭の中心線を決定するた
め次の処理を行う。第一に背景と顔の輪郭を区別するた
め画像の両端から中心に向かってラスタスキャン（線形
走査）を行う。背景と顔ではＰＩＸＥＬ値が異なるた
め、各行（座標上の）単位で輪郭を割り出すことが可能
となる。第二に、輪郭割り出し済みの画像に対し各行単
位に座標上での中心点をもとめる。その点を結ぶことに
より顔全体の中心線を決定することが可能となる。
【００１４】以上の照合範囲確定手段１とセンター決定
手段２とによって得られた情報は、特徴点加工手段３へ
と引き継がれる。
手段２とによって得られた情報は、特徴点加工手段３へ
と引き継がれる。
【００１５】本手段では不確定部分の除去し、輪郭部分
を割り出した画像（二値化画像ではなく２５６諧調復元
のもの）の顔部分の対してのみラスタスキャンを行い、
画素値別に画素数を分類カウントを行う。
を割り出した画像（二値化画像ではなく２５６諧調復元
のもの）の顔部分の対してのみラスタスキャンを行い、
画素値別に画素数を分類カウントを行う。
【００１６】さらに２５６段階に分類されたデータをグ
ループ化し２０段階にまとめる。
ループ化し２０段階にまとめる。
【００１７】この際センター決定手段２によって割り出
された中心線の座標をもとに、顔の右半分と左半分とを
別々にカウントする。
された中心線の座標をもとに、顔の右半分と左半分とを
別々にカウントする。
【００１８】人間の顔は左右が全く同一である可能性は
０であり、この自然の特徴を考え上記で得られたデータ
をもとに照合を行う。以上から得られた特徴点を以下に
記述する。 （１）顔半面内での各グループ間での画素数のばらつき （２）顔半面同士での同一グループ間での画素数のばら
つき （３）顔全体における左右の画素数のばらつき 以上を特徴点とし、装置との無接触状態での個人識別を
実現する。
０であり、この自然の特徴を考え上記で得られたデータ
をもとに照合を行う。以上から得られた特徴点を以下に
記述する。 （１）顔半面内での各グループ間での画素数のばらつき （２）顔半面同士での同一グループ間での画素数のばら
つき （３）顔全体における左右の画素数のばらつき 以上を特徴点とし、装置との無接触状態での個人識別を
実現する。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、カメラ
により顔画像を取り込んで識別処理を行うため、従来の
ＩＤカード・暗証番号のように紛失や盗難で信頼性を低
下させることもなく、また指紋や網膜による識別方法と
異なり、装置に対して接することなく識別が行えるた
め、煩雑性がへり、また将来的にロボットの目などに応
用されることが考えられる。
により顔画像を取り込んで識別処理を行うため、従来の
ＩＤカード・暗証番号のように紛失や盗難で信頼性を低
下させることもなく、また指紋や網膜による識別方法と
異なり、装置に対して接することなく識別が行えるた
め、煩雑性がへり、また将来的にロボットの目などに応
用されることが考えられる。
【図１】本発明の一実施例のブロック図である。
【図２】不確定部分除去を示す図である。
【図３】画素値採取のためのラスタスキャンを示す図で
ある。
ある。
１ 照合範囲確定手段 ２ センター決定手段 ３ 特徴点加工手段
Claims (1)
- 【請求項１】 照合装置との直接接触を行わずに特徴点
の比較を行うための手段について、不確定部位の部分を
採取画像から除外する照合範囲確定手段と、顔の中心を
決定するためのセンター決定手段と、前記照合範囲確定
手段およびおよび前記センター決定手段により得られた
情報に基づき輪郭部分を割り出した画像の顔部分のデー
タを画素値別にグループ化し、顔半面内での各グループ
間での画素数のばらつき、顔半面同士での同一グループ
間での画素数のばらつき、および顔全体における画素数
のばらつきを特徴点として位置づける特徴点加工手段と
を含むことを特徴とする特徴点抽出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7123503A JP2768308B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | パターン認識を用いた顔画像の特徴点抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7123503A JP2768308B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | パターン認識を用いた顔画像の特徴点抽出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08315137A JPH08315137A (ja) | 1996-11-29 |
| JP2768308B2 true JP2768308B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=14862241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7123503A Expired - Lifetime JP2768308B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | パターン認識を用いた顔画像の特徴点抽出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2768308B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100338807B1 (ko) * | 1999-10-13 | 2002-05-31 | 윤종용 | 그룹화된 얼굴 영상들과 그물망 형태의 탐색 영역을 이용한 얼굴 검출 방법 및 그 장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3264460B2 (ja) * | 1993-04-26 | 2002-03-11 | 富士写真フイルム株式会社 | 画像判別方法 |
| JP3017384B2 (ja) * | 1993-07-19 | 2000-03-06 | シャープ株式会社 | 特徴領域抽出装置 |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7123503A patent/JP2768308B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08315137A (ja) | 1996-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980310 |