JP2766979B2 - 遊技設備 - Google Patents

遊技設備

Info

Publication number
JP2766979B2
JP2766979B2 JP62130086A JP13008687A JP2766979B2 JP 2766979 B2 JP2766979 B2 JP 2766979B2 JP 62130086 A JP62130086 A JP 62130086A JP 13008687 A JP13008687 A JP 13008687A JP 2766979 B2 JP2766979 B2 JP 2766979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
data
management device
packet
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62130086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63292986A (ja
Inventor
吉平 新山
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sofia Inc
Original Assignee
Sofia Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sofia Inc filed Critical Sofia Inc
Priority to JP62130086A priority Critical patent/JP2766979B2/ja
Publication of JPS63292986A publication Critical patent/JPS63292986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2766979B2 publication Critical patent/JP2766979B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパチンコ機あるいはアレンジボール、スロッ
トマシン等の遊技装置を用いた遊技設備に関し、特に記
憶媒体が用いられることに関連して遊技が可能となるよ
うにされた遊技設備に利用して有効な技術に関する。 [従来の技術] 近年、カード状の記憶媒体を媒介として遊技を行なう
ようにした代表的な例としてカード式のパチンコ遊技シ
ステムが提唱されている。カード方式は、遊技客が記憶
媒体であるカードのみを持ち歩けばよく、落下し易いパ
チンコ球を大量に持ち運ぶ手間を軽減することができる
という利点がある。従来提案されているカード式パチン
コ遊技システムには、大きく分けると次の2つの方式が
ある。 第1の方式は、カードの発行に際して購入金額に対応
した持玉数データをカードに記憶し、この持玉数データ
の範囲内でパチンコ遊技を行ない、遊技過程において増
減した持玉数データをカードに記憶するというものであ
る(特公昭47−42227号参照)。 カード方式の第2の方式は、カードの購入の際にコー
ド番号だけを記録したカードを発行し、持玉数は集中管
理装置に記憶し、カードをパチンコ機のカード読取装置
に挿入することによって記憶された持玉数を呼び出して
遊技を行なえるようにするものである。その場合、カー
ド発行時に購入金額をすべて持玉に変換し、その持玉数
を管理装置側に記憶するようになっていた(実公昭61−
32709号、特公昭51−17106号参照)。 [発明が解決しようとする問題点] 上記従来のカード状の記憶媒体を媒介として遊技を行
うようにした記憶媒体式のパチンコ遊技システムにあっ
ては、パチンコ機自身に、カードリーダを有しているの
でコスト高になってしまう。また、一旦カードを購入す
ると、購入金額分がすべて玉数となってしまう。つま
り、パチンコ遊技は往々にして運・不運に左右され、運
が良ければわずかな投資であっても大量の賞品球を獲得
することができるため、多額の玉数分のカードを購入す
ると無駄になってしまう場合もある。 この発明の目的は、遊技装置を、記憶媒体読取装置を
有する制御ユニットと遊技を提供する遊技機本体とから
構成し、制御ユニットに比較的高価となる記憶媒体読取
装置を備えることで、入れ替え需要の高い遊技機本体と
は別個に構成することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、所要の情報を有する記憶媒体(カードCD)
が用いられることに関連して所要の遊技が実行可能とさ
れる遊技装置(遊技機本体110と制御ユニット160とによ
り構成されるパチンコ機100)と、記憶手段(主記憶装
置M−MEM)を有する管理装置(400)とを備えた遊技設
備において、上記遊技装置は、上記記憶媒体の情報を読
み取り可能な記憶媒体読取装置(カードリーダ180)
と、少なくとも該記憶媒体読取装置を制御可能な制御手
段(例えばユニットコントローラ190)とを備えた制御
ユニット(160)と、上記記憶媒体の有する金額情報か
ら所望の遊技媒体に変換させる指令を与える変換操作手
段(購入スイッチ113)と、上記記憶媒体読取装置より
上記記憶媒体を排出させる指令を与える排出操作手段
(終了スイッチ114)とを備えた遊技機本体(110)と、
から構成され、上記制御ユニットと上記管理装置とが伝
送手段(例えばローカルエリアネットワーク)によって
データ伝送可能に構成され、上記管理装置は、受信した
記憶媒体の識別符号に基づいて当該記憶媒体の少なくと
も金額情報を上記記憶手段に記憶媒体ごとに記憶するよ
うに構成されてなるようにしたものである。 〔作用〕 上記した手段によれば、遊技装置を制御ユニットと遊
技機本体とにより構成し、制御ユニットに比較的高価と
なる記憶媒体読取装置を備え、入れ替え需要の高い遊技
機本体とは別個に構成したので、遊技店において遊技機
本体を新規な遊技機本体に入れ替える場合においても、
記憶媒体読取装置を制御ユニットとして遊技店の設備側
に残すとこができるので、コストの比較的安価な遊技機
本体を提供することができ、新規な遊技機本体の入れ替
えに要するコストを低減して遊技店の負担を軽減するこ
とができるようになる。 また、遊技装置と管理装置とを伝送手段によってデー
タ伝送可能に構成し、管理装置の記憶手段によって記憶
媒体の識別符号に基づいて少なくとも記憶媒体の金額情
報を記憶するようにしたので、管理装置によって記憶媒
体の情報を正確に把握することができ、遊技店において
記憶媒体の売り上げ等の営業結果を速やかに得ることが
可能になる。 更に、記憶媒体ごとに識別符号を付与することによ
り、記憶媒体のコピー等による不正行為の防止にも役立
ち、これによって不正記憶媒体が遊技装置等に使用され
ることを回避して遊技店が不利益を被ることも防止する
ことが可能となる。 [実施例] 第1図に本発明を適用した遊技設備を構成するカード
式遊技装置の代表的な例としてパチンコ遊技システムの
一実施例を示す。 この実施例のパチンコ遊技システムは、遊技装置とし
てのパチンコ機100と、各パチンコ機における遊技を開
始させるためローカルな有価価値を有する記憶媒体とし
てのカードCDを発行する記憶媒体発行装置としての発行
機200と、遊技の結果得られた賞品球および遊技に使用
せずに残った購入金を精算するための記憶媒体精算装置
としての精算機300と、上記各種端末機を集中的に管理
し、制御する管理装置400と、この管理装置400と各端末
機を有機的に結合するデータ伝送路500とからなり、こ
れらによって、有機的結合体が構成される。この有機的
結合体は、上記カードCDによってのみ介入が可能とさ
れ、かつ有機的結合体によってのみカードの運用とその
有価データの変換が可能となっている。そのため、有機
的結合体の各構成要素たるパチンコ機100、発行機200、
精算機300および管理装置400には、それぞれカードドラ
イバ(カードリーダとカードライタ)が設けられている
とともに、カードの情報および各端末機の情報は、管理
装置400の記憶装置内にファイルの形で記憶されるよう
になっている。 次に、上記有機的結合体の各構成要素についての具体
的な説明に入る前に、本実施例のシステムに使用される
カードについて説明する。 本実施例のシステムに使用されるカードCDは、例えば
第2図(A),(B)に示すように、使用可能なエリア
すなわち遊技店名HALLや購入金額AM、カード挿入方向DI
R、発行年月日DATE等遊技客にとって必要な情報および
破損カードの復活の際に必要な発行通し番号n等が、カ
ードCDの表面に印刷されている。さらに、購入金額をす
べて使い切り、かつ持玉数が零になった場合には、×印
のようなカード無効表示INVも印字されるようになって
いる。 一方、カードCDの裏面は、磁性材が全面に塗布された
磁気面とされており、この磁気面にはカード挿入方向に
沿って3つのブロックBL1,BL2,BL3が設けられ、これら
のブロックの各々に同一情報が重複して記録され、再生
の際に多数決原理でデータが決定されるようになってい
る。しかもこの実施例のカードの磁気面に記録される情
報は、カードの使用エリアを特定するための識別コード
と、カードの有効期間を示すための発行年月日と、発行
通し番号nから適当な関数もしくは変換方式を使って得
られる識別符号としてのカード番号と、エラー検出用の
チェックコードのみであり、購入金額や持玉数は記録さ
れないようになっている。これらは、上記カード番号に
よって管理装置400のデータファイルからリアルタイム
で引出し可能な構成にしてある。これによって、カード
のコピーによる不正を防止し、かつ不正による被害を最
小限にとどめることができる。つまり、カードがコピー
されてもデータファイル内に登録されている購入金額と
獲得玉数以上の被害は生じないので、カードをコピーす
るのは全くの無駄な行為となる。 さらに、上記カードを使い捨て方式とすることによ
り、カード回収設備を不用にしてシステムの簡略化およ
びカードの管理を容易にするとともに、使い捨てに伴う
経費節減を図るため、カードの大きさを縦86mm横54mmの
スタンダードとし、かつカードの材質として紙を選択し
てある。 第3図に上記カード発行機200の構成例を示す。 この実施例のカード発行機200は、カード購入のため
の紙幣を識別する紙幣識別装置210と、購入金に対応し
た金額を印刷し、カード番号を記録するカードリーダラ
イタ220と、つり銭を排出するための残金払出装置230
と、各種表示器241〜245および、発行機200全体の制御
を行なう制御ユニット250等により構成されている。 上記紙幣識別装置210に対応して、前面パネル201には
紙幣挿入口211と、購入金額選択スイッチ群212および金
額表示器213が設けられている。従って、遊技客は、先
ず紙幣挿入口211より紙幣を投入して、選択スイッチ群2
12の中から所望の購入金額に対応するスイッチを押圧す
る。すると、金額表示器213に投入金額が表示され、所
望の購入金額に相当するカードが上記カードリーダライ
タ220のカード排出口202より発行される。また、上記金
額選択スイッチ群212は、各々ランプ内蔵型スイッチで
構成されており、スイッチを操作すると対応する内蔵ラ
ンプが点灯されるようになっている。そして、投入され
た紙幣は、紙幣収納タンク214内に回収される。 カードリーダライタ220は、カードタンク221内にスト
ックされている白紙状態のカードを1枚ずつ取り出し
て、表面に購入金額と、発行年月日および管理装置400
より付与される発行通し番号nを印刷するとともに、カ
ード裏面の磁気面に制御ユニット250により演算された
カード番号および識別コード(店コード)、発行年月日
コード、チェックコードを記録して、前面パネル201に
設けられたカード排出口202より排出する。上記発行通
し番号nは、カード発行機200からカード購入の申込を
受けた管理装置400が、自己の制御下にある複数のカー
ド発行機からの購入申込みに対し、その受付け順に発行
通し番号nを決定し、各カード発行機に付与する番号で
あって、カードのコピーによる不正を防止するため、カ
ードの磁気面には、上記発行通し番号nに対して所定の
関数f(n)を用いた演算もしくはビットの並び換え等
のコード変換処理を行なって得られたコードをカード番
号として記録するようになっている。上記発行通し番号
nからカード番号の算出を可能にするため、管理装置40
0の制御プログラムには、関数f(n)もしくはコード
変換手続きが予め与えられているともに、カードから読
み出されたカード番号と発行通し番号nとの一致を確認
するために逆関数もしくは逆変換手続きが用意されてい
る。 第4図(A)に上記カードリーダライタ220の構成の
概略を示す。 すなわち、カードリーダライタ220は、カードタンク2
21内からカードを一枚ずつ取り出すカード取出装置222
と、搬送モータ223と、カードの位置検出を行なうカー
ドセンサ224a,224bと、カード番号等の記録用磁気ヘッ
ド225と、印字装置(マーキング装置)226とにより構成
されている。また、実施例のカードライタは、ベリファ
イ機能すなわち書込みデータのチェックを行なうため、
再生ヘッド227を有しており、上記各駆動手段は、セン
サの検出信号に基づいて制御基板(コントローラ)228
によって制御され、カードへの記録、印字、排出を行な
う。 一方、紙幣挿入口211より挿入され、金額選択スイッ
チ212により購入金額が決定され、残金が生じたとき
に、それを払い戻すための残金払出装置230は、紙幣を
ストックしておく紙幣タンク231を備えており、残金に
相当する紙幣を前面パネル201に設けられた紙幣排出口2
32により排出するように構成されている。 さらに、上記カード発行機200の前面パネル201には、
カード発行可能な状態にあることを示す発行中ランプ24
1、カード発行不能状態を示す発行中止ランプ242、紙幣
挿入口211より投入された紙幣でタンク214が満杯になっ
たことを知らせる紙幣プールオーバ表示器243、カード
タンク221内の未発行カードが空になったことを知らせ
るカード不足表示器244、残金払出装置の紙幣タンク231
内のストック紙幣がなくなったことを知らせるつり銭不
足表示器245が設けられている。また、上記状態を検出
して対応する表示器を点灯させるため、紙幣タンク214,
231およびカードタンク221にはセンサ261,262,263がそ
れぞれ設けられている。 さらに、この実施例のカード発行機200には、遊技店
に設置される複数(数10台)の発行機200の各々を区別
して、特定のカードを発行した発行機を管理装置400に
おいて把握できるようにするため台番号設定器205が内
部に設けられており、この設定器205により設定された
台番号は管理装置400に送られて、データ通信の際の伝
送アドレスの生成および各発行機ごとのデータファイル
の作成に供される。 なお、特に限定されないが、設定器205によって設定
される台番号と同じ番号が、発行機の前面パネル201の
上部に付着された銘板206に表示されるようになってい
る。 第5図には、上記のごとく構成されたカード発行機20
0の制御システムの構成例が示されている。 なお、同図において、符号L1〜L5で示されているの
が、購入金額の選択スイッチ群212に内蔵されたランプ
で、オンされたスイッチに対応するランプが点灯されて
操作ボタンを後方から照明するようになっている。 このシステムでは、第4図(A)に示すカードライタ
220の各構成部品は、CPU(マイクロコンピュータ)のよ
うなコントローラ228によって制御され、このコントロ
ーラ228および発行機に設けられた各種センサや表示
器、紙幣識別器210、残金払出装置230が、同じくマイク
ロコンピュータからなる制御ユニット250内のユニット
コントローラ251によって制御されるようになってい
る。 ユニットコントローラ251は、上記構成部品の制御や
カード番号の受信を行なってカード発行処理を実行する
とともに、稼働データを収集し、それをデュアルポート
メモリからなるパラレル通信手段としてのユニットメモ
リ270内の送信データエリアSDAに書き込む。ユニットメ
モリ270に書き込まれた稼働データは、後述の伝送コン
トローラとネットワーク制御手段(NAU)とにより伝送
ケーブル(ネットワーク)を介して管理装置400との間
のデータ交信によって管理装置に送られる。また、管理
装置400から送られて来るデータも一旦ユニットメモリ2
70内の受信データエリアRDAに書き込まれ、ユニットコ
ントローラ251がこれを読み取ることによってデータの
受信が行なわれる。ユニットメモリ270には送信データ
や受信データがメモリ内にあることを相手方のコントロ
ーラに伝えるためのコマンドやステータス情報の入る共
有データエリアCDAが設けられている。 表1、表2および表3に、各々上記ユニットメモリ27
0内の送信データエリアSDA、受信データエリアRDAおよ
び共有データエリアCDAの構成例を示す。 上記表1に示されているホットコードは、システムの
立上りのときに管理装置がユニットメモリ270の送信エ
リア内に、例えば010101‥‥01なるコードを書き込んで
おいて、定期的に管理装置におくって、静電気等のノイ
ズによるRAMデータの破壊の有無をチェックし、送信デ
ータの異常を速やかに検出できるようになっている。 なお、上記表1に示されているモニタ情報1は、表4
に示すようにシステム立上り時のテスト実行中を示すビ
ット、初期値設定/未設定を示すビット、ホットコード
エラーを示すビット、ローカルネットワーク(伝送ケー
ブル500)の異常を示すビット(低層用と高層用の2ビ
ット)、発行機異常を示すビット等により構成されてい
る。 また、モニタ情報2は、表5に示すようにカードライ
タの異常を示すビット、カードの有無を示すビット、同
紙幣タンク内の状態を示すビット、紙幣詰まりを示すビ
ット、紙幣の強制引き抜きを示すビット、残金払出器の
紙幣タンク内の状態を示すビット、残金払出器の異常を
示すビット等により構成されている。 次に、本来の遊技を提供する遊技装置としてのパチン
コ機の構成例について第6図を用いて説明する。 この実施例の遊技装置としてのパチンコ機100は、遊
技機本体110と、遊技機と1対1で対応されて遊技機本
体上方の島設備等に装着され、主としてカードに関する
処理と遊技中の稼働データの収集を司る制御ユニット16
0とにより構成される。 制御ユニット160は、この実施例では遊技機本体110と
別個に構成され、カード挿排口161と、カードの有する
金額を表示する金額表示器162、遊技者の持玉数をディ
ジタル数字で表示する持玉表示器163、複数個のランプ
が一列に整列されてなるアナログ表示器164、係員呼出
し用の呼出しスイッチ165等を前面に有している。上記
アナログ表示器164は、遊技中の持玉数をアナログ的に
表示したり、打止め状態やフリー状態を同時点滅と移動
点滅で表示するのに用いられる。 また、特に限定されないが、制御ユニット160の前面
には、従来はパチンコ機の本体に設けられていた入賞球
発生表示用のセーフランプ166や遊技中であることを示
す遊技表示ランプ167、効果音および警告発生用のスピ
ーカ168が設けられている。さらに、制御ユニット160の
側面の島設備内部に位置される部位には、パチンコ機10
0を管理装置400と切り離した特異状態で、後述のテスト
カードを用いて遊技動作を可能にさせるためのテストス
イッチ171が、またユニット前面には当該パチンコ機に
与えられる台番号を明示する銘板172がそれぞれ設けら
れている。 そして、制御ユニット160の内部には、上記カード挿
排口161に対応して記憶媒体読取装置としてのカードリ
ーダ180が、また台番号の銘板172の後方に台番号設定ス
イッチ173が、さらにこの制御ユニット160全体の制御を
司る制御手段としてのユニットコントローラ190が各々
設けられている。ユニットコントローラ190は、光ファ
イバもしくは同軸ケーブルのような伝送路191によっ
て、遊技機本体110の制御装置150に、また後述の伝送コ
ントローラおよびローカルネットワーク(伝送ケーブ
ル)を介して管理装置400に接続される。カードリーダ1
80は、第4図(A)に示されている発行機用カードライ
タ220と略同じ構成であり(第4図(B)参照)、カー
ドタンク221および記録ヘッド225を省略し、カード取出
装置222の代わりに強制排出装置181を設けた構成にされ
ている。 一方、本実施例の遊技機本体110は、機内に封入され
た遊技球を循環使用する密閉型遊技機として構成されて
おり、封入球を循環させる循環装置120を有している。
また遊技機本体110の下部には、上記封入球を一個ずつ
遊技領域内に発射する発射装置111とその操作ダイヤル1
12および前記カードを使用した遊技の手続きを可能にす
るためにカードCDの有する金額情報から所望の遊技媒体
に変換させる指令を与える変換操作手段としての購入ス
イッチ113、カードリーダ180よりカードCDを排出させる
指令を与える排出操作手段としての終了スイッチ114、
中断スイッチ115が設けられている。遊技領域の構成は
従来のものと同じである。購入スイッチ113は、カード
挿排口161へのカードの挿入を前提としてカードの有す
る金額の範囲内で、200内等の単位でこれを遊技球に変
換するための指示スイッチで、変換された遊技球が持玉
数となる。持玉数は持玉表示器163に表示され、打球発
射装置により遊技球一つ発射されるごとに持玉数が一つ
減算され、入賞球が発生すると賞品球数の分だけ加算表
示される。尚、本実施例のように所望の遊技媒体は必ず
しも持玉数データとしての持玉数にすることなく、所望
の遊技媒体としての遊技球に変換するものであっても良
い。終了スイッチ114は遊技者が遊技を終了させたくな
ったとき(遊技台を変更したい場合を含む)にいつでも
これをオンさせることで、使用中のカードを制御ユニッ
ト160より排出させることができる。そのときユニット
コントローラ190はその時点で遊技客の持玉数(購入玉
と獲得球の和)を、管理装置400のファイル内に登録し
てからカードを挿排口161より排出する。また、中断ス
イッチ115は、遊技者が現在遊技中の遊技機での遊技を
止める意思はないが、休憩のため一時的に遊技を中断さ
せるために使用するスイッチで、このスイッチが操作さ
れると、ユニットコントローラ190は一旦カードを排出
して再び同一カードが挿入されるまで待機状態となり、
その間他のカードを受け付けないようになる。なお、上
記各スイッチのうち購入スイッチ113と中断スイッチ115
はランプ内蔵型で、持玉数が「0」になると購入スイッ
チ113内のランプが点滅されるとともに、中断スイッチ1
15が押されると中断が解除されるまで内蔵ランプが点灯
される。 第7図に遊技機本体110の裏面の構成例を示す。 遊技盤101前面の遊技領域内に設けられた入賞領域に
対応して遊技盤を貫通するように形成された複数の入賞
球導出孔121を覆う入賞球集合樋122が、遊技盤101の裏
面に取り付けられている。入賞球集合樋122の底壁は中
央に向かって下り傾斜されて案内棚122a,122bとされ、
その流下端部に第1誘導樋123が接続されており、入賞
球集合樋122内に流入した入賞球は、案内棚122a,122b上
に流下して集合され、第1誘導樋123を流下する途中で
セーフセンサ131により検出される。また、遊技領域の
下部に設けられたアウト穴102に対応して遊技盤の裏面
には、回収樋124が設けられており、この回収樋124の終
端は上記第1誘導樋123の終端部に合流されている。さ
らに、この実施例では遊技領域に設けられた大型の変動
入賞装置に入賞した遊技球を回収する第2誘導樋125が
設けられ、この第2誘導樋125の終端は上記回収樋124の
終端部に合流されている。上記回収樋124および第2誘
導樋125には、アウトセンサ132とセーフセンサ133が設
けられていて、そこへ流入した遊技球を検出する。第1
誘導樋123と第2誘導樋125とを設けることにより、それ
ぞれの入賞領域に入賞して得られる賞品球数を異ならせ
て遊技者に提供することができる。 そして、上記各樋の合流部は、連通口127にて、回収
した遊技球を打球発射装置111まで案内する案内樋126の
途中に連通されている。 上記案内樋126は、第8図に示すように、打球発射装
置111によって発射された遊技球を、遊技領域上部まで
案内する円弧状のガイドレール103の途中に設けられた
ファール球取込口104に接続された樋であり、ファール
球、セーフ球(入賞球)およびアウト球は、すべて最終
的にこの案内樋126によって回収され、打球発射装置111
まで誘導される。案内樋126の途中には、ファール球取
込口104より回収された遊技球を検出するファールセン
サ134、案内樋に回収された遊技球を整列させる球ナラ
シ105、封入球を外部へ抜き取るための玉抜きレバー106
が設けられている。ファールセンサ134により検出され
た球は持玉数に再び加算され、実際に遊技領域に打ち込
まれた打球数が正確に計数される。また、ガイドレール
103の始端部には打球発射装置111により発射された打球
を検出するための発射センサ135,136が設けられ、空打
ちを発射球として計数しないようになっているととも
に、発射センサ135側から発射センサ136側への打球の移
動をもって発射数として計数している。また、この逆と
して発射センサ136側から135側への打球の移動を検出し
た場合には、戻り球(ファール球)として計数する。玉
抜きレバー106は、案内樋126の底壁の一部を構成するよ
うに設けられた回転可能な回動プレート107の回転を阻
止して遊技球を打球発射装置側へ供給させ、レバー106
を第9図(A)のごとく上方へスライドさせると回動プ
レート107が自重で下方へ回動して案内樋126内の遊技球
を排出するように構成されている。 一方、案内樋126の下端には、第9図(B)に示すご
とく玉受け部128aを有する玉送り128が揺動可能に取り
付けられており、これが揺動することにより案内樋126
内の遊技球を一個ずつ分離してガイドレール103の発射
始端位置に移動させるようになっている。玉送り128
は、打球発射装置111の発射杆111aに連動して上方へ回
動される。案内樋126とガイドレール103の始端部との境
界には分離壁109が形成されており、玉送り128が上方へ
回動されると、先端の玉受け部128aに係合している遊技
球が一つだけ分離壁109を乗り越えることにより、球の
移動が行なわれる。なお、玉送り128内には円柱状のウ
ェイト129が内蔵されており、このウェイトの自重によ
って玉送り128の回動復帰が円滑に行なわれる。 第10図にパチンコ機100の制御システムの構成例が示
されている。 このシステムにおいては、カードリーダ180の各構成
部品たるカードセンサ224a、磁気ヘッド225、穿孔装置2
27および搬送用モータ223は、コントローラ188によって
制御される。そして、このコントローラ188および制御
ユニット160に設けられた各種スイッチ165,171,173や表
示器162,163,164,166,167、スピーカ168は、同じくマイ
クロコンピュータからなるユニットコントローラ190に
よって制御されるようになっている。 また、特に制限されないが、この実施例では光ケーブ
ル191を介して、遊技機本体110の制御装置150や各種セ
ンサ、表示器等が上記ユニットコントローラ190に接続
される。光ファイバケーブルによる通信を可能にするた
め、パラレルデータとシリアルデータの変換を行なう並
−直列変換器や電気信号と光信号との交換を行なう光−
電変換器等からなる光多重データリンク(インタフェー
ス)192と193が、ユニットコントローラ190と光ファイ
バケーブル191との間および光ファイバケーブルと制御
装置150との間に設けられている。 なお、光ファイバケーブル191をユニットコントロー
ラ190とパチンコ機の制御装置150との間のデータ通信に
使用することにより、従来パチンコ機の裏側にて複雑に
配設されていた多数の配線をすっきりさせ、保守、管理
を容易にするとともに、誤った配線接続を防止すること
ができる。 第11図に遊技機本体110の制御システムの構成例が示
されている。 上記光多重データリンク193および光ケーブル191を介
してユニットコントローラ190の制御下には、上記制御
装置150とともに、打球発射装置111と購入スイッチ113
内蔵の購入可表示ランプ113a、中断スイッチ115内蔵の
中断表示ランプ115aがドライバ195を介して設置されて
いる。また、購入スイッチ113や遊技終了スイッチ114、
中断スイッチ115からの信号が光多重データリンク193お
よび光ファイバケーブル191を介して、前記ユニットコ
ントローラ190に伝送される。 上記制御装置150もマイクロコンピュータにより構成
されており、この制御装置150には、発射センサ135,136
およびセーフセンサ131,133、ファールセンサ134、アウ
トセンサ132からの検出信号に入力されており、これら
の信号に基づいて入賞球やファール球、アウト球等を判
定してユニットコントローラ190に知らせる。 一方、ユニットコントローラ190は、これらの遊技球
に関する検出信号や購入スイッチ113からの信号等に基
づいて、出玉数、アウト玉数、持玉数、売上金額等の稼
働データを演算したり、パチンコ機に関する稼動情報
(遊技状態)やモニタ情報等を生成し、それらをデュア
ルポートメモリからなるユニットメモリ170の送信デー
タエリアSDAに書き込む。 ユニットメモリ170に書き込まれた稼働データ等は、
後述の伝送コントローラによる管理装置400との間のデ
ータ交信によって管理装置に送られる。また、管理装置
400から送られてくるデータも一旦ユニットメモリ170内
の受信データエリアRDAに書き込まれ、ユニットコント
ローラ190がこれを読み取ることによってデータの受信
が行なわれる。ユニットメモリ170には送信データや受
信データがメモリ内にあることを相手方のコントローラ
に伝えるためのコマンドやステータス情報の入る共有デ
ータエリアCDAが設けられている。 表6、表7および表8に、各々上記ユニットメモリ17
0内の送信データエリアSDA、受信データエリアRDAおよ
び共有データエリアCDAの構成例を示す。 なお、表6において示されているモニタ情報1は、表
9に示すようにシステム立上り時のテスト実行中に示す
ビット、初期値設定/未設定を示すビット、ホットコー
ドエラーを示すビット、ローカルネットワーク(伝送ケ
ーブル500)の異常を示すビット(低層用と高層用の2
ビット)、遊技機異常を示すビット等により構成されて
いる。また、モニタ情報2は、表10に示すようにカード
リーダの異常を示すビットを有している。 さらに、稼働情報は、表11のごとく打止め状態を示す
ビット、遊技中断中であることを示すビット、通信異常
あるいは不正検出等に基づく管理装置もしくはコントロ
ーラにより強制終了状態を示すビット、遊技中であるこ
とを示すビット、遊技機が遊技客のついていないフリー
状態にあることを示すビット等により構成されている。 上記表11より、実際のパチンコ機の状態は、 フリー状態が、 0000000000000001 遊技中が、 0000000000000010 強制終了受信時が、 0000000000000100 中断時が、 0000000000001000 打止発生時が、 0000000000010000 で表わされる。 第12図に、前述した精算機300の構成例を示す。 この実施例の精算機300は、挿入されたカードCDのカ
ード番号を読み取るカードリーダ310と、そのカードに
ついて使用されずに残った未購入金額に相当する金額を
払い戻すための残金払出装置としての紙幣払出装置320
および硬貨払出装置326と、遊技により獲得した持玉数
を印刷したシートを発行するプリンタ330と各種表示器3
40〜342および、精算機300全体の制御を行なう制御ユニ
ット350等により構成されている。 上記カードリーダ310に対応して、前面パネル301には
カード挿入口311と、獲得した賞球数(持玉数)を表示
する玉数表示器312および未購入金額を表示する金額表
示器313が設けられている。遊技客が、先ずカード挿入
口311よりカードを投入すると、カードリーダ310がカー
ド裏面の磁気面に記録されているカード番号を読み取っ
て管理装置400に送り、そのカードに関するデータを受
け取る。そして、金額表示器313に未購入金額が表示さ
れるとともに、玉数表示器312に獲得玉数が表示され、
挿入されたカードはマーキング装置により、無効印の印
刷もしくはパンチングがなされてからカード収納タンク
314内に回収(没収)される。 これによって精算済カードの悪用が防止される。カー
ドリーダ310の構成は、カード発行機200のカードライタ
220(第4図(A)参照)とほぼ同一であり、カードタ
ンク221とカード取出し装置222および記録用磁気ヘッド
225が不要である(第4図C))。 プリンタ330は、ロール状態でストックされている白
紙のシートを引き出して、その表面に発行年月日と、獲
得玉数および未使用残金額さらにはカード来歴等を印刷
し、レシート発行口331より排出する。 これとともに、未購入金額に相当する金銭が残金とし
て紙幣払出装置320および硬貨払出装置326より払い出さ
れる。紙幣払出装置320は、紙幣をストックしておく紙
幣タンク321と紙幣排出口322とからなる。また、精算の
際には1000円未満の端数が生じるので、100円単位の硬
貨を収納する硬貨タンク324と硬貨払出口325とからなる
硬貨払出装置326が設けられている。 さらに、上記精算機300の前面パネル301には、カード
精算中であることを示す精算中ランプ341、カード精算
不能状態を示す精算中止ランプ342、カード挿入口311よ
り投入されたカードでタンク314が満杯になったことを
知らせるカードオーバフロー表示器L11や紙幣払出装置3
20の紙幣タンク321内のストック紙幣がなくなったこと
を知らせる紙幣不足表示器L12、硬貨払出装置の硬貨タ
ンク324内のストック硬貨がなくなったことを知らせる
硬貨不足表示器L13、プリンタ330内のロール紙がなくな
ったことを表示する紙なし表示器L14等からなるモニタ
表示ランプ群340が設けられている。また、上記各状態
を検出して対応する表示器を点灯させるため、カードタ
ンク314、紙幣タンク321、硬貨タンク324、およびプリ
ンタ330にはセンサ361,362,363,364がそれぞれ設けられ
ている。また、硬貨払出装置326には硬貨抜取スイッチ3
27が設けられている。 さらに、この実施例の精算機300には、遊技店に設置
される複数の精算機の各々を区別して、特定のカードの
精算を行った精算機を管理装置400において把握できる
ようにするため台番号設定器305が内部に設けられてお
り、この設定器305により設定された台番号は管理装置4
00に送られて、データ通信の際の伝送アドレスの生成お
よび各精算機ごとのデータファイル作成に供される。 なお、特に限定はされないが、設定器305によって設
定される台番号と同じ番号が、精算機の前面パネル301
の上部に付着された銘板306に表示されるようになって
いる。 第13図には、上記のごとく構成された精算機300の制
御システムの構成例が示されている。 なお、同図において、符号L11〜L14で示されている
が、上記モニタ表示ランプ群340を構成するランプであ
る。 このシステムでは、カードリーダ310を構成するカー
ドセンサ224a,224b、再生ヘッド227、マーキング装置22
6および搬送用モータ223は、CPU(マイクロコンピュー
タ)からなるコントローラ319によって制御され、この
コントローラ319および精算機に設けられた各種センサ
や表示器、紙幣払出器320、硬貨払出装置326、プリンタ
330が、同じくマイクロコンピュータからなる制御ユニ
ット350内のユニットコントローラ351によって制御され
るようになっている。 ユニットコントローラ351は、上記構成部品の制御や
カード番号のチェック、カードデータの受信、表示等を
行なって精算処理を実行するとともに、稼動データを収
集し、それをデュアルポートメモリからなるユニットメ
モリ370内の送信データエリアSDAに書き込む。ユニット
メモリ370に書き込まれた稼動データは、伝送コントロ
ーラによる伝送ケーブルを介した管理装置400との間の
データ交信により管理装置に送られる。また、管理装置
から送られて来るデータも、一旦ユニットメモリ370内
の受信データエリアRDAに書き込まれ、ユニットコント
ローラ351がこれを読み取ることによってデータの受信
が行なわれる。ユニットメモリ370には送信データや受
信データがメモリ内にあることを相手方のコントローラ
に伝えるためのコマンドやステータス情報の入る共有デ
ータエリアCDAが設けられている。 第12、表13および表14に、各々上記ユニットメモリ37
0内の送信データエリアSDA、受信データエリアRDAおよ
び共有データエリアCDAの構成例を示す。 表13に示すようにこの実施例ではカードの来歴データ
も受信して、これを時刻データとともにレシートに印刷
して排出することにより、遊技客に対し信頼度の高い精
算データであることを印象づけることができる。ただ
し、来歴データはカードファイル内に入っている最高20
回までのデータである。 なお、上記表12に示されているモニタ情報1は、表15
に示すようにシステム立上り時のテスト実行中を示すビ
ット、初期値設定/未設定を示すビット、ホットコード
エラーを示すビット、ローカルネットワーク(伝送ケー
ブル500)の異常を示すビット(低層用と高層用の2ビ
ット)、精算機異常を示すビット等により構成されてい
る。 また、モニタ情報2は、表16に示すようにプリンタの
異常を示すビット、カードリーダの異常を示すビット、
硬貨タンク内の状態を示すビット、硬貨払出装置326の
硬貨詰まりを示すビット、硬貨払出機の異常を示すビッ
ト、紙幣払出機の紙幣タンク内の状態を示すビット、紙
幣払出機の異常を示すビット等により構成されている。 次に、前述のごとく構成されたパチンコ機100、カー
ド発行機200および精算機300を統括的に制御するととも
に稼動データをリアルタイムに収集して、停電や故障が
発生しても復旧時に直ちに元のデータ状態を復活させて
システム各部の動作を再開させ、また遊技店の経営に必
要なデータの集計を可能にする管理装置400について説
明する。 第14図に管理装置400の具体的な構成を、また第15図
に管理装置のシステム構成を示す。 管理装置400は、オフィスコンピュータとほぼ同等な
構成とされている。すなわち、中央処理装置CPUや半導
体メモリ(RAM)からなる記憶手段としての主記憶装置
M−MEM、タイマ(カレンダを含む)TMR、通信制御装置
SCC等が格納されたコントロールボックス401と、このコ
ントロールボックス401の上部に設けられた補助記憶装
置としてのフロッピディスク記憶装置402、ハードディ
スク記憶装置403と、収集データ等を印字するためのプ
リンタ404と、メッセージや収集データを表示するCRT表
示装置405と、オペレータが中央処理装置に対し指令や
設定データを与えるためのコンソール406とにより、管
理装置400が構成されている。 上記プリンタ404は、管理装置400のスループットを向
上させるため、印字されるデータを一時的に格納するバ
ッファ404aを備えている。 さらに、この管理装置400には、パチンコ遊技システ
ムに特有なものとして、各端末からシステムにアクショ
ンを起こさせる媒体としてのテスト用カードを発行する
カードリーダライタ407やパチンコ機で発生する“打止
め”等、システムで発生した緊急情報をリアルタイムで
印字する補助プリンタ408が上記コントロールボックス4
01の上部に設けられている。 また、停電発生時に、主記憶装置に揮発的に保持され
ている全ての端末の稼働データや、発行した全てのカー
ドのデータをハードディスク記憶装置403に移して保護
できるようにするため、最低でも10分間程度は管理装置
を動作できるようにする補助電源装置409が、上記コン
トロールボックス401の下方に設けられている。 なお、本実施例においては、主としてパチンコ機とカ
ード発行機、精算機および管理装置からなるシステムに
ついて説明するが、この発明は第15図に破線X,Y,Zで示
すように店内放送装置や景品交換装置、自動販売機等を
も管理装置400の制御下におくようにしたシステムにま
で拡張することができる。特に景品交換装置は、カード
を使って精算機300を通さずに直接景品と交換できるよ
うな方式を容易に適用する可能性がある。 さらに、管理装置400を構成するコンソール406も、本
実施例のパチンコ遊技システムに最も適した独特のキー
構成となっている。 第16図に、コンソール406の構成例を示す。同図
(B)はコンソールの上面すなわちパネル面、同図
(A)はコンソールの背面を示す。 第16図において、421はシステムの各端末に対する営
業開始を指示するための開店スイッチ、422は同じく営
業終了を指示するための閉店スイッチで、閉店スイッチ
421がオンされた後、閉店スイッチ422がオンされるまで
の間、各端末端におけるカードの運用が可能となる。ま
た、423は営業終了後に全端末機の稼動データをフロッ
ピディスク記憶装置402に格納し、管理装置へ動作の停
止を指示するための終了スイッチ、424は破損したカー
ドの復活処理を指示するためのカード復活スイッチであ
る。 なお、上記開店スイッチ421、閉店スイッチ422、終了
スイッチ423およびカード復活スイッチ424の4つのスイ
ッチは、本システムにとって特に重要なスイッチであ
り、システム稼動中安易に操作されるのを防止するた
め、その後方(図では上方)に設けられたキースイッチ
420に連動されており、キースイッチ420を回してオンさ
せた状態でないと各スイッチ421〜424を操作してオンさ
せることができないようになっている。 425,426,427は、通常のパーソナルコンピュータ等の
コンソールに設けられているのと同種のテンキー、リタ
ーンキーおよびデリートキーである。 一方、428はカードに関するデータや各端末の稼動デ
ータ等をCRT表示装置405の画面上に表示させる指令を与
える表示メニュースイッチ、429はCRT表示装置に表示さ
れたデータの消去を要求するCRTクリアスイッチであ
る。また430はカードに関するデータや各端末の稼動デ
ータ等をプリンタ404によって印字させる指令を与える
印字メニュースイッチ、431はプリンタ404による印字の
中止を要求する印字ストップスイッチである。432はパ
チンコ機における打止数や打止モード等の設定を要求す
るための設定スイッチ、433は、設定された打止数の賞
品球が払い出されて打止すなわち遊技継続不能状態にな
っているパチンコ機の打止状態の解除指令を与えるため
の打止解除スイッチ、434は、通信ネットワークの異常
等に伴い正常な制御やデータ収集が不能になった場合、
あるいは遊技客の不正を発見した場合に特定端末もしく
は全端末に対する強制停止を要求するための強制終了ス
イッチ、435は強制停止された端末の停止を解除させる
ための終了解除スイッチ、439は日時設定用スイッチで
ある。また、実施例のコンソール406には、パチンコ機
での打止等緊急事態が発生した場合にオペレータの喚起
を促す音を発生するブザー440と、その発音停止を指示
するブザーストップスイッチ436とが設けられている。 上記各スイッチのうち、図中2重枠で示されているス
イッチ421〜424,432〜436は、ランプ内蔵型のスイッチ
で、これらのスイッチがオンされて対応する処理の実行
中もしくは状態継続中内蔵ランプが点灯される。ただ
し、ブザーストップスイッチ436内のランプは、ブザー
と連動し、ブザー発音中点灯され、ストップスイッチ43
6が押されると消灯する。 さらに、この実施例のコンソール406には、その背面
に、テストカード発行指令を与えるためのテストカード
スイッチ437と、システム導入時に購入玉の交換レート
や店コード、端末機の総台数、入賞球1個当たりの賞品
球数等の設定値の設定要求を行なうためのビルトインス
イッチ438が設けられている。これらのスイッチ437と43
8は、他のスイッチと異なり、通常はほとんど使用しな
いスイッチであり、かつ特定の者(遊技店の支配人等)
が存在を知っていればよいスイッチであるため、コンソ
ールの背面に設けられている。 ここで、上記テストカードについて言及する。既に説
明した構成により明らかなように、この実施例の遊技シ
ステムは、すべての端末機(パチンコ機、カード発行
機、精算機)が管理装置の制御下にあり、カード番号等
のやり取りによって稼動可能な状態に移送するようにな
っており、端末単独では動作不能である。しかるに、パ
チンコ機は使用頻度が高いため、玉詰まりやいわゆるチ
ューリップなどの役物が故障したりすることが多いとと
もに、出玉率の調節のため遊技領域内の釘調整が必要で
ある。その場合、修理や釘調整後に試し打ちを行なうこ
とになるが、システム全体を立ち上がらせてしかも購入
カードによってのみパチンコ機を作動させる方式では非
常に不便である。そこで、本実施例では、前述した各パ
チンコ機の制御ユニット160内のテスト用スイッチ171を
オンさせ、かつ管理装置によって発行された特殊なテス
ト用カードを制御ユニット160のカード挿排口161より挿
入すると、一定の持玉数が与えられてパチンコ機単独で
遊技動作が実行可能になるように構成されている。 なお、管理装置400に設けられたカードリーダライタ4
07は第4図(A)に示すカード発行機内のカードリーダ
ライタ220と略同じ構成である(第4図(D)参照)。
ただし、カード発行機と異なり、内部に白紙カードを有
さず、外部から白紙カードを挿入して所定のコードを記
録する方式を採っているため、カードタンク221やカー
ド取出装置222を持っていない。また、管理装置400によ
り発行される前記テストカードや復活カードは必ずしも
他の一般カードのように使用年月日や番号等を明記する
必要がないので、マーキング装置226も省略してある。
ただしベリファイ用の再生ヘッド227は有している。 上述したようにこの実施例の端末機100,200,300はす
べて管理装置400の管理下に置かれ、管理装置400が起動
されていないと、原則として単独で動作できない。従っ
て、システムの立上り時には管理装置400によってすべ
ての端末機に設置値を与えてイニシャライズを行なう。
しかも、このイニシャライズに先立って、データ伝送を
可能にするため各端末機から台番号を吸い上げて1つ1
つの伝送アドレスを形成する。そして、システム稼動中
はすべての端末機の稼動データをリアルタイムで収集し
て主記憶装置M−MEMに保持するようになっている。 このように、本実施例では管理装置400の取扱うデー
タの量は膨大なものとなる。そこで、実施例ではこれら
のデータをファイル管理により整理して取扱いを容易に
している。 表17に管理装置400によって管理されるデータのファ
イル構成例を示す。 これらのファイルは通常主記憶装置M−MEM内に記録
されるが、すべてのファイルは停電時にハードディスク
記憶装置403にセーブされる。また、端末機に関するデ
ータファイルすなわちパチンコ機ファイル(以下P機フ
ァイルと称する)、発行機ファイルおよび精算機ファイ
ルは、営業終了時にフロッピーディスク記憶装置402に
記憶され、月別の稼動データ集計等に供される。 なお、本実施例における管理装置400では、遊技装置
としての遊技機本体110と制御ユニット160と稼動データ
をパチンコ機ファイルとしてカードファイルと共に管理
しているが、これに限定されるものではく、どのような
データ管理構成にすることもできる。 次に、表17に示されている各ファイルについて更に詳
しく説明する。 同表における設定値ファイルFL1は、システム導入時
にコンソールの入力によって予めハードディスクに記憶
される購入玉の交換レートや店コード、端末台数、賞品
球数、打止数等のシステムの特性や構成に応じて変動す
る設定値である。この設定値ファイルは通常営業開始時
にハードディスクHDDより主記憶装置にロードされる。
また、設定値ファイルFL1は、パチンコ機の入替えの際
等にビルトインスイッチを押してコンソールより更新で
きるようになっている。 表18に設定値ファイルFL1の構成例を示す。 同表において、購入玉交換レートとは、購入金額単位
(例えば200円)に対する貸玉数すなわち最初の持玉数
であり、NAU台数とは、データ伝送システムとしての高
層ネットワークと低層ネットワークとの連結部に設けら
れるネットワークアダプタユニット(通信制御装置)の
総数である。また、符号iで示されるテーブルには、あ
るパチンコ機からあるパチンコ機までの賞品球数が設定
される。この賞品球数には1台につき2種類の賞品球数
が設定できるようになっている。しかも、i=1〜16で
示されるようにこの実施例では、遊技店の全パチンコ機
を16のグループに分割して、各々メインとサブの2つの
賞品球数を別個に設定できるようになっている。ただし
同一の設定値のパチンコ機には連結した台番号が与えら
れ、その先頭番号と未尾番号とによって対象範囲が指定
される。 さらに、jで示されるテーブルには打止数が設定さ
れ、kで示されるテーブルには打止モードが設定され
る。ここで、打止モードとは、打止数の算出の仕方(演
算式)を示し、例えば単純に払出し賞品球数が打止数に
達したときをもって打止とするモードや、払出し賞品球
数から打込球数を引いたものが打止数に達したときをも
って打止めとするモード等がある。特に限定はされない
が、この実施例ではj=1〜16,k=1〜16で示されるよ
うに、各々16のグループに分けて独立に打止数および打
止モードを設定できる。 表19に、データ伝送に使用される伝送アドレスのファ
イルFL2の構成例を示す。 表19において、種別フラグは端末の種類を示すための
フラグで、「1」がパチンコ機、「2」がカード発行
機、「4」が精算機であることを、そして、「0」が端
末の不存在を各々示す。台番号および通し番号は「4」
と「9」を除いて作られた端末機の番号とその通し番号
であり、ユニット番号は、端末の種類にかかわらず一つ
のNAU(ネットワークアダプタユニット)の下に置かれ
た各端末機の番号、またチャネル番号は、管理装置から
見た各端末機のアドレスとなる番号である。 NAU番号と台番号は既に述べたように設定スイッチ(1
73,205,305,561)で与えられる番号で、パチンコ店の場
合「4」と「9」を除いた数字で与えられる飛び番号で
ある。ここで「4」と「9」を使用しないということは
8進法表現が可能であることが分かる。そこで、10進数
表示された台番号を表20に示す変換テーブルを使って0
〜7の数字のみで表現する。これに従うと、例えば「25
8」なる台番号は「247」と表記される。 これを2進化8進法によりバイナリコードで表現する
と、「010・100・111」となる。このコードは10進法の
「167」を示しており、これによって「4」と「9」と
の抜けたパチンコ機台番号が連続した通し番号となる。
一方、上記コードの下位6ビットをとって、これを2進
化10進法で表されたコード「10・0111」とみなし、これ
をHEXA表現すると、「27H」となる。この実施例ではこ
れをユニット番号とするものである。そして、さらにこ
のユニット番号の頭にNAU番号を付けた「NAU番号+ユニ
ット番号」をチャネル番号としている。このような方法
により、「4」と「9」を使用しない台番号を有するパ
チンコ遊技店の慣例において、2進法のみを使ってデー
タ処理を行なうマイクロコンピュータの特性に合致した
効率の良いアドレス処理が可能となる。 上記ファイルは、回線テスト後の管理装置によるユニ
ットテーブル要求の返答データに基づいて全端末機につ
いて作成されている。 表21にカードファイルFL3の構成例を示す。カードフ
ァイルFL3には、各カードごとの情報が入る。 同表において、カード番号は発行通し番号nから関数
f(n)を用いて、得られる番号であり、持玉数と金
額、カード状態は発行通し番号とカード番号で特定され
るカードの現在状態を示す情報で、この実施例では以下
カードテキストと称する。なお、ここでカード状態と
は、表22に示すように、遊技に使用されていないフリー
状態を示すビット、遊技中を示すビット、遊技機から一
時的に離れる中断中を示すビット、既に精算機における
精算を行なったカードであることを示すビット、カード
の持玉数および残金がともにゼロになったことを示すビ
ット、過去に1回以上打止めを発生したことを示すビッ
ト、強制終了されたパチンコ機で使用されたカードであ
ることを示すビット、復活されたカードであることを示
すビット等により構成されている。 一方、表21に戻って、カードファイルFL3には、カー
ドの現在存在している端末の位置を示す所在端末通し番
号と、所在端末番号が登録される。パチンコ機遊技店で
は慣例として、「4」と「9」の数字を台番号として用
いないので、裏と表の2種類の端末番号が発生する。 また、表21においてiカウンタとはカードがアクショ
ンを起こした数すなわち、カードが有機的結合体たるシ
ステムから外部へ排出動作された回数を示すもので、こ
の回数に対応して、そのときの台番号、持玉数、金額、
時刻等のカード情報すなわちカードの来歴が記録され
る。統計的に見て遊技者は1日20台以下のパチンコ機で
遊技するのがほとんどであるので、この実施例では最高
20回までカード来歴を記録することとした。ただし、20
回を超えた場内には、i=20で示されるテーブルを更新
する形で帰路される。なお、上記の場合、iカウンタは
遊技中断を計数しない。つまり、中断時に各カード情報
を新しいエリアに記録するが、中断解除後の遊技終了ス
イッチオン時にカウンタを更新せず同一エリアに重ねて
カード情報を記録することによりiカウンタの値を実質
的な遊技台数と一致させている。 ここで、カードの状態およびアクションとカードファ
イルFL3へのカード情報の登録について第17図を用いて
説明する。 先ず、カード発行機200においてカードの発行が行な
われると、カードが排出されて、カードは未発行(白
紙)状態SS0からフリー状態SS1に移行する。それから、
所望のパチンコ機100にカードを挿入すると、遊技状態S
S2へ移行する。ここで遊技によってカードの持玉および
金額がゼロになると、カードが排出されて帰零状態SS3
に移る。また、遊技中に中断スイッチ115が押される
と、カードが排出されて、中断状態SS4へ移行し、同一
カードの再投入により再び遊技状態SS2へ戻る。そし
て、遊技中に遊技を終了させるべく終了スイッチ114を
押すと、カードが排出されてフリー状態SS1に移行す
る。CPUによる強制終了または打止発生によってもカー
ドが排出されて遊技状態SS2からフリー状態SS1へ移る。
そのフリー状態のカードを持って精算機300に行き精算
処理を行なうと、無効マークが付されてからカードが回
収され精算済の状態SS5へ移る。この実施例のシステム
では、中断状態SS4のカードを持ってパチンコ機に戻ら
ずそのまま精算機300に行き、精算処理を行なうことも
可能でありその場合、中断状態SS4から精算済状態SS5へ
移行する。 上記状態遷移図において、遷移方向を示す矢印に○が
付されているのがカードファイルFL3へのカード情報の
記録を伴うアクションである。また、各ブロック内に
て、××Hで示されている符号は、表22のカード状態を
示すコードを用いて対応する状態を16進数字で表現(HE
XA表現)したものである。 次に、表23にP機ファイルFL4の構成例を示す。 同図において、台番号からカード状態までの項目は、
表6に示されている送信データエリアに保持されている
データであり、これらは1秒に1回管理装置400によっ
てサンプリングされ、ファイルに登録される。また、メ
イン賞球数、サブ賞球数、打止数および打止モードは、
システム立上り時に表18に示されている設定値ファイル
FL1に基づいてP機ファイルF14に登録される。 表24および表25に発行機ファイルFL5と精算機ファイ
ルFL6をそれぞれ示す。表24に示すデータ項目は、表1
に示されている発行機の送信データエリアに保持されて
いるデータ、また、表25に示すデータの項目は表12に示
されている送信データエリアに保持されているデータと
各々一致する。これらは、1秒間に1回管理装置によっ
てサンプリングされる。 表23〜表25において、セーブ欄に○印が付されている
データは、営業終了時にフロッピディスクFDDにセーブ
されるデータである。 次に上記のごとく構成された端末機としてのカード発
行機100、パチンコ機200、精算機300およびそれらの端
末機の集中制御を行なう管理装置400を有機的に結合し
て、データ伝送およびカードの運用を可能にするデータ
伝送路(ローカルエリアネットワーク)について説明す
る。第18図に階層的データ伝送路を用いたパチンコ遊技
システムの構成例を示す。 すなわち、100〜1000台の端末機は、例えば遊技店の
島設備のような単位で20〜40台ずつグループ化され、各
群の端末機は、リング状の伝送路上を高速で巡回するト
ークンと呼ばれるアクセス権をつかまえたノード(端末
機)がパケットの形でデータの送受信を行なう権利を有
するようにされたトークンパッシング方式の低層ネット
ワーク(トークンバス)510によってネットワークアダ
プタユニット(以下、NAUと称する)530に接続されてい
る。 そして、各低層ネットワーク(トークンバス)510を
制御する複数個のNAU530は、CSMA/CD方式の高層ネット
ワーク520を介して管理装置400に接続されている。 上記低層ネットワーク510は2.5Mbps(メガビット/
秒)のような伝送速度を有し、高層ネットワーク520
は、10Mbpsのような伝送速度を有するように制御され、
NAU530は両者の伝送速度の差を吸収して円滑なデータ伝
送を可能とするバッファとして作用し、これによって、
管理装置400の負担を軽減し、大量の稼動データの収集
を可能にしている。 第18図において符号Pで示されているのが端末機とし
てのパチンコ機、符号Hで示されているのがカード発行
機、また符号Sで示されているのが精算機である。 各端末機P,H,Sは、第3図、第6図および第12図に示
すようなケーブル分岐回路540によって低層ネットワー
ク510から分岐された分岐線に接続されている。各分岐
線の終端に各々の端末機の制御ユニット160,250および3
50が接続されている。第18図において符号Uで示すの
が、各端末機の制御ユニットである。 第19図に、各端末機に共通の制御ユニットの構成例を
示す。 すなわち、各端末機の制御を行なうユニットコントロ
ーラ190(251,351)と低層ネットワーク510との間に
は、パラレル通信手段としてのユニットメモリ170(27
0,370)と、ユニットコントローラ190(251,351)の動
作を妨げることなくデータの送受信を行なうデータ伝送
コントローラ551と、データ伝送の高速化を図るため送
受信データをパケットの形で保持する緩衝用パケットメ
モリ552と、低層ネットワーク(トークンバス)510での
送受信権を確立するとともに、送信するパラレルデータ
をシリアルデータに変換したり、受信したシリアルデー
タをパラレルデータに変換する通信制御用のネットワー
クコントローラ553と、送受信データ信号の信号変換回
路554と、送信信号と受信信号の分離および結合を図る
ためのケーブル分岐回路540とが接続されている。上記
コントローラ551と553は各々マイクロコンピュータで構
成され、パケットメモリ552は、ユニットメモリ170と同
じくデュアルポートメモリにより構成されている。ただ
し、パケットメモリ552内にはコマンドの入る共有デー
タエリアはなく、データ伝送コントローラ551とネット
ワークコントローラ553との間の送信、受信の要求のや
り取りは、コントローラ間で直接行なわれるようになっ
ている。 第20図に、上記低層ネットワーク510と高層ネットワ
ーク520間のデータ伝送の緩衝を行なう上記NAU(ネット
ワークアダプタユニット)530の回路構成例を示す。 この実施例のNAU530は、低層ネットワーク510におけ
る送受信権の確立およびデータの直並列変換を行なう低
層ネットワークコントローラ533と、CSMA/CD方式の高層
ネットワークにおける送受信権の確立およびデータの直
並列変換を行なう高層ネットワークコントローラ537
と、これらのネットワークコントローラ533と537との間
のデータ転送を制御するデータ伝送コントローラ535と
を備えている。上記コントローラのうち、低層ネットワ
ークコントローラ533は、トークンパッシング専用の通
信用LSIからなり、高層ネットワークコントローラ537と
データ伝送コントローラ535は、汎用マイクロコンピュ
ータによって構成されている。そして、これらの低層ネ
ットワークコントローラ533とデータ伝送コントローラ5
35との間およびデータ伝送コントローラ535と高層ネッ
トワークコントローラ537との間には、低層ネットワー
ク510と高層ネットワーク520のデータ伝送速度違いを吸
収するための緩衝用パケットメモリ534と536とがそれぞ
れ接続されている。上記パケットメモリ534,536はデュ
アルポートメモリにより構成され、送信データエリアと
受信データエリアとを有する。また、上記低層ネットワ
ークコントローラ533と低層ネットワーク(トークスバ
ス)510との間には、送信信号と受信信号の分離および
結合を行なう分岐回路531と、送受信データ信号のレベ
ル変換を行なう信号変換回路532が接続されている。ま
た、同様に、高層ネットワークコントローラ537と高層
ネットワーク520との間には、信号変換回路538と分岐回
路539が接続されている。 さらに、この実施例のNAU530には、複数個接続されて
いるNAUを互いに区別するための番号を設定するNAU番号
設定器561と、各NAU530の制御下にある低層ネットワー
ク510上に存在する端末機のうち最小台番号を設定する
最小台番号設定器562と、低層ネットワーク上に存在す
る端末機の台数を設定する台数設定器563とが設けられ
ている。各設定器561〜563の設定値は、NAU530内のデー
タ伝送コントローラ535に入力され、NAU番号は高層ネッ
トワーク520における各NAUの伝送アドレスの形成に使用
される。また、最小台番号と台数とにより低層ネットワ
ーク510における各端末機の伝送アドレスが形成され
る。 上記階層的ローカルネットワーク500(第8図)にお
いては、システム立上り時に管理装置400が各NAU530を
通じて回線テストと、各端末機に対する設定値の設定を
行なうとともに、システム稼動中にはNAU530が低層ネッ
トワーク510を使用して1秒間に1回ずつ端末機P,H,Sか
ら稼動データを収集して自己のメモリ内に蓄積する。そ
して、蓄積データは、管理装置400からの要求に応じて
同じく1秒間に1回ずつ高層ネットワーク520を通して
各NAU530から管理装置400内のデータファイル内にスト
ックされる。 上記のごとく、通信ネットワークがNAU530をバッファ
とする階層的構成にされ、高層ネットワーク520が低層
ネットワーク510の伝送速度2.5Mbpsの4倍の伝送速度を
有するようにされているため、100〜1000台の端末機を
有するシステムにおいても、各端末機から表1、表6、
表12に示すような大量の稼動データを1秒間に1回管理
装置へ収集することができる。 表26には、上記データ伝送システムにおいて使用され
るパケットの種類すなわちCPUからCPUへのメッセージの
種類が示されている。 同表において、ユニットとは各端末機(パチンコ機、
カード発行機、精算機)の制御ユニットのことであり、
例えば管理装置400から各NAU(ネットワークアダプタユ
ニット)530に対して「ユニットテーブル要求」なるパ
ケットが送信されると、NAUはそれを受けて自己の制御
下にある端末機から吸い上げた台番号等を管理装置に返
送し、管理装置はこれに基づいて伝送アドレスを知り、
アドレスファイルを形成して保持する。 また、表26に掲記されている「カード・イン」パケッ
トは、パチンコ機100の制御ユニット160にカードが挿入
されたときに、ユニット側から管理装置400に対してそ
のカードに関する情報“カードテキスト”を要求するた
めのパケットである。ここでカードテキストとは、カー
ド番号、持玉数、金額(未使用分)およびカード状態の
4つの情報の入ったテキストである。「帰零」なるパケ
ットは、あるパチンコ機で遊技中にカードの持玉数およ
び金額が共に零になった場合に、パチンコ機の制御ユニ
ット160から管理装置400に対してカードテキストを送信
するためのパケットである。 一方、「中断終了」なるパケットは、遊技客が中断ス
イッチ115を押してカードを受取ってパチンコ機を離
れ、その後、中断中のパチンコ機に戻らずそのまま精算
機にカードを入れて精算を行なった場合に、管理装置が
中断中のパチンコ機の中断状態を解除するための指令を
行なうパケットである。これによって遊技客はわざわざ
中断中のパチンコ機へ戻って遊技終了スイッチ114を押
さなくても精算を行なうことができるようになる。 また、ACKおよびNAKなるパケットは、管理装置400と
ネットワークアダプタユニット530間で、送信要求を受
けたときに相手に対して要求に応じた旨の応答をする場
合と要求に応じられない旨の応答をする場合に使用され
るパケットで、このうちACKを返送する場合には、カー
ドテキスト等要求されたデータが付加されることもあ
る。さらに、この実施例では、回線テストやモニタ異
常、トークンバス異常等に基づいて管理装置400の判断
で、各端末機を個別に、もしくは種別毎に動作の停止指
令を与えるための“強制終了要求”パケットとともに、
各端末機の制御ユニット側の判断で、例えば自己の制御
下の端末機が制御不能になったような場合に、制御を停
止してそれを管理装置に通知できるようにする“強制終
了通知”パケットが用意されている。 なお、表26に示されているパケットコード8OH〜8AH
は、16進数で表示したものであり、そのコードは一例で
あってこれに限定されるものでないことはいうまでもな
い。 次に、上記データ伝送システム(ローカルネットワー
ク)において使用されるパケットのフォーマットを、
“定時データ要求”とその応答たる“定時データ送信”
および“カードイン”を例にとって説明する。 第21図(A)にパチンコ機に関する“定時データ要
求”パケットの構造(他の端末と共通)を、また、同図
(B)にNAUがパチンコ機から収集した稼動データを送
信する“ACK"パケットの構造を示す。 さらに、第22図にパチンコ機の制御ユニット160から
管理装置400に送られる“カードイン”パケットの構
造、第23図および第24図にそのパケットのメッセージに
対する応答(肯定)と拒否のパケットを示す。 そして、表27には、上記各パケットのヘッド部にレイ
アウトされた固有データの定義を掲記した。 第21図において、HHDで示されているのは高層ネット
ワーク520で使用されるパケットヘッドで、LHDで示され
ているのは低層ネットワーク510で使用されるパケット
ヘッドである。 高層ネットワーク520内での管理装置400とNAU530との
間のデータ伝送は、パケットヘッドHHDを用いて行なわ
れ、低層ネットワーク510内でのNAU530と各端末機との
間のデータ伝送は、パケットヘッドLHDを用いて行なわ
れる。 また、管理装置400からNAU530を介して各端末機への
データの伝送は、2つのパケットヘッドHHDとLHDを使っ
て行なわれる。この場合、上位のパケットヘッドHHDに
よって、伝送先の端末機の属するネットワークアダプタ
が指定され、そこにパケットが取り込まれると、上位の
パケットヘッドHHDが外され、下位のパケットヘッドLHD
のみをヘッドとして低層ネットワーク510上に送り出さ
れ、指定された端末機にパケットが伝送される。 一方、各端末機から管理装置400に対してデータを伝
送する場合、先ず端末機は低層ネットワーク用のパケッ
トヘッドLHDのみをデータの頭に付けて低層ネットワー
ク510上に送り出す。すると、そのパケットはNAU530に
よって取り込まれ、そこでパケットヘッドLHDの頭にさ
らに高層ネットワーク用パケットヘッドHHDを付けて高
層ネットワーク520上に送り出し、管理装置400へ伝送さ
れるようになっている。 さらに、第21図〜第24図の各パケットの末尾に付加さ
れている“PADDING"なる部分は、パケットデータの長さ
を所定の長さに合せるために付加されたダミーのデータ
フィールドである。 また、第21図(B)に示されている定時データ要求に
対する応答パケットにおいて、上位のパケットヘッドHH
Dの下には、一つのNAU530に属する全パチンコ機の稼動
データが連結されるようになっており、*1で示すヘッ
ドとデータは最初のパチンコ機に関するもの、*2で示
すヘッドとデータは2番目のパチンコ機に関するもの
で、以下同様にして全てのパチンコ機のデータが続いて
いる。 なお、第21図〜第24図に示されているパケットは、各
ネットワークにのせられる本来のパケットの全体でなく
要部のみであり、その他に伝送元を示すソースアドレス
フィールドや伝送先を示すデスティネーションアドレス
等からなるヘッダ部と、誤り検出用のチェックコード部
がある。これらは、各端末機の制御ユニットやネットワ
ークアダプタユニット内のネットワークコントローラ55
3,533,537(第19図、第20図参照)によって自動的に生
成されて付加されるようになっている。 次に、表26に示す各パケットを用いたデータ伝送によ
るパチンコ遊技システムの動作について説明する。 第25図に、管理装置400による各端末機の初期化およ
びネットワークの回線テストの手順の流れを示す。 システムの電源が投入されると、管理装置400では、
先ず主記憶装置内の全てのファイルFL1〜FL6をゼロにク
リアしてから、ハードディスク(補助記憶装置1)から
端末機の台数や賞球数、打止数等の設定値を読み出して
表17に示すような設定値ファイルFL1を確立し、この設
定値ファイルFL1からNAU530の台数を読み出してNAUアド
レスを演算した後、このNAUアドレスを使って回線テス
ト処理を行なう(S2501〜S2505)。すなわち、高層ネッ
トワーク520を使って各NAU530へ“回線テスト”パケッ
トを送信するとともに、管理装置のCRT表示器405に「回
線テスト中」なるメッセージを表示する(S2506,S250
7)。“回線テスト”パケットには、パケットヘッドと
ともにタイマより得られる年月日および識別コード(店
番号)が付加されて伝送される。 一方、電源投入によりNAU530においては、先ずNAU番
号設定器561〜563から設定値(NAU番号、最小台番号、
端末台数)を読み出して各端末の伝送アドレスを算出し
てユニットアドレステーブルを作成し、各ユニット(端
末)およびNAU自身の伝送アドレスを認知する(S2511〜
S25149。設定器からの設定値に基づいてここで認知され
たNAUアドレスは、ステップS2504で管理装置400が設定
値ファイルFL1のデータから認知したNAUアドレスと一致
する。各々が互いに同一のアドレスを認知することによ
り相互通信が可能になる。 その後、管理装置400から“回線テスト”パケットが
送られてくると、NAU530はパケットの受信を確認してか
ら応答信号として“ACK"パケットを送信する。この“AC
K"を管理装置400の通信制御装置SCCが受信することによ
り対応するNAUとの間の回線異常がないことを認知する
ことができ、上記手続き(S2507〜S2510)をNAUの数だ
け繰り返すことにより全回線のチェックが終了し、その
後ユニットテーブル要求処理S2601(第26図)へ移行す
る。 一方、各端末機の制御ユニット160,250,350は、電源
が投入されると、先ずユニット内のデータ伝送コントロ
ーラ551が、ユニットメモリ170,270,370の全データエリ
アをクリアしてから共有エリアに割込みコマンドを入れ
てスタート要求を行なう(S2521〜S2523)。すると、各
端末機のユニットコントローラ190,251,351がスタート
要求を確認して台番号設定器から設定値(台番号)を読
出し、通し番号とチャネル番号の下位の算出を行なって
から、それをユニットメモリの送信データエリアに書き
込み、それをデータ伝送コントローラ551が読み取るこ
とで制御ユニット側でのユニットアドレスの認知が行な
われる(S2524〜S2528)。これによってトークンバスを
使ったNAU530と各端末機との間のデータ伝送が可能とな
る。 その後、NAU530が各ユニット(端末)に対して既に管
理装置400より受信したデータ(年月日と識別コード)
を付加した“回線テスト”パケットを送信すると、ユニ
ット側のデータ伝送コントローラ551が“回線テスト”
の受信を確認してから、受信データとともにステップS2
528で得られた台番号、通し番号およびチャネル番号
(下位)を付加してNAUに送信し、NAUがこれを確認する
(S2531〜S2534)。これを全ユニットについて繰り返す
ことにより低層ネットワーク510の回線テストが終了す
る。 すると、NAU530は受信した台番号等から伝送アドレス
を算出し、自己の制御下のユニット(端末)に関するユ
ニットテーブルを作成してから、管理装置400からのユ
ニットテーブル要求に応じたユニットテーブル送信処理
S2604へ移行する。このユニットテーブルには、処理S25
31の受信確認の結果すなわち表4、表9、表15に示すモ
ニタ情報1も入れておく。一方、NAU530からの“回線テ
スト”パケットを受け取ったユニット側の伝送コントロ
ーラ551は、ユニットメモリ内の共有データエリアのコ
マンドレジスタCR2に“回線テスト”を示すコマンドを
書き込む(S2551)。これを各端末機のユニットコント
ローラ190,251,351が読み取ることにより回線が正常に
接続されたことを確認し(S2552)、初期値設定処理S27
01へ移行する。 第26図(A)に、管理装置400における伝送アドレス
ファイルの作成手順を示す。伝送アドレスファイルを作
成する場合、先ず管理装置400はユニットテーブル要求
処理を開始して、通信制御装置SCCが各NAU530に対して
“ユニットテーブル要求”パケット(表26)を送信する
(S2602)。すると、NAU530はそのパケットを受信(S26
03)して、第26図(B)のようにPACKET$TYPE部に“AC
K"(=08H)の入ったヘッド部HHDの次に、NAU番号とNAU
ステータス(トークンバス異常、開店コード受信済み、
NAU正常を示すビット等からなる)および前述したユニ
ットテーブルのデータ(各ユニットについてのユニット
番号と種別フラグ、台番号、通し番号、チャネル番号と
モニタ情報1)をユニット数だけ付加してなる“ACK"パ
ケットを送信する(S2604)。 管理装置400がこのユニットテーブルを受信すると、
表17に示すような伝送アドレスファイルFL2を作成して
から、第25図の回線テストで各端末機からの受信データ
の受信確認(S2534)により形成されたモニタ情報1を
見て、回線モニタを確認(S2607)し、異常がなけれ
ば、初期値設定処理(S2701)へ移行する。しかして、
ここで各端末機から送られてきたモニタ情報1を見て異
常があった場合にはCRT表示装置405の画面上に、異常端
末の表示を行なう。 第27図に、回線テスト終了後に行なわれる管理装置40
0から各端末機の制御ユニット160,250,350に対する初期
値設定の手順を示す。 初期値を設定する場合、先ず管理装置400の中央処理
装置CPUは、第25図の処理S2502で作成した設定値ファイ
ルFL1を主記憶装置M−MEMから読み出して通信制御装置
SCCに渡し、ここで“初期値設定”パケットのデータ部
に、年月日、識別コード、購入玉交換レート、メイン賞
球数、サブ賞球数、打止数、打止モード等の初期値とホ
ットコード(ユニットメモリ内のデータの信頼性を後に
確かめるためのコード)を入れて、高層ネットワーク用
ヘッド部と低層ネットワーク用ヘッド部をパケットの頭
につけて送信する(S2701,S2702)。 すると、NAU530がそのパケットを受け取って、高層ネ
ットワーク用ヘッド部を除去して、低層ネットワーク上
へ“初期値設定”パケットを送り出すとともに、高層ネ
ットワークへは応答信号たる“ACK"パケットを送信する
(S2703,2704)。管理装置400は、この“ACK"を受信す
ると、S2705から再びS2701の処理に戻り、伝送先アドレ
スを変更してS2701〜S2705の手続きを繰返し、全端末機
の制御ユニットに対する初期値の送信を行なう。 一方、低層ネットワーク510側では、NAU530から送信
されたパケットを、指定された制御ユニットが受け取っ
て、ユニットメモリ(170,270,370)内のコマンドレジ
スタCR2に初期値設定コマンドを書き込み、受信データ
エリアに受信した初期値を書き込む(S2711,S2712)。
そして、ユニットコントローラ190,251,351が、ユニッ
トメモリ内のコマンドとデータを読み込んで、初期値の
受信確認をするとともに、年月日と識別コードを、端末
機に設けられているカードリーダ(カードライタを含
む)180,220,310に転送し、カードリーダ側の制御装置
がこれを記憶する(S2713,S2714)。 また、上記処理とは別個に、管理装置400のコンソー
ル406上の初期値設定スイッチ432がオンされて、設定値
更新処理(S2720)が実行されると、CRT表示装置405の
両面DSP上に設定値が表示されるとともに、主記憶装置
M−MEM内の設定値ファイルFL1が更新され、このファイ
ルから設定値が読み出されて上記手続きS2701〜S2714に
従って新しい初期値が設定される。 第28図に、営業開始後に各端末機から稼動データの定
期的収集を行なう手順を示す。 各端末機の制御ユニット160,250,350内の伝送コント
ローラ551は、自己の持つタイマからの割込みによって
例えば1秒ごとの定時時刻を確認すると、ユニットメモ
リ170,270,370内の送信データエリアSDAに書き込まれて
いる稼動データを読み出して、それを“定時データ送
信”パケットに入れて低層ネットワーク510上にのせ、N
AU530に送る(S2801〜S2803)。NAU530は、各ユニット
から定時データを受信すると、自己のメモリ内に形成さ
れている各ユニットごとの稼動データを格納するデータ
テーブルを更新する(S2804,S2805)。なお、NAU530に
よって収集される定時データは、各端末機のユニットコ
ントローラ190,251,351がリアルタイムで端末機の稼動
データを吸い上げて次々とユニットメモリ170,290,370
内に書き込んでおくようにされている。 一方、管理装置400の側でも、中央処理装置CPUが自己
のタイマからの割込みによって1秒ごとの定時時刻を確
認して、定時データ要求処理を開始し、通信制御装置SC
Cから各NAU530に対して“定時データ要求”パケットを
送信する(S2811〜S2813)。すると、指定されたNAU530
がそのパケットを受信して、“ACK"パケットに、S2801
〜S2805の手続きで収集したデータテーブルを入れて送
信する(S2814,S2815)。これを管理装置400が受信して
表23〜表25に示す該当端末機のファイルFL4〜FL6を更新
する(S2816,S2817)。 第29図に、管理装置400による各端末機への初期値設
定後の開店処理の流れを示す。 管理装置400のコンソール406上の開店スイッチ421が
オンされると、中央処理装置CPUは、回線テストおよび
初期値設定等の準備処理が終了したことを確認してか
ら、閉店処理を開始し、先ず通信制御装置SCCによって
“開店コード”パケットを送信する(S2901,S2902)。
すると、NAU530がそのパケットを受け取って高層ネット
ワーク用ヘッド部を除去して、低層ネットワーク上へ、
“開店コード”パケットを送り出すとともに、高層ネッ
トワーク520へは応答“ACK"パケットを送信する(S290
3,S2904)。 管理装置400は、すべてのNAU530から“ACK"を受信す
ると、通常の営業処理へ移行し、CRT表示装置405の画面
DSPには営業中なるメッセージや操作可能なコンソール
上のスイッチ名や操作方法を示す文等を表示するノーマ
ル表示をおこなう(S2905,S2906)。 一方、NAU530から送信された“開店コード”パケット
を、各端末機のデータ伝送コントローラ551が受け取る
と、各制御ユニット160,250,350内のユニットメモリ17
0,270,370のコマンドレジスタCR2に、“開店コード”が
書き込まれ、これをユニットコントローラ190,251およ
び351が読み取ることで、カードリーダ180,220,310には
カード受付けおよび発行を許可するとともに、カード発
行機の紙幣識別機210を紙幣受付け可能状態とし、かつ
各端末機外部の表示器164,241,341を点灯させ、遊技客
に対して端末機が稼動状態にあることを知らせるように
なっている(S2911〜S2914,S2921〜S2924,S2931〜S293
4)。 第30図に、1日の営業終了後における管理装置400に
より閉店処理の手順を示す。 閉店処理は、管理装置側のコンソール406上の閉店ス
イッチ422がオンされることにより開始されるが、遊技
中のパチンコ機があるとき(営業中)に誤って閉店スイ
ッチがオンされても処理は開始されない。閉店処理の手
順は、ほぼ開店処理の場合と同じであり、手続きS3001
〜S3006は、第29図の手続きS2901〜S2906に対応し、S30
11〜S3014はS2911〜S2914に、S3021〜S3024はS2921〜S2
924に、またS3031〜S3034はS2931〜S2934の手続きにそ
れぞれ対応する。これによって、各端末機の稼動中を示
すランプ164,241,341が消灯され、代わりに、稼動中止
を示すランプ242や342が点灯されるとともに、カード発
行機200では紙幣識別器210が受付け不能状態にされる。
またCRT表示装置405の画面DSP上には営業終了表示がな
される。 第31図には、遊技を始めるためパチンコ機100にカー
ドCDが挿入されてから遊技が開始されるまでの手順が示
されている。 外部よりパチンコ機上部の制御ユニット160のカード
挿排口161よりカードCDが挿入されると、カードリーダ1
80がカードの磁気面に記録されている情報を読み取っ
て、先ずここで年月日と識別コード(店番号)を確認し
て、日付またはコードが一致しないときにはそのままカ
ードを排出し、一致した場合にはカード番号をユニット
コントローラ190へ転送する(S3101)。すると、ユニッ
トコントローラ190はカード番号を受け取ってユニット
メモリ170のコマンドレジスタCR1にカードが挿入された
ことを示すコマンドを、また送信データエリアにカード
番号を書き込む(S3102,S3103)。それから、データ伝
送コントローラ551がヘッド部に“カードイン”なるメ
ッセージを持ち、データ部にカード番号とアドレス(台
番号、通し番号、チャネル番号)を入れた第22図に示す
ようなパケットを形成して送信し、NAU530がそれを受信
して、高層ネットワーク用のヘッドを頭に付けて高層ネ
ットワーク520上に送信する(S3104,S3105)。 管理装置400がNAU530からカード番号を受け取ると、
カード番号から発行通し番号nを算出し、主記憶装置M
−MEM内のカードファイルFL3より該当するカードのデー
タを読み取る(S3106,S3107)。そして、該当するカー
ド番号がない場合、あるいはカードデータの中のカード
状態(表19)を確認して、遊技を開始させるのが妥当で
ないと判断した場合(精算済カード等の場合)には、応
答拒否信号たる“NAK"パケット(第24図参照)を送信す
る(S3108,3111)。すると、NAU530がそのパケットを受
信して高層ネットワーク用のヘッド部を除去して低層ネ
ットワーク510に送り、指定されたユニットの伝送コン
トローラ551が“NAK"を受信して、ユニットメモリ170内
のコマンドレジスタCR2に応答が拒否されたことを示す
コマンドを書き込む(S3112〜S3114)。これをユニット
コントローラ190が読み取って応答拒否を確認し、カー
ドリーダ180からカードを排出させる(S3115,S3116)。 一方、S3108の処理において、カードが適正なものと
確認されると、カードファイルFL3とP機ファイルFL4
(表21、表23)の更新、すなわちカード状態を「フリー
状態」から「遊技中」に更新し、また、カードの所在す
る端末(パチンコ機)の台番号やカード番号を、該当す
るテーブルに書き込んだ後、カードテキスト(金額、持
玉数等)を付けて応答信号たる“ACK"パケットを送信す
る(S3121,S3122)。 指定されたNAU530がこのパケットを受信すると、高層
ネットワーク用のヘッド部を除去して低層ネットワーク
510に送り出し、指定された制御ユニット190がこれを受
信する。すると、ユニットメモリ内のコマンドレジスタ
CR2に「カードイン」なるメッセージを入れ、受信デー
タエリアにカードテキストを入れる(S3123〜S3125)。 そして、ユニットコントローラ190がユニットメモリ1
70の内のメッセージを読み取って応答があったことを確
認すると、カードリーダ180内にカードを保持させたま
ま、ユニットメモリ170の送信データエリアSDA内の稼動
情報を「遊技中」に変更すると共に、玉表示器163と金
額表示器162にカードの持玉数と金額を表示させ、また
金額がゼロでない場合には購入可表示ランプ113aを点灯
させて購入可能状態を表示させる(S3126,S3127)。 第32図に遊技中にパチンコ機100の中断スイッチ115
(第6図参照)がオンされた場合の処理の手順が示され
ている。 中断スイッチ115が押されると、ユニットコントロー
ラ190はユニットメモリ170の送信データエリアに入って
いるカードテキストのうちカード状態を「中断中」に変
更し、共有データエリアのコマンドレジスCR1には“中
断スイッチ・オン”なるメッセージを書き込む(S3201,
S3202)。すると、データ伝送コントローラ551がこれを
読み取って、“中断スイッチ”パケットにカードテキス
トを入れてNAU530へ送信する(S3203)。NAU530はその
パケットを受信すると高層ネットワーク用のヘッドを頭
に付けてカードテキストを管理装置400へ送る(S320
4)。 管理装置400はそれを受信すると、カードテキスト内
のカード番号から関数f(n)を使って発行通し番号n
を算出し、主記憶装置M−MEM内のカードファイルFL3の
該当するカードのデータを更新する(S3205〜S3207)。
それから、応答信号として“ACK"パケットにカードテキ
ストを付けて送信し、NAU530がこれを受けとって高層ネ
ットワーク用ヘッドを外して低層ネットワーク510上へ
送り出す(S3208,S3209)。 すると、伝送先の制御ユニット160がこの“ACK"パケ
ットを受信してユニットメモリ170内のコマンドレジス
タCR2に「中断スイッチ」なるメッセージを入れ、受信
データエリアにカードテキストを書き込む(S3210,S321
1)。これによってユニットコントローラ190が受信を確
認して、カードリーダ180よりカードを排出するととも
に、ユニットメモリの送信データエリアSDA内の稼動情
報を「中断中」に変更する(S3212〜S3214)。また、パ
チンコ機100に設けられている購入スイッチ113内のラン
プ113aを消灯し、中断スイッチ115内のランプ115aを点
灯する。 次に、第33図に中断中のパチンコ機100にカードCDが
挿入された場合の処理の手順を示す。 この場合の手順は第31図に示されているカードインの
場合の手順とほぼ同一である。すなわち、パチンコ機か
ら管理装置400へカードが挿入されたことを伝える処理S
3301〜S3308は、第31図の処理S3101〜S3108に対応し、
その肯定応答たる“ACK"の伝送処理S3321〜S3327は、第
31図の処理S3121〜S3127に、また、否定応答たる“NAK"
の伝送処理S3311〜S3316は第31図の処理S3111〜S3116に
それぞれ対応する。 異なる点は送信パケットとして、“カードイン”パケ
ットの代わりに“中断カードイン”パケットを用いる点
と、カードが挿入された時点でカード番号が中断前のも
のと異なる場合に直ちにカードリーダ180よりカードを
排出させる(S3302→S3316)点および管理装置400の側
でP機ファイルFL4の更新を行なわない点である。P機
ファイルの更新は、既に最初にそのカードが挿入された
ときに行なわれているからである。なお、カードファイ
ルFL3はカード状態を「中断中」から「遊技中」に更新
する。また、持玉数、金額表示の代わりに中断中表示ラ
ンプ115aの消灯がなされる。 遊技中に終了スイッチ114がオンされた場合の処理手
順(図示省略)は、第32図に示されている中断スイッチ
オンの場合の処理手順と全く同じである。異なるのは、
ユニットコントローラ190によるカード状態の変更(S32
01)と稼動情報の変更(S3214)が「中断」でなく「フ
リー」になる点と、カードテキストの送信に“終了スイ
ッチ”パケットが使用される点および中断表示ランプ点
灯の代わりに持玉数、金額の表示がゼロにされる点だけ
である。 第34図に、遊技中に持玉数と未購入金額が共にゼロに
なった場合(帰零と称する)の処理の手順が示されてい
る。この場合の処理は、第32図に示されている中断スイ
ッチオンの場合の手順とほぼ同じである。すなわち、処
理要因がパチンコ機100側で発生したのに起因してそれ
を管理装置400へ知らせる処理S3403〜S3406は、第32図
の処理S3203〜S3206に対応し、管理装置におけるファイ
ル更新および応答“ACK"の送信処理S3407〜S3413は、第
32図の処理S3207〜S3214に対応する。異なるのは、帰零
が発生したことをユニットコントローラ190が判定した
場合に、ユニットメモリ170内に「帰零」なるメッセー
ジを入れ(S3401,S3402)、かつ送信には“帰零”パケ
ットを使用する点と、ACK確認後にカードに無効を示す
マーキングを行なって排出させると共に(S3412,S341
3)、送信データエリアSDAの稼動情報を「中断中」でな
く「フリー」にし、また中断中ランプ115aを点灯する代
わりに持玉数、金額表示をゼロにする点である。 第35図に、遊技中にユニットコントローラ190が、初
期設定された打止モードに従って賞球排出数等が打止数
に達し、打止状態になったと判定した場合の処理の手順
を示す。この場合の処理は第34図の帰零処理の手順とほ
ぼ同じである。 すなわち、処理要因がパチンコ機100側で発生したの
に起因してそれを管理装置400へ知らせる処理S3503〜S3
506は、第34図の処理S3403〜S3406に対応し、管理装置
におけるファイル更新および応答“ACK"の送信処理S350
7〜S3513は、第34図の処理S3407〜S3414に対応する。異
なるのは、打止が発生したことをユニットコントローラ
190が判定した場合に、ユニットメモリ170内に「打止」
なるメッセージを入れ(S3501,S3502)、かつ送信には
“打止”パケットを使用する点と、ACK確認後にユニッ
トメモリの送信データエリアSDA内の稼動情報を「フリ
ー」でなく「打止」にし、また購入可ランプ113aを消灯
して玉数、金額の表示をゼロにクリアするとともにアナ
ログ表示器164を打止表示(点滅)させる点にある。 その他、カードリーダ180ではカード排出後、次のカ
ードの受付けを不能にする(S3521)とともに、CRT表示
装置405に打止台の割込みメッセージを表示させ、かつ
プリンタ408によって打止情報を印字させる(S3531,S35
32)。また、カードファイルFL3の更新と同様P機ファ
イルFL4にもパチンコ機の状態が「打止」に変わったこ
とを登録する(S3507)。 第36図に、管理装置400のコンソール406からの打止解
除指令に基づく打止解除処理の手順を示す。 コンソール406上の打止解除スイッチ433がオンされる
と、CRT表示装置405の画面DSP上に打止台のリストが表
示され、それを見ながらオペレータが打止を解除したい
パチンコ機の台番号をコンソール406上のテンキー425等
を使って入力すると、CPUがその指令を受付けて通信制
御装置SCCより、“打止解除”パケットを送信する(S36
01〜S3605)。このパケットには、台番号とともに通し
番号やチャネル番号を入れて送る。すると、指定された
NAU530がそのパケットを受信して高層ネットワーク用の
ヘッド部を除去して低層ネットワーク510上へ送り出
し、そのパケットを受け取った制御ユニット160のデー
タ伝送コントローラ551がユニットメモリ170内のコマン
ドレジスタCR2に「打止解除」メッセージを書き込む(S
3606〜S3608)。そして、これをパチンコ機のユニット
コントローラ190が読み取って打止解除指令が入ったこ
とを確認して、ユニットメモリ内の送信データエリアに
ある打止演算レジスタをゼロにクリアして、送信データ
エリア内のパチンコ機稼動情報を「フリー」に変更する
とともに、カードリーダ180に対してはカードの受付け
を許可するように指令を与え、かつアナログ表示器164
をスクロールさせる(S3609〜S3612)。 一方、“打止解除”パケットを受信したNAU530は、応
答パケット“ACK"を管理装置400に対して送信し、管理
装置がこれを送信すると、P機ファイルFL4内の稼動情
報を「フリー状態」に変更する(S3621〜S3623)。 第37図に、管理装置400の側から端末機を強制終了さ
せる場合の処理手順が示されている。 遊技店の営業は閉店によって終了するが、従来は店内
放送および係員により営業終了通知が行なわれていた。
しかるに、終了間際になって玉を購入する遊技客がいた
り、出玉の良好な状態にあるパチンコ機100にいる遊技
客はなかなか遊技を止めようとせず、定時に営業を終了
させることが困難であった。 この実施例では、コンソール406上の強制終了スイッ
チ434を操作し、種別選択を行なうと端末の種別ごとに
動作を停止させることができるため、先ず閉店の30分程
度前にカード発行機200によるカードの発行を停止さ
せ、また営業終了時刻には全パチンコ機の動作を停止さ
せ、最後の遊技客が精算終了してから精算機300の動作
を停止させることで営業終了を円滑に行うことができ
る。 この場合、強制終了スイッチ434がオンされると、CRT
表示装置405の画面DSP上に強制終了メニューが表示され
る(S3701)。このメニューに従って終了させる端末機
の種別をテンキー425(全台終了指定)により選択する
と強制終了台番号の入力を促す表示がなされる(S370
2)。この実施例では、各端末機の種別(パチンコ機、
カード発行機、精算機)ごとに全機同時に終了させるこ
とができるようになっており、ここで種別ごとの一括終
了をコンソールより指定すると、種別強制終了処理が開
始され、表25に示されている“強制終了要求(種別)”
パケットが高層ネットワーク520上に送出される(S370
3,S3704)。 NAU530がこのパケットを受信すると、高層ネットワー
ク用ヘッドを外して該当する同種の全端末機に対して、
“強制終了要求”パケットを送信し、管理装置400に対
しては応答信号“ACK"を返し、管理装置がこれを受信し
て応答を確認する(S3705〜S3708)。 一方、NAU530からの“強制終了要求”パケットを受け
取った各端末機の制御ユニット160,250,350は、ユニッ
トメモリ170,270,370のコマンドレジスタCR2にそれぞれ
受信したメッセージを書き込み、ユニットコントローラ
190,251,351がこれに読み取ることで強制終了動作に移
行する(S3711〜S3713,S3721〜S3723,S3731〜S3733)。 これによって、パチンコ機100ではアナログ表示器164
を消灯するとともに、遊技中および中断中は“終了スイ
ッチ”パケットの送信処理を行なってカードの情報を管
理装置400に渡してから、カードリーダ180内のカードを
排出し、かつ以後カードの受付けを不能にする(S3714
〜S3716)。 一方、カード発行機200では、カードライタ220による
新たなカードの発行を不能にする(S3724)とともに、
紙幣識別機210における紙幣の受付けを拒否させ、かつ
発行中止ランプ242を点灯させる。 また、精算機300では、カードリーダ310によるカード
の受付けを不能にする(S3734)とともに、精算中止ラ
ンプ342を点灯させる。 この実施例のシステムでは強制終了を各端末機に対し
個別に行なうことができるようにしてあり、第37図の処
理S3702で表示されたCRT画面を見て、テンキー425より
台番号を指示すると、S3703以降の処理と同じ処理に従
って表26に示されている“強制終了要求(個別)”パケ
ットに台番号が付加されて指定された端末機に送信さ
れ、それを受信した端末機では、上述したのと同じ処理
(S3711〜S3716,S3721〜S3724,S3731〜S3734)が実行さ
れる。 さらに、この実施例の伝送システムでは、管理装置40
0の側から強制終了中の端末機の動作停止を解除させる
指令を伝送するための“強制終了解除”なるパケットも
種別用のものと個別用の2種類が用意されている。第38
図には、種別ごとに強制終了状態を解除させる場合の手
順が示されている。 この場合の手順は第37図に示されている強制終了要求
の場合の手順とほぼ同一である。すなわち、管理装置40
0のCRT表示装置405を見ながらコンソール406から強制終
了解除の指令を入力する処理および管理装置400からNAU
530に対してパケットを送信してその応答“ACK"を受け
取るまでの処理S3801〜S3808は、第37図の処理S3701〜S
3708に、また各端末機の制御ユニット160,250,350にお
いて、NAU530からの“強制終了解除”パケットを受信し
て、データ伝送コントローラ551からユニットコントロ
ーラ190,251,361に伝え、それを確認して対応する動作
を開始するまでの処理S3811〜S3813,S3821〜S3823およ
びS3831〜S3833は、第37図に示されている処理S3711〜S
36713,S3721〜S3723およびS3731〜S3733に、それぞれ対
応する。 異なる点は送信パケットとして“強制終了要求”の代
わりに“強制終了解除”を用いる点と、各端末機の動作
が逆になる点である。すなわち、パチンコ機においては
強制終了解除の確認によってカードリーダ180によるカ
ード受付けを可能にし(S3814)、かつアナログ表示器1
64をスクロール(点灯するランプの移動)させていわゆ
る客待ちの状態を表示させる。またカード発行機200に
おいては、紙幣識別器210による購入紙幣の受付けを可
能にし、かつ発行中ランプ241を点灯させる。さらに、
精算機300においては、カードリーダ310によるカードの
受付けを可能にし(S3834)、かつ精算中ランプ341を点
灯させる。 各端末機を個別に終了解除させる処理(図示省略)
は、第38図と略同様の手順によって個別に行なわれる。 第39図に、パチンコ機100において遊技終了スイッチ1
14が押された場合の遊技終了処理の手順を示す。 パチンコ機100下部に設けられている遊技終了スイッ
チ114が押されると、ユニットコントローラ190がこれを
検出してユニットメモリ170内のカードテキストのカー
ド状態を「遊技中」から「フリー」に書き換えるととも
に、ユニットメモリ170内のコマンドレジスタCR1に終了
スイッチがオンされたことを示すメッセージを書き込む
(S3901,S3902)。すると、データ伝送コントローラ551
がこれを読み取って、“終了スイッチ”パケットにカー
ドテキストを入れ、低層ネットワーク510を介してNAU53
0へ送信する(S3903)。NAU530は、そのパケットを受け
取ると、高層ネットワーク用のヘッドを頭に付けてカー
ドテキストを管理装置400へ送る(S3904)。その後は、
パチンコ機100の中断スイッチ115がオンされた場合の処
理手順(第32図S3205〜S3212参照)と同じ手順に従って
制御ユニット160に“ACK"が返送され(S3905〜S391
2)、カードリーダ180からカードが排出され(S391
3)、ユニットメモリ170内のパチンコ機に関する稼動情
報が「フリー状態(客待ち状態)」に変更される。ま
た、玉数表示器163および金額表示器162の表示が「0」
にクリアされるとともに、購入スイッチ内の購入可能を
示すランプ113aが消灯される。 一方、この実施例のシステムでは、前述した中断処理
(第32図参照)によって遊技が中断され、他のカードの
受付けを拒否している中断中のパチンコ機100が、その
中断機から開放されたカードを精算機300に挿入して精
算処理が行なわせると、管理装置400からの指令によっ
て中断が解除されるようになっている。 第40図にその場合の処理手順を示す。 カードが精算機に挿入されると、精算機300と管理装
置400との間のデータ伝送によって精算処理(第42図参
照)が実行され、その終了を管理装置400が確認する
と、カード情報に基づいて対応する中断中のパチンコ機
100に向けて“中断終了”パケットを送信する(S4001,S
4002)。このパケットは一旦NAU530によっ受信され、高
層ネットワーク用ヘッドが外されてから対応するパチン
コ機100の制御ユニット160に対して送信される(S400
3)。このパケットをデータ伝送コントローラ551が受信
すると、ユニットメモリ170内のコマンドレジスタCR2に
「中断終了」なるメッセージが書き込まれ、これをユニ
ットコントローラ190が読み取って確認すると、カード
リーダ180によるカードの受付けが可能にされるととも
に、ユニットメモリ170内のパチンコ機に関する稼動情
報を「中断中」から「フリー状態」に変更する(S4011
〜S4015)。またパチンコ機前面の玉数表示器163と金額
表示器162の表示を「0」にクリアするとともに、中断
中を示すランプ115aを消灯し、アナログ表示器164をス
クロールさせて、客待ち状態とする。 一方NAU530は、管理装置400からの“中断終了”パケ
ットを受信した時点で応答信号たる“ACK"パケットを送
信し、これを管理装置400が受信すると、P機フィルタF
L4内の稼動情報を「中断中」から「フリー状態」に変更
する(S4021〜S4023)。 第41図に、カード発行機200に紙幣が挿入されてから
カードCDが発行されるまでの処理手順が示されている。 発行機200の紙幣挿入口211に紙幣が投入されると、紙
幣識別器210がこれを識別してユニットコントローラ251
に知らせ、購入選択スイッチ内のランプL1〜L5を点灯し
て選択を促す表示を行なうとともに、投入金額を金額表
示器213に表示させる(S4101)、それから、購入選択ス
イッチ212の一つがオンされて購入金額が指定される
と、ユニットコントローラ251がその金額を確認して、
ユニットッモリ270内のコマンドレジスタCR1に「カード
購入」メッセージを、また、送信データエリアにカード
の購入金額を発行受付け番号を書き込む(S4102,410
3)。発行受付け番号は、発行機200ごとに受付け順序を
示す番号として与えられる。 次にデータ伝送コントローラ551がこれを読み取って
“カード購入”パケットを形成し、これに購入金額と発
行受付け番号を入れてNAU530に送信し、NAU530がこれに
高層ネットワーク用ヘッドを付けて管理装置400へ伝送
する(S4104,4150)。管理装置400がこの“カード購
入”パケットを受信すると、カードの発行通し番号nを
決定し、かつこの発行通し番号nから例えば関数f
(n)を使ってカード番号を算出して、これに基づいて
購入金額等のカードテキストと初期値およびカード来歴
欄とからなるカードファイルFL3(表18参照)を作成
し、カードテキスト、発行受付け番号およびチェックコ
ードを入れた“ACK"パケットを送信する(S4106〜S410
9)。 この“ACK"パケットは一旦NAU530によって受信された
高層ネットワーク用ヘッドが外されて低層ネットワーク
510へ送られ、指定された発行機200のデータ伝送コント
ローラ551によって受信される(S4110,S4111)。する
と、伝送コントローラ551によってユニットメモリ270の
コマンドレジスタCR2に「カード購入」メッセージが、
また受信データエリアに発行受付け番号とカードテキス
トが書き込まれる(S4112)。そして、ユニットコント
ローラ251が返送された発行受付け番号を確認すると、
カードライタ220によって、表面に購入金額等が印字さ
れ、磁気面にはカード番号が記録されたカードを発行
し、これを排出する(S4113〜S4115)。また、この時つ
り銭があれば残金払出器230によって払い出されるとと
もに、購入選択スイッチ内のランプL1〜L5が消灯され、
金額表示器213の表示が「0」にクリアされる。 上記のように、カード発行に際して発行受付け番号を
発行機200から管理装置400へ送り、それを再び発行機に
返送しそれを確認してからカードを発行する手続きによ
って、伝送エラーによるカードの2重発行を防止するこ
とができる。 第42図に、精算機300におけるカードの精算処理の手
順を示す。精算機300のカードリーダ310にカードCDが挿
入されると、カードの磁気面に記録されている情報を読
み取って、年月日と識別コードを確認し、一致すればカ
ード番号をユニットコントローラ351に転送する(S420
1)。ユニットコントローラ351は、ユニットメモリ370
内のコマンドレジスタCR1に「カード精算」なるメッセ
ージを、また送信データにカード番号を書き込む(S420
2,S4203)。すると、データ伝送コントローラ551がそれ
を読み取って、“カード精算要求”パケットを形成し、
カード番号を入れて低層ネットワーク510上に伝送する
(S4204)。そして、NAU530がそれを受信して高層ネッ
トワーク用ヘッドをパケットの頭に付けて管理装置400
へ送信する(S4505)。管理装置400がそのパケットを受
信すると、カード番号から逆関数を用いて発行通し番号
(n)を算出し、それに基づいてカードファイルFL3を
検索し、対応するカードテキスト(カード情報)を読み
出して、カード状態を確認する(S4206〜S4208)。ここ
で、カード状態が適切でない場合、例えば既に精算済で
あるとか、帰零(持玉と金額がともにゼロ)状態である
場合には、精算拒否を示す“NAK"パケットを形成して送
信する(S4211)。すると、NAU530がそれを受信して高
層ネットワーク用ヘッドを外し、要求元の精算機300の
制御ユニット250に伝送する(S4212)。そして、データ
伝送コントローラ551がそれを受信して、ユニットメモ
リ270内のコマンドレジスタCR2に「応答拒否」メッセー
ジを書き込み、それをユニットコントローラ251が読み
取って確認し、カードリーダ310からカードを排出させ
る(S4213〜S2416)。 一方、管理装置400が上記処理S4208において、カード
状態が適切であると判定した場合には、応答信号たる
“ACK"パケットを形成し、それにカードファイルより読
み出した精算データ(持玉数および未使用金額)やカー
ド来歴、精算受付時刻等を入れて送信し、NAU530がその
パケットから高層ネットワーク用ヘッドを除去して制御
ユニット350へ伝送する(S4221,S4222)。すると、デー
タ伝送コントローラ551がそれを受信してユニットメモ
リ370内のコマンドレジスタCR2に「カード精算」メッセ
ージを、また受信データエリアRDAに精算データ等受信
したデータを書き込み、ユニットコントローラ351がそ
れを読み取って肯定応答があったことを確認して、玉数
表示器312に持玉(獲得玉を含む)数を、また金額表示
器313に未使用金額をそれぞれ表示させるとともに、プ
リンタ330によって精算データ等の明細を印字したレシ
ート(景品引換券)を発行するとともに、紙幣払出器32
0および硬貨払出器326より未使用残金を排出する(S422
3〜S4225)。これとともに、ユニットコントローラ351
はカードリーダ310に投入されているカードに無効表示
を印字してカードタンク314内に精算済カードとして没
収し、ユニットメモリ370のコマンドレジスタCR1に「精
算終了」を示すメッセージを、また送信データエリアに
カードテキストを書き込む(S4226,S4227)。そして、
データ伝送コントローラ551がこれを読み出して“精算
終了”パケットを形成して送信し、NAU530がそのパケッ
トの頭に高層ネットワーク用ヘッドを付けて管理装置40
0に送る(S4228,S4229)。“精算終了”パケットを受信
した管理装置400は、パケット内のカード番号から再び
発行通し番号nを逆算し、それに基づいてカードファイ
ルFL3内の対応するカードの状態を「精算済」に変更す
るとともに、カード来歴を更新した後、中断カードを精
算した場合には第40図に示すパチンコ機100の中断終了
処理S4001〜S4023を実行してから“ACK"パケットをNAU5
30に対して送信する(S4230〜S4234)。 上記のように、精算機300からのカード精算要求に応
じて管理装置400より精算データを送り、精算が終了し
た時点で再び精算終了を管理装置へ知らせるようにし、
その時点で初めて精算が処理したものを取扱っているの
で、例え精算機における精算の途中で停電等の事故が発
生しても精算データはカードファイルのFL3中に保全さ
れており、停電復帰後速やかに精算処理を続行できるよ
うになる。これによって遊技客に対し不利益を与えるお
それがなく、システムに対する信頼性が向上される。し
かも、上記実施例では精算レシート(景品引換券)に来
歴データをも印字させるようにしているため、印字され
た精算データ(持玉数)の信憑性が高くなり、システム
への信頼感が高められるようになる。 第43図に、端末機側でユニットコントローラによる制
御が不能になった場合とか、バス異常が検出されたとい
うようなトラブルが発生し、制御ユニット160,250また
は350の判断で端末機の動作を強制終了させる場合の処
理の手順が示されている。 この場合、各端末機の制御ユニット160,250または350
のユニットコントローラ190,251または351が強制終了要
因が発生したとき判断すると(S4301,S4311,S4321)、
各々カードリーダ180,220,310によるカードの受付けも
しくは発行を不能にする(S4302,S4312,S4322)ととも
に、パチンコ機100が遊技中であった場合にはカードリ
ーダ180によりカードを排出させ(S4303)、アナログ表
示ランプ164を消灯する。また、発行機200では紙幣識別
器210による紙幣の受付けを不能にし、発行中止ランプ2
42を点灯させる。さらに、精算機300では精算中止ラン
プ342を点灯させる。そしてユニットメモリ170,270,370
内のコマンドレジスタCR1に「強制終了通知」なるメッ
セージを書き込み、また送信データエリア内の稼動情報
(表11参照)の強制終了ビットに「1」を立て、モニタ
情報1または2(表9、表10参照)の異常発生の原因に
対応したビットに「1」を立てる(S4304,S4314,S432
4)。すると、データ伝送コントローラ551がそれを読み
出して、“強制終了通知”パケットを形成し、それにユ
ニットメモリ内の稼動情報とモニタ情報1,2を入れて送
信する(S4305,S4315,4325)。NAU530がこれを受信し
て、パケットの頭に高層ネットワーク用ヘッドを付けて
管理装置400へ送り、管理装置400がこれを受信して「強
制終了通知」を確認すると、CRT表示装置405の画面上に
割込みメッセージを表示させ、かつプリンタ404により
その明細を印字させた後、NAUに対して応答“ACK"パケ
ットを送信する(S4331〜S4337)。 このように、実施例のシステムでは、管理装置400の
側から各端末機に対する強制終了の他、各端末機が自ら
の判断で動作を停止することができるようにされている
ため、システムの柔軟性が高くなるとともに、強制終了
通知に稼動情報とモニタ情報を付加して送信しているた
め管理装置の側においてその原因を容易に把握すること
ができる。 第44図には、定時データ収集によって収集した端末機
の稼動データ中のホットコードが、初めに設定した値と
一致するか管理装置400がチェックすることによってユ
ニット側のデータの異常を発見した場合に、各端末機の
制御ユニット内の稼動データを破棄させ、代わりに管理
装置400のファイル内の登録しておいた異常発生直前の
データを端末機に送ってユニットのデータを復旧させる
ためのデータ復旧処理の手順が示されている。 この場合、管理装置400のCPUがユニット(端末機)の
異常を検出すると、そのユニットに関するファイルを、
主記憶装置M−MEM内のP機ファイルFL4、発行機ファイ
ルFL5または精算機ファイルFL6から読み出して、“ユニ
ット復旧データ”パケットを形成し、その中にファイル
から読み出した稼動データと年月日、識別コード等の設
定値データ(以下復旧データと称する)を入れて送信す
る(S4401,S4402)。 すると、指定されたNAU530がそれを送信して高層ネッ
トワーク用ヘッドを外して低層ネットワーク510上へ送
り出し、対応する端末機のデータ伝送コントローラ551
がそのパケットを受信して、ユニットメモリ170,270ま
たは370内のコマンドレジスタCR2に「ユニット復旧デー
タ」なるメッセージを書き込み、受信データエリアRDA
には復旧データを書き込む(S4403〜S4405)。それをユ
ニットコントローラ190,251または351が読み取って、端
末機の動作を停止させるとともに、カードリーダ180,22
0,310には年月日と識別コードを与えて記憶させる(S44
06〜S4408)。パチンコ機では、動作停止命令を実行す
るときに遊技中であればカードリーダからカードを排出
させるようにしてもよい。 その後、ユニットコントローラ190,251または351が、
ユニットメモリ170,270,370内のコマンドレジスタCR1に
「ユニット復旧データ」メッセージを、また送信データ
エリアSADに受信した復旧データのうち稼動データを書
き込み、データ伝送コントローラ551がそれを読み取っ
て“ACK"パケットを形成し、その中に稼動データを入れ
て送信する(S4409,S4410)。そして、そのパケットを
受け取ったNAU530が高層ネットワーク用ヘッドを頭に付
けて送信し、管理装置400がそれを受信すると稼動デー
タ内の台番号からP機ファイルFL4、発行機ファイルFL5
または精算機ファイルFL6を参照して相当する端末機の
稼動データを読み出してきて、受信した稼動データと比
較する(S4411〜S443)。 その結果、内容が一致すると、リスタート処理S4501
(第45図参照)へ移行する。 なお、停電によりまたは誤って電源スイッチをオフし
てしまって全端末機の稼動データが破壊されたような場
合における全端末機へのデータの復旧も、この“ユニッ
ト復旧データ”パケットを用いて上記処理S4401〜S4413
をユニットごとに繰り返すことにより行なわれる。この
場合、管理装置400のCPUは停電があったことをフラグ等
により覚えておいて、プログラムに従って電源立上り後
に全ユニットに対するデータ復旧を自動的に行なう。 次に、ユニットのデータ復旧処理後にユニットに対し
て動作の再開を指令するリスタート処理の手順を第45図
を用いて説明する。なお、このリスタート処理は、各端
末機個々に対して行なうことも、端末機の種別(パチン
コ機、発行機、精算機)ごとに行なうこともできるよう
になっている。第45図には、このうち種別のリスタート
処理の手順が示されている。 第44図に示されているユニットのデータ復旧処理S440
1〜S4413が終了すると、管理装置400のCPUがリスタート
処理プログラムを開始し、先ず“種別リスタート”パケ
ットを形成して該当するNAU530へ送信する(S4501,450
2)。この場合、対象となるユニットが異なるNAU530下
の低層ネットワーク510にまたがっている場合には、該
当する全てのNAUに対して同じパケットを送信する。NAU
530はこのパケットを受信すると、高層ネットワーク用
ヘッドを外して該当するユニットにパケットを送信する
とともに、管理装置400に対しては応答“ACK"パケット
を送信する(S4503〜S4506)。 一方、NAU530から送信されたパケットを受信した制御
ユニット160,250または350では、データ伝送コントロー
ラ551が、ユニットメモリ170,270,370内のコマンドレジ
スタCR2に「種別リスタート」なるメッセージを書き込
む(S4511,S4512,S4521,S4522)。すると、リスタート
待ち状態にあったユニットコントローラ190,251または3
51がそれを読み込んで確認し、動作を再開する(S4513,
S4514,S4523,S4524)。このとき、パチンコ機100および
精算機300では、カードリーダ220,310に対して、カード
に記録されている情報の再読み込み(S4515)を指令
し、カードリーダからカード番号を受信してから動作を
再開するようになっている。なお、データ復旧処理され
たユニット(端末機)を個別に動作を再開させる処理
(図示省略)は、第45図に示されている処理とほぼ同じ
である。異なる点は、管理装置400から送信されるパケ
ットとして、“個別リスタート”パケットが使用される
点と、対象となるユニット一つに対して個別にメッセー
ジが送信される点のみである。 第46図に、端末機の側で各種スイッチやセンサ等の信
号を監視していて異常を検出した場合に、それを管理装
置400に通知するモニタ異常処理の手順が示されてい
る。 端末機のユニットコントローラ190,251または351がス
イッチやセンサなどの信号またはカードリーダ180,220,
310からのモニタ情報を監視してその異常を検出する
と、ユニットメモリ170,270または370内のコマンドレジ
スタCR1に「モニタ異常」なるメッセージを、また送信
データエリアには、モニタ情報1,2と稼動情報を書き込
む(S4601,S4602)。そして、これをデータ伝送コント
ローラ551が読み取って、“モニタ異常”パケットを形
成し、その中にモニタ情報1,2と稼動情報を入れて送信
し、NAU530がそのパケットを受信してその頭に高層ネッ
トワーク用ヘッドをつけて管理装置400へ送る(S4603,S
4604)。管理装置400は、“モニタ異常”パケットを受
信し、それを確認するとCRT表示器405の画面上に割込み
メッセージとユニットの台番号を表示し、かつプリンタ
404によって異常内容を記載した明細書を印字する(S46
05〜S4608)。これとともに、管理装置400はP機ファイ
ルFL4、発行機ファイルFL5または精算機ファイルFL6内
の該当するファイルのデータのうち、モニタ情報1,2お
よび稼動情報を更新し、パケットを送ってきたNAU530に
対しては応答“ACK"パケットを送信する(S4609〜S461
1)。 上記“モニタ異常”パケットにより、管理装置400は
シウテム稼動中常に各端末機の状態を知ることができ
る。 第47図には、低層ネットワーク510(トークンバス)
に断線等の異常があって、NAU530と各ユニット間の通信
が不能になったことをNAU530および各端末機のデータ伝
送コントローラ551が検出した場合の処理の手順が示さ
れている。 この場合、NAU530がトークンバスの異常を検出する
と、“トークンバス異常”パケットを形成し、それに高
層ネットワーク用ヘッドを付け、データ部には通信異常
のあるユニットに関する稼動情報およびモニタ情報1,2
と台番号を入れて管理装置400へ送信する(S4701,S470
2)。すると、管理装置400は、このパケットを受信して
トークンバスの異常を確認してCRT表示装置405の画面上
に割込みメッセージと異常端末の台番号を表示し、かつ
プリンタ404によって異常内容を記載した明細書を印字
する(S4703〜S4706)。これとともに、管理装置400は
P機ファイルFL4、発行機ファイルFL5または精算機ファ
イルFL6内の該当するファイルのデータのうち、モニタ
情報1,2および稼動情報を更新し、パケットを送ってき
たNAU530に対しては応答“ACK"パケットを送信する(S4
707〜S4709)。 一方、トークンバスの異常を検出した端末機側のデー
タ伝送コントローラ551は、ユニットメモリ170,270また
は370内のコマンドレジスタCR2に前述した「個別強制終
了要求」メッセージを入れて、ユニットコントローラ19
0,251または351に知らせ、端末機の動作を停止させるよ
うになっている(S4711〜S4713)。 以上説明したように本実施例のデータ伝送システム
は、高層ネットワーク520と低層ネットワーク510との階
層的構成からなり、低層ネットワークは専用のNAU530に
よって制御されるようになっているので、500〜1000台
の端末機が接続されるシステムにおいても管理装置400
の負担がそれほど増大せず、しかも多量のデータの伝送
を高速で行なえるため、例えば1秒に1回、各端末機の
稼動データを収集するようなことが余裕をもって実行で
きるようになる。 また、パチンコ遊技システムに適した多数の通信パケ
ットを用意し、管理装置400との間でメッセージおよび
データを交換することで端末機の稼動を可能にし、端末
機単独では何ら有効な動作が実行できない有機的結合体
を構成しているので、例えば端末機を1台だけ手に入
れ、それを使って(カードのコピー)不正を行なおうと
しても何ら利益を得ることができない。そのため、不正
行為の介入を全く許さないとともに、稼動データを1秒
ごとに収集し、管理装置400の側でバックアップできる
ようにしているため、停電等が発生してシステムがダウ
ンしても速やかにデータを復旧し、システムを立ち上げ
ることができ、信頼性の高いシステムを得ることができ
る。 以上、第18図に示す遊技システムにおけるデータ伝送
に使用される個々のパケットの処理について説明した。 次に、上述した各種パケットを用いてシステムを動作
させる場合の開店から閉店までのシステム全体の動作の
流れを各端末機ごとに説明する。 第48図には、カード発行機200と管理装置400との相互
関係に関する動作フローが、また第49図にはカード発行
機200におけるカード発行動作のフローがそれぞれ示さ
れている。 第48図に示すように、システムの電源が投入される
と、管理装置400、NAU530、発行機の制御ユニット250お
よびカードライタ220のコントローラ228内の各種レジス
タやフラグ、カウンタ等のイニシャライズ(第25図参
照)が実行される(S401,S501,S201,S601)。それか
ら、管理装置400より“回線テスト”パケットが送信さ
れ、NAU530を介して制御ユニット250に伝送される(S40
2,S502,S202)。すると、制御ユニット250が受信データ
とともに自己の台番号、通し番号、チャネル番号を送信
し、NAU530がこれを受信してユニットテーブルを作成す
る(S503,S203)。一方、管理装置400は“ユニットテー
ブル要求”パケットに送信し、NAU530がこれを受信する
と、作成したユニットテーブルを送信して、管理装置40
0によって受信される(S403,S504,S404)。 続いて、管理装置400が、“初期値設定”パケットを
使って初期値を送信すると、NAU530を介して制御ユニッ
ト250およびカードライタのコントローラ228に伝送され
る(S405,S505,S204,S602)。しかる後、管理装置400が
“閉店コード”パケットを、NAU530を介して制御ユニッ
ト250へ送信し、これによってカード発行機200はカード
発行準備が終了して紙幣受付可能な状態に移行する(S4
06,S506,S205)。 この状態で、カード発行機200に購入紙幣が投入され
ると、制御ユニット250からNAU530を介して管理装置400
へ“カード購入”パケットが送信される(S210,S510,S4
10)。管理装置がこれを受信すると、カードに関するデ
ータの入ったカードテキストを作成して発行通し番号と
ともに送信し、NAUを介して発行機の制御ユニットに伝
送され、制御ユニットがこれを受信すると、カード番号
とカードライタのコントローラに渡し、カードライタが
所定のカードを発行する(S410,S510,S210,S620)。 また、制御ユニット250は、残金払出装置を駆動し
て、つり銭を返却する(S210)。 システム稼動中に、カード発行機200の動作を強制停
止させたい事態が生じた場合、管理装置から対応する発
行機に対して“強制終了”パケット(個別もしくは種
別)が送信され、NAU530を介して発行機の制御ユニット
に伝えられ、カードの発行不能な状態に移行される(S4
81,S581,S281)。また、強制終了の原因が解消されて、
カード発行機200の動作を再開させる場合には、“強制
終了解除”パケットが管理装置400からカード発行機に
対して送信される(S482,S582,S282)。 さらに、閉店時刻になってシステムの稼動を終了させ
る場合には、“閉店コード”パケットが管理装置400か
らカード発行機200に対して送信される(S490,S590,S29
0)。 次に、カード発行機200における紙幣投入からカード
発行までの処理(第48図に示すステップS210に相当)の
詳細な動作手順を第49図を用いて説明する。 カード発行機200に紙幣が投入されると、紙幣投入待
ち状態(S211)にあったユニットコントローラ251が紙
幣識別器210に投入された紙幣を識別して、異常紙幣を
判断した場合にはそのままその紙幣を排出してカードの
発行を拒否する(S212)。一方、正常な紙幣であると判
定すると、受入金額を金額表示器213に表示させ、かつ
購入選択スイッチ内蔵のランプを、購入可能な金額範囲
まで表示させる(S213,S214)。 次に、購入選択スイッチ212により購入金額が指定さ
れると、その金額を確認して、ユニットメモリ270内の
発行機200に関する稼動データ(受入金額、預り金額、
発行金額)を更新してから、“カード購入”パケットを
管理装置400に向かって送信する(S215〜S217)。 そして、管理装置400からその応答信号としてカード
テキストの送信を受けると、発行データ(カード番号、
発行通し番号n、(発行金額)をカードライタのコント
ローラ228に送信する(S218)、すると、カードライタ
がホッパー(カード収納タンク221)からカードを取り
出して磁気面にカード番号、年月日、識別コード、チェ
ックコードを記録し、再生ヘッドで書込みデータを読み
取ってベリファイ(正常に書き込まれたか否か)を行な
った後、発行金額、年月日、通し番号を印字してカード
を排出し、実行結果をユニットコントローラに送信する
(S221〜S227)。 ユニットコントローラ251は、カードライタからカー
ド発行終了通知を受けると、ユニットメモリ270内の稼
動データのうち発行回数(枚数)を更新し、つり銭があ
る場合には残金払出器230よりつり銭を払い出す(S231,
S232)。それから、金額表示器213の表示を「0」にク
リアし、購入選択スイッチ内蔵のランプを消灯して一連
のカード発行処理が終了する(S233,S234)。 第50図には精算機300と管理装置400との相互関係に関
する動作フローが、また第51図には、精算機300におけ
る精算動作のフローをそれぞれ示す。 第50図において、システムの電源が投入されてから、
精算機300の初期化、回線テスト、初期値の設定を行な
い、開店コードを送信して精算機をカード受付け可能な
状態にさせるまでの手順(S301〜S305)は、第48図に示
したカード発行機200に関する準備動作(S201〜S205)
と同じである。ただし、閉店コード受信によってカード
発行機200は紙幣識別機における紙幣の受付けが可能に
されたのに対し、精算機300では、カードリーダ310によ
るカードの受付けが可能にされる(S603)。閉店コード
送信の際にも、紙幣受付け不能の代わりに、カードリー
ダによるカードの受付けが不能にされる(S660)。 また、システム稼動中における精算機に対する強制終
了手続き(S451,S551,S351)およびその解除手続き(S4
52,S552,S352)も第48図に示したカード発行機200の場
合と同じである。この手続きによってカードリーダ310
は、カードの受付けを不能にしたり(S651)、カードの
再受付けを可能にしたりする(S652)。 一方、精算機300がカード精算可能な状態にされてか
ら、カードリーダ310にカードが挿入されると、磁気面
に記録されているカード番号、年月日、識別コードをカ
ードリーダが読み取ってコードを確認し、正規のカード
ならば、カード番号を制御ユニット350に渡す(S63
0)。すると、制御ユニット350は“カード精算”パケッ
トを、NAU530を介して管理装置400へ送信し、管理装置
がこれを受信すると、カードファイルFL3からカードの
来歴等のデータを読み出して制御ユニット350へ送信す
る(S310,S520,S420)。そして、制御ユニット350がプ
リンタ330を駆動して獲得玉数や未使用金額、来歴等の
明細を印字したレシート(景品引換券)を発行すると共
に、未使用金額相当分を紙幣払出器320および硬貨払出
器326より払い出す(S310)。さらに、カードリーダ310
に対してカード没収指令を出して、カードを没収する
(S630)。そして、精算処理が終了した時点で管理装置
400に対し精算終了を送信して、一連の手続きが終わる
(S310,S520,S420)。 次に、精算機300におけるカード挿入から精算終了ま
での処理(第50図のステップS630とS310に相当)の詳細
な動作手順を第51図を用いて説明する。 カード待ち状態(S631)にあった精算機300のカード
リーダ310にカードCDが挿入されると、再生ヘッドでカ
ードに記憶されているコードを読み取って(S632)、年
月日と識別コードを確認し、一致しないときはそのまま
カードを排出し(S633)、一致すると読み取ったコード
のうちカード番号を制御ユニット350内のユニットコン
トローラ351に転送する(S634)。すると、制御ユニッ
ト350が“カード精算”パケットを形成し、その中にカ
ード番号を入れて管理装置400へ送信する(S311)。そ
して、応答信号(ACK)を受信すると、その中に含まれ
ているカードデータに基づいて精算可能なカードか否か
判定し、不能ならばカードリーダよりカードを排出させ
る(S312,S635)。また、カードデータに基づいて玉数
表示器312および金額表示器313に獲得玉数(持玉数)と
未使用金額を表示させる(S313)。それから、プリンタ
330を駆動させて獲得玉数とカードの来歴等を印字した
レシートを発行する(S314)。そして、未使用金額があ
った場合には、紙幣払出器320と硬貨払出器326より、未
使用金額に、相当する紙幣と硬貨を排出させてから(S3
15)、玉数表示器と金額表示器の表示を「0」にクリア
する。 しかる後に、制御ユニット350がカードリーダに対し
てカード没収指令を送り、管理装置400に対して“精算
終了”パケットを送信する(S317,S318)。制御ユニッ
ト350からのカード没収指令を受けたカードリーダで
は、印字装置により無効表示を印字してから、カードを
カードタンク314内に没収して次のカードの挿入待ち状
態に移行する(S636,S637)。 第52図にはパチンコ機100と管理装置400との相互関係
に関する動作フローが、また第53図〜第56図にはパチン
コ機における遊技制御動作のフローを示す。 第52図において、システムの電源が投入されてから、
パチンコ機100等の初期化、回線テスト、初期値の設定
を行ない、開店コードを送信してパチンコ機を遊技可能
な状態にさせるまでの手順(S101〜S105)は、第48図に
示したカード発行機200に関する準備動作(S201〜S20
5)と同じである。ただし、開店コード受信によりカー
ド発行機200では紙幣識別機における紙幣の受付けが可
能にされたのに対し、パチンコ機100では、カードリー
ダ180によるカードの受付けが可能にされる(S703)。
閉店コード送信の際にも、紙幣受付け不能の代わりに、
カードリーダによるカードの受付けが不能にされる(S7
90)。 また、システム稼動中におけるパチンコ機100に対す
る強制終了手続き(S481,S581,S181)およびその解除手
続き(S482,S582,S182)も第48図に示したカード発行機
200の場合と同じである。この手続きによってカードリ
ーダ180は、カードの受付けを不能にしたり(S781)、
カードの再受付けを可能にしたりする(S782)。 一方、パチンコ機100が遊技可能な状態にされてか
ら、カードリーダ180にカードが挿入されると、カード
リーダが磁気面に記録されているコードを読み取って確
認し、正規のカードならばカード番号を制御ユニット16
0に渡す(S710)。すると、制御ユニット160は“カード
イン”パケットを、NAU530を介して管理装置400へ送信
し、管理装置がこれを受信すると、カードファイルFL3
からカードテキスト(カード番号、持玉数、金額および
カード状態)を読み出して制御ユニット160へ送信する
(S110,S540,S440)。そして、制御ユニット160がこれ
を受信すると、ユニットメモリ140内にカードテキスト
を保持して遊技を開始する(S110)。 そして、遊技中に中断スイッチ115がオンされ、制御
ユニット160がそれを確認すると、カードテキストを入
れた“中断スイッチ”パケットを送信し、管理装置400
からの応答信号(ACK)を受けて、パチンコ機100を「遊
技中断中」にし、カードリーダからカードを排出させる
(S120,S542,S442,S720)。また、遊技中断中のパチン
コ機にそのカードCDが再び挿入されると、カードリーダ
がカード番号を読み取ってそれを制御ユニット160に転
送する(S730)。すると、制御ユニット160は“中断カ
ードイン”パケットを形成して管理装置400へ送信し、
カードテキストを含んだ応答信号(ACK)を受けて遊技
を再開させる(S130,S544,S444)。 次に、遊技中にカードの持玉および金額が共に零にな
ったことを制御ユニット160が検出すると“帰零”パケ
ットを形成し、NAU530を介して管理装置400へ送信し、
その応答(ACK)を受けてカードリーダからカードを排
出させる(S140,S546,S446,S740)。 また、遊技中に終了スイッチ114がオンされ、制御ユ
ニット160がそれを確認すると、“終了スイッチ”パケ
ットを管理装置400へ送信し、その応答(ACK)を受けて
カードリーダからカードを排出させ、次のカードの挿入
待ち状態になる(S150,S548,S48,S750)。 さらに、遊技中に制御ユニット160が打止数に達した
と判断すると、“打止”パケットを管理装置400へ送信
し、その応答(ACK)を受けてパチンコ機100での遊技の
継続を不能にし、かつカードリーダよりカードを排出さ
せ、以後カードの受付けを拒否する状態になる(S160,S
550,S450,S760)。 そして、管理装置400のコンソール406からの入力によ
って打止解除指令がなされると、“打止解除”パケット
がNAU530を介して指定されたパチンコ機に送信され、パ
チンコ機100を遊技可能な状態へ移行させるとともに、
カードリーダに対してはカードの受付けを可能にする
(S470,S570,S170,S770)。 また、中断中のカードが精算機300にて精算された場
合には、管理装置400から中断中のパチンコ機100に対し
て、“中断終了”パケットが送信され、中断状態が解除
される(S475,S575,S175)。なお、上記動作フローにお
ける中断処理S210,130、帰零処理S140、遊技終了処理S1
50、および打止処理S160,S170は、必ずしも第52図に示
されている順番に従って実行されるものでなく、遊技の
進行状況に応じてそれらの処理が相前後したり、あるい
は全く実行されずに閉店処理(S190)に至ることもあ
る。 次に、上記動作フロー(第52図)中におけるパチンコ
機100の各種処理(S110〜S175)のより詳細な動作手順
を第53図〜第59を用いて説明する。 第53図にパチンコ機100にカードCDが挿入されてから
遊技制御が開始されるまでの手順を示す。 カード待ち状態(S711)にあったカードリーダ180に
カードが挿入されると、磁気面に記憶されているコード
(カード番号、発行年月日、識別コード)が読み取られ
(S712)、このうち発行年月日と識別コードをチェック
してコードが一致しないときにはカードがそのままカー
ドリーダから排出され(S713)、コードが一致するとカ
ード番号が制御ユニット160に転送される(S714)。 制御ユニット160は、カード番号を受け取ると、“カ
ードイン”パケットを形成し、その中にカード番号を入
れて管理装置400へ送信する(S111)そして、管理装置
から応答拒否パケット(NACK)を受信すると、カードリ
ーダに対してカード排出指令を与え、カードを排出させ
る(S119,S715)。 一方、“カードイン”パケット送信に対し、管理装置
400から肯定応答(ACK)を受信する(S112)と、“ACK"
パケットにより送られてきたカードテキストの情報から
持玉数と金額を確認し、玉数表示器163および金額表示
器162に表示させる(S113)。それから、アナログ表示
器164を駆動して持玉数をアナログ的に表示させ(S11
4)、パチンコ機100の制御装置150に対して発射許可信
号を与える(S115)。そして、ユニットメモリ170内の
稼動情報を「遊技中」に変更して(S116)から、遊技処
理S800へ移行する。 第54図に、中断中のパチンコ機100にカードCDが挿入
されてから遊技制御が開始されるまでの手順を示す。 カード待ち状態(S731)にあったカードリーダ180に
カードが挿入されると、磁気面に記録されているコード
が読み取られ(S732)、発行年月日と識別コードをチェ
ックしてコードが一致しないと、カードはそのままカー
ドリーダから排出され(S733)、コードが一致すると読
み取ったカード番号が制御ユニット160のユニットコン
トローラ190へ転送される(S731)。 制御ユニット160は、カード番号を読み取ると、ユニ
ットメモリ170内に保持しているカード番号と照合し(S
131)、中断カードの番号と一致しないときは、カード
リーダに対して排出指令を与えて、カードを排出させ
(S139,S735)、一致したときは“中断カードイン”パ
ケットを形成してカード番号を入れて管理装置400へ送
信する(S132)。管理装置400から“NAK"が帰ってくる
と、カードリーダに対しカード排出指定を与え(S139,S
735)、“ACK"が帰ってくると、持玉数と金額の表示を
行ない、制御装置150に対して発射許可を与えてから稼
動情報を「遊技中」に変更する(S133〜S137)。そし
て、中断表示スイッチ内のランプを消灯させて(S138)
から遊技処理S800へ移行する。 遊技処理とは、例えば、パチンコ機100の制御装置150
から送られてくる各種遊技球(発射球、入賞球、アウト
球等)の検出信号に基づいて、持玉数や打止め判定のた
めの差数等をリアルタイムで演算して、それをユニット
メモリ170内の送信データエリアに書き込んだり、購入
スイッチ113、中断スイッチ115、終了スイッチ114がオ
ンされたときに対応する処理を実行したり、持玉が零に
なった場合に遊技球の購入を促す等の処理である。 第55図には、中断スイッチ115がオンされた場合の処
理の手順と、管理装置400から中断解除の指令が入った
場合の処理手順を示す。 制御ユニット160が、中断スイッチ115がオンされたこ
とを確認すると、パチンコ機100の制御装置150に対する
発射許可信号を取り消して打球の発射を禁止するととも
に、ユニットメモリ170内のカード状態を「中断中」に
変更してから“中断スイッチ”パケットを管理装置400
に送信する(S121〜S124)。そして、管理装置400から
“ACK"パケットが帰ってくると、ユニットメモリ170内
の稼動情報を中断中に変更して、中断スイッチ内蔵のラ
ンプを点灯させてからカードリーダ180に対して排出指
令を与え、カードリーダが内部に保持しているカードを
排出する(S125〜S128,S720)。 一方、中断中のカードが精算機300によって精算され
たことに起因して、管理装置400から“中断終了”パケ
ットがパチンコ機の制御ユニット160に送られてくる
と、それを受信した制御ユニットは、玉数表示器と金額
表示器の表示を「0」にクリアし、かつユニットメモリ
170内の稼動情報を「フリー」状態に変更した後、中断
表示ランプを消灯し、アナログ表示器による持玉量の表
示を止めて、「客待ち」表示(点灯するランプの移動表
示)を行なう(S175〜S179)。 第56図には、カードの持玉数と未使用金額がともに零
になった場合(帰零発生の場合)の制御ユニット160に
おける処理手順の詳細を示す。 制御ユニット160が、カードの持玉数と未使用金額が
ともに零になったと判定する(S141)と、ユニットメモ
リ170内のカード状態を「帰零」に変更(S142)してか
ら、“帰零”パケットを形成して管理装置400へ送信す
る(S143)。そして、管理装置400からの応答(ACK)を
受け取る(S144)と、玉数表示器163と金額表示器162の
表示を「0」にクリア(S145)してから、ユニットメモ
リ170内のパチンコ機稼動情報を「フリー」に変更(S14
6)し、カードリーダ180に対してカード排出指令を出し
(S147)、カードリーダからカードを排出させる(S74
0)。しかる後、アナログ表示器164を持玉数の表示から
「客待ち」表示に変更する(S148)。 第57図に、遊技終了スイッチ114がオンされた場合の
制御ユニット160における処理の手順を示す。 遊技終了スイッチ114がオンされ、それを制御ユニッ
ト160が確認(S151)すると、ユニットメモリ170内のカ
ード状態を「遊技中」から「フリー」状態に変更(S15
2)してから、“終了スイッチ”パケットを形成して管
理装置400へ送信する(S153)。そして、管理装置400か
らその応答(ACK)を受け取る(S154)と、玉数表示器1
63と金額表示器162の表示を「0」にクリア(S155)し
てから、ユニットメモリ170内のパチンコ機稼動情報を
「フリー」に変更(S156)し、カードリーダ180に対し
てカード排出指令を出し(S157)、カードリーダからカ
ードを排出させる(S750)。しかる後、アナログ表示器
164を持玉量の表示から「客待ち」表示に変更する(S15
8)。 第58図には、制御ユニット160における打止処理と打
止解除処理の手順を示す。 制御ユニット160は、例えばパチンコ機100の制御装置
150からの各種遊技球の検出信号に基づいて差数(回収
玉数−出玉数)を演算し、それが予め定められた打止数
に達すると、打止発生と判定して(S161)、ユニットメ
モリ170内のカード状態を「遊技中」から「フリー」お
よび「打止」に変更(S162)し、“打止”パケットを形
成して管理装置400に送信する(S163)。そして、管理
装置400から応答(ACK)を受け取る(S164)と、玉数表
示器163と金額表示器162の表示を「0」にクリア(S16
5)してから、ユニットメモリ140内のパチンコ機稼動情
報を「打止」に変更(S166)し、カードリーダ180に対
してカード排出指令を出す(S167)。すると、カードリ
ーダ180は、カードを排出し、以後カードを受付けない
状態に移行する(S761,S762)。また、制御ユニット160
は、アナログ表示器164の持玉量表示を止めて、ランプ
を点滅させて「打止め」表示を行なう(S167)。 しかして、その後管理装置400からパチンコ機100の制
御ユニット160に対して“打止解除”パケットが送信さ
れ、制御ユニットがそれを受信すると(S171)、ユニッ
トメモリ170内のパチンコ機稼動情報を「打止」から
「フリー」状態に変更(S172)してから、カードリーダ
180に対してカード受付け許可指令を与え(S173)、カ
ードリーダ180がカード受付け可能な状態に移行する(S
770)。また、制御ユニットは、アナログ表示器164の表
示を「打止」表示(点滅)から「客待ち」表示に変更す
る(S174)。 第59図には、制御ユニット160における遊技処理(第5
3図参照)の一例としての遊技球演算処理と、持玉購入
処理の手順を示す。 制御ユニット160は、パチンコ機100に設けられている
発射センサ135,136やファウルセンサ134、アウトセンサ
132、セーフセンサ131,133等の遊技球検出センサからの
検出信号を制御装置150から受け取ると、発射センサが
オンされた場合(発射センサ135から136への打球の移動
を検出した場合)には持玉を1つ減算し、ファウルセン
サがオンされた場合および戻り玉を検出した場合(発射
センサ136から135への打球の移動を検出)には持玉数を
1つ加算する(S811,S812)。また、アウトセンサ132が
オンされたときはアウト玉数を1つ加算し、差数(回収
玉数−出玉数)を1つ減算する(S813)。さらに、セー
フセンサ131がオンされたときには、持玉数と出玉数
(累積値)にメイン賞球数を加算し、差数を演算する
(S814)。またセーフセンサ133がオンされたときに
は、持玉数と出玉数にサブ賞球数を加算し、差数を演算
によって求める(S815)。この差数が前述の打止の判定
(S161)に使用される。 一方、パチンコ機100に設けられた購入スイッチ113が
オンされ、制御ユニット160がこれを確認する(S821)
と、ユニットメモリ170からそのカードの未使用金額を
読み出してきてゼロでないことを確認する(S822)。そ
して、ゼロでないときは、予め定められた購入単位(例
えば200円)分の金額を未使用金額から減産してそれを
金額表示器162に表示させる(S823)。そして、上記購
入単位に相当する玉数(例えば50個)を持玉数に加算し
てそれを玉数表示器163に表示させる(S824)。なお、
上記持玉購入すなわち未使用金から持玉への変換処理に
よって、ユニットメモリ170内の未使用金額および持玉
数も変更される。 上記実施例の精算機においては、精算終了後にカード
を没収するようにしているが、カードを遊技客に返却し
てそのカードと精算機で発行されたレシートとを用いて
景品交換を行なわせるようにしてもよい。 また、上記実施例のパチンコ機にあっては、遊技中に
カードをカードリーダ内に保持させておいて、遊技終了
後もしくは中断時にカードを排出してフリー状態にさせ
るようにしているが、カード挿入による遊技開始時にカ
ード番号等をカードリーダで読み取ってカードを排出さ
せてから遊技を開始し、2度目のカード挿入により遊技
を終了させるようなシステムを構成するようにしてもよ
い。そのようなシステムを構成した場合には、上記実施
例の各遊技機に設けられている遊技終了スイッチ114が
不要となる。 次に、上記のごとく構成されたパチンコ遊技システム
に適した管理装置400におけるCRTの両面制御方法につい
て説明する。マイクロコンピュータを用いてシステムで
は、システムが複雑化されればされるほど管理装置400
により制御が多岐に渡り、オペレータが関与すべく処理
も多くなる。従って、それらオペレータが関与する処理
を分かり易くし、かつコンソールパネル406を容易に操
作できるように支援するため、CRT表示装置405の表示画
面の構成と、画面の制御手段が重要となる。 この発明は、以下のようにして画面制御を行なうこと
により、それほど経験を有しないパチンコ店の係員でも
容易にシステムを稼動できるようにバックアップしてい
る。 第60図に、開店前の操作に関する画面制御フローを示
す。 管理装置400および各端末機の電源が投入されると、
ハートディスク装置HDDからプログラムが読み込まれて
システムがスタートする。すると、先ずネットワークを
使った回線テストが開始され、CRT表示画面上には回線
テスト中であることを示すメッセージと日付が表示され
る(ルーチンR101)。そして、回線テストが終了し、異
常なしと判定する(ルーチンR102)と、ルーチンR103へ
進み開店の準備ができたこと、すなわちテスト終了を示
すメッセージと開店スイッチ421のオン操作を促すメッ
セージが表示される。なお、この際CRT画面上には、こ
のとき操作することのできるスイッチ(設定スイッチ43
2、ビルトイン・スイッチ438および日時設定スイッチ43
9)のメニューも表示されるようになっている。 一方、回線テストの結果、異常を発見したときには、
ルーチンR104へ進んで異常のある端末機の番号をCRT画
面上に表示する。しかして、この実施例では、回線異常
端末があっても開店スイッチ421をオンすることでシス
テムをスタートさせることができるようにされており、
その旨の表示もなされる。 上記ルーチンR103またはR104によりメッセージが表示
されている状態で、コンソール背面のビルトイン・スイ
ッチ438(第16図参照)がオンされると、ルーチンR105
でYES(スイッチオン)と判定してルーチンR111へ進
み、購入玉レート、識別コード、NAU台数、パチンコ機
台数、発行機台数、精算機台数、賞球数等の設定可能な
データのメニューを示す画面が表示され、画面の指示に
従った初期値の変更処理が実行される。しかも、この実
施例では、賞球数を複数台ごとに設定できるようにする
ため、第69図に示すように、現在の設定状態を示す欄LT
R1と、設定範囲(台番号)と設定値(メイン賞球数およ
びサブ賞球数)のインプットを示唆する欄LTR2とからな
る画面が表示されるようになっている。 また、上記ルーチンR103またはR104によりメッセージ
が表示されている状態で、コンソール上の設定スイッチ
432がオンされると、ルーチンR106でYES(スイッチオ
ン)と判定してルーチンR112へ進み、打止数を設定する
ための画面と打止コードを設定するための画面が表示さ
れ、その画面の指示に従った設定内容の変更処理が実行
される。なお、上記打止数および打止モードの設定のた
めの画面は、第69図に示したものと同じく2つの欄から
構成されており、これによって複数台ごとに設定変更を
行なえるようになっている。 一方、上記ルーチンR103またはR104によりメッセージ
が表示されている状態で、日時設定スイッチ439がオン
されると、ルーチンR107でYES(スイッチオン)と判定
してルーチンR113へ進み、日時設定用の画面が表示さ
れ、画面の表示に従った日時(年月日と時刻)の変更処
理が実行される。 さらに、上記ルーチンR103またはR104によりメッセー
ジが表示されている状態で、開店スイッチ422がオンさ
れると、ルーチンR108でYES(スイッチオン)と判定し
て開店処理フローA(第61図参照)へ移行するようにな
っている。なお、上記処理実行中常に通信回線(ネット
ワーク)を監視していて、発行機200のカードなし状態
あるいは精算機300のつり銭切れ等の緊急情報を知らせ
る割込みが入ってきたと判定すると(ルーチンR109)、
割込みメッセージを各処理画面の下欄(第69図では第19
行目)に表示するようになっている。 第61図には、上記開店後の処理フローの一例を示す。 開店スイッチ421がオンされると、先ずCRT表示画面に
は作業メニューの表示(以下、ノーマル表示と称する)
がなされる(ルーチンR121)、この場合、作業メニュー
の表示は、例えばこの画面表示中に受付け可能な有効ス
イッチの種類を表示することで行なう。有効スイッチと
しては、所望の稼動データをCRTに表示させるための
「表示メニュー」スイッチ、所望の稼動データをプリ
ンタにより印字させるための「印字メニュー」スイッ
チ、コンソールからの入力により打止解除指令を与え
る「打止解除」スイッチ、所望の端末機の動作を強制
的に停止させるための「強制終了」スイッチ、強制終
了させた端末機の動作を再開させるための「終了解除」
スイッチ、カード復活処理を開始させるための「カー
ド復活」スイッチ、閉店指令を与えるための「閉店」
スイッチがある。 上記ノーマル表示状態(ルーチンR121)において、表
示メニュースイッチ428がオンされると、ルーチンR122
でスイッチオンと判定してルーチンR201へ移行して先ず
表示可能な稼動データの種類を示すメニュー選択画面
(第70図参照)が表示される。ここで、テンキー425を
使って選択枝として「1」が入力されると、打止台(パ
チンコ機)の番号および各台ごとの打止回数、出玉数、
アウト玉数、差数(回収玉数−出玉数)、持玉数、売上
額、遊技客数等のデータの一覧表が表示される(ルーチ
ンR211)。 一方、選択枝「2」が入力されると、特定台のデータ
表示画面に変わり、台番号を入力することによりその台
に関する稼動データが表示される(ルーチンR212)。 また、選択枝「3」が入力されると、パチンコ機の全
台に関する稼動データの一覧表が表示される(ルーチン
R213)。選択枝「4」が入力されると、出玉数が回収玉
数よりも多いいわゆる「赤字台」の台番号とその稼動デ
ータが、また選択枝「5」が入力されると、回収玉数が
出玉数よりも多いいわゆる「黒字台」の台番号とその稼
動データがそれぞれ表示される(ルーチンR214,215)。 さらに、選択枝「6」が入力されると、全発行機の台
番号と各機ごとの受入金額、預り金額(発行カードの総
額)、払出金額(つり銭総額)、発行回数、モニタ情報
等の稼動データの一覧表が表示される(ルーチンR21
6)。 選択枝「7」が入力されると、全精算機の台番号と各
機ごとの精算全額、精算玉数、精算回数、モニタ情報等
の稼動データの一覧表が表示される(ルーチンR217)。 選択枝「8」が入力されると、端末機の種類ごとの稼
動データの統計(例えば、パチンコ機については出玉数
とアウト球数、差数、持玉数の各合計、発行機について
は預り金額とカード発行枚数の各合計、精算機について
は精算金額と精算玉数と精算カード枚数の各合計)が表
示される(ルーチンR218)。 選択枝「9」が入力されると、特定カードのデータ表
示画面に変わり、カードの発行通し番号nを入力するこ
とにより、第71図に示すように、そのカードに関する来
歴データ(受付け端末の番号、残高すなわち持玉への交
換がなされていない金額、持玉数、時刻)が表示される
(ルーチンR219)。 選択枝「10」が入力されると、第72図に示すようなカ
ードの明細を表示する画面、すなわち開店後から現時点
までに発行したすべてのカードの発行通し番号と各々の
カードの残高、持玉数、所定端末番号等の稼動データの
一覧表およびそれらの全カードの稼動データの現時点で
の合計を表示する画面に変わる(ルーチンR220)。しか
も第72図のカード明細表示画面では、表示の末尾に全カ
ードの状態の分布をカード枚数で示すデータ表示欄LTR3
が設けられている。 選択枝「11」を入力すると、カード合計表示画面に変
わり(ルーチンR211)、全発行カードのカード枚数、残
高合計、持玉合計および遊技中、中断中、精算終了、フ
リー状態、帰零、復活等の各状態のカードの枚数がそれ
ぞれ表示される。 選択枝「12」を入力すると、中断カードに関するデー
タ(残高、持玉数、中断した端末機の番号、中断時刻、
中断経過時間)をカード番号ごとに表示する画面に変わ
る(ルーチンR222)。 上記画面のうち、打止台表示(ルーチンR211)、全台
表示(ルーチンR213)、赤字台表示(ルーチンR214)、
黒字台表示(ルーチンR215)、発行機データ表示(ルー
チンR216)、特定カード表示(ルーチンR219)、カード
明細表示(ルーチンR220)、中断カードデータ表示(ル
ーチンR222)の各表示画面はスクロールが可能にされて
いる。しかも、本実施例のシステムでは、1秒ごとに各
端末機から稼動データを収集しており、上記各画面表示
中対応するデータは収集データに応じて刻々と更新され
る。 次に、上記各画面表示中(ルーチンR211〜R222)また
はメニュー選択画面表示中(ルーチンR201)に、コンソ
ール上のCRTクリアスイッチ427がオンされると、ルーチ
ンR121へ復帰する。 さらに、上記各処理実行中に、発行機200におけるカ
ード切れやつり銭切れ、打止台発生等の緊急情報を知ら
せる割込みが通信回線より入ってくると、ルーチンR203
で割込みありと判定してルーチンR233へ移行して例えば
表示画面の割込み表示欄(第70図の第19行目)に割込み
表示を行なう。 次に、作業メニューを表示するノーマル表示(ルーチ
ンR121)に戻って、ここで印字メニュースイッチ430が
オンされると、第62図のルーチンR123でスイッチオンと
判定されてルーチンR310へ進み、印字メニュー選択画面
が表示される。印字メニューの内容は表示メニューの内
容と全く同じであり、画面を見ながら各選択枝の番号を
テンキーを用いて入力すると、対応する稼動データの印
字(ルーチンR311〜R322)が実行される。 各稼動データの印字が終了し、または印字メニュー選
択画面表示中(ルーチンR301)に、コンソール上のCRT
クリアスイッチがオンされると、ルーチンR121のノーマ
ル表示画面に戻る。 また、上記各処理実行中に、通信回線から割込みが入
ってくると表示画面の割込み表示欄に割込み表示を行な
う(ルーチンR303,R323)。 次に、再びノーマル表示(ルーチンR121)に戻り、こ
こでコンソール上の打止解除スイッチ433がオンされた
とする。すると、第63図のルーチンR123からルーチンR4
01へ移行し、第73図に示すような打止解除用の画面が表
示される。この画面には打止台の台番号とその稼動デー
タが表示され、最後の列(両面の右端)には打止状態に
あることを示す符号として「打」なる文字が表示され
る。 この画面の表示中に、下欄のメッセージに従って台番
号を入力すると、指定された台番号のパチンコ機の打止
状態が解除され、画面上の指定台番号の表示行の右端の
「打」なる文字が「空」に書き換えられる(ルーチンR4
11)。そして、次の台番号が入力されたときあるいは一
旦ノーマル表示に戻って再び打止解除画面が表示された
ときに、「空」のついている台番号が表示画面のリスト
から外されるようになっている。 また、上記打止解除画面が表示されているときに、CR
Tクリアスイッチがオンされると、ルーチンR121に復帰
してノーマル表示がなされ、打止解除画面表示中に通信
回線から割込みが入ってくると、所定の欄(第73図第19
行目)に割込みが表示がなされる(ルーチンR413)。 一方、ノーマル表示に戻ったところでコンソール上の
強制終了スイッチ434がオンされると、ルーチンR125か
らルーチンR402へ進み、強制終了メニュー画面がCRTに
表示される。このメニューの内容は、パチンコ機、発行
機および精算機であり、画面のメッセージに従って選択
枝「1」を入力すると、強制終了させたいパチンコ機を
指定するためのパチンコ機強制終了画面が表示される
(ルーチンR421)。ここで、コンソールのテンキーを使
って所望のパチンコ機の台番号を入力してやると、指定
されたパチンコ機が強制終了され、画面の表示が更新さ
れる(ルーチンR422)。なお、この実施例では強制終了
を各台ごとに実行できるのはもちろん台番号として
「0」を入力すると全台を対象とした強制終了を実行で
きるようになっている。この強制終了表示画面は、第73
図の打止台表示と略同じ構成でよく、各行の末尾の
「打」の代わりに強制終了を示す「強」の符号を表示さ
せるようになっている。 また、ルーチンR402の強制終了メニュー画面表示中に
選択枝「2」を入力すると、強制終了させたい発行機を
指定するための発行機強制終了画面が表示される(ルー
チンR431)。ここで、テンキーを使って所望の発行機の
台番号を入力してやると、指定された発行機が強制停止
され、画面の表示が更新される(ルーチンR432)。この
場合にも、各端末機ごとの強制終了の他、全機を一括し
て強制停止させることができるようになっている。 さらに、ルーチンR402の強制終了メニュー画面表示中
に選択枝「3」を入力すると、強制終了させない精算機
を指定するための精算機強制終了画面が表示される(ル
ーチンR441)。ここで、テンキーを使って所望の精算機
の台番号を入力してやると、指定された精算機が強制停
止され、画面の表示が更新される(ルーチンR442)。全
精算機を一括して強制停止させることも可能である。 なお、上記各強制終了画面表示中(ルーチンR421,R43
1,R441)において、通信回線から割込みが入って来ると
所定の欄に割込み表示がなされ、またCRTクリアスイッ
チがオンされるとルーチンR121のノーマル表示に戻る。 さらに、強制終了メニュー画面表示中(ルーチンR40
2)においても、割込みが入ってくると画面上に割込み
表示がなされ、(ルーチンR451)、CRTクリアスイッチ
がオンされると、ルーチンR121のノーマル表示に戻る。 そして、ノーマル表示に戻ったところで、コンソール
上の終了解除スイッチ435がオンされると、ルーチンR12
6からルーチンR403へ進み、強制終了状態を解除するた
めのメニュー画面がCRTに表示される。このメニューは
上述した強制終了メニューと全く同じであり、各選択枝
を入力すると、第63図のルーチンR421〜R423,R431〜R43
3,R441〜R443に対応するルーチンR461〜R463,R471〜R47
3またはR481〜R483が実行され、強制終了中の端末機が
再び動作状態にされる。また、表示画面上では指定され
た台番号の行の末尾の「強」が消去されてブランクにな
ってから、リストから外される。 この強制終了解除の場合には、各端末の種別ごとに一
括して解除することができる。また、通信回線から割込
みが入ってくると、画面上に割込み表示がなされ(ルー
チンR491)、CRTクリアスイッチがオンされると、ルー
チンR121のノーマル表示に戻る。 再びノーマル表示に戻ったところで、コンソール上の
カード復活スイッチ424がオンされると、第65図のルー
チンR127からルーチンR405へ進み、第74図に示すような
カード復活を実行するための画面(初めは上から3行目
までの欄LTR4)が表示される。ここで、裏面のメッセー
ジに従って先ず復活したいカードの発行通し番号n(第
2図に示したように、カードの表面に印刷されている)
を入力すると、そのカードの現在の未使用金額と持玉数
とともに、カードの来歴データが表示される(ルーチン
R501)。そこで、この画面のデータを見てカードを復活
してもよいかどうかオペレータが判断して、画面下方の
メッセージに従って管理装置に設けられたカードライタ
407の挿入口に白紙のカード(裏面は磁気面)を挿入し
てから再度カード復活スイッチ424をオンさせると、年
月日、識別コードおよびカード番号を記録した復活カー
ドが発行される。CPUは磁気面に記録したコードのベリ
ファイを行ない、一致すると“CK"の表示を、また一致
しなかったときは、“エラー”の表示を行なう(ルーチ
ンR502)。それから、CRTクリアスイッチがオンされる
とルーチンR121がノーマル表示に戻る。また、上記カー
ド復活処理画面(ルーチンR405)または復活カードのデ
ータ表示画面(ルーチンR501)が表示されているとき
に、通信回線から緊急情報の割込みが入ってくると、画
面上の割込み表示欄(第19行目)に割込み表示がそれぞ
れなされる(ルーチンR503,R504)。一方、ルーチンR12
1のノーマル表示に戻ったところで、コンソール背面の
テストカードスイッチ437がオンされると、第65図のル
ーチンR128からルーチンR406へ進み、“テストカード発
行”中を示す文字と次の操作を示すメッセージからなる
テストカード発行処理画面が表示される。この画面の指
示に従って、先ず白紙のカードをカードライタ407に挿
入してから、テストカードスイッチ437を再度押圧する
と、例えば金額にして1000円分の遊技が可能なテストカ
ードが発行される。このとき、カードライタがベリファ
イを行なって一致が得られなかったときは、CRT画面上
にエラー表示がなされる(ルーチンR601)。そして、CR
Tクリアスイッチがオンされた時点でルーチンR121のノ
ーマル表示に戻る。 なお、上記テストカード発行処理画面表示中に、通信
回線から緊急割込みが入ってくると割込み表示が成され
る(ルーチンR602)。 ノーマル表示(ルーチンR121)に戻ったところで、コ
ンソール上の閉店スイッチ422がオンされた場合には、
ルーチンR129でYESと判定されて第66図に示す閉店処理
へ移行する。また、上記ノーマル表示(ルーチンR121)
による作業メニュー画面が表示されている間に通信回線
から緊急割込みが入ってきた場合にも割込み表示がなさ
れる(ルーチンR130,R131)。 第66図には、上記ルーチンR129において、閉店スイッ
チがオンされたと判定された場合の画面制御手順が示さ
れている。すなわち、閉店スイッチ422がオンされる
と、ルーチンR129からR170へジャンプし、有効スイッチ
の種類を示す閉店メニューの画面が表示される。閉店メ
ニューの画面に表示される有効スイッチは、「表示メニ
ュー」と「印字メニュー」と「終了」の3つのスイッチ
である。この閉店メニュー画面の表示中において、表示
メニュースイツチ428がオンされると、ルーチンR171で
スイッチオンと判定されてルーチンR701へ進み、メニュ
ー選択画面が表示される。ここで、メニュー選択画面に
表示されるメニューの種類は、開店中の処理Aにおい
て、ルーチンR121のノーマル表示中に表示メニュースイ
ッチがオンされた場合(第61図参照)と同じである。た
だし、第61図における各種データの表示は、システム稼
動中に定期的(1秒間隔)で収集される可変データであ
るのに対し、閉店スイッチオン後における表示データは
既に確定したデータである点が異なる。 メニュー選択画面表示中(ルーチンR701)において選
択枝の番号「1」〜「12」を入力して所望のデータを表
示させる処理(ルーチンR711〜ルーチンR722)および表
示中にCRTクリアスイッチがオンされた場合(ルーチンR
702)、割込みが入った場合の処理(ルーチンR703,R72
3)の手順は第61図の場合と同様であるので説明を省略
する。 次に、第67図には、ルーチンR170の閉店メニュー表示
中において、コンソール上の印字メニュースイッチ430
がオンされた場合の画面制御手順を示す。印字メニュー
スイッチ430がオンされると、ルーチンR172からR801へ
ジャンプし、メニュー選択画面の表示を表なう。 メニューの種類は、開店処理中のデータ印字(第62
図)と同じであり、かつ選択枝の番号を入力して所望の
収集データを印字させる処理(ルーチンR〜R822)およ
び表示中にCRTクリアスイッチがオンされた場合(ルー
チンR802)、割込みが入った場合(ルーチンR803,R82
3)の処理も第62図と同じである。 一方、ルーチンR170の閉店メニュー表示中において、
終了スイッチ423がオンされると、ルーチンR173からル
ーチンR180へ進み、マスタコンピュータの電源遮断の確
認および電源スイッチをオフすべき旨のメッセージから
なる画面を表示する。また、閉店メニュー画面表示中に
割込みが入った場合にも、画面の割込み表示欄(第19行
目)に割込み表示がなされる(ルーチンR174,R190)。 次に、第68図には、上記第60図〜第67図における割込
み表示処理(ルーチンR114,R223,R323,R412,R423,R433,
R443,R451,R463,R473,R483,R491,R503,R504,R602,R131,
R723,R823,R190)のより具体的な制御手順を示す。 通信回線から割込みが入ってくると、先ずコンソール
内のブザー440を鳴動(ルーチンR901)させてから、端
末機の種別ごとに割込みの原因を解析して、対応する割
込み表示へ移行する。ここで、割込みの要因がパチンコ
機における打止の発生によるものである場合には、ルー
チンR902にて打止発生時刻と打止台の番号と打止回数と
をCRTの画面上に割込み表示させる。また、割込みの発
生源がカード発行機であった場合には、その割込み要因
を解析して、発生時刻と台番号および割込み要因の種類
を表示させる(ルーチンR903)。カード発行機における
割込み要因としては、つり銭用の紙幣切れ、発行前の白
紙カード切れ、購入紙幣のタンクの満杯等がある。一
方、割込みの発生源が精算機であった場合にも、割込み
要因を解析して発生時刻と台番号および割込み要因の種
類を表示させる(ルーチンR904)。精算機における割込
み要因としては、未使用金払戻し用の紙幣切れと硬貨切
れ、レシート用紙切れ、カード回収用のタンクの満杯等
がある。 上記各割込み表示は、特に限定されるわけではない
が、この実施例では前述したように、各種メニュー表示
画面やデータ表示画面の第19行目において行なうように
なっている。また、これらの割込み原因はプリンタ408
により直ちに印字される。 また、管理装置のCPUに対する上記割込みは、パチン
コ機の打止については、“打止”パケットを用いて、ま
たカード発行切および精算機からのものは、“モニタ異
常”パケットを用いて行なわれる。 そして、上記各ルーチンR902〜R904による割込み表示
中にコンソール上のブサーストップスイッチ436がオン
されると、ルーチンR905でブザーの鳴動を停止させてか
らもとのルーチンへ復帰する。 なお、第70図に示すように、表示画面の第20行目にタ
イマ割込みによる収集データに基づく営業統計データを
表示させるようにすることもできる。 尚、実施例では一例としてこの発明を、パチンコ機を
遊技装置とする遊技設備に適用したものについて説明し
たが、この発明はそれに限定されるものではなく、遊技
装置としてアレンジボールやスロットマシン等を用いる
遊技設備においても適用することができる。また、実施
例では一例として封入球機構を利用した遊技装置につい
て説明したが、この発明はこれに限定されるものではな
く、封入球機構を利用しなくても、例えば記憶媒体の有
する金額情報を所要の交換レートの下で所望の遊技媒体
(実遊技媒体を含む)に変換して遊技媒体を借り入れ、
この借り入れた遊技媒体によって遊技を行うようにされ
た遊技装置を用いた遊技設備においても利用することが
できる。 [発明の効果] 以上説明したごとくこの発明は、所要の情報を有する
記憶媒体が用いられることに関連して所要の遊技が実行
可能とされる遊技装置と、記憶手段を有する管理装置と
を備えた遊技設備において、上記遊技装置は、上記記憶
媒体の情報を読み取り可能な記憶媒体読取装置と、少な
くとも該記憶媒体読取装置を制御可能な制御手段とを備
えた制御ユニットと、上記記憶媒体の有する金額情報か
ら所望の遊技媒体に変換させる指令を与える変換操作手
段と、上記記憶媒体読取装置より上記記憶媒体を排出さ
せる指令を与える排出操作手段とを備えた遊技機本体
と、から構成され、上記制御ユニットと上記管理装置と
が伝送手段によってデータ伝送可能に構成され、上記管
理装置は、受信した記憶媒体の識別符号に基づいて当該
記憶媒体の少なくとも金額情報を上記記憶手段に記憶媒
体ごとに記憶するように構成されてなるので、制御ユニ
ットに比較的高価となる記憶媒体読取装置を備えたた
め、入れ替え需要の高い遊技機本体とは別個に制御ユニ
ットを構成したので、遊技店において遊技機本体を新規
な遊技機本体に入れ替える場合においても、記憶媒体読
取装置を制御ユニットとして遊技店の設備側に残すとこ
ができるので、コストの比較的安価な遊技機本体を提供
することができ、新規な遊技機本体の入れ替えに要する
コストを低減して遊技店の負担を軽減することができる
ようになるという効果がある。 また、遊技装置と管理装置とを伝送手段によってデー
タ伝送可能に構成し、管理装置の記憶手段によって記憶
媒体の識別符号に基づいて少なくとも記憶媒体の金額情
報を記憶するようにしたので、管理装置によって記憶媒
体の情報を正確に把握することができ、遊技店において
記憶媒体の売り上げ等の営業結果を速やかに得ることが
可能になるという効果がある。 更に、記憶媒体ごとに識別符号を付与することによ
り、記憶媒体のコピー等による不正行為の防止にも役立
ち、これによって不正記憶媒体が遊技装置等に使用され
ることを回避して遊技店が不利益を被ることも防止する
ことが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明が適用されたパチンコ遊技システム全体
の構成を示すシステム構成図、 第2図(A),(B)は本発明に係るシステムに使用さ
れるカードの構成を示す正面図および背面図、 第3図は本発明に係るシステムに使用されるカード発行
機の構成例を示す正面図、 第4図はカードリーダの構成例を示すもので、(A)は
発行機用、(B)はパチンコ機用、(C)は精算機用そ
して(D)は管理装置用のカードリーダの概略構成図、 第5図はカード発行機の制御系の構成例を示すブロック
図、 第6図(A)はパチンコ機の構成例を示す正面図、 第6図(B)はパチンコ機の制御ユニットの構成例を示
す斜視図、 第7図はパチンコ機の裏面の構成例を示す背面図、 第8図はパチンコ機の裏面の封入球循環装置の構成例を
示す背面図、 第9図(A)は封入球循環装置の玉抜き部の詳細を示す
拡大図、 第9図(B)は封入球循環装置の玉送り部の詳細を示す
斜視図、 第10図はパチンコ機全体の制御系の構成例を示すブロッ
ク図、 第11図はパチンコ機の制御装置の構成例を示すブロック
図、 第12図は精算機の構成例を示す正面図、 第13図は精算機の制御系の構成例を示すブロック図、 第14図は管理装置全体の構成例を示す斜視図、 第15図は管理装置自身のシステム構成例を示すブロック
図、 第16図は管理装置のコンソールの構成例を示すもので、
(A)は平面図、(B)は背面図、 第17図は本発明の遊技システム内でのカードの状態遷移
を示す説明図、 第18図は本発明の遊技システムにおける伝送系の構成例
を示すブロック図、 第19図は各端末機のユニットコントローラと伝送路(ネ
ットワーク)との間のデータ送受信の制御を行なう制御
ユニットの構成例を示すブロック図、 第20図はネットワーク上でのデータ転送制御を行なうNA
U(ネットワークアダプタユニット)の構成例を示すブ
ロック図、 第21図〜第24図はネットワークにおいて使用される代表
的なパケットの構成例を示すもので、 第21図は“定時データ要求”パケットの構成図、 第22図は“カードイン”パケットの構成図、 第23図は“カードイン”パケットに対する肯定応答パケ
ットの構成図、 第24図は“カードイン”パケットに対する否定応答パケ
ットの構成図、 第25図は管理装置による各端末機の初期化およびネット
ワークの回線テストの手順を示すシステムフローチャー
ト、 第26図(A)は管理装置における伝送アドレスファイル
の作成手順を示すシステムフローチャート、 第26図(B)は“テーブル要求”パケットに対する応答
パケットの構成図、 第27図は管理装置による各端末機への初期値設定の手順
を示すシステムフローチャート、 第28図は管理装置による各端末機からの定時データ収集
の手順を示すシステムフローチャート、 第29図は管理装置による各端末機への開店指令の処理手
順を示すシステムフローチャート、 第30図は管理装置による各端末機への閉店指令の処理手
順を示すシステムフローチャート、 第31図はパチンコ機へのカード挿入から遊技開始までの
手順を示すシステムフローチャート、 第32図は遊技中にパチンコ機の中断スイツチがオンされ
た場合の処理手順を示すシステムフローチャート、 第33図は中断中のパチンコ機にカードが挿入された場合
の処理手順を示すシステムフローチャート、 第34図は遊技中にカードの持玉数と金額がともにゼロに
なった場合の処理手順を示すシステムフローチャート、 第35図は、遊技中に打止が発生した場合の処理手順を示
すシステムフローチャート、 第36図は管理装置のコンソールから打止解除指令が入っ
た場合の処理手順を示すシステムフローチャート、 第37図は管理装置のコンソールから強制終了指令が入っ
た場合の処理手順を示すシステムフローチャート、 第38図は強制終了中の端末機の終了を解除する場合の処
理手順を示すシステムフローチャート、 第39図は遊技中にパチンコ機の遊技終了スイッチがオン
された場合の処理手順を示すシステムフローチャート、 第40図は中断中のカードが精算機において精算された場
合の処理手順を示すシステムフローチャート、 第41図はカード発行に購入紙幣が挿入された場合の処理
手順を示すシステムフローチャート、 第42図は精算機にカードが挿入された場合の処理手順を
示すシステムフローチャート、 第43図は端末機の側で強制終了要因が発生した場合の処
理手順を示すシステムフローチャート、 第44図は管理装置が端末機のデータの異常を検出した場
合のデータ復旧処理手順を示すシステムフローチャー
ト、 第45図は各端末機に対するデータ復旧処理後に再スター
トさせる場合の処理手順を示すシステムフローチャー
ト、 第46図は端末機の側でモニタ異常を検出した場合の処理
手順を示すシステムフローチャート、 第47図は低層ネットワークの異常を検出した場合の処理
の手順を示すシステムフローチャート、 第48図はカード発行機と管理装置との相互関係に関する
動作手順を示すフローチャート、 第49図はカード発行機における動作手順を示すフローチ
ャート、 第50図は精算機と管理装置との相互関係に関する動作手
順を示すフローチャート、 第51図は精算機における動作手順を示すフローチャー
ト、 第52図はパチンコ機と管理装置との相互関係に関する動
作手順を示すフローチャート、 第53図はパチンコ機におけるカード挿入による遊技開始
の動作手順を示すフローチャート、 第54図はパチンコ機におけるカード挿入による中断終了
の動作手順を示すフローチャート、 第55図はパチンコ機における遊技の中断とカード精算に
よる中断終了の動作手順を示すフローチャート、 第56図はパチンコ機における帰零の発生の場合の動作手
順を示すフローチャート、 第57図はパチンコ機において中断スイッチがオンされた
場合の動作手順を示すフローチャート、 第58図はパチンコ機において打止が発生した場合と、管
理装置から打止解除指令があった場合の動作手順を示す
フローチャート、 第59図はパチンコ機の制御ユニットにおける遊技処理の
一例としての遊技球演算処理と持玉購入処理の手順を示
すフローチャート、 第60図〜第68図は管理装置におけるCRT表示装置の画面
制御方法を示すもので、 第60図は開店前の画面制御に関するフローチャート、 第61図は開店後に表示メニュースイッチがオンされた場
合の画面制御に関するフローチャート、 第62図は同じく印字メニュースイッチがオンされた場合
のフローチャート、 第63図は、打止解除スイッチまたは強制終了スイッチが
オンされた場合のフローチャート、 第64図は強制終了解除スイッチがオンされた場合のフロ
ーチャート、 第65図はカード復活スイッチ、テストカードスイッチま
たは閉店スイッチがオンされた場合のフローチャート、 第66図は閉店スイッチのオン後に表示メニュースイッチ
がオンされた場合のフローチャート、 第67図は閉店後に印字メニュースイッチがオンされた場
合のフローチャート、 第68図は上記各処理中に通信回線から割込みが入った場
合の処理フローチャート、 第69図は管理装置における初期値設定および変更用画面
の構成例を示す表示画面構成図、 第70図は管理装置におけるメニュー選択用画面の構成例
を示す表示画面構成図、 第71図は管理装置における特定カードのデータ表示用画
面の構成例を示す表示画面構成図、 第72図は管理装置における発行済カードの明細表示用画
面の構成例を示す表示画面構成図、 第73図は管理装置における打止台に関するデータ表示用
画面の構成例を示す表示画面構成図、 第74図は管理装置におけるカード復活処理用画面の構成
例を示す表示画面構成図である。 100……パチンコ機、110……遊技機本体、120……封入
球循環装置、160……制御ユニット、170……ユニットメ
モリ、180……カードリーダ、190……ユニットコントロ
ーラ、200……カード発行機、210……紙幣識別機、220
……カードライタ、230……残金払出器、250……制御ユ
ニット、300……精算機、310……カードリーダ、320…
…紙幣払出器、330……プリンタ、350……制御ユニッ
ト、400……管理装置、510……低層ネットワーク、520
……高層ネットワーク、530……NAU(ネットワーク・ア
ダプタ・ユニット)。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.所要の情報を有する記憶媒体が用いられることに関
    連して所要の遊技が実行可能とされる遊技装置と、記憶
    手段を有する管理装置とを備えた遊技設備において、 上記遊技装置は、 上記記憶媒体の情報を読み取り可能な記憶媒体読取装置
    と、少なくとも該記憶媒体読取装置を制御可能な制御手
    段とを備えた制御ユニットと、 上記記憶媒体の有する金額情報から所望の遊技媒体に変
    換させる指令を与える変換操作手段と、上記記憶媒体読
    取装置より上記記憶媒体を排出させる指令を与える排出
    操作手段とを備えた遊技機本体と、 から構成され、 上記制御ユニットと上記管理装置とが伝送手段によって
    データ伝送可能に構成され、 上記管理装置は、受信した記憶媒体の識別符号に基づい
    て当該記憶媒体の少なくとも金額情報を上記記憶手段に
    記憶媒体ごとに記憶するように構成されてなることを特
    徴とする遊技設備。
JP62130086A 1987-05-27 1987-05-27 遊技設備 Expired - Fee Related JP2766979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62130086A JP2766979B2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 遊技設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62130086A JP2766979B2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 遊技設備

Related Child Applications (20)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6111357A Division JP2742657B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP6111352A Division JP2748090B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技装置
JP6111355A Division JP2742656B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP6111363A Division JP2761843B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP6111351A Division JP2728630B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP11135494A Division JP2728632B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技装置
JP6111353A Division JP2728631B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技装置
JP6111350A Division JP2720295B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技装置
JP6111348A Division JP2720293B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP6111360A Division JP2720298B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 記憶媒体式遊技設備
JP6111365A Division JP2720301B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP6111362A Division JP2761842B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP6111361A Division JP2720299B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 記憶媒体式遊技設備
JP6111358A Division JP2720297B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技設備
JP6111347A Division JP2797172B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技店設備装置
JP6111346A Division JP2753801B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 記憶媒体発行装置
JP6111364A Division JP2720300B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技装置
JP6111356A Division JP2720296B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技装置
JP6111366A Division JP2748091B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 遊技装置
JP6111349A Division JP2720294B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 記憶媒体式遊技装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63292986A JPS63292986A (ja) 1988-11-30
JP2766979B2 true JP2766979B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=15025639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62130086A Expired - Fee Related JP2766979B2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 遊技設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2766979B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2741048B2 (ja) * 1988-12-30 1998-04-15 株式会社アムテックス コイン回収装置
JPH02234783A (ja) * 1989-03-08 1990-09-17 Daikoku Denki Kk パチンコホール用管理装置
JPH02289291A (ja) * 1989-03-13 1990-11-29 L I C:Kk 遊技設備における通信装置
JPH0318390A (ja) * 1989-06-16 1991-01-25 Shinjiyou Kenkyu Kaihatsu Kk 電子制御式パチンコ機における持球表示装置
JP2805499B2 (ja) * 1989-06-16 1998-09-30 真城研究開発株式会社 電子制御式パチンコ機
JPH06277354A (ja) * 1991-03-04 1994-10-04 San Commun:Kk 遊技球貯溜装置
US5429361A (en) * 1991-09-23 1995-07-04 Bally Gaming International, Inc. Gaming machine information, communication and display system
JP2660395B2 (ja) * 1994-11-18 1997-10-08 株式会社平和 カード式パチンコ装置
JP2660394B2 (ja) * 1994-11-18 1997-10-08 株式会社平和 カード式パチンコ装置
JPH07313718A (ja) * 1995-03-24 1995-12-05 Toyomaru Sangyo Kk カード式遊技機の制御装置
JP2672799B2 (ja) * 1995-06-26 1997-11-05 ユニバーサル販売株式会社 遊技機のデータ集計装置
JPH08243237A (ja) * 1996-02-19 1996-09-24 Daikoku Denki Co Ltd パチンコホール用遊技システム
JP2692739B2 (ja) * 1996-04-05 1997-12-17 株式会社セガ・エンタープライゼス 遊技機システム
JP2810658B1 (ja) * 1997-05-12 1998-10-15 好正 川村 通信遊戯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63292986A (ja) 1988-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2766979B2 (ja) 遊技設備
JP2720299B2 (ja) 記憶媒体式遊技設備
JP2779593B2 (ja) 遊技設備
JP2720295B2 (ja) 遊技装置
JP2720306B2 (ja) 遊技設備
JP2720297B2 (ja) 遊技設備
JP2779601B2 (ja) 遊技設備
JP2742656B2 (ja) 遊技設備
JP2728630B2 (ja) 遊技設備
JP2720293B2 (ja) 遊技設備
JP2742658B2 (ja) 遊技設備
JP2720316B2 (ja) 遊技設備
JP2720298B2 (ja) 記憶媒体式遊技設備
JP2753807B2 (ja) 遊技設備
JP2779597B2 (ja) 遊技設備
JP2720302B2 (ja) 遊技設備
JP2779596B2 (ja) 遊技設備
JP2753806B2 (ja) 遊技設備
JP2779600B2 (ja) 遊技設備
JP2797172B2 (ja) 遊技店設備装置
JP2742657B2 (ja) 遊技設備
JP2761842B2 (ja) 遊技設備
JP2779592B2 (ja) 遊技設備
JP2720294B2 (ja) 記憶媒体式遊技装置
JP2720311B2 (ja) 遊技設備

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees