JP2757536B2 - 呼設定受付制御方法 - Google Patents
呼設定受付制御方法Info
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Description
に関する。
課題であり、適切な輻輳制御によって遅延,廃棄率等の
品質を確実に保証しなければならない。パケット交換網
の一例としてここで扱う網は、河原崎,岡田により電子
通信学会技術研究報告情報ネットワークIN87−110にお
いて発表された論文「ATMを中心とした高速広帯域ISDN
の標準化動向」に記載のATM方式により情報を伝送,交
換する。ATMはセルと呼ばれる固定長のパケットを伝送
交換する方式である。また、セルの統計多重を原理とし
て蓄積交換システムである。
簡略化しており、網内に輻輳制御手段を持たない。従っ
て、輻輳を防止するため網の負荷を制御する呼設定制御
が必要である。呼設定制御は、呼設定要求のあった呼を
接続して負荷が増加した場合にも所望の品質が得られる
かどうかを判定し、呼設定を許可あるいは拒否するとい
う制御である。
動するためバーストトラヒックと呼ばれる。また、この
バーストトラヒックのトラヒック特性はバースト性と呼
ばれ、例えば、村瀬,その他により電子通信学会技術研
究報告交換システムSSE89−69において発表された論文
「ATM網におけるトラヒック制御法」に記載の呼接続方
式に述べられているように、セルの最大送出速度MAX,セ
ルの平均送出速度AVEといったパラメータで決まり、MAX
が大きいほど、バースト性が高くなる。バーストトラヒ
ックの多重にあたっては、例えば、前記論文に記載の呼
接続制御方式に述べられているように、所定の通信品質
を保つためにはトラヒックのバースト性が高いほど多重
効率を低下させなければならない。つまり、トラヒック
特性において通信品質に最も影響を与えるのがバースト
性である。
ための方法として、例えば、前記論文に記載の呼接続方
式では、端末が呼設定要求を行う前に予めトラヒックの
バースト性を網に申告する方法が述べられている。
ラヒックが経由するノード(N1,N2,…,NKとする)全て
にバースト性を申告しなければならない。一般に、端末
のトラヒックを直接収容するノードN1を除いた他の経由
ノードNJでは、そこに到着するトラヒックのバースト性
は網内での待ち合わせ現象などにより端末の申告したバ
ースト性とは異なる。例えば、村瀬,その他により電子
通信学会技術研究報告情報ネットワークIN88−117にお
いて発表された論文「ATM網におけるバーストトラヒッ
クの収容法」に記載のトラヒック多重特性には、ノード
を経由する毎にバースト性が低下することが報告されて
いる。従って、ノードNJでは、トラヒックが経由するノ
ードでトラヒックが受ける影響を調べるために全てのノ
ードの負荷状況情報を収集し、設定要求トラヒックのノ
ードNJでのバースト性を計算し、呼設定の受付判断を行
う必要がある。
そのノードでのトラヒックの論理的帯域を割り当てるこ
とによって、呼受付制御を行う方式も可能である。ここ
で、論理的帯域とは、例えば、村瀬,その他により電子
通信学会技術研究報告情報ネットワークIN88−117にお
いて発表された論文「ATM網におけるバーストトラヒッ
クの収容法」に記載の仮想帯域のように、トラヒックの
バースト性を十分に考慮して導出された論理的な帯域を
意味する。
めの端末申告のバースト性及び網内ノードの負荷状況等
の情報を収集するための制御により、及び多くのパラメ
ータを考慮して計算することにより制御装置のコストが
高くなる。さらに、バースト性の計算を行うことは、接
続要求に対する可否の回答の遅れにつながるため、ユー
ザに対する接続品質をも低下させるという問題がある。
ノードが呼設定要求のあった呼に対して簡単にかつ短時
間で受付可否の判断を下すことができ、かつ網の適正な
利用が保証される呼設定受付制御方法を提供することに
ある。
ックにおける最大送出速度や平均送出速度などの値を意
味するトラヒック特性値に基づいて前記呼の呼設定を受
け付けるか否かを判定するパケット交換網における呼設
定受付制御方法において、 前記呼が網に申告した端末送出時のトラヒック特性値
を用いて、トラヒックのバースト性を考慮して導出され
た論理的な帯域である前記呼の論理的帯域Wを決定し、 網において前記呼のパケットが経由する交換処理ノー
ド各々に対して、各交換処理ノード毎に独立な、予め適
当な実数値である定数αを用意しておき、各交換処理ノ
ードで前記論理的帯域Wにαを乗じた値の総和が伝送路
帯域を越えるような場合には、呼の接続要求を拒否する
ことを特徴とする。
ラヒックにおける最大送出速度や平均送出速度などの値
を意味するトラヒック特性値に基づいて前記呼の呼設定
を受け付けるか否かを判定するパケット交換網における
呼設定受付制御方法において、 網では、前記呼のパケットが経由する各交換処理ノー
ドに対して、各交換処理ノード毎に独立な、予め適当な
実数値である定数αを用意しておき、さらに、前記呼が
網に申告した端末送出時のトラヒック特性値にαを乗じ
た値及び各交換処理ノードで既に通信中の呼が既に申告
しているトラヒック特性値を用いて、前記呼と前記通信
中の呼とを各交換処理ノードで多重した時の、パケット
の紛失率や遅延やその他の確率や遅延時間を意味する通
信品質を計算し、予め決められている固定の閾値と比較
することによって、前記呼の設定を受け付けるか否かを
判定することを特徴とする。
のはバースト性である。一般に、トラヒックの網内ノー
ドでのバースト性は、端末送出時のバースト性よりも低
下している。第2図はトラヒックの網内でのバースト性
の変化の一例を示す。第2図において、横軸はバースト
トラヒックが経由するノードに対して端末から順につけ
られたノード番号であり、縦軸は1番目のノードにおけ
るバースト性を1としたときの各ノードでの相対的なバ
ースト性を示しており、縦軸の数値が1よりも小さくな
ることがバースト性の低下に相当する。第2図では、バ
ースト性の尺度としてバーストトラヒックを多重した時
にできる送信待ちセルの平均待ち行列長を用いた。ま
た、第3図は、端末送出のトラヒックの特性を変化させ
たときの1番目のノード及び2番目のノードのバースト
性を示したものである。第3図において、横軸は端末ト
ラヒックの最大送出速度MAX(伝送路速度に対する相対
速度)を示し、縦軸は1番目のノードにおけるバースト
性を1としたときの2番目のノードでのバースト性を示
している。やはり、バースト性は、トラヒック特性に拘
わらず低下することが示されている。
末のトラヒックを直接収容している1番目のノードに比
べて各ノードで低下しているが、その低下の度合は一般
に小さい。従って、ノードを経たトラヒックのバースト
性は端末から送出されたときのバースト性と等しいと近
似して呼設定制御を行うことが可能である。従って、端
末でのトラヒック特性のパラメータを、各ノードでその
まま用いることができる。また、端末でのトラヒック特
性に応じて割り当てた論理的帯域を、各ノードでそのま
ま用いることもできる。
る。
末11と、送信端末11と接続している交換ノード12と、交
換ノード12と接続している交換ノード13と、交換ノード
13と接続している交換ノード14と、交換ノード14と接続
している受信端末15と、論理的に端末11、交換ノード1
2,13,14に接続されている呼設定受付制御装置16とで構
成され、さらに各交換ノード12,13,14は、それぞれスイ
ッチ制御装置17とパケット交換スイッチ18で構成されて
いる。
付制御装置16に送出し、呼設定が許可されてから情報を
パケットにして交換ノード12に送出する。
とトラヒックのバースト性パラメータである情報の最大
送出速度MAX及び平均送出速度AVEとからなるCR信号21を
呼設定受付制御装置16に知らせる。
末15まで至る経路を決定し、この呼が決定するノードリ
スト(ノード12,ノード13,ノード14)を作成する。呼設
定受付制御装置16は、CR信号21を受け付けた場合に所定
の通信品質を保証できるかどうかを、村瀬,その他によ
り電子通信学会技術研究報告交換システムSSE89−69に
おいて発表された論文「ATM網におけるトラヒック制御
法」に記載の方法で判定する。すなわち、まずノードリ
スト中の各ノード毎に、既にこれらノードに設定されて
いる呼の最大送出速度MAX値及び平均送出速度AVE値と、
各ノードに対して同一の呼設定要求呼の前記MAX値及びA
VE値を用いて以下のように定義されるバーストあふれ率
BLOSSを計算する。
呼はMAX及びAVEというバースト性を持つとし、呼設定要
求呼もまた、MAX,AVEであるとする。このとき、 と定義される。
められている固定の閾値と比較し、その結果、ノードリ
ストの中の全ノードにおけるBLOSSが閾値よりも小さい
場合には、呼の受付を許可、それ以外の場合には受付を
不許可と判定する。
定した場合には、その呼に識別番号VCを割当て、送信端
末11に呼受付許可の識別番号VCとからなるCR−許可信号
22を通知し、また、ノードリスト中のノードの各スイッ
チ制御装置17に呼の識別番号VCとノードリストを通知
し、また、呼の受付を不許可と判定した場合には、CR−
不許可信号23を送信端末11に通知する。
は、スイッチ制御装置17が、識別番号VCとノードリスト
を用いてノード12から来る識別番号VCのパケットをノー
ド14に接続するようにスイッチ18を制御する。同様にノ
ード12,14においてもスイッチの制御を行う。
を意味するCR−許可信号22が通知された場合に限り、情
報をパケット化し、このパケットに識別番号VCを付加し
てノード12に送出し、通信を行う。
パラメータα1,パラメータα2,パラメータα3を保持し
ている。パラメータα1〜α3には、あらかじめ適当な
数値が設定されているものとする。
設定が許可されてから情報をパケットにして交換ノード
12に送出する。
とトラヒックのバースト性パラメータである情報の最大
送出速度MAX及び平均送出速度AVEとからなるCR信号21を
呼設定受付制御装置16に知らせる。
信端末15まで至る経路を決定し、この呼が経由するノー
ドリスト(ノード12,ノード13,ノード14)を作成する。
呼設定受付制御装置16は、CR信号21に対して呼を受け付
けた場合に所定の通信品質を保証できるかどうかを、村
瀬,その他により電子通信学会技術研究報告交換システ
ムSSE89−69において発表された論文「ATM網におけるト
ラヒック制御法」に記載の方法で判定する。すなわち、
ノードリスト中のノード12は、既にこのノードに設定さ
れている呼の最大送出速度MAX値及び平均送出速度AVE値
と、このノードに対してCR信号に示されたMAX値及びAVE
値に、呼設定受付制御装置16に保持されている数値α1
を乗じた数値MAX′,AVE′を用いて以下のように定義さ
れるバーストあふれ率BLOSSを計算する。
呼はMAX′及びAVE′というバースト性を持つとし、呼設
定要求呼のMAX及びAVEにそれぞれα1を乗じた数値もま
た、MAX′,AVE′であるとする。このとき、 と定義される。
いて、ノード12と同様にバーストあふれ率BLOSSを計算
する。
められている固定の閾値と比較し、その結果、ノードリ
ストの中の全ノードにおけるBLOSSが閾値よりも小さい
場合には、呼の受付を許可、それ以外の場合には受付を
不許可と判定する。
定した場合には、その呼に識別番号VCを割当て、送信端
末11に呼受付許可と識別番号VCとからなるCR−許可信号
22を通知し、また、ノードリスト中のノードの各スイッ
チ制御装置17に呼の識別番号VCとノードリストを通知
し、また、呼の受付を不許可と判定した場合には、CRノ
ード不許可信号23を送信端末11に通知する。
は、スイッチ制御装置17が、識別番号VCとノードリスト
を用いてノード12から来る識別番号VCのパケットをノー
ド14に接続するようにスイッチ18を制御する。同様にノ
ード12,14においてもスイッチの制御を行う。
を意味するCR−許可信号22が通知された場合に限り、情
報をパケット化し、このパケットに識別番号VCを付加し
てノード12に送出し、通信を行う。
ふれ率BLOSSを計算して呼設定要求の受付を判定する代
わりに、他の方法を用いることも可能である。例えば、
既に設定されている呼のMAX値と呼設定要求時のMAX値の
和を計算し、伝送路の速度を閾値として用い、比較判定
する方法が可能である。さらに、受付判定法として、呼
のMAXとAVEを用いて論理帯域を計算し、すでに設定され
ている呼と呼設定要求呼の論理帯域の和を伝送路帯域と
比較する判定方法を用いることが可能である。
に応じた異なった実数値を設定することも可能である。
について記述してあるが、端末が呼設定後の通信中にお
いてトラヒックの特性を変化させたい場合にも、改めて
バースト性のパラメータを呼設定受付制御装置に通知す
ることによって上記実施例と同様な動作で端末からの要
求を受け付けることが可能かどうか判定できる。
端末から送出されたときと等しいあるいは固定的にα倍
に変化すると近似して呼設定制御を行うため、従来方式
に比べて網内各ノードでのバースト性の計算が不用にな
る。従って、呼設定要求に対して、呼設定受付の可否を
高速に判定でき、かつコストが低い呼設定受付制御方式
を提供できる。
ースト性の低下を示す図である。 11……送信端末 12,13,14……交換ノード 15……受信端末 16……呼設定受付制御装置 17……スイッチ制御装置 18……スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】呼設定要求を行った呼の、バーストトラヒ
ックにおける最大送出速度や平均送出速度などの値を意
味するトラヒック特性値に基づいて前記呼の呼設定を受
け付けるか否かを判定するパケット交換網における呼設
定受付制御方法において、 前記呼が網に申告した端末送出時のトラヒック特性値を
用いて、トラヒックのバースト性を考慮して導出された
論理的な帯域である前記呼の論理的帯域Wを決定し、 網において前記呼のパケットが経由する交換処理ノード
各々に対して、各交換処理ノード毎に独立な、予め適当
な実数値である定数αを用意しておき、各交換処理ノー
ドで前記論理的帯域Wにαを乗じた値の総和が伝送路帯
域を越えるような場合には、呼の接続要求を拒否するこ
とを特徴とする呼設定受付制御方法。 - 【請求項2】呼設定要求を行った呼の、バーストトラヒ
ックにおける最大送出速度や平均送出速度などの値を意
味するトラヒック特性値に基づいて前記呼の呼設定を受
け付けるか否かを判定するパケット交換網における呼設
定受付制御方法において、 網では、前記呼のパケットが経由する各交換処理ノード
に対して、各交換処理ノード毎に独立な、予め適当な実
数値である定数αを用意しておき、さらに、前記呼が網
に申告した端末送出時のトラヒック特性値にαを乗じた
値及び各交換処理ノードで既に通信中の呼が既に申告し
ているトラヒック特性値を用いて、前記呼と前記通信中
の呼とを各交換処理ノードで多重した時の、パケットの
紛失率や遅延やその他の確率や遅延時間を意味する通信
品質を計算し、予め決められている固定の閾値と比較す
ることによって、前記呼の設定を受け付けるか否かを判
定することを特徴とする呼設定受付制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15166390A JP2757536B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 呼設定受付制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15166390A JP2757536B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 呼設定受付制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444440A JPH0444440A (ja) | 1992-02-14 |
JP2757536B2 true JP2757536B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=15523508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15166390A Expired - Lifetime JP2757536B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 呼設定受付制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757536B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3192039B2 (ja) | 1993-09-13 | 2001-07-23 | 株式会社日立製作所 | トラヒック制御方式およびネットワーク制御システム |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP15166390A patent/JP2757536B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
SSE89−69 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444440A (ja) | 1992-02-14 |
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