JP2763291B2 - Plasma processing method and processing apparatus - Google Patents
Plasma processing method and processing apparatusInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はプラズマ処理方法及び処理装置に係り、特に
CVD,エッチング,スパッタ,アッシング等の各プロセス
技術を高速に処理するのに好適なプラズマ処理方法及び
処理装置に関する。
〔従来の技術〕
低温プラズマを用いた装置を大別すれば、真空中で平
行平板の電極の一方に10KHz〜30MHz程度の高周波電圧を
印加して、プラズマを発生させる技術を用いるもの(半
導体研究18;P121〜P170,半導体研究19;P225〜P267)
と、2.45GHzのマイクロ波を真空室へ導入してプラズマ
を発生させる技術を用いるものがある。従来、これらの
内で平行平板電極による技術が主として用いられてき
た。
一方、半導体素子の微細化に伴い、プラズマ処理時に
発生するイオンの衝撃により素子特性が影響を受けるこ
とが問題となってきた。更に、プラズマ処理能力の向上
のために処理速度を上げることが要請されている。
処理速度を高める場合、単にプラズマの密度あるいは
ラジカル(イオン化直前の活性粒子)濃度を高めるだけ
では不十分である。プラズマ処理によるドライエッチン
グや、プラズマCVDではイオンのエネルギーが重要な役
割をはたしている。ドライエッチングの場合、イオンの
エネルギーが大きすぎると、下地の膜が削られたり結晶
構造に悪い影響を与え、素子特性が劣化する。また小さ
すぎるとエッチング面に形成されるポリマーの除去が十
分行なわれず、エッチング速度が低下する。または逆に
ポリマーによる保護膜が形成されず、パターンの側面が
エッチングされ、パターンの寸法精度が悪くなるといっ
た問題を発生する。
プラズマCVDでもイオンのエネルギーが小さいと膜組
成が粗となり、エネルギーが大きいと密になるというよ
うにイオンエネルギーが成膜に影響する。
したがってプラズマの高密度化と、イオンエネルギー
を適正に制御することが、今後のプラズマ処理において
は不可欠である。この種の関連技術として例えば特開昭
56−13480及び特開昭56−96841が知られている。
マイクロ波によりプラズマを発生させる場合、マグネ
トロンにより発生したマイクロ波を低圧にしたプラズマ
発生室に放射しても、マイクロ波の電解強度が十分でな
いため電子に十分なエネルギーが供給されず、プラズマ
を発生させることは困難である。したがってマイクロ波
によりプラズマを発生させるためには、電子が磁場と垂
直な平面を回転するサイクロトロン周波数とマイクロ波
の周波数を合致させ共鳴状態にして電子エネルギーを供
給する方法と、マイクロ波を空胴共振器に放射線してマ
イクロ波の振幅を大きくし、電界強度を強めて電子エネ
ルギーを供給する方法の2つがある。前者が特開昭56−
13480に示されたもので有磁場マイクロ波、あるいはECR
(Elect−ron Cyclotron Resonance)法とよばれてい
る。後者は特開昭56−96841に示されたものである。
マイクロ波により発生したプラズマではマイクロ波よ
り電子へ直接エネルギーを供給されるために、プラズマ
と基板との間に形成されるシース間電圧はほとんど変化
しない。したがって基板を載せる電極に高周波電圧を印
加し、シース間電圧を任意にコントロールすることによ
り、高速化に必要な高いプラズマ密度と適正なイオンエ
ネルギーに制御できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
プラズマ処理ではイオンのエネルギーが重要な役割を
はたすことをさきに述べた。
従来技術の中でECR方式では、基板を載せた電極に高
周波電圧を印加すると、この電極の対向する側にはアー
ス電極がないため、高周波電流は周囲処理室との間に流
れ、基板上でのイオンエネルギーの効果が基板周囲で強
く中心部で弱くなり、基板全体を均一な条件で処理でき
ないという問題があった。
また空胴共振器を使った方式では、共振器の中でプラ
ズマを発生させる構造のため、プラズマが発生すると、
マイクロ波の波長がプラズマの密度により変化するた
め、共振条件が満たされず、プラズマが不安定になると
いう問題があった。即ち、プラズマが発生するまでは共
振条件が満足されているためマイクロ波の電界強度が強
くなりプラズマが発生する。しかしプラズマが発生しプ
ラズマ密度が高くなると、マイクロ波の波長が変わり共
振条件が満たされなくなって電界強度が小さくなる。そ
して電子へのエネルギーの供給が低下しプラズマ密度が
低下する。プラズマ密度が低下すると共振条件が満たさ
れ、ふたたびプラズマ密度が高まる。このような現象の
ためプラズマを安定に発生させることは困難であった。
また、これらのプラズマから基板に入射するイオンの
エネルギーを制御するため、高周波電圧印加電極を空胴
共振器内に設けると、マイクロ波の反射等が発生し、プ
ラズマはさらに不安定になるという問題があった。
本発明の目的は、安定で高密度なプラズマを発生させ
るとともに、基板に入射するイオンのエネルギーを、基
板全体で均一にできるようにした改良されたプラズマ処
理方法及び処理装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的を達成することのできるプラズマ処
理方法は、励起エネルギの異なる複数種のガスをプラズ
マ発生室に供給して基板をプラズマ処理するプラズマ処
理方法であって、励起エネルギの高い第1のガスを予備
励起してからプラズマ発生室に供給する第1のガス供給
工程と、励起エネルギの低い第2のガスを予備励起せず
に直接プラズマ発生室に供給する第2のガス供給工程と
を有し、励起エネルギの高い第1のガスを予め励起した
状態で、予備励起しない励起エネルギの低い第2のガス
と共に、前記プラズマ発生室で励起してプラズマを発生
させ、前記第1のガスと第2のガスとによって基板をプ
ラズマ処理することを特徴とするものである。
そして、以下に上記本発明の目的を達成することので
きるプラズマ処理装置について詳細に説明する。
一般に、導波管あるいは導波管の一種と考えられる空
胴共振器内をマイクロ波が進行する場合、導波管の表面
には、電場,磁場に対応した電流が流れる。
したがってこの電流を横切るように導波管の一部にス
リットを設けると、スリットの両端に電荷がたまり、こ
れがマイクロ波の進行に伴って変化することからスリッ
ト両端間の電界が変化し導波管の外部にマイクロ波が放
射される。
前記本発明の目的はこの原理により導波管に設けたス
リットよりマイクロ波をプラズマ発生室に供給する構成
とすること、または導波管を空胴共振器に接続し、この
空胴共振器にマイクロ波を放射するスリットを設け、プ
ラズマ発生室にマイクロ波を供給する構成とすることで
達成される。
以下、さらに具体的に説明すると、本発明のプラズマ
処理装置は、マグネトロンから導波管を通してマイクロ
波が供給される空胴共振器と、前記空胴共振器に隣接し
て気密状態に設けられると共に前記空胴共振器からのマ
イクロ波を室内に放射することのできるスリット板を介
して設けられたプラズマ発生室とを具備し、前記空胴共
振器には励起エネルギの高い第1のガスを予備励起して
からプラズマ発生室に供給する第1のガス供給手段を設
け、前記気密状態に設けられたプラズマ発生室には励起
エネルギの低い第2のガスを予備励起せずに直接プラズ
マ発生室に供給する第2のガス供給手段とガス排気手段
とが設けられ、前記第1のガス供給手段により予備励起
された第1のガスと第2のガス供給手段により供給され
た予備励起されない第2のガスとを、前記空胴共振器か
らプラズマ発生室に放射されたマイクロ波によって前記
プラズマ発生室で励起してプラズマを発生させ、前記第
1のガスと第2のガスとによって基板をプラズマ処理す
るように構成したことを特徴とするものである。
そして、好ましくは上記スリット板に対向して一端が
マイクロ波電源とは異なる電源に接続された電極が設け
られると共に、この電極に接続される電源を高周波電源
とすることである。
上記電極に接続される電源として、試料基板が絶縁物
の場合は、高周波電源が必須であるが、試料基板が金属
のごとき導電性の場合は電流電源でも良い。
上記空胴共振器としては、円形,同軸,矩形いずれの
ものでもよく、スリット板としては電流損失の少ない良
導電材、つまり抵抗の小さい例えばアルミニウム,銅,
金等から構成され、スリットの形状はマイクロ波の電流
を横切るように、スリットの長手方向が電流の流れに直
交するように設ければよく、したがって、このスリット
のパターンはマイクロ波のモードにより選択すればよ
い。
スリットの長さはマイクロ波がプラズマ発生室に放射
され易いように、少なくともマイクロ波の1/2波長とす
ることが望ましい。また、プラズマ発生室を気密に封止
るために、空胴共振器の一部導波管が結合されている面
に対向してガス仕切板が設けられるが、このガス仕切板
はガスを通さぬ不通気性を有すると共にマイクロ波の吸
収の少ない絶縁材、例えば石英やセラミックス等が用い
られる。
さらにまた、上記スリット板は、一端が高周波電源
(基板が金属のごとき導電性の場合は直流電源でも可)
に接続されかつ処理基板が載置される電極に対向して配
設されるが、これらは相対向する面が平行になるように
設置するのが望ましく、スリット板自信は接地され上記
処理基板に載置される電極に対向するアース電極として
作動させることが望ましい。
〔作用〕
従来のECR方式では導波管の開口部より直接マイクロ
波をプラズマ発生室に放射する構成となっている。この
ためプラズマ発生室と導波管の開口部の間にアース電極
を設置すると、マイクロ波がアース電極で反射され、プ
ラズマ発生室に供給できない。
本発明では導波管の端面を閉じた構造とし、この端面
にマイクロ波を放射するスリットを設けた。そして必要
に応じて、この導波管の端面つまりスリット板をアース
電位になるようにした。
スリットの開口総面積は施設用的には導波管の端面全
体の1/3〜1/10程度により好ましくは1/5〜1/7にするこ
とができる。なお、スリットの開口総面積が1/3以上に
なると共振器の性能が低下し、また1/10以下になるとプ
ラズマの放電が不安定となる。したがって基板を載せた
電極に高周波電圧を印加した場合、高周波電流は導波管
の端面と電極間に均等に流れ、イオンの効果を基板全面
に対し均等に発生させることができる。また、スリット
を通してプラズマ発生室に十分な量のマイクロ波が供給
でき、高密度のプラズマを発生させることができる。
一方、導波管に空胴共振器を接続した場合には空胴共
振器内で共振により振幅を大きくしたマイクロ波がスリ
ットを通してプラズマ発生室に放射される。そのためプ
ラズマ発生室を従来のように空胴共振器構造にしなくと
も、高密度のプラズマを発生させることができる。
このため本発明に係る電極構造は従来のように空胴共
振器との関連による制約を受けない。また空胴共振器内
ではプラズマが発生しないため、共振状態の変化がな
く、プラズマを安定に発生させることができる。さらに
空胴共振器をアース電位に接続することで、電極に平行
な対向電極とすることができ、イオンの効果も基板全体
に均一に発生させることができる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図により説明する。
空胴共振器1はE01モードの円形空胴共振器であり、
導波管2を通してマグネトロン3からマイクロ波が供給
される。導波管2の取付けはE01モードとの結合をよく
するため、円形空胴共振器1に対し偏心して取り付けら
れている。円形空胴共振器1のもう一方の側に石英板4
とスリット板5が固定してある。その下にはプラズマ発
生室6が接続してある。尚、プラズマ発生室6は石英板
4が仕切り板である隔壁となり真空に封止された構造と
なっている。
スリット板5の平面構造は第2図5bに示すようにE01
モードの電界に対し、直角方向にリング状のスリット開
口部5cがある。各スリット5cの長さは2.45GHzのマイク
ロ波を用いた場合、スリットからのマイクロ波の放射を
よくするため、マイクロ波の1/2波長に当る60mm以上の
寸法としている。
プラズマ発生室6(第1図)には電極7,ガス供給管9,
ガス排気管10が設けてある。電極7は絶縁材8を介して
プラズマ発生室6に固定されており、さらに高周波電源
11が接続してある。
ガス供給管9には図示しないガス源からプラズマ処理
用ガスが設定流量だけ供給できるようになっている。
ガス排気管10には図示しない真空排気ポンプが接続し
てあり、プラズマ発生室6内を1〜10-3Torrの圧力にコ
ントロールできるようになっている。
マグネトロン3を動作させマイクロ波を発振させ、導
波管2により空胴共振器1に供給する。空胴共振器内で
振幅を大きくしたマイクロ波のエネルギーはスリット板
5のスリット5cよりプラズマ発生室6に放射される。プ
ラズマ発生室に放射されたマイクロ波の振幅は空胴共振
器1で大きくなっているため、プラズマ発生室6が空胴
共振器構造でなくともプラズマが点灯し、維持される。
この装置を用いて、まずエッチング処理する場合につ
いて説明する。ガス供給管9よりエッチングガスを供給
し、ガス排気管10より排気し一定圧力として、マイクロ
波を供給して、スリット板5と電極7の間にマイクロ波
によるプラズマを発生させる。マイクロ波はプラズマ中
の電子に直接作用するため、このプラズマと電極7の間
の電位差は20〜30Vのレベルである。電極7上に処理ウ
エハ12を置き、高周波電源11より電極7に高周波電圧を
印加する。電極7とスリット板5は平行に設置さつれて
おり、高周波電流は電極7とスリット5の間に均等に流
れる。そのため電極とプラズマ間に発生する電界は均等
になり、ウエハ12には全面均一なエネルギーのエッチン
グガスのイオンが高周波電圧印加により制御され、入射
する。
これらエッチングガスのイオンやプラズマ中で励起さ
れたエッチングガスの活性種(ラジカル)とウエハ12上
の被処理膜が反応しエッチングが進行する。
この時入射するイオンのエネルギーが均等であるた
め、ウエハ全面で均一なエッチングができる。Si基板上
に形成したSiO2膜のエッチングの例につき、従来装置と
本発明装置の場合とを対比してみると、従来装置による
SiO2膜のエッチング特性は、エッチング速度360nm/分、
下地のSi膜とのエッチング速度の比率が10倍、均一性は
±5%というものであった。
この従来装置でエッチング速度を500nm/分以上に高め
ると、下地膜とのエッチング速度の比率が5倍に下が
り、均一性も±12%に悪くなった。
本発明装置では、エッチング速度520nm/分にしても下
地のSi膜とのエッチング速度の比率は10倍、均一性も±
5%を得ることができる。エッチング速度比率10倍は実
用上必要な条件とされている。
次に本装置によるプラズマCVDへの適用を説明する。S
iH4およびN2,N2Oの混合ガスをガス供給管9より供給
し、プラズマによりN2O,SiH4を分解しSiO2を生成し、
ウエハ12上に成膜する。さらにプラズマからのイオンの
入射により膜質が制御される。この時イオンの入射エネ
ルギーが均等化できるため、ウエハ全面に均質な成膜が
行なえる。
本実施例では円形導波管内のマイクロ波モードがE01
モードである場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではない。ただしスリットが空胴共振器
の表面に流れる電流に対し直角方向であるとマイクロ波
放射の効率がよいため、H01モードの場合は第3図に示
す構造となり、H11モードの場合は第4図に示す構造と
なる。
このように本発明によればプラズマ処理に不可欠なイ
オンの効果が均等化でき、かつ安定なプラズマを発生さ
せることができる効果がある。プラズマの安定性を放電
時の発光状態で観察してみると、従来装置の場合は発光
が点滅する状態で不安定であったが、本発明の場合、全
くゆらぎがなく、安定した発光状態が観察され、プラズ
マが安定していることが確認できた。
次に第5図に本発明をプラズマCVDに適用したもう一
つの実施例について述べる。プラズマCVDはさきに述べ
たようにSiH4ガスとN2OあるいはO2ガスを用いた酸化ケ
イ素膜の形成、SiH4とNH3あるいはN2ガスを用いたナイ
トライド膜の形成に用いられている。この場合SiH4ガス
とN2O,O2,N2,NH3ガスの励起エネルギが異なるため、
SiH4ガスに比べガスの励起エネルギが大きいN2O,O2,N
2,NH3を多量に流す必要がある。そのため排気能力の面
からSiH4ガス流量が制限され、成膜速度を律速してい
る。本実施例ではN2O,O2,N2,NH3ガスを予備励起して
プラズマ発生室に供給するようにして、これらのガスの
励起効率を高めている。装置の基本構成は第1図と同じ
であるため追加された部分について説明する。
空胴共振器1内には石英の予備励起管17が設けてあ
り、真空封止する石英板4に一体に真空もれがないよう
接合されている。予備励起管17のスリット板5との接合
部には孔18があり、予備励起管17を流れてきたガスが処
理室に吹き出すようになっている。
スリット板5にはマイクロ波を放射するスリット5cが
設けられている。電極7とスリット板5の間にはリンク
状のガス吹き出し管20が設けられている。
ガス吹き出し管20には第1のガス供給管9から、予備
励起管17にはガス供給管15から分岐管16を通して個別に
ガス供給されるようになっている。本実施例による酸化
ケイ素膜形成を例に以下説明する。
第2のガス供給管15からは図示しないガス流量コント
ローラよりN2Oガスを供給し、第1のガス供給管9から
はSiH4ガスを図示しないガス流量コントローラより供給
する。
ガス排気管10より排気し一定の圧力として、図示しな
いマグネトロン電源よりマグネトロン3に電圧を印加
し、マイクロ波を供給してスリット板5と電極7の間に
プラズマを発生させる。
予備励起管17は空胴共振器1内にあるため、この中の
N2Oガスはプラズマ化される。しかしプラズマの体積が
小さいため、共振条件への影響は小さく、共振条件はく
ずれない。N2Oガスは管内で励起され酸素ラジカルとな
り、プラズマ発生室6に供給される。したがってプラズ
マ発生室6内には単にSiH4ガスとN2Oガスを混合して流
した場合よりも酸素ラジカル濃度が高くなり、ガス吹き
出し管20より、より多くのSiH4ガスを流しても酸素ラジ
カルが十分あるため、反応が進行し、酸化ケイ素膜が高
速で成膜できる。また、さきほど述べたと同じようにイ
オンの入射エネルギが均等化できるため、基板12となる
ウエハ全面で均質な成膜ができる。以上本実施例をプラ
ズマCVDに適用した場合について説明したが、本実施例
はこれだけでなく2種類以上のガスを混合して基板12を
エッチングする場合、一方のガスの励起を促進し、エッ
チングレート等のエッチング特性改善に有効でもある。
以上述べたように本発明によれば、マイクロ波を用い
てプラズマを発生させる際に、ウエハを処理する電極と
対向する面に設けたスリット板5を対向電極として動作
させることができる。このため均一なプラズマ処理が可
能となる。更に、プラズマ発生室6を空胴共振器1の構
造にする必要がないため、電極、プラズマ発生室の構造
に制約がない。また空胴共振器内に予備励起管を通すこ
とにより、供給するガスの励起状況を制御できる効果も
ある。
〔発明の効果〕
本発明により、マイクロ波を用いたプラズマの発生が
安定する効果がある。
本発明によれば空胴共振器との関連による装置構成上
の制約を受けない効果がある。従って空胴共振器をアー
ス電位に接続することで処理対象を載置した電極に平行
な対向電極を構成できる。この結果、対向電極に設けら
れたスリットを通して、マイクロ波のエネルギーを伝播
できるので、このエネルギーにより生じるイオンやラジ
カルの効果を均一に処理対象に与えることができる。
またイオンやラジカルの影響を均一に発生させること
ができる。この結果、高速で最適なイオンエネルギーに
よるプラズマ処理ができる。更に、半導体ウエハの微細
パターンを高精度、高速にかつ低損傷で形成できる。更
にまた均一な成膜を高速に行なえる効果がある。The present invention relates to a plasma processing method and a plasma processing apparatus, and in particular, to a plasma processing method and a plasma processing apparatus.
The present invention relates to a plasma processing method and a processing apparatus suitable for processing various process technologies such as CVD, etching, sputtering, and ashing at a high speed. [Prior art] An apparatus using low-temperature plasma is roughly classified into an apparatus using a technique of generating a plasma by applying a high frequency voltage of about 10 KHz to 30 MHz to one of parallel plate electrodes in a vacuum (Semiconductor Research) 18; P121-P170, Semiconductor Research 19; P225-P267)
And a technique using a technique of introducing a 2.45 GHz microwave into a vacuum chamber to generate plasma. Conventionally, the technique using parallel plate electrodes has been mainly used among them. On the other hand, with the miniaturization of semiconductor elements, there has been a problem that element characteristics are affected by the impact of ions generated during plasma processing. Further, it is required to increase the processing speed in order to improve the plasma processing capability. When increasing the processing speed, simply increasing the density of plasma or the concentration of radicals (active particles immediately before ionization) is not sufficient. In dry etching by plasma treatment and plasma CVD, ion energy plays an important role. In the case of dry etching, if the energy of ions is too large, the underlying film is scraped or the crystal structure is adversely affected, and the device characteristics deteriorate. On the other hand, if it is too small, the polymer formed on the etched surface is not sufficiently removed, and the etching rate is reduced. Or conversely, a protective film made of a polymer is not formed, and the side surface of the pattern is etched, resulting in a problem that the dimensional accuracy of the pattern deteriorates. Even in plasma CVD, the ion composition affects the film formation such that the film composition becomes coarse when the energy of the ions is small, and the film composition becomes dense when the energy is large. Therefore, increasing the density of the plasma and appropriately controlling the ion energy are indispensable in future plasma processing. As a related technology of this kind, for example,
56-13480 and JP-A-56-96841 are known. When plasma is generated by microwaves, even if the microwaves generated by the magnetron are radiated to the plasma generation chamber at low pressure, sufficient energy is not supplied to the electrons due to insufficient microwave electrolysis strength, and plasma is generated. It is difficult to do that. Therefore, in order to generate plasma by microwaves, there is a method of supplying electron energy in a state of resonance by matching the frequency of the microwave with the frequency of the cyclotron where electrons rotate on a plane perpendicular to the magnetic field, and using cavity resonance There are two methods of supplying electron energy by irradiating a vessel with a microwave to increase the amplitude of the microwave and increase the electric field strength. The former is JP-A-56-
Magnetic field microwave or ECR as shown in 13480
(Elect-ron Cyclotron Resonance) method. The latter is disclosed in JP-A-56-96841. In plasma generated by microwaves, energy is supplied directly to electrons from the microwaves, so that the voltage between the sheaths formed between the plasma and the substrate hardly changes. Therefore, by applying a high-frequency voltage to the electrode on which the substrate is mounted and arbitrarily controlling the inter-sheath voltage, it is possible to control the plasma density and the appropriate ion energy necessary for high-speed operation. [Problems to be Solved by the Invention] As mentioned earlier, the energy of ions plays an important role in plasma processing. In the prior art, in the ECR method, when a high-frequency voltage is applied to the electrode on which the substrate is mounted, there is no ground electrode on the opposite side of this electrode, so the high-frequency current flows between the surrounding processing chamber and the substrate. The effect of the ion energy is strong around the substrate and weak at the center, and there is a problem that the entire substrate cannot be processed under uniform conditions. In the method using a cavity resonator, plasma is generated in the resonator, so when plasma is generated,
Since the wavelength of the microwave changes depending on the density of the plasma, there is a problem that the resonance condition is not satisfied and the plasma becomes unstable. That is, since the resonance condition is satisfied until the plasma is generated, the electric field strength of the microwave is increased and the plasma is generated. However, when plasma is generated and the plasma density is increased, the wavelength of the microwave changes and the resonance condition is no longer satisfied, and the electric field intensity decreases. Then, the supply of energy to the electrons decreases, and the plasma density decreases. When the plasma density decreases, the resonance condition is satisfied, and the plasma density increases again. Due to such a phenomenon, it has been difficult to generate plasma stably. In addition, if a high-frequency voltage application electrode is provided in the cavity resonator to control the energy of ions entering the substrate from these plasmas, microwave reflection occurs and the plasma becomes more unstable. was there. SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide an improved plasma processing method and apparatus capable of generating stable and high-density plasma and making the energy of ions incident on the substrate uniform over the entire substrate. . [Means for Solving the Problems] A plasma processing method capable of achieving the above object of the present invention is a plasma processing method in which a plurality of types of gases having different excitation energies are supplied to a plasma generation chamber to perform a plasma processing on a substrate. A first gas supply step of pre-exciting a first gas having a high excitation energy and then supplying the first gas to a plasma generation chamber; and directly supplying a second gas having a low excitation energy to the plasma generation chamber without pre-excitation. A second gas supply step of supplying the first gas having a high excitation energy to the first gas having a high excitation energy, and exciting the first gas in the plasma generation chamber together with the second gas having a low excitation energy which is not pre-excited. A plasma is generated, and the substrate is plasma-treated with the first gas and the second gas. Then, a plasma processing apparatus capable of achieving the object of the present invention will be described in detail below. Generally, when a microwave travels in a waveguide or a cavity that is considered to be a kind of waveguide, a current corresponding to an electric field and a magnetic field flows on the surface of the waveguide. Therefore, if a slit is provided in a part of the waveguide so as to cross this current, charges accumulate at both ends of the slit, and this changes with the progress of microwaves. Is radiated to the outside of the device. The object of the present invention is to supply microwaves to the plasma generation chamber from a slit provided in the waveguide according to this principle, or connect the waveguide to a cavity resonator, and connect the cavity to the cavity resonator. This is achieved by providing a slit for emitting microwaves and supplying microwaves to the plasma generation chamber. More specifically, the plasma processing apparatus of the present invention is provided in a cavity in which microwaves are supplied from a magnetron through a waveguide, and is provided in an airtight state adjacent to the cavity. A plasma generating chamber provided through a slit plate capable of radiating microwaves from the cavity resonator into the chamber, wherein a first gas having high excitation energy is reserved in the cavity resonator. First gas supply means for supplying the gas after being excited to the plasma generation chamber is provided, and the second gas having a low excitation energy is directly supplied to the plasma generation chamber without preliminary excitation of the second gas having a low excitation energy. A second gas supply means and a gas exhaust means for supplying are provided, and the first gas pre-excited by the first gas supply means and the pre-excitation supplied by the second gas supply means are not excited. The second gas is excited in the plasma generation chamber by the microwave radiated from the cavity resonator into the plasma generation chamber to generate plasma, and the substrate is plasma-generated by the first gas and the second gas. It is characterized in that processing is performed. Preferably, an electrode whose one end is connected to a power source different from the microwave power source is provided facing the slit plate, and the power source connected to this electrode is a high-frequency power source. As a power supply connected to the electrodes, a high-frequency power supply is essential when the sample substrate is an insulator, but a current power supply may be used when the sample substrate is conductive such as a metal. The cavity resonator may be circular, coaxial, or rectangular. The slit plate may be a good conductive material having a small current loss, that is, aluminum, copper, or the like having a small resistance.
The slit may be formed so as to cross the current of the microwave so that the longitudinal direction of the slit is perpendicular to the flow of the current.Therefore, the pattern of the slit is selected according to the mode of the microwave. do it. The length of the slit is desirably at least half the wavelength of the microwave so that the microwave is easily radiated to the plasma generation chamber. Further, in order to hermetically seal the plasma generation chamber, a gas partition plate is provided facing a surface of the cavity resonator to which a part of the waveguide is coupled, but this gas partition plate does not allow gas to pass therethrough. An insulating material having air permeability and low absorption of microwaves, for example, quartz or ceramics is used. Furthermore, the slit plate has a high-frequency power source at one end (a DC power source is also possible when the substrate is conductive such as metal).
Are connected to the electrode on which the processing substrate is mounted, and it is desirable that these are installed so that the opposing surfaces are parallel to each other, and the slit plate itself is grounded and is connected to the processing substrate. It is desirable to operate as a ground electrode facing the electrode to be mounted. [Operation] In the conventional ECR method, microwaves are directly radiated from the opening of the waveguide to the plasma generation chamber. Therefore, if an earth electrode is provided between the plasma generation chamber and the opening of the waveguide, the microwave is reflected by the earth electrode and cannot be supplied to the plasma generation chamber. According to the present invention, the end face of the waveguide is closed, and a slit for radiating microwaves is provided on this end face. If necessary, the end face of the waveguide, that is, the slit plate was set to the ground potential. The total opening area of the slit can be set to about 1/3 to 1/10 of the entire end face of the waveguide for facilities, and preferably 1/5 to 1/7. When the total opening area of the slit is 1/3 or more, the performance of the resonator is reduced. When the total area is 1/10 or less, plasma discharge becomes unstable. Therefore, when a high-frequency voltage is applied to the electrode on which the substrate is mounted, the high-frequency current flows evenly between the end face of the waveguide and the electrode, and the effect of ions can be generated uniformly over the entire surface of the substrate. In addition, a sufficient amount of microwaves can be supplied to the plasma generation chamber through the slit, and high-density plasma can be generated. On the other hand, when a cavity resonator is connected to the waveguide, a microwave whose amplitude is increased by resonance in the cavity resonator is emitted to the plasma generation chamber through the slit. Therefore, high-density plasma can be generated without having a plasma generation chamber having a cavity resonator structure as in the related art. For this reason, the electrode structure according to the present invention is not restricted by the relationship with the cavity resonator as in the related art. Further, since no plasma is generated in the cavity resonator, there is no change in the resonance state, and the plasma can be generated stably. Further, by connecting the cavity resonator to the ground potential, it is possible to make the counter electrode parallel to the electrode, and the effect of ions can be uniformly generated on the entire substrate. Embodiment An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. The cavity resonator 1 is a circular cavity resonator of E01 mode.
Microwaves are supplied from the magnetron 3 through the waveguide 2. The waveguide 2 is mounted eccentrically with respect to the circular cavity resonator 1 in order to improve the coupling with the E01 mode. A quartz plate 4 is provided on the other side of the circular cavity resonator 1.
And the slit plate 5 are fixed. A plasma generation chamber 6 is connected underneath. The plasma generation chamber 6 has a structure in which the quartz plate 4 serves as a partition wall serving as a partition plate and is sealed in a vacuum. The plane structure of the slit plate 5 is E 01 as shown in FIG.
There is a ring-shaped slit opening 5c in a direction perpendicular to the mode electric field. When a microwave of 2.45 GHz is used, each slit 5c has a length of 60 mm or more, which corresponds to a half wavelength of the microwave, in order to improve the radiation of the microwave from the slit. The plasma generation chamber 6 (FIG. 1) has an electrode 7, a gas supply pipe 9,
A gas exhaust pipe 10 is provided. The electrode 7 is fixed to the plasma generation chamber 6 via an insulating material 8, and further includes a high-frequency power supply.
11 is connected. The gas supply pipe 9 can be supplied with a set amount of plasma processing gas from a gas source (not shown). A vacuum exhaust pump (not shown) is connected to the gas exhaust pipe 10 so that the inside of the plasma generation chamber 6 can be controlled to a pressure of 1 to 10 -3 Torr. The magnetron 3 is operated to oscillate a microwave, which is supplied to the cavity resonator 1 by the waveguide 2. The energy of the microwave whose amplitude is increased in the cavity resonator is radiated to the plasma generation chamber 6 from the slit 5c of the slit plate 5. Since the amplitude of the microwave radiated into the plasma generation chamber is large in the cavity 1, the plasma is turned on and maintained even if the plasma generation chamber 6 does not have a cavity structure. First, a case of performing an etching process using this apparatus will be described. An etching gas is supplied from a gas supply pipe 9, exhausted from a gas exhaust pipe 10, and a microwave is supplied at a constant pressure to generate plasma between the slit plate 5 and the electrode 7. Since the microwave acts directly on the electrons in the plasma, the potential difference between the plasma and the electrode 7 is at a level of 20 to 30V. The processing wafer 12 is placed on the electrode 7, and a high frequency voltage is applied to the electrode 7 from the high frequency power supply 11. The electrode 7 and the slit plate 5 are installed in parallel, and a high-frequency current flows evenly between the electrode 7 and the slit 5. Therefore, the electric field generated between the electrode and the plasma becomes uniform, and the ions of the etching gas having uniform energy on the entire surface are controlled and applied to the wafer 12 by applying a high-frequency voltage. The ions of the etching gas and the active species (radicals) of the etching gas excited in the plasma react with the film to be processed on the wafer 12, and the etching proceeds. At this time, since the energy of the incident ions is uniform, uniform etching can be performed on the entire surface of the wafer. As for the example of etching of the SiO 2 film formed on the Si substrate, comparing the conventional device with the device of the present invention,
The etching characteristics of the SiO 2 film are as follows:
The ratio of the etching rate to the underlying Si film was 10 times, and the uniformity was ± 5%. When the etching rate was increased to 500 nm / min or more in this conventional apparatus, the ratio of the etching rate to the underlying film was reduced by a factor of 5, and the uniformity was also reduced to ± 12%. In the apparatus of the present invention, even when the etching rate is 520 nm / min, the ratio of the etching rate to the underlying Si film is 10 times, and the uniformity is ± 10%.
5% can be obtained. An etching rate ratio of 10 times is a practically necessary condition. Next, application of the present apparatus to plasma CVD will be described. S
iH 4 and a mixed gas of N 2 and N 2 O are supplied from a gas supply pipe 9, and N 2 O and SiH 4 are decomposed by plasma to generate SiO 2 ,
A film is formed on the wafer 12. Further, the film quality is controlled by the incidence of ions from the plasma. At this time, since the incident energy of ions can be equalized, a uniform film can be formed on the entire surface of the wafer. In this embodiment, the microwave mode in the circular waveguide is E 01
Although the case of the mode has been described, the present invention is not limited to this. However, since good efficiency is the microwave radiation in the direction perpendicular to the current slit flows on the surface of the cavity resonator, in the case of H 01 mode becomes the structure shown in FIG. 3, in the case of H 11 mode 4 The structure shown in FIG. As described above, according to the present invention, the effects of ions indispensable for plasma processing can be equalized, and there is an effect that stable plasma can be generated. When observing the stability of the plasma in the light emission state at the time of discharge, in the case of the conventional device, the light emission was blinking and unstable, but in the case of the present invention, there was no fluctuation and the stable light emission state Observation confirmed that the plasma was stable. Next, another embodiment in which the present invention is applied to plasma CVD will be described with reference to FIG. Plasma CVD is used to form silicon oxide films using SiH 4 gas and N 2 O or O 2 gas, and nitride films using SiH 4 and NH 3 or N 2 gas as described earlier. I have. In this case, since the excitation energies of the SiH 4 gas and the N 2 O, O 2 , N 2 , NH 3 gas are different,
N 2 O, O 2 , N, which have higher gas excitation energy than SiH 4 gas
2. It is necessary to flow a large amount of NH 3 . For this reason, the flow rate of the SiH 4 gas is restricted in terms of the exhaust capacity, and the rate of film formation is limited. In the present embodiment, the N 2 O, O 2 , N 2 , and NH 3 gases are pre-excited and supplied to the plasma generation chamber to increase the excitation efficiency of these gases. Since the basic configuration of the device is the same as that of FIG. 1, an added portion will be described. A pre-excitation tube 17 made of quartz is provided in the cavity resonator 1 and is integrally joined to the quartz plate 4 to be vacuum-sealed so that there is no vacuum leakage. There is a hole 18 at the joint of the preliminary excitation tube 17 with the slit plate 5 so that the gas flowing through the preliminary excitation tube 17 blows out to the processing chamber. The slit plate 5 is provided with a slit 5c for emitting microwaves. A link-shaped gas blowing pipe 20 is provided between the electrode 7 and the slit plate 5. The gas is individually supplied to the gas blowing pipe 20 from the first gas supply pipe 9, and to the preliminary excitation pipe 17 from the gas supply pipe 15 through the branch pipe 16. A description will be given below by taking the formation of a silicon oxide film according to this embodiment as an example. N 2 O gas is supplied from a gas flow controller (not shown) from the second gas supply pipe 15, and SiH 4 gas is supplied from a gas flow controller (not shown) from the first gas supply pipe 9. The gas is exhausted from the gas exhaust pipe 10 to a constant pressure, a voltage is applied to the magnetron 3 from a magnetron power supply (not shown), and a microwave is supplied to generate plasma between the slit plate 5 and the electrode 7. Since the pre-excitation tube 17 is in the cavity 1,
The N 2 O gas is turned into plasma. However, since the volume of the plasma is small, the influence on the resonance condition is small, and the resonance condition is not lost. The N 2 O gas is excited in the tube to become oxygen radicals and is supplied to the plasma generation chamber 6. Thus merely the oxygen radical concentration is higher than in passing a mixture of SiH 4 gas and N 2 O gas into the plasma generation chamber 6, the gas blowout tube 20, oxygen is also channel more SiH 4 gas Since there are enough radicals, the reaction proceeds, and a silicon oxide film can be formed at a high speed. In addition, since the incident energy of ions can be equalized as described above, a uniform film can be formed on the entire surface of the wafer serving as the substrate 12. Although the present embodiment has been described above in connection with the case where the present embodiment is applied to plasma CVD, the present embodiment is not limited to this, and when etching the substrate 12 by mixing two or more gases, the excitation of one of the gases is promoted and the etching rate It is also effective for improving the etching characteristics such as. As described above, according to the present invention, when plasma is generated using microwaves, the slit plate 5 provided on the surface facing the electrode for processing the wafer can be operated as the counter electrode. Therefore, uniform plasma processing can be performed. Further, since it is not necessary for the plasma generation chamber 6 to have the structure of the cavity resonator 1, there is no restriction on the structure of the electrodes and the plasma generation chamber. In addition, by passing the preliminary excitation tube through the cavity resonator, there is an effect that the excitation state of the supplied gas can be controlled. [Effects of the Invention] According to the present invention, there is an effect that generation of plasma using microwaves is stabilized. According to the present invention, there is an effect that the apparatus configuration is not restricted by the relation with the cavity resonator. Therefore, by connecting the cavity resonator to the ground potential, a counter electrode parallel to the electrode on which the object to be processed is placed can be formed. As a result, the energy of the microwave can be transmitted through the slit provided in the counter electrode, and the effect of ions and radicals generated by this energy can be uniformly applied to the object to be processed. In addition, the effects of ions and radicals can be generated uniformly. As a result, plasma processing can be performed at a high speed with an optimum ion energy. Furthermore, a fine pattern of a semiconductor wafer can be formed with high accuracy, at high speed, and with low damage. Furthermore, there is an effect that uniform film formation can be performed at high speed.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の全体構成を示した一実施例の斜視
図、第2図は第1図の実施例で用いられるスリットの平
面図、第3図は第2図のスリットと異なるパターンを有
する他の実施例の平面図、第4図はさらに異なるパター
ンを有するその他の実施例の平面図、第5図は本発明装
置の全体構成を示した他の実施例の断面図である。
図において,
1…空胴共振器、5…スリット板
6…プラズマ発生室、7…電極
11…高周波電源、17…予備励起管BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view of one embodiment showing the overall configuration of the apparatus of the present invention, FIG. 2 is a plan view of a slit used in the embodiment of FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a plan view of another embodiment having a different pattern from the slit of FIG. 2, FIG. 4 is a plan view of another embodiment having a further different pattern, and FIG. It is sectional drawing of an example. In the figure, 1 ... cavity resonator, 5 ... slit plate 6 ... plasma generation chamber, 7 ... electrode 11 ... high frequency power supply, 17 ... pre-excitation tube
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/3065──────────────────────────────────────────────────の Continued on front page (58) Field surveyed (Int.Cl. 6 , DB name) H01L 21/3065
Claims (1)
室に供給して基板をプラズマ処理するプラズマ処理方法
であって、励起エネルギの高い第1のガスを予備励起し
てからプラズマ発生室に供給する第1のガス供給工程
と、励起エネルギの低い第2のガスを予備励起せずに直
接プラズマ発生室に供給する第2のガス供給工程とを有
し、励起エネルギの高い第1のガスを予め励起した状態
で、予備励起しない励起エネルギの低い第2のガスと共
に、前記プラズマ発生室で励起してプラズマを発生さ
せ、前記第1のガスと第2のガスとによって基板をプラ
ズマ処理することを特徴とするプラズマ処理方法。 2.マグネトロンから導波管を通してマイクロ波が供給
される空胴共振器と、前記空胴共振器に隣接して気密状
態に設けられると共に前記空胴共振器からのマイクロ波
を室内に放射することのできるスリット板を介して設け
られたプラズマ発生室とを具備し、前記空胴共振器には
励起エネルギの高い第1のガスを予備励起してからプラ
ズマ発生室に供給する第1のガス供給手段を設け、前記
気密状態に設けられたプラズマ発生室には励起エネルギ
の低い第2のガスを予備励起せずに直接プラズマ発生室
に供給する第2のガス供給手段とガス排気手段とが設け
られ、前記第1のガス供給手段により予備励起された第
1のガスと第2のガス供給手段により供給された予備励
起されない第2のガスとを、前記空胴共振器からプラズ
マ発生室に放射されたマイクロ波によって前記プラズマ
発生室で励起してプラズマを発生させ、前記第1のガス
と第2のガスとによって基板をプラズマ処理するように
構成したことを特徴とするプラズマ処理装置。 3.前記スリット板に対向して一端が前記マイクロ波電
源とは異なる電源に接続された電極が設けられると共
に、前記電極に接続される電源が高周波電源であること
を特徴とする特許請求の範囲第2項記載のプラズマ処理
装置。 4.前記スリット板に設けたスリットの長さを少なくと
もマイクロ波の1/2波長としたことを特徴とする特許請
求の範囲第2項もしくは第3項記載のプラズマ処理装
置。 5.前記空胴共振器の形状を円形空胴共振器としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第2項,第3項もしくは第
4項記載のプラズマ処理装置。 6.前記空胴共振器、スリット板およびプラズマ発生室
をそれぞれ電気的に接地させたことを特徴とする特許請
求の範囲第2項,第3項,第4項もしくは第5項記載の
プラズマ処理装置。 7.前記円形空胴共振器の一方の面に導波管が偏心して
結合されると共に、この対向面にガス仕切板とスリット
板とが固定され、前記プラズマ発生室が、上記ガス仕切
板により真空封止された構造としたことを特徴とする特
許請求の範囲第5項もしくは第6項記載のプラズマ処理
装置。 8.前記ガス仕切板はマイクロ波の吸収が少なく、かつ
ガス不通気性の絶縁材から成ることを特徴とする特許請
求の範囲第7項記載のプラズマ処理装置。 9.前記仕切板が、石英またはセラミックスのいずれか
一方から成ることを特徴とする特許請求の範囲第8項記
載のプラズマ処理装置。 10.前記スリットの開口面積の総和を空胴共振器の端
面を構成するスリット板全面積の1/10〜1/3としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第2項,第3項,第4項,
第5項,第6項,第7項,第8項,もしくは、第9項記
載のプラズマ処理装置。(57) [Claims] A plasma processing method for performing plasma processing on a substrate by supplying a plurality of gases having different excitation energies to a plasma generation chamber, wherein a first gas having a high excitation energy is pre-excited and then supplied to the plasma generation chamber. And a second gas supply step of directly supplying the second gas having low excitation energy to the plasma generation chamber without preliminary excitation without exciting the first gas having high excitation energy. In the state, the plasma is generated by exciting in the plasma generation chamber together with the second gas having low excitation energy which is not pre-excited, and the substrate is plasma-treated with the first gas and the second gas. Plasma processing method. 2. A cavity in which microwaves are supplied from a magnetron through a waveguide, and a cavity provided in an airtight state adjacent to the cavity and capable of radiating microwaves from the cavity into a room. A plasma generation chamber provided through a slit plate, wherein the cavity resonator is provided with first gas supply means for pre-exciting a first gas having high excitation energy and then supplying the first gas to the plasma generation chamber. A second gas supply unit and a gas exhaust unit that directly supply the second gas having a low excitation energy to the plasma generation chamber without performing preliminary excitation in the plasma generation chamber provided in the airtight state; The first gas pre-excited by the first gas supply means and the second gas not pre-excited supplied by the second gas supply means are emitted from the cavity resonator to the plasma generation chamber. Is excited by the plasma generation chamber by microwave to generate plasma, a plasma processing apparatus characterized by being configured so that the substrate is plasma processed by said first gas and a second gas. 3. An electrode having one end connected to a power source different from the microwave power source is provided facing the slit plate, and the power source connected to the electrode is a high-frequency power source. Item 6. The plasma processing apparatus according to item 1. 4. 4. The plasma processing apparatus according to claim 2, wherein a length of the slit provided in the slit plate is at least a half wavelength of a microwave. 5. 5. The plasma processing apparatus according to claim 2, wherein said cavity resonator is a circular cavity resonator. 6. 6. The plasma processing apparatus according to claim 2, wherein the cavity resonator, the slit plate, and the plasma generation chamber are electrically grounded, respectively. 7. A waveguide is eccentrically coupled to one surface of the circular cavity resonator, and a gas partition plate and a slit plate are fixed to the opposite surface, and the plasma generation chamber is vacuum-sealed by the gas partition plate. 7. The plasma processing apparatus according to claim 5, wherein the plasma processing apparatus has a stopped structure. 8. 8. The plasma processing apparatus according to claim 7, wherein said gas partition plate is made of a gas impermeable insulating material that absorbs less microwaves. 9. 9. The plasma processing apparatus according to claim 8, wherein said partition plate is made of one of quartz and ceramics. 10. 4. The method according to claim 2, wherein the total area of the opening of the slit is 1/10 to 1/3 of the total area of the slit plate forming the end face of the cavity resonator. Term,
10. The plasma processing apparatus according to any one of items 5, 6, 7, 8, and 9.
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