JP2762196B2 - 絶縁界面部に保護カバーを設けた電力ケーブル用プレモールド絶縁体 - Google Patents

絶縁界面部に保護カバーを設けた電力ケーブル用プレモールド絶縁体

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JP2762196B2
JP2762196B2 JP4232634A JP23263492A JP2762196B2 JP 2762196 B2 JP2762196 B2 JP 2762196B2 JP 4232634 A JP4232634 A JP 4232634A JP 23263492 A JP23263492 A JP 23263492A JP 2762196 B2 JP2762196 B2 JP 2762196B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、電力ケーブ
ル、中でも架橋ポリエチレンケーブル(CVケーブル)
用接続箱の組立て作業に於いて用いるゴム又はポリエチ
レン製のプレモールド絶縁体を、ケーブルの絶縁層上に
嵌合被覆する際に、該プレモールド絶縁体の絶縁界面を
異物の付着や外傷から守るための保護カバーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、CVケーブル用接続箱に於ける接
続作業としては、ケーブルの接続端部に架橋剤入りのゴ
ム又はポリエチレン樹脂を、接続現場で押出し成形して
から架橋させる方法や予じめ成形加工した絶縁体(プレ
モールド絶縁体)をケーブルの接続端部の絶縁層上に嵌
合被覆する方法が採用されてきた。そして、施工が簡単
な後者の工法を採用する場合には、プレモールド絶縁体
1は、工場で出荷検査終了後に表面の清掃を行なってか
ら、ビニール袋8等にシリカゲル9と共に密封したもの
を梱包、運搬して、現場で使用直前に袋からプレモール
ド絶縁体を取出して、再度点検、清掃を行なうと共に界
面部1a,1b及びケーブル絶縁層4面に、シリコーン
オイルを塗布して、施工組立てを行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】予じめ成形加工してお
いた絶縁体(プレモールド絶縁体)を用いるプレモール
ド接続法(プレハブジョイント法)を採用する際には、
ケーブルの皮剥ぎ作業、即ち、シース部を除去する段剥
ぎ作業を行った後で、ケーブル絶縁体表面の清掃及びプ
レモールド絶縁体の接合内面の清掃と界面電気絶縁特性
を向上させるためのシリコーンオイルの塗布作業とを行
なわなければならない。そして、これらは全て手作業で
行なわれるので、工場と現場との二重手間が係るのみな
らず、個人差によるばらつきも出て界面部の品質不安定
の原因にもなり、また、折角清掃してプレモールド絶縁
体をケーブル端部に被着しても、エポキシ絶縁ユニット
等を装着する次の作業工程が終了する迄の暫くの間、界
面部が露出したままであると、空気中の塵や異物が付着
したり、外傷を受けたりして界面部の電気絶縁特性を低
下させる恐れがある。そこで、手軽な防止手段として、
サランラップ等の透明なラップを巻いて保護しておくこ
とも考えられるが、ラップを剥す際にラップの切れっぱ
しが付着して取り残される恐れがあり、また、ラップを
清掃してから巻くという事は不可能であるから、ラップ
を剥してから再び表面の清掃、点検が必要となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本願発明者は、CVケーブル等の接続箱に於ける
接続端部を形成するのに用いるプレモールド絶縁体の絶
縁界面には一切手を触れることもなく、工場で清浄化し
た品質のまま施工現場でケーブル端部に装着することが
できる様な界面保護カバーを考え出した。そして、これ
をプレモールド絶縁体に被せておくことにより、絶縁界
面部に塵やその他の異物を付着させることなく、接続箱
の組立て作業を行なうようにしたものである。
【0005】
【作用】図1,2に示すように、ゴム又はポリエチレン
等により、予じめ成形加工したプレモールド絶縁体(ス
トレスコーン)1及び該絶縁体の絶縁界面部1bの外形
状に合致する円錐台形状に成形した界面保護カバー2を
工場のクリーンルーム内で清浄化した後、絶縁界面部1
bにシリコーンオイルを塗布して、保護カバー2を装着
したものを、清浄な密閉容器3内に収納、保管したもの
を、密閉容器ごと現場へ搬送して使用する。
【0006】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を説明する
と、図1〜5は一つの実施例である。図1に見る如く、
工場内に於いて専用の密閉容器3に密閉された界面保護
カバー2付きの清浄なプレモールド絶縁体1を作業現場
へ運んでおいて、接続すべきケーブル端部の段剥ぎ等を
行なって、ケーブル絶縁体4表面を清掃してシリコーン
オイルを塗布したら、直ちに密閉容器3からプレモール
ド絶縁体1を取り出して、図3に示すように保護カバー
を着けたまま、すみやかにケーブル絶縁体上に押圧被嵌
する。次に、ケーブルの接続及び該接続部の絶縁遮蔽を
行なうためのエポキシ絶縁ユニット6を清掃して、接合
界面にシリコーンオイルを塗布してから前記プレモール
ド絶縁体1に嵌合する直前に該絶縁体に被着している保
護カバー2を図4に示すように切断、除去して、素速く
嵌合、密着して、ケーブルの接続端部の組立作業を終了
する。(図5参照)
【0007】このような組立作業を行なうようにしたこ
とにより、絶縁体の界面部は品質管理が行届いた工場内
で清浄化されたままの状態で、現場施工が可能となるの
で、界面部に対しての特別な作業を行なう必要がなくな
る。尚、図6、7に示すように、保護カバー2の外端の
一部に突出した取手2aを設けておけば、密閉容器3か
らのプレモールド絶縁体1の取り出しや、保護カバー2
の取り外しが容易になる。更に、保護カバー2を二分割
体にして、接合部を粘着テープ2b等で固定したり、ミ
シン目を形成したものにしておけば、保護カバーは粘着
テープを剥すだけか、ミシン目を引き裂くだけで簡単に
除去できるので取り外し時に界面に傷を付ける恐れもな
く、作業性が一層向上する。
【0008】
【発明の効果】従来は、プレモールド絶縁体は工場内に
於いて、清掃、検査した後、ビニール袋等に梱包したも
のを運搬して、作業現場で再度清掃してから組立てられ
ていたのに対して、本発明に於いては、プレモールド絶
縁体は工場内のクリーンルーム内に於いて、清掃、検査
後に、シリコーンオイルを塗布して、絶縁体の界面部に
保護カバーを装着した状態で専用の密閉容器に収納、保
管したものを現場へ運搬して、組立作業を行なうように
したので、運搬途中及び現場での組立中に界面部への異
物の付着や外傷の発生等の恐れがなく、品質が一定した
ものとなり、組立て作業も容易になり、作業性及び絶縁
特性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護カバーを装着したプレモールド絶
縁体の密閉保管図。
【図2】本発明の第1実施例の保護カバーの斜視図。
【図3】本発明を用いたプレモールド絶縁体のケーブル
端部への挿入断面図。
【図4】本発明を用いてのケーブル端部へのエポキシ絶
縁ユニットの装着断面図。
【図5】ケーブルの中間接続箱の組立部分断面図。
【図6】本発明の保護カバーの変形図。
【図7】本発明の変形保護カバーを装着したプレモール
ド絶縁体の密閉保管斜視図。
【図8】プレモールド絶縁体を保管した従来例の1部断
面図。
【図9】従来例によるプレモールド絶縁体のケーブル端
部への挿着断面図。
【符号の説明】
1 プレモールド絶縁体 2 界面保護カバー 3 密閉容器 4 ケーブル絶縁体 5 ケーブル導体 6 エポキシ絶縁ユニット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム又はポリエチレンを用いてストレス
    コーン状に予じめ成形した絶縁体を、クリーンルーム内
    で清浄化して、シリコーンオイルを塗布したテーパ状絶
    縁界面部に、円錐台形状の保護カバーを装着して密閉容
    器に収納してなる電力ケーブル用プレモールド絶縁体。
  2. 【請求項2】 保護カバーがポリエチレン製であること
    を特徴とする請求項1に記載したプレモールド絶縁体。
  3. 【請求項3】 円錐状の保護カバーの大径端部に取手を
    形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    したプレモールド絶縁体。
  4. 【請求項4】 保護カバーが分割可能体から成ることを
    特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載し
    たプレモールド絶縁体。
JP4232634A 1992-08-10 1992-08-10 絶縁界面部に保護カバーを設けた電力ケーブル用プレモールド絶縁体 Expired - Fee Related JP2762196B2 (ja)

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JP5855309B1 (ja) * 2015-08-07 2016-02-09 古河電気工業株式会社 ケーブル盗難防止方法、ケーブルの盗難防止構造およびトラフ線路

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