JP2757179B2 - 切断できる固形物の定量供給装置 - Google Patents

切断できる固形物の定量供給装置

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JP2757179B2
JP2757179B2 JP35194695A JP35194695A JP2757179B2 JP 2757179 B2 JP2757179 B2 JP 2757179B2 JP 35194695 A JP35194695 A JP 35194695A JP 35194695 A JP35194695 A JP 35194695A JP 2757179 B2 JP2757179 B2 JP 2757179B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハムや肉塊等の切
断できる計量物を定量に分離して供給する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1に、従来の肉塊の定量供給装置を示
す。この図に示す装置は、供給シリンダー3の前方に、
ホッパー1と、計量室2を配設している。計量室2は、
後端を計量物の供給路2aとし、先端を計量物の排出路
2bとしている。供給シリンダー3には、計量物である
肉塊を計量室に押し込む供給ロッド5を配設している。
さらに、計量室と供給シリンダーの間には、計量室に押
し込んだ計量物を切断するカッター7を配設している。
さらにまた、供給シリンダーに隣接して、供給シリンダ
ーと平行に、排出シリンダー4を配設している。排出シ
リンダー4には、計量室から計量物を押し出して排出す
るために、排出ロッド6を配設している。
【0003】この構造の肉塊の定量供給装置は下記のよ
うにして、計量物である肉塊を決められた体積に切断し
て押し出す。 計量室2をホッパー1の前方に配設して、カッター
7を後退させる。 供給ロッド5を押し出して、ホッパー1の肉塊を計
量室2に押し込む。 計量室2とホッパー1の間にカッター7を挿入し
て、肉塊を計量室の後端で切断する。 供給ロッド5とカッター7を後退させた後、切断さ
れた肉塊の充填されている計量室2を、ホッパー1の前
方から排出ロッド6の前方に移動させる。 排出ロッド6を前進させて、計量室2から肉塊を押
し出す。
【0004】図1に示す構造の肉塊の定量供給装置は、
ホッパー1に供給された肉塊を定量に切断して、押し出
しできる特長がある。しかしながら、この構造の装置
は、構造が複雑で製作コストが高くなる欠点がある。そ
れは、計量室2をホッパー1の前方に移動させて肉塊を
供給し、排出するときには、排出ロッド6の前方に移動
する複雑な機構を必要とするからである。
【0005】本発明者は、この欠点を解決することを目
的に、図2に示す構造の定量供給装置を開発した。この
図の装置は、計量物を決められた容積に計量する計量室
2と、この計量室2に計量物を押し込む供給ロッド5
と、この計量室2の供給路2aに配設されており、計量
室2に押し込まれる計量物を切断するカッター8と、計
量室2で計量された計量物を計量室2から押し出す排出
ロッド6とを備える。計量室2は、計量物の供給路2a
と計量された計量物の排出路2bとが開口されている。
供給ロッド5は、供給路2aから計量物を計量室2に押
し込み、計量室2に押し込まれた計量物がカッター8で
切断され、切断された計量物は排出ロッド6で計量室2
の排出路2bから押し出されるように構成されている。
【0006】さらに、図に示す装置は、計量室2に開口
された供給路2aと排出路2bは、互いに交差する計量
室2の側面に開口している。図の装置は、計量室2の供
給路2aと排出路2bを、互いに直交する隣接面に開口
している。供給路2aと排出路2bを閉塞する位置に、
断面形状をL字状とするカッター8を配設している。カ
ッター8は、表面と平行な方向に移動できるように配設
されている。カッター8は、計量室2の供給路2aを閉
塞する面に供給口8aを、計量室2の排出路2bを閉塞
する面に排出口8bを開口している。供給口8aと排出
口8bは、いずれか片方が、計量室2の供給路2aと排
出路2bの何れか一方を開口して、他方を閉塞するよう
に、平行移動される方向に位置ずれして開口されてい
る。さらに、このカッター8は、面と平行な方向に往復
運動される駆動部材に連結されている。
【0007】図に示す定量供給装置は、下記の動作をし
て計量物を定量に切断して排出する。 カッター8の供給口8aが計量室2の供給路2aを
開口し、カッター8が計量室2の排出路2bを閉塞する
状態で、供給ロッド5が計量室2に、切断できる計量物
を押し込む。 カッター8を平行移動させる。移動するカッター8
は、供給路2aを閉塞して計量室2に押し込まれた計量
物を後端の刃物8cで切断すると共に、カッター8の排
出口8bで計量室2の排出路2bを開口する。 排出ロッド6が、計量室2から計量物を押し出して
排出する。 その後、カッター8をもとの位置に移動して、再び
計量室2に計量物を供給する。このとき、カッター8は
計量室2の排出路2bを閉塞し、供給路2aを供給口8
aで開口している。〜の工程を繰り返して、計量物
を次々と定量に切断して供給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の構造の定量供給
装置は、カッター8を平行移動させることにより、カッ
ター8で計量物を切断すると共に、計量室2の供給路2
aと排出路2bの何れかを閉塞して他方を開口する。こ
のため、計量物を供給する位置と排出する位置に移動さ
せる必要がなく、構造を簡単にできる。しかしながら、
この構造の装置は、図3に示すL字状のカッター8で計
量物を切断するので、カッター8の折曲された隅部で計
量物を確実に切断するのが難しいことがある。とくに、
カッター8が摩耗すると、計量物を確実に切断するのが
難しくなる欠点がある。
【0009】また、この構造の装置は、計量室2の一部
をカッター8で閉塞する状態で、計量物を計量室2に押
し込むので、カッター8を軽く移動させることが難しい
欠点もある。さらに、計量室2に圧入される計量物で、
往復運動するカッター8の位置がずれやすく、位置がず
れると計量誤差が大きくなる欠点がある。
【0010】本発明はさらにこの欠点を解決することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、さら
に構造を簡素化すると共に、計量物をカッターで確実に
切断でき、さらに、計量室をカッターの一部で閉塞して
供給する必要がなく、カッターを簡単な構造として軽く
移動できる切断できる固形物の定量供給装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の切断できる固形
物の定量供給装置は、計量シリンダー10と、ピストン
11と、往復運動機構12と、カッター14と、プッシ
ャー13とを備える。計量シリンダー10は、先端と後
端の両端を開口している。先端の開口部は、切断される
計量物9の供給口10aとなっている。ピストン11
は、計量シリンダー10に後端から挿入されており、計
量シリンダー10はピストン11に沿って往復運動でき
るようにピストン11に連結されている。往復運動機構
12は、計量シリンダー10をピストン11に沿って往
復運動させる。カッター14は、押し出し位置にある計
量シリンダー10の供給口10aに沿って移動できるよ
うに配設されており、計量シリンダー10の供給口10
aに沿って移動して、計量シリンダー10に供給された
計量物9を計量シリンダー10の先端で切断する。プッ
シャー13は、計量シリンダー10を後退させて、計量
物9を計量シリンダー10の外に排出した状態で、カッ
ター14で切断された計量物9をカッター14とピスト
ン11の間から押し出す。
【0012】さらに、本発明の請求項2の切断できる固
形物の定量供給装置は、プッシャー13の先端縁を刃物
13aとしている。プッシャー13は、カッター14に
沿って移動するときに、完全に切断されていない計量物
9をカッター14に沿って切断し、ピストン11とカッ
ター14の間から排出する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための切断できる固形物の定量
供給装置を例示するものであって、本発明は定量供給装
置を下記のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0015】図4ないし図7に示す切断できる固形物の
定量供給装置は、計量物9を押し込んで体積で計量する
計量シリンダー10と、この計量シリンダー10を往復
運動させる往復運動機構12と、計量シリンダー10が
後退するときに計量物9を押し出すピストン11と、計
量物9を計量シリンダー10に供給する供給シリンダー
22と、計量された計量物9を切断するカッター14
と、切断された計量物9を排出するプッシャー13とを
備える。
【0016】図に示す計量シリンダー10は、先端と後
端の両端を開口した角筒状である。計量シリンダー10
は、角筒状でなく円筒状とすることもできる。計量シリ
ンダー10の先端開口部は、計量物9を送り込む供給口
10aとなっている。計量シリンダー10は内部に計量
物9を押し込んで、計量物9を体積で計量する。したが
って、計量シリンダー10の内容積、正確には後端にピ
ストン11を多少挿入した状態の内容積は、計量物9の
体積に等しい。
【0017】ピストン11は、計量シリンダー10に後
端から挿入されて、計量シリンダー10を往復運動でき
るように支持する。ピストン11の外形は、計量シリン
ダー10の内形にほぼ等しく、ほとんど隙間なく摺動で
きるようになっている。図に示すピストン11は、基台
15に水平に固定されている。この構造の装置は、計量
シリンダー10で計量物9を定量に計量する。ピストン
11を移動できるように基台15に連結して、計量シリ
ンダー10が計測する容積を調整することもできる。ピ
ストンを計量シリンダーの方向に移動して停止させる
と、計量シリンダーの内容積が小さくなって、計量され
る容積が少なくなる。反対に、ピストンを計量シリンダ
ーから引き抜く方向に移動して停止させると、計量シリ
ンダーの計量容積は大きくなる。したがって、ピストン
を基台に停止する位置を変更できる装置は、ピストンの
停止位置で計量シリンダーの計量容積を調整できる特長
がある。
【0018】往復運動機構12は、計量シリンダー10
をピストン11に沿って往復運動させる往復シリンダー
16である。往復シリンダー10は、後端を基台15に
固定して、計量シリンダー10の往復運動に平行に配設
される、往復シリンダー16は、ロッド17の先端を、
アーム18を介して計量シリンダー10に連結してい
る。往復シリンダー16の最小ストロークは、計量シリ
ンダー10の先端を、カッター14の表面からピストン
11の先端まで移動できる距離である。ピストン11に
挿入されて後退された計量シリンダー10は、図6に示
すように、ピストン11が多少突出する位置まで後退さ
れる。しがって、往復シリンダー16のストロークは、
計量シリンダー10を図6の位置まで後退できるように
設計される。
【0019】本発明の装置は、往復運動機構12をシリ
ンダーに特定しない。往復運動には、計量シリンダー1
0をピストン11にそって往復運動できる全ての機構、
たとえば、図示しないが、計量シリンダーにラックを連
結して、このラックをピニオンで移動させる機構、さら
に、計量シリンダーにナットを連結して、このナットを
ネジ棒で軸方向に移動させる機構等も使用できる。
【0020】供給シリンダー22は、計量物9を計量シ
リンダー10に供給する。供給シリンダー22は、先端
を開口した角筒状である。供給シリンダー22は、角筒
状でなく円筒状とすることもできる。図8ないし図10
に示すように、供給シリンダー22の内形は、計量シリ
ンダー10の内形にほぼ等しくなっている。供給シリン
ダー22の先端開口部は、計量物9を送り出す排出口2
2aとなっている。供給シリンダー22と計量シリンダ
ー10とピストン11は一直線上に配設されており、供
給シリンダー22の排出口22aは、計量シリンダー1
0の供給口10aに連通されている。供給シリンダー2
2は、基台(図示せず)に固定されており、その上面に
は、計量物9を挿入するための開閉蓋(図示せず)を設
けている。さらに、供給シリンダー22の後端には、計
量物9を押し出すロッド23が配設されている。供給シ
リンダー22は、ロッド23を収縮させた状態で開閉蓋
(図示せず)を開いて、ここから計量物9をセットし、
開閉蓋(図示せず)を閉塞した後、ロッド23を伸長さ
せて計量物9を計量シリンダー22に供給する。
【0021】図4ないし図7に示すカッター14は、計
量シリンダー10の供給口10aに沿って上下に往復運
動して、計量シリンダー10に供給された計量物9を計
量シリンダー10の先端で切断する。図に示すカッター
14は板状で、計量物9を計量シリンダー10に供給す
る切断窓14bを開口している。切断窓14bは、計量
シリンダー10の開口部よりやや大きく、計量シリンダ
ー10の開口部とほぼ同じ形状をしている。ここを通過
して計量物9を計量シリンダー10に供給するためであ
る。さらに、切断窓14bは、カッター14を上昇した
ときに、計量物9を計量シリンダー10の先端縁に沿っ
て切断できるように、下端縁を尖鋭に研磨して刃物14
aとしている。
【0022】図に示すカッター14は、切断窓14bの
形状を長方形として、刃物14aを水平方向に配設して
いるが、カッター14は、図11及び図12に示す構造
とすることもできる。図11に示すカッター14は、刃
物14aを水平方向から傾斜させて配設し、切断窓14
bの形状を台形としている。また、図12に示すカッタ
ー14は、刃物14aをV字状に配設し、切断窓14b
を五角形のホームベース状としている。これらのカッタ
ー14は、カッター14を上昇するときに、刃物14a
が計量物9に対して斜めに接触して、刃物14aを引く
状態で計量物9を切断する。このため、刃物14aが計
量物9から受ける抵抗が小さく、スムーズに切断できる
とともに、計量物9を押しつぶすことなく鋭利な切り口
に切断できる特長がある。さらに、刃物14aは計量物
9から無理な力を受けること無く切断できるため、刃物
14aの寿命を長くできる。したがって、これらのカッ
ターは、カッターを軽く移動でき、しかも理想の状態で
計量物を切断できる特長がある。
【0023】カッター14は、上下シリンダー19で上
下に往復運動される。上下シリンダー19は、基台15
に垂直に固定されて、ロッド20をカッター14に連結
している。上下シリンダー19によって降下されたカッ
ター14は、切断窓14bで、計量シリンダー10の先
端の供給口10aを開口する。上下シリンダー19がカ
ッター14を上昇させると、図6に示すように、切断窓
14bが上昇されて、切断窓14bの下端縁に設けた刃
物14aが計量物9を計量シリンダー10の先端縁に沿
って切断する。カッター14を上下に往復運動させる機
構も、計量シリンダーの往復運動機構と同じように、シ
リンダー以外の構造とすることができる。さらに、カッ
ターは、図示しないが、水平方向に往復運動させ、ある
いは、回転させて計量シリンダーの先端面で計量物を切
断することもできる。
【0024】プッシャー13は、図7ないし図10に示
すように、カッター14で切断された計量物9の上面を
押圧して、計量物9をピストン11の先端から強制的に
落下させる。プッシャー13は、ピストン11に平行に
計量シリンダー10を後退させて、計量物9を計量シリ
ンダー10外に排出した状態で、カッター14で切断さ
れた計量物9をカッター14とピストン11の間から押
し出す。プッシャー13は、図9と図10に示すよう
に、カッター14と平行に上下に往復運動される。プッ
シャー13は、計量物9の上面を押圧する押圧片13b
を備える。押圧片13bは水平な板材で、計量物9の上
面を押圧する。
【0025】さらに、プッシャー13は、下端の先端縁
を尖鋭に研磨して刃物13aとしている。プッシャー1
3の下端縁の刃物13aは、図9と図10に示すよう
に、カッター14の表面に沿って摺動しながら降下する
ときに、カッター14で完全に切断されていない計量物
9を確実に切断する。プッシャー13は、下端縁の刃物
13aとカッター14の刃物14aとでハサミのよう
に、切断されていない計量物9を切断する。押圧片13
bは、プッシャー13で切断された計量物9を押し下げ
るように、下端の刃物13aから多少上方にずれた位置
に水平に固定されている。
【0026】プッシャーは、図示しないが、カッターと
同じように、基台に垂直に固定されている上下シリンダ
ー(図示せず)に連結されて、上下に往復運動される。
【0027】さらに、図に示す装置は、プッシャー13
が強制的に落下される計量物9を受け取って次の工程に
移送するコンベア21を、プッシャー13の下方に水平
に配設している。
【0028】図に示す切断できる固形物の定量供給装置
は、下記の動作をして計量物9を体積計量する。 図4及び図8に示すように、往復運動機構12でも
って計量シリンダー10を前進させる。計量シリンダー
10は、カッター14の表面に先端縁を接触させる位置
まで前進される。カッター14を降下位置として、切断
窓14bで計量シリンダー10の先端の供給口10aを
開口する。この状態で、供給シリンダー22が計量シリ
ンダー10に計量物9を圧入する。
【0029】 計量シリンダー10に計量物9が圧入
された後、図5及び図9に示すように、カッター14を
上昇させる。上昇するカッター14は、切断窓14bの
下端縁に設けた刃物14aで、計量物9を計量シリンダ
ー10の先端縁に沿って切断する。
【0030】 図6に示すように、往復運動機構12
で計量シリンダー10を後退させる。後退する計量シリ
ンダー10は、ピストン11の外側に挿入される状態と
なって、計量物9を計量シリンダー10の外部に表出さ
せる。この状態で、ピストン11と計量物9は移動しな
い。計量シリンダー10が移動して、計量物9は計量シ
リンダー10の外部に取り出される。この状態で、計量
物9はカッター14とピストン11の間に挟まれた状態
となって落下しない。
【0031】 図7及び図10に示すように、プッシ
ャー13が降下する。プッシャー13は、下端縁に設け
た刃物13aでもって完全に切断されていない計量物9
を確実に切断する。計量物9がカッター14で完全に切
断されていると、プッシャー13は、計量物9を切断す
ることなく降下する。降下するプッシャー13は、押圧
片13bで計量物9の上面を押し下げる。押圧片13b
に押された計量物9は、カッター14とピストン11の
間からコンベア21の上に落下して、次の工程に移送さ
れる。
【0032】
【発明の効果】本発明の切断できる固形物の定量供給装
置は下記の優れた特長がある。 全体の構造を著しく簡単にできる。 それは、本発明の装置が、計量シリンダーをピストンに
沿って往復運動させて計量物された計量物を計量シリン
ダーの外部に取り出し、計量シリンダー外の計量物を、
プッシャーでピストンの先端から強制的に排出している
からである。この構造の装置は、カッターと計量シリン
ダーの構造を簡単にでき、しかも、計量シリンダーはピ
ストンに沿って往復運動させるので、簡単な構造で計量
シリンダーを正確に決められた位置に移動できる。この
ため、本発明の装置は、極めて簡単な構造で、安価に多
量生産できる特長がある。
【0033】 簡単な構造で計量物を確実に切断でき
る。 それは、本発明の装置が、簡単に板状のカッターを計量
シリンダーの開口端に沿って移動して、計量物を切断で
きるからである。とくに、本発明の請求項2に記載され
る装置は、カッターとプッシャーの両方で計量物を切断
するので、万一カッターで計量物が完全に切断されなく
ても、プッシャーで確実に切断して排出できる特長があ
る。
【0034】 計量物を正確に計測して、カッターを
軽く移動できる。 それは、本発明の装置が、計量シリンダーに計量物を圧
入するときに、カッターが計量シリンダーの一部を閉塞
する必要がないからである。計量物は、計量シリンダー
とピストンで閉鎖される計量室に圧入される。この状態
の計量室の内容積は、計量シリンダーとピストンで正確
に特定される。このため、計量室に計量物を圧入して、
正確に計量できる。さらに、計量室に計量物を圧入した
後、カッターを移動して計量物を切断するので、図2に
示す従来の装置に比較して、カッターを軽く移動させ
て、計量物を切断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の肉塊の定量供給装置を示す概略断面図
【図2】本発明者が先に発明した固形物の定量供給装置
の概略斜視図
【図3】図3に示す固形物の定量供給装置のカッターの
斜視図
【図4】本発明の実施例にかかる固形物の定量供給装置
の作業工程を示す斜視図
【図5】本発明の実施例にかかる固形物の定量供給装置
の作業工程を示す斜視図
【図6】本発明の実施例にかかる固形物の定量供給装置
の作業工程を示す斜視図
【図7】本発明の実施例にかかる固形物の定量供給装置
の作業工程を示す斜視図
【図8】本発明の実施例にかかる固形物の定量供給装置
の作業工程を示す断面図
【図9】本発明の実施例にかかる固形物の定量供給装置
の作業工程を示す断面図
【図10】本発明の実施例にかかる固形物の定量供給装
置の作業工程を示す断面図
【図11】本発明の実施例にかかるカッターの他の一例
を示す斜視図
【図12】本発明の実施例にかかるカッターの他の一例
を示す斜視図
【符号の説明】
1…ホッパー 2…計量室 2a…供給路 2
b…排出路 3…供給シリンダー 4…排出シリンダー 5…供給ロッド 6…排出ロッド 7…カッター 8…カッター 8a…供給口 8
b…排出口 8c…刃物 9…計量物 10…計量シリンダー 10a…供給口 11…ピストン 12…往復運動機構 13…プッシャー 13a…刃物 1
3b…押圧片 14…カッター 14a…刃物 1
4b…切断窓 15…基台 16…往復シリンダー 17…ロッド 18…アーム 19…上下シリンダー 20…ロッド 21…コンベア 22…供給シリンダー 22a…排出口 23…ロッド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に、切断できる計量物(9)の供給口
    (10a)が開口されている計量シリンダー(10)と、この計
    量シリンダー(10)に後端から挿入されているピストン(1
    1)と、このピストン(11)に沿って計量シリンダー(10)を
    往復運動させる往復運動機構(12)と、押し出し位置にあ
    る計量シリンダー(10)の供給口(10a)に沿って移動でき
    るように配設されており、計量シリンダー(10)の供給口
    (10a)に沿って移動して計量シリンダー(10)に供給され
    た計量物(9)を計量シリンダー(10)の先端で切断するカ
    ッター(14)と、計量シリンダー(10)を後退させる状態
    で、カッター(14)で切断された計量物(9)をカッター(1
    4)とピストン(11)の間から押し出すプッシャー(13)とを
    備えてなる切断できる固形物の定量供給装置。
  2. 【請求項2】 プッシャー(13)の先端縁が刃物(13a)
    で、プッシャー(13)がカッター(14)に沿って移動すると
    きに、完全に切断されない計量物(9)をカッター(14)に
    沿って切断してピストン(11)とカッター(14)の間から排
    出する請求項1に記載される切断できる固形物の定量供
    給装置。
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