JP2763722B2 - 論理回路設計方法 - Google Patents

論理回路設計方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は論理回路設計方法、特に
設計開発期間を短縮化させる論理回路設計方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】論理回路の動作速度を決定する動作周波
数は、論理回路上のパス遅延、特にクリティカルパスで
決定される。したがって、クリティカルパスをより小さ
くすることが論理回路設計上、重要な要因となる。
【0003】従来、論理回路の設計段階において、CA
D装置を使用して各端子間の遅延及びクリティカルパス
を解析する場合、論理回路を構成する各ゲート及び配線
それぞれに対して予め求められている遅延時間(以下遅
延値ともいう)のデータをもとに、パスの遅延時間を求
める。パスとは、始点と終点との間の経路のことをい
う。論理回路における始点及び終点は、各階層の入力端
子と出力端子に当たる。なお、階層とは、論理回路を構
成するレベル、すなわち、チップ(IOパッド)、コア
マクロ、ブロック、セル等の分類されたレベルをいう。
つまり、チップレベルの入力端子−出力端子間の経路で
あるパスと、チップレベルの入力端子−出力端子間に存
在するマクロセルレベルのパスは重なっており、共通す
るパスを有することになる。また、入力端子と出力端子
が同じでも、その間を通る経路が異なれば、異なるパス
を形成する。
【0004】パスの遅延時間は、パスを構成するゲート
及び配線の遅延時間を集計することで求めることができ
る。このパス遅延値は、パスを外部入力端子−フリップ
フリップ(以下FFという)間、FF−FF間、FF−
外部出力端子等階層毎あるいは階層間に分けてソートし
て表形式あるいはヒストグラムで表示することができ
る。設計者は、これらの情報を分析してタイミング上の
問題を把握し、論理回路の修正を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
どのパスが動作周波数の決定に影響しているか、更に、
ゲート単体遅延と配線遅延のどちらが論理回路の遅延に
大きく影響を与えているか等の情報を作成する機能がな
く、時間をかけて遅延時間のデータを整理し、作成し、
解析しないと把握できないという問題があった。
【0006】更に、従来の解析作業には、設計者のノウ
ハウ等に依存するところが大きいので、設計者に多大な
負荷がかかる、更には設計期間が長くなるという問題が
あった。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、設計段階におい
て、パス遅延値を効率よく小さくする論理回路設計方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明における論理回路設計方法は、CA
D装置を使用して、階層毎の入力端子と出力端子との間
のパスの遅延値を解析し、論理回路を設計する論理回路
設計方法において、各階層におけるパス遅延値を、ゲー
ト単位及び配線それぞれの遅延値の総和から算出し、表
示するパス遅延値算出ステップと、前記パス遅延値算出
ステップにより算出されたパス遅延値範囲毎にパスを集
計し、グラフを表示するグラフ表示ステップと、所望の
パス遅延値範囲に含まれるパスの数及びパス番号を表示
するパス番号表示ステップと、所望のパス遅延値範囲に
含まれるパスの入力端子、出力端子及び遅延値をパス遅
延値にしたがって表示するパス遅延値並び表示ステップ
と、前記パス遅延値並び表示ステップにおいて表示され
たパスのうち、指定されたパスに対応する回路図を表示
する回路図表示ステップと、を有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】以上のような構成を有する本発明に係る論理回
路設計方法においては、CAD装置を使用して、論理回
路に含まれる全てのパスに対してゲート単位及び配線そ
れぞれの遅延値の総和から算出し、またそれらを加算し
てパス遅延値を算出する。
【0010】このパス遅延値データをもとに、所望のパ
ス遅延値の刻み幅に含まれるパス数を求めグラフにす
る。
【0011】上記グラフから所望のパス遅延値の範囲を
指定して、その指定範囲に含まれるパスの数とパス番号
を刻み幅毎に表示する。
【0012】表示されたデータの中から所望の刻み幅の
データを指定すると、該当するパスの入力端子、出力端
子及び遅延値を、パス遅延値にしたがって表示する。
【0013】表示されたデータのうち、任意のパスを指
定して、そのパスに対応して回路図を表示させる。
【0014】以上のようにして、パス遅延値の大きいパ
スのゲートあるいは配線のどちらに遅延の原因があるの
か容易に知ることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施
例を説明する。
【0016】図1には、CAD装置を使用した論理回路
を解析する手順が示されており、以下、この手順にそっ
て説明する。
【0017】ステップ101において、全てのパスに対
してパス遅延値を求め、テーブルを作成する。図2は、
求めたパス遅延値を表にした例が示される。本実施例に
おいて特徴的なことは、図2の表1からも明らかなよう
に、各パスにおけるゲート単体遅延値の総和及び配線遅
延値の総和を別々に求めることである。そして、パス遅
延値は、ゲート単体遅延値の総和及び配線遅延値の総和
を加算することで求める。これにより、パス上のゲート
もしくは配線のどちらにパス遅延値が大きくなる原因が
あるのか一目で知ることができる。なお、パス番号は、
各パス毎にシーケンシャルに付けられた番号である。表
1には論理回路上の全てのパスに関してパス遅延値がリ
ストアップされている。なお、本実施例においては、ゲ
ート単体遅延値、配線遅延値及びパス遅延値を総称して
遅延値という。
【0018】ステップ102において、表1のパス遅延
値のデータをもとに図3に示されるように横軸に遅延
値、縦軸にパス数をとったヒストグラムを作成する。こ
れは、CAD装置の入力手段から入力される所望の刻み
幅で等分割し、その刻み幅に入るパスを加算し、グラフ
表示する。一般的にこのヒストグラムはポアソン分布に
なる。
【0019】ステップ103では、ステップ102と同
様、指定されたパス遅延値の刻み幅に含まれるパス数と
パス番号を表示する。表示される範囲は、図3のグラフ
に対して、設計者がCAD装置のマウス等の入力手段を
用いて指定される。図4には、本ステップで作成された
表2が示されており、この例によると、2nsの刻み幅
でm個のデータが表示されている。刻み番号は、刻み幅
の順にシーケンシャルに付けられた番号である。
【0020】ステップ104においては、設計者がCA
D装置のキーボード、マウス等の入力手段を用いて、図
3のグラフにおいて任意の期間を指定するか、図4の表
2から任意の刻み番号を指定する。これにより、指定範
囲に含まれるパスをパス遅延値にしたがって表を作成す
る。図5には、クリティカルなパスを見つけるために、
パス遅延値を降順にソートした順番で表3が作成されて
いる。表3に示される遅延値は、ステップ101ですで
に求められている。また、区間、すなわち、パスの入力
端子及び出力端子は、ステップ101で表1を作成する
ときに求められ、CAD装置の記憶手段に記憶されてい
る。
【0021】ステップ105において、論理回路内のパ
スは、予め回路図と1対1で対応されており、この回路
図はCAD装置に記憶されている。CAD装置の入力手
段を用いて、表3において任意のパスが選択されると、
そのパスに対応した回路図がCAD装置に表示される。
例えば、表3において、順位1、2、3は、チップ階層
の入力端子から出力端子までのパス遅延値なのでタイミ
ング、動作周波数には関係ないので無視する。しかし、
n番目のデータは、クロックラインの遅延であることが
区間の入力端子の表示からわかる。このn番目のデータ
を選択すると、CAD装置には、n番目のデータに対応
した回路図が表示させる。回路図を表示させることによ
り、大きい遅延値を示す原因が一目で分かることにな
る。なお、指定されたパスをハイライト表示させれば、
判別しやすくなる。
【0022】以上のようにして、論理回路内のどのパス
が動作周波数の決定に影響を与えているか容易に見つけ
ることができる。本実施例では、特にゲート単体遅延値
と配線遅延値を別々に表示するので、パスのどこが遅延
に影響を及ぼしているのか容易に推定することができ
る。
【0023】本実施例によれば、ステップ104でパス
遅延値の大きいパスを選択し、ステップ105で表示さ
せ、ステップ106で設計変更し、ステップ101に戻
るという処理を繰り返し行うことで、クリティカルパス
の遅延値をより効率よく、小さくすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の論理回路設計方
法によれば、遅延値の大きいパスにおいて、ゲートある
いは配線のどちらに原因があるのか容易に判断すること
が可能となる。
【0025】したがって、論理回路の設計段階におい
て、パスの遅延値を効率よく、小さくすることができる
ので、設計開発期間を短縮することが可能となる。
【0026】また、設計者にかかる、解析のためのデー
タの整理、作成等の作業による負荷を軽減させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る論理回路設計方法のフローチャー
トである。
【図2】本実施例により算出された遅延値の表であ
る。
【図3】パス遅延値を指定範囲に含まれるパス数のヒス
トグラムである。
【図4】パス遅延値を指定範囲に含まれるパス数とパス
番号の表である。
【図5】指定範囲のパス番号に対する区間と遅延値の
表である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAD装置を使用して、階層毎の入力端
    子と出力端子との間のパス遅延値を解析し、論理回路を
    設計する論理回路設計方法において、 各階層における前記パス遅延値を、ゲート単位及び配線
    それぞれの遅延値の総和から算出し、表示するパス遅延
    値算出ステップと、 前記パス遅延値を所望の刻み幅で刻み、各刻み幅に含ま
    れるパスの数を求め、グラフ表示するグラフ表示ステッ
    プと、 指定された1ないし複数の前記刻み幅に含まれるパスの
    数及びパス番号を表示するパス番号表示ステップと、 指定された1ないし複数の前記刻み幅に含まれるパスの
    入力端子、出力端子及び遅延値をパス遅延値にしたがっ
    て表示するパス遅延値並び表示ステップと、 指定されたパスに対応する回路図を表示する回路図表示
    ステップと、 を有することを特徴とする論理回路設計方法。
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