JP2758467B2 - 写真装置に使用するためのカセット、及びそのカセットと写真装置との組合せ - Google Patents

写真装置に使用するためのカセット、及びそのカセットと写真装置との組合せ

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JP2758467B2
JP2758467B2 JP1501604A JP50160489A JP2758467B2 JP 2758467 B2 JP2758467 B2 JP 2758467B2 JP 1501604 A JP1501604 A JP 1501604A JP 50160489 A JP50160489 A JP 50160489A JP 2758467 B2 JP2758467 B2 JP 2758467B2
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film
microcontroller
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memory
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    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/26Holders for containing light sensitive material and adapted to be inserted within the camera
    • G03B17/265Holders for containing light sensitive material and adapted to be inserted within the camera specially adapted for motion picture film, e.g. cassettes

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は写真ホスト装置、メモリ、電子ディスプレー
及び動力源を有する電気インターフェイスを備えたフィ
ルム情報センタを含んだフィルムカートリッジ又はカセ
ットに関する。
背景技術 本発明は、マイクロフィルムカメラのような写真装置
内のフィルムチャンバ内に挿入されかつそこから取り出
されるようになっているフィルムカセットに関する。
カセットがカメラの中に入れられたときメモリ回路が
カメラの電気回路網によって読み取り可能であるように
メモリ回路をフィルムに与えることは知られている。カ
メラはカセット内に収納されたフィルムの形式、フィー
ト又は残っているフレームの数で表されたカセット内の
未露出のフィルムの量と同様にカセット内に収納された
フィルムのパラメータ及び特性を確かめる。
幾つかの製造者によって提供された通常のフィルムカ
セットの欠点はカセット内に残っている未露出のフィル
ムの量を示すフィルムフィート長さメータを備えている
ことである。しかしながら、このメータすなわち表示器
は通常カメラハウジング自身に配置されている。その結
果、もしフィルムが終わる前にフィルムカセットがカメ
ラから取り出されると、カセット自身はカセットに残っ
ている未露出の使用可能なフィルムの量を示すことがで
きない。更に、記載された形式のあるカメラは、カセッ
ト内のフィルムのリールの端部が近付くのを操作者に示
す手段を備えていない。
メモリがカメラ又は記録装置によってアクセスされる
ことはカセット上の又は内のメモリ装置を含む最近提供
されたカセットの今日の問題であるが、カセットがカメ
ラ又は記録装置から取り出されたとき操作者に情報を伝
えることは不可能である。加えて、過去において提供さ
れたカセットはカメラ又は記録装置内の動力源に頼って
いて、ホストカメラからメモリ更新可能情報で受けるこ
とができただけである。カセットは、カセットがカメラ
の中にない間に露出され或は経験されてしまったことを
メモリ情報又は状態で保存することはできない。
このようなカセットの一例は、1985年2月19日に発効
した「フィルムカセット及びそれを使用する写真装置」
という名称の米国特許第4、500、183号に示されてい
る。この特許のフィルムカセットはフィルムカセットに
収容されたフィルムに関するデータを貯えるために半導
体メモリが設けられている。カセットがカメラにセット
されたときメモリ装置と写真装置との間で電気的接続が
行われる。記録媒体への又はそこからのデータの記録及
び再生はフィルムカセットがカメラにセットされて各々
露出されて遂行される。発明の他の実施例において、カ
セット内のランダムアクセス・メモリは電池によってバ
ックアップされるか或は持久メモリから取られる。
カセットに収容されたフィルムについての種々の条件
及びパラメータを伝える電子ディスプレーを有するフィ
ルムカセットを提供することが本発明の目的である。
本発明の別の目的は、ディスプレーを動作させるため
にカセット内に動力源を備え、かつカセットがカメラ又
は記録装置内にない間に受けた条件又は使用に関係する
情報でメモリ回路及び/又はディスプレーを最新のもの
にする。例えば、フィルムカセットは、操作者にカセッ
トが開かれたことを警告し、それによって操作者にフィ
ルムの露出が可能であること又はフィルムがカセットか
ら取り外されてカセットが現在空であることを警告す
る。
本発明の好ましい実施例はマイクロフィルムカメラ用
のフィルムカセットを示しているが、本発明の多くの特
徴はマイクロフィルムカセットに或は実際にフィルタを
収容したカセットに限定されない。本発明の概念は例え
ば装置内で使用するためのカートリッジ又はマガジンに
供給される磁気テープ等のような他の応用又は異なるウ
エブ材料にも適用可能である。
発明の開示 マイクロフィルムカメラのような写真装置と共に使用
するためのフィルムカセットを提供することが本発明の
目的である。カセットは供給及び取り上げ装置を備えた
ハウジングを有している。改良されたフィルムカセット
は、その回路の状態によって中に含まれているカセット
又はフィルムについての情報を表すための半導体メモリ
回路を備えている。またカセットハウジングによって液
晶ディスプレーのようなディスプレー装置が支持され、
その液晶ディスプレーはそこに含まれているカセット及
びフィルムの両者についてのメモリから情報を呈示する
ことができる。カセットが写真装置に取り付けられてい
ないときメモリ及びディスプレーの両者を動作させるた
めの動力源がハウジングに設けられている。カセットが
写真装置内の動作位置に置かれたとき、カセット内のメ
モリ手段と写真装置との間に2方向の通信通路を確立す
るためのインターフェイス手段が設けられる。写真装置
に取り付けられた記録手段は、インターフェイスを介し
てカセット内のメモリに記録されたデータの一部を新し
くするために設けられている。写真装置に取り付けられ
た再生手段は写真装置内で使用するためにカセットのメ
モリに前以て貯えられたデータを再生する。
図面の簡単な説明 発明を実施する態様は図面を参照して記載され、そこ
において、 第1図は、蓋が取り除かれかつ本発明の特徴を実施し
ているマイクロフィルムカセットの斜視図、 第2図は、第1図に示された外部から駆動可能なフィ
ルムリール支持台の直径方向に切断した断面図、 第3図は、カセット内のフィルム通路を説明する平面
図、 第4図は、本発明による2方向遊びローラの一部を断
面で示す立面図、 第5図は、第1図に示された構造の一部をそこに支持
されたフィルムと共に示す斜視図、 第6A図は、フィルムリールとフィルム遊びローラとの
間を示す部分図、 第6B図は、第1及び第2の遊びローラを示す部分図、 第6C図は、第2の遊びローラとフィルム調整ローラと
を示す部分図、 第6D図は、遊びローラ間で切断したウエブの断面図、 第7図は、固定ローラと「不安定」ローラとの間の関
係を幾何学的に示す図、 第8図は、調整ローラ及び整合スピンドルを一部を断
面で示す立面図、 第9図は、フィルム通路を示すフィルムカセット及び
反時計ばね機構の拡大部分の詳細に示す立面図、 第10図は、カバーを取り除いた二つのフィルムカセッ
トの立面図であってそれらがどのようにしてカメラの中
に一方を他方の上にして装着されるかを示す図、 第11図は、アクセスドアーが開いた位置にあるマイク
ロフィルムカメラのフィルムチャンバの立面図、 第12図は、アクセスドアーが閉じた位置にあるマイク
ロフィルムカメラのフィルムチャンバ及びフィルムカセ
ットに関して適当に位置決めされた外部駆動手段の立面
図、 第13図は、第1図に200として示されたカセットの一
部の拡大図、 第14図は、第13図で250として示された液晶ディスプ
レーの拡大図、 第15図は、カセット内の情報コントローラ及びメモリ
の機能を制御するためのマイクロコントローラベースの
コントローラを示す回路図、 第16A図及び第16B図は、写真装置内にカセットを挿入
する前のカセット情報コントローラ及びメモリの機能を
示すフローチャート、 第17A図ないし第17D図は、写真装置内にカセットを挿
入した後のカセット情報コントローラ及びメモリの機能
を示すフローチャートである。
発明を実施するための態様 本発明によるフィルムカセットの好ましい実施例は図
面を参照して記載される。
第1図において、本発明を実施しているフィルムカセ
ット10はほぼ四角形の基部12の形をしたカセットハウジ
ングを備え、その基部はその周辺に隆起した縁壁14を有
する。光不透過(light-tight)の蓋16が基部12の縁壁1
4に嵌められるよになっている。第1及び第2のリール1
8、20はどちらもフィルム供給又は取り上げリールとし
て作用し、それぞれ平行な回転軸線22、24に取り付けら
れ、基部12上に概して共通平面上にありかつ一対の軸2
6、28によって支持されている。リールは光り不透過の
蓋16が四角形の基部12の縁壁14に取り付けられたときそ
の蓋によって軸上に支持される。これらのリールは蓋16
内の星形駆動装置30及び32によってカセットの外部から
いずれかの方向に回転され得る。基部12は同様の駆動装
置(図示せず)を有し、その駆動装置は回転軸線22及び
24に整合されている。これらの星形駆動装置はマイクロ
フィルマ(microfilmer)カメラの駆動スピンドル164及
び166によって係合される。メータリングすなわち調整
ローラ38は一対の位置決めピン40、42と整合されるまで
自由に浮動するようになっており、その位置決めピンは
リールの軸26、28とほぼ平行である。調整ローラ38は、
後に詳細に説明するように、いずれの方向にも回転され
得る。一対の「不安定(wobbly)」遊びローラ44、46及
び48、50はリール18及び20の各々と調整ローラ38との間
に配置されている。
「不安定」遊びローラ44、46、48及び50の構造は第4
図に詳細に示され、四つの遊びローラは同じに作られて
いる。「不安定」遊びローラは調整ローラ38とフィルム
リール18及び20との間でウエブを舵取する。フランジ54
間の距離がフィルムの幅よりも僅かに大きい硬質プラス
チックの機械式のフランジ付きローラ52が使用されてい
る。ローラは中心を通る円筒状穴56を有し、その結果ロ
ーラはほぼ均一の直径の軸58上で滑ることができる。円
筒状穴56の内径は第4図に示されるように均一でない。
開口の中央はほぼ中央区域で径が小さくなっている。そ
れ故、遊びローラは、軸58に取り付けられたとき、軸58
の首部分60と係合する円筒状穴56の小径部分62の回りで
僅かに自由にぐらぐらする。このように、ローラは調整
ローラ38又はリール18及び20の一方のいずれかと横方向
に整合する位置に取る。このように、フランジ54間のロ
ーラ52の外側のスリーブは遊びローラ52に接近するフィ
ルムとある位置でかつ適当に整合して調和するように傾
斜し得る。
動作において、移動の途中でフィルムに不整合がある
と、そのような不整合は時々一つのリール又は他のリー
ルが調整ローラと適当に整合していないことにより或は
恐らくフィルムをリールに巻くのに不規則があることに
因るが、不安定遊びローラがこのような状態を補償す
る。フィルムはそのフィルムの平面に於いては可撓性で
はないので、フィルムはローラの外側スリーブを第6A図
及び第7図に示されるような位置に傾斜させる。この傾
斜は、「不安定」ローラがなければ起こるかもしれない
フィルムの一方の縁又は両縁のしわ寄り或はねじれを防
止する。
遊びローラ44、46、48及び50は軸58に沿って軸方向に
移動することによってフィルムによって横方向に位置決
めされ得る。ローラの横方向運動は、円筒状穴56の小径
穴部分62が移動する軸58の首部分60の幅によって制限さ
れる。ローラのフランジ54によって限定される肩部間を
通過するフィルムは軸に沿ってフィルムを一方又は他方
の常に偏倚する。ここに使用されたように、用語「横方
向」は、フィルム、カセット、リール及びローラに関し
て同じ意味で使用され、例えば、ローラの端方向の移動
は「横方向」と呼ばれる。このように、ローラは、許容
できる公差内で増加するフィルムの有効幅又は縁のうね
り(edge waviness)における変化に調和するように移
動可能である。
カセットの装填 フィルム製造者によって提供された標準リール上の未
露出フィルムの完全なロールは、暗室の中で又はリール
上のフィルムの数巻が露出するのを許容してカセットの
中に置かれる。この装填過程中、短い長さのフィルムが
新しいロールから引き出され、最初の対の遊びローラ4
4、46、調整ローラ38、第2の対の遊びローラ48、50に
掛けられかつ空のリール20に巻き付けられる。これらの
遊びローラ44、46、48及び50の各々はその軸に沿って横
方向に浮動し、ほぼ20度の範囲で無数の角度位置を取
る。
第5図は供給リール18から調整ローラ38までのフィル
ムの通路を示している。フィルムの通路はXYZ座標シス
テムに関して示されている。調整ローラ回転軸64及び供
給リール軸線22は、製造公差により、X軸線に関して小
さな角度で隔ててしっかりと固定されている。Z−Y平
面に関するウエブの横位置は調整ローラ38のフランジ66
と供給リール18のフランジとの間に制限される。供給リ
ール18と調整ローラ38との間には三つのウエブのスパン
があり、それらは供給リール18と遊びローラ44、遊びロ
ーラ44及び46との間並びに第5図に示されるように遊び
ローラ46と調整ローラ38との間にある。第6A図ないし第
6C図は第5図のこれらのフィルムのスパンの各々に対す
るフィルムの縁に垂直な図を示し、かついかに「不安
定」ローラがウエブの各セグメントの蛇取を容易にでき
るかを示す。
第6A図において、リールを離れるフィルムの方向は、
フィルムがフィルムの平面内での曲がりに抵抗するので
リールの軸線に垂直でなけらばならない。それ故、遊び
ローラ44の軸線はそれ自身リール18の軸線に平行に整合
しなければならない。X軸線に関する遊びローラ44の軸
線の角度位置は、ウエブのスパンに垂直に見たとき、X
線軸に関するリール18の回転軸線22の角度をなぞる。
同様に、第6C図に示されるように、フィルムは固定の
横方向位置において回転軸線64に垂直な調整ローラ38と
係合しなければならない。遊びローラ46の軸線は、ウエ
ブのスパンに垂直に見たとき、調整ローラ38の軸線64に
平行である。
第6B図に示されるように、遊びローラ44及び46の横位
置は調整ローラ38及びフィルムリール18それぞれによっ
て基本的に指示される。ウエブはフィルムの平面内で堅
いと考えられているので、遊びローラ44及び46の両軸線
は接続するフィルムスパンの平面内で互いに平行でなけ
ればならない。
第6D図に示されるようにフィルムが捩れ得るという事
実は、遊びローラ44及び46が第6A図ないし第6C図に示さ
れる必要な角度及び横方向位置になることを許容する現
象である。ある捩れ動作は第6A図及び第6C図に示される
ウエブ部分で大きな角度又は小さな角度で見られる。
フィルムの捩りの角度はフィルムリール18と遊びロー
ラ44との間、二つの遊びローラ44と46との間の間隔した
がってフィルムスパンの並びに遊びローラ46と調整ロー
ラ38との間のスパンの長さに依存する。一般に、固定軸
線のフランジ付きローラ(すなわち調整ローラ38、供給
リール18及び取りあげリール20)とそれと関連した「不
安定」遊びローラ44、46、48及び50との間のフィルムス
パンはフィルム通路に沿った隣接する遊びローラ間の距
離に比較して小さくあるべきである。これは、小さな補
正角度が大きなスパンにわたって要求されるので、固定
軸線のフランジ付きローラと隣接する遊びローラとの間
で要求されるフィルムの捩れの量を最小にする。基本的
に、二つのローラ間のフィルムのスパンが短ければ、存
在すあらゆる不整合を補償するのに要求される必要な捩
り又は調整をフィルムに行わせるのはより困難になる。
前述の記載は第6A図ないし第6C図の特定のフィルムリ
ール18及び遊びローラ44及び46についてなされている
が、調整ローラ38の直径を通る対称軸線68の回りで対称
であるかぎり、同じ理由がフィルムリール20及び遊びロ
ーラ48及び50にも適用可能である。
フィルムスパンに十分に張力を加えておきかつフラン
ジ付き固定軸線要素(フィルムリール18、20及び調整ロ
ーラ38のような)と隣接する遊びローラとの間でフィル
ムの縁が弛むのを紡糸する。フィルムスパン内の張力ベ
クトル70は、第7図に示されるように、二つのローラの
間で支持されるべきである。このように、もし張力ベク
トル70が第7図に示されれる張力領域72の外に移動する
ことができると、フィルムの反対縁は弛み始める。もし
固定軸線要素間の距離が十分大きくフィルムが固定軸線
要素と「不安定」遊びローラとの間のスパン内で調節で
きるなら、単一の「不安定」遊びローラを使用すること
は可能である。
遊びローラの軸線とその固定の軸との間の許容できる
傾斜角を決定するガイドラインは以下によって与えられ
る。
ここで、α=フランジ付き固定軸線ローラの軸線F−
Fと遊びローラ軸の軸線I−Iとの間の角度 W=ウエブの幅 L=ウエブスパンの長さ 特に、このウエブスパンの長さが2.215cm(0.872イン
チ)で16mmフィルムのこの幅が1.008cm(0.630インチ)
であると、 このように、遊びローラの軸線と固定軸線F−F調整
ローラ38との間の許容される傾斜角は20度である。これ
は張力ベクトル7が固定ローラのフランジの外側にそれ
るのを阻止する。回転軸線R−Rはこの範囲内でかつフ
ィルムの平面内で固定軸線ローラの軸線F−Fと平行に
整合する。
反時計ばね機構 反時計ばね機構は、カセットがカメラ内に挿入される
前に過剰のフィルムが二つのフィルムリール18及び20の
間のフィルム通路内で現象されるのを防止するためにフ
ィルムカセット10内に組み込まれている。操作者がカセ
ットの外側の星形駆動部30、32を偶然に回転しそれによ
ってフィルムリールを回転して緩んだフィルムをフィル
ム通路内に導入するのを防止することもこの機構の機能
である。
自動ロック停止部材74はばね76によってフィルムリー
ル軸26及び28のリール台78及び80(第3図)と係合する
ように偏倚され、かつフィルムリール18及び20が、緩ん
だ状態の過剰のフィルムをフィルム通路に導き又は露出
したフィルムを供給リールに巻き取る方向に回転するの
を制限する。
停止部材74は歯82が設けられ、その歯は各台78及び80
の周囲の歯84及び86と確実に係合する。この係合によ
り、フィルムリール18は反時計回り方向に回転するのが
防止されかつフィルムリール20は時計回り方向には回転
されない。しかしながら、反時計回り方向におけるフィ
ルムリール20の回転及び時計回り方向におけるフィルム
リール18の回転は、上記方向の回転力がばね76の偏倚力
に対抗するので許容され、このようにして停止部材74が
十分に移動されて各リール台18及び20上の歯84及び86が
歯74の上に乗るのを許容する。
フィルムの装填中フィルムリール18は始めに供給リー
ルとして作用しかつ時計回り方向に回転され、かつフィ
ルムリール20は反時計回り方向に回転され得る取り上げ
リールとして作用する。もし弛んだフィルムを取り除く
ためにフィルムリール20が反時計回り方向に回転される
と、停止部材74はばね76の力に抗して動かすことによっ
て移動されて阻止係合から外れる。フィルムの張力がフ
ィルムの通路に沿って増加してフィルムリール18の反時
計回り方向の回転力が生じると、停止部材74は台78、80
と係合され両フィルムリールがあらゆる方向に更に回転
するのを防止する。
もし操作者が別のフィルムを取り上げリール20に巻き
付けたいと望むと、停止部材74はフィルムリール台78及
び80から手動で離され供給リール18及び取り上げリール
20両者を自由に回転させる。
ダークスライド動作 この開示の主要部であるフィルムカセット10は、それ
ぞれの開口板92、94を備えている一対の選択的に動作可
能なダークスライド組立体88及び90を一体に有し、その
開口板はカセットがカメラ内で動作位置のないときそれ
ぞれの露出窓96及び98を被い、それによってカセットが
使用されていないときカセット内に存在するフィルムの
不必要な露出を阻止する。
ダークスライド88及び90は、カセットがカメラの中に
挿入されたときそのダークスライドの適当な一つが光学
通路装置100又は102の一つと整合された露出窓を自動的
に被わないように作られている。
特に第9図において、各開口板92、94は鋼のようなば
ね材料の板からつくられ、その鋼は予め加えられた変形
力が解放された後直線形状に戻る固有の特性を有する。
各開口板92及び94はカセット基部12の縁壁14の各露出窓
96及び98の背後の平行な案内104、106によって支持され
ている。
各開口板92及び94の第1端は対応する露出窓に隣接し
て基部12の縁壁14の案内手段内で滑動可能である。開口
板92、94の第2端はそれぞれのダークスライドクランク
108及び110に接続され、それらダークスライドクランク
は遊びローラ46及び48のそれぞれの軸線の回りで枢動可
能である。
ダークスライドクランク108及び110の第1端はそれぞ
れのアクチュエータリンク112及び114にピン留めされ、
これらのリンクの他端は露出窓96、98に隣接して対応す
る縁壁14に垂直なそれぞれのスロット116及び118内に受
けられている。同じ端部において、ダークスライドクラ
ンク108及び110はそれぞれの停止リンク120及び122にピ
ン留めされている。停止リンクの他端は溝付き開口12
4、126を有し、その開口はピン128によって停止部材74
に接続されている。
カセットがカメラ内に挿入されたとき正しい露出窓の
被いを自動的に取るため、プッシュロッド130が各カセ
ット10の縁壁14を通して伸び、アクチュエータリンク11
4をハウジングのスロット118に沿って押しかつダークス
ライドクランク110を回転させ(第9図及び第10図に示
されるように時計回り方向)かつ板94をプッシュロッド
が入るカセットの同じ壁に配置された露出窓98から引っ
込めさせる。プッシュロッド130を挿入しかつそれによ
ってダークスライドクランク110を回転させると、停止
リンク122は停止部材74を台78及び80から離し、台が自
由に回転できるようにする。窓板94及び停止部材74の両
者は、プッシュロッド130がカセット10の縁壁14から引
っ込められたとき、前の位置に戻される。
プッシュロッド130を受ける同じ壁のダークスライド
だけが動作される。他のダークスライド88は停止リンク
120の端部のスロット124内の空動きにより閉じられたま
まである。
カセット装填機構 フィルムカセット10は二つの異なるモードすなわち方
向で使用されるかもしれないので、フィルムリール18及
び20はカセットのいずれかの側(基部12又は蓋16を通し
て)から外部から駆動され得ることが必要である。駆動
がカセットの基部12を通して行われるとき、星形駆動部
132及び134(基部12内の)はカセット10の基部12に形成
された軸受け面136(第2図)を通してそれぞれ台78及
び80並びにリール軸26、28に固定される。代わりに、カ
セットが他の方法で装填されるとき、フィルムリール18
及び20はカメラの駆動部と係合する星形駆動部30及び32
を経て蓋16を介して駆動される。
各フィルムカセット10はカセットのアクセスドア142
を介してカセットチャンバ140内に手で装填される。各
フィルムカセット10はそれをカセットチャンバ140内に
装填する前に適当に方向付けすなわち方向決めされなけ
ればならない。各カセット10の及びカセットチャンバ14
0内の溝及びキー溝(図示せず)は第10図、第11図及び
第12図に最も良く示されているように、二つの方向での
みカセットを完全に挿入できるようにし、それらの図面
は一方のカセットが他方のカセットの上に乗り、カセッ
トの調整ローラ38が互いに隣接していることを示す。各
カセット10はカセットの先縁が停止部(図示せず)と係
合するまでカセットチャンバ140内に水平に滑る。カセ
ットのいずれか一方又は両方が適所に置かれると、アク
セスドア142は閉じられ得る。
アクセスドア142が閉じられたとき、対応するリール
駆動部、調整ローラ駆動部及び光学通路に関するカセッ
トの最終の位置決めが行われる。アクセスドアを閉じる
と、カセットチャンバ140内の機構がカセットを横に動
かして前述の位置まで適当に回転させかつカセットを対
応する端部及びサイド板ばね152、154を介して適所に締
め付ける。カセット整合機構は基準板156、カセット偏
倚板158、カセットアクセスドア142、作動レバー160及
び連結棒162を備えている。カセットアクセスドア142を
閉じると、作動レバー160が回動して連結棒162を第11図
で左に引っ張り、カセット偏倚板158がカセットを対応
するリール駆動部及び調整ローラ駆動部側に押す。カセ
ット偏倚板158の移動によりカセットは三つの登録位置
(図示せず)に対して横に動きかつ前述のようにフィル
ム駆動部内に入る。同時に、基準板156はカセットと共
にフィルム駆動要素の係合端のすぐ背後の位置まで移動
する。板ばね154の使用により、カセット10と偏倚板158
との間の追従的な接続が許される。フィルム駆動軸146
及び148はそれぞれの駆動ハブ164、166が設けられ、そ
の駆動ハブは駆動軸をそれぞれのカセットリールに接続
するために各カセットの基部12の星形駆動部30、32と同
じ方向になることができる。
フィルムは各光学通路100及び102に関して横方向及び
角度方向の両方で非常に正確な公差で位置決めされなけ
ればならないので、フランジ付き調整ローラ38は、その
フランジ付き調整ローラ38のいづれかの側で堅牢な位置
決めピン40及び42を使用することにより機械にしっかり
と位置決めされる。駆動ピン40、42は、調整ローラ38の
回転軸線64に中心決めされた調整ローラ38の円錐形表面
168170のいずれかの側と係合することによって調整ロー
ラと整合しかつ正確に位置決めし、その表面は対の対向
する不回転位置決めピン40、42上の球形の端部と合う。
カセットが駆動部に向かって動かされたとき、カセット
が着座運動することにより、調整ローラの一端は第1の
固定ピン40の球形表面と接触する。他の不回転ピン42は
カセット偏倚板158の運動を介して回動して調整ローラ3
8の他端と接触する。
カセットチャンバの駆動側に配置された不回転スピン
ドルはキャスティングに固定されている。各カセットに
対するこの静止スピンドルの回りにはベルト161によっ
て回転される調整ローラ駆動ハブ172がある。駆動ハブ1
72は調整ローラ38の駆動ラグ174に接して駆動し、それ
を固定ピン40の回転で回転する。反対側のすなわち第2
の不回転ピン42はカセット偏倚板158に固定されてい
る。このピン42はばね176によって調整ローラに対して
ばね負荷が加えられ、そのばねは偏倚板158と連結棒162
の一端に配置されたヨーク178の一端との間に配置され
ている。二つのピン40及び42の各々はマイクロフィルム
カメラの光学通路100、102のいずれかに関して予め正確
に整合される。
カセットはカセットアクセスドア142を開きかつカセ
ットをカセットチャンバから手で滑らすことによって容
易に取り出せる。上述と同じであるが逆の動作におい
て、アクセスドア142を開くと連結棒162及び偏倚板158
がカセットから最初の0.118cm(0.30インチ)の移動の
間離れる(第9図で右に)。これにより不回転ピン42の
一方は調整ローラ38から離脱する。右方向への連結棒16
2の残りの移動はほぼ0.078cm(0.20インチ)でありかつ
基準板156を駆動部を越えて右に押し、カセットを駆動
部から離脱させる。カセット偏倚板158は連結棒162の残
りの運動によりほぼ別に0.078cm(0.20インチ)動き続
ける。
カセットの方向決め このように、第3図、第9図及び第10図に示されたフ
ィルムカセット10は、調整ローラ38の直径を通りかつカ
セットの隅を二分する対称軸線68の回りで対称である。
この対称軸線68はフィルムリール18、20の間で伸びかつ
カセット10の隅を二分する平面内にあり、二つの露出窓
96及び98はカセットの隅に隣接しかつその各側にあり、
総てはフィルムリール18の間で伸び対称軸線68を含む対
角線平面に関して対称である。
フィルムカセット10は二重フィルムシステムを支持す
るようにつくられており、そこにおいて、フィルムのロ
ールは、第10図に示されるように上下に重ねて配置され
た各カセットの両フィルム片に同じ像が映るように、同
時に露出される。もし撮影(filming)モードが単一か
二重のいずれかであると、フィルムは一回通した後カセ
ットから取り出される。フィルムの現像の後二つの同じ
フィルムのロールが与えられ、その一つは見るためのワ
ーキングフィルムとして使用され或は必要なコピーをつ
くるのに使用される。他のフィルムはバックアップコピ
ー又は記録保管所のコピーとして使用される。
二重又はジュオ二重(duo-duplex)モードの撮影はフ
ィルムの最初の横半分を露出した後カメラからカセット
を取り出すことによって完了する。しかしながら、供給
リールが露出された後、各カセット10は対称軸線68の回
りで「裏返され」又は回されかつカメラのカセットチャ
ンバ140位置に、残りの横半分が第2の露出窓を通して
露出されるように、装填される。これは、カセットの取
り出し、カセットの開き、取り上げスピンドルからのフ
ィルムの取り外し及び供給ウピンドルへのフィルム装
填、フィルムを新しい取り外しリールに再度通すこと、
カセットを閉じること、及びカセットを閉じかつフィル
ムの残り半分を露出するためにマイクロフィルムカセッ
トにカセットを戻すことを暗室で行わなければならない
現在のマイクロフィルムシステムからみてかなりの改良
である。
フィルム情報コントローラ及びメモリ 第1図及び第13図、特に第1図において、参照番号20
0は、全体的に、カセット10の切り取られた隅部に配置
されたマイクロコントローラベースの情報コントローラ
及びメモリを示す。液晶ディスプレー(LCD)パネル202
はカセットの縁壁14に取り付けられ操作者にフィルムに
ついての情報及びカセットについて行われた最も最近の
使用を示すために使用される。
第1図は主アクセスパネルを適所に有する情報コント
ローラ及びメモリを示す。パネル204のサイド1は、赤
外線放射ダイオード(IRED)206及びフォトトランジス
タ208用の一対の開口を有し、それらは、カセット10が
描かれた「サイド1」方向決めモードでカセットチャン
バ内に挿入されるとき、写真装置内のカセットチャンバ
140に隣接して配置された対応するフォトトランジスタ
検出器306及びIREDエミッタ308に整合されたとき機械/
カセット・インターフェイスとして使用される。他方の
サイドにおいて、カセット10の情報コントローラ及びメ
モリのサイド2はサイド1の対と正反対に配置された他
の検出器及びエミッタの対214、216である。カセット10
の各サイドのIRED(エミッタ206、216)は、検出208及
び214がそうであるように、互いに対角線方向の反対に
なっており、サイド1又はサイド2のカセット方向決め
のいずれかに対して写真装置と通信インターフェイスを
与える。
アクセスパネル204はサービス社員によってのみ取り
除かれるようにされ、操作者によって取り除かれないよ
うにされている。しかしながら、アクセスパネル204の
一部である電池ドア218は9ボルトの電池を取り扱える
ように操作者によって操作できるようになっている。
リードスイッチ224の形をした蓋スイッチ222は、フィ
ルムチャンバ140を情報コントローラ及びメモリ200を囲
んでいる区域から隔離している分割壁226に取り付けら
れている。リードスイッチは通常は閉じ位置にあるが、
蓋が閉じられそれによって磁石がリードスイッチ224に
接近されたとき蓋に埋め込まれた磁石230によって開か
れる。この関係により、スイッチはカセット10の蓋16が
開かれているときはいつでも閉じられ、信号がマイクロ
コントローラ268(第15図)に送られるのを阻止する。
第13図は第1図の情報コントローラ及びメモリ200の
拡大図を示すが、9ボルト電池が見えるようにアクセス
パネル204は取り除かれている。IREDエミッタ206及び21
6並びにフォトトランジスタ208及び214は分割壁226に平
行に取り付けられた情報コントローラ回路板234に支持
され、それによってドア−蓋スイッチ222がコントロー
ラ回路板234に都合よく接続されるようになっている。
コントローラ回路板234には電線236及び238の端部が接
続され、その電線は分割壁226を貫通しかつ他端がフィ
ルム検出センサ240の端部に接続され、そのセンサ240は
フィルム通路の両側に配置された(第3図、第9図及び
第10図に最もよく示されている。)赤LED242及びフォト
トランジスタ244を有している。
六つの導体の可撓性ケーブル246はコントローラ回路
板234に接続されている。ケーブル246は電池220の下を
通りかつ他端はディスプレー回路板248に接続され、そ
のディスプレー回路板は9ボルト電池220と外縁部分に
取り付けられた液晶ディスプレー(LCD)250との間に配
置されている。
第14図は、カセットに付いての情報を伝えるためにデ
ィスプレー上で幾つかのアイコン(icon′s)又は記
号、例えば、「低電池」記号254、「ジョブ(job)番
号」256(ディスプレー上で「18」で示されている)、
「フィルム方向決め」記号258、及び「フィルム存在」
記号260又は「フィルム不存在」記号262(これら最後の
二つの記号の一つのみが一時に動作する)を使用するLC
Dディスプレー250の拡大図を示している。フィルム方向
決め記号258は二重モードにおけるサイド2の使用を示
すためのみつけられる。更に、「フィルム残り」記号26
4は10個のバーグラフ267を囲んでいる境界266を備え、
各バーは残っている全フィルムの10%を示している。デ
ィスプレーの左側のバーが右側のバーより大きいという
事実はフィルムの使用に指示、すなわち、自動車の燃料
計の満たんから空の指示を与えることを意図している。
フィルム情報センタはモトローラ68HC05C4マイクロコ
ントローラ268(第15図)を使用し、そのマイクロコン
トローラは、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアク
セスメモリ(RAM)、及び一連の伝達インターフェイス
(SCI)、連続周辺インターフェイス272(SPI)、阻止
回路IRQ274及び平行IO回路を含む幾つかの入力/出力
(IO)機能を備えた単チップ8バイトのアーキテキチャ
マイクロコントローラ・ユニットである。別個の電線27
6及び278はそれぞれのデータ及びクロック(信号)のた
めに必要とされる。マイクロコントローラの調時機能は
外部石英水晶279から定周波特性を得る内部クロック回
路から内部的に与えられる。
9ボルト電池220は赤LED、IRED′S及びフォトトラン
ジスタに対してと同様にマイクロコントローラ268、液
晶ディスプレー250及びディスプレードライバ280に電力
を供給する。電圧調整器282は電池220からの9ボルトの
電圧をほぼ5ボルトの動作電圧に下げる。電圧調整器28
2は、電池の電圧が7.1から7.3ボルトとの間にあるとき
ライン286を介してマイクロコントローラに信号を与え
る低電池検出回路284を備え、その電圧は回路の残りの
部分に対して動作電圧を保つために必要とされるレベル
に近い。しかしながら、マイクロコントローラ内のメモ
リは2ボルトまで下げて保持され、その電圧は漏れ電池
信号が発生するレベルより遥かに低い。
弱い電池が取り外されかつ新しい電池取り付けられる
間マイクロコントローラのメモリを保持するためにエネ
ルギ貯蔵装置288が設けられている。エネルギ貯蔵装置1
40は多くの異なる形状を取り得、それは例えば短い間す
なわち10ないし30分メモリを保持するのに十分なエネル
ギを蓄える大きな蓄電器であり得る。代わりに、充電貯
蔵装置は通常の電池又は充電可能電池すなわちニッケル
カドミウム電池でよく、その電池は9ボルト電池220が
有る間は充電状態に保持されかつ9ボルト電池220が取
り外されたときマイクロコントローラに電圧を供給す
る。エネルギ貯蔵装置288は電池充電動作中液晶ディス
プレー250及び残りの回路を動作するようにはなってい
ない。ショットキー(Schottkey)ダイオード290はエネ
ルギ貯蔵装置288が液晶ディスプレードライバ280及び液
晶ディスプレー250に動力を供給するのを阻止し、その
エネルギはエネルギ貯蔵装置288にとって保持するのに
大きすぎる。新しい電池が取付けられた後マイクロコン
トローラ268はメモリに保持された情報に基づいてディ
スプレー250をすぐに更新(update)する。
フィルムカセット10が写真装置内に装入されないと
き、マイクロコントローラ268は低電力モードにあり、
これは電池の寿命を大きく増加する。IRQ274にリセット
信号又は割り込み信号を受けると、マイクロコントロー
ラ268は低電力モードが切られて動作のアクティブモー
ドが入れられる。動作のアクティブモードは2方法で起
こる。すなわち、第1は蓋16の閉鎖に応答してスイッチ
222が開かれることにより、或は第2の主コントローラ
プロセッサ(MCP)によって通信が開始された結果とし
て割り込み(interrupt)信号が発生することによるも
ので、後者はフィルムカセット10を写真装置内に挿入す
ると起こる。
ショットキーダイオード294及び296の形式の選択ロジ
ック291は、ライン298又は300のいずれかに割り込み信
号が存在することを検出するために、及びマイクロコン
トローラ268のIRQポート274へのその割り込み信号を検
出するために使用される。
マイクロコントローラ268がアクティブモードに戻っ
たときに発生する応答は、リセット信号又は割り込み信
号を受けるか否かに依存する。フィルムカセットの蓋16
が開いているときに蓋スイッチ222によって発生される
リセット信号をマイクロコントローラが受けると、マイ
クロコントローラ268はフィルム存在のチェックをすぐ
に行う。これは、マイクロコントローラ268が赤色発光
ダイオード(LED)242をつけ、かつもしあるとしたらど
んな効果をフォトトランジスタ244に有するかを決定す
ることを要求し、そのフォトトランジスタはマイクロコ
ントローラ268の入力ポートPA2に接続されている。マイ
クロコントローラ268がフォトトランジスタ244から何の
出力も検出しないと、これはフィルムが存在しかつ発光
を阻止することを意味する。代わりに、フォトトランジ
スタ244からの出力はフィルムが存在しないことを示
す。マイクロコントローラ268はフォトトランジスタ244
からの出力を監視するのに十分長くLEDのみを動作さ
せ、これは電池の電力を節約するだけでなくフィルムが
かぶれる機会を少なくする。フィルムはスペクトルの赤
の部分で光線に対して低い感度を有しているが、それに
も拘わらず短い間だけでかつフィルムのリーダー部分に
おいて赤のLEDに露光する。
マイクロコントローラ268は、また、主コントローラ
プロセッサ(MCP)又は写真装置内に存在するホストコ
ンピュータ(図示せず)からの割り込み信号を受けるこ
とによって動作される。この割り込みはフィルムカセッ
ト10を写真装置のカセットチャンバ140内に挿入したと
き起こる。IRQ274(機械/カセットインターフェイス)
に割り込み信号を受けるとマイクロコントローラ268は
低電力モードから外される。マイクロコントローラ268
はSCI270インターフェイスを介して応答を伝達し、マイ
クロコントローラが通信の用意ができていることを示
す。写真装置内の主コントローラプロセッサ(MCP)は
それから情報を要求する。フィルム情報コントローラ内
に現在貯えられている情報は、SCI270機械/カセットイ
ンターフェイスを横切って伝達される。この伝達された
情報は、もし操作者が望むならば、写真装置用のセット
パップ情報として使用される。
主コントローラプロセッサ、カセット10内のフィルム
情報コントローラ及びメモリ200間の通信は、直列通信
リンクにおける光学接続の形式で機械/カセットインタ
ーフェイスを介して行われる。直列リンクは、カセット
の向きによりカセットエミッタ及び対の検出器206及び2
08又は214及び216のいずれかを介して、IREDエミッタ30
6と写真装置のカセットチャンバ内のフォトトランジス
タ308との間で接続される。
マイクロコントローラ268が通信ルーチンを経験し、
液晶ディスプレーを更新し、フィルムの存在をチェック
し、低電池をチェックし、かつマイクロコントローラが
プロクラムされたその他のものを行った後、ソフトウエ
アはマイクロコントローラ268を低電源モードに戻す命
令を動作させる。
マイクロコントローラ268は直列周辺インターフェイ
ス(SPI)ライン272を介して液晶ディスプレードライバ
280に接続され、そのライン272は母線312を形成する平
行な出力を介して液晶ディスプレー(LCD)250を駆動す
る。直列データはSPIライン272を越えて伝達されかつラ
イン278上のクロック信号の上昇する縁のシフトレジス
タ(チップの)内に入る。データストリームは、33デー
タビットが続くスタートビット(ハイ)を有する。デー
タビット1は出力1に接続されたLCDセグメントを制御
し、ビット2は出力ライン2等を制御する。もしデータ
ビットがハイならば、対応する出力ラインに接続された
LCDの関連するセグメントは動作される。駆動部が検出
器を備えていないので、これにより液晶セグメント情報
を外部的に配列する融通性が許容される。直列データの
33ビットがチップシフトレジスタ内に置かれると、内部
負荷は総ての33ビットをラッチ(latches)に伝達す
る。シフトレジスタはそれからデータの次のセットのた
めにクリアされる。マイクロコントローラ268はどっち
のセグメントが入れられ又は切られるかを決定し、かつ
直列ビットストリームをそれにしたがって送る。
プログラムの組織を説明するフローチャート 第15図に示されたカセット情報コントローラ及びメモ
リ200を有する回路網及び相互接続を記載したので、マ
イクロコントローラ268が上述の機能を遂行するのにプ
ログラムされる方法は、ここではフローチャートに関し
て記載され、そのフローチャートによってマイクロコン
トローラ268がプログラムされる。カセット情報コント
ローラ及びメモリの動作のそれ以上の詳細はフローチャ
ートに付いての説明で明らかであろう。
第16a図及び第16b図に示されたフローチャートはプロ
グラムの全体の組織を示し、その組織によりマイクロコ
ントローラ268はカセットを写真装置へ挿入する前にカ
セット情報コントローラ及びメモリ200の機能を遂行す
る。プログラムはハードウエアリセット320と共に始ま
り、それは9ボルト電池220が最初にマイクロコントロ
ーラ268に接続されたとき発生する。ハードウエアリセ
ット320は閉じられたリードスイッチ224に起因し、それ
はカセット10への蓋16が開かれると発生する。RAMメモ
リに書き込まれたある試験のパターンとして、マイクロ
コントローラ268はリセットの源を命令321に配置するこ
とができる(これは第2のフローチャートに関係して詳
しく述べる)。
リセット320が信号の電力に依存しかつ電池220が初め
て接続されるならば、メモリを試験してメモリが命令32
2に示すように適当に機能することを保証することが必
要である。メモリが命令に欠陥があることを発見した場
合、マイクロコントローラ268は命令324に従ってディス
プレー上に誤り状態として「EE」を書き込みかつ補修が
要求される。命令326はユニットを停止モードにする。
もしメモリが適当あ作業順序にあることがわかると、
メモリは命令328により開始される。マイクロコントロ
ーラ268はそれから命令330に転送し、それにより診断試
験及びI/Oポート及び直列ポート270及び272の初期値設
定が行われる。マイクロコントローラは命令332、334に
移動し、これについては蓋16が開いた結果リセット信号
を320及び321で開始することに関連して詳細に述べられ
る。
もしリセット入力320が、カセットの蓋が開かれたこ
とにより蓋スイッチ222が閉じられた結果であると決定
されるとする。マイクロコントローラ268は、メモリが
以前の使用から貯えられた情報を含むので命令328で示
されるようにメモリに初期値を設定せず、かつメモリに
初期値を設定するあらゆる試みはメモリに読み込まれて
いる情報の幾らか或は総てを破壊する。しかしながら、
マイクロコントローラ268は命令330により他の初期値設
定機能を遂行する。例えば診断試験及びI/Oポート及び
直列ポート270及び272の初期値の設定を遂行する。マイ
クロコントローラ268は命令330に従ってステータスフラ
ッグの総てをクリアする。命令332を実行するマイクロ
コントローラはフィルム残存記号264の回りの境界266を
除いてディスプレー全体を消す。マイクロコントローラ
268がこのように動作する理由は、マイクロコントロー
ラが残っているフィルムの量に関する情報を持っていな
いからである。それ故、このリセットの後、ディスプレ
ー全体はフィルム残存記号264の回りの境界266を除いて
消される。ディスプレー250にこの境界記号266が存在す
ると、操作者はディスプレー及びカセットコントローラ
及びメモリ200の両方が適当に機能していることを合図
される。
プログラムはそれから命令334に続き、それによって
マイクロコントローラは低電池検出回路284を読み取る
ことによって低電池状態をチェックし、電池が良好な状
態にあるか否かを決定する。もし電池が良好な状態にあ
ると、命令336は実行されかつマイクロコントローラ268
はフラッグをクリアし、ディスプレー250上の低電池記
号254を消す。もし電池220が有効でないとわかると、例
えば出力電圧が低いことがわかると、マイクロコントロ
ーラ268はメモリに低電池フラッグをセットしかつ命令3
38に従ってディスプレー250上に低電池記号をつける。
命令340は、フィルム存在センサ240(赤LED及びフォ
トトランジスタ検出器244を含む。)を使用してマイク
ロコントローラ268にカセット内のフィルムの存在をチ
ェックさせる。もしフィルムが存在すると、そのことに
よりフォトトランジスタ244は赤LED242からの光を検出
できず、マイクロコントローラ268は命令342に従ってメ
モリにフィルム存在フラッグをセットしかつディスプレ
ー250上にフィルム存在記号260をつける。もしフィルム
が存在しないと、命令334は、メモリ内のフィルム存在
フラッグをクリアしかつディスプレー250上にフィルム
不存在記号262をつけるように、マイクロコントローラ2
68に命令する。
カセット方向決め記号258はカセット10がカセットチ
ャンバ140内に入れられた後までつけられないので、実
行命令346、カセット方向決めフラッグはメモリ内でク
リアされ、方向決め記号258はカセットを装置内に挿入
する前にディスプレー250上で消される。
カセットが挿入されたとき、命令348は実行されてカ
セット10が薄いフィルムを含んでいるか厚いフィルムを
含んでいるかを決定する。これは入力ポート269(PA5)
を読み取ることによって決定される。二つの形式のカセ
ットがあり、その一方は薄いフィルム用であり他方は厚
いフィルム用であり、カセットの各形式は異なるメータ
リングすなわち調整ローラを有している。調整ローラは
フィルムの厚さに従って僅かに直径が異ならなければな
らない。薄いフィルムに対してロジック「0」がポート
269(PA5)への入力に置かれかつ厚いフィルムに対して
ロジック「1」がポート269(PA5)への入力に置かれる
ように、あるジャンパ形状が抵抗性のある(resistiv
e)ネットワーク(図示せず)内のカセットに与えられ
る。
もしマイクロコントローラがカセット内に薄いフィル
ムが存在すると決定すると、マイクロコントローラは命
令350に従ってフィルム厚さフラッグをクリアする。も
しマイクロコントローラが厚いフィルムが使用されてい
ることを決定すると、マイクロコントローラは命令352
に従ってフィルム厚さフラッグをセットする。フィルム
の厚さを決定した後、マイクロコントローラ268は、そ
のマイクロコントローラを「停止モード」にさせる命令
356に行く前に命令354に従って、外部割り込みが可能に
なる。
マイクロコントローラ268を停止モードから動作させ
る他の方法は、直列ポート270及びIRQ入力274で外部割
り込み400(第17A図、第17B図、第17C図、第17D図)を
経ることである。この外部割り込みが発生したとき、マ
イクロコントローラ268は停止モード402を退去しかつ平
行な入力ライン271及び273を読み取りかつそれから命令
404に従って割り込み274をできなくする。次に、マイク
ロコントローラ268は命令406に従ってライン286上で低
電池信号を探す。もし電池が低いと、マイクロコントロ
ーラ268は命令408に従ってメモリに低電池フラッグをセ
ットしかつディスプレー250に低電池記号254をつける。
もし電池220が低くないと、命令410を実行するマイクロ
コントローラ268はメモリの低電池フラッグをクリアし
かつディスプレー250の低電池記号254を消す。
マイクロコントローラ268は、カセット10が初めて挿
入されたか或は前に挿入されたかを決定しなければなら
ない。これは、命令412に従ってカセット挿入フラッグ
の状態をチェックすることによて行われる。もしこのフ
ラッグがセットされなければ、カセット10は写真装置に
初めて挿入されたことを意味する。したがって、マイク
ロコントローラ268は、カセットがカセットチャンバ140
内に適切に挿入されたか否かを決定することを要求さ
れ、これは情報コントローラ及びメモリ200をMCPと通信
させることによって達成される。しかしながら、もしカ
セット10が前に挿入されかつ一回又はそれ以上の割り込
みがその挿入の後に発生すると、そのときマイクロコン
トローラ268は命令414により直列ポート270から次のデ
ータバイトを読み取るように要求される。マイクロコン
トローラ268はデータバイトを割り込ませることによっ
て、カセット10が命令416に従って取り出されようとし
ているか否かを決定しなければならない。カセット10が
取り出されようとしていることをもしデータバイトが示
せば、そのときマイクロコントローラ268は命令418によ
りライン286の低電地信号をチェックし、かつ前述のよ
うにもし電池220が低いと低電地フラッグが命令420によ
りメモリにセットされる。もし電池が低くないと、マイ
クロコントローラ268は命令422に従ってメモリの低電地
フラッグをクリアする。低電地フラッグをセットするか
或はクリアした後、マイクロコントローラ268は命令424
をもたらし、そこにおいて、マイクロコントローラはカ
セット10が写真装置から取り出されようとしていること
を予期してカセット挿入フラッグをクリアする。カセッ
ト挿入フラッグをクリアした後、マイクロコントローラ
268は停電地記号をつけることによってディスプレー250
を更新する。もし電池が低いと、マイクロコントローラ
はフィルム存在記号262及びフィルム残存記号264の棒グ
ラフをつける。マイクロコントローラは命令424の下で
ジョブ番号256をつける。マイクロコントローラはそれ
から命令426を実行し、その命令は外部割り込みを可能
にしかつマイクロコントローラ268を停止モードにさせ
る。
もし命令416の下でマイクロコントローラ268が、カセ
ット10がカセットチャンバ140から取り出されようとし
ておらず次のデータバイトを割り込もうとしていること
を決定すると、マイクロコントローラは命令430によっ
て決定されたように、AC電源が故障した旨の指示を受け
る。マイクロコントローラ268はそれから命令432に従っ
て電源故障フラッグをセットする。マイクロコントロー
ラはそれから命令418により低電地信号をチェックしか
つ前述のように進める。
もしAC電源が故障していないと、マイクロコントロー
ラ268は命令434を実行しかつ総ての残っているデータを
取りかつそのデータをメモリに貯える。なぜならば、そ
のデータは機械を準備するために要求された情報である
と共に情報コントローラ及びメモリ200に貯えられるべ
き他の情報でもあり得るからである。マイクロコントロ
ーラ268はそれから命令434の一部として電源故障フラッ
グをクリアし、かつ命令436を実行する。もしこれらの
条件が合わないと、マイクロコントローラは命令426及
び428に進み、これらの命令は外部割り込みを可能にし
かつそれぞれ停止モードに入る。しかしながら、両条件
が合うと、マイクロコントローラ268は命令438に従って
カセット方向決めフラッグをメモリにセットしかつそれ
から命令428及び426に従って外部割り込みを可能にした
後停止モードに入る。
カセットが初めて挿入されたかを決定する命令412に
戻って、マイクロコントローラはカセット挿入フラッグ
がメモリにセットされているか否かをチェックする。カ
セット挿入フラッグがセットされていないと、これはカ
セットが初めて挿入されつつあること及びカセットがカ
セットチャンバ140内に挿入された後これが直列ポート2
70から来る最初の割り込みであることを意味する。マイ
クロコントローラ268はそれから命令440を進め、そこに
おいてマイクロコントローラは、割り込みがカセット10
のサイド2から来たか否かを決定する(割り込みはカセ
ットチャンバ140内のカセット10の向きに基づいてサイ
ド1かサイド2のいずれからか来る。)。もし割り込み
がカセットのサイド2から来ないと、マイクロコントロ
ーラ268は命令442に従って割り込みがサイド1から来た
か否かを決定する。割り込みがサイド1又はサイド2の
いずれからも来なかった場合、割り込みの失敗と考えら
れ、或は「ノイズの欠陥(glitch of noise)」として
一般に知られているものである。マイクロコントローラ
268はそれから割り込み441を可能にした後停止モード44
3に戻る。
もし割り込みが命令440で決定されたようにサイド2
から来ずかつ割り込みがサイド1から来たことが命令44
2に応答して発見されると、マイクロコントローラは命
令444を進め、そこにおいてマイクロコントローラはサ
イドフラッグをクリアしかつ繰返しカウンタを2にセッ
トする命令446を進める。
繰返しカウンタは写真装置内のMCPと適当に通信する
のに三つの連続する流れ又は試みを与える。マイクロコ
ントローラ268はそれから命令448を進め、そこにおいて
マイクロコントローラはASCII“G"キャラクタをMCP(ホ
ストコンピュータ)に送る。これによりMCPとの通信が
開始され、カセット10の適切な方向決めが決定される。
ASCII“G"に応答して、MCPはASCII“X"に戻りかつマイ
クロコントローラ268は受け取ったキャラクタをチェッ
クし、キャラクタが命令450に従って“X"であるか否か
を決定する。受け取ったキャラクタが“X"でない場合、
マイクロコントローラ268は命令452を実行しかつ繰返し
カウンタが0であるか否かを決定するためにチェックす
る。もしカウンタが0であると、マイクロコントローラ
は命令454に従ってMCPにレシーバ故障を報告する。これ
は直列通信ポート270の受信ラインが故障しかつ適切な
情報がそこに戻らないことを意味する。この故障がMCP
に報告された後、マイクロコントローラは命令456及び4
58に進み、その命令の各々は外部割り込みを可能にしか
つそれからマイクロコントローラを停止モードに入らせ
る。繰返しカウンタが0でない場合、マイクロコントロ
ーラは命令460に従って繰返しカウンタを減少し、それ
によって他の“G"をMCPに送る。命令440に戻って、もし
割り込みがサイド2からきたことが決定されると、マイ
クロコントローラ268は命令469を進め、この命令は前述
のようにマイクロコントローラが命令446、448及び450
を進める前にサイドフラッグをセットする。
もし受けられたキャラクタが“X"であると、マイクロ
コントローラ268は“X"が命令462によりサイド2から来
たのか否かを決定する。もし“X"がサイド2から来ない
と、それはサイド1からきたこと及びマイクロコントロ
ーラ268が、命令464を進めてサイドフラッグがクリアさ
れたか否かを決定することは明らかである。クリアされ
たサイドフラッグは、マイクロコントローラの前の割り
込みがサイド1から来たことを示す。もし命令464に従
って、サイドフラッグがクリアされていないことが分か
ると(サイドフラッグがセットされていることを意味す
る)、これはこの“X"がサイド1から来て前の割り込み
がサイド2から来たことを意味する。これは、もし総て
が適切に動作されているなら割り込み及び“X"の両者が
同じサイドから来るべきであるから、矛盾である。マイ
クロコントローラは命令466でサイドフラッグをクリア
した後、伝達を再びすなわち命令452、460、448及び450
を試みる。サイドフラッグがクリアされていないことを
もし命令464が決定すると、マイクロコントローラ268は
命令466に従ってサイドフラッグをクリアし、それから
先に進んで繰返しカウンタが命令452におけるように0
でセットされたか否かをチェックする。マイクロコント
ローラはそれから前述のように命令460、448及び450を
通して進める。
サイドフラッグがクリアされていることをもしマイク
ロコントローラ268が決定すると、命令464を実行した
後、マイクロコントローラは命令468を続け、その命令
はマイクロコントローラが方向決めフラッグがクリアさ
れたか否かを決定することを要求し、カセットが適所に
あるサイド1で撮影動作を行うことを意味する。加え
て、クリアされたサイドフラッグは通信と割り込みがサ
イド1で発生したことを意味する。もしマイクロコント
ローラが方向決めフラッグがクリアされたことを発見す
ると、そのマイクロコントローラは通信がサイド1で行
われたのでカセットが適当に挿入されたことを決定す
る。マイクロコントローラはそれから命令471に従って
カセット挿入フラッグをセットし、カセットが適当に挿
入されたことを示す。マイクロコントローラ268はそれ
から外部割り込みを可能にしかつ命令470及び472に従っ
て停止モードに入る。もしマイクロコントローラが命令
468を実行する過程でカセット方向決めフラッグがクリ
アされていないことを発見すると、これは、撮影(film
ing)がサイド2で行われかつ通信がサイド1で行われ
ることをセットされた方向決めフラッグが示すので、カ
セットが適当に挿入されていないことを示す。このとき
マイクロコントローラは命令474を実行しかつ「不適当
なカセットの挿入」というメッセージをMCPに送る。マ
イクロコントローラはそれから外部割り込みを可能にし
かつ命令470及び472でそれぞれ述べたように停止モード
に入る。
キャラクタがサイド2から受けられたか否かを尋ねる
命令462に戻って、もし答えが「イエス」であると、プ
ログラムは命令476に変わり、その命令はサイドフラッ
グがセットされたか否かを決定するマイクロコントロー
ラを有し、それによって前の割り込みがサイド2からで
ありかつ最近受けた“X"がサイド2からきたことを示
す。これは通信が明らかにサイド2を通してであること
の確認である。同時にマイクロコントローラは命令478
を実行しかつ方向決めフラッグがセットされたか否かを
決定する。もし方向決めフラッグがセットされると、カ
セットは適当に挿入されたようである。なぜならセット
された方向決めフラッグはカセット10がサイド2で撮影
されるべきでありかつサイド2が通信が行われるサイド
であることを示すからである。マイクロコントローラは
それから命令480に従ってカセット挿入フラッグをセッ
トし、外部割り込みを可能にしかつそれぞれ命令470及
び472により停止モードに入る。しかしながら、もしカ
セット方向決めフラッグがセットされていないことが決
定されると、これはカセットはサイド1で撮影されるべ
きであるが通信はサイド2で行われるべきであることを
意味し、カセットが今不適当に挿入されていることを示
す。この時、マイクロコントローラ268は命令474を遂行
しかつ「不適当なカセット挿入」のメッセージをMCPに
送る。マイクロコントローラはそれから命令470及び472
を実行し、割り込みを可能にした後停止モードに入る。
再び命令462に戻って、もしキャラクタ“X"がサイド
2で受けられたことをが決定されると、マイクロコント
ローラは命令476を行いそこでマイクロコントローラは
サイドフラッグがセットされているか否かを決定する。
もしサイドフラッグがセットされていないと、これは、
前の割り込みがサイド1から来たことを意味し、もし受
け取られたキャラクタ“X"がサイド2から来たことが決
定されると、マイクロコントローラは命令482に従って
サイドフラッグをセットする。マイクロコントローラは
それから命令452に移動しそこで繰返しカウンタをチェ
ックする。もしカウンタがゼロでないと、マイクロコン
トローラ268は他の“G"を送ってMCPから“X"を受けるこ
とを予期しかつ前述のように460、448及び450を介して
進む。
利点及び産業上の応用性 本発明は、ウエブ材料がカセット、カートリッジ或は
マガジンに供給されるカメラ、マイクロフィルム装置或
はテープ機械に有用である。本発明は、カセットがカセ
ットに含まれているウエブ材料の回りに種々の条件やパ
ラメータを運ぶために電子ディスプレーを有する点で有
用である。本発明は、カセットがディスプレーを動作さ
せるためにかつカメラ或はカセットが記録装置内にない
ときに経験した条件に関連した情報でメモリ回路及び/
又はディスプレーを更新するためにそれ自身の動力源を
有しているという更に別の利点を有する。発明性のある
カセットの利点は、カセットがカセット内のメモリに記
録されたデータの一部を新しくし或は更新し或はホスト
装置による使用ようにメモリに前以て貯えられたデータ
を再生するためにカセットのメモリとホスト装置との間
で2方向の通信を行う、能力である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラコート,マイケル・ウィリアム アメリカ合衆国ニューヨーク州14428, チャーチヴィル,キング・ロード 136

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子回路装置を有する写真装置に使用する
    ためのカセットであって、中に供給及び取り上げ装置
    (18,20)を有するハウジングと、前記ハウジングによ
    って支持された電子メモリ装置(200)とを備え、前記
    電子メモリ装置が半導体メモリ回路を備えそこにおいて
    カセット又はカセットに収容されたフィルムについての
    情報が前記回路の状態によって表され、 インターフェイス装置(208,206,214,216,306,308)が
    前記カセットによって支持されかつ前記カセットと前記
    写真装置の前記電子回路装置との間で2方向の通信を行
    うために前記カセットが前記写真装置内に装着されたと
    き前記写真装置と協働可能であるカセットにおいて、 動力源(220)が、前記カセット及び前記フィルムに関
    する前記電子メモリ装置から情報を送るために前記ハウ
    ジングによって支持されたディスプレー装置を動作さ
    せ、動力源(220)が前記電子メモリ装置を動作させる
    ように前記ハウジングによって支持され、前記電子メモ
    リ装置は前記カセットが前記写真装置から取り外される
    間前記カセット又はフィルムに関する情報を記録するこ
    とを特徴とするカセット。
  2. 【請求項2】前記ディスプレー装置(202)が液晶ディ
    スプレースクリーンである請求項1に記載のカセット。
  3. 【請求項3】前記電子メモリ装置が、更に、マイクロプ
    ロセッサ装置を備えている請求項1に記載のカセット。
  4. 【請求項4】前記カセットが、更に、前記カセットが開
    かれたとき前記マイクロプロセッサに信号を与えるため
    に前記カセットのハウジング(12,14,16)によって支持
    されたスイッチ装置(222)を備えている請求項3に記
    載のカセット。
  5. 【請求項5】前記動力源(220)が電池である請求項1
    に記載のカセット。
  6. 【請求項6】前記電池が写真装置によって再充電可能で
    ある請求項5に記載のカセット。
  7. 【請求項7】前記インターフェイス装置(208,206,214,
    216,306,308)が電子−光学カップリングである請求項
    1に記載のカセット。
  8. 【請求項8】前記電子−光学カップリングが一対の赤外
    エミッタ(208,214)及び検出器(308)である請求項7
    に記載のカセット。
  9. 【請求項9】請求項1から8までのいずれか一項に記載
    されたカセットと、写真装置との組合せであって、前記
    写真装置が前記写真装置で使用するために前記電子メモ
    リ装置(200)に前以て貯えられたデータを再生するた
    めの再生装置を備えている組合せ。
JP1501604A 1988-01-11 1988-12-27 写真装置に使用するためのカセット、及びそのカセットと写真装置との組合せ Expired - Lifetime JP2758467B2 (ja)

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