JP2765463B2 - エレベーターかごの天井照明装置 - Google Patents

エレベーターかごの天井照明装置

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JP2765463B2
JP2765463B2 JP5312333A JP31233393A JP2765463B2 JP 2765463 B2 JP2765463 B2 JP 2765463B2 JP 5312333 A JP5312333 A JP 5312333A JP 31233393 A JP31233393 A JP 31233393A JP 2765463 B2 JP2765463 B2 JP 2765463B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吊天井内に光源装置
が設けられたエレベーターかごの天井照明装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11は、例えば実開昭54
−49064号公報に示されたエレベーターの照明装置
に類似した従来のエレベーターかごの天井照明装置を示
す図であり、エレベーターかごの天井を見上げた状態の
概念的平面図、図11は図10のXI−XI線断面図で
ある。図において、(1)は天井(2)を有するかご、(3)は
天井(2)に設けられてかご(1)の後寄りに配置された非常
救出口及び点検口兼用の開口部、(4)は開口部(3)を開閉
する蓋板、(5)は天井(2)に設けられてかご(1)の前寄り
に配置された点検口、(6)は点検口(5)を開閉する点検口
蓋、(7)は天井(2)、蓋板(4)、点検口蓋(6)の下面に装着
された蛍光灯からなる光源装置である。
【0003】(8)は上縁部が天井(2)下面に固定されて天
井(2)の下側に光源装置(7)を覆って設けられた吊天井、
(9)は吊天井(8)の後寄り設けられた非常救出口及び点検
口兼用の下部開口部、(10)は下部開口部(9)を開閉する
下部蓋板、(11)は吊天井(8)の前寄り設けられた下部点
検口、(12)は下部点検口(11)を開閉する下部点検口蓋、
(13)は吊天井(8)、下部蓋板(10)、下部点検口蓋(12)に
それぞれ設けられて光源装置(7)対応位置に配置された
散光板である。
【0004】従来のエレベーターかごの天井照明装置は
上記のように構成されて光源装置(7)により吊天井(8)の
散光板(13)を介してかご(1)内が照明される。そして、
光源装置(7)の点検、交換時には次に述べる作業が行わ
れる。すなわち、天井(2)の上から蓋板(4)及び点検口蓋
(6)を開き、次いで、開口部(3)から下部蓋板(10)の締結
具(図示しない)を外して下部開口部(9)を開放すると
共に、点検口(5)から下部点検口蓋(12)の締結具(図示
しない)を外して下部点検口(11)を開放する。
【0005】この状態でかご(1)内から下部開口部(9)及
び下部点検口(11)を介して光源装置(7)の点検、交換を
行うようになっている。なお、実開昭54−49064
号公報には、移動機構を介して光源装置を天井に装着し
て、光源装置の点検、交換時には天井の非常救出口、点
検口に光源装置を移動機構により移動するようにした構
成が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターかごの天井照明装置においては、光源装置
(7)の点検、交換のために、天井(2)及び吊天井(8)の少
なくとも一方に複数の点検用の開口部を設ける必要があ
って製造費が嵩むという問題点があった。また、天井
(2)に点検口を設けた場合には光源装置(7)の点検、交換
のために、図示が省略してあるがエレベーター装置の乗
場の戸の鎖錠を解除してかご(1)の上に乗り込む必要が
あって危険を伴うことになる。また、吊天井(8)に複数
の点検口を設けたときには、点検口のために吊天井(8)
面の装飾性が損なわれることになる。
【0007】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、かご内からの作業によって吊天
井上の光源装置の点検、交換が可能なエレベーターかご
の天井照明装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係るエレベーターかごの天井照明装置において
、かごの天井の下側に空所を形成して配置されて点検
口及びこの点検口を開閉する開閉板が設けられた吊天井
と、天井の下側に設けられて点検口に向かって配置され
たレール状の係合体と、水平方向に移動すると共に着脱
自在に係合体に係合された支持板と、吊天井の上側に装
備され係合体を介して移動し点検口からかご内へ導出自
在にして支持板に設けられた光源装置と、点検口に向か
う方向に互いに隣接して配置された支持板の両方を吸着
する磁石とが設けられる。
【0009】また、この発明の請求項2記載の発明に係
るエレベーターかごの天井照明装置においては、かごの
天井の下側に空所を形成して配置されて点検口及びこの
点検口を開閉する開閉板が設けられた吊天井と、天井の
下側に設けられて点検口に向かって配置されたレール状
の係合体と、水平方向に移動すると共に着脱自在に係合
体に係合された支持板と、吊天井の上側に装備され係合
体を介して移動し点検口からかご内へ導出自在にして支
持板に設けられた光源装置と、点検口に向かう方向に互
いに隣接して配置された光源装置に両端がそれぞれ枢着
されたリンクとが設けられる。
【0010】また、この発明の請求項3記載の発明に係
るエレベーターかごの天井照明装置においては、かごの
天井の下側に空所を形成して配置されて点検口及びこの
点検口を開閉する開閉板が設けられた吊天井と、天井の
下側に設けられて点検口に向かって配置されたレール状
の係合体と、水平方向に移動すると共に着脱自在に係合
体に係合された支持板と、吊天井の上側に装備され係合
体を介して移動し点検口からかご内へ導出自在にして支
持板に設けられた光源装置と、点検口に向かう方向に互
いに隣接して配置された支持板の両者の一方に一端が枢
着され、他端は長手の中間に縁部に開口した開口部を有
する長穴を介して上記両者の他方に枢着されたリンクと
が設けられる。
【0011】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1記
載の発明では、光源装置の点検、交換時に、点検口に向
かう方向に互いに隣接し磁石によって連結された光源装
置がかご内からの作業によって係合体を介して移動され
点検口から吊天井の下方へ導出される。
【0012】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項2記載の発明では、光源装置の点検、交換時に、
点検口に向かう方向に互いに隣接しリンクによって連結
された光源装置がかご内からの作業によって係合体を介
して移動され点検口から吊天井の下方へ導出される。
【0013】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項3記載の発明では、点検口に向かう方向に互いに
隣接した光源装置の両者の一方に一端が枢着され他端は
長手の中間に縁部に開口した開口部を有する長穴を介し
て上記両者の他方に枢着されたリンクが設けられる。そ
して、光源装置の点検、交換時に、点検口に向かう方向
に互いに隣接し上記リンクによって連結された光源装置
がかご内からの作業によって係合体を介して移動され点
検口から吊天井の下方へ導出される。
【0014】
【実施例】実施例1. 図1〜図は、この発明の一実施例を示す図で、エレベ
ーターかごの天井を見上げた状態の概念的平面図、図2
は図1のII−II線断面図、図3は図2のIII−I
II線断面図、図4は図1のIV−IV線断面図、図5
は図4のV−V線断面図、図6は図2のVI部拡大図
ある。図において、(1)は天井(2)を有するかご、(3)は
天井(2)に設けられてかご(1)の後寄りに配置された非常
救出口及び点検口兼用の開口部、(4)は開口部(3)を開閉
する蓋板、(7)は天井(2)、蓋板(4)の下面に配置された
蛍光灯からなる光源装置で、蛍光灯が装着されて縁部が
下方へ屈折された支持板(71)、支持板(71)に設けられた
安定器(72)、及び支持板(71)に装着されたグロースター
タ(73)が設けられている。(74)はプラグ及びプラグ受け
からなり点検口(14)に向かう方向に沿い互いに隣接して
配置された光源装置(7)相互間の電線を接続する接続具
である。(28)は点検口(14)に向かう方向に沿い互いに隣
接して配置された光源装置(7)の支持板(71)のフランジ
部の両方を吸着する磁石である。
【0015】(8)は上縁部が天井(2)下面に固定されて天
井(2)の下側に光源装置(7)を覆って設けられた吊天井、
(14)は吊天井(8)の後寄り設けられて非常救出口を兼ね
た点検口、(15)は点検口(14)を開閉する開閉板、(13)は
吊天井(8)、開閉板(15)にそれぞれ設けられて光源装置
(7)対応位置に配置された散光板である。(16)は天井(2)
の下面に固定されたレール状の係合体で、光源装置(7)
の両側にそれぞれ設けられ天井(2)の点検口(14)対応箇
所を除いた前寄りに配置されて下縁部にV字状の係合溝
(17)が形成され、長手が点検口(14)に向かって配置され
ている。(18)は天井(2)の下面に固定されて係合体(16)
の天井(2)前寄り端部に接して配置された阻止片であ
る。
【0016】(19)は阻止子で、係合体(16)の側面から突
設されて支持板(71)が係合溝(17)に支持された光源装置
(7)の上方変位を所定位置で阻止する。(20)は天井(2)の
点検口(14)対応箇所に配置された光源装置(7)の支持板
(71)を天井(2)又は蓋板(4)に着脱可能に装着するつまみ
ねじ、(21)は横断面コ字状の取付部材で、下辺が吊天井
(8)の上面に固定されて縁部が点検口(14)よりも張り出
して配置されている。(22)は横断面U字状をなす取付金
具で、開閉板(15)の上面に固定されて取付部材(21)の上
辺に対向する位置に配置されている。
【0017】(23)は取付部材(21)の上辺と取付金具(22)
の間に配置された介在体、(24)は取付部材(21)上辺に上
から挿通されて介在体(23)にねじ込まれたねじからなる
締結具、(25)は開閉板(15)に下から挿通されて介在体(2
3)にねじ込まれた首細ねじからなる締結子、(26)は締結
子(25)の首細部に嵌着されたE型止め輪、(27)は締結子
(25)の首細部に嵌合されて締結子(25)が開閉板(15)から
脱落することを防ぐ座金である。なお、天井(2)の点検
口(14)対応箇所に配置される光源装置(7)はつまみねじ
(20)によって支持板(71)が天井(2)又は蓋板(4)に締結さ
れる。そして、点検口(14)対応箇所に配置された光源装
置(7)と阻止片(18)の間に、他の光源装置(7)が挟圧状態
に配置されて所定位置に保持される。
【0018】上記のように構成されたエレベーターかご
の天井照明装置において、次に述べるようにして光源装
置(7)の点検、交換が行われる。すなわち、かご(1)内か
ら締結子(25)を外して開閉板(15)が開放される。次い
で、つまみねじ(20)を外すして天井(2)の点検口(14)対
応箇所に配置された光源装置(7)がかご(1)内に降ろされ
る。その後に、支持板(71)が係合体(16)の係合溝(17)に
支持された光源装置(7)が、係合体(16)を摺動して点検
口(14)位置に導出されてかご(1)内に降ろされる。
【0019】これによって、光源装置(7)の点検、交換
のために、天井(2)及び吊天井(8)に複数の点検口(14)を
設ける必要がなく製造費を節減することができる。ま
た、光源装置(7)の点検、交換がかご(1)内での作業によ
って可能になり安全性が向上しエレベーターの保守員以
外の作業員による光源装置(7)の点検、交換が可能にな
る。さらに、点検口(14)が一箇所で済み吊天井(8)面の
装飾性の低下を防ぐことができる。また、磁石(28)によ
って支持板(71)が相互に吸着連結されている。これによ
り、係合溝(17)を摺動させて係合体(16)に支持された光
源装置(7)を点検口(14)位置に導出するときに、点検口
(14)から手の届かない位置にある光源装置(7)を容易に
引き出すことができる。そして、光源装置(7)を点検口
(14)位置に導出した状態で、磁石(28)及び接続具(74)に
より光源装置(7)相互を容易に切り離すことができて、
能率よく点検、交換作業を行うことができる。
【0020】なお、図1〜図の実施例では天井(2)に
設けられてかご(1)の後寄りに配置された非常救出口及
び点検口兼用の開口部(3)の蓋板(4)を開いて、取付部材
(21)上辺に上から挿通されて介在体(23)にねじ込まれた
締結具(24)を外すことより、開閉板(15)を開放すること
ができる。したがって、かご(1)の非常停止時に救出作
業員がかご(1)上から開閉板(15)を開放することがで
き、かご(1)内の乗客を救出することができる
【0021】施例. 図7も、この発明の他の実施例を示す図で、前述の図6
相当図であり、図7の他は図1〜図5と同様に構成され
ている。図において、(2)は天井、(7)は天井(2)の下面
に配置された蛍光灯からなる光源装置で、(71)は蛍光灯
が装着されて縁部が下方へ屈折された支持板、(74)はプ
ラグ及びプラグ受けからなり点検口(14)に向かう方向に
沿い互いに隣接して配置された光源装置(7)相互間の電
線を接続する接続具である。(29)は点検口(14)に向かう
方向に沿い互いに隣接して配置された光源装置(7)の支
持板(71)のフランジ部の相互間に設けられたリンクで、
両端がそれぞれ対応した支持板(71)のフランジ部に枢着
されている。
【0022】上記のように構成されたエレベーターかご
の天井照明装置においても図1〜図の実施例の場合と
同様に光源装置(7)の点検、交換が行われる。したがっ
て、詳細な説明を省略するが図7の実施例においても図
1〜図の実施例と同様な作用が得られることは明白で
ある。また、支持板(71)が係合体(16)の係合溝(17)に支
持された光源装置(7)において、リンク(29)によって相
互に枢着連結されている。これにより、係合溝(17)を摺
動させて係合体(16)に支持された光源装置(7)を点検口
(14)位置に導出するときに、点検口(14)から手の届かな
い位置にある光源装置(7)を容易に引き出すことができ
る。そして、光源装置(7)を点検口(14)位置に導出した
状態で、光源装置(7)をリンク(29)により下垂状態に保
持することができる。
【0023】これによって、導出した光源装置(7)を誤
って落下させる恐れがなく、能率よく点検、交換作業を
行うことができる。また、点検、交換作業後の収納時に
光源装置(7)を移動させるときに、リンク(29)が係合体
(16)の係合溝(17)に係合して案内されるので、円滑に光
源装置(7)を収納することができる。
【0024】実施例. 図8及び図9も、この発明の他の実施例を示す図で、図
8は前述の図6相当図、図9は図8の要部底面図であ
り、図8及び図9の他は図1〜図5と同様に構成されて
いる。図において、(2)は天井、(7)は天井(2)の下面に
配置された蛍光灯からなる光源装置で、(71)は蛍光灯が
装着されて縁部が下方へ屈折された支持板、(74)はプラ
グ及びプラグ受けからなり点検口(14)に向かう方向に沿
い互いに隣接して配置された光源装置(7)相互間の電線
を接続する接続具である。(30)は点検口(14)に向かう方
向に沿い互いに隣接して配置された光源装置(7)の支持
板(71)のフランジ部の相互間に設けられたリンクで、一
端が一方の光源装置(7)に枢着され、他端には長手に沿
う長穴(31)の中間に上方に開口した開口部(32)が設けら
れている。
【0025】(33)は点検口(14)に向かう方向に沿い互い
に隣接して配置された他方の支持板(71)のフランジ部に
立設されてリンク(30)の長穴(31)に嵌合されて、他方の
支持板(71)をリンク(30)に枢着したピンである。
【0026】上記のように構成されたエレベーターかご
の天井照明装置においても図1〜図の実施例の場合と
同様に光源装置(7)の点検、交換が行われる。したがっ
て、詳細な説明を省略するが図8及び図9の実施例にお
いても図1〜図の実施例と同様な作用が得られること
は明白である。また、支持板(71)が係合体(16)の係合溝
(17)に支持された光源装置(7)において、リンク(30)に
よって相互に枢着連結されているので、係合溝(17)を摺
動させて係合体(16)に支持された光源装置(7)を点検口
(14)位置に導出するときに、点検口(14)から手の届かな
い位置にある光源装置(7)を容易に引き出すことができ
る。そして、光源装置(7)を点検口(14)位置に導出した
状態で、光源装置(7)をリンク(29)により下垂状態に保
持することができる。
【0027】これによって、導出した光源装置(7)を誤
って落下させる恐れがなく、能率よく点検、交換作業を
行うことができる。また、点検、交換作業後の収納時に
光源装置(7)を移動させるときに、リンク(29)が係合体
(16)の係合溝(17)に係合して案内されるので、円滑に光
源装置(7)を収納することができる。さらに、光源装置
(7)の支持板(71)がピン(33)によりリンク(30)に枢着さ
れている。これにより、特定位置において光源装置(7)
をリンク(30)の長穴(31)開口部(32)を介してリンク(30)
から離脱することができるので、光源装置(7)の点検、
交換作業時に便利である。
【0028】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明は以上説
明したように、光源装置の点検、交換時にかご内からの
作業によって、点検口に向かう方向に互いに隣接し磁石
によって連結された光源装置を、天井に設けられた係合
体を介して移動し点検口から吊天井の下方へ導出するも
のである。これによって、光源装置の点検、交換のため
に、吊天井に複数の点検口を設ける必要がなく製造費を
節減することができる。また、光源装置の点検、交換が
かご内での作業によってできて安全性が向上し、また点
検口が一箇所で済み吊天井面の装飾性の低下を防ぐ効果
がある。また、磁石によって連結された光源装置を点検
口位置に導出することができ点検、交換作業を容易化す
る効果がある。
【0029】また、この発明の請求項記載の発明は以
上説明したように、光源装置の点検、交換時にかご内か
らの作業によって、点検口に向かう方向に互いに隣接し
リンクによって連結された光源装置を、天井に設けられ
た係合体を介して移動し点検口から吊天井の下方へ導出
するものである。これによって、光源装置の点検、交換
のために、吊天井に複数の点検口を設ける必要がなく製
造費を節減することができる。また、光源装置の点検、
交換がかご内での作業によってできて安全性が向上し、
また点検口が一箇所で済み吊天井面の装飾性の低下を防
ぐ効果がある。また、光源装置を点検口位置に導出した
状態で、光源装置をリンクにより下垂状態に保持するこ
とができ点検、交換作業を容易化する効果がある。
【0030】また、この発明の請求項記載の発明は以
上説明したように、点検口に向かう方向に互いに隣接し
た光源装置の両者の一方に一端が枢着され他端は長手の
中間に縁部に開口した開口部を有する長穴を介して上記
両者の他方に枢着されたリンクが設けられる。そして、
光源装置の点検、交換時に、点検口に向かう方向に互い
に隣接し上記リンクによって連結された光源装置がかご
内からの作業によって係合体を介して移動され点検口か
ら吊天井の下方へ導出されものである。
【0031】これによって、光源装置の点検、交換のた
めに、吊天井に複数の点検口を設ける必要がなく製造費
を節減することができる。また、光源装置の点検、交換
がかご内での作業によってできて安全性が向上し、また
点検口が一箇所で済み吊天井面の装飾性の低下を防ぐ効
果がある。また、光源装置を点検口位置に導出した状態
で、光源装置をリンクにより下垂状態に保持することが
できると共に、リンクの開口部を介して光源装置を取り
外すことができ点検、交換作業を容易化する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図で、エレベータか
ごの天井を見上げた状態の概念的平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】図4のV−V線断面図。
【図6】2のVI部を拡大して示す相当図。
【図7】この発明の実施例を示す図で、図6相当図。
【図8】この発明の実施例を示す図で、図6相当図。
【図9】図8の要部底面図。
【図10】従来のエレベータかごの天井照明装置を示す
図で、エレベータかごの天井を見上げた状態の概念的平
面図。
【図11】図10のXI−XI線断面図。
【符号の説明】
1 かご 2 天井 7 光源装置 8 吊天井 14 点検口 15 開閉板 16 係合体 28 磁石 29 リンク 30 リンク 31 長穴 32 開口部 71 支持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごの天井の下側に空所を形成して配置
    されて点検口及びこの点検口を開閉する開閉板が設けら
    れた吊天井と、上記天井の下側に設けられて上記点検口
    に向かって配置されたレール状の係合体と、水平方向に
    移動すると共に着脱自在に上記係合体に係合された支持
    板と、上記吊天井の上側に装備され上記係合体を介して
    移動し上記点検口から上記かご内へ導出自在にして上記
    支持板に設けられた光源装置と、上記点検口に向かう方
    向に互いに隣接して配置された上記支持板の両方を吸着
    する磁石とを備えたエレベーターかごの天井照明装置。
  2. 【請求項2】 かごの天井の下側に空所を形成して配置
    されて点検口及びこの点検口を開閉する開閉板が設けら
    れた吊天井と、上記天井の下側に設けられて上記点検口
    に向かって配置されたレール状の係合体と、水平方向に
    移動すると共に着脱自在に上記係合体に係合された支持
    板と、上記吊天井の上側に装備され上記係合体を介して
    移動し上記点検口から上記かご内へ導出自在にして上記
    支持板に設けられた光源装置と、上記点検口に向かう方
    向に互いに隣接して配置された上記光源装置に両端がそ
    れぞれ枢着されたリンクとを備えたエレベーターかごの
    天井照明装置。
  3. 【請求項3】 かごの天井の下側に空所を形成して配置
    されて点検口及びこの点検口を開閉する開閉板が設けら
    れた吊天井と、上記天井の下側に設けられて上記点検口
    に向かって配置されたレール状の係合体と、水平方向に
    移動すると共に着脱自在に上記係合体に係合された支持
    板と、上記吊天井の上側に装備され上記係合体を介して
    移動し上記点検口から上記かご内へ導出自在にして上記
    支持板に設けられた光源装置と、上記点検口に向かう方
    向に互いに隣接して配置された上記支持板の両者の一方
    に一端が枢着され、他端は長手の中間に縁部に開口した
    開口部を有する長穴を介して上記両者の他方に枢着され
    たリンクとを備えたエレベーターかごの天井照明装置。
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