JP2767178B2 - レール - Google Patents

レール

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JP2767178B2
JP2767178B2 JP4335067A JP33506792A JP2767178B2 JP 2767178 B2 JP2767178 B2 JP 2767178B2 JP 4335067 A JP4335067 A JP 4335067A JP 33506792 A JP33506792 A JP 33506792A JP 2767178 B2 JP2767178 B2 JP 2767178B2
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新市 丸田
一彦 藤本
亨 池田
進 安藤
俊雄 船迫
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Kajima Corp
Uemura Engineering Co Ltd
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、推進工法において函体
等の移動する構造物上に敷設するレールに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート函体を地中に押進めてトン
ネル状の地中構造物を築造する推進工法の一つとして、
図7に示すような無限自走前進工法が知られている。こ
れは、特公昭53- 6453号公報にもあるように、多数(3
個以上)のコンクリート函体21を並べ、この函体21間に
推進ジャッキ22を配設する。
【0003】また、先頭の函体21の先端にフード状の刃
口23を取付け、これら全函体21を貫通するようにPC鋼
線24を配設し、その端部には定着具25と牽引ジャッキ26
を設置する。各函体21は最後尾のものを除いて後端にフ
ード状のスカート27を設け、このスカート27を後方に続
く函体21の前端と摺動自在に係合させる。
【0004】このようにして刃口23の部分を掘削し、先
頭の函体21からその後方の函体21との間に仕込んだ推進
ジャッキ22のストロークを伸ばして一定量ずつ前進さ
せ、全函体21が一定量前進したならば、また、先頭から
同じ動作を繰り返す。その場合、先頭の第1の函体21を
前進させるには定着具25と牽引ジャッキ26をフリーと
し、後方の函体21の自重と土圧による摩擦抵抗を反力と
して、第1の函体21と第2の函体21との間の推進ジャッ
キ22を作動させる。
【0005】次いで、第2の函体21の前進は、定着具25
と牽引ジャッキ26をPC鋼線24に固定し、牽引ジャッキ
26を作動してPC鋼線24を緊張させ、第1の函体21と第
3の函体21を反力に第2の函体21と第3の函体21間の推
進ジャッキ22により行う。
【0006】第3の函体21の前進は、第1の函体21と第
2の函体21を反力に、牽引ジャッキ26を作動してこれで
牽引する。
【0007】しかし、このような推進工法で、各函体相
互間にそれぞれ推進ジャッキ22を配設するのでは、推進
ジャッキ22の数が非常に多くなりコスト高となるととも
に、各推進ジャッキ22を前後する函体21の何れか一方に
取付けて支承する構成も必要となる。
【0008】そこで、図8に示すように縦列に並ぶコン
クリート函体21の内部で底板上にレールを架設し、この
レール28を走行する台車29に推進ジャッキ22を水平かつ
上下動自在に設けることが考えられる。
【0009】このようにすれば、推進ジャッキ22は自走
台車29で函体21内を自由に移動できるものであり、必要
個所となる函体21間の所まで移動して、水平移動させて
水平方向の位置を合わせ、また、推進ジャッキ22を上方
および下方に移動させれば、該推進ジャッキ22を函体21
間の適宜位置にセットでき、推進ジャッキ22の数を必要
最少限ですますことができ、低いコストとすることがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、多数の函
体21間にジャッキ22を仕込み、ジャッキ22のストローク
を先頭の函体21から伸ばして尺取り虫のようにして函体
を地山の中に押し込んでいく工法では、函体21の推進量
は約30cm以上であるが、このように順次に移動する函体
21のように構造物間の距離が一定長ずつ変化する物の上
にレール28や台車29のごとき軌道装置を設置する場合
は、これに対応させてレール28の長さも変化させる必要
がある。
【0011】ところで、途中に伸縮部を有するレールと
して、従来は、例えば温度変化に対応するものとしてレ
ールを斜めにカットし、スライドさせることで変化量の
調節を図るものはある。
【0012】温度による変化量は微量であるため、伸縮
量も僅かである。このため、函体のように約30cmも移動
する構造物の上に敷設するレールに前記従来の技術を適
用することは困難であり、かかる場合はレールを敷設し
直す等の手段によることとなり、作業性がよくなかっ
た。
【0013】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、間隔を存して連続的に並べる函体のように約30cmも
の伸縮距離で先頭のものから順番に繰り返し移動する構
造物の上にレールを敷設する場合、構造物間の伸縮に対
応して自動的に伸縮し、作業性の向上を図ることのでき
るレールを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、個別に移動する構造物に固定されるレールの
途中に伸縮部を設ける場合に、各構造物に固定されるレ
ールを別体に構成し、両レールの端部に長手方向に半分
に切断し左右いずれか一方の半分を切除した形状のレー
ル材を設け、該レール材を構造物の端部よりやや内側で
長さ方向に摺動自在に接合して伸縮部を形成したことを
要旨とするものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、各構造物に固定されるレール
の端部に形成したレールの長手方向に半分に切断し左右
いずれか一方の半分を切除した形状のレール材が接合す
ることで、レールの固定部分と同様の形状が収縮部に形
成され、この上を軌道装置の車輪が走行可能となる。一
方の構造物が移動して構造物間の距離が変化した場合
は、両レールのレール材の個所が互いに摺動し、構造物
の移動ストロークだけ伸縮部が伸張し、他方の構造物が
これに追従して移動すれば、伸縮部もその分だけ収縮す
る。そして、伸縮部が伸長した状態ではレール材相互が
ずれることによりレールに断面欠損を生じて強度が弱く
なるが、この伸縮部は構造物の端部よりやや内側に位置
しており伸ばした状態でも構造物の端部よりも内側にあ
ることから、この上を軌道装置が走行してもかかる軌道
装置の荷重を構造物の内面に伝えることができるのでか
かる軌道装置を安定して支えることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のレールの収縮状態を示す平面
図、図2は同上伸張状態の平面図で、本発明のレールは
順次に移動する函体のような構造物1,2の上に跨がっ
て敷設するもので、レール3とレール4とで構成する。
【0017】レール3は構造物1の上部に固定して敷設
するもので、左端を構造物1の進行方向の端近くに位置
させ、右端を構造物1の右端よりやや内側に位置させ
る。レール3の本体部の基本構造は図1のA−A線断面
図として図3に示すように、従来周知の構造である下部
のプレート5と上部の角鋼6とで構成し、アンカーボル
ト9で構造物1に固定される枕材7上にレール押さえ8
でプレート5を固定する。
【0018】レール3の右端は図1のB−B線断面図と
して図4に示すように前記角鋼6及びプレート5を縦方
向に半分に切断し左半分を切除した形状のレール材11a
に形成する。この場合、角鋼6aは角鋼6の半分の径に
形成し、プレート5aは強度を考慮してプレート5とほ
ぼ同径に形成し、さらに場合によって補強リブ10aを設
ける。そして、このレール材11aも本体部と同様にして
枕材7上にレール押さえ8で固定する。このようにして
レール3は構造物1上に固定される。
【0019】レール4は構造物1,2間に跨がって敷設
するもので、右端を構造物2の進行方向の先端、すなわ
ち左端に固定し、左側の約半分を構造物1に取り付けて
レール3に連続させる。レール4の本体部の基本構造は
前記レール3の場合と同様、プレート5と角鋼6とで構
成し、構造物2への固定部は枕材7に対してレール4が
水平方向に回動できるようにピン12によるヒンジ構造と
した。
【0020】構造物1側に敷設されるレール4の本体部
は構造物1にアンカーボルト9で固定した枕材7上に摺
動自在に設置される。
【0021】レール4もレール3の右端と同様、図4、
図5に示すように角鋼6及びプレート5を縦方向に半分
に切断し半分を切除した形状のレール材11bに形成す
る。この場合、角鋼6bは角鋼6の半分の径に形成し、
プレート5bは強度を考慮してプレート5とほぼ同径に
形成し、さらに場合によって補強リブ10bを設ける。そ
して、このレール材11bを枕材7上にレール押さえ8で
摺動自在に設置し、構造物1の右端よりやや内側に位置
するレール3側のレール材11aの側面と摺動自在に接合
して、る角鋼6a,6bとの組み合わせで角鋼6と同様
の形状になるような伸縮部に構成した。図中13は軌道装
置の車輪を示す。
【0022】次に動作について説明する。図1はレール
材11a,11bの側面が互いにほぼ全面接しており、レー
ル3,4は収縮状態にある。この状態から先端の構造物
1が一定距離、例えば30cm推進すると、これに伴い、構
造物1上に固定してあるレール3も前進する。この時、
他方の構造物2は移動しないから、レール4は前進せ
ず、レール3側のレール材11aのみが他のレール4のレ
ール材11bの側面と摺動しながら前進し、図2に示すよ
うにレール材11aとレール材11bとの接触面が少なくな
ってレールは全体として伸張する。この時、構造物1上
でレール4を支持している枕材7は構造物1の前進に伴
い、レール4と摺動しながら前進する。
【0023】この状態から、次に先端の構造物1は移動
させず、後続の構造物2のみを推進すると、レール4の
端は構造物2に固定されているので、構造物2の前進に
伴いレール4のレール材11bが構造物1上の枕材7の上
でレール材11aと摺動しながら前進し、両レール材11
a,11bの接触面が大きくなってレールは全体として収
縮する。
【0024】なお、構造物1,2をそれぞれ個別に推進
させる際、進行方向が横に多少ずれても、一方のレール
4の端部をピン12によりヒンジ構造にしてあるから、レ
ール4が横方向に回動し、他のレール3との摺動部を形
成するレール材11a,11bの接合面が離れることを防止
できる。
【0025】以上のようにして構造物1,2の推進に伴
い、それぞれの構造物1,2に固定したレール3,4も
自動的に収縮しながら前進する。そして、収縮部はレー
ル3,4が接合している状態では本体部と同様の形状に
形成されるから、レール3,4上の軌道装置の車輪13の
走行が妨げられることもない。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明のレールは、間
隔を存して連続的に並べる函体のように、約30cmもの伸
縮距離で先頭のものから順番に繰り返し移動する構造物
の上にレールを敷設する場合、構造物間の伸縮に対応し
て自動的に伸縮し、作業性の向上を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレールの実施例を示す収縮状態の平面
図である。
【図2】本発明のレールの実施例を示す伸張状態の平面
図である。
【図3】本発明のレールの実施例を示す図1のA−A線
断面図である。
【図4】本発明のレールの実施例を示す図1のB−B線
断面図である。
【図5】本発明のレールの実施例を示す図1のC−C線
断面図である。
【図6】本発明のレールの実施例を示す図1のD−D線
断面図である。
【図7】無限自走前進工法を示す側面図である。
【図8】無限自走前進工法での前進装置の一例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1…構造物 2…構造物 3…レール 4…レール 5,5a,5b…プレート 6,6a,6b
…角鋼 7…枕材 8…レール押さ
え 9…アンカーボルト 10a,10b…補
強リブ 11a,11b…レール材 12…ピン 13…車輪 21…函体 22…推進ジャッキ 23…刃口 24…PC鋼線 25…定着具 26…牽引ジャッキ 27…スカート 28…レール 29…台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 進 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番15号 鹿島建設株式会社 大阪支店内 (72)発明者 船迫 俊雄 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番15号 鹿島建設株式会社 大阪支店内 (56)参考文献 特開 昭53−47608(JP,A) 実開 昭61−169101(JP,U) 特公 昭53−6453(JP,B2) 特公 平2−20761(JP,B2) 特公 昭57−50882(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/06 311 E01B 23/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別に移動する構造物に固定されるレー
    ルの途中に伸縮部を設ける場合に、各構造物に固定され
    るレールを別体に構成し、両レールの端部に長手方向に
    半分に切断し左右いずれか一方の半分を切除した形状の
    レール材を設け、該レール材を構造物の端部よりやや内
    側で長さ方向に摺動自在に接合して伸縮部を形成したこ
    とを特徴としたレール。
JP4335067A 1992-11-19 1992-11-19 レール Expired - Fee Related JP2767178B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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