JPH08123700A - 資源管理方法 - Google Patents

資源管理方法

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JPH08123700A
JPH08123700A JP25540394A JP25540394A JPH08123700A JP H08123700 A JPH08123700 A JP H08123700A JP 25540394 A JP25540394 A JP 25540394A JP 25540394 A JP25540394 A JP 25540394A JP H08123700 A JPH08123700 A JP H08123700A
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JP
Japan
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program area
task
program
space
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JP25540394A
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Seikichi Yokoo
清吉 横尾
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 資源管理方法において、スレッド終了時とス
レッド再生時の実行性能及び、動的なプログラム域の回
収要求時とプログラム域の再獲得要求時の実行性能を向
上させる。 【構成】 空間内に1又は複数のタスクを有し、タスク
内に1又は複数のスレッドを有し、タスク単位でファイ
ル管理制御表を用いてファイル管理を行い、スレッド単
位でプログラム域管理制御表を用いてプログラム管理を
行う資源管理方法において、スレッド終了時には、プロ
グラム域とそのスレッドに持つシステム資源のみを回収
する。また、動的なプログラム回収要求時には、プログ
ラム域のみを回収する。プログラム域の獲得時又はスレ
ッド再生時の実行性能を向上させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの資源管
理に関するものである。 〔技術の背景〕始めに、プログラムの実行体について図
3を用いて説明する。図に示すように、プログラムの実
行体は、空間1、タスク2、スレッド3から構成され
る。
【0002】空間1は、システムコールなどの定められ
たインタフェースに基づいて、空間外から制御可能な唯
一の単位である。空間1は、それぞれが1つの独立した
アドレス空間で構成され、空間1の内部では、内部実行
体であるタスク2及びスレッド3が動作してプログラム
を実行する。空間間では、インタフェースを介さずに互
いに影響を及ぼすことはできない。したがって、セキュ
リティの上で、最も強固な実行環境である。
【0003】タスク2は、空間1内に1つの独立したプ
ログラム実効環境(例えば、C言語では main 関数を持
つプログラムの実行環境)を提供する。空間1内では、
複数のタスク2が存在してプログラムを多重に実行する
ことが可能である。タスク2は、特に、通信アプリケー
ションプログラムの実行環境を構築する際に有効なもの
である。タスクの独立性の高いプログラム実行環境によ
り、1つの空間内でアプリケーションプログラムを多重
に実行することができるため、空間資源の削減がはかれ
る。
【0004】スレッド3は、CPUの実行権を得てプロ
グラムの命令列を実行する最も基本的な制御単位であ
る。個々のタスク2は、その内部に複数のスレッド3を
以てプログラムを並列処理することが可能である。各ス
レッド3には、スレッドの持つ実行優先度にしたがっ
て、CPUの実行権が時分割で分配される。スレッドが
CPUの実行権を得ると、そのスレッドに結び付けられ
たプログラムの命令コードが実行される。実行スレッド
の切り換えに際しては、切り換え前の実行環境は退避さ
れ、再実行時には退避された実行環境が復元される。
【0005】スレッド3は、特にGS(OSのサーバ)
の並列処理を実現する際に有効である。GSでは、クラ
イアントからの処理要求を高速に処理するために、個々
のスレッドが、クライアントからのそれぞれの処理要求
を処理するように使用される。以上のようなプログラム
実行体の構造化により、元々プログラム実行体が合わせ
持っていた諸資源、諸属性は、空間資源4、タスク資源
5、スレッド資源6に分解されている(これらの資源に
ついては後述する。)。
【0006】このようなプログラム実行体の構造化によ
り、プログラムの用途ごとに最適な実行環境と実行形態
を実現している。ここで、空間資源4、タスク資源5、
スレッド資源6について説明をする。空間1は、空間内
の全タスク2により共用される空間資源4を持つ、この
ような資源には、システム内で空間を一意に識別するプ
ロセスid、空間の権限を示す利用者id、グループi
dなどがある。これらの空間資源4は、そもそも空間固
有の性質を持ち、下位の実行体(タスク2又はスレッド
3)に割りつけられ得ない資源、プログラムによって変
更される可能性が少なくタスク2による共有に問題のな
い資源等である。(逆に、空間1が複数タスク2を持っ
て動作する場合には、各タスク内で動作するプログラム
は、他のタスクに影響を及ぼすような空間資源の変更を
制限される。) 以下は、代表的な空間資源4の一覧である。 1.プロセスid 2.親プロセスid 3.プロセスグループid 4.セション 5.実利用者id、実グループid、実効利用者id、
実効グループid、退避利用者id、退避グループid 6.カレントワーキングディレクトリ 7.ルートディレクトリ 8.ファイルモード生成マスク 9.外部変数environ から指される環境変数 10.ロードモジュールライブラリ 11.事前オープンファイル ただし、環境変数については、タスクが自身の外部変数
environ の値を変更し、タスク固有の環境変数域を指す
ように変更することができる。
【0007】個々のタスク2は、それぞれがプログラム
が使用する外部変数やファイルのオープン環境などのタ
スク資源を持ち、他タスクとの資源の競合を起こさない
プログラム実行環境を提供する。以下は、代表的なタス
ク資源5の一覧である。 1.タスクid 2.プログラムの外部変数域 3.ファイルディスクリプタ、I/Oバッファ 4.動的獲得領域 スレッド3は、以下の代表的なスレッド資源だけを持
ち、軽量な実行制御の体を実現している。 1.スレッドid 2.PSWや汎用レジスタなどのCPU資源 3.プログラムの静的局所変数域 4.シクナルのマスタとシグナルの応答動作
【0008】
【従来の技術】従来の資源管理方法においては、プログ
ラム域とこれを管理するシステム資源を一体と考え、プ
ログラム域を回収するときは、システム資源も回収の対
象としていた。ところが、技術の進展に伴い、プログラ
ム域が日々増加しているため、これを管理するシステム
資源も当然増加してきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような状況にあっ
ては、シングルタスクが動作する環境においては、スレ
ッドの終了が空間の終了と同一であるため、わざわざス
レッドやタスクで管理している資源を回収する必要はな
いので、実行性能を悪化させることはない。しかしなが
ら、マルチタスクが動作する環境においては、スレッド
の終了が空間まで終了するわけではないので、陽に資源
を回収する必要がある。したがって、マルチタスクにお
いては、回収すべきプログラム域又はこれを管理するシ
ステム資源が増加すると、実行性能を著しく悪化させて
しまう。
【0010】本発明は、資源管理方法において、スレッ
ド終了時とスレッド再生時の実行性能を向上させること
を目的とする。更に、本発明は、動的なプログラム域の
回収要求時とプログラム域の再獲得要求時の実行性能を
向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、空間内に1又は複数のタスクを有
し、前記タスク内に1又は複数のスレッドを有し、前記
タスク単位でファイル管理制御表を用いてファイル管理
を行い、前記スレッド単位でプログラム域管理制御表を
用いてプログラム管理を行う資源管理方法において、ス
レッド終了時には、プログラム域とそのスレッドに持つ
システム資源のみを回収する。
【0012】前記プログラム域とそのスレッドに持つシ
ステム資源の回収は、プログラム域管理制御表が使用し
ていた領域を回収することにより行うことができる。本
発明は、上記第2の目的を達成するため、空間内に1又
は複数のタスクを有し、前記タスク内に1又は複数のス
レッドを有し、前記タスク単位でファイル管理制御表を
用いてファイル管理を行い、前記スレッド単位でプログ
ラム域管理制御表を用いてプログラム管理を行う資源管
理方法において、動的なプログラム回収要求時には、プ
ログラム域のみを回収する。
【0013】なお、動的なプログラム回収要求時とは、
前述した空間、タスク、スレッドと言った資源の回収契
機による回収要求ではなく、ユーザが陽にプログラム域
の回収要求を行うことを言う。前記プログラム域の回収
は、プログラム域として使っていた領域を回収し、プロ
グラム域管理制御表で管理しているプログラム域の開始
アドレスをクリアすることにより行うことができる。
【0014】
【作用】本発明では、プログラム域の管理をプログラム
域のスコープであるスレッドだけで管理するのではな
く、その上位の実行単位であるタスクでも管理すること
を特長としている。このため、マルチタスクにおいて
は、スレッド終了時にはスレッドで管理している資源の
みを回収し、タスクで管理している資源は回収しないこ
とにより、回収すべき資源の量を減らしてスレッド終了
時の実行性能を向上させる。また、スレッドの再生成時
には、回収しなかったシステム資源を再利用することに
より、スレッド再生成時の実行性能を向上させる。
【0015】シングルタスクにおいては、動的なプログ
ラム域の回収要求時にはプログラム域のみを回収し、ス
レッドで管理している資源は回収しないことにより、回
収すべき資源の量を減らして動的なプログラム域の回収
要求時の実行性能を向上させる。また、プログラム域の
再生成には、回収しなかったプログラム域を再利用する
ことにより、プログラム域の再生成時の実行性能を向上
させる。
【0016】
【実施例】始めに、本発明の資源管理方法が適用される
各種空間の構造について図4〜図6を用いて説明する。
空間は、プログラムの実行環境や実行形態の違いから、
例えば、バッチと会話処理用の空間、通信アプリケーシ
ョン空間、GS空間の3種類に分けられる。
【0017】図4は、シングルタスクの環境であるバッ
チと会話処理用の空間の構造を示す。バッチと会話処理
用の空間7は、空間内で1つのタスク2と1つのスレッ
ド3が動作する形態で構成される。この空間7で動作す
るアプリケーションプログラムにとっては、プログラム
実行体が空間7、タスク2、スレッド3から構成されて
いることはあまり重要なことではない。アプリケーショ
ンプログラムは、空間7内の全資源を専有して走行す
る。このように1空間、1タスク、1スレッドが縮退し
てプログラム実行体を形成する形態はプロセスと呼ばれ
る。
【0018】バッチと会話処理用の空間7は、個々のア
プリケーションプログラムやユーティリティプログラム
が実行される度に作成され、そのプログラムの終了とと
もに削除される。図5は、マルチタスクの環境である通
信アプリケーション空間の構造を示す。通信アプリケー
ション空間8では、1つの空間で複数のタスク2,2が
多重に走行する。個々のタスク2ではそれぞれ1つのス
レッド1が走行してアプリケーションプログラムを実行
する。個々のタスク2で動作するファイルは、タスクの
独立性の高いプログラム実行環境下で、空間8内の他タ
スクの存在を殆ど意識しないで走行することができる。
10は事前オープンファイル環境である。
【0019】通信アプリケーション空間8は、アプリケ
ーションプログラムが処理を開始する以前に前もって作
成され、停止時に削除される。これらの空間8では、ア
プリケーションプログラムが使用するファイルを空間作
成時に事前にオープンしておくことが可能である。これ
によって、タスクで動作するアプリケーションプログラ
ムは、少ないオーバヘッドでファイルを使用できるよう
になる。
【0020】図6は、シングルタスクの環境であるGS
空間の構造を示す。OSの各サーバ空間をGS(Global
Service)空間と言う。GS空間9では、タスク2が1
つだけ存在し、その中で複数のスレッド3,3が走行す
る。クライアントからの処理要求は、それぞれが軽量な
スレッドで高速に処理される。GS空間9では、タスク
2はあまり重要な役割を果たさない。
【0021】このGS空間9は、システム始動時又は s
tartgsユーティリティ実行時に作成され、システム停止
時又はstopgsユーティリティ実行時に削除される。本発
明は、上記各種空間のうち、通信アプリケーション空間
8のようなマルチタスクの環境を必要とするシステムに
おいても、バッチと会話処理用の空間7及びGS空間9
のようなシングルタスクの環境においても有効である。
【0022】次に、本実施例におけるプログラム域とシ
ステム資源の関係を図7を用いて説明する。図7におい
て、11はタスク資源表、12はファイル管理制御表で
ある。ファイル管理制御表12はタスク資源であり、フ
ァイル単位にチェーンが続く。ファイル管理制御表12
には、ファイルの排他、ファイルリードに必要な情報等
のファイルのオープン環境が記録されている。
【0023】13はスレッド資源表、14はプログラム
域管理制御表である。プログラム域管理制御表14はス
レッド資源であり、プログラム単位にチェーンが続く。
プログラム域環境制御表14には、ファイル管理制御表
12をポイントするファイルのオープン環境と、プログ
ラム域15の開始アドレスとサイズ等のプログラム域管
理が記録されている。15はプログラム域である。
【0024】次に、プログラム域の回収要求時とプログ
ラム域の再獲得要求時の処理フローを図1及び図2を用
いて説明する。図1の処理フローは、プログラム域の回
収要求時にスタートする。プログラムの実行体である空
間、タスク、スレッドの各実行体が終了する際、各実行
体が持つ資源の自動回収が行われる。例えば、スレッド
と言う実行体が終了する際、スレッド資源を持つコンポ
ーネントに対して資源の回収要求が行われる。ここで言
うスレッド終了時の回収要求とは、この要求のことをい
う。ここで、本発明に関するコンポーネントはスレッド
資源を持つので、スレッド終了時にシステムからスレッ
ド資源回収の契機がもらえる。このときにスレッド資源
を必要に応じて回収する。
【0025】同様に、タスクと言う実行体が終了する際
にも、システムはタスク資源を持つコンポーネントに対
して資源の回収要求を行う。この要求がタスク終了時の
回収要求である。また、上記の空間、タスク、スレッド
といった資源の回収契機による回収要求でなく、ユーザ
が陽にプログラム域の回収要求を行う動的なプログラム
域の回収要求も行われる。具体的には、スーパバイザが
ユーザ向けにプログラム域を回収する関数を用意してお
り、ユーザはこの関数を使ってプログラム域の回収をス
ーババイザに要求する。主なコンポーネントとしては、
シェルがあり、その使用目的は時空間(シェル空間のこ
と)の仮想領域が有限であることから、資源の有効利用
のために利用される。
【0026】プログラム域の回収要求があると、ステッ
プS11において、プログラム域の回収が行われる。プ
ログラム域の回収とは、プログラム域15として使って
いた領域を回収し、プログラム域管理制御表14で管理
しているプログラム域15の開始アドレスをクリアする
ことを言う。次に、ステップS12で、プログラム域の
回収要求がスレッド又はタスク終了時の回収要求である
か否かが判定される。もし、前述の動的なプログラム域
の回収要求であれば、ステップS11のプログラム域の
回収のみで処理を終了する。
【0027】スレッド又はタスク終了時の回収要求であ
る場合はステップS13へ進み、スレッドに持つ資源の
回収を行う。スレッドに持つ資源の回収とは、プログラ
ム域管理制御表14で使っていた領域を回収することを
言う。ステップS14では、回収要求がタスク終了時の
回収要求であるか否かが判定される。回収要求がスレッ
ド終了時の回収要求であれば、ステップS11のプログ
ラム域の回収とステップS13のスレッドに持つ資源の
回収のみで処理を終了する。
【0028】タスク終了時の回収要求である場合は、ス
テップS15へ進み、タスクに持つ資源の回収を行い処
理を終了する。タスクに持つ資源の回収とは、ファイル
管理制御表12で使っていた領域を回収し、またこのフ
ァイル管理制御表12が管理していた情報であるファイ
ルのオープン環境の返却を言う。タスク終了時の回収要
求の場合は、ステップS11のプログラム域の回収と、
ステップS13のスレッドに持つ資源の回収と、ステッ
プS15のタスクに持つ資源の回収が行われる。
【0029】図2の処理フローは、プログラム域の再獲
得要求時にスタートする。プログラム域の再獲得要求が
あると、ステップS21でスレッドに持つ該当システム
資源があるか否かが判定され、ステップS22でタスク
に持つ該当システム資源があるか否かが判定される。ス
レッドに持つ該当システム資源及びタスクに持つ該当シ
ステム資源が共になければ、ステップS23でタスクに
持つ該当システム資源の獲得が行われ、ステップS24
でスレッドに持つシステム資源の獲得が行われ、ステッ
プS25でプログラム域の獲得が行われる。
【0030】ここで、タスクに持つシステム資源の獲得
とは、ファイル管理制御表12としての領域を獲得し、
このファイル管理制御表12にファイルのオープン環境
を構築することを言う。スレッドに持つシステム資源の
獲得とは、プログラム域管理制御表14としての領域を
獲得し、このプログラム域管理制御表14にファイルの
オープン環境とて使う資源表をポイントし、プログラム
域のサイズを設定することを言う。
【0031】プログラム域の獲得とは、プログラム域と
しての領域を獲得し、この領域にプログラムの内容を読
み込み、必要ならば再配置等の処理も行い、この獲得し
たアドレスをプログラム域の開始アドレスとしてプログ
ラム域管理制御表14に設定することを言う。スレッド
に持つ該当システム資源があり、タスクに持つ該当シス
テム資源がない場合は、ステップS24でスレッドに持
つシステム資源の獲得が行われ、ステップS25でプロ
グラム域のみの獲得が行われる。
【0032】また、スレッドに持つ該当システム資源あ
る場合には、ステップS25でプログラム域のみの獲得
が行われる。図8は、資源の回収状態を従来の方法と比
較している。この表を見ても分かるように動的なプログ
ラム域の回収要求ではプログラム域だけしか回収しない
ため、回収すべき資源の量を減少させる。また、同じプ
ログラム域に対する再獲得要求については単にプログラ
ム域の獲得だけで処理が完結する。
【0033】また、スレッド終了時の回収要求では、プ
ログラム域とスレッドに持つシステム資源だけを回収す
るため、回収すべき資源の量を減少させる。また、スレ
ッド再生時の再獲得要求については、プログラム域とス
レッドに持つシステム資源だけの獲得で処理が完結す
る。このため、従来と同じ再獲得要求については処理量
がすくなくなり、実行性能を向上させることができる。
【0034】以上説明した資源管理方法は、シングルタ
スクに関しては、動的なプログラム域の回収要求と、プ
ログラム域の再獲得要求の場合に有効である。また、マ
ルチタスクに関しては、タスクの環境を再利用する場合
に有効である。なお、タスクが終了する場合はスレッド
に持つ資源、及びタスクに持つ資源を全て回収するの
で、本発明がタスク単位に実現するアプリケーションの
活性保守を妨げることはない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
資源管理方法において、スレッド終了時とスレッド再生
時の実行性能を向上させ、更に、動的なプログラム域の
回収要求時とプログラム域の再獲得要求時までも実行性
能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプログラム域の回収要求時の
処理フローを示すフローチャート。
【図2】本発明の実施例のプログラム域の再獲得要求時
の処理フローを示すフローチャート。
【図3】プログラムの実行体の構成を示す図。
【図4】バッチと会話処理用の空間の構造を示す図。
【図5】通信アプリケーション空間の構造を示す図。
【図6】GS空間の構造を示す図。
【図7】プログラム域とシステム資源の関係を示す図。
【図8】本発明の実施例による資源の回収状態と、従来
例による資源の回収状態を比較して示す図。
【符号の説明】
1…空間 2…タスク 3…スレッド 4…空間資源 5…タスク資源 6…スレッド資源 7…バッチと会話処理用の空間 8…通信アプリケーション空間 9…GS空間 10…事前オープンファイル環境 11…タスク資源表 12…ファイル管理制御表 13…スレッド資源表 14…プログラム域管理制御表 15…プログラム域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間内に1又は複数のタスクを有し、前
    記タスク内に1又は複数のスレッドを有し、前記タスク
    単位でファイル管理制御表を用いてファイル管理を行
    い、前記スレッド単位でプログラム域管理制御表を用い
    てプログラム管理を行う資源管理方法において、スレッ
    ド終了時には、プログラム域とそのスレッドに持つシス
    テム資源のみを回収することを特徴とする資源管理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記プログラム域とそのスレッドに持つ
    システム資源の回収は、前記プログラム域管理制御表が
    使用していた領域を回収することにより行うことを特徴
    とする請求項1記載の資源管理方法。
  3. 【請求項3】 空間内に1又は複数のタスクを有し、前
    記タスク内に1又は複数のスレッドを有し、前記タスク
    単位でファイル管理制御表を用いてファイル管理を行
    い、前記スレッド単位でプログラム域管理制御表を用い
    てプログラム管理を行う資源管理方法において、動的な
    プログラム回収要求時には、プログラム域のみを回収す
    ることを特徴とする資源管理方法。
  4. 【請求項4】 前記プログラム域の回収は、プログラム
    域として使っていた領域を回収し、前記プログラム域管
    理制御表で管理しているプログラム域の開始アドレスを
    クリアすることにより行われることを特徴とする請求項
    1記載の資源管理方法。
JP25540394A 1994-10-20 1994-10-20 資源管理方法 Withdrawn JPH08123700A (ja)

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Cited By (3)

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