JP2763161B2 - 耐蝕性および成形性に優れた高強度薄鋼板の製造方法 - Google Patents

耐蝕性および成形性に優れた高強度薄鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐蝕性および成形性に優れた高強度薄鋼板の
製造方法に関し、さらに詳しくは、腐蝕が生じ易い自動
車の外板および足回り部品等に使用する鋼板自体に耐蝕
性を保持させ、さらに、成形性にも優れた引張強さが35
〜50kgf/mm2を対象とした高強度薄鋼板の製造方法に関
するものである。
[従来技術] 近年、自動車用鋼板は、安全性および燃費向上の面か
ら、高強度化や軽量化が図られてきており、高強度冷間
圧延鋼板に対する需要が益々高くなっている。
この高強度冷間圧延鋼板には、薄肉化に対応すること
が可能な充分な強度を確保すること、および、高強度化
に伴って成形性の劣化をできるだけ小さくすることが要
求されてきているが、特に、自動車用車体の長寿命化の
点から、鋼板にめっき処理等を行なう表面処理鋼板の需
要が次第に高くなっている。
しかしながら、冷間圧延鋼板においては、板厚が薄い
ので耐蝕性等の防錆効果を向上させるために、めっき目
付量を必然的に多くするようになり、これは全伸び、n
値、γ値等の成形性および溶接性の劣化を来している。
このようなことから、成形性や溶接性を損なうことな
く耐蝕性を改善する方法として、鋼板自体に耐蝕性を保
持させることが提案されており、この鋼板を使用すれ
ば、めっき処理を行なっても薄目付量で良いことにな
る。
従来技術として、例え、耐蝕性および成形性を有する
高強度鋼板として、特開昭55-161028号公報には、 C0.01〜0.20wt%、Si0.3〜3.0wt%、 Mn0.2〜2.0wt%、P0.03〜0.20wt%、 Cu0.2〜1.2wt% を含有し、残部Feおよび不純物からなる鋼を冷間圧延お
よび箱焼鈍を行なう方法が開示されている。
また、深絞り性に優れた高張力冷間圧延薄鋼板とし
て、特公昭60-013420号公報には、 C0.02〜0.08wt%、Si<0.10wt%、 Mn0.05〜0.80wt%、P0.05〜0.13wt%、 Al0.02〜0.10wt%、Cu0.20〜0.50wt% を含有し、残部Feおよび不純物からなる鋼が開示されて
いる。
しかして、上記説明した従来技術のように鋼板の耐蝕
性を向上させるために、P、Cuを含有させることは既に
知られているが、板厚が薄いためにさらに耐蝕性を必要
とすることと、必要に応じてめっき処理を行なう場合、
めっき附着により生じる成形性の劣化を考慮して鋼板の
成形性をさらに向上させることが必要である。
上記従来技術においては、何れもC含有量が多いので
成形性に問題が残ること、また、耐蝕性を考慮している
特開昭55-161028号公報は、C含有量が多いので、鋼板
中に炭化物が生成し耐蝕性に問題のあることが考えら
れ、さらに、薄目付量のめっきを行なった場合、Si含有
量が多いのでめっき付着性に問題が残ることが考えられ
る。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記に説明した従来における耐蝕性および成
形性の良好な鋼または鋼の製造法の種々の問題点に鑑
み、本発明者が鋭意研究を行ない、検討を重ねた結果、
P、Cuの含有量は従来技術と同等であっても、C含有量
を極端に低減してNiを微量含有させて耐蝕性を改善した
鋼と製造条件とにより、腐蝕を発生し易い自動車の外板
や足回り部品等に使用する鋼板自体に耐蝕性を保持さ
せ、さらに、成形性に優れている高強度の薄鋼板を製造
する方法を開発したのである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る耐蝕性および成形性に優れた高強度薄鋼
板の製造方法の特徴とするところは、 C0.0010〜0.006wt%、Si≦0.20wt%、 Mn0.10〜1.5wt%、P0.040〜0.10wt%、 S≦0.010wt%、Al0.02〜0.07wt%、 Cu0.10〜0.40wt%、Ni0.10〜0.40wt%、 N0.0020〜0.0080wt% を含有し、残部不可避不純物およびFeからなる鋼を連続
鋳造または造塊によりスラブを製造し、このスラブを通
常の方法により加熱した後、累積圧下率50%以上で、か
つ、仕上げ温度Ar3点以上の仕上げ熱間圧延を行ない、
巻取りまでの平均冷却速度を20℃/sec以上で冷却し、巻
取り温度500℃以下で巻取り、酸洗い後、冷間圧延率60
%以上の冷間圧延を行なった後、この冷間圧延鋼板を加
熱速度100℃/hr以下で加熱し、焼鈍温度が再結晶温度以
上の温度で箱焼鈍を行なうことにある。
本発明に係る耐蝕性および成形性に優れた高強度薄鋼
板の製造方法について、以下詳細に説明する。
先ず、本発明に係る耐蝕性および成形性に優れた高強
度薄鋼板の製造方法において使用する鋼の含有成分およ
び成分割合について説明する。
Cは鋼板の成形性および耐蝕性に対して重要な元素で
あり、C含有量を低減することにより以下説明する特性
が向上するのは、特に、鋼中に存在する比較的大きなセ
メンタイト析出物がなくなり、腐蝕の進行が遅れるこ
と、また、C含有量が少ないために成形性が向上するも
のと考えられ、C含有量は少ない程好ましいが、0.0010
wt%未満と低すぎても効果が飽和してしまい、製鋼上の
コストが高くなり、そして、0.006wt%を越えて含有さ
せると効果は劣化する。よって、C含有量は0.0010〜0.
006wt%とする。
Siは高強度を確保するために有効な元素であり、含有
量が0.20wt%を越えて過剰に含有させると鋼板表面にSi
が濃化し、表面処理を行なう場合にめっきの付着性を損
なうという問題が発生する。よって、Si含有量は、≦0.
20wt%とする。
MnはSによる熱間脆性防止と強度確保のために必要な
元素であり、含有量が0.10wt%未満では強度が得られな
いばかりか、S含有量とのバランスによって熱間脆性を
招来し、また、1.5wt%を越えて過剰に含有させると高
強度となり、成形性の劣化を招く。よって、Mn含有量は
0.10〜1.5wt%とする。なお、Mnは耐蝕性に影響を与え
るので少ない方が好ましい。
Pは高強度を確保するためと耐蝕性を向上させるため
に必須の元素であり、含有量が0.040wt%未満では高強
度および耐蝕性の効果は期待できず、また、0.10wt%を
越えて含有させると二次加工脆性が生じ易くなり、耐蝕
性の効果も飽和してしまう。よって、P含有量は0.040
〜0.10wt%とする。
Sは非金属介在物を生成して耐蝕性を劣化させるの
で、可能な限り低減する必要があり、含有量は≦0.010w
t%とする。なお、望ましいS含有量は≦0.005wt%であ
る。
Alは脱酸と深絞り性を改善するために必要な元素であ
り、この深絞り性は箱焼鈍のみで得られ、徐加熱焼鈍中
に析出するAlNが深絞り性に好ましい集合組織を発達さ
せることにあり、含有量が0.02wt%未満では析出物の効
果がなくなり、また、0.07wt%を越える含有量では効果
が飽和してしまい、かつ、アルミナ系の介在物が増加し
て耐蝕性の劣化を招く。よって、Al含有量は0.02〜0.07
wt%とする。
Cuは耐蝕性を向上させ、強度を確保するために必要な
元素であり、含有量が0.10wt%未満ではこのような効果
が期待することができず、また、0.40wt%を越えて過剰
に含有させると効果は飽和するばかりか、熱間脆性が生
じ易くなる。よって、Cu含有量は0.10〜0.40wt%とす
る。
NiはCと共に重要な元素であり、微量の含有により成
形性は僅かに劣化させるが、耐蝕性を大きく改善させ、
含有量が0.10wt%未満ではCu含有による熱間脆性を防止
することができず、また、0.40wt%を越えて過剰に含有
させると効果は飽和し、コストが高くなる。よって、Ni
含有量は0.10〜0.40wt%とする。
NはAlとAlNを形成して深絞り性を向上させる元素で
あり、含有量が0.0020wt%未満ではAlNの析出量が少な
く、かつ、析出速度が極めて遅くなり、深絞り性が劣化
し、また、0.0080wt%を越えて過剰に含有させると析出
物を形成しない自由なNが残存し、これは歪時効による
材質劣化を招くようになる。よって、N含有量は0.0020
〜0.0080wt%とする。
次に、本発明に係る耐蝕性および成形性に優れた高強
度薄板製造方法の製造条件について説明する。
上記に説明した含有成分および成分割合の鋼を溶解
後、連続鋳造または造塊により製造したスラブを加熱し
た後、熱間圧延を行なうのであるが、この場合の加熱温
度は、特に規制する必要はないが通常の1100℃以上の温
度であればよい。
次に、熱間圧延を行なう際の累積圧下率は、極低炭素
鋼であるために、熱間圧延板におけるオーステナイトお
よびフェライト結晶粒が大きくなり、そのため、冷間圧
延、焼鈍後の成形性を劣化させる。従って、熱間圧延後
のフェライト結晶粒度は可能な限り細粒にする必要があ
り、そのためには、仕上げ熱間圧延における累積圧下率
は50%以上としなければならない。
そして、仕上げ温度はAr3点以下では(200)面を有す
る集合組織が発達し、これは特に深絞り性(r値)の劣
化を招くので、仕上げ温度はAr3点以上とする必要があ
り、通常は900℃以上とする。
仕上げ熱間圧延後の巻取りまでの平均冷却速度と巻取
り温度は、熱間圧延状態で固溶Al、Nとして可能な限り
残しておくためと、フェライト結晶粒の細粒化を図るた
めに冷却速度は速く、巻取温度は低くする必要があり、
冷却速度は20℃/sec以上、巻取温度は500℃以下とする
必要がある。なお、室温まで冷却してコイルに巻取って
もよく、生産性の向上にもなる。
そして、巻取られた熱間圧延コイルは表面に生成した
酸化スケール除去のために、酸洗が行なわれる。酸洗液
は塩酸および硫酸水溶液の何れを用いてもよい。このよ
うに酸洗したコイルについて冷間圧延を成形性を確保す
るため冷間圧延率を60%以上、特に、75〜85%として冷
間圧延鋼板とする。
冷間圧延後、冷間圧延鋼板の焼鈍を行なうのである
が、焼鈍方法として生産性を向上させるために、連続焼
鈍法が良いが急速加熱短時間焼鈍を行なうため、AlNに
よる集合組織の利用が困難となり、成形性を確保するこ
とができず、箱焼鈍を行なうことは必須である。この場
合、オープンコイル、タイトコイル焼鈍の何れでもよ
い。
この箱焼鈍を行なうための加熱速度は、AlNを徐々に
析出させ、成形性に良好な集合組織を形成させるために
は、100℃/hr以下の徐やかな加熱が必要であり、そし
て、焼鈍温度は冷間圧延後の再結晶温度以上、特に、60
0〜750℃の範囲とする。この再結晶温度未満では加工組
織が残り、成形性の劣化を招来する。
焼鈍後のコイルは軽度の調質圧延を行なってもよい。
なお、このようにして製造された鋼板に、合金化溶融
めっき、電気めっき等の表面処理を行なうことができ、
この表面処理を行なっても成形性を損なうことはない。
第1図および第2図により、引張特性、深絞り性(γ
値)、耐蝕性(湿潤+乾燥を40サイクル繰り返した時の
最大穴あき深さ)等の試験を行なった結果について説明
する。
上記に説明したような含有成分および成分割合の鋼を
溶製し、スラブとしてから本発明に係る耐蝕性および成
形性に優れた高強度薄鋼板の製造方法による製造条件に
より、0.8mm厚さの焼鈍鋼板を製造した。さらに、焼鈍
方法の影響を比較するため連続焼鈍について調査を行な
った。
第1図に引張特性、C含有量およびNi含有量の影響、
めっきの影響、焼鈍方法の影響を示し、第2図にγ値、
腐蝕後の最大穴あき深さの影響を示す。
第1図および第2図からNi含有の箱焼鈍材(図中では
○印)は、C含有量が0.0060wt%以下においてEl、n
値、γ値、耐蝕性共に優れていることがわかる。
そして、C含有量が0.0080wt%では鋼中に自由に存在
するC含有量が特に多くなるため、El、n値が急激に劣
化する。
また、Niを含有しない(図中では●印)鋼の同じ製造
方法においては、引張特性、γ値は良いけれども耐蝕性
は劣化し、連続焼鈍材では(図中では□印)El、n値、
γ値等の成形性が極度に劣化するので、箱焼鈍を行なう
必要のあることがわかる。
さらに、製造された鋼板にめっき等の薄目付の表面処
理を行なっても、充分な成形性を有している(El>40
%、n値≧0.25、γ値>1.8)。
[実施例] 本発明に係る耐蝕性および成形性に優れた高強度薄鋼
板の製造方法の実施例を比較例と共に説明する。
実施例 第1表(1)に示す含有成分および成分割合の鋼を常
法により溶製後、造塊を行なった。
第1表(1)において鋼1〜5は本発明に係る耐蝕性
および成形性に優れた高強度薄鋼板の製造方法に使用す
る鋼、鋼6〜14は比較例に使用する鋼である。
次に、このような鋼を第1表(2)に示す熱間圧延、
冷間圧延および焼鈍の各条件で0.8mm厚の薄鋼板を製造
した。
これに0.8〜1.0%の調質圧延を行ない、引張試験(JI
S5号)、深絞り性試験(γ値=γL+γC+γN/4,γL,
N,Cは各圧延方向、45°方向、直角方向のγ値を示
す。)フェライト結晶粒度、展伸度を調査した。
また、耐蝕性試験は、湿潤+乾燥を40サイクル繰り返
した時の最大穴あき深さを測定して評価した。
なお、酸洗は10%塩酸水溶液中において酸洗を行なっ
た。
第2表に結果を示す。
この第2表より本発明に係る耐蝕性および成形性に優
れた高強度薄鋼板の製造方法により製造された鋼は、引
張強さ35kgf/mm2以上、全伸び、n値が高く、γ値も1.8
以上あり、さらに、最大穴あき深さも0.4mm以下と小さ
いことがわかる。
これに対して、比較例では上記に説明した各特性にお
いて何れも劣っていることがわかる。なお、鋼7はめっ
き特性に問題があった。
次に、第1表(1)に示す鋼2を使用して熱間圧延、
冷間圧延および焼鈍条件を調査した。
鋼2Aは累積圧下率、鋼2Bは仕上げ温度、鋼2Cは冷却速
度、鋼2Dは巻取り温度、鋼2E、鋼2F、鋼2Gはそれぞれ冷
間圧延率、焼鈍加熱温度、焼鈍温度が異なっている。
また、鋼2Hは連続焼鈍法により製造した場合である。
第2表に示す結果から明らかであるが、何れも目標と
する特性の1つについて劣っていることがわかる。
さらに、鋼2および鋼5について、合金化溶融Znめっ
き(片面付着量35g/m2)処理材の結果を鋼2J、鋼5Aで示
すが、目標特性の何れも満足していることがわかる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る耐蝕性および成形
性に優れた高強度薄鋼板の製造方法は上記の構成である
から、極低炭素鋼に微量のP、Cu、Niを含有する鋼板自
体に耐蝕性を保持させて、成形性にも優れ、かつ、表面
処理を行なうことなく優れた防錆効果を有する鋼板を製
造することができ、その上、製造された鋼板は表面処理
した鋼板を使用できない部品の防錆を図る上にも最適で
あり、さらに、防錆力を増加させるために薄目付量の表
面処理は鋼板の成形性を何等阻害することがなく、厚目
付量による成形性の劣化や溶接性の劣化を招くことがな
いという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は引張特性とC含有量およびNi含有量、焼鈍方
法、めっき処理との関係を示す図、第2図はγ値、n
値、最大あなあき深さとC含有量、Ni含有量、焼鈍方
法、めっき処理との関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21D 9/46 C21D 9/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C0.0010〜0.006wt%、Si≦0.20wt%、 Mn0.10〜1.5wt%、P0.040〜0.10wt%、 S≦0.010wt%、Al0.02〜0.07wt%、 Cu0.10〜0.40wt%、Ni0.10〜0.40wt%、 N0.0020〜0.0080wt% を含有し、残部不可避不純物およびFeからなる鋼を連続
    鋳造または造塊によりスラブを製造し、このスラブを通
    常の方法により加熱した後、累積圧下率50%以上で、か
    つ、仕上げ温度Ar3点以上の仕上げ熱間圧延を行ない、
    巻取りまでの平均冷却速度を20℃/sec以上で冷却し、巻
    取り温度500℃以下で巻取り、酸洗い後、冷間圧延率60
    %以上の冷間圧延を行なった後、この冷間圧延鋼板を加
    熱速度100℃/hr以下で加熱し、焼鈍温度が再結晶温度以
    上の温度で箱焼鈍を行なうことを特徴とする耐蝕性およ
    び成形性に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
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