JP2763025B2 - 電界効果トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタおよびその製造方法

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JP2763025B2 JP9262996A JP9262996A JP2763025B2 JP 2763025 B2 JP2763025 B2 JP 2763025B2 JP 9262996 A JP9262996 A JP 9262996A JP 9262996 A JP9262996 A JP 9262996A JP 2763025 B2 JP2763025 B2 JP 2763025B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半絶縁性基板上に
形成された半導体層の表面領域に第1の導電型半導体層
のソース領域およびドレイン領域が形成され、ソース領
域およびドレイン領域に挟まれたチャネル領域上にゲー
ト電極が形成さる電界効果トランジスタ(以後、FET
と呼ぶ)に関し、特に、基板中の深い準位(以後、トラ
ップと呼ぶ)での電荷の充放電によるトランジスタの特
性への影響を最小に抑えることができる電界効果トラン
ジスタの構造およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、GaAsなどの化合物半導体を用
いて形成されるFETは、半絶縁性基板の上につくられ
る。この第1の理由は、これらの半導体では不純物によ
る汚染や自然発生による結晶欠陥のため、低キャリア濃
度の基板をつくることが難しく意図的に高濃度の不純物
を添加しない限り半絶縁性となってしまうからである。
また、第2の理由は、半絶縁性基板では配備されるトラ
ンジスタおよび配線それぞれと基板との間の静電容量が
小さいため、化合物半導体の特徴である高速動作に好都
合であるためである。
【0003】半絶縁性基板は、例えばEL2 (Electrok
inetic Level 2)と呼ばれるようなドナー型のトラップ
が浅いアクセプタ準位を補償することにより形成される
が、基板中でのトラップの電荷の充放電はトランジスタ
の動作に比べて極めてゆっくりと行われる。つまり、ド
レイン電圧を変化させると、あるトラップされた電荷固
有の時定数でトラップが反応し、トラップにより電子や
ホールの捕獲や放出などの電荷の充放電が起こる。
【0004】その結果、ドレイン電流が、ドレイン電圧
の変化した直後(擬似定常状態)から定常状態にかけ
て、変動する。この現象は、パルスRF信号やデジタル
信号などの複数の周波数や広帯域の信号を扱う場合には
トランジスタの特性が過去の履歴に依存するようになる
ため、ノイズマージンの減少、誤動作などの問題を引き
起こす。また、この現象は、トランジスタのドレインラ
グ現象またはドレインコンダクタンス(GDS)の周波数
による変動として観測される。ここでは、この現象をド
レインラグと呼ぶ。
【0005】ドレインラグが起きる原因は、トラップさ
れた電荷による電気力線がFETのチャネル電荷と連結
するためトラップによるゆっくりした充放電がFETの
電流を変調することにある。
【0006】これを解決するための手段としては、基板
中に存在するトラップからの電気力線が、トランジスタ
機能の中央部を形成するチャネルに伝わらないように、
チャネルの下方に遮蔽層を埋め込む方法が考えられる。
【0007】例えば、図3はこの方法により作製される
電界効果トランジスタの構造の一例を示す断面説明図で
ある。
【0008】図示される電界効果トランジスタは、内部
にトラップが存在する半絶縁性基板101、p型の導電
型半導体層による遮蔽層102、n型の導電型半導体層
によるドレイン領域104、チャネル領域105、およ
びソース領域106、ならびに金属によるドレイン電極
107、ゲート電極108、ソース電極109、および
絶縁領域110で構成されている。
【0009】この構成により、導電層である遮蔽層10
2が、チャネル領域105とトラップの存在する場所と
の間に設けられ、この導電層の電位を固定することによ
り、トラップからの電気力線を遮断している。
【0010】なお、化合物半導体における一般的な半絶
縁性基板91内には現実的には常にEL2 と称されるト
ラップが存在する。また、このトラップをトランジスタ
のチャネル領域105から遠くへ持っていくには、エピ
タキシャル成長法を用いる場合、厚いエピタキシャル成
長層を高純度で形成する必要があるが、MBE(分子線
エピタキシャル)などのエピタキシャル成長法を用いて
も高純度層を形成することは困難で、実用的には不可能
に近い。
【0011】次に、図2を参照して、遮蔽層の電位固定
について説明する。ここでは、MESFET(Metal Se
miconductor FET)を例に挙げて説明する。
【0012】図示されている電界効果トランジスタは、
トラップが存在する半絶縁性基板101、第2の導電型
半導体層による遮蔽層102、第1の導電型半導体層に
よるドレイン領域104、チャネル領域105、および
ソース領域106、ならびに金属部材によるドレイン電
極107、ゲート電極108、およびソース電極109
により構成されているものとする。ここで、第1の導電
型はn型であり、また第2の導電型はp型であるものと
する。
【0013】図示されているように、遮蔽層102は各
電極から浮遊しているので、その電位Vp は、ソース領
域106とドレイン領域104との電位によってほぼ決
定される。定常状態での電位VpDC には、ドレイン領域
104と遮蔽層102との間の抵抗Rd 、ソース領域1
06と遮蔽層102との間の抵抗Rs 、遮蔽層102に
対して、ソース領域106およびドレイン領域104そ
れぞれの重なり面積Ss ,Sd および単位面積あたりの
各抵抗率rs ,rd 、ならびに、ソース領域106およ
びドレイン領域104それぞれの電位Vs ,Vd とする
と、下記数式1が成り立つ。 VpDC ={Rs /(Rs +Rd )}( Vd −Vs ) ={(rs Ss /(rs Ss +rd Sd )}( Vd−Vs )…[1] 定常の際には、ソース領域106およびドレイン領域1
04それぞれと遮蔽層102との間はpn接合であるた
め整流性があり一般に抵抗率rs は抵抗率rdと比較し
て非常に小さいので、電位VpDC は、面積Ss ,Sd の
値にかかわらずソース領域106の電位Vs の“0V”
に近い値となる。
【0014】一方、過渡状態の場合、例えば、ドレイン
電圧をソース領域106の電位Vsの“0V”から一気
に電位Vd に変化させた場合には、遮蔽層102の過渡
的電位VpTR は、図1に示される遮蔽層102に対する
ソース領域106およびドレイン領域104それぞれと
の間の容量Cs ,Cd で決まる。ここで、単位面積あた
りの各容量cs ,cd に対して、初期状態では過渡的電
位VpTR が“0V”であったので、ドレイン電圧印加直
後の過渡的電位VpTR には下記数式2が成り立つ。 VpTR ={Cd /(Cs +Cd )}(Vd −Vs ) =[(cd Sd )/{(cs Ss )+(cd Sd )}](Vd −Vs ) …[2] ここで、ドレイン領域104側では、遮蔽層102と基
板101との間に空乏層が存在するものの、ソース領域
106およびドレイン領域104それぞれと遮蔽層10
2との間の距離に比較すると、空乏層の幅は小さく、空
乏層が単位面積当たりの容量cd に与える影響は、無視
することができ、容量cs は容量cd と等しくすること
ができる。従って、下記数式3が成り立つ。 VpTR ={Sd /(Ss +Sd )}(Vd −Vs ) …[3] 過渡的電位VpTR はトラップでの充放電によりゆっくり
と遷移するが、この変動がチャネルの電流を変調して周
波数分散を引き起こす。従って、遮蔽層102と重なり
合うドレイン領域104の重なり合い面積Sd /(Ss
+Sd )をゼロに近づければ、過渡的な電位変動をゼロ
に近づけることが出来る。すなわち図2に示されるよう
に、ソース領域106の重なり合い面積Ss に対してド
レイン領域104の重なり合い面積Sd を狭くすること
により、周波数分散を抑制することができる。
【0015】次に遮蔽層のパターンニング法のプロセス
について述べる。ここで遮蔽層102の導電型はp型で
あり、チャネル領域105の導電型であるn型と反対で
あるものとする。
【0016】まず、最初のプロセスは、遮蔽層102と
なる領域とチャネル領域105とをイオン注入により作
成後、ゲート電極108を形成する。このゲート電極1
08は、後述する遮蔽層102形成用のイオン注入のマ
スクになるような金属(Au等)を選ぶ。次のプロセス
は、ゲート電極108の側壁に酸化膜をつけた後、ソー
ス領域106からゲート電極108上にかけてレジスト
を塗布する。このときゲート電極108上にレジストの
端があればよい。このレジストの厚さは、遮蔽層の形成
時に使用するイオン注入のマスクとなるように十分厚く
なければならない。
【0017】次のプロセスは、そのレジストおよびゲー
ト電極をマスクにして、チャネルと同一型の導電型のイ
オン注入を行う。このとき、遮蔽層102の導電型がチ
ャネル領域105の導電型に変わるように注入エネルギ
ーを制御してイオンは深めに注入される。これで、遮蔽
層102が完成する。
【0018】次のプロセスは、チャネル領域105と導
通する程度に、ソース領域106とドレイン領域104
とにチャネル領域105と同じ導電型で浅目にイオン注
入を行う。
【0019】その後のプロセスは、ゲートの側壁酸化膜
を除去し、ゲート端での電界緩和効果のために、ゲート
端からソース領域106およびドレイン領域104にか
けてチャネル領域105と同じ導電型でイオン注入を行
う。最後にドレイン電極107およびソース電極109
を形成してプロセスは終了する。
【0020】この構造により、遮蔽層102は、常にソ
ース電位とほぼ同じ電位を保持しているので、ソース領
域106との容量Cs の増大は回路の高速性を損なうこ
とはないが、遮蔽層102の電位はドレイン電位に対し
て変動するので、ドレイン領域との容量Cd の増大は高
速動作の阻害要因となる。また、遮蔽層102によるト
ラップの遮蔽効果とドレイン領域104に対する容量C
d の増大とは、相反するものである。ところで、電荷の
トラップを遮蔽するためには、チャネル領域105のみ
遮蔽層102があればよい。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来の電界
効果トランジスタ(FET)では、チャネル領域とトラ
ップの存在する場所との間に遮蔽層として導電層が設け
られ、この遮蔽層とソース領域とのオーバーラップ面積
がドレイン領域とのオーバーラップ面積より、実質的に
広く形成されている。この構造により、遮蔽層とソース
領域との間の容量を遮蔽層とドレイン領域との間の容量
より大きくすることができ、遮蔽層の電位が常にソース
領域の電位に固定される。その結果、ドレイン電圧変化
後の遮蔽層の電位が変動せず、ドレイン電流の変動を抑
えている。
【0022】通常、このようにソース側とドレイン側と
で非対称に遮蔽層を形成する場合、ドレイン電極と遮蔽
層とがオーバーラップを持つ限りにおいて、できるだけ
広い面積の遮蔽層を絶縁化するように、ドレイン電極上
から絶縁用のイオン注入を行う。
【0023】しかし、この方法では、わずかにオーバー
ラップがあるようにマスク用のレジストをドレイン電極
上に乗せなければならなくなり、マスクの高度の設計精
度が要求される。また、絶縁化が成功できたとしても、
依然、ドレイン電極およびゲート電極の間の下方にある
遮蔽層とドレイン電極との間に寄生容量が存在し、高周
波特性を劣化させるという問題点がある。
【0024】従って、本発明は、トラップの遮蔽効果の
ある条件において、ドレイン領域に対する容量Cd を最
小にする製造方法を目的とし、この製造された構造によ
り高速性の低下を最低限に抑えている。
【0025】すなわち、本発明の課題は、基板中のトラ
ップに存在する電荷の充放電によるトランジスタの特性
への影響を最小に抑えるため、遮蔽層とドレイン電極と
の間の寄生容量を最小限にして高周波特性を維持し、か
つドレインラグを防止できる電界効果トランジスタの構
造、およびこの構造を容易に得ることができる製造方法
を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明による電界効果ト
ランジスタは、半絶縁性基板上に形成された半導体層の
表面領域に第1の導電型半導体層のソース領域およびド
レイン領域が形成されソース領域およびドレイン領域に
挟まれたチャネル領域上にゲート電極が形成されている
電界効果トランジスタにおいて、前記ソース領域および
前記チャネル領域の下方にこれらの領域から離間して低
抵抗半導体により形成される第2の導電型半導体層の遮
蔽部を備え、前記ドレイン領域が下方の該遮蔽部に達す
るまで形成されている。
【0027】また、本発明による電界効果トランジスタ
の製造方法は、まず、ソース領域、ドレイン領域および
チャネル領域の下方にこれらの領域から離間して第2の
導電型半導体層による遮蔽用の低抵抗半導体層を形成
し、次いで、ソース領域からゲート電極上にかけてレジ
ストをのせて、イオン注入法により前記ドレイン領域側
のゲート端からドレイン領域下の遮蔽用の前記低抵抗半
導体層に達するまで第1の導電型半導体層を形成してい
る。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0029】図1は、本発明の実施の一形態を製造プロ
セス示す断面説明図である。
【0030】図1(A)に示される状態までのプロセス
において、まず遮蔽層2は、p型とし、加速エネルギー
50keVおよびドーズ量4.0×1012cm-2のベリ
リューム(Be )イオン注入で形成される。次に、チャ
ネル層3は、加速エネルギー30keV、ドーズ量1.
0×1013cm-2でのケイ素(Si )イオン注入で形成
される。
【0031】次いで素子間の分離のため、ボロン(B)
イオン注入が加速エネルギー100keV、ドーズ量
1.0×1012cm-2で行われ、絶縁領域10が素子の
境界部分に形成される。ゲート電極4は、スパッタ法を
用いて金(Au )を0.5μmの厚さに堆積し、プラズ
マエッチングで形成される。次にゲート電極4の側壁に
は、酸化膜11(Si O2 )が付着される。
【0032】図1(B)に示される状態までのプロセス
においては、ソース領域6に予定される領域からゲート
電極4の上面にかけてレジスト12が塗布される。レジ
スト12の厚さは1.5μmとした。この際、レジスト
12の端はゲート電極4上にあればよい。
【0033】次に、レジスト12およびゲート電極4を
マスクにして加速エネルギー100keV、ドーズ量
1.0×1014cm-2でケイ素(Si )イオン注入が行
われ、n型のドレイン領域5が形成される。この際、
遮蔽層2の導電型がチャネル領域3の導電型に変わるよ
うに注入条件が制御され深めに注入される。またゲート
電極4である金(Au )は、0.5μmとマスクとして
十分に厚く、ゲート電極4の下にイオン注入されること
はない。これで、遮蔽層2が完成する。
【0034】図1(C)に示される状態までのプロセス
においては、レジスト12およびゲート電極4をマスク
にして、チャネル領域3と導通する程度に加速エネルギ
ー30keV、ドーズ量1.0×1014cm-2で浅めに
ケイ素(Si )イオン注入を行いソース領域6を形成す
る。
【0035】その後、図1(D)に示される状態までの
プロセスにおいては、ゲート電極4の側壁の酸化膜11
を除去し、ゲート電極4の端部での電界緩和効果のため
に、ゲート電極4の端部からドレイン領域5およびソー
ス領域6それぞれにかけて加速エネルギー50keV、
ドーズ量2.5×1013cm-2でケイ素(Si )イオン
注入を行い、n型領域7が形成される。イオン注入
後、各注入の活性化の為に、窒素雰囲気中、900℃、
0.1秒のランプアニールを行う。最後に、合金(Au
Ge Ni )でドレイン電極8およびソース電極9を形成
して完成する。
【0036】このプロセスにより製造された電界効果ト
ランジスタは、図1(D)に示されるように、半絶縁性
基板1の上に形成された半導体層の表面領域にn型の
導電型半導体層のソース領域6およびドレイン領域5、
ならびにソース領域6およびドレイン領域5に挟まれた
n型の導電型半導体層のチャネル領域3が形成され、ソ
ース領域6およびチャネル領域3の下方にこれらの領域
から離間して低抵抗半導体により形成されるp型の導
電型半導体層の遮蔽層2を備えると共に、ドレイン領域
5が下方の遮蔽層2に達するまで形成されている構造を
有する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ソ
ース領域およびチャネル領域の下方にこれらの領域から
離間して低抵抗半導体により形成されるp型の導電型半
導体層の遮蔽部と、下方のこの遮蔽部に達するまで深く
形成されているドレイン領域とを備えている電界効果ト
ランジスタが得られる。
【0038】この構造により、遮蔽層に対するソース領
域とのオーバーラップ面積をドレイン領域とのオーバー
ラップ面積より実質的に広くしているので、遮蔽層とド
レイン領域との間の寄生容量を小さくすることができ、
この結果、高周波特性の劣化が防止できると共に、ドレ
インラグを防止することができる。
【0039】また、ゲート電極上にレジストの端部を合
わすことを利用して、遮蔽層を自己整合的に容易に形成
する製造方法が得られる。この製造方法により、その遮
蔽層とドレイン領域との間の寄生容量を最も小さくする
ことが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の製造プロセスを示す断
面説明図である。
【図2】遮蔽層の電位固定について説明する断面説明図
である。
【図3】従来の一改良案を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性基板 2 遮蔽層 3 チャネル領域 4 ゲート電極 5 ドレイン領域 6 ソース領域 7 n型領域 8 ドレイン電極 9 ソース電極 10 絶縁領域 11 酸化膜 12 レジスト

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半絶縁性基板上に形成された半導体層の
    表面領域に第1の導電型半導体層のソース領域およびド
    レイン領域が形成され、ソース領域およびドレイン領域
    に挟まれたチャネル領域上にゲート電極が形成される電
    界効果トランジスタにおいて、前記ソース領域および前
    記チャネル領域の下方にこれらの領域から離間して低抵
    抗半導体により形成される第2の導電型半導体層の遮蔽
    部を備え、前記ドレイン領域が下方の該遮蔽部に達する
    まで形成されていることを特徴とする電界効果トランジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記遮蔽部を形成す
    る第2の導電型半導体層は、低抵抗半導体層に第2の導
    電型不純物をドープして生成された半導体層であること
    を特徴とする電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ゲート電極が金
    (Au )であることを特徴とする電界効果トランジス
    タ。
  4. 【請求項4】 半絶縁性基板上に形成された半導体層の
    表面領域に第1の導電型半導体層のソース領域およびド
    レイン領域が形成され、ソース領域およびドレイン領域
    に挟まれたチャネル領域上にゲート電極が形成される電
    界効果トランジスタの製造方法において、まず、ソース
    領域、ドレイン領域およびチャネル領域の下方にこれら
    の領域から離間して第2の導電型半導体層による遮蔽用
    の低抵抗半導体層を形成し、次いで、ソース領域からゲ
    ート電極上にかけてレジストをのせて、イオン注入法に
    より前記ドレイン領域側のゲート端からドレイン領域下
    の遮蔽用の前記低抵抗半導体層に達するまで第1の導電
    型半導体層を形成することを特徴とする電界効果トラン
    ジスタの製造方法。
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