JP2763956B2 - ファイルオープン環境の回収処理方式 - Google Patents
ファイルオープン環境の回収処理方式Info
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- JP2763956B2 JP2763956B2 JP2153340A JP15334090A JP2763956B2 JP 2763956 B2 JP2763956 B2 JP 2763956B2 JP 2153340 A JP2153340 A JP 2153340A JP 15334090 A JP15334090 A JP 15334090A JP 2763956 B2 JP2763956 B2 JP 2763956B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 FT化されたサービス提供部からのファイルオープン要
求により設定されたファイルのオープン環境を回収する
ためのファイルオープン環境の回収処理方式に関し、 待機系のサービス提供部からのファイルオープン要求
に対してオープンエラーを出力しないようにすることを
目的とし、 現用系及び待機系のサービス提供部に対して同一の識
別子を割り付ける割付部と、サービス提供部によるファ
イルのオープン要求時に、ファイルのアクセス処理部に
対して、割付部により割り付けられる識別子を通知する
通知部とを備えるとともに、アクセス処理部は、現用系
のサービス提供部によるオープン要求時に通知される識
別子をオープン環境の回収が終了するまで管理するよう
構成し、かつ、待機系のサービス提供部によるオープン
要求時に通知される識別子と同一の識別子を管理してい
る場合には、該識別子により特定されるオープン環境を
強制的に回収するよう構成する。
求により設定されたファイルのオープン環境を回収する
ためのファイルオープン環境の回収処理方式に関し、 待機系のサービス提供部からのファイルオープン要求
に対してオープンエラーを出力しないようにすることを
目的とし、 現用系及び待機系のサービス提供部に対して同一の識
別子を割り付ける割付部と、サービス提供部によるファ
イルのオープン要求時に、ファイルのアクセス処理部に
対して、割付部により割り付けられる識別子を通知する
通知部とを備えるとともに、アクセス処理部は、現用系
のサービス提供部によるオープン要求時に通知される識
別子をオープン環境の回収が終了するまで管理するよう
構成し、かつ、待機系のサービス提供部によるオープン
要求時に通知される識別子と同一の識別子を管理してい
る場合には、該識別子により特定されるオープン環境を
強制的に回収するよう構成する。
本発明は、FT化されたサービス提供部からのファイル
オープン要求により設定されたファイルのオープン環境
を回収するためのファイルオープン環境の回収処理方式
に関し、特に、待機系のサービス提供部からのファイル
オープン要求に対して、オープンエラーを出力しないよ
うにするファイルオープン環境の回収処理方式に関する
ものである。
オープン要求により設定されたファイルのオープン環境
を回収するためのファイルオープン環境の回収処理方式
に関し、特に、待機系のサービス提供部からのファイル
オープン要求に対して、オープンエラーを出力しないよ
うにするファイルオープン環境の回収処理方式に関する
ものである。
データ処理装置では、システム内の固有な空間で走行
して、空間内にシステム資源を閉じ込めてシステム全体
の資源を制御するグローバル・サービスプログラムを複
数備えるよう構成して、このグローバル・サービスプロ
グラムの処理に従ってファイル情報を参照しながらアプ
リケーションプログラムに対して所定のサービスを提供
していく構成が採られることになる。このようなグロー
バル・サービスプログラムは、アプリケーションプログ
ラムにそのクラッシュを意識させないようにするため
に、現用系と待機系とを備えることでフォールトトレラ
ント(以下、FTと称する)化する構成が採られることに
なるが、このFT化に際して、待機系のグローバル・サー
ビスプログラムが、現用系のクラッシュ時に迅速にファ
イルをオープンできるような構成にしていく必要があ
る。
して、空間内にシステム資源を閉じ込めてシステム全体
の資源を制御するグローバル・サービスプログラムを複
数備えるよう構成して、このグローバル・サービスプロ
グラムの処理に従ってファイル情報を参照しながらアプ
リケーションプログラムに対して所定のサービスを提供
していく構成が採られることになる。このようなグロー
バル・サービスプログラムは、アプリケーションプログ
ラムにそのクラッシュを意識させないようにするため
に、現用系と待機系とを備えることでフォールトトレラ
ント(以下、FTと称する)化する構成が採られることに
なるが、このFT化に際して、待機系のグローバル・サー
ビスプログラムが、現用系のクラッシュ時に迅速にファ
イルをオープンできるような構成にしていく必要があ
る。
第5図に、FT化されたグローバル・サービスプログラ
ムを備えるデータ処理装置のシステム構成を図示する。
図中、1はアプリケーションプログラム、2は現用系と
して動作する現用系グローバル・サービスプログラム、
3は待機系として用意される待機系グローバル・サービ
スプログラム、4はファイルの資源管理のサービス処理
を実行するファイル・グローバル・サービスプログラ
ム、5は外部記憶装置に展開されるファイルである。以
下、説明の便宜上、現用系グローバル・サービスプログ
ラム2を現用系GS2、待機系グローバル・サービスプロ
グラムを待機系GS3、ファイル・グローバル・サービス
プログラム4をファイルGS4と記述することにする。
ムを備えるデータ処理装置のシステム構成を図示する。
図中、1はアプリケーションプログラム、2は現用系と
して動作する現用系グローバル・サービスプログラム、
3は待機系として用意される待機系グローバル・サービ
スプログラム、4はファイルの資源管理のサービス処理
を実行するファイル・グローバル・サービスプログラ
ム、5は外部記憶装置に展開されるファイルである。以
下、説明の便宜上、現用系グローバル・サービスプログ
ラム2を現用系GS2、待機系グローバル・サービスプロ
グラムを待機系GS3、ファイル・グローバル・サービス
プログラム4をファイルGS4と記述することにする。
このような構成を採るデータ処理装置にあって、図示
しないスーパバイザにより現用系GS2がクラッシュした
ことが検出されると、第6図に示すように、待機系GS3
に制御が渡され、この待機系GS3が、現用系GS2の処理を
引き継ぐべくファイルGS4を介してファイル5をオープ
ンしていく処理を実行する。このとき、スーパバイザが
ファイルGS4に対してファイルのオープン環境の資源回
収のための依頼メッセージを通知し、この依頼メッセー
ジを受けて、ファイルGS4が現用系GS2のファイルのオー
プン環境の回収処理を実行する。
しないスーパバイザにより現用系GS2がクラッシュした
ことが検出されると、第6図に示すように、待機系GS3
に制御が渡され、この待機系GS3が、現用系GS2の処理を
引き継ぐべくファイルGS4を介してファイル5をオープ
ンしていく処理を実行する。このとき、スーパバイザが
ファイルGS4に対してファイルのオープン環境の資源回
収のための依頼メッセージを通知し、この依頼メッセー
ジを受けて、ファイルGS4が現用系GS2のファイルのオー
プン環境の回収処理を実行する。
従来では、このファイルオープン環境の回収処理は、
待機系GS3の実行するファイルオープン要求とは関係な
く非同期で実行する構成が採られていた。これから、フ
ァイルGS4が実行する資源の回収処理中に、待機系GS3か
らファイルオープン要求が発行されることがあり、これ
がために、ファイル5の競合が発生することで待機系GS
3に対してオープンエラーが出力されてしまうことにな
るという問題点があった。
待機系GS3の実行するファイルオープン要求とは関係な
く非同期で実行する構成が採られていた。これから、フ
ァイルGS4が実行する資源の回収処理中に、待機系GS3か
らファイルオープン要求が発行されることがあり、これ
がために、ファイル5の競合が発生することで待機系GS
3に対してオープンエラーが出力されてしまうことにな
るという問題点があった。
これを解決するための1つの方法として、ファイルGS
4がファイル5に対しての排他の競合を解決するための
手段を備える構成を採ることも考えられるが、このよう
にすると、I/O命令は発行できることになるものの、今
度は、現用系GS2から発行されるI/O命令が、待機系GS3
から発行されるI/O命令より後になることが起こり、こ
れがために、データのインテグリティを保証できないと
いう問題点がでてくることになる。
4がファイル5に対しての排他の競合を解決するための
手段を備える構成を採ることも考えられるが、このよう
にすると、I/O命令は発行できることになるものの、今
度は、現用系GS2から発行されるI/O命令が、待機系GS3
から発行されるI/O命令より後になることが起こり、こ
れがために、データのインテグリティを保証できないと
いう問題点がでてくることになる。
また、ファイル5がオープンできるまで、待機系GS3
からファイルオープン要求を発行し続けるという方法を
採ることも考えられるが、このようにすると、待機系GS
3の要求したファイルオープン要求がエラーとなってい
る理由が、他のグローバルサービスによってオープンさ
れていることにあるのか、現用系GS2についてのファイ
ルオープン環境の回収が完了していないことにあるのか
が不明であるために、いつまでもループしてしまうこと
になるという問題点がでてくることになる。
からファイルオープン要求を発行し続けるという方法を
採ることも考えられるが、このようにすると、待機系GS
3の要求したファイルオープン要求がエラーとなってい
る理由が、他のグローバルサービスによってオープンさ
れていることにあるのか、現用系GS2についてのファイ
ルオープン環境の回収が完了していないことにあるのか
が不明であるために、いつまでもループしてしまうこと
になるという問題点がでてくることになる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
FT化されたグローバル・サービスプログラム(サービス
提供プログラム)を備えるデータ処理装置にあって、待
機系のグローバル・サービスプログラム(サービス提供
プログラム)からのファイルオープン要求に対して、オ
ープンエラーを出力しないようにする新たなファイルオ
ープン環境の回収処理方式の提供を目的とする。
FT化されたグローバル・サービスプログラム(サービス
提供プログラム)を備えるデータ処理装置にあって、待
機系のグローバル・サービスプログラム(サービス提供
プログラム)からのファイルオープン要求に対して、オ
ープンエラーを出力しないようにする新たなファイルオ
ープン環境の回収処理方式の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 第1図は本発明の原理構成図である。
図中、10はデータ処理部であって、データ処理を実行
するもの、20はファイルであって、データ処理部10のデ
ータ処理の遂行のために必要となるデータを管理するも
の、30は複数用意される現用系サービス提供部であっ
て、データ処理部10からの起動要求に応答して起動され
て、所定のサービス処理を実行することでデータ処理部
10に対して所定のサービス処理を提供するもの、40はデ
ータ処理部10へのサービス提供のFT化のために用意され
る待機系サービス提供部であって、現用系サービス提供
部30がクラッシュするときにその処理を引き継ぐもの、
50はアクセス処理部であって、現用系サービス提供部30
及び待機系サービス提供部40からの起動要求に応答して
起動されて、ファイル20の資源管理のサービス処理を実
行するもの、60は識別子割付部であって、現用系サービ
ス提供部30の各々に対して一意の識別子を割り付けると
ともに、対となる待機系サービス提供部40に対して同一
の識別子を割り付けるものである。ここで、この図では
省略してあるが、アクセス処理部50もまた、FT化される
べく現用系と待機系とを備える構成が採られることにな
る。
するもの、20はファイルであって、データ処理部10のデ
ータ処理の遂行のために必要となるデータを管理するも
の、30は複数用意される現用系サービス提供部であっ
て、データ処理部10からの起動要求に応答して起動され
て、所定のサービス処理を実行することでデータ処理部
10に対して所定のサービス処理を提供するもの、40はデ
ータ処理部10へのサービス提供のFT化のために用意され
る待機系サービス提供部であって、現用系サービス提供
部30がクラッシュするときにその処理を引き継ぐもの、
50はアクセス処理部であって、現用系サービス提供部30
及び待機系サービス提供部40からの起動要求に応答して
起動されて、ファイル20の資源管理のサービス処理を実
行するもの、60は識別子割付部であって、現用系サービ
ス提供部30の各々に対して一意の識別子を割り付けると
ともに、対となる待機系サービス提供部40に対して同一
の識別子を割り付けるものである。ここで、この図では
省略してあるが、アクセス処理部50もまた、FT化される
べく現用系と待機系とを備える構成が採られることにな
る。
現用系サービス提供部30及び待機系サービス提供部40
は、夫々、オープン要求発行部31,41と識別子通知部32,
42とを備える。このオープン要求発行部31,41は、アク
セス処理部50に対してファイル20のオープン要求を発行
するよう処理し、識別子通知部32,42は、オープン要求
発行部31,41によるファイルオープン要求の発行時に、
識別子割付部60により割り付けられる識別子をアクセス
処理部50に通知するよう処理する。
は、夫々、オープン要求発行部31,41と識別子通知部32,
42とを備える。このオープン要求発行部31,41は、アク
セス処理部50に対してファイル20のオープン要求を発行
するよう処理し、識別子通知部32,42は、オープン要求
発行部31,41によるファイルオープン要求の発行時に、
識別子割付部60により割り付けられる識別子をアクセス
処理部50に通知するよう処理する。
アクセス処理部50は、オープン要求受付部51、オープ
ン処理部52、識別子管理部53及びオープン環境回収部54
を備える。このオープン要求受付部51は、オープン要求
発行部31,41から発行されてくるファイルオープン要求
の受付処理を実行するよう処理し、オープン処理部52
は、ファイル20へのオーブン処理を実行するよう処理
し、識別子管理部53は、現用系サービス提供部30の識別
子通知部32から通知される識別子をファイルオープン環
境の回収が終了するまで管理するよう処理し、オープン
環境回収部54は、設定されたファイルオープン環境を回
収するよう処理する。
ン処理部52、識別子管理部53及びオープン環境回収部54
を備える。このオープン要求受付部51は、オープン要求
発行部31,41から発行されてくるファイルオープン要求
の受付処理を実行するよう処理し、オープン処理部52
は、ファイル20へのオーブン処理を実行するよう処理
し、識別子管理部53は、現用系サービス提供部30の識別
子通知部32から通知される識別子をファイルオープン環
境の回収が終了するまで管理するよう処理し、オープン
環境回収部54は、設定されたファイルオープン環境を回
収するよう処理する。
本発明では、現用系サービス提供部30の識別子通知部
32は、オープン要求発行部31がアクセス処理部50に対し
てファイルオープン要求を発行するときに、識別子割付
部60により割り付けられた識別子をアクセス処理部50に
通知していくよう処理する。この現用系サービス提供部
30からのファイルオープン要求と識別子とを受け取る
と、オープン要求受付部51は、オープン処理部52を起動
するとともに、識別子管理部53に対して通知されてきた
識別子を登録する。このようにして起動されると、オー
プン処理部52は、ファイルオープン環境を設定してから
ファイル20に対してI/O命令を発行していくことでファ
イル20の参照処理を実行する。一方、識別子管理部53
は、通知される識別子をオープン処理部52の処理が終了
してそのファイルオープン環境の回収が完了するまで管
理するよう処理する。
32は、オープン要求発行部31がアクセス処理部50に対し
てファイルオープン要求を発行するときに、識別子割付
部60により割り付けられた識別子をアクセス処理部50に
通知していくよう処理する。この現用系サービス提供部
30からのファイルオープン要求と識別子とを受け取る
と、オープン要求受付部51は、オープン処理部52を起動
するとともに、識別子管理部53に対して通知されてきた
識別子を登録する。このようにして起動されると、オー
プン処理部52は、ファイルオープン環境を設定してから
ファイル20に対してI/O命令を発行していくことでファ
イル20の参照処理を実行する。一方、識別子管理部53
は、通知される識別子をオープン処理部52の処理が終了
してそのファイルオープン環境の回収が完了するまで管
理するよう処理する。
この処理にあって、現用系サービス提供部30がクラッ
シュすることが検出されると、待機系サービス提供部40
が現用系サービス提供部30の処理を引き継いでいく。こ
の引き継ぎ処理に従い、待機系サービス提供部40のオー
プン要求発行部41がアクセス処理部50に対してファイル
オープン要求を発行する必要が生ずると、識別子通知部
42は、識別子割付部60により割り付けられた識別子をア
クセス処理部50に通知する。
シュすることが検出されると、待機系サービス提供部40
が現用系サービス提供部30の処理を引き継いでいく。こ
の引き継ぎ処理に従い、待機系サービス提供部40のオー
プン要求発行部41がアクセス処理部50に対してファイル
オープン要求を発行する必要が生ずると、識別子通知部
42は、識別子割付部60により割り付けられた識別子をア
クセス処理部50に通知する。
このようにして、待機系サービス提供部40からのファ
イルオープン要求を受け取ると、オープン要求受付部51
は、識別子管理部53に待機系サービス提供部40から通知
される識別子と同一のものが管理されているか否かを検
索する。この検索処理により、同一の識別子が管理され
ていないと判断するときには、オープン処理部52を起動
して待機系サービス提供部40からのファイルオープン要
求を処理する。一方、同一の識別子が管理されていると
判断するときには、スーパバイザから送られてくるファ
イルオープン環境の回収処理要求が遅れてきていると判
断して、オープン環境回収部54を起動することで直ちに
設定されているファイルオープン環境を強制的に回収す
る処理を実行する。
イルオープン要求を受け取ると、オープン要求受付部51
は、識別子管理部53に待機系サービス提供部40から通知
される識別子と同一のものが管理されているか否かを検
索する。この検索処理により、同一の識別子が管理され
ていないと判断するときには、オープン処理部52を起動
して待機系サービス提供部40からのファイルオープン要
求を処理する。一方、同一の識別子が管理されていると
判断するときには、スーパバイザから送られてくるファ
イルオープン環境の回収処理要求が遅れてきていると判
断して、オープン環境回収部54を起動することで直ちに
設定されているファイルオープン環境を強制的に回収す
る処理を実行する。
このように、本発明では、待機系サービス提供部40か
らファイルオープン要求が発行されるときに、現用系サ
ービス提供部30からのファイルオープン要求に応答して
設定されたファイルオープン環境が回収されているか否
かを判断するよう構成して、未だその回収処理が行われ
ていないときには強制的に回収を実行するよう構成した
ことから、待機系サービス提供部40に対してオープンエ
ラーを出力しないようになるのである。
らファイルオープン要求が発行されるときに、現用系サ
ービス提供部30からのファイルオープン要求に応答して
設定されたファイルオープン環境が回収されているか否
かを判断するよう構成して、未だその回収処理が行われ
ていないときには強制的に回収を実行するよう構成した
ことから、待機系サービス提供部40に対してオープンエ
ラーを出力しないようになるのである。
以下、実施例に従って本発明を詳細に説明する。
第2図に、本発明の一実施例を図示する。図中、第5
図で説明したように、1はアプリケーションプログラ
ム、2は現用系GS、3は待機系GS、4はファイルGSであ
る。6はファイルGS4の持つメモリ領域に展開される制
御表であって、ファイルオープン環境を管理するもの、
7はグローバルサービス起動管理グローバル・サービス
プログラム(以下、GS起動管理GSと記述する)であっ
て、現用系GS2及び待機系GS3を起動するものである。
図で説明したように、1はアプリケーションプログラ
ム、2は現用系GS、3は待機系GS、4はファイルGSであ
る。6はファイルGS4の持つメモリ領域に展開される制
御表であって、ファイルオープン環境を管理するもの、
7はグローバルサービス起動管理グローバル・サービス
プログラム(以下、GS起動管理GSと記述する)であっ
て、現用系GS2及び待機系GS3を起動するものである。
このGS起動管理GS7は、現用系GS2を起動するときに、
現用系GS2に対して一意の識別子を割り付けるよう処理
するとともに、その現用系GS2の待機系として用意され
る待機系GS3を起動するときに、同一の識別子を割り付
けるよう処理する。このGS起動管理GS7の処理により、
第2図に例示するように、現用系GS2に対して「GS1」と
いう識別子が割り付けられるとともに、待機系GS3に対
しても「GS1」という識別子が割り付けられることにな
る。そして、現用系GS2及び待機系GS3は、ファイルGS4
に対してファイルのオープン要求を発行するときに、こ
の割り付けられた識別子をファイルGS4に対して通知す
るよう処理することになる。
現用系GS2に対して一意の識別子を割り付けるよう処理
するとともに、その現用系GS2の待機系として用意され
る待機系GS3を起動するときに、同一の識別子を割り付
けるよう処理する。このGS起動管理GS7の処理により、
第2図に例示するように、現用系GS2に対して「GS1」と
いう識別子が割り付けられるとともに、待機系GS3に対
しても「GS1」という識別子が割り付けられることにな
る。そして、現用系GS2及び待機系GS3は、ファイルGS4
に対してファイルのオープン要求を発行するときに、こ
の割り付けられた識別子をファイルGS4に対して通知す
るよう処理することになる。
第3図に、現用系GS2及び待機系GS3からのファイルオ
ープン要求を受け取ったときに実行するファイルGS4の
処理の一実施例を図示する。次に、この第3図のフロー
チャートに従って、本発明に係るファイルオープン環境
の回収処理方式について詳細に説明する。
ープン要求を受け取ったときに実行するファイルGS4の
処理の一実施例を図示する。次に、この第3図のフロー
チャートに従って、本発明に係るファイルオープン環境
の回収処理方式について詳細に説明する。
ファイルGS4は、先ず最初に、ステップ1で示すよう
に、ファイルオープン要求を受け付ける。次に、ステッ
プ2で、この受け付けたファイルオープン要求時に通知
される識別子と同一の識別子が制御表6に設定されてい
るのか否かを判断する。この判断により、通知される識
別子と同一の識別子が制御表6に設定されていないと判
断するとき、すなわち、ステップ1で受け付けたファイ
ルオープン要求が現用系GS2からの要求であるとき、あ
るいは、既に現用系GS2のオープン環境が回収された後
の待機系GS3(現用系GS2に転ずることになる)からの要
求であるときには、ステップ4に進んで、オープン要求
のあったファイルのオープン処理をファイルへの競合を
とりつつ実行する。そして、続くステップ5で、制御表
6に通知されてきた識別子を設定する。このようにして
制御表6に設定される現用系GS2の識別子は、現用系GS2
がクラッシュしない場合には、ファイルへのアクセス処
理が完了するまで保持されることになる。
に、ファイルオープン要求を受け付ける。次に、ステッ
プ2で、この受け付けたファイルオープン要求時に通知
される識別子と同一の識別子が制御表6に設定されてい
るのか否かを判断する。この判断により、通知される識
別子と同一の識別子が制御表6に設定されていないと判
断するとき、すなわち、ステップ1で受け付けたファイ
ルオープン要求が現用系GS2からの要求であるとき、あ
るいは、既に現用系GS2のオープン環境が回収された後
の待機系GS3(現用系GS2に転ずることになる)からの要
求であるときには、ステップ4に進んで、オープン要求
のあったファイルのオープン処理をファイルへの競合を
とりつつ実行する。そして、続くステップ5で、制御表
6に通知されてきた識別子を設定する。このようにして
制御表6に設定される現用系GS2の識別子は、現用系GS2
がクラッシュしない場合には、ファイルへのアクセス処
理が完了するまで保持されることになる。
一方、ステップ2の判断により、通知される識別子と
同一の識別子が制御表6に設定されていると判断すると
き、すなわち、ステップ1で受け付けたファイルオープ
ン要求が待機系GS3からの要求であるときには、ステッ
プ3に進んで、制御表6に設定されているファイルオー
プン環境を強制的に回収(I/O命令も回収される)して
から、ステップ4に進んで、オープン要求のあったファ
イルのオープン処理をファイルへの競合をとりつつ実行
する。そして、続くステップ5で、新たに現用系GS2と
して動作することになるので、制御表6に通知されてき
た識別子を設定する。
同一の識別子が制御表6に設定されていると判断すると
き、すなわち、ステップ1で受け付けたファイルオープ
ン要求が待機系GS3からの要求であるときには、ステッ
プ3に進んで、制御表6に設定されているファイルオー
プン環境を強制的に回収(I/O命令も回収される)して
から、ステップ4に進んで、オープン要求のあったファ
イルのオープン処理をファイルへの競合をとりつつ実行
する。そして、続くステップ5で、新たに現用系GS2と
して動作することになるので、制御表6に通知されてき
た識別子を設定する。
このようにして、第4図に示すように、待機系GS3か
らファイルオープン要求が発行されるときに、現用系GS
2からのファイルオープン要求に応答して設定されたフ
ァイルオープン環境を強制的に回収するよう処理するも
のであることから、待機系GS3に対してオープンエラー
を出力するようなことがなくなる。
らファイルオープン要求が発行されるときに、現用系GS
2からのファイルオープン要求に応答して設定されたフ
ァイルオープン環境を強制的に回収するよう処理するも
のであることから、待機系GS3に対してオープンエラー
を出力するようなことがなくなる。
図示実施例について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、実施例では適用対象のデ
ータ処理装置が単一構成のもので開示したが、本発明は
これに限られることなく、分散型の構成を採るデータ処
理装置に対してもそのまま適用できるのである。
されるものではない。例えば、実施例では適用対象のデ
ータ処理装置が単一構成のもので開示したが、本発明は
これに限られることなく、分散型の構成を採るデータ処
理装置に対してもそのまま適用できるのである。
以上説明したように、本発明によれば、グローバル・
サービスプログラムの処理に従ってファイル情報を参照
しながらアプリケーションプログラムに対して所定のサ
ービスを提供していく構成を採るデータ処理装置におい
て、FT化のために用意される待機系のグローバル・サー
ビスプログラムの発行するファイルオープン要求に対し
てオープンエラーを出力しなくできるようになる。これ
から、待機系のグローバル・サービスプログラムの発行
するファイルオープン要求に対して迅速にファイルをオ
ープンできるようになるのである。
サービスプログラムの処理に従ってファイル情報を参照
しながらアプリケーションプログラムに対して所定のサ
ービスを提供していく構成を採るデータ処理装置におい
て、FT化のために用意される待機系のグローバル・サー
ビスプログラムの発行するファイルオープン要求に対し
てオープンエラーを出力しなくできるようになる。これ
から、待機系のグローバル・サービスプログラムの発行
するファイルオープン要求に対して迅速にファイルをオ
ープンできるようになるのである。
第1図は本発明の原理構成図、 第2図は本発明の一実施例、 第3図はファイルGS4が実行する処理の一実施例、 第4図は本発明の処理の説明図、 第5図はFT化されたグローバル・サービスプログラムを
備えるデータ処理装置のシステム構成図、 第6図は現用系のグローバル・サービスプログラムがク
ラッシュしたときの処理の説明図である。 図中、10はデータ処理部、20はファイル、30は現用系サ
ービス提供部、40は待機系サービス提供部、50はアクセ
ス処理部、60は識別子割付部である。
備えるデータ処理装置のシステム構成図、 第6図は現用系のグローバル・サービスプログラムがク
ラッシュしたときの処理の説明図である。 図中、10はデータ処理部、20はファイル、30は現用系サ
ービス提供部、40は待機系サービス提供部、50はアクセ
ス処理部、60は識別子割付部である。
Claims (2)
- 【請求項1】ファイル情報を参照しながら所定のサービ
ス処理を実行するサービス提供部(30,40)を現用系と
待機系とで2つ用意して、現用系の該サービス提供部
(30)がクラッシュする場合に、待機系の該サービス提
供部(40)に処理を引き継がせることで、データ処理部
(10)からのサービス提供要求に応答するよう処理する
データ処理装置において、 現用系及び待機系のサービス提供部(30,40)に対して
同一の識別子を割り付ける識別子割付部(60)と、 上記サービス提供部(30,40)によるファイルオープン
要求時に、ファイルアクセスを処理するアクセス処理部
(50)に対して、上記識別子割付部(60)により割り付
けられる識別子を通知する識別子通知部(32,42)とを
備えるとともに、 上記アクセス処理部(50)は、現用系の上記サービス提
供部(30)によるファイルオープン要求時に通知される
識別子をオープン環境の回収が終了するまで管理するよ
う構成し、かつ、待機系の上記サービス提供部(40)に
よるファイルオープン要求時に通知される識別子と同一
識別子を管理している場合には、該識別子により特定さ
れるオープン環境を強制的に回収するよう処理すること
を、 特徴とするファイルオープン環境の回収処理方式。 - 【請求項2】請求項(1)記載のファイルオープン環境
の回収処理方式において、 識別子割付部(60)は、現用系及び待機系のサービス提
供部(30,40)の起動時に、該サービス提供部(30,40)
に対して同一の識別子を割り付けるよう処理すること
を、 特徴とするファイルオープン環境の回収処理方式。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153340A JP2763956B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | ファイルオープン環境の回収処理方式 |
DE69121973T DE69121973T2 (de) | 1990-05-30 | 1991-05-30 | Verarbeitungssystem zur Ausgabe vom Verwendungsrecht vom Betriebsmittel |
EP91401422A EP0459912B1 (en) | 1990-05-30 | 1991-05-30 | An issue processing system for a right to use a resource |
US08/274,153 US5666479A (en) | 1990-05-30 | 1994-07-14 | Issue processing system and method for a right to use a data processsing system resource |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153340A JP2763956B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | ファイルオープン環境の回収処理方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0447343A JPH0447343A (ja) | 1992-02-17 |
JP2763956B2 true JP2763956B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=15560335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2153340A Expired - Fee Related JP2763956B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-06-12 | ファイルオープン環境の回収処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763956B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07105066A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | Nec Corp | ファイル復旧方式 |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP2153340A patent/JP2763956B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0447343A (ja) | 1992-02-17 |
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