JP2759898B2 - フィルム露光装置における焦点検出方法 - Google Patents

フィルム露光装置における焦点検出方法

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JP2759898B2 JP3339345A JP33934591A JP2759898B2 JP 2759898 B2 JP2759898 B2 JP 2759898B2 JP 3339345 A JP3339345 A JP 3339345A JP 33934591 A JP33934591 A JP 33934591A JP 2759898 B2 JP2759898 B2 JP 2759898B2
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム露光装置にお
ける焦点検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばTAB(Tape Automa
ted Bonding)方式の電子部品の実装に使用
されるフィルム回路基板の製作にはフィルム露光装置が
使用される。物体の表面に微細加工を施す技術として、
フォトリソグラフィの技術が知られている。この技術
は、半導体集積回路のほか、最近ではTAB方式の電子
部品の実装に使用されるフィルム回路基板の製作にも応
用されている。
【0003】フォトリソグラフィには、レチクルのパタ
ーンの転写のための露光工程があり、この露光工程では
レチクルを内蔵した投影露光装置が使用される。投影露
光装置の使用開始前においては、投影レンズの焦点を検
出してレチクルおよび/または投影レンズを適正な位置
に移動させる作業が必要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来において
は、レチクルおよび/または投影レンズを光軸方向に沿
ってステップ的に移動させながらその都度露光試験を行
い、その露光結果を判断しながら焦点の検出を行ってい
たため、実際に焦点が合うまでに相当の時間と手間を要
していた。このような事情から、焦点を自動的に検出
(オートフォーカス)できる方法の開発が強く望まれて
いた。
【0005】本発明者の研究によれば、例えば特願平2
−330270号明細書に記載されている方法によりオ
ートアライメントを行った後、図1の(A)および
(B)に示すように、アライメントマークをフォーカス
マークとして、アライメントホールをフォーカスホール
として用いて、このフォーカスマークの投影像FMがフ
ォーカスホールFHに重なっているときに、例えば図2
に示す光量検出部40を用いて、フォーカスマークの投
影像FMをその幅方向に沿って複数の画素に分割してそ
の光量を検出しながら、レチクルおよび/または投影レ
ンズをステップ移動させることによりフォーカスマーク
の投影像FMの焦点を自動的に検出することができるこ
とが分かった。なお、図2において、30はフィルムF
がステップ搬送されるステージ、41は対物レンズ、4
2は集光レンズ、43は検出器、44はハーフミラー、
71はCCDカメラ、72はモニタ、73は画像メモリ
である。CCDカメラ71の各画素は0〜255のレベ
ルで光量を識別できるものである。
【0006】詳しく説明すると、図1(B)において、
フォーカスホールFHに重なったフォーカスマークの投
影像FMをその幅方向に沿って複数の画素に分割してそ
の光量をCCDカメラ71により検出する。フォーカス
マークの投影像FMの焦点が合っていないときは、図3
(A)に示すように、検出光量はすそが広がったなだら
かな波形となり、投影像FMの焦点が合っているとき
は、図3(B)に示すように、検出光量は鋭い立ち上が
りの方形状の波形となる。図3において、横軸はフォー
カスマークの投影像FMの幅方向の大きさ(パラメータ
α)を示し、縦軸は検出光量のレベルを示す。
【0007】前記パラメータαの値が許容値iを超えて
いる場合には、フォーカスマークの投影像FMの倍率を
変化させないようにして、パラメータαが小さくなる方
向へ、レチクルおよび/または投影レンズを光軸方向に
沿って移動させる。この処理をパラメータαの値が前記
許容値i以下になるまで行う。なお、許容値iとは、実
用上適正な露光が達成されるときのフォーカスマークの
投影像FMの最大値をいう。例えば図4の例では、開始
点Aからレチクルおよび/または投影レンズを光軸方向
に沿って3回ステップ移動させたときにパラメータαの
値が許容値i以下になったことを示している。このとき
のパラメータαと検出光量との関係を図5に示す。図5
から分かるように、許容値iに近づくに従って波形が立
ち上がりの鋭い方形波に近づいていく。
【0008】しかし、この方法では、許容値i自体が、
雰囲気温度等の変化により一定しないため、適正な焦点
を検出できないおそれのあることが分かった。そこで、
さらに研究を重ねたところ、パラメータαの値が最小も
しくはその近傍となる位置にレチクルおよび/または投
影レンズをステップ移動させれば適正な焦点が検出でき
るという観点から、以下の方法を開発した。すなわち、
図6(A)に示すように、レチクルおよび/または投影
レンズを、パラメータαが小さくなる方向に、光軸方向
に沿ってステップ移動させ、図6(B)に示すように、
このパラメータαが前記許容値i以下になってもさらに
同じ方向にステップ移動させ、図6(C)に示すよう
に、パラメータαが大きくなり始めた点βで、レチクル
および/または投影レンズの移動を停止させ、この位置
を焦点が合った位置(検出点)と決定する。なお、図6
において、「光軸方向における位置」とは、光軸方向に
おけるレチクルおよび/または投影レンズの位置を意味
する。以下の説明においても同様である。
【0009】しかし、上記の方法によっても問題のある
ことが判明した。すなわち、上記方法では、焦点の検出
を繰返して行う場合に、前記検出点(点β)の位置が2
00〜300μmの範囲でばらつき、再現性が劣る問題
のあることが判明した。このようなばらつきの生ずる要
因としては次の2点が考えられる。第1は、図7(A)
に示すように、パラメータαに突出点が生じ、この突出
点が必ずしも検出点と一致しないからである。その理由
としては、画像データは常にリフレッシュされており、
光軸方向の振動による投影像のゆれ、光路の雰囲気の変
化による投影像のゆれ等によって、パラメータαを検出
するときに必ずしも静止画となっていないからであると
考えられる。第2は、図7(B)に示すように、パラメ
ータαを示す曲線の底が平坦になっている場合は最良の
検出点と思われる点が複数存在するからである。すなわ
ち、上記の方法では、最初に検出した点を検出点として
いるため、図7(B)の場合は、A方向からステップ移
動を開始すれば点A' が検出点となり、B方向からステ
ップ移動を開始すれば点B' が検出点となり、検出点が
必ずしも一致しない場合がある。
【0010】本発明は以上のような事情に基づいてなさ
れたものであって、その目的は、再現性の高いフィルム
露光装置における焦点検出方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明のフィルム露光装置における焦点検出方法
は、投影レンズによりレチクルに設けたフォーカスマー
クの投影像をフィルム上に形成し、このフィルム上の投
影像をその幅方向に沿って複数の画素に分割してその光
量を検出しながら、レチクルおよび/または投影レンズ
を移動させることにより投影像の焦点を検出するフィル
ム露光装置における焦点検出方法において、前記フォー
カスマークの投影像の幅方向の大きさをパラメータαと
し、このパラメータαが許容値iに一致するようにレチ
クルおよび/または投影レンズを光軸方向に沿ってステ
ップ移動させ(操作)、前記許容値iに一致した時点
から、前記パラメータαが小さくなる方向にレチクルお
よび/または投影レンズを光軸方向に沿って細かい間隔
でステップ移動させ、再び許容値iに一致する点でレチ
クルおよび/または投影レンズの移動を停止させ(操作
)、前記操作中における各パラメータαの合計値を
2分する値に対応する位置を焦点と定めて、当該焦点に
レチクルおよび/または投影レンズを光軸方向に沿って
逆戻りさせる(操作)ことを特徴とする。
【0012】また、前記操作において、パラメータα
が許容値i以下になるようにレチクルおよび/または投
影レンズを光軸の一方向にステップ移動させ(操作−
1)、前記パラメータαが一旦許容値i以下になり再度
許容値iを超えたときに、レチクルおよび/または投影
レンズを光軸の前記一方向とは逆の他方向に前記操作
−1より細かい間隔でステップ移動させ(操作−
2)、前記パラメータαが再び許容値i以下になったと
きに、レチクルおよび/または投影レンズを光軸の前記
他方向とは逆の一方向に前記操作−2よりさらに細か
い間隔でステップ移動させる(操作−3)、ことを特
徴とする。
【0013】
【作用】本発明のフィルム露光装置における焦点検出方
法によれば、操作中における各パラメータαの合計値
を2分する値に対応する位置を焦点と定めて、当該焦点
にレチクルおよび/または投影レンズを光軸方向に沿っ
て逆戻りさせるので、繰返して焦点を検出する場合に、
常に同じ位置を焦点として検出することができ、再現性
が格段に高くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
においては、図8に示すフィルム露光装置を用いて、投
影レンズによりレチクルに設けたフォーカスマークの投
影像をフィルム上に形成し、このフィルム上の投影像を
その幅方向に沿って複数の画素に分割してその光量を検
出しながら、以下の操作に従って、レチクルおよび/ま
たは投影レンズをステップ移動させることにより投影像
の焦点を検出する。図9は、図8のフィルム露光装置の
要部を示す説明図である。
【0015】〔操作〕図1(B)のようにフォーカス
マークの投影像FMの幅方向の大きさをパラメータαと
し、このパラメータαが許容値iに一致するようにレチ
クルMおよび/または投影レンズ20を光軸方向(図9
においてPで示す方向)に沿ってステップ移動させる。
このステップ移動は、レチクル位置調節機構M10およ
び/または投影レンズ位置調節機構M20により行うこ
とができる。以下のステップ移動も同様である。
【0016】この操作は、以下のようにして行うのが
好ましい。 操作−1 パラメータαが許容値i以下になるようにレチクルMお
よび/または投影レンズ20を光軸の一方向にステップ
移動させる。すなわち、図10(A)に示すように、開
始点Aからパラメータαが小さくなる方向にレチクルM
および/または投影レンズ20をステップ移動させる。
このときパラメータαの値は、点Aから、点B、点Cと
順次変化する。
【0017】操作−2 前記パラメータαが一旦許容値i以下になり再度許容値
iを超えたときに、レチクルMおよび/または投影レン
ズ20を光軸の前記一方向とは逆の他方向に前記操作
−1より細かい間隔でステップ移動させる。すなわち、
図10(B)に示すように、許容値i以下になっても、
レチクルMおよび/または投影レンズ20のステップ移
動を継続して行う。このときパラメータαの値は、点C
から、点D、点E、点F、点Gと順次変化する。そし
て、図10(C)に示すように、再び許容値iを超えた
点Jで、レチクルMおよび/または投影レンズ20のス
テップ移動を停止させる。次に、図11(A)に示すよ
うに、レチクルMおよび/または投影レンズ20をいま
まで移動していた方向と逆方向にステップ移動させる。
この場合の1回のステップ移動の間隔は上記の点Aから
点Jまでの1回のステップ移動の間隔よりも短くする。
このときパラメータαの値は、点Jから、点K、点Lと
順次変化する。
【0018】操作−3 前記パラメータαが再び許容値i以下になったときに、
レチクルMおよび/または投影レンズ20を光軸の前記
他方向とは逆の一方向に前記操作−2よりさらに短い
間隔でステップ移動させる。すなわち、図11(A)に
示すように、パラメータαの値が、再び許容値i以下に
なった点Pで、レチクルMおよび/または投影レンズ2
0のステップ移動を停止させ、次いで、図11(B)に
示すように、レチクルMおよび/または投影レンズ20
をいままでと逆の方向にステップ移動させる。この場合
の1回のステップ移動の間隔は上記の点Jから点Pまで
の1回のステップ移動の間隔よりもさらに短くする。こ
の操作でパラメータαの値が許容値iに一致すれば、そ
の時点でレチクルMおよび/または投影レンズ20を停
止させる。図11(B)では、パラメータαの値は、点
Pから、点Q、点Rへと順次移動して、点Rで許容値i
に一致している。ただし、この時、点Rは許容値iに一
致しないこともある。その場合は、ステップは細かいの
で許容値iを超えたところで誤差を含む値として停止さ
せ、後述するように補正をすればよい。なお、機能的に
は、前記パラメータαが許容値iに一致するまで前記操
作−2および操作−3を繰返して行うようにするこ
ともできる。すなわち、点Rにおいて許容値iに一致せ
ず、許容値iを超えてステップ移動したときは、レチク
ルMおよび/または投影レンズ20を逆方向に今までよ
り小さい間隔でステップ移動させ、この操作をパラメー
タαの値が許容値iと等しくなるまで続けてもよい。
【0019】〔操作〕前記許容値iに一致した時点か
ら、前記パラメータαが小さくなる方向にレチクルMお
よび/または投影レンズ20を光軸方向に沿って、操作
における1回のステップ移動の間隔よりもさらに短い
間隔でステップで移動させ、再び許容値iに一致する点
でレチクルMおよび/または投影レンズ20の移動を停
止させる。すなわち、図12(A)に示すように、レチ
クルMおよび/または投影レンズ20はパラメータαの
値が小さくなる方向にステップ移動し、このときの1回
のステップ移動の間隔は非常に短かく、点Rから、点
S、点Tへと順次移動する。パラメータαの値が最小に
なっても、そのままステップ移動を継続し、そして再び
許容値iに一致した点でレチクルMおよび/または投影
レンズ20を停止させる。図12(A)の例では点Yで
許容値iに一致している。
【0020】〔操作〕前記操作中における各パラメ
ータαの合計値を2分する値に対応する位置を焦点と定
めて、当該焦点に一致するまでレチクルMおよび/また
は投影レンズ20を光軸方向に沿って逆戻りさせる。す
なわち、図12(B)に示すように、前記操作のステ
ップ移動によって形成される弓形の面積(斜線領域)を
2分割する点Z、すなわち重点を焦点として定め、この
点Zにパラメータαが一致するように、レチクルMおよ
び/または投影レンズ20を移動させる。なお、前記操
作−3において、点Rが厳密に許容値iに一致せず誤
差がある場合は、重心Zの検出時に補正することによ
り、適正な重心Zを定めることができる。
【0021】以上のような方法によれば、焦点の検出を
何回も繰返して行う場合に、常に同じ点Zを検出するこ
とができ、焦点検出の再現性が格段に高くなる。すなわ
ち、フィルム露光装置では、長期間にわたる使用によっ
て焦点の位置がずれることもあるため、定期的に焦点の
位置合わせの作業が必要とされるが、上記の方法によれ
ば、簡単に焦点の位置合わせを行うことができ、メンテ
ナンスが非常に容易となる。
【0022】なお、本実施例では、検出開始点が図12
の左側に位置する場合について説明したが、検出開始点
が図12の右側に位置する場合も、上記と同様の操作に
より点Zを確実に検出することができる。
【0023】また、点Zは、パラメータαの最小値に常
に一致するとは限らない。例えば、図13の場合は、点
Zはパラメータαの最小値からずれた位置となる。しか
し、上記の方法によれば、焦点の検出を何回行っても、
常に一定の点Zを検出することができる。点Zは、最も
再現性よく検出できる基準点である。
【0024】フォーカスマーク、フォーカスホールは、
上記のようにアライメントマーク、アライメントホール
を利用するのが便利であるが、本発明においては、別個
に設けてもよい。
【0025】次に、図8のフィルム露光装置および図9
の拡大図について説明する。この装置は、帯状のフィル
ムFの長さ方向に沿って順次にレチクルMの回路パター
ンを露光していくものである。照射部10は、超高圧水
銀灯等のようにレジストが感度を有する光を効率的に放
射するランプ11を内蔵している。また、照射部10
は、レジストが感度を有する露光波長の光と、レジスト
が感度を有しないフォーカス波長の光を切り換えるフィ
ルタを内蔵しており、このフィルタを切り換えることに
より位置合わせ時にはレチクルMにフォーカス波長の光
が照射され、露光時には露光波長の光が照射される。こ
のフィルタとしては、例えばレジストが感度を有する5
00nm以下の光をカットするシャープカットフィルタ
が使用され、露光時にはこのシャープカットフィルタを
光路から退避させる。
【0026】レチクルMは、照射部10からの光が照射
される位置に配置されている。このレチクルMには、フ
ィルムFに投影して転写すべき回路パターンとともに、
フォーカスマークFMが形成されている。フォーカスマ
ークFMは方形状の不透明部分に十文字の透明部分を設
けて構成されている。帯状のフィルムFには、各コマに
対応してフォーカスホールFHが形成されている。フォ
ーカスホールFHは例えば丸型の穴により構成されてい
る。
【0027】レチクル位置調節機構M10および投影レ
ンズ位置調節機構M20は、それぞれサーボモータを内
蔵している。これらの位置調節機構は、光量検出部40
におけるパラメータαの検出結果を受けて、レチクルM
および/または投影レンズ20の光軸方向における位置
を上記の方法によって自動的に調整するものである。そ
して、レチクルMおよび/または投影レンズ20がステ
ップ移動されるときは、投影像の倍率が変化しないよう
に、両者の相対的位置関係も上記位置調節機構により自
動的に制御される。
【0028】光量検出部40は、対物レンズ41と、集
光レンズ42と、検出器43、ハーフミラー44とを有
するユニットタイプのものである。この光量検出部40
はステージ30に埋め込まれ、対物レンズ41がフォー
カスホールFHとしての穴を臨む位置に配置されてい
る。検出器43は、高感度の光電変換器、例えば光電管
またはフォトダイオード等からなる。45は増幅器であ
る。71はCCDカメラ、72はモニタ、73は画像メ
モリであり、光量検出部40のハーフミラー44からの
反射光がCCDカメラ71により検出され、その検出結
果がモニタ72に表示され、画像メモリ73に記憶され
る。CCDカメラ71の各画素は0〜255のレベルで
光量を識別できるものである。画像メモリ73に記憶さ
れた情報は、システムコントローラ50に送られ、この
システムコントローラ50によって上記位置調節機構M
10および/またはM20が自動的に駆動される。
【0029】また、レチクル位置調節機構M10は、光
軸方向におけるレチクルMの位置のみならず、レチクル
ホルダーM11に載置されたレチクルMのフィルムFに
対する姿勢をも制御できるようになっている。すなわ
ち、このレチクルホルダーM11は、光軸方向のステッ
プ移動のほか、光軸に直角な平面内で互いに直角な二つ
の方向(X方向,Y方向)でのレチクルMの位置を調節
可能であり、また光軸を中心としてレチクルMを回転さ
せる調節(θの調節)が可能であり、結局、CPUを内
蔵するシステムコントローラ50からの信号によってサ
ーボモータが駆動されるとレチクルホルダーM11が移
動して、レチクルMは、光軸方向、X方向、Y方向、θ
方向の4つの方向において位置制御されることになる。
【0030】投影レンズ20は、照射されたレチクルM
の像を投影するものである。この投影レンズ20は、例
えば露光線幅5μm程度の解像度を有するものである。
ステージ30の上面においてフィルムFがステップ送り
されるので、当該上面が位置調節の基準面となる。図9
に拡大して示すように、フィルムFのステップ送り時に
はエアを吹き出し、露光時にはフィルムを真空吸着する
真空吸着孔31が設けられている。32は真空ポンプ、
34はバルブである。この例では、真空吸着孔31は、
フィルムFのステップ送りの際にフィルムFをエアで浮
上させる逆風孔を兼用しており、33はコンプレッサ、
35はバルブである。36,37はフィルムFのステッ
プ送りの際にフィルムFの前部および後部を浮上させる
ものである。バルブ34,35は後述のシステムコント
ローラ50からの信号によって制御される。
【0031】フィルム送り機構60は、投影レンズ20
による像の投影位置に、フィルムFの各コマを順にステ
ップ送りするものである。送りローラ61はモータ62
によって駆動される。モータ62はシステムコントロー
ラ50からの信号により駆動開始され、システムコント
ローラ50からの信号により減速された後、光量検出部
40からの信号を受けたシステムコントローラ50から
の信号により停止する。63は押えローラ、64はスプ
ロケットローラ、65は押えローラ、66,67は補助
ローラ、68は巻き出しリール、69は巻き取りリール
である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
繰返し再現性の良いフィルム露光装置における焦点検出
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォーカスマークおよびフォーカスホールの説
明図である。
【図2】光量検出部の説明図である。
【図3】フォーカスマークの投影像FMの幅方向の大き
さ(パラメータα)と検出光量のレベルとの関係を示す
説明図である。
【図4】光軸方向におけるレチクルおよび/または投影
レンズの位置とパラメータαとの関係を示す説明図であ
る。
【図5】図4の各点におけるパラメータαと検出光量の
レベルとの関係を示す説明図である。
【図6】焦点検出方法の一例を示す説明図である。
【図7】図6に示した焦点検出方法の問題点の説明図で
ある。
【図8】本発明の実施例で使用することができるフィル
ム露光装置の一例を示す説明図である。
【図9】図8のフィルム露光装置の要部を拡大して示す
説明図である。
【図10】本発明の焦点検出方法の実施例の説明図であ
る。
【図11】本発明の焦点検出方法の実施例の説明図であ
る。
【図12】本発明の焦点検出方法の実施例の説明図であ
る。
【図13】本発明の焦点検出方法の他の実施例の説明図
である。
【符号の説明】 FM フォーカスマークの投影像 FH フォー
カスホール M レチクル F フィル
ム M10 レチクル位置調節機構 20 投影レ
ンズ M20 投影レンズ位置調節機構 M11 レチク
ルホルダー 10 照射部 11 ランプ 30 ステージ 31 真空吸
着孔 32 真空ポンプ 34 バルブ 33 コンプレッサ 35 バルブ 36 前部の浮上手段 37 後部の
浮上手段 40 光量検出部 41 対物レ
ンズ 42 集光レンズ 43 検出器 44 ハーフミラー 45 増幅器 50 システムコントローラ 60 フィル
ム送り機構 61 送りローラ 62 モータ 63 押えローラ 64 スプロ
ケットローラ 65 押えローラ 66 補助ロ
ーラ 67 補助ローラ 68 巻き出
しリール 69 巻き取りリール 71 CCD
カメラ 72 モニタ 73 画像メ
モリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影レンズによりレチクルに設けたフォ
    ーカスマークの投影像をフィルム上に形成し、このフィ
    ルム上の投影像をその幅方向に沿って複数の画素に分割
    してその光量を検出しながら、レチクルおよび/または
    投影レンズを移動させることにより投影像の焦点を検出
    するフィルム露光装置における焦点検出方法において、 前記フォーカスマークの投影像の幅方向の大きさをパラ
    メータαとし、このパラメータαが許容値iに一致する
    ようにレチクルおよび/または投影レンズを光軸方向に
    沿ってステップ移動させ(操作)、 前記許容値iに一致した時点から、前記パラメータαが
    小さくなる方向にレチクルおよび/または投影レンズを
    光軸方向に沿って細かい間隔でステップ移動させ、再び
    許容値iに一致する点でレチクルおよび/または投影レ
    ンズの移動を停止させ(操作)、 前記操作中における各パラメータαの合計値を2分す
    る値に対応する位置を焦点と定めて、当該焦点にレチク
    ルおよび/または投影レンズを光軸方向に沿って逆戻り
    させる(操作)ことを特徴とするフィルム露光装置に
    おける焦点検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の操作において、 パラメータαが許容値i以下になるようにレチクルおよ
    び/または投影レンズを光軸の一方向にステップ移動さ
    せ(操作−1)、 前記パラメータαが一旦許容値i以下になり再度許容値
    iを超えたときに、レチクルおよび/または投影レンズ
    を光軸の前記一方向とは逆の他方向に前記操作−1よ
    り細かい間隔でステップ移動させ(操作−2)、 前記パラメータαが再び許容値i以下になったときに、
    レチクルおよび/または投影レンズを光軸の前記他方向
    とは逆の一方向に前記操作−2よりさらに細かい間隔
    でステップ移動させる(操作−3)ことを特徴とする
    フィルム露光装置における焦点検出方法。
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