JP2765519B2 - ローラコンベヤ - Google Patents

ローラコンベヤ

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JP2765519B2
JP2765519B2 JP7182375A JP18237595A JP2765519B2 JP 2765519 B2 JP2765519 B2 JP 2765519B2 JP 7182375 A JP7182375 A JP 7182375A JP 18237595 A JP18237595 A JP 18237595A JP 2765519 B2 JP2765519 B2 JP 2765519B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ベルト駆動され
る複数の駆動プーリの小径部に、被搬送物を回転転送す
るローラをそれぞれ回転自在に支持したフリーフロー式
のローラコンベヤに関するものである。 【0002】 【従来の技術】被搬送物を衝撃なく早く停止させると共
に、早く送り出すことができるフリーフリー式のローラ
コンベヤとして、例えば特開昭58−144004号公
報に示されているようなものが知られている。これを、
図13,図14によって説明すると、このローラコンベ
ヤ70は2本のレール71,71を有している。この2
本のレール71,71には外部より駆動力の付加されな
いローラ72を複数個設け、かつ各作業ステーションに
コンベヤ70上の被搬送物A(パレット)の下面に当接
する駆動ローラ73を等間隔毎に設けてある。これら各
駆動ローラ73はフットスイッチ74によりON,OF
Fされるモータ75により回転するようにしてある。詳
述すると、図14に示すように、モータ75はギヤヘッ
ド76、ホイル77、チェーン78等を介して駆動ロー
ラ73に回転が伝えられるようになっている一方、駆動
ローラ73は常時シリンダ79によって押さえられてお
り、制御回路からの信号にてシリンダ79が下がり、駆
動ローラ73が回転可能となっている。そして、各駆動
ローラ73上の被搬送物Aの有無をリミットスイッチ8
0で検出し、前の駆動ローラ73上に被搬送物Aが無い
場合にフットスイッチ74をONすると、モータ75に
より被搬送物Aの下面に当接した駆動ローラ73が回転
して前の駆動ローラ73上に被搬送物Aを送り出すこと
ができるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ローラコ
ンベヤ70では、1個の駆動ローラ73により被搬送物
Aの停止,送り出しをしているため、被搬送物Aの下面
と駆動ローラ73とがスリップし易く、被搬送物Aを確
実に制動させて停止させたり、送り出すことができなか
った。 【0004】また、ローラコンベヤ70の前の駆動ロー
ラ73上に被搬送物Aがある場合には、被搬送物Aを送
り出すことができず、いわゆる待時間が必要不可欠とな
るため、その分被搬送物Aを連続的に搬送することがで
きず、生産タクト(生産工程の一定時間毎の区切り)を
大幅に短縮することが難しかった。 【0005】さらに、被搬送物Aの進行状態を検出, 制
御するリミットスイッチ80、駆動ローラ73の制御回
路等の別々の手段が多数必要となるため、ローラコンベ
ヤ70の機構が複雑になると共に、コストが高くなる不
利点があった。 【0006】そこで、この発明は、被搬送物の停止, 排
出を連続的に早く行って、生産タクトを大幅に短縮する
ことができる機構が簡単で低コストのローラコンベヤを
提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、所定の間隔
を保持して垂直に起立した一対の支持フレームの相対向
する側面に、複数の軸を該側面に対して直角にそれぞれ
相対向させて突出固定し、これら軸に、ベルト駆動によ
り回転伝達する大径部と外周面が軸受部になる小径部と
を有した駆動プーリを回転自在に支持し、この駆動プー
リの小径部の外周面に被搬送物を外周面との摩擦により
回転搬送するローラの内周面を摺動回転自在に支持し、
これら複数のローラの一部を上記駆動プーリのベルト駆
動手段によるベルト駆動とは別のベルト駆動手段により
ベルト駆動自在に設けて該複数のローラの一部の回転速
度を任意に可変できるようにしたローラコンベヤであっ
て、上記一対の支持フレーム間の所定位置に、上記被搬
送物を上記複数のローラの一部上で停止させ、かつ上方
に持ち上げる被搬送物押上げ機構を配置し、この被搬送
物押上げ機構を、上記複数のローラの他の一部を制動さ
せるブレーキ手段と、このブレーキ手段により上記複数
のローラの他の一部を介して減速された被搬送物を停止
させる停止手段と、この停止手段により停止された被搬
送物を昇降動させるバックアップ手段とで構成すると共
に、これら各手段をユニット化したことを特徴とする。 【0008】ベルト駆動手段により回転する駆動プーリ
と供廻りするローラによりローラコンベヤ上を途中まで
搬送されて来た被搬送物は、被搬送物押上げ機構のブレ
ーキ手段により回転が止められた複数のローラの他の一
部に載せられて減速された後で、上記ベルト駆動手段と
は別のベルト駆動手段により回転速度を任意に可変でき
る複数のローラの一部に載る。この複数のローラの一部
の減速停止や増速により、上記被搬送物は衝撃, 跳ね返
りを生ずることなく強制的にローラコンベヤ上で停止さ
れたり、ローラコンベヤの次工程のローラ上に強制的に
送り出される。これにより生産タクトは大幅に短縮され
る。また、上記被搬送物押上げ機構は、ユニット化され
たブレーキ手段と停止手段とバックアップ手段とで構成
されているので、ローラコンベヤ全体の機構が簡素化さ
れて低コスト化が図られる。 【0009】 【発明の実施の形態】以上、この発明の実施形態例を図
面と共に詳述する。 【0010】図1,2において、符号1はフリーフロー
式のローラコンベヤである。このローラコンベヤ1は垂
直に起立した一対の支持フレーム2,2を有している。
この一対の支持フレーム2,2は長尺の板状に形成して
あり、前後等に配置されたスペーサ3,4等を介して所
定間隔を保持して平行に相対向している。この一対の支
持フレーム2,2の相対向する側面2a,2aの上部及
び中央部の水平方向には、断面略C字形の凹溝2b,2
cをそれぞれ形成してある。 【0011】前記各側面2a,2aの上部の相対向する
凹溝2b,2b内には、等間隔毎にナット5をそれぞれ
嵌挿してある。これら相対向するナット5には、棒状の
軸6をそれぞれ相対向するように螺着してある。即ち、
各軸6は雄ねじ部6aと軸受部6bとを有すると共に、
雄ねじ部6aと軸受部6bとの境にナット7を溶接等で
固定してある。そして、各軸6の雄ねじ部6aを前記ナ
ット5に螺合させて軸6のナット7で締め付け固定する
ことにより軸6の軸受部6bを前記側面2aに対して直
角になるように突出固定してある。 【0012】前記各軸6の軸受部6bには、合成樹脂製
の駆動プーリ8を回転自在に支持してある。この駆動プ
ーリ8は、外周面にベルト駆動用の環状のV溝9aを形
成した大径部9と、この大径部9と一体成形され、かつ
外周面10aが軸受部となる小径部10とで構成されて
いる。この駆動プーリ8の小径部10には被搬送物Aを
回転搬送するローラ11を摺動回転自在に支持してあ
る。詳述すると、前記各軸6の軸受部6bの外周面の中
央部は少し凹んでおり、この軸受部6bの外周面の両側
に前記駆動プーリ8の内周面8bを摺接させて、両周面
の中央に隙間を形成してある。また、該駆動プーリ8の
小径部10の外周面10aの大径部9寄りの一端側は他
端側より大径の段状に形成してあり、この段状の外周面
10aの両側にローラ11の段状に形成した内周面11
bの両側を摺接させて、両周面10a,11bの中央に
隙間を形成してある。これらにより、軸6と駆動プーリ
8及び駆動プーリ8の小径部10とローラ11の滑り摩
擦面を小さくして、駆動プーリ8及びローラ11がガタ
つくことなく、かつスムーズに回転するようにしてあ
る。尚、駆動プーリ8及びローラ11は、平ワッシャ1
2と止め金13を介して軸6及び駆動プーリ8の小径部
10から外れないようにしてある。 【0013】前記一対の支持フレーム2,2の一端側
(被搬送物Aの搬入側)下部には、図3,4に示すよう
に、ボルト14とナット15を介してコ字形のブラケッ
ト16を固定してある。このブラケット16には、箱型
のギヤボックス17を介して駆動用モータ18を縦に立
てて固定してある。このモータ18のギヤボックス17
内の回転軸19の先端にはベベルギヤ20を固定してあ
る。このベベルギヤ20は、前記ギヤボックス17に回
転可能に支持されている軸21の中途に固定されたベベ
ルギヤ22に噛合している。この軸21のギヤボックス
17より外部に突出した両端部には、外周面に環状のV
溝23aを有した一対のプーリ23,23を固定してあ
る。これら各プーリ23のV溝23a及び前記各支持フ
レーム2の側面2aに回転可能に支持された各駆動プー
リ8の大径部9のV溝9aには、図3,4に示すよう
に、ベルト24をそれぞれ架設してある。尚、各支持フ
レーム2の側面2aの軸6と軸6との中間下方に位置す
る中央の凹溝2cには、ナット25を介して複数の軸2
6を等間隔毎にそれぞれ突出固定してあり、これら各軸
26の先端には、ベアリング27を介して前記各ベルト
24の弛み防止用のプーリ28を回転可能に支持してあ
る。また、各支持フレーム2の両端側に位置する駆動プ
ーリ8の内周面8bと軸6との間にはベアリング29を
介在してある。これら駆動プーリ8の大径部9のV溝9
aとベルト24及び駆動モータ18とにより駆動プーリ
8を回転させるベルト駆動手段30が構成されている。 【0014】また、一対の支持フレーム2,2の中途の
相対向したローラ11の一部の外周面には、図5〜8の
ように、ベルト駆動用の環状のU溝11aを形成してあ
る。そして、このU溝11aを有した各ローラ11を支
持した一対の支持フレーム2,2の下端には、ボルト,
ナット(いずれも図示しない)を介してベース31を固
定してある。このベース31上には箱型のギヤボックス
32を介して変速モータ33を横にボルト34により固
定してある。この変速モータ33のギヤボックス32内
の回転軸35の先端にはベベルギヤ36を固定してあ
る。このベベルギヤ36は、前記ギヤボックス32にベ
アリング37を介して回転可能支持されている軸38の
中途に固定されたベベルギヤ39に噛合している。この
軸38のギヤボックス32より外部に突出した両端部に
は、外周面に環状のV溝40aを有した一対のプーリ4
0,40を固定してある。これら各プーリ40のV溝4
0a及び前記一部のローラ11のU溝11aには、図
5,6に示すように、ベルト41をそれぞれ架設してあ
る。これら一部のローラ11のU溝11aとベルト41
と変速モータ35とにより該一部のローラ11の回転速
度を任意に可変させる別のベルト駆動手段42が構成さ
れている。この別のベルト駆動手段42は、一対の支持
フレーム2,2間に少なくとも1組設けてある。 【0015】さらに、前記一対の支持アーム2,2間の
中途部分の所定位置には、被搬送物Aを各ローラ11上
で停止させ、かつ上方に持ち上げる被搬送物押上げ機構
43を配置してある。この被搬送物押上げ機構43は、
図5,6中右側より前記ベース31上にそれぞれ配置さ
れたブレーキ手段44とバックアップ手段45及び該バ
ックアップ手段45の前後に配置された停止手段46と
で構成されている。これら各手段44〜46は、図10
に示すように、上記ベース31上に1列に配置されて上
記被搬送物押上げ機構43を構成する1つのユニットに
なっている。 【0016】前記ブレーキ手段44は、エアシリンダ4
7を有している。このエアシリンダ47の昇降動するロ
ッド48の上端には、相対向するローラ11,11の下
方まで水平に延びる支持部材49の中央部をボルト50
で固定してある。この支持部材49の両端には、該支持
部材49に直交して前後のローラ11,11の下方まで
延びる一対の板バネ51,51をネジ52で固定してあ
る。この一対の板バネ51,51の上面の前後の各ロー
ラ11,11に対向する位置には、ゴムパッド53を接
着剤等で固着してある。尚、各ゴムパッド53の上方に
位置する各ローラ11の外周面には、図9に示すよう
に、ゴムリング54を固着してある。 【0017】前記バックアップ手段45は、エアシリン
ダ55と、このエアシリンダ55の前後に配置された円
筒状のガイド56,56に昇降動するガイドピン57,
57とを有している。前記エアシリンダ55の昇降動す
るロッド58の上端及び前記各ガイドピン57,57の
上端には、板状の載置台59をネジ60等で固定してあ
る。この載置台59の上面の前後には一対の位置決めピ
ン61,62を突出固定してある。また、前記バックア
ップ手段45の両側の各支持フレーム2の上面には、一
対のアッパガイド63,63をボルト64とナット65
を介して締結固定してある。尚、この被搬送物Aの下面
の前記一対の位置決めピン62,62に対向する位置に
は凹部C,Cを形成してある。 【0018】前記停止手段46は、ストッパ66を昇降
動自在にしたエアシリンダ67と、エスケーパー68を
昇降動自在にしたエアシリンダ69とを有している。こ
れらストッパ66とエスケーパー68とは予め決められ
たシーケンスで昇降動するようになっており、上昇した
ストッパ66に被搬送物Aの前面に設けられたショック
アブソーバBが当たって被搬送物Aが跳ね返ることなく
停止すると共に、上昇したエスケーパー68により次期
被搬送物Aの侵入を防止するようになっている。尚、符
号69a,69bはエア供給配管である。 【0019】以上の実施形態例のローラコンベヤ1によ
れば、モータ18を駆動させて一対のプーリ23,23
を図3中矢印の方向に回転すると、一対の支持フレーム
2,2の相対向する側面2a,2aの上部に位置する各
駆動プーリ8はベルト24によって反時計方向にそれぞ
れ回転する。この時各駆動プーリ8の小径部10に摺動
回転自在に支持されたローラ11も駆動プーリ8と共に
同方向に回転する。これら相対向する各ローラ11上に
被搬送物Aを供給して載置すると、該被搬送物Aの下面
と各ローラ11の外周面11aとの摩擦により被搬送物
Aは図2中矢印に示す方向にスムーズに移動する。 【0020】而して、前記駆動プーリ8の回転速度と、
ベルト41が架設された一部のローラ11の回転速度と
を同期するように変速モータ33の回転速度を予め設定
しておき、駆動プーリ8を例えばXmm/minで回転
させて、被搬送物Aを被搬送物押上げ機構43のブレー
キ手段44上の他の一部のローラ11まで搬送させる
と、この時点(図11中a点)から該被搬送物Aはブレ
ーキ手段44により回転が止められた該ブレーキ手段4
4の上方に位置する他の一部のローラ11により減速さ
れて、前記ベルト41及び該ベルト41が架設された一
部のローラ11上に載る。そして、前記変速モータ33
を減速させ、図5に示すように、停止手段46のストッ
パ66に被搬送物AのショックアブソーバBが当たった
時点(図11中b点)で前記変速モータ33を停止させ
る。これにより、被搬送物Aがストッパ66に衝突する
際の衝撃,跳ね返りを無くすことができる。 【0021】次に、前記停止手段46のストッパ66に
より停止された被搬送物Aは、図8に示すように、バッ
クアップ手段45により一対のアッパガイド63の下面
まで位置決めされて持ち上げられる。この状態で被搬送
物A上で所定部品の組立等の作業を行った後、該被搬送
物Aをバックアップ手段45により下降させ、予め前記
変速モータ33の回転速度を上げて高速で回転させて前
記ベルト41及び該ベルト41が架設されたローラ11
上にストッパ66を開放して載せると、前記駆動プーリ
8と共に供廻りするローラ11に素早く送り出される。
この時被搬送物Aの下面に前記ベルト41及び該ベルト
41が架設された複数の一部のローラ11が当接してい
るので、従来のように被搬送物Aの下面にローラ11が
スリップして被搬送物Aが短時間に素早く排出できなく
なるようなことはなくなる。これにより、被搬送物Aの
停止,排出を連続的に素早く行うことができるため、生
産タクト(生産工程の一定時間毎の区切り)を大幅に短
縮して、生産性を一段と向上させることができる。 【0022】また、図12に示すように、前記変速モー
タ33を通常の駆動プーリ8の搬送速度以上の速度で回
転させるように制御し、搬送されて来た被搬送物Aを図
12中c点からa点まで増速して強制的に引き込み、図
12中a点からb点までの間で減速して衝撃を無くして
停止させ、作業完了後、通常の搬送速度以上の速度で強
制的に排出し、排出完了後(図12中d点)は通常の搬
送速度に戻すようにすれば、生産タクトをさらに一段と
短縮することができる。 【0023】さらに、図5,10に示すように、複数の
他の一部のローラ11を制動させるブレーキ手段44
と、このブレーキ手段44により上記複数の他の一部の
ローラ11を介して減速された被搬送物Aを停止させる
停止手段46と、この停止手段46により停止された被
搬送物Aを昇降動させるバックアップ手段45とをユニ
ット化して被搬送物押上げ機構43を構成したので、ロ
ーラコンベヤ1全体の機構をよりコンパクトにまとめて
簡素化することができると共に、その分低コスト化をよ
り一段と図ることができる。 【0024】尚、前記実施形態例によれば、駆動プーリ
8の大径部9にV溝9aを形成して丸ベルト24により
駆動プーリ8を回転するようにしたが、平ベルトにより
駆動プーリを回転するようにしてもよい。また、ベルト
41も同様に平ベルトでもよい。 【0025】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、所定
の間隔を保持して垂直に起立した一対の支持フレームの
相対向する側面に、複数の軸を該側面に対して直角にそ
れぞれ相対向させて突出固定し、これら軸に、ベルト駆
動により回転伝達する大径部と外周面が軸受部になる小
径部とを有した駆動プーリを回転自在に支持し、この駆
動プーリの小径部に被搬送物を回転搬送するローラを摺
動回転自在に支持し、これら複数のローラの一部を上記
駆動プーリのベルト駆動手段によるベルト駆動とは別の
ベルト駆動手段によりベルト駆動自在に設けて上記複数
のローラの一部の回転速度を任意に可変できるようにす
ると共に、上記一対の支持フレーム間の所定位置に上記
被搬送物を上記複数のローラの一部上で停止させ、かつ
上方に持ち上げる被搬送物押上げ機構を配置したことに
より、ローラコンベヤの被搬送物を搬送するローラの回
転速度を上げた状態でも、そのローラの一部のみを制動
させて被搬送物を衝撃, 跳ね返り等を生じさせることな
く一時的に確実に停止させることができると共に、組立
等の作業終止後には前記回転速度を上げたローラコンベ
ヤのローラ上に前記ローラの一部の増速回転により被搬
送物を送り出すことができる。その結果、生産タクトを
大幅に短縮して生産性を一段と向上させることができ
る。 【0026】また、上記被搬送物押上げ機構を、上記複
数のローラの他の一部を制動させるブレーキ手段と、こ
のブレーキ手段により上記複数のローラの他の一部を介
して減速された被搬送物を停止させる停止手段と、この
停止手段により停止された被搬送物を昇降動させるバッ
クアップ手段とで構成すると共に、これら各手段をユニ
ット化したことにより、上記ローラコンベヤ全体の機構
をコンパクトにまとめて簡素化することができると共
に、その分低コスト化をより一段と図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施形態例を示すローラコンベヤ
の(図2中X−X線に沿う)断面図。 【図2】上記ローラコンベヤの全体平面図。 【図3】上記ローラコンベヤの駆動部の側面図。 【図4】図3中Y−Y線に沿う断面図。 【図5】上記ローラコンベヤの被搬送物を増減速させる
部分の平面図。 【図6】上記ローラコンベヤの被搬送物を増減速させる
部分の側面図。 【図7】図5中Z−Z線に沿う断面図。 【図8】図5図中Q−Q線に沿う断面図。 【図9】図5中W−W線に沿う断面図。 【図10】上記ローラコンベヤのユニット化された被搬
送物押上げ機構の側面図。 【図11】上記ローラコンベヤによる被搬送物の搬送状
態の例を示す図。 【図12】上記ローラコンベヤによる被搬送物の搬送状
態の例を示す図。 【図13】従来のローラコンベヤの側面図。 【図14】上記従来のローラコンベヤの要部の拡大斜視
図。 【符号の説明】 1…ローラコンベヤ 2…支持フレーム 2a…側面 6…軸 8…駆動プーリ 9…大径部 10…小径部 10a…外周面 11…ローラ 11a…外周面 11b…内周面 24,41…ベルト 30…ベルト駆動手段 42…別のベルト駆動手段 43…被搬送物押上げ機構 44…ブレーキ手段 45…バックアップ手段 46…停止手段 A…被搬送物

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.所定の間隔を保持して垂直に起立した一対の支持フ
    レームの相対向する側面に、複数の軸を該側面に対して
    直角にそれぞれ相対向させて突出固定し、 これら軸に、ベルト駆動により回転伝達する大径部と外
    周面が軸受部になる小径部とを有した駆動プーリを回転
    自在に支持し、 この駆動プーリの小径部の外周面に被搬送物を外周面と
    の摩擦により回転搬送するローラの内周面を摺動回転自
    在に支持し、 これら複数のローラの一部を上記駆動プーリのベルト駆
    動手段によるベルト駆動とは別のベルト駆動手段により
    ベルト駆動自在に設けて該複数のローラの一部の回転速
    度を任意に可変できるようにしたローラコンベヤであっ
    て、 上記一対の支持フレーム間の所定位置に、上記被搬送物
    を上記複数のローラの一部上で停止させ、かつ上方に持
    ち上げる被搬送物押上げ機構を配置し、 この被搬送物押上げ機構を、 上記複数のローラの他の一部を制動させるブレーキ手段
    と、 このブレーキ手段により上記複数のローラの他の一部を
    介して減速された被搬送物を停止させる停止手段と、 この停止手段により停止された被搬送物を昇降動させる
    バックアップ手段とで構成すると共に、 これら各手段をユニット化したことを特徴とするローラ
    コンベヤ。
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